JPH0811610B2 - 車搬送装置 - Google Patents
車搬送装置Info
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- JPH0811610B2 JPH0811610B2 JP62070104A JP7010487A JPH0811610B2 JP H0811610 B2 JPH0811610 B2 JP H0811610B2 JP 62070104 A JP62070104 A JP 62070104A JP 7010487 A JP7010487 A JP 7010487A JP H0811610 B2 JPH0811610 B2 JP H0811610B2
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- Japan
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- vehicle
- support
- wheel
- rocking
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Reciprocating Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乗用車など各種の車の生産ラインにおい
て、車を間欠的に搬送しながら間欠停止時に種々な作業
を行うときなどに採用される車搬送装置に関するもので
ある。
て、車を間欠的に搬送しながら間欠停止時に種々な作業
を行うときなどに採用される車搬送装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来、この種の車搬送装置としては、たとえば特開昭
60−19611号公報に見られるように、車輪を介して車を
支持搬送する左右一対のスラットコンベヤを設け、これ
らスラットコンベヤ間にシャトルコンベヤを設けるとと
もに、このシャトルコンベヤに昇降自在な荷支持台を所
定間隔を置いて2台設けた構成が提供されている。そし
て各荷支持台に、固定支持具と、この固定支持具に対し
て接近離間可能な可動支持具とを設けている。
60−19611号公報に見られるように、車輪を介して車を
支持搬送する左右一対のスラットコンベヤを設け、これ
らスラットコンベヤ間にシャトルコンベヤを設けるとと
もに、このシャトルコンベヤに昇降自在な荷支持台を所
定間隔を置いて2台設けた構成が提供されている。そし
て各荷支持台に、固定支持具と、この固定支持具に対し
て接近離間可能な可動支持具とを設けている。
この従来形式によると、スラットコンベヤで搬送され
てきた車の車体下面に対して、荷支持台とともに上昇さ
せた両支持具を当接させることで車をスラットコンベヤ
から持上げ、そしてシャトルコンベヤにより所定ピッチ
の搬送を行っている。さらに固定支持具に対して可動支
持具を接近離間させることで、複数車種に対処してい
る。
てきた車の車体下面に対して、荷支持台とともに上昇さ
せた両支持具を当接させることで車をスラットコンベヤ
から持上げ、そしてシャトルコンベヤにより所定ピッチ
の搬送を行っている。さらに固定支持具に対して可動支
持具を接近離間させることで、複数車種に対処してい
る。
しかし上記の従来形式によると、両支持具を車の車体
下面に作用させることで、車の重量によっては車体下面
の被支持部が損傷するなどの問題が生じ易い。また被支
持部の形状や大きさは種々であり、これらに好適にタッ
チさせる場合、多数種の支持具を準備しかつ取り換えな
ければならない。
下面に作用させることで、車の重量によっては車体下面
の被支持部が損傷するなどの問題が生じ易い。また被支
持部の形状や大きさは種々であり、これらに好適にタッ
チさせる場合、多数種の支持具を準備しかつ取り換えな
ければならない。
このような問題点を解決するものとして、例えば実開
昭55−167921号に見られる自動車移載装置を採用するこ
とが考えられる。すなわち、持ち上げ機構は、左右両側
にそれぞれ前後一対の可動アームを水平回動自在に有
し、左右の可動アームを同期して水平回動させる電動機
ならびにウオーム機構を、前後一対に設けている。この
別の従来構成は、前後一対の可動アームを平行状に回動
させることで、車輪を介して自動車の支持を行ってい
る。
昭55−167921号に見られる自動車移載装置を採用するこ
とが考えられる。すなわち、持ち上げ機構は、左右両側
にそれぞれ前後一対の可動アームを水平回動自在に有
し、左右の可動アームを同期して水平回動させる電動機
ならびにウオーム機構を、前後一対に設けている。この
別の従来構成は、前後一対の可動アームを平行状に回動
させることで、車輪を介して自動車の支持を行ってい
る。
発明が解決しようとする問題点 上記した別の従来形式によると、前後で対となる両可
動アームは、それぞれ別系統の電動機ならびにウオーム
機構により回動されることから、両可動アームの回動の
タイミングにずれが生じ易く、その結果、自動車は姿勢
を乱して支持されることになり、僅かな姿勢の乱れでも
種々な後作業を正確に行えないことになる。さらに、同
期回動される可動アーム間は、電動機を介在した状態で
連係していることから、そのタイミング合わせは、より
難しいものになる。
動アームは、それぞれ別系統の電動機ならびにウオーム
機構により回動されることから、両可動アームの回動の
タイミングにずれが生じ易く、その結果、自動車は姿勢
を乱して支持されることになり、僅かな姿勢の乱れでも
種々な後作業を正確に行えないことになる。さらに、同
期回動される可動アーム間は、電動機を介在した状態で
連係していることから、そのタイミング合わせは、より
難しいものになる。
本発明の目的とするところは、車輪を支持する前後一
対の揺動杆を、タイミングのずれが生じることなく開閉
動させ得、しかもタイミング合わせを容易に行える車搬
送装置を提供する点にある。
対の揺動杆を、タイミングのずれが生じることなく開閉
動させ得、しかもタイミング合わせを容易に行える車搬
送装置を提供する点にある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本発明の車搬送装置は、左右
一対の走行杆を、その長さ方向に所定ピッチで往復移動
自在に構成し、これら走行杆上に、前記所定ピッチと等
しいピッチ置きに前輪支持装置を設けるとともに、これ
ら前輪支持装置に接近離間自在な後輪支持装置を設け、
両支持装置を、前後一対の揺動杆と、これら揺動杆を互
いに接近離間揺動させる作動装置と、両揺動杆に配設さ
れ、かつ車輪外周の下半部に接当自在な遊転輪とにより
構成し、前記作動装置を、両揺動杆を連動する連動装置
と、一方の揺動杆側に連動する揺動装置とにより構成
し、前記走行杆が停止したときで両支持装置間に対応す
る位置に車体受け装置を設けている。
一対の走行杆を、その長さ方向に所定ピッチで往復移動
自在に構成し、これら走行杆上に、前記所定ピッチと等
しいピッチ置きに前輪支持装置を設けるとともに、これ
ら前輪支持装置に接近離間自在な後輪支持装置を設け、
両支持装置を、前後一対の揺動杆と、これら揺動杆を互
いに接近離間揺動させる作動装置と、両揺動杆に配設さ
れ、かつ車輪外周の下半部に接当自在な遊転輪とにより
構成し、前記作動装置を、両揺動杆を連動する連動装置
と、一方の揺動杆側に連動する揺動装置とにより構成
し、前記走行杆が停止したときで両支持装置間に対応す
る位置に車体受け装置を設けている。
作用 かかる本発明の構成によると、両支持装置において遊
転輪を離間動させ、走行杆を搬送経路の上手側に移動さ
せた状態で、作動装置の作動で揺動杆を接近揺動させ
る。すると、互いに接近揺動してきた遊転輪が車輪の外
周下半部に対して前後から接当し、さらに接近揺動する
ことで車輪を持上げて支持することになる。その際に車
輪外周と遊転輪との間に生じる摩擦力によって遊転輪は
自転する。
転輪を離間動させ、走行杆を搬送経路の上手側に移動さ
せた状態で、作動装置の作動で揺動杆を接近揺動させ
る。すると、互いに接近揺動してきた遊転輪が車輪の外
周下半部に対して前後から接当し、さらに接近揺動する
ことで車輪を持上げて支持することになる。その際に車
輪外周と遊転輪との間に生じる摩擦力によって遊転輪は
自転する。
その際に作動装置により、前後の揺動杆が対となり同期
して閉動することから、その閉動のタイミングはずれる
ことなく行え、車輪にほぼ同時に作用し得る。これによ
り、車輪を介しての車の持上げは、姿勢を乱すことなく
行える。さらに前後の揺動杆の間を連動装置により連動
することで、これら前後の揺動杆の間におけるタイミン
グ合わせを、駆動源である揺動装置に関係なく容易に正
確に行える。
して閉動することから、その閉動のタイミングはずれる
ことなく行え、車輪にほぼ同時に作用し得る。これによ
り、車輪を介しての車の持上げは、姿勢を乱すことなく
行える。さらに前後の揺動杆の間を連動装置により連動
することで、これら前後の揺動杆の間におけるタイミン
グ合わせを、駆動源である揺動装置に関係なく容易に正
確に行える。
このようにして車を持上げ、かつ走行杆側で支持した
のち、走行杆を下手側に移動させることで車を所定ピッ
チ分だけ間欠移送し得る。次いで遊転輪を離間動させる
ことで車は次第に下降し、車体受け装置に受止められ
る。そして遊転輪を完全に離間動させることで所期の間
欠搬送を終え、その後、最初で述べたように走行杆を上
手側に移動させる。異なる種類の車が流れてきたとき、
前輪支持装置に対して後輪支持装置を接近または離間さ
せることで、両支持装置間の距離を、対応する車の軸距
(ホイールベース)に合せて調整する。
のち、走行杆を下手側に移動させることで車を所定ピッ
チ分だけ間欠移送し得る。次いで遊転輪を離間動させる
ことで車は次第に下降し、車体受け装置に受止められ
る。そして遊転輪を完全に離間動させることで所期の間
欠搬送を終え、その後、最初で述べたように走行杆を上
手側に移動させる。異なる種類の車が流れてきたとき、
前輪支持装置に対して後輪支持装置を接近または離間さ
せることで、両支持装置間の距離を、対応する車の軸距
(ホイールベース)に合せて調整する。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は左右一対の走行杆で、それぞれ機枠2側に取付け
た左右一対のガイドレール3に、支持ローラ4と幅規制
ローラ5と浮上り防止ローラ6とを介して支持案内され
ており、その下面にはラック7が取付けられている。こ
れらラック7に下方から噛合するピニオン8は正逆駆動
自在な駆動装置9に連動連結し、この正逆駆動によっ
て、前記走行杆1をその長さ方向に所定ピッチP1で往復
移動させる。以上1〜9でシャトルコンベヤを成し、以
って搬送経路10を形成する。
た左右一対のガイドレール3に、支持ローラ4と幅規制
ローラ5と浮上り防止ローラ6とを介して支持案内され
ており、その下面にはラック7が取付けられている。こ
れらラック7に下方から噛合するピニオン8は正逆駆動
自在な駆動装置9に連動連結し、この正逆駆動によっ
て、前記走行杆1をその長さ方向に所定ピッチP1で往復
移動させる。以上1〜9でシャトルコンベヤを成し、以
って搬送経路10を形成する。
前記走行杆1上には、前輪支持装置11と後輪支持装置
12とが交互に配設してある。前輪支持装置11は、走行杆
1上から立設した前後一対の支軸13A,13Bと、基端が支
軸13A,13Bに取付けられて前後揺動自在な前後一対の揺
動杆14A,14Bと、これら揺動杆14A,14Bを互いに接近離間
揺動させる作動装置15と、両揺動杆14A,14B上に軸受16
A,16Bを介して配設した遊転輪の一例である遊転ローラ1
7A,17Bとにより構成してある。
12とが交互に配設してある。前輪支持装置11は、走行杆
1上から立設した前後一対の支軸13A,13Bと、基端が支
軸13A,13Bに取付けられて前後揺動自在な前後一対の揺
動杆14A,14Bと、これら揺動杆14A,14Bを互いに接近離間
揺動させる作動装置15と、両揺動杆14A,14B上に軸受16
A,16Bを介して配設した遊転輪の一例である遊転ローラ1
7A,17Bとにより構成してある。
前記作動装置15は、揺動杆14A,14Bに一体化されかつ
互いに噛合する扇形歯車18A,18Bと、一方の扇形歯車18A
と走行杆1との間に配設したシリンダ装置19とからな
る。ここで扇形歯車18A,18Bは、揺動杆14A,14Bを連動す
る連動装置の一例であり、またシリンダ装置19は、一方
の揺動杆14A側に連動する揺動装置の一例となる。
互いに噛合する扇形歯車18A,18Bと、一方の扇形歯車18A
と走行杆1との間に配設したシリンダ装置19とからな
る。ここで扇形歯車18A,18Bは、揺動杆14A,14Bを連動す
る連動装置の一例であり、またシリンダ装置19は、一方
の揺動杆14A側に連動する揺動装置の一例となる。
後輪支持装置12は、走行杆1上に多数の支持ローラ20
を介して可動体21を有し、この可動体21と走行杆1との
間にシリンダ装置22を設け、走行杆1に対して可動体21
を搬送経路10に沿って移動自在としている。これにより
両支持装置11,12間の支持ピッチP2を変更自在としてい
る。
を介して可動体21を有し、この可動体21と走行杆1との
間にシリンダ装置22を設け、走行杆1に対して可動体21
を搬送経路10に沿って移動自在としている。これにより
両支持装置11,12間の支持ピッチP2を変更自在としてい
る。
前記可動体21上には、前輪支持装置11と同様に、支軸
23A,23B、揺動杆24A,24B、作動装置25、軸受26A,26B、
遊転ローラ27A,27B、扇形歯車28A,28B、シリンダ装置29
が設けられる。
23A,23B、揺動杆24A,24B、作動装置25、軸受26A,26B、
遊転ローラ27A,27B、扇形歯車28A,28B、シリンダ装置29
が設けられる。
前輪30と後輪31とを有する車32が床面33上にあると
き、前輪30ならびに後輪31の外周の下半部に前記遊転ロ
ーラ17A,17B、27A,27Bが接当するように、両支持装置1
1,12をレベル設定している。
き、前輪30ならびに後輪31の外周の下半部に前記遊転ロ
ーラ17A,17B、27A,27Bが接当するように、両支持装置1
1,12をレベル設定している。
前記走行杆1が停止したときで支持装置11,12が対応
する位置に、それぞれ車体受け装置34を設けている。こ
の車体受け装置34は、走行杆1の外側において両支持装
置11,12間に配設され、保持枠35側に設けた複数のロー
ラ36に支持案内される受け板37と、この受け板37を搬送
経路10に対して接近離間動させるシリンダ装置38とから
なる。なお受け板37の出退レベルは、両支持装置11,12
によって持上げられた車32の車体下方となるよう設定し
てあり、そして受け板37はシール部39を支持自在とな
る。
する位置に、それぞれ車体受け装置34を設けている。こ
の車体受け装置34は、走行杆1の外側において両支持装
置11,12間に配設され、保持枠35側に設けた複数のロー
ラ36に支持案内される受け板37と、この受け板37を搬送
経路10に対して接近離間動させるシリンダ装置38とから
なる。なお受け板37の出退レベルは、両支持装置11,12
によって持上げられた車32の車体下方となるよう設定し
てあり、そして受け板37はシール部39を支持自在とな
る。
次に上記実施例において車32の搬送作業を説明する。
車32は、スラットコンベヤや吊下げコンベヤなどで搬
送経路10の始端に搬送される。ここで車32は、両輪30,3
1を介して床面33上にあるか、あるいは始端の車体受け
装置34の受け板37にシール部39を介して支持されてい
る。両支持装置11,12は、第2図、第4図の左半図、な
らびに第3図、第5図の上半図に示すように、揺動杆14
A,14B、24A,24Bを揺動させ、遊転ローラ17A,17B、27A,2
7Bを搬送経路10に沿わせて走行杆1上に位置させてい
る。
送経路10の始端に搬送される。ここで車32は、両輪30,3
1を介して床面33上にあるか、あるいは始端の車体受け
装置34の受け板37にシール部39を介して支持されてい
る。両支持装置11,12は、第2図、第4図の左半図、な
らびに第3図、第5図の上半図に示すように、揺動杆14
A,14B、24A,24Bを揺動させ、遊転ローラ17A,17B、27A,2
7Bを搬送経路10に沿わせて走行杆1上に位置させてい
る。
この状態で走行杆1は始端側に所定ピッチP1だけ移動
され停止される。次いで両支持装置11,12における作動
装置15,25のシリンダ装置19,29を収縮させる。すると一
方の扇形歯車18A,28Aが支軸13A,23Aの周りに回転し、同
時に他方の扇形歯車18B,28Bが支軸14B,24Bの周りに反対
方向に回転する。これにより揺動杆14A,14B、24A,24Bが
互いに接近揺動し、一体に接近揺動する遊転ローラ17A,
17B、27A,27Bが前輪30ならびに後輪31の外周下半部に対
して前後から接当することになる。
され停止される。次いで両支持装置11,12における作動
装置15,25のシリンダ装置19,29を収縮させる。すると一
方の扇形歯車18A,28Aが支軸13A,23Aの周りに回転し、同
時に他方の扇形歯車18B,28Bが支軸14B,24Bの周りに反対
方向に回転する。これにより揺動杆14A,14B、24A,24Bが
互いに接近揺動し、一体に接近揺動する遊転ローラ17A,
17B、27A,27Bが前輪30ならびに後輪31の外周下半部に対
して前後から接当することになる。
その際にシリンダ装置19、29と扇形歯車18A,28A、18
B,28Bとを介して、前後の揺動杆14A,14B、24A,24Bが対
となり同期して閉動することから、その閉動のタイミン
グはずれることなく行え、前輪30や後輪31にほぼ同時に
作用される。さらに前後の揺動杆14A,14B、24A,24Bの間
を18A,18B、28A,28Bにより連動することで、これら前後
の揺動杆14A,14B、24A,24Bの間におけるタイミング合わ
せは、駆動源であるシリンダ装置19、29に関係なく容易
に正確に行える。
B,28Bとを介して、前後の揺動杆14A,14B、24A,24Bが対
となり同期して閉動することから、その閉動のタイミン
グはずれることなく行え、前輪30や後輪31にほぼ同時に
作用される。さらに前後の揺動杆14A,14B、24A,24Bの間
を18A,18B、28A,28Bにより連動することで、これら前後
の揺動杆14A,14B、24A,24Bの間におけるタイミング合わ
せは、駆動源であるシリンダ装置19、29に関係なく容易
に正確に行える。
この接当後に、さらに接近揺動することで、両輪30,3
1は絞り出し状に持上げられ、以って、第2図、第4図
の右半図、第3図、第5図の下半図、ならびに第6図、
第7図の実線で示すように、それぞれの支持装置11,12
で支持されることになる。絞り出し作用時に、両輪30,3
1と遊転ローラ17A,17B、27A,27Bとの接触部に摩擦力が
生じるが、これは遊転ローラ17A,17B、27A,27Bの自転で
緩和されることになって、上述の持上げは円滑に行われ
る。
1は絞り出し状に持上げられ、以って、第2図、第4図
の右半図、第3図、第5図の下半図、ならびに第6図、
第7図の実線で示すように、それぞれの支持装置11,12
で支持されることになる。絞り出し作用時に、両輪30,3
1と遊転ローラ17A,17B、27A,27Bとの接触部に摩擦力が
生じるが、これは遊転ローラ17A,17B、27A,27Bの自転で
緩和されることになって、上述の持上げは円滑に行われ
る。
また前述したように、前後の揺動杆14A,14B、24A,24B
は、その閉動のタイミングがずれることなく前輪30や後
輪31にほぼ同時に作用されることで、前輪30や後輪31を
介しての車32の持上げは、姿勢を乱すことなく行える。
は、その閉動のタイミングがずれることなく前輪30や後
輪31にほぼ同時に作用されることで、前輪30や後輪31を
介しての車32の持上げは、姿勢を乱すことなく行える。
このようにして車32を持上げ、かつ走行杆1側に支持
させた状態で、駆動装置9の作動によりピニオン8とラ
ック7を介して走行杆1を下手側に移動させ、車32を所
定ピッチP1分だけ間欠搬送させる。この搬送時に車体受
け装置34では、シリンダ装置38の収縮により受け板37を
外方へ退出動させている。そして間欠搬送を停止させた
のち、シリンダ装置38の伸展により受け板37を内方へ突
出動させ、シール部39の下方に位置させる。
させた状態で、駆動装置9の作動によりピニオン8とラ
ック7を介して走行杆1を下手側に移動させ、車32を所
定ピッチP1分だけ間欠搬送させる。この搬送時に車体受
け装置34では、シリンダ装置38の収縮により受け板37を
外方へ退出動させている。そして間欠搬送を停止させた
のち、シリンダ装置38の伸展により受け板37を内方へ突
出動させ、シール部39の下方に位置させる。
次いで各支持装置11,12を逆作動させ、遊転ローラ17
A,17B、27A,27Bを離間動させる。すると離動量に応じて
車32は次第に下降し、第2図、第4図の左半図、ならび
に第6図、第7図の仮想線で示すように、シール部39を
介して受け板37に受止められる。そして遊転ローラ17A,
17B、27A,27Bを完全に離間動させることで所期の間欠移
送を終え、最初の状態に戻る。
A,17B、27A,27Bを離間動させる。すると離動量に応じて
車32は次第に下降し、第2図、第4図の左半図、ならび
に第6図、第7図の仮想線で示すように、シール部39を
介して受け板37に受止められる。そして遊転ローラ17A,
17B、27A,27Bを完全に離間動させることで所期の間欠移
送を終え、最初の状態に戻る。
このような所定ピッチP1置きの間欠搬送により、多数
の車32を同時に順送りするのであり、そして間欠停止時
に種々な作業が施工される。
の車32を同時に順送りするのであり、そして間欠停止時
に種々な作業が施工される。
生産ライン上で異なる種類の車32を流すとき、シリン
ダ装置22を伸縮して可動体21を移動させ、前輪支持装置
11に対して後輪支持装置12を接近または離間させる。こ
れにより対応する車32の距離(ホイールベース)に対し
て、両支持装置11,12間の支持ピッチP2を調整し得る。
ダ装置22を伸縮して可動体21を移動させ、前輪支持装置
11に対して後輪支持装置12を接近または離間させる。こ
れにより対応する車32の距離(ホイールベース)に対し
て、両支持装置11,12間の支持ピッチP2を調整し得る。
発明の効果 上記構成の本発明によると、両輪にそれぞれ対向させ
た支持装置の揺動杆を接近揺動させることで、互いに接
近揺動してきた遊転輪が車輪の外周下半部に対して前後
から接当し、引続いて接近揺動することで車輪を絞り出
し状に持上げて支持することができる。その際に車輪と
遊転輪との接触部に生じる摩擦力は、遊転輪の自転で緩
和することができ、持上げは円滑に行うことができる。
た支持装置の揺動杆を接近揺動させることで、互いに接
近揺動してきた遊転輪が車輪の外周下半部に対して前後
から接当し、引続いて接近揺動することで車輪を絞り出
し状に持上げて支持することができる。その際に車輪と
遊転輪との接触部に生じる摩擦力は、遊転輪の自転で緩
和することができ、持上げは円滑に行うことができる。
その際に作動装置により、前後の揺動杆が対となり同
期して閉動することから、その閉動のタイミングはずれ
ることなく行うことができて、車輪にほぼ同時に作用で
きる。これにより、車輪を介しての車の持上げは、姿勢
を乱すことなく行うことができて、種々な後作業を正確
に行うことができる。さらに前後の揺動杆の間を連動装
置により連動することで、これら前後の揺動杆の間にお
けるタイミング合わせを、駆動源である揺動装置に関係
なく容易に正確に行うことができる。
期して閉動することから、その閉動のタイミングはずれ
ることなく行うことができて、車輪にほぼ同時に作用で
きる。これにより、車輪を介しての車の持上げは、姿勢
を乱すことなく行うことができて、種々な後作業を正確
に行うことができる。さらに前後の揺動杆の間を連動装
置により連動することで、これら前後の揺動杆の間にお
けるタイミング合わせを、駆動源である揺動装置に関係
なく容易に正確に行うことができる。
このようにして車を持上げて走行杆側で支持したの
ち、走行杆を下手側に移動させることで車を所定ピッチ
分だけ間欠搬送することができ、次いで両支持装置の逆
作動により遊転輪を離間動させることで、車を次第に下
降させて車体受け装置に受止めさせることができる。こ
の繰り返しによって車を所定ピッチ置きに間欠搬送する
ことができ、そして車体受け装置に受止めさせた間欠停
止時に各種の作業を行うことができる。
ち、走行杆を下手側に移動させることで車を所定ピッチ
分だけ間欠搬送することができ、次いで両支持装置の逆
作動により遊転輪を離間動させることで、車を次第に下
降させて車体受け装置に受止めさせることができる。こ
の繰り返しによって車を所定ピッチ置きに間欠搬送する
ことができ、そして車体受け装置に受止めさせた間欠停
止時に各種の作業を行うことができる。
異なる種類の車を流すとき、前輪支持装置に対して後
輪支持装置を接近または離間させることで、両支持装置
間の距離(支持ピッチ)を、対応する車の軸距(ホイー
ルベース)に合せて調整することができ、如何なる車種
を流すときでも簡単かつ迅速に対処して、所期の車の間
欠搬送を何んら支障なく行うことができる。
輪支持装置を接近または離間させることで、両支持装置
間の距離(支持ピッチ)を、対応する車の軸距(ホイー
ルベース)に合せて調整することができ、如何なる車種
を流すときでも簡単かつ迅速に対処して、所期の車の間
欠搬送を何んら支障なく行うことができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は概略平面図、
第2図は第1図におけるII−II矢視図、第3図は第2図
における平面図、第4図は第1図におけるIV−IV矢視
図、第5図は第4図における平面図、第6図、第7図は
要部の側面図である。 1…走行杆、9…駆動装置、10…搬送経路、11…前輪支
持装置、12…後輪支持装置、13A,13B…支軸、14A,14B…
揺動杆、15…作動装置、17A,17B…遊転ローラ(遊転
輪)、18A,18B…扇形歯車(連動装置)、19…シリンダ
装置(揺動装置)、21…可動体、22…シリンダ装置、23
A,23B…支軸、24A,24B…揺動杆、25…作動装置、27A,27
B…遊転ローラ(遊転輪)、28A,28B…扇形歯車(連動装
置)、29…シリンダ装置(揺動装置)、30…前輪、31…
後輪、32…車、34…車体受け装置、37…受け板、39…シ
ール部、P1…所定ピッチ、P2…支持ピッチ。
第2図は第1図におけるII−II矢視図、第3図は第2図
における平面図、第4図は第1図におけるIV−IV矢視
図、第5図は第4図における平面図、第6図、第7図は
要部の側面図である。 1…走行杆、9…駆動装置、10…搬送経路、11…前輪支
持装置、12…後輪支持装置、13A,13B…支軸、14A,14B…
揺動杆、15…作動装置、17A,17B…遊転ローラ(遊転
輪)、18A,18B…扇形歯車(連動装置)、19…シリンダ
装置(揺動装置)、21…可動体、22…シリンダ装置、23
A,23B…支軸、24A,24B…揺動杆、25…作動装置、27A,27
B…遊転ローラ(遊転輪)、28A,28B…扇形歯車(連動装
置)、29…シリンダ装置(揺動装置)、30…前輪、31…
後輪、32…車、34…車体受け装置、37…受け板、39…シ
ール部、P1…所定ピッチ、P2…支持ピッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】左右一対の走行杆を、その長さ方向に所定
ピッチで往復移動自在に構成し、これら走行杆上に、前
記所定ピッチと等しいピッチ置きに前輪支持装置を設け
るとともに、これら前輪支持装置に接近離間自在な後輪
支持装置を設け、両支持装置を、前後一対の揺動杆と、
これら揺動杆を互いに接近離間揺動させる作動装置と、
両揺動杆に配設され、かつ車輪外周の下半部に接当自在
な遊転輪とにより構成し、前記作動装置を、両揺動杆を
連動する連動装置と、一方の揺動杆側に連動する揺動装
置とにより構成し、前記走行杆が停止したときで両支持
装置間に対応する位置に車体受け装置を設けたことを特
徴とする車搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62070104A JPH0811610B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 車搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62070104A JPH0811610B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 車搬送装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3072721A Division JPH089415B2 (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 車搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63235154A JPS63235154A (ja) | 1988-09-30 |
JPH0811610B2 true JPH0811610B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=13421894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62070104A Expired - Fee Related JPH0811610B2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 車搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811610B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02117516A (ja) * | 1988-10-24 | 1990-05-02 | Honda Motor Co Ltd | 車のセンタリング装置 |
JPH0829738B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1996-03-27 | 本田技研工業株式会社 | 車の移載方法 |
JP6520331B2 (ja) * | 2015-04-10 | 2019-05-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用支持ローラ |
CN114590282A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-06-07 | 安徽理工大学 | 一种用于地下支护的高效率高精度轨道式运载装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167921U (ja) * | 1979-05-21 | 1980-12-03 | ||
JPS6019611A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-31 | Daifuku Co Ltd | 搬送設備 |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP62070104A patent/JPH0811610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63235154A (ja) | 1988-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |