JPH08116415A - ファックス装置及びファックスデータ送受信システム - Google Patents

ファックス装置及びファックスデータ送受信システム

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JPH08116415A
JPH08116415A JP24893094A JP24893094A JPH08116415A JP H08116415 A JPH08116415 A JP H08116415A JP 24893094 A JP24893094 A JP 24893094A JP 24893094 A JP24893094 A JP 24893094A JP H08116415 A JPH08116415 A JP H08116415A
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JP24893094A
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Inventor
Minehiko Oya
峯彦 大屋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速伝送が可能なファックス装置及びファッ
クスデータ送受信システムに関し、経済的に実現可能な
構成を提供する。 【構成】 原稿等を読取る画像読取部1と、送信先のダ
イヤル番号等を入力する入力操作部5と、通信網を介し
て送信先のファックス装置に対して発信操作を行い、画
像データを送信する送信制御部2とを備えたファックス
装置に於いて、画像読取部1からの画像データを蓄積
し、通信網の伝送速度に対応した速度でその画像データ
を読出す高速動作の送信画像一次蓄積部3と、この送信
画像一次蓄積部3に蓄積できなかった画像読取部1から
の画像データを蓄積し、送信時に送信画像一次蓄積部3
に画像データを転送する大容量の送信画像二次蓄積部4
と、入力操作部5からの送信先ダイヤル情報及びそれに
対応する画像データの蓄積アドレス等を蓄積する送信制
御データ蓄積部6とを設ける。送信先ファックス装置
は、画像印刷部と受信制御部と高速動作の受信画像一次
蓄積部と大容量の受信画像二次蓄積部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速伝送が可能なファ
ックス装置及びファックスデータ送受信システムに関す
る。近年の通信技術,情報処理技術,半導体技術の進歩
に伴って、高速伝送が可能な交換機を含む通信網が実現
されている。又ファックス装置も高速伝送を可能とし
て、このような高速伝送通信網に接続することが要望さ
れている。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例のファックスデータ送受信
システムの説明図であり、送信元のファックス装置81
と送信先のファックス装置82とが通信網83を介して
接続された構成を示し、送信元のファックス装置81
は、画像読取部84と送信画像蓄積部85とを含む構成
を有し、又送信先のファックス装置82は、画像印刷部
86と受信画像蓄積部87とを含む構成を有する場合を
示す。又通信網83は、交換機88,加入者回路89,
中継通信線90等を含む構成を有する。
【0003】送信元のファックス装置81は、画像読取
部84により原稿等を走査して光学的に読取り、読取っ
た画像データを送信画像蓄積部85に一旦蓄積し、この
送信画像蓄積部85から読出した画像データを通信網8
3を介して送信先のファックス装置82に送信する。送
信先のファックス装置82は、受信画像データを受信画
像蓄積部87に一旦蓄積し、その受信画像蓄積部87か
ら読出した画像データを画像印刷部86に加え、静電記
録或いは感熱記録等の記録手段によって印刷出力する。
【0004】又画像読取部84により読取った画像デー
タは、帯域圧縮符号化処理を行って送信画像蓄積部85
に蓄積するか或いは送信画像蓄積部85に一旦蓄積し、
送信画像蓄積部85から読出して送信する時に、帯域圧
縮符号化処理を行って送信する構成が一般的であり、又
タイマ送信や一斉同報通信等の為に、送信画像蓄積部8
5に画像データを蓄積した後、所定時刻に自動発呼し、
送信先のファックス装置の応答により送信画像蓄積部8
5から読出して送信するか、又は順次自動発呼し、送信
画像蓄積部85から繰り返し画像データを読出して、同
一内容を複数の送信先ファックス装置に送信することが
できる。
【0005】又送信先のファックス装置82は、帯域圧
縮符号化された画像データを受信して受信画像蓄積部8
7に一旦蓄積し、この受信画像蓄積部87から読出して
復号化した画像データを、画像印刷部86に加えて印刷
出力させることになる。以下帯域圧縮符号化や復号化の
処理の説明を省略し、画像データとして説明する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】各種の技術の進歩によ
り通信網83の伝送速度は益々大きくなっている。これ
に対して、ファックス装置81の画像読取部84の動作
速度は、例えば、原稿を機械的に送ってラインセンサ等
によって光学的に読取るもので、通信網83の伝送速度
に比較して遅いものである。又送信先のファックス装置
82の画像印刷部86は、複写機と同様な動作原理によ
る静電記録方式や、複数の発熱素子を配列したライン記
録部による感熱記録方式等による構成であるから、その
動作速度も通信網83の伝送速度に比較して遅いもので
ある。
【0007】前述のように通信網83の伝送速度と、フ
ァックス装置81,82の動作速度との差が益々大きく
なることから、送信画像蓄積部85及び受信画像蓄積部
87の容量を大きくする必要がある。大容量の記憶装置
として、磁気ディスク装置や光ディスク装置等がある
が、動作速度が比較的遅いものであるから、送信画像蓄
積部85及び受信画像蓄積部87に適用した場合、通信
網83の伝送速度に適合しないことになる。又高速動作
の半導体記憶装置は、比較的小容量の構成が一般的であ
り、且つ高価である。従って、送信画像蓄積部85及び
受信画像蓄積部87に適用した場合、通信網83の伝送
速度に適合したとしても、画像データの蓄積に於いて容
量不足が生じる可能性が大きくなる。又大容量化すれ
ば、非常に高価な装置となり、実用化は不可能に近いも
のとなる。即ち、従来例の構成に於いては、高速化する
通信網83の伝送速度に対応した経済的なファックス装
置並びにシステムを構成することが困難であった。本発
明は、経済的に高速動作が可能なファックス装置並びに
それを用いたファックスデータ送受信システムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファックス装置
及びファックスデータ送受信システムは、図1を参照し
て説明すると、(1)ファックス装置は、少なくとも画
像読取部1と、この画像読取部1により読取った画像デ
ータを送信する送信制御部2とを含むファックス装置に
於いて、画像読取部1により読取った画像データを蓄積
し、高速読出しを行って送信制御部2から送信する送信
画像一次蓄積部3と、この送信画像一次蓄積部3に比較
して低速動作で且つ大容量の構成を有し、送信画像一次
蓄積部3に蓄積できなかった画像データを蓄積し、この
画像データを読出して送信画像一次蓄積部3に転送する
送信画像二次蓄積部4とを備えている。
【0009】(2)又送信画像一次蓄積部3及び送信画
像二次蓄積部4に蓄積された複数の画像データに対応す
る送信制御データを入力する入力操作部5と、この入力
操作部から入力した送信制御データを蓄積し、この送信
制御データの送信順序に従った送信開始指示を送信制御
部2に加える送信制御データ蓄積部6と、この送信制御
データ蓄積部6に蓄積した送信制御データの送信順序を
変更する送信順序変更部とを設けることができる。
【0010】(3)又少なくとも画像データを受信する
受信制御部と、画像データを印刷出力する画像印刷部と
を含むファックス装置に於いて、受信制御部により受信
した画像データを蓄積する受信画像一次蓄積部と、この
受信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量の
構成を有し、受信画像一次蓄積部に受信蓄積した画像デ
ータの退避の為の転送及び画像データの受信終了時又は
受信と並行して受信画像一次蓄積部から読出した画像デ
ータの転送を行い、この画像データを読出して画像印刷
部に加えて印刷出力させる受信画像二次蓄積部とを備え
た構成とすることができる。
【0011】(4)又受信画像一次蓄積部及び受信画像
二次蓄積部に蓄積された複数の画像データに対応する印
刷制御データを蓄積し、この印刷制御データの印刷順序
に従って印刷開始指示を画像印刷部へ送る印刷制御デー
タ蓄積部と、この印刷制御データ蓄積部に蓄積した印刷
制御データの印刷順序を変更する印刷順序変更部とを設
けることができる。
【0012】(5)又画像読取部と、この画像読取部に
より読取った画像データを送信し、画像データを受信す
る送受信制御部と、この送受信制御部により受信した画
像データを印刷出力する画像印刷部とを少なくとも備え
たファックス装置に於いて、画像読取部により読取った
画像データを蓄積し、高速読出しを行って送受信制御部
から送信する送信画像一次蓄積部と、この送信画像一次
蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量の構成を有し、
送信画像一次蓄積部に蓄積できなかった画像データを蓄
積し、この画像データを読出して送信画像一次蓄積部に
転送する送信画像二次蓄積部と、送受信制御部により受
信した画像データを蓄積する受信画像一次蓄積部と、こ
の受信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量
の構成を有し、受信画像一次蓄積部に受信蓄積した画像
データの退避の為の転送及び画像データの受信終了時又
は受信と並行して受信画像一次蓄積部から読出した画像
データの転送を行い、この画像データを読出して画像印
刷部に加えて印刷出力させる受信画像二次蓄積部とを備
え、送受信制御部による画像データを受信中は、送受信
制御部の画像データの送信機能を停止させ、且つ画像読
取部により読取った画像データを送信画像一次蓄積部又
は送信画像二次蓄積部に蓄積する構成とすることができ
る。
【0013】(6)又送信画像二次蓄積部と受信画像二
次蓄積部とを共用化した送受信画像二次蓄積部とし、こ
の送受信画像二次蓄積部及び送信画像一次蓄積部又は受
信画像一次蓄積部に蓄積された画像データの送信順序又
は印刷順序を変更する順序変更部を設けることができ
る。
【0014】(7)又ファックス装置間を通信網を介し
て接続したファックスデータ送受信システムに於いて、
通信網は、送信元のファックス装置からの送信先加入者
情報及び画像データを受信する入力制御部と、送信先の
ファックス装置へ画像データを送出する送信制御部と、
画像データを蓄積する画像蓄積部と、送信先のファック
ス装置に画像データを蓄積する少なくとも高速動作の受
信画像一次蓄積部を備えているか否か及び送信元のファ
ックス装置に画像データを蓄積する少なくとも高速動作
の送信画像一次蓄積部を備えているか否かを識別する加
入者識別部とを備え、この加入者識別部により、送信画
像一次蓄積部又は受信画像一次蓄積部の何れか一方が備
えられていないことを識別した時に、このファックス装
置に対し画像蓄積部を接続する構成とする。
【0015】(8)又通信網に、送信先のファックス装
置からの受信要求を受付けて、画像蓄積部に蓄積された
画像データを読出して送信先のファックス装置へ送出さ
せる機能を送信制御部に設けることができる。
【0016】
【作用】
(1)送信画像一次蓄積部3は、キャッシュメモリ等の
高速動作の半導体記憶装置等によって構成することがで
き、通信網の伝送速度に対応した高速読出しが可能の構
成を有するものである。送信画像二次蓄積部4は、ダイ
ナミック・ランダムアクセスメモリ等の半導体記憶装置
や磁気ディスク装置等の比較的低速動作で大容量の記憶
装置によって構成することができる。又画像読取部1に
よって原稿等を読取った画像データを送信画像一次蓄積
部3に一旦蓄積するが、比較的小容量であるから、画像
データを蓄積する時に容量不足となる。その場合の画像
データを送信画像二次蓄積部4に蓄積する。そして、画
像データの送信時に、送信画像一次蓄積部3に空きが生
じると、送信画像二次蓄積部4から送信画像一次蓄積部
3に画像データを転送して送信する。
【0017】(2)又送信画像二次蓄積部4は大容量で
あるから、送信画像一次蓄積部3と共に複数種類の画像
データを蓄積することができる。又先に蓄積した画像デ
ータを先に送信するのが一般的であるが、何らかの要因
によって緊急に送信する必要がある画像データについて
は、複数種類の画像データに対応する送信制御データを
送信順序変更部に表示させ、表示された送信制御データ
をカーソル等によって指定すると、送信順序変更部は、
その指定に従って送信制御データの送信順序を変更す
る。
【0018】(3)又受信画像一次蓄積部は、送信画像
一次蓄積部3と同様な構成を有し、又受信画像二次蓄積
部は、送信画像二次蓄積部4と同様な構成を有するもの
である。そして、受信制御部により受信した画像データ
を受信画像一次蓄積部に一旦蓄積する。即ち、通信網の
伝送速度に対応した速度で伝送された画像データを受信
して蓄積する。そして、受信画像二次蓄積部に順次転送
する。画像印刷部は、低速動作の構成であるから、その
動作速度に従って受信画像二次蓄積部から画像データを
読出して画像印刷部に加える。
【0019】(4)又受信画像一次蓄積部及び受信画像
二次蓄積部に蓄積された複数の受信画像データに対応す
る印刷制御データを印刷順序変更部に表示し、その表示
内容を番号やカーソルによって指定する。印刷順序変更
部は、この指定に従って印刷制御データの印刷順序を変
更する。即ち、所望の順序で印刷出力することができ
る。
【0020】(5)又画像読取部や送信制御部等の送信
元のファックス装置と、画像印刷部や受信制御部等の送
信先のファックス装置との構成を備えて、画像読取部に
より原稿等を読取った画像データを送信画像一次蓄積部
又は送信画像二次蓄積部に蓄積している過程に於いて、
受信制御部により受信した画像データを受信画像一次蓄
積部に蓄積することにより、画像データの受信中に、送
信する画像データの読取り並びに蓄積を行うことができ
る。
【0021】(6)又送信画像二次蓄積部と受信画像二
次蓄積部とを共用化した大容量の送受信画像二次蓄積部
とし、画像読取部により読取った画像データを送信画像
一次蓄積部に蓄積し、この送信画像一次蓄積部の空き容
量がなくなると、送受信画像二次蓄積部に画像データを
蓄積することになり、又送受信制御部により受信した画
像データを受信画像一次蓄積部に一旦蓄積し、画像印刷
部に対しては送受信画像二次蓄積部を介して画像データ
を転送する。即ち、送受信画像二次蓄積部に送信画像デ
ータの蓄積と、画像印刷部への画像データの蓄積とを行
わせる。
【0022】(7)又送信元ファックス装置(以下送信
元と略称する)と送信先ファックス装置(以下送信先と
略称する)とを、交換機を含む通信網を介して接続した
ファックスデータ送受信システムに於いて、通信網内の
例えば、交換機に、画像蓄積部と加入者識別部とを設
け、例えば、送信元が送信画像一次蓄積部を備えている
が、受信画像一次蓄積部を備えていない場合、それを加
入者識別部に於いて加入者情報を基に識別し、送信元か
らの画像データを画像蓄積部に一旦蓄積し、その後、送
信元との回線を解放し、送信先の動作速度に従った低速
度で画像蓄積部から画像データを読出して送出する。又
それとは逆に送信先が受信画像一次蓄積部を備えている
が、送信元が送信画像一次蓄積部を備えていない場合、
送信元からの画像データを画像蓄積部に一旦蓄積し、そ
の後、送信先との回線を接続し、送信先の動作速度に従
った高速度で画像蓄積部から画像を読出して送出する。
【0023】(8)又交換機を含む通信網に送信先を監
視する機能を設け、送信先が受信可能の状態となった時
に、これを検出して送信制御部へ送信開始指示を送る。
送信制御部は送信開始指示を受信すると、送信先との回
線を接続し、画像蓄積部に蓄積された画像データを読出
して送信先へ送出する。
【0024】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、1は原稿等を走査して光学的に読取る画像読取部、
2は交換機等を含む通信網(図示せず)を介して画像デ
ータを送信する機能と発呼操作機能とを含む送信制御
部、3はキャッシュメモリ等の高速動作半導体記憶装置
等により構成された送信画像一次蓄積部、4はダイナミ
ックランダムアクセスメモリ等の半導体記憶装置や磁気
ディスク装置等の低速動作であるが大容量の記憶装置に
より構成された送信画像二次蓄積部、5は送信先の番号
のダイヤル入力機能等を含む入力操作部、6は送信先の
ダイヤル,送信順序,画像データ蓄積アドレス等の送信
制御データを蓄積する送信制御データ蓄積部である。
【0025】画像読取部1により原稿等を読取った画像
データは、送信画像一次蓄積部3に一旦蓄積される。こ
の送信画像一次蓄積部3と送信画像二次蓄積部4とは、
相対的に、送信画像一次蓄積部3が送信画像二次蓄積部
4に比較して小容量で且つ高速動作の構成を有するもの
であるが高価である。従って、送信画像データ量が多い
場合は、送信画像一次蓄積部3の容量が不足するから、
その時は、送信画像一次蓄積部3に蓄積できなかった分
の画像データを送信画像二次蓄積部4に蓄積する。この
送信画像二次蓄積部4は大容量の構成であるから、多数
の原稿を送る場合でも、その画像データを蓄積すること
ができる。
【0026】又送信画像一次蓄積部3は、高速動作の構
成であるから、画像データを送信制御部2から通信網を
介して送信先のファックス装置へ送信する場合、通信網
の伝送速度に対応した速度で画像データを読出して送出
することができる。そして、送信画像二次蓄積部4に蓄
積された画像データは、一旦送信画像一次蓄積部3に転
送し、この送信画像一次蓄積部3から通信網の伝送速度
に対応した速度で読出して送信する。
【0027】従って、通信網の伝送速度に対応した高速
動作の送信画像一次蓄積部3は、高価な構成であるが、
小容量で済むから、全体として経済化を図ることができ
る。又大容量の送信画像二次蓄積部4により、複数の送
信先ファックス装置に対するそれぞれ異なる画像データ
を蓄積することも可能となる。
【0028】図2は本発明の第2の実施例の説明図であ
り、図1と同一符号は同一部分を示し、7は送信順序変
更部である。送信順序変更部7が動作しない場合は、図
1に示す実施例と同様に、画像読取部1により原稿等を
読取った画像データは、送信画像一次蓄積部3又は送信
画像二次蓄積部4に一旦蓄積され、送信画像一次蓄積部
3から読出された画像データが送信制御部2から送信先
ファックス装置へ通信網(図示せず)を介して送信され
る。
【0029】又入力操作部5は、ダイヤルボタン及びダ
イヤル制御ボタン等を含む構成を有し、送信先ファック
ス装置の電話番号等を入力する。又送信順序変更部7
は、キーボード,マウス,表示装置等を含む構成を有
し、送信制御データ蓄積部6の送信順序をカーソルや送
信順序番号等によって変更することができる。
【0030】又送信制御データ蓄積部6は、入力操作部
5から入力した単一或いは複数の送信先ダイヤル情報及
びそれらに対応する画像データの蓄積アドレス,送信順
序等の送信制御データを蓄積し、送信制御部2は、その
送信先ダイヤル情報を読出して送信先ファックス装置に
対して発呼制御し、送信先ファックス装置が応答した
後、対応する画像データを送信画像一次蓄積部3から読
出し、送信先ファックス装置へ送信制御する。
【0031】図3は本発明の実施例の送信制御データ蓄
積部,送信画像一次蓄積部及び送信画像二次蓄積部の説
明図であり、送信制御データ蓄積部6は、送信先ダイヤ
ル部領域と、送信順序部領域と、送信画像一次蓄積部領
域と、送信画像二次蓄積部領域とからなり、入力操作部
5から入力された送信先ファックス装置のダイヤル番号
は、送信先ダイヤル部領域に蓄積される。又この送信先
に対しては、既に蓄積済みの送信先の送信順序より後に
なるように順序付けされて、送信順序部領域に蓄積され
る。
【0032】又送信画像一次蓄積部領域の先頭アドレス
部と最終アドレス部とに、対応する画像データが格納さ
れている送信画像一次蓄積部3の先頭と最終とのアドレ
スが蓄積される。又送信画像二次蓄積部領域の先頭アド
レス部と最終アドレス部とに、同様に対応する画像デー
タが格納されている送信画像二次蓄積部4の先頭と最終
とのアドレスが蓄積される。
【0033】送信順序変更部7は、送信制御データ蓄積
部6の蓄積内容を表示する機能を備えている。通常は、
画像読取部1によって原稿等を読取った順序及び送信先
ダイヤルの入力順序に従って送信画像一次蓄積部3から
画像データを読出して送信するものであるが、緊急を要
する画像データの送信の場合は、送信順序を変更する必
要があり、その場合は、送信順序変更部7により、表示
内容を基に送信順序を変更する。
【0034】例えば、送信制御データ蓄積部6の蓄積内
容を表示し、送信先ダイヤル部領域の中の緊急送信先を
カーソルで指定するか、又は送信順序部領域の中の送信
順序をキーボード等から入力すると、送信順序変更部7
は、緊急送信先の送信順序を「1」とし、送信を開始し
ていない他の送信先の送信順序を1番宛後にずらし、緊
急送信先の画像データが送信画像二次蓄積部4に格納さ
れている場合は、送信画像一次蓄積部3へ画像データの
読出しを指示する。
【0035】例えば、送信先ダイヤル部領域にaaa−
bbbb,ccc−dddd,eee−ffff,・・
・・,xxx−yyyyのダイヤル情報が蓄積され、送
信画像一次蓄積部領域の先頭アドレス部と最終アドレス
部とには、各送信先に対応する画像データが格納された
送信画像一次蓄積部3の先頭アドレスFH1,FH2,
・・・及び最終アドレスFE1,FE2,・・・,がそ
れぞれ蓄積される。なお、画像データが送信画像一次蓄
積部3に格納されていない場合には、予め決められた実
在しない特別なアドレス(例えば、00・・・0や、9
9・・・9等)が蓄積される。送信画像二次蓄積部領域
の先頭アドレス部と最終アドレス部についても同様であ
る。
【0036】又送信順序部領域には、送信先毎の送信順
序が蓄積され、この送信順序に従って画像データが送信
されるが、送信先ダイヤルeee−ffff宛の画像デ
ータを最優先で送信する必要が生じた場合、前述のよう
に、この送信先ダイヤルをカーソルで指定するか、或い
は送信順序の「3」をキーボード等から入力して指定す
ると、送信順序変更部7は、送信順序が「1」の送信先
に対する送信が開始されていない場合に、送信順序の
「3」を「1」に変更し、他の送信順序を順次1ずつ後
にずらす処理を行う。
【0037】この場合、指定した送信先に対応する送信
画像二次蓄積部領域の先頭アドレス部及び最終アドレス
部には、実存する先頭アドレス及び最終アドレスが蓄積
されているから、この場合の画像データは送信画像二次
蓄積部4に格納され、その先頭アドレスはSH3、最終
アドレスはSE3であることが判り、送信画像二次蓄積
部4の先頭アドレスSH3から最終アドレスSE3まで
の画像データを読出して送信画像一次蓄積部3に転送
し、この送信画像一次蓄積部3から画像データを通信網
の速度に対応して読出し、送信制御部2を介して送出す
る。
【0038】図4は本発明の第3の実施例の説明図であ
り、11は画像印刷部、12は受信制御部、13は受信
画像一次蓄積部、14は受信画像二次蓄積部、16は印
刷制御データ蓄積部、17は印刷順序変更部である。こ
の実施例は、送信先のファックス装置の構成を示す。
【0039】画像受信部12により送信元のファックス
装置からの画像データを通信網を介して受信し、受信画
像一次蓄積部13に蓄積する。この受信画像一次蓄積部
13は、送信元のファックス装置の送信画像一次蓄積部
3と同様な高速動作の記憶装置により構成され、又受信
画像二次蓄積部14は、送信元のファックス装置の送信
画像二次蓄積部4と同様な大容量の記憶装置により構成
されている。
【0040】従って、通信網の伝送速度に対応した速度
で伝送された画像データを受信制御部12を介して高速
動作の受信画像一次蓄積部13に受信蓄積することがで
きる。そして、受信画像二次蓄積部14に比較して受信
画像一次蓄積部13は記憶容量が小さいから、多量の画
像データを受信する場合は、受信画像一次蓄積部13に
画像データを受信蓄積する過程で順次大容量の受信画像
二次蓄積部14に転送し、多量の画像データの受信を可
能とする。この場合、受信画像一次蓄積部13に比較し
て低速動作の受信画像二次蓄積部14の動作速度に従っ
た画像データの転送が行われる。
【0041】この受信画像二次蓄積部14に転送蓄積さ
れた画像データは、画像印刷部11の動作速度に従った
速度で読出され、画像印刷部11に於いて印刷出力され
る。この画像印刷部11はレーザプリンタ等により構成
することができる。
【0042】又印刷制御データ蓄積部16には、受信順
序が蓄積され、通常は、その受信順序に従って受信画像
二次蓄積部14から画像データが順次読出されて画像印
刷部11に加えられることになる。しかし、この印刷順
序を変更する必要が生じることがある。その場合、印刷
制御データ蓄積部16を、図3に示す送信制御データ蓄
積部6と同様に、送信元情報部領域と印刷順序部領域と
受信画像二次蓄積部領域とにより構成し、受信制御部1
2により受信した送信元ファックス装置に関する情報
は、送信元情報部領域に蓄積される。又この際、この送
信元に対して既に蓄積済みの送信元の印刷順序より後に
なるように印刷順序が付与されて、印刷順序部領域に蓄
積される。又受信画像二次蓄積部領域の先頭アドレス部
と最終アドレス部とに、対応する画像データが格納され
ている受信画像二次蓄積部14の先頭と最終とのアドレ
スが蓄積される。
【0043】印刷制御データ蓄積部16は、受信制御部
12から入力した単一或いは複数の送信元情報及びそれ
らに対応する画像データの蓄積アドレス,印刷順序等を
蓄積し、画像印刷部11は印刷制御データ蓄積部16か
らの印刷順序情報に従って画像データを受信画像二次蓄
積部14から読出して印刷する。又印刷順序変更部17
は、キーボード,カーソル,表示装置等から構成され、
印刷制御データ蓄積部16の印刷順序をカーソルや印刷
順序番号等による指示によって変更することができる。
それによって、受信画像二次蓄積部14に複数の送信元
からの画像データが蓄積されている場合に、受信順序が
後の画像データでも、緊急を要する場合は、先に印刷出
力することができる。
【0044】図5は本発明の第4の実施例の説明図であ
り、21は画像読取部、22は画像送出部、23は送信
画像一次蓄積部、24は送信画像二次蓄積部、25は入
力操作部、26は送信制御データ蓄積部、27は送受信
制御部、31は画像印刷部、33は受信画像一次蓄積
部、34は受信画像二次蓄積部、36は印刷制御データ
蓄積部である。
【0045】この実施例は、送信機能と受信機能とを備
え、画像データの受信中に於いて、画像読取部21に於
いて原稿等の読取りを可能としたものである。即ち、送
受信制御部27により通信網を介した画像データを受信
し、受信画像一次蓄積部33に転送している期間中は、
送受信制御部27の画像送出機能及び送信制御データ蓄
積部26にビジー信号等を加えて、送信動作を停止す
る。その場合、画像読取部21に於ける原稿等の読取り
を実行させ、その画像データを送信画像一次蓄積部23
又は送信画像二次蓄積部24に蓄積する。この場合、送
信画像二次蓄積部24は大容量の構成であるから、多量
の原稿読取りによる多量の画像データが発生しても充分
に蓄積しておくことができる。又入力操作部25から入
力した送信先ダイヤル情報についても、送信制御データ
蓄積部26により多数の送信先ダイヤル情報を蓄積して
おくことができる。又図2に示す実施例と同様に送信順
序を変更する機能を付加することもできる。
【0046】又通信網を介して受信した画像データの処
理は、図4に示す実施例と同様に、高速動作の受信画像
一次蓄積部33に受信蓄積し、大容量の受信画像二次蓄
積部34によりバックアップし、この受信画像二次蓄積
部34から読出した画像データを画像印刷部31に加え
て印刷出力させる。又図4に示す実施例と同様に、印刷
順序を変更する機能を付加することもできる。
【0047】送受信制御部27は、画像データの受信が
終了すると、送信制御データ蓄積部26から送信先ダイ
ヤルを読出して発呼し、送信先のファックス装置の応答
により、送信画像一次蓄積部23から通信網の伝送速度
に対応した速度で画像データを読出して送信する。
【0048】図6は本発明の第5の実施例の説明図であ
り、図5と同一符号は同一部分を示し、30は送受信画
像二次蓄積部、35は順序変更部、36は印刷制御デー
タ蓄積部である。
【0049】送受信画像二次蓄積部30は、図5に於け
る送信画像二次蓄積部24と受信画像二次蓄積部34と
を共用化した場合を示し、送信用と受信用との領域をダ
イナミックに割当てることにより、記憶装置の有効利用
を図ることもできる。又順序変更部35は、画像データ
の送信順序及び印刷順序を変更する制御を行うものであ
る。
【0050】又順序変更部35は、図2に示す送信順序
変更部7及び図4に示す印刷順序変更部17の機能を有
するもので、この順序変更部35から送信順序又は印刷
順序を変更する。又緊急を要する画像データの送信順序
を先頭に変更し、画像データの受信を一時的に停止し
て、その画像データを送信するように制御することがで
きる。この場合、画像データの送信と受信とを交互に行
うように制御することにより、緊急な画像データの送信
及び受信印刷が可能となる。
【0051】図7は本発明の第6の実施例の説明図であ
り、通信網の例えば交換機に付加した構成を示し、41
は入力制御部、42は送信先蓄積部、43は送信制御
部、44は加入者識別部、45は加入者データ部、46
は画像蓄積部、48は送信先監視部である。入力制御部
41は送信元ファックス装置(以下送信元と略称する)
に対する画像受信部に相当し、送信制御部43は、送信
先ファックス装置(以下送信先と略称する)に対する送
信制御部に相当する。
【0052】交換機の通話路を介して送信元と入力制御
部41とが接続され、又送信先と送信制御部43及び送
信先監視部48とが接続されて、ファックスデータ送受
信システムが構成される。又複数の中継交換機を介して
送信元と送信先とが接続される場合もある。又加入者デ
ータ部45は、ファックス装置が、前述の各実施例に於
ける受信画像一次蓄積部13,33を備えているか否
か、又送信画像一次蓄積部3,23を備えているか否か
を含む加入者データを格納している。
【0053】又入力制御部41は、送信元及び送信先の
加入者情報を得て加入者識別部44へ送る。この加入者
情報とは、例えば、送信元については交換機への収容位
置情報等であり、送信先については送信元から送られた
送信先ダイヤル情報等であり、ファックスデータ送受信
システムに於ける加入者のファックス装置を特定できる
情報であれば総て採用可能である。加入者識別部44
は、加入者情報によって加入者データ部45を検索する
ことにより、送信元が送信画像一次蓄積部3,23を備
えているか否かを識別し、又送信先が受信画像一次蓄積
部13,33を備えているか否かを識別する。
【0054】この加入者識別部44の識別結果に従って
画像データを直接送信制御部43に転送するか又は画像
蓄積部46に蓄積するかを制御する。例えば、送信元が
送信画像一次蓄積部3,23を備え、且つ送信先が受信
画像一次蓄積部13,33を備えている場合、入力制御
部41は、画像データを送信制御部43に転送し、送信
制御部43から送信先へ送信する。この場合、送信元と
送信先とは通話路で直接的に接続される状態となり、画
像データの送受信は送信元と送信先とで直接制御し合う
ことになり、送信が完了するまでは交換機による通常の
制御は受けないことになる。
【0055】従って、この場合は、送信画像一次蓄積部
3,23を備えた送信元と、受信画像一次蓄積部13,
33を備えた送信先とが通信網を介して接続され、通信
網の高速な伝送速度に対応した速度で画像データが送受
信される。又送信元が送信画像一次蓄積部3,23を備
えておらず、且つ送信先が受信画像一次蓄積部13,3
3を備えていない場合にも同様に、入力制御部41は、
画像データを送信制御部43へ送り、送信制御部43か
ら送信先へ送ることになる。但し、この場合には送信元
と送信先とは、低速な伝送速度で画像データを送受信す
る。
【0056】又送信元が送信画像一次蓄積部3,23を
備えているが、送信先が受信画像一次蓄積部13,33
を備えていない場合は、入力制御部41は送信元から画
像データを受取り、画像蓄積部46に蓄積する。そし
て、画像データを受取り終わると、送信元と入力制御部
41との回線は解放する。又画像蓄積部46から送信先
の動作速度に対応した低速度で画像データを読出して、
送信制御部43から送信先へ画像データを送出する。従
って、受信画像一次蓄積部13,33を備えていないフ
ァックス装置がシステムに混在して収容されていても、
送信画像一次蓄積部3,23を備えたファックス装置
は、通信網の伝送速度に対応した高速度で画像データを
送出することができる。
【0057】又送信元又は送信先の何れか一方がそれぞ
れ送信画像一次蓄積部,受信画像一次蓄積部を備えてい
ない場合、入力制御部41は、送信先の加入者情報を送
信先蓄積部42へ蓄積し、又それと対の形で画像蓄積部
46に画像データを蓄積する。そして、画像データを受
取り終わると、送信元と入力制御部41との感染は解放
する。又送信先監視部48は、周期的に送信先蓄積部4
2から送信先の加入者情報を読出し、送信先へ送信可能
か否かを調べ、若し、送信可能ならば送信制御部43へ
送信開始を指示する。それにより、送信制御部43は、
送信先との回線を接続して制御情報を送受信し、画像蓄
積部46から画像データを読出し、送信先へその動作速
度に対応した速度で画像データを送出する。従って、高
速で画像データを送受信できる送信元又は送信先は、交
換機との回線接続時間を短縮することができる。
【0058】又受信画像一次蓄積部13,33を備えて
いないと共に、比較的小容の画像蓄積部を備えている低
速動作のファックス装置の場合は、通信網を介して伝送
された多量の画像データに対して画像蓄積部がオーバー
フローする問題がある。そこで、ファックス装置に於け
る受信画像データの或る単位の処理が終了する毎に、受
信要求を通信網に送出する構成(図示を省略)を設け
る。この受信要求は、例えば、多周波数信号を利用する
ことにより、通信網と接続された状態でファックス装置
から通信網に自動的に送出することができる。この場
合、送信制御部43は、この多周波数信号による受信要
求を識別する構成とするものである。
【0059】送信先からの受信要求を受付けると、送信
制御部43は、送信先が受信処理できる量の画像データ
を画像蓄積部46から読出して送信先へ送信する。従っ
て、受信画像一次蓄積部13,33を備えていない低速
動作のファックス装置に対しても、送信画像一次蓄積部
3,23を備えた高速動作のファックス装置から、通信
網の伝送速度に対応した速度で画像データを送信し、通
信網に於いてその画像データを蓄積し、送信先のファッ
クス装置に対してその動作速度に対応した速度で画像デ
ータを送信することができる。
【0060】このような低速動作のファックス装置につ
いて、加入者データ部45に送信先ダイヤルと対応して
格納しておくことにより、加入者識別部44に於いて識
別することができ、画像蓄積部46に蓄積された画像デ
ータを連続的に送信制御部43から送出することなく、
低速動作のファックス装置の処理単位毎に送信するよう
に制御することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、(1)
画像読取部1からの画像データを蓄積する高速動作の送
信画像一次蓄積部3と、この送信画像一次蓄積部3に比
較して低速動作ではあるが大容量の送信画像二次蓄積部
4とを備え、送信画像一次蓄積部3から高速で読出した
画像データを、高速伝送の通信網を介して送信先のファ
ックス装置へ送信することができる。又画像読取部1か
らの画像データにより送信画像一次蓄積部3の記憶容量
が一杯となると、送信画像二次蓄積部4に画像データを
蓄積し、画像データの送信時は、送信画像二次蓄積部4
に蓄積された画像データを送信画像一次蓄積部3に転送
するから、高価な高速動作の送信画像一次蓄積部3は小
容量で済み、比較的安価な大容量の送信画像二次蓄積部
4によって多量の画像データを蓄積することができる。
従って、通信網の伝送速度に対応した動作速度で、且つ
画像データを大量に蓄積できるファックス装置を廉価に
提供できる利点がある。
【0062】(2)又送信順序変更部により送信画像二
次蓄積部4又は送信画像一次蓄積部3に蓄積された複数
の画像データ又は複数の送信先対応の画像データの中の
緊急を要する画像データを指定し、読出アドレス制御に
よって指定された画像データを他の画像データに対して
優先的に送信することができる。従って、大容量の送信
画像二次蓄積部4に蓄積された多数の画像データの中
で、画像読取部1からの画像データの読取順序が後であ
っても、緊急の画像データは送信順序の変更により優先
させて送信できる利点がある。
【0063】(3)又受信画像を蓄積する高速動作の受
信画像一次蓄積部と、大容量の受信画像二次蓄積部とを
備え、この受信画像二次蓄積部から読出した画像データ
を、低速動作の画像印刷部に加えて印刷出力するもの
で、高速伝送の通信網を介して画像データを受信処理す
る為の受信画像一次蓄積部は比較的小容量で済み、比較
的安価な大容量の受信画像二次蓄積部によって多量の画
像データを蓄積し、低速動作の画像印刷部へ画像データ
を加えることができる。従って、通信網の伝送速度に対
応した動作速度で、且つ画像データを大量に受信蓄積で
きるファックス装置を廉価に提供できる利点がある。
【0064】(4)又印刷順序変更部により受信画像二
次蓄積部に蓄積された複数の画像データの中の緊急を要
する画像データの印刷順序を変更することができる。従
って、受信順序が後であっても、緊急を要する画像デー
タを先に印刷出力することができる。
【0065】(5)又送信画像一次蓄積部と送信画像二
次蓄積部とを備えた送信元の構成と、受信画像一次蓄積
部と受信画像二次蓄積部とを備えた送信先の構成とを備
え、画像データの受信中に於いても、画像読取部によっ
て原稿等を読取った画像データを送信画像一次蓄積部又
は送信画像二次蓄積部に蓄積することができる。即ち、
大量の画像データを受信中であっても、大量の送信画像
データを蓄積することができる。
【0066】(6)又送信画像二次蓄積部と受信画像二
次蓄積部とを共用化して二次蓄積部とし、それによっ
て、小型化を図ることができる。又順序変更部により送
信画像一次蓄積部及び二次蓄積部とを制御して送信順序
の変更を行い、又受信画像一次蓄積部及び二次蓄積部と
を制御して印刷画像の順序を変更することができる。
【0067】(7)又ファックス装置間を交換機等を含
む通信網を介して接続したファックスデータ送受信シス
テムに於いて、通信網例えば交換機に画像蓄積部と加入
者識別部とを設けて、送信元及び送信先のファックス装
置が共にそれぞれ送信画像一次蓄積部及び受信画像一次
蓄積部を備えているか、或いは共に備えていない場合
は、画像データを蓄積することなく伝送し、ファックス
装置の何れか一方が送信画像一次蓄積部及び受信画像一
次蓄積部を備えていない場合、送信元ファックス装置か
らの画像データを画像蓄積部に一旦蓄積し、送信先ファ
ックス装置が受信処理できる速度で画像蓄積部から画像
データを読出して送信することにより、高速動作の送信
画像一次蓄積部及び受信画像一次蓄積部を備えていない
ファックス装置が通信網を介して接続された場合でも、
容易に対処できる利点がある。
【0068】(8)又通信網に受信要求受付部を設け
て、受信画像一次蓄積部を備えていないファックス装置
から処理単位の画像データの受信処理毎に受信要求を送
出し、その受信要求を受信要求受付部によって受信検出
した時に、処理単位の画像データを画像蓄積部から読出
して送信先ファックス装置へ送信することにより、高速
動作のファックス装置から送信先のファックス装置の動
作速度を考慮することなく、画像データを送信すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の送信制御データ蓄積部,送信
画像一次蓄積部及び送信画像二次蓄積部の説明図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図5】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第6の実施例の説明図である。
【図8】従来例のファックスデータ送受信システムの説
明図である。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 送信制御部 3 送信画像一次蓄積部 4 送信画像二次蓄積部 5 入力操作部 6 送信制御データ蓄積部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像読取部と、該画像読取部
    により読取った画像データを送信する送信制御部とを含
    むファックス装置に於いて、 前記画像読取部により読取った画像データを蓄積し、高
    速読出しを行って前記送信制御部から送信する送信画像
    一次蓄積部と、 該送信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量
    の構成を有し、前記送信画像一次蓄積部に蓄積できなか
    った前記画像データを蓄積し、該画像データを読出して
    前記送信画像一次蓄積部に転送する送信画像二次蓄積部
    とを備えたことを特徴とするファックス装置。
  2. 【請求項2】 前記送信画像一次蓄積部及び前記送信画
    像二次蓄積部に蓄積された複数の画像データに対応する
    送信制御データを入力する入力操作部と、該入力操作部
    から入力した送信制御データを蓄積し、該送信制御デー
    タの送信順序に従って送信開始指示を前記送信制御部へ
    加える送信制御データ蓄積部と、該送信制御データ蓄積
    部に蓄積した前記送信制御データの送信順序を変更する
    送信順序変更部とを設けたことを特徴とする請求項1記
    載のファックス装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも画像データを受信する受信制
    御部と、前記画像データを印刷出力する画像印刷部とを
    含むファックス装置に於いて、 前記受信制御部により受信した前記画像データを蓄積す
    る受信画像一次蓄積部と、 該受信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量
    の構成を有し、前記受信画像一次蓄積部に受信蓄積した
    画像データの退避の為の転送及び前記画像データの受信
    終了時又は受信と並行して前記受信画像一次蓄積部から
    読出した画像データの転送を行い、該画像データを読出
    して前記画像印刷部に加えて印刷出力させる受信画像二
    次蓄積部とを備えたことを特徴とするファックス装置。
  4. 【請求項4】 前記受信画像一次蓄積部及び前記受信画
    像二次蓄積部に蓄積された複数の画像データに対応する
    印刷制御データを蓄積し、該印刷制御データの印刷順序
    に従って印刷開始指示を画像印刷部へ送る印刷制御デー
    タ蓄積部と、該印刷制御データ蓄積部に蓄積した前記印
    刷制御データの印刷順序を変更する印刷順序変更部とを
    設けたことを特徴とする請求項3記載のファックス装
    置。
  5. 【請求項5】 画像読取部と、該画像読取部により読取
    った画像データを送信し、且つ画像データを受信する送
    受信制御部と、該送受信制御部により受信した画像デー
    タを印刷出力する画像印刷部とを少なくとも備えたファ
    ックス装置に於いて、 前記画像読取部により読取った画像データを蓄積し、高
    速読出しを行って前記送受信制御部から送信する送信画
    像一次蓄積部と、 該送信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量
    の構成を有し、前記送信画像一次蓄積部に蓄積できなか
    った前記画像データを蓄積し、該画像データを読出して
    前記送信画像一次蓄積部に転送する送信画像二次蓄積部
    と、 前記送受信制御部により受信した前記画像データを蓄積
    する受信画像一次蓄積部と、 該受信画像一次蓄積部に比較して低速動作で且つ大容量
    の構成を有し、前記受信画像一次蓄積部に受信蓄積した
    画像データの退避の為の転送及び前記画像データの受信
    終了時又は受信と並行して前記受信画像一次蓄積部から
    読出した画像データの転送を行い、該画像データを読出
    して前記画像印刷部に加えて印刷出力させる受信画像二
    次蓄積部とを備え、 前記送受信制御部による前記画像データを受信中は、前
    記送受信制御部の前記画像データの送信機能を停止さ
    せ、且つ前記画像読取部により読取った画像データを前
    記送信画像一次蓄積部又は前記送信画像二次蓄積部に蓄
    積する構成としたことを特徴とするファックス装置。
  6. 【請求項6】 前記送信画像二次蓄積部と前記受信画像
    二次蓄積部とを共用化した送受信画像二次蓄積部とし、
    該送受信画像二次蓄積部及び前記送信画像一次蓄積部又
    は前記受信画像一次蓄積部に蓄積された画像データの送
    信順序又は印刷順序を変更する順序変更部を設けたこと
    を特徴とする請求項5記載のファックス装置。
  7. 【請求項7】 ファックス装置間を通信網を介して接続
    したファックスデータ送受信システムに於いて、 前記通信網は、送信元のファックス装置からの送信先加
    入者情報及び画像データを受信する入力制御部と、送信
    先のファックス装置へ前記画像データを送出する送信制
    御部と、前記画像データを蓄積する画像蓄積部と、前記
    送信先のファックス装置に画像データを蓄積する少なく
    とも高速動作の受信画像一次蓄積部を備えているか否か
    及び前記送信元のファックス装置に画像データを蓄積す
    る少なくとも高速動作の送信画像一次蓄積部を備えてい
    るか否かを識別する加入者識別部とを備え、 前記加入者識別部により、前記送信元のファックス装置
    の送信画像一次蓄積部又は前記送信先のファックス装置
    の受信画像一次蓄積部の何れか一方が備えられていない
    ことを識別した時に、該ファックス装置に対して前記画
    像蓄積部を接続する構成としたことを特徴とするファッ
    クスデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 前記通信網に、前記送信先のファックス
    装置から受信要求を受付けて、前記画像蓄積部に蓄積さ
    れた画像データを読出して前記送信先のファックス装置
    へ送出させる機能を送受信制御部に設けたことを特徴と
    する請求項7記載のファックスデータ送受信システム。
JP24893094A 1994-10-14 1994-10-14 ファックス装置及びファックスデータ送受信システム Withdrawn JPH08116415A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0216454A2 (en) * 1985-09-09 1987-04-01 International Minerals And Chemical Corporation Method of promoting animal growth

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0216454A2 (en) * 1985-09-09 1987-04-01 International Minerals And Chemical Corporation Method of promoting animal growth

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