JPH08116015A - 樹脂封止型半導体装置、その製造方法およびその実施に用いる金型 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置、その製造方法およびその実施に用いる金型

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JPH08116015A
JPH08116015A JP25243994A JP25243994A JPH08116015A JP H08116015 A JPH08116015 A JP H08116015A JP 25243994 A JP25243994 A JP 25243994A JP 25243994 A JP25243994 A JP 25243994A JP H08116015 A JPH08116015 A JP H08116015A
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    • H01L2224/741Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
    • H01L2224/742Apparatus for manufacturing bump connectors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂封止型半導体装置において、外径寸法を
縮少し、さらに高速化を図る。 【構成】 半導体基板1上の突起電極7に接続されるリ
ード8上に外部電極9を設け、この外部電極9の頭頂部
を露出する様に、半導体基板1、リードフレーム12お
よび外部電極9を樹脂封止し、リード8を封止樹脂10
端面で切断してリードフレーム12の封止樹脂10外側
部分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂封止型の半導体
装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図50は従来の樹脂封止型半導体装置の
構造を示す断面図である。図において、1は半導体基
板、2は半導体基板1上に形成された内部電極としての
パッド電極、3は半導体基板1全体を覆う封止樹脂、4
はリードフレームのリード、4aはリード4の一部で封
止樹脂3の側面外側に突出した外部リード、5はパッド
電極2とリード4とを電気的に接続するAuあるいはA
lから成るワイヤ、6は半導体基板1とリード4とを固
着するための接着性を有する絶縁フィルムである。
【0003】このような樹脂封止型半導体装置では、封
止樹脂3外部に突出した外部リード4aを外部との接続
用電極として、外部の電子機器との電力供給や電気信号
のやり取りを行う。また、半導体基板1は封止樹脂3に
より全体を覆われ、外部環境より保護される。このよう
にして、樹脂封止型半導体装置は電子機器の一部として
の機能が保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂封止型半導
体装置は以上のように構成されているので、封止樹脂3
の側面外側に突出した外部リード4aを有し、半導体装
置の外径寸法がその分大きくなるため小型化の要求に応
え難いという問題点があった。また、外部との接続用電
極となる外部リード4aが封止樹脂3の側面外側にある
ため、半導体基板1とを結ぶ導電経路を短縮するのに限
界があり、誘導損失等により素子の高速化の妨げになる
ものであった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、小型化、高速化の促進された樹
脂封止型半導体装置を得ることを目的としており、さら
にこの装置に適した製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の樹脂封止型半導体装置は、半導体基板と、この半
導体基板に電気的に接続されるリードと、このリードを
含み上記半導体基板に固定されたリードフレームと、上
記リード上に形成された外部電極と、この外部電極の頭
頂部が露出するように上記半導体基板、上記リードフレ
ーム、および上記外部電極を封止する封止樹脂と、を備
えたものである。
【0007】この発明に係る請求項2記載の樹脂封止型
半導体装置は、半導体基板に電気的に接続されるリード
が封止樹脂より突出するリード延長部を有し、このリー
ド延長部と上記リード上の外部電極とを外部接続用電極
とするものである。
【0008】この発明に係る請求項3記載の樹脂封止型
半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置にスペー
サーを設けたリードフレームと半導体基板とを接合し、
上記リードと上記半導体基板上の内部電極とを接続する
工程と、上下2ヶの金型を用い、上記スペーサーを上記
上金型に密着させて、上記半導体基板および上記リード
フレームを封止樹脂で封止する工程と、上記リード上の
上記スペーサーを除去して上記封止樹脂に孔を形成する
工程と、上記孔内に金属を埋設することにより外部電極
を形成する工程と、を有するものである。
【0009】この発明に係る請求項4記載の樹脂封止型
半導体装置は、半導体基板に電気的に接続されるリード
が、封止樹脂端面で切断され、側面外側に突出しないも
のである。
【0010】この発明に係る請求項5記載の樹脂封止型
半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置にスペー
サーを設けたリードフレームと半導体基板とを接合し、
上記リードと上記半導体基板上の内部電極とを接続する
工程と、上下2ヶの金型を用い、上記スペーサーを上記
上金型に密着させて、上記半導体基板および上記リード
フレームを封止樹脂で封止する工程と、上記リード上の
上記スペーサーを除去して上記封止樹脂に孔を形成する
工程と、上記孔内に金属を埋設することにより外部電極
を形成する工程と、上記封止樹脂端面で上記リードを切
断し、上記リードフレームの上記封止樹脂外側部分を全
て除去する工程と、を有するものである。
【0011】この発明に係る請求項6記載の樹脂封止型
半導体装置は、半導体基板上の突起電極とリードとを接
合することにより上記半導体基板をリードフレームに固
定したものである。
【0012】この発明に係る請求項7記載の樹脂封止型
半導体装置は、半導体基板を接着性を有する絶縁フィル
ムを介してリードフレームと接合し、上記半導体基板上
のパッド電極とリードとをワイヤで結線したものであ
る。
【0013】この発明に係る請求項8記載の樹脂封止型
半導体装置の製造方法は、リードフレーム外わく部に通
電し、リードフレームを陰極として電気めっきを施すこ
とにより外部電極を形成するものである。
【0014】この発明に係る請求項9記載の樹脂封止型
半導体装置の製造方法は、リードフレームの材料にC
u、Cu合金または42アロイを用いるものである。
【0015】この発明に係る請求項10記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、半導体基板およびリードフ
レームを樹脂封止した後、スペーサー除去前あるいは外
部電極形成前に上記リードフレームの封止樹脂外側部分
を絶縁性樹脂で覆うものである。
【0016】この発明に係る請求項11記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、スペーサーとして金属を用
い、その除去には腐蝕液を用いるものである。
【0017】この発明に係る請求項12記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、スペーサーとして封止樹脂
と性質の異なる樹脂を用い、その除去には有機溶剤を用
いるものである。
【0018】この発明に係る請求項13記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔
に、上記封止樹脂上からはんだクリームを滴下した後、
熱処理を施して外部電極を形成するものである。
【0019】この発明に係る請求項14記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔
に、はんだクリームをスクリーン印刷により埋め込み、
その後熱処理を施して外部電極を形成するものである。
【0020】この発明に係る請求項15記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔
に、マスク蒸着法によりはんだを蒸着させて堆積し、外
部電極を形成するものである。
【0021】この発明に係る請求項16記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔
に、はんだ塊を載置し、熱処理によりリフローして外部
電極を形成するものである。
【0022】この発明に係る請求項17記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔
に、ガスデポジション法により金属超微粒子を堆積し、
外部電極を形成するものである。
【0023】この発明に係る請求項18記載の樹脂封止
型半導体装置は、外部電極とリードとの間に、金属の拡
散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちらか一方を
形成したものである。
【0024】この発明に係る請求項19記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂に形成された孔に
より露出されたリード上に、金属の拡散防止層と酸化防
止層との双方あるいはどちらか一方をめっき処理により
形成し、その後外部電極を形成するものである。
【0025】この発明に係る請求項20記載の樹脂封止
型半導体装置は、リードフレームの一部を曲げ加工によ
って半導体基板底部にまわり込ませた基板固定部を有す
るものである。
【0026】この発明に係る請求項21記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置に外部
電極となるスペーサーを設けたリードフレームと半導体
基板とを接合し、上記リードと上記半導体基板上の内部
電極とを接続する工程と、上下2ヶの金型を用い、上記
スペーサーを上記上金型に密着させて、上記半導体基板
および上記リードフレームを封止樹脂で封止する工程
と、を有するものである。
【0027】この発明に係る請求項22記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置に外部
電極となるスペーサーを設けたリードフレームと半導体
基板とを接合し、上記リードと上記半導体基板上の内部
電極とを接続する工程と、上下2ヶの金型を用い、上記
スペーサーを上記上金型に密着させて、上記半導体基板
および上記リードフレームを封止樹脂で封止する工程
と、上記封止樹脂端面で上記リードを切断し、上記リー
ドフレームの上記封止樹脂外側部分を全て除去する工程
と、を有するものである。
【0028】この発明に係る請求項23記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂より露出したスペ
ーサー上に、さらに金属膜を形成して外部電極とするも
のである。
【0029】この発明に係る請求項24記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リードフレームおよびスペ
ーサーにCu、Cu合金または42アロイ等の同一材料
を用い、リードフレーム外わく部に通電しリードフレー
ムを陰極として電気めっきを施すことにより、上記スペ
ーサー上にAu、Ni、Ni/Au、またははんだ等の
金属膜を形成するものである。
【0030】この発明に係る請求項25記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材の
所定位置にスペーサーとなるペレットを熱圧着あるいは
接着剤により接合し、金型を用いて、上記リードフレー
ム材を所定の形状に打ち抜き加工してリードフレームを
形成するものである。
【0031】この発明に係る請求項26記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材と
板状の金属から成るスペーサー材とを圧延または接着剤
により接合し、上記スペーサー材上にレジストパターン
を形成し、このレジストパターンをマスクとして上記ス
ペーサー材をエッチングして、所定位置にスペーサーを
形成し、その後、金型を用いて上記リードフレーム材を
所定の形状に打ち抜き加工してリードフレームを形成す
るものである。
【0032】この発明に係る請求項27記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材表
面に、めっき処理により金属の拡散防止層と酸化防止層
との双方あるいはどちらか一方を形成し、その上に板状
の金属から成るスペーサー材を接合するものである。
【0033】この発明に係る請求項28記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材上
にレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
マスクにして電気めっきにより上記レジストパターンの
開口部に金属を析出させてスペーサーを形成し、その
後、金型を用いて上記リードフレーム材を所定の形状に
打ち抜き加工してリードフレームを形成するものであ
る。
【0034】この発明に係る請求項29記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材上
のレジストパターンの開口部に、金属の拡散防止層と酸
化防止層との双方あるいはどちらか一方をめっき処理に
より形成し、その上にスペーサーを形成するものであ
る。
【0035】この発明に係る請求項30記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材
を、金型を用いて所定の形状に打ち抜き加工してリード
フレームを形成した後、上記リードフレームのリード上
の所定位置にワイヤボンディングにより金属ボールを圧
着してスペーサーを形成するものである。
【0036】この発明に係る請求項31記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、金属ボールから成るスペー
サーを、上方から金型を押し付けてその頭頂部を平坦化
するものである。
【0037】この発明に係る請求項32記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、板状のリードフレーム材
に、あるいは加工後のリードフレームに、表面にめっき
処理を施して金属の拡散防止層と酸化防止層との双方あ
るいはどちらか一方を形成し、その上にスペーサーを形
成するものである。
【0038】この発明に係る請求項33記載の樹脂封止
型半導体装置は、外部電極を、リードの一部を凸状に曲
げ加工したリード外部電極によって構成したものであ
る。
【0039】この発明に係る請求項34記載の樹脂封止
型半導体装置は、リード外部電極を半導体基板形成領域
の上方に形成したものである。
【0040】この発明に係る請求項35記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リードの所定部分を凸状に
曲げ加工してリード外部電極を形成する工程と、リード
フレームと半導体基板とを接合し、上記リードと上記半
導体基板上の内部電極とを接続する工程と、上下2ヶの
金型を用い、上記リード外部電極を上記上金型に密着さ
せて、上記半導体基板および上記リードフレームを封止
樹脂で封止する工程と、を有するものである。
【0041】この発明に係る請求項36記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リードの所定部分を凸状に
曲げ加工してリード外部電極を形成する工程と、リード
フレームと半導体基板とを接合し、上記リードと上記半
導体基板上の内部電極とを接続する工程と、上下2ヶの
金型を用い、上記リード外部電極を上記上金型に密着さ
せて、上記半導体基板および上記リードフレームを封止
樹脂で封止する工程と、上記封止樹脂端面で上記リード
を切断し、上記リードフレームの上記封止樹脂外側部分
を全て除去する工程と、を有するものである。
【0042】この発明に係る請求項37記載の樹脂封止
型半導体装置は、リード外部電極上にAu、Cu、Ni
またははんだ等の金属膜を形成して外部電極とするもの
である。
【0043】この発明に係る請求項38記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、封止樹脂より露出したリー
ド外部電極上に、リードフレーム外わく部に通電しリー
ドフレームを陰極として電気めっきを施すことにより、
金属膜を形成するものである。
【0044】この発明に係る請求項39記載の樹脂封止
型半導体装置は、リード外部電極の頭頂部を封止樹脂よ
り突出させて、その周囲を囲む様に環状のスペーサーを
上記封止樹脂に埋め込んで形成したものである。
【0045】この発明に係る請求項40記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置に環状
のスペーサーを載置する工程と、上記リードを金型を用
いて曲げ加工し、上記スペーサーに囲まれる部分に凸状
のリード外部電極を形成する工程と、リードフレームと
半導体基板とを接合し、上記リードと上記半導体基板上
の内部電極とを接続する工程と、上金型に凹部が形成さ
れた上下2ヶの金型を用い、上記リード外部電極を上記
上金型の凹部に差し入れて、上記半導体基板および上記
リードフレームを封止樹脂で封止する工程と、を有する
ものである。
【0046】この発明に係る請求項41記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、リード上の所定位置に板状
の金属片から成るスペーサーを載置する工程と、このス
ペーサー形成位置の上記リードを金型を用いて曲げ加工
し、凸状のリード外部電極を形成し、同時に、このリー
ド外部電極を覆い、しかもその周囲を囲む様に上記スペ
ーサーを成形する工程と、リードフレームと半導体基板
とを接合し、上記リードと上記半導体基板上の内部電極
とを接続する工程と、上金型に凹部が形成された上下2
ヶの金型を用い、上記リード外部電極を上記上金型の凹
部に差し入れて、上記半導体基板および上記リードフレ
ームを封止樹脂で封止する工程と、を有するものであ
る。
【0047】この発明に係る請求項42記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、半導体基板の底部を下金型
に密着させることにより、リードフレームを押し上げて
スペーサーあるいはリード外部電極を上金型に密着さ
せ、上記半導体基板および上記リードフレームを封止樹
脂で封止するものである。
【0048】この発明に係る請求項43記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、上金型に凹部が形成された
上下2ヶの金型を用い、スペーサーあるいはリード外部
電極を上記上金型の凹部に密着させて、半導体基板およ
びリードフレームを封止樹脂で封止するものである。
【0049】この発明に係る請求項44記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、上金型の凹部に弾力性およ
び耐熱性を有する緩衝材を埋め込んだ金型を用いて、半
導体基板およびリードフレームを封止樹脂で封止するも
のである。
【0050】この発明に係る請求項45記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法は、スペーサーおよびリードフ
レームの一方または双方に磁性体を用い、上金型の外側
上面部に磁石を設けた上下2ヶの金型を用いて、半導体
基板および上記リードフレームを封止樹脂で封止するも
のである。
【0051】この発明に係る請求項46記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法の実施に用いる金型は、上下2
ヶの金型で構成し、上金型において、封止される半導体
装置の外部電極に対応する部分に凹部を設けたものであ
る。
【0052】この発明に係る請求項47記載の樹脂封止
型半導体装置の製造方法の実施に用いる金型は、上下2
ヶの金型で構成し、上金型において、封止される半導体
装置の外部電極に対応する部分に、弾力性および耐熱性
を有する緩衝材を埋め込んだ凹部を設けたものである。
【0053】この発明に係る請求項48記載の樹脂封止
型半導体装置は、リード延長部を、封止樹脂の外部電極
形成面と反対側の面まで曲げ加工したものである。
【0054】この発明に係る請求項49記載の樹脂封止
型半導体装置は、樹脂封止型半導体装置を複数個積載
し、下段の上記半導体装置の外部電極と上段の上記半導
体装置のリード延長部とを接続して一体化したものであ
る。
【0055】この発明に係る請求項50記載の樹脂封止
型半導体装置は、樹脂封止型半導体装置における外部電
極およびリード延長部のどちらか一方と、抵抗、コンデ
ンサ等の受動素子あるいはこれら受動素子を搭載した小
型基板とを接合し、他方と上記半導体装置の搭載基板あ
るいは他の半導体装置とを接合したものである。
【0056】
【作用】この発明による樹脂封止型半導体装置は、封止
樹脂よりその頭頂部を露出した外部電極を、リード上に
形成したため、半導体基板から外部との接続用電極とな
る外部電極までの導電経路が短くでき、このため誘導損
失が減少でき素子の高速化が図れる。
【0057】また、この発明によると、リード上の外部
電極と、封止樹脂より突出するリード延長部とを外部接
続用電極とするため、同等な二種類の外部接続用電極を
持つ樹脂封止型半導体装置が得られる。このため外部の
電子機器との多様な接続が可能となる。
【0058】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置の製造方法は、リード上の所定位置にスペーサーを設
け、このスペーサーを上金型に密着させて樹脂封止し、
その後、スペーサーを除去して封止樹脂に孔を形成した
後この孔内に外部電極を形成する。この様にスペーサー
を用いることにより封止樹脂に容易にリード表面に達す
る孔が形成でき、封止樹脂より頭頂部が露出する外部電
極がリード上に形成でき、上述した効果を持つ樹脂封止
型半導体装置が容易に製造できる。
【0059】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置は、リードが封止樹脂端面で切断され外側に突出しな
いように形成されているため、その分だけ外径寸法が縮
少される。このため小型で高速化された樹脂封止型半導
体装置が得られる。また、樹脂封止および外部電極形成
後に、リードを封止樹脂端面で切断して、リードフレー
ムの封止樹脂外側部分を全て除去するため、上記の様な
小型で高速化された樹脂封止型半導体装置が容易に製造
できる。
【0060】また、この発明によると、半導体基板上の
突起電極とリードとを接合した樹脂封止型半導体装置を
小型化、高速化できる。さらに、この発明によると、パ
ッド電極とリードとをワイヤボンディングで接続した樹
脂封止型半導体装置を小型化、高速化できる。
【0061】また、この発明によるとリードフレーム外
わく部に通電してリードフレームを陰極として電気めっ
きを施すことにより外部電極を形成する。リードフレー
ムはリード、リードフレーム外わく部等を一体的に成形
したもののため、容易に電気めっきにより外部電極を形
成できる。さらに、リードフレームにCu、Cu合金、
42アロイを用いると、外部電極に適する金属が容易に
電気めっきにより形成できる。
【0062】また、この発明によると、スペーサー除去
前あるいは外部電極形成前に、リードフレームの封止樹
脂外側部分を絶縁性樹脂で覆う。このため電気めっきに
よる外部電極形成の際に、リードフレームの封止樹脂外
側部分に余分な金属が析出するのが防止できる。また、
上記処理をスペーサー除去前に行うと、さらに、スペー
サー除去の際にリードフレームが腐蝕するのが防止でき
る。
【0063】また、この発明によると、スペーサーとし
て金属を用い、その除去に腐蝕液を用いることにより、
封止樹脂に、外部電極を形成するための孔を確実に開口
することができる。さらに、この発明によると、スペー
サーとして封止樹脂と性質の異なる樹脂を用い、その除
去に有機溶剤を用いることにより、同様に、封止樹脂に
孔を確実に開口できる。
【0064】また、この発明によると、封止樹脂に形成
された孔にはんだクリームを滴下して外部電極を形成す
るため、外部電極が容易に形成できる。
【0065】また、この発明によると、封止樹脂に形成
された孔にはんだクリームをスクリーン印刷により埋め
込み、外部電極を形成するため、同様に外部電極が容易
に形成できる。
【0066】また、この発明によると、マスク蒸着法に
よりはんだを封止樹脂に形成された孔に蒸着して堆積す
るため、同様に外部電極が容易に形成できる。
【0067】また、この発明によると、封止樹脂に形成
された孔に、はんだ塊を載置し、リフローするため、同
様に外部電極が容易に形成できる。
【0068】また、この発明によると、ガスデポジショ
ン法を用いるため、同様に外部電極が容易に形成でき
る。
【0069】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置は、外部電極とリードとの間に、金属の拡散防止層と
酸化防止層との双方あるいはどちらか一方を形成したも
のである。この拡散防止層の形成により、外部電極とリ
ードとの接合部分の金属相互拡散による劣化が防止さ
れ、また酸化防止層の形成により外部電極とリードとの
接続性が良好となり、信頼性が向上する。
【0070】また、この発明によると、封止樹脂に形成
された孔により露出されたリード上に、めっき処理によ
り拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちらか一
方を形成し、この後外部電極を形成する。このため上記
の様な外部電極、リード間の信頼性が向上した樹脂封止
型半導体装置が容易に得られる。
【0071】また、この発明によるとリードフレームの
一部を曲げ加工によって半導体基板底部にまわり込ませ
た素子固定部を有する。このためリードフレームと半導
体基板との固定が確実となる。さらに製造工程において
樹脂封止する際、素子固定部の板ばね効果によりスペー
サー上面を上金型に強く密着させ封止樹脂のスペーサー
上面へのにじみ出しを防止し、後工程でのスペーサーの
除去を確実にする。スペーサーを形成しないでリードに
直接外部電極を形成する場合も、同様の効果があり、信
頼性が向上する。
【0072】また、この発明によると、スペーサーとし
て外部電極をリード上に設けたリードフレームを用いる
ため、スペーサーをそのまま外部電極に使用でき、スペ
ーサーを除去し新たに外部電極を形成するという工程が
省略できる。このため樹脂封止型半導体装置の製造が簡
略で容易になる。
【0073】また、この発明によると、外部電極となる
スペーサーをリード上に設けたリードフレームと半導体
基板とを樹脂封止した後、リードを封止樹脂端面で切断
するため、小型化、高速化の促進した樹脂封止型半導体
装置の製造が簡略で容易になる。
【0074】また、この発明によると、封止樹脂より露
出したスペーサー上にさらに金属膜を形成して外部電極
とするため、封止樹脂面よりも突出した外部電極が容易
に形成でき、外部との接続が容易となる。また、この発
明によると、リードフレームおよびスペーサーに同一材
料を用い、電気めっきにより上記の様な金属膜を形成す
る。これにより、金属膜は容易に形成でき、さらにA
u、Ni、Ni/Auまたははんだ等を金属膜に用いる
ことにより信頼性の高い外部電極が得られる。
【0075】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材上にスペーサーとなるペレットを接合した後打
ち抜き加工で所定形状に加工するため、リード上の所定
位置にスペーサーが設けられたリードフレームが容易に
形成できる。
【0076】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材と板状の金属から成るスペーサー材とを接合
し、このスペーサー材をレジストマスクによりエッチン
グして、所定位置にスペーサーを形成した後、リードフ
レーム材を打ち抜き加工するため、同様に、スペーサー
が設けられたリードフレームが容易に形成できる。
【0077】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材表面に、めっき処理により金属の拡散防止層と
酸化防止層との双方あるいはどちらか一方を形成し、そ
の後上述した様に板状の金属から成るスペーサー材と接
合する。このため、リード上、すなわち外部電極とリー
ドとの間に拡散防止層あるいは酸化防止層が形成された
構造が容易に形成でき、信頼性が向上する。スペーサー
をそのまま外部電極として用いると、さらに上記構造の
形成が容易となる。
【0078】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材上にレジストパターンを形成し、電気めっきに
よりレジストパターンの開口部にスペーサーを形成し、
その後、リードフレーム材を打ち抜き加工するため、リ
ード上の所定位置にスペーサーが設けられたリードフレ
ームが容易に形成できる。
【0079】また、この発明によると、上記リードフレ
ーム材上のレジストパターンの開口部にめっき処理によ
り、拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちらか
一方を形成した後、スペーサーを形成する。このため、
リード上、すなわち外部電極とリードとの間に拡散防止
層あるいは酸化防止層が形成された構造が容易に形成で
き、信頼性が向上する。スペーサーをそのまま外部電極
として用いると、さらに上記構造の形成が容易となる。
【0080】また、この発明によると、所定の形状に打
ち抜き加工したリードフレームのリード上の所定位置
に、ワイヤボンディングにより金属ボールを圧着してス
ペーサーを形成するため、リード上の所定位置にスペー
サーが設けられたリードフレームが容易に形成できる。
【0081】また、この発明によると、ワイヤボンディ
ングにより圧着した金属ボールから成るスペーサーの頭
頂部を、金型を押し付けて平坦化する。このため樹脂封
止の際、上金型とスペーサー上面との密着性が良くな
り、封止樹脂のスペーサー上面へのにじみ出しが防止で
きる。
【0082】また、この発明によると、ワイヤボンディ
ングによるスペーサー形成前のリードフレームの表面
に、あるいは板状のリードフレーム材の表面にめっき処
理により拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはどち
らか一方を形成する。このため、上述した様に、外部電
極とリードとの間に拡散防止層あるいは酸化防止層が形
成された構造が容易に形成できる効果があり、スペーサ
ーをそのまま外部電極に用いると、さらに容易になる。
【0083】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置は、外部電極をリードの一部を凸状に曲げ加工したリ
ード外部電極によって構成したものである。このため、
スペーサーを用いた場合と同様に、小型化、高速化の効
果を奏するとともに、リードの一部をリード外部電極に
用いたため、製造工程を大きく簡略化することができ
る。
【0084】また、この発明によると、リード外部電極
を半導体基板形成領域の上方に形成したため、リード外
部電極と半導体基板上の内部電極との距離を確実に短く
でき、さらに封止樹脂の外径寸法も確実に小さくでき
る。このため高速化、小型化を一層図ることができる。
【0085】また、この発明によると、リードの所定部
分を凸状に曲げ加工してリード外部電極を形成したた
め、小型化、高速化された樹脂封止型半導体装置の製造
が大きく簡略化されて容易となる。また、樹脂封止した
後、リードを封止樹脂端面で切断した場合も、同様の効
果がある。
【0086】また、この発明によると、リード外部電極
上にAu、Cu、Niまたははんだ等の金属膜を形成し
て外部電極としたため、外部電極が封止樹脂面より突出
し、さらに金属膜の性質より、外部との接合性が良好と
なる。また、この様な金属膜は、樹脂封止後、リードフ
レーム外わく部に通電し、リードフレームを陰極として
電気めっきを施すことにより形成する。このため、金属
膜は容易に形成でき、外部との接合性が良好な外部電極
(リード外部電極+金属膜)が容易に形成できる。
【0087】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置は、リード外部電極の頭頂部を封止樹脂より突出させ
て、その周囲を囲む様に環状のスペーサーを封止樹脂に
埋め込んで形成したため、製造工程における樹脂封止の
際、環状のスペーサーにより封止樹脂のリード外部電極
上へのにじみ出しが防止できる。さらに、その製造方法
は、リード上に環状のスペーサーを載置し、このスペー
サーに囲まれる部分のリードを金型を用いて曲げ加工し
て凸状のリード外部電極を形成し、凹部が設けられた上
金型を用い、この凹部にリード外部電極を差し入れて樹
脂封止したものである。この様な製造方法では、リード
外部電極形成時にスペーサーとの寸法精度を所定の値に
することにより、スペーサーはリード外部電極に強固に
固定されてその周囲を囲む。さらにスペーサーは金型に
よって同時にその表面を平坦にできる。また樹脂封止の
際、リード外部電極の周囲のスペーサーと上金型の凹部
の周囲とが強く密着するため、封止樹脂のリード外部電
極上へのにじみ出しが確実に防止できる。
【0088】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置の製造方法は、リード上の所定位置に板状の金属片か
ら成るスペーサーを載置し、その下のリードを金型を用
いて凸状に曲げ加工してリード外部電極を形成する。こ
の時スペーサーを、リード外部電極を覆いしかもその周
囲を囲む様に成形する。その後上金型の凹部にリード外
部電極を差し入れて樹脂封止する。この様に、スペーサ
ーは板状のため、その下のリードを凸状に曲げ加工して
リード外部電極を形成すると、スペーサーはリード外部
電極に沿う様に成形され、強固に固定される。また、樹
脂封止の際、リード外部電極周囲に形成されるスペーサ
ーの平坦な周辺部と上金型の凹部の周囲とが強く密着す
るため、リード外部電極上のスペーサー上への封止樹脂
のにじみ出しが確実に防止できる。このスペーサーはリ
ード外部電極上に形成された金属膜として外部電極の一
部となり、所定の材料を用いれば、外部との接合性が良
好となる。
【0089】また、この発明によると、半導体基板の底
部を下金型に密着させることにより、リードフレームを
押し上げて、スペーサーあるいはリード外部電極を上金
型に密着させて樹脂封止する。これにより封止樹脂のス
ペーサー上あるいはリード外部電極上へのにじみ出しが
防止できる。
【0090】また、この発明によると凹部が形成された
上金型を用い、スペーサーあるいはリード外部電極を上
記凹部に密着させて樹脂封止する。これによりスペーサ
ーあるいはリード外部電極の頭頂部が封止樹脂面より突
出し、露出性が良くなるとともに、そのまま外部電極と
して用いる際、外部との接合性が良くなる。さらに、こ
の発明によると上金型の凹部に弾力性および耐熱性を有
する緩衝材を埋め込んだものを用いる。これによりスペ
ーサーあるいはリード外部電極と上記緩衝材とを強く密
着させることができ、上記と同様の効果を奏するととも
に、封止樹脂のスペーサー上あるいはリード外部電極上
へのにじみ出しを確実に防止できる。
【0091】また、この発明によるとスペーサーおよび
リードフレームの一方または双方に磁性体を用い、上金
型の外側上面部に磁石を設け、樹脂封止する。このため
スペーサーまたはリードフレームが磁力によって上方へ
引き付けられ、スペーサー上面を強く上金型に密着でき
る。スペーサーが磁性体でない場合も、リードフレーム
が上方へ引き付けられるため、リード上のスペーサーは
上へ押し上げられ同様に上金型に強く密着できる。スペ
ーサーを用いないリード外部電極を有する場合も、リー
ドフレームが磁性体であれば、その一部であるリード外
部電極も磁性体となり同様の効果がある。このため、ス
ペーサー上あるいはリード外部電極上への封止樹脂のに
じみ出しが防止できる。
【0092】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置の製造方法の実施に用いる金型は、封止される半導体
装置の外部電極に対応する上金型の部分に凹部を設けた
ため、この金型を用いて樹脂封止することによりスペー
サーあるいはリード外部電極の露出性が良くなり、良好
な外部電極が形成できる。さらに、この発明によると、
封止される半導体装置の外部電極に対応する上金型の部
分に緩衝材を埋め込んだ凹部を設けたため、この金型を
用いて樹脂封止することにより、スペーサーあるいはリ
ード外部電極と上記凹部とを強く密着でき、封止樹脂か
らの露出性がさらに良くなる。
【0093】また、この発明による樹脂封止型半導体装
置は、リード延長部を、封止樹脂の外部電極形成面と反
対側の面まで曲げ加工したものである。このため封止樹
脂の上面と下面とに、外部電極とリード延長部とを有
し、上下両面に同等な外部との接続用電極を有する樹脂
封止型半導体装置が得られる。このため樹脂封止型半導
体装置相互あるいは外部の電子機器との接続の自由度が
向上する。
【0094】また、この発明によると、上記の様な樹脂
封止型半導体装置を複数個積載し、外部電極とリード延
長部とを相互に接続して一体化したため、高機能を小さ
い容積に集約できる。
【0095】また、この発明によると、外部電極とリー
ド延長部とのどちらか一方と受動素子または受動素子を
搭載する小型基板とを接合し、他方と半導体装置の搭載
基板あるいは他の半導体装置とを接合したため、多様な
機能を付加した高機能を小さい容積に集約できる。
【0096】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1による樹脂封止型半導
体装置の構造を示す断面図である。図において、1は半
導体基板、7は半導体基板1上に形成された内部電極と
しての突起電極、8は突起電極7に接合されたリードフ
レームのリード、9はリード8上に形成された外部電
極、10は半導体基板1全体を覆う封止樹脂である。
【0097】図1に示す様に、リード8は封止樹脂10
の外側に突出することなく封止樹脂10端面で切断さ
れ、リード8上に形成された外部電極9は、その頭頂部
のみ露出して樹脂封止される。
【0098】この様に構成される樹脂封止型半導体装置
の製造方法を図2〜図9に基づいて以下に示す。なお、
図5は断面図、図2〜図4および図6〜図9は断面図お
よび平面図であるが、複数個の樹脂封止型半導体装置が
同時に形成される様子を示すため、平面図に関してのみ
樹脂封止型半導体装置2ヶ分の領域を図示する。
【0099】まず、予め所定位置にスペーサー11を形
成し、所定の形状に加工してリード8および外わく部1
2aを一体的に形成したリードフレーム12を得る。こ
のときスペーサー11は、Al等の金属でも、またアク
リル板等の封止樹脂10と性質の異なる樹脂でも良く、
後工程で外部電極9が形成される位置に形成する(図2
(a)、図2(b))。次に、リード8の一部8aを曲
げ加工し(図3(a)、図3(b))、リード8の先端
と半導体基板1上に形成された突起電極7とを接合する
(図4(a)、図4(b))。次に、上下2つの金型1
3a、bを用いることによって、スペーサー11上面を
上金型13aに密着させた状態でモールド樹脂等の封止
樹脂10を金型13a、b内に注入して硬化させ、リー
ドフレーム12に接合した半導体基板1を樹脂封止する
(図5)。
【0100】次に、金型13a、bを取り外す。このと
き、上金型13aに密着されていたスペーサー11の表
面が封止樹脂10より露出される(図6(a)、図6
(b))。続いて、スペーサー11を除去してリード8
上の封止樹脂10に孔14を形成する。このとき、スペ
ーサー11がAl等の金属の場合は例えば塩酸等の腐蝕
液を用いて、またアクリル樹脂等、封止樹脂10と性質
の異なる樹脂の場合は例えばテトラヒドロフラン等の有
機溶剤を用いて除去する(図7(a)、図7(b))。
【0101】次に、電気めっきにより封止樹脂10の孔
14に、Au、Cu、はんだ等を封止樹脂10上面部よ
り突出するまで析出させて形成し外部電極9とする。こ
のとき電気めっきは、リードフレーム外わく部12aに
通電することによりリードフレーム12全体を陰極とし
て行う(図8(a)、図8(b))。次に、封止樹脂1
0外側のリードフレーム12を封止樹脂10の端面で切
断して、樹脂封止型半導体装置を完成する(図9
(a)、図9(b)。
【0102】上記実施例1では半導体基板1上の突起電
極7と接合するリード8上に形成された外部電極9が、
封止樹脂10上面より露出し、外部の電子機器との接続
用電極となる。このため、封止樹脂3の側面外側に外部
リード4aを有して外部との接続用電極としていた従来
のものに比べて、半導体基板1から外部電極9までの導
電経路を短くすることができる。このため誘導損失等を
減少することができ、素子のスイッチング速度の高速化
が図れる。さらに、封止樹脂10の端面でリード8が切
断されて、外側に突出する部分がないため、外径寸法が
縮少でき小型の樹脂封止型半導体装置が得られる。ま
た、スペーサー11を用いたことにより、封止樹脂10
にリード8表面に達するような孔14が容易に形成で
き、その孔14内に外部電極9を形成することにより、
上記の様な高速化、小型化の促進された樹脂封止型半導
体装置が容易に製造できる。
【0103】なお、上記実施例1で用いるリードフレー
ム12の材料としては、はんだ等との接合性が良くAu
やはんだ等のめっきが容易なCu、Cu合金、または4
2アロイを用い、また、外部電極9の材料としては、半
導体装置を搭載基板に接合する接合材として一般的なは
んだ、あるいは搭載基板にコネクタを介して接続する際
電気的な接続性が良いAu等を用いる。また、リードフ
レーム12はリード8、リードフレーム外わく部12a
等を一体的に成形したものであるのでリードフレーム外
わく部12aに通電して容易に電気めっきを施し外部電
極9を形成することができる。
【0104】実施例2.上記実施例1では、半導体基板
1上の突起電極7とリード8とを接合したが、従来例で
示したように、半導体基板1上のパッド電極2とリード
8とをワイヤ5を介して接続しても良く、図10に示
す。図に示す様に、リードフレーム12の一部である基
板固定部12bが基板1底部から基板1を押し上げて固
定し、リード4と半導体基板1とは接着性を有する絶縁
フィルム6により固着される。
【0105】この場合も、上記実施例1と同様に、リー
ド8が封止樹脂10の側面外側に突出することなく、リ
ード8上の外部電極9が外部との接続用電極となるた
め、半導体基板1と外部電極9との間の導電経路が短く
でき、素子のスイッチング速度の高速化が促進された小
型の樹脂封止型半導体装置が得られる。また、基板固定
部12bは、リードフレーム12の一部を曲げ加工によ
って半導体基板1底部にまわり込ませて形成しているた
め、半導体基板1を確実に固定するとともに、製造工程
における樹脂封止の際、その板ばね効果によりスペーサ
ー11上面を上金型13aに強く密着させる。このため
封止樹脂10のスペーサー11上面へのにじみ出しを防
止し、後工程でのスペーサー11の除去が確実となる
(図5〜図7参照)。
【0106】なお、上記実施例2では基板固定部12b
を設けたが、半導体基板1は絶縁フィルム6によりリー
ドフレーム12のリード8に固定されているため、必ず
しも必要ではなく、上記実施例1と同様の効果を奏す
る。また、逆に上記実施例1に基板固定部12bを設け
ても良く、上記実施例2と同様の効果を持つ。
【0107】実施例3.上記実施例1で示した製造工程
において、スペーサー11を除去し、電気めっきにより
外部電極9を形成する際、リードフレーム外わく部12
aおよびリード8の延長部(以下、リード延長部8bと
称す)等、リードフレーム12の封止樹脂10外側部分
を予めレジスト等の絶縁性の樹脂で覆っても良く図11
を用いて示す。まず上記実施例1と同様に半導体基板1
を樹脂封止した後、リードフレーム12の封止樹脂10
外側部分の表面に例えば絶縁性樹脂としてレジスト15
をコーティングし(図11(a))、その後スペーサー
11を除去してリード8上の封止樹脂10に孔14を形
成する(図11(b))。次に、電気めっきにより直流
電源16の陽極にアノード17を、陰極にリードフレー
ム外わく部12aを接続してめっき液18中でAu、C
u、はんだ等の金属を析出させて外部電極9を形成する
(図11(c))。
【0108】上記実施例3では、リードフレーム12の
封止樹脂10外側部分がレジスト15に覆われているた
め、スペーサー11除去の際にリードフレーム12が腐
蝕するのが防止でき、さらに電気めっきによる外部電極
9形成の際に、リードフレーム12の封止樹脂10外側
部分に余分な金属が析出するのが防止できる。
【0109】実施例4.上記実施例1〜3において、外
部電極9形成前に、リード8材と外部電極9材との接続
性を良くするために、封止樹脂10に形成された孔14
により露出したリード8部に、Au、Ag、Pt、Pd
などの酸化防止層19をめっきにより形成しても良い。
図12は外部電極9の下層に酸化防止層19が形成され
た樹脂封止型半導体装置の構造を示す断面図であり、図
13は酸化防止層19形成工程を示す断面図で、特に図
13(a)はリードフレーム12の封止樹脂10外側部
分にレジスト15のコーティングが無い場合、図13
(b)は上記レジスト15のコーティングが有る場合を
示す。
【0110】また、例えばCu等のリード8材とはん
だ、Au等の外部電極9材との様に、リード8材と外部
電極9材とが異なる金属の場合、それらの接合部分の金
属相互拡散による劣化を防止するために、外部電極9形
成前に封止樹脂10に形成された孔14により露出した
リード8部にNi等の拡散防止層20をめっきにより形
成しても良い。図14は外部電極9の下層に拡散防止層
20が形成された樹脂封止型半導体装置の構造を示す断
面図であり、図15は拡散防止層20形成工程を、リー
ドフレーム12の上記レジスト15のコーティングが無
い場合および有る場合について示す断面図である。
【0111】さらにまた、上記拡散防止層20と上記酸
化防止層19との双方を順次めっきして形成しても良
く、リード8材と外部電極9材との接合部分の金属相互
拡散による劣化が防止でき、接続性の良い樹脂封止型半
導体装置が得られる。
【0112】実施例5.上記実施例1では、外部電極9
を電気めっきにより形成したが、図16に示す様に、は
んだを溶剤で溶かしてペースト状にしたはんだクリーム
21を、デスペンサー22のデスペンサーニードル23
より封止樹脂10に形成された孔14に滴下し、その後
熱処理により上記溶剤を蒸発させて外部電極9を形成し
ても良い。
【0113】実施例6.また、図17に示す様に、スク
リーン印刷により外部電極9を形成しても良い。図に示
す様に、封止樹脂10に形成された孔14に対応する開
口部24を有するスクリーン印刷マスク25を用い、こ
のスクリーン印刷マスク25上でスキージ26を移動さ
せて、はんだクリーム21を上記孔14に埋め込み、そ
の後熱処理して外部電極9を形成する。
【0114】実施例7.また、図18に示す様に、マス
ク蒸着法により外部電極9を形成しても良い。図に示す
様に、封止樹脂10に形成された孔14に対応する開口
部27を有する板状のマスク28を、封止樹脂10に密
着させ、蒸発るつぼ29内のはんだ30を真空中で蒸発
させ、上記孔14にはんだ30を蒸着させて埋め込み、
外部電極9を形成する。
【0115】実施例8.また、図19(a)に示す様
に、封止樹脂10に形成された孔14に、はんだ塊とし
てのはんだボール31を載置し、その後図19(b)に
示す様に熱処理して上記はんだボール31をリフローし
て外部電極9を形成しても良い。
【0116】実施例9.また、図20に示す様に、ガス
デポジション法により外部電極9を形成しても良い。図
に示す様に、Ar等の不活性ガス雰囲気の加圧室32内
で、蒸発るつぼ33内のAu等の金属材料34を蒸発さ
せて短い飛程で凝集し、数十〜数百オングストローム程
度の径の金属超微粒子35を生成する。この金属超微粒
子35を輸送管36で減圧雰囲気の堆積室37に導き、
シャッター38およびステージ39を操作して、ステー
ジ39上に載置した半導体装置の封止樹脂10に形成さ
れた孔14に上記金属超微粒子35をノズル40より吹
き付けて堆積しガスデポジション膜41を形成して外部
電極9とする。
【0117】また、上記実施例5〜9においても、上記
実施例4で示した様に酸化防止層19および拡散防止層
20の一方または双方を外部電極9下層に形成でき、上
記実施例4と同様の効果を奏する。
【0118】実施例10.次に、半導体基板1を樹脂封
止する際、スペーサー11上面に封止樹脂10のにじみ
出しを防止するため、スペーサー11上面を上金型13
aに強く密着させる方法について示す。上記実施例2で
は、リードフレーム12の一部を曲げ加工した基板固定
部12bの板ばね効果を利用したが、図21(a)に示
す様に、下金型13bと半導体基板1の底部を密着させ
ることにより、リードフレーム12を押し上げて上金型
13aにスペーサー11を強く密着させても良い。この
場合、完成された樹脂封止型半導体装置は、図21
(b)に示す様に、半導体基板1の裏面が封止樹脂10
から露出したものとなる。これにより、スペーサー11
上面への封止樹脂10のにじみ出しを防止して、スペー
サー11上面の露出性が良くできる。このため、後工程
でスペーサー11が確実に除去できて、外部電極9形成
用の孔14の形成が確実に行える。
【0119】実施例11.また、図22に示す様に、樹
脂封止に用いる上金型13aのスペーサー11接触部分
に凹部42を設けても良く、スペーサー11頭頂部を封
止樹脂10面より突出させ、スペーサー11の封止樹脂
10からの露出性を良くすることができる。さらにま
た、図23に示す様に、上記凹部42内に、例えば、シ
リコンゴムやポリイミド等の弾力性および耐熱性を有す
る緩衝材43を埋め込んでも良く、スペーサー11上面
と緩衝材43とを強く密着させることができ、スペーサ
ー11上面への封止樹脂10のにじみ出しを確実に防止
できる。
【0120】実施例12.また、図24に示す様に、樹
脂封止に用いる上金型13aの外側上面部に永久磁石あ
るいは電磁石等の磁石44を設け、スペーサー11およ
びリードフレーム12の一方または双方を磁性体で構成
することによっても、磁力によってスペーサー11上面
を上金型13aに強く密着させることができる。このと
きスペーサー11自身が磁性体でなくても、リードフレ
ーム12が磁力により上方に引き付けられるため、リー
ド8上のスペーサー11も上方に押し上げられ上金型1
3aに強く密着する。
【0121】上記実施例12において、リードフレーム
12およびスペーサー11の材料の組み合わせの例とし
ては、双方が磁性体である場合は42アロイ、スペーサ
ー11のみが磁性体の場合はスペーサー11;Ni、リ
ードフレーム12;Cu、リードフレーム12のみが磁
性体の場合はリードフレーム12;42アロイ、スペー
サー11;Al、Cu、Au、はんだ、アクリル樹脂等
が挙げられる。
【0122】なお、上記実施例12は、上記実施例11
で示した凹部42を有する上金型13aを用いる場合に
も適用でき、スペーサー11の封止樹脂10からの露出
性がさらに良くなる。図25は、スペーサー11接触部
分に緩衝材43を埋め込んだ凹部42を有した上金型1
3aを用い、さらに磁石44の磁力によりスペーサー1
1を強く緩衝材43に密着させて樹脂封止する方法を示
した図である。
【0123】実施例13.上記実施例1〜9では、スペ
ーサー11を除去して封止樹脂10に開口された孔14
に外部電極9を形成したが、予め外部電極9となる材料
でスペーサー11を形成し、そのまま除去せずに外部電
極9として用いることもできる。図26(a)、(b)
は製造工程で用いたスペーサー11を外部電極9に利用
した樹脂封止型半導体装置の構造を示す断面図であり、
特に図26(b)は、上記実施例11を適用して樹脂封
止を行い、外部電極9(スペーサー11)頭頂部を封止
樹脂10面より突出させたものである。上記実施例13
では、スペーサー11を除去し、新たに外部電極9を形
成する工程が省略できるため、製造が簡略で容易にな
る。
【0124】実施例14.上記実施例13では、スペー
サー11をそのまま外部電極9として用いたが、図27
に示す様に、スペーサー11上にさらに金属膜9aを形
成しても良く、封止樹脂10面よりも突出した外部電極
9が容易に形成でき、外部との接続が容易となる。図2
7(a)は図26(a)で示した樹脂封止型半導体装置
に金属膜9aを形成したもの、図27(b)は図26
(b)で示したものに金属膜9aを形成したものを示
す。また、リードフレーム12とその一部であるリード
8上に形成されるスペーサー11とを同一材料(Cu、
Cu合金、42アロイ等)で構成すると、上記金属膜9
aの形成が、リードフレーム外わく部12aに通電して
行う電気めっきにより容易に形成できる。この金属膜9
aは、はんだ等の他、酸化防止層19となるAu、はん
だとの拡散防止層20となるNi、またはAuとNiと
を順次形成しても良い。
【0125】実施例15.次に、この発明に用いるリー
ドフレーム12は、予め所定位置にスペーサー11を形
成し、リード8およびリードフレーム外わく部12aを
一体的に形成したものを用いたが、その形成方法を図2
8に基づいて以下に示す。まず、板状のリードフレーム
材12cを用意し(図28(a))、その上の所定位置
に、円柱、角柱、または半球状等の形状に加工したスペ
ーサー11となるペレットを熱圧着または接着剤により
貼り付けて接合する(図28(b))。次に、金型を用
いて所定の形状に打ち抜き加工してリードフレーム12
を形成する(図28(c))。上記実施例15では、ス
ペーサー11が容易に所定位置に形成でき、所望のリー
ドフレームを容易に形成できる。
【0126】実施例16.リードフレーム12の形成方
法は上記実施例15に限るものではなく、実施例16に
ついて、図29に基づいて以下に示す。まず、例えばC
u、Cu合金、42アロイ等の板状のリードフレーム材
12cと例えばAl等金属の板状のスペーサー材11a
とを圧延あるいは接着剤で貼り付けて接合する(図29
(a))。次に、スペーサー材11aの表面にレジスト
パターン45を形成する(図29(b))。次に、レジ
ストパターン45をマスクとして下地のスペーサー材1
1aをエッチングし(図29(c))、その後レジスト
パターン45を除去してスペーサー11を形成した後、
金型を用いて所定の形状に打ち抜き加工してリードフレ
ーム12を形成する(図29(d))。上記実施例16
においても、上記実施例15と同様の効果を奏する。
【0127】なお、上記実施例16において、図30に
示す様に、リードフレーム材12cに、予め拡散防止層
46としてNi等を、酸化防止層47としてAu等を、
どちらか一方または双方を順次めっきして形成し、その
上にスペーサー材11aを接合させても良い。このた
め、リード8上、すなわち外部電極9とリード8との間
に拡散防止層46あるいは酸化防止層47が形成された
構造が容易に形成でき、信頼性が向上する。スペーサー
11をそのまま外部電極9に用いる場合は、さらに容易
になる。
【0128】実施例17.また、実施例17はさらに別
のリードフレーム12の形成方法を示すもので、図31
に基づいて以下に示す。まず、板状のリードフレーム材
12c上に、後工程でスペーサー11形成領域となる部
分を開口部48aとしたレジストパターン48を形成し
(図31(a))、リードフレーム材12cを陰極とし
て電気めっきを行うことにより、上記開口部48a内に
金属を析出させてスペーサー11を形成し(図31
(b))、その後レジストパターン48を除去した後
(図31(c))、金型を用いて所定の形状に打ち抜き
加工してリードフレーム12を形成する。上記実施例1
7においても上記実施例15と同様の効果を奏する。
【0129】また、この場合も図32(a)、(b)に
示す様に、レジストパターン48の開口部48aに、拡
散防止層46および酸化防止層47のどちらか一方また
は双方を順次めっきして形成し、その上にスペーサー1
1を形成しても良い。
【0130】実施例18.また、リードフレーム12
は、図33に示す様に、所定の形状に打ち抜き加工した
後、リードフレーム12におけるリード8上の所定位置
にワイヤボンディングによって金属ボールから成るスペ
ーサー11を形成しても良い。図において、49はワイ
ヤボンディングに用いるボンディングツールの先端部で
ある。この場合、Al、Au、Cu、またははんだ等の
線材を放電等により先端を球状にしてリードフレーム1
2に圧着し、線材の球状部分と線状部分との境界で切断
してスペーサー11を形成する。
【0131】上記実施例18において、図34(a)、
(b)に示す様に、金属ボールから成るスペーサー11
を上方から金型50で押し付けて頭頂部を平坦化しても
良く、樹脂封止の際にスペーサー11上面の上金型への
密着性が向上する。
【0132】また、上記実施例18においても図35に
示す様に、スペーサー11形成前のリードフレーム12
表面に、拡散防止層46および酸化防止層47のどちら
か一方または双方を順次めっきして形成し、その上にス
ペーサー11を形成しても良い。この場合、リードフレ
ーム12表面のめっきは、打ち抜き加工前の板状のリー
ドフレーム材12cに施しても良い。
【0133】実施例19.次に、外部電極9としてリー
ド8の一部を用いた樹脂封止型半導体装置の構造を図3
6に示す。図において、1、7、8および10は上記実
施例1と同じもの、8cは、半導体基板1形成領域の上
方において封止樹脂10から頭頂部が露出したリード8
の凸部で、リード外部電極である。
【0134】この様に構成される樹脂封止型半導体装置
の製造方法を図37に基づいて以下に示す。まず、板状
のリードフレーム材12cを、金型を用いて所定の形状
に打ち抜き加工し、リード8およびリードフレーム外わ
く部12を一体的に形成したリードフレーム12を得る
(図37(a))。次に、リード8を金型を用いて曲げ
加工し、リード8の先端部を半導体基板1に近づく様に
成形し、さらにリード外部電極8cとなる凸部を形成す
る(図37(b))。次に、リード8の先端と半導体基
板1上に形成された突起電極7とを接合する。このと
き、リード外部電極8cは半導体基板1形成領域上に位
置する(図37(c))。
【0135】次に、上下2つの金型13a、bを用いる
ことによって、モールド樹脂等の封止樹脂10を金型1
3a、b内に注入して硬化させ、リードフレーム12に
接合した半導体基板1を樹脂封止する。このとき、上金
型13aには、リード外部電極8cに対応する部分に凹
部51が形成されたものを用い、リード外部電極8cの
頭頂部を上金型13aに密着させた状態で樹脂封止する
(図37(d))。次に、金型13a、bを取り外す。
このとき、上金型13aに密着されていたリード外部電
極8cの頭頂部が封止樹脂より露出される(図37
(e))。次に封止樹脂10外側のリードフレーム12
を封止樹脂10の端面で切断して、樹脂封止型半導体装
置を完成する(図36参照)。
【0136】上記実施例19では、上記実施例1と同様
に、半導体基板1からリード外部電極8cまでの導電経
路が短く形成でき、リード8が封止樹脂10の端面で切
断されるため、小型化、高速化が図れる。また、リード
外部電極8cは半導体基板1形成領域の上方に形成され
るため、小型化、高速化が更に確実となる。さらにリー
ド外部電極8cはリード8の一部を用いたものであるた
め製造工程を大きく簡略化することができる。
【0137】なお、上記実施例19においても図38に
示す様に、上記実施例12と同様に、永久磁石等の磁石
44を上金型13aの外側上面部に設けて樹脂封止する
と、リード外部電極8c頭頂部の露出性が良くなる。
【0138】また、図39(a)に示す様に、金型13
a、bを取り外した後上記実施例14と同様にリード外
部電極8c上にさらに金属膜9aを電気めっきにより形
成して外部電極9としても良い。この金属膜9aは、こ
の半導体装置を搭載する搭載基板等への接合性を良くす
るためのはんだや、また、搭載基板側に予めはんだ等が
形成されている場合、このはんだとの接合性の良いA
u、Cu、Ni等でも良い。その後、図39(b)に示
す様にリード8を封止樹脂端面で切断して樹脂封止型半
導体装置を完成する。さらに、上記金属膜9aをめっき
する際に、上記実施例3で示した様に、リードフレーム
12の封止樹脂10外側部分でリード外部電極8c以外
の部分を予めレジスト15等でコーティングしても良
い。
【0139】実施例20.次に、リード8の一部を用い
てリード外部電極8cとした樹脂封止型半導体装置の別
例を図40に示す。図に示す様に、リード外部電極8c
の頭頂部を突出させてその周囲を囲む様に環状のスペー
サー52を封止樹脂10に埋め込んで形成したものであ
る。
【0140】この様に構成される樹脂封止型半導体装置
の製造方法を図41に基づいて以下に示す。まず、金型
を用いて所定の形状に打ち抜き加工したリードフレーム
12におけるリード8の所定位置に円環状またはわく状
等の環状のスペーサー52を載置する。このスペーサー
52は金属でも絶縁物でも良い(図41(a))。
【0141】次に、リード8を金型を用いて曲げ加工
し、リード8の先端を半導体基板1に近づく様に成形
し、さらにスペーサー52形成位置に、リード外部電極
8cとなる凸部を形成する。このとき金型とスペーサー
52との寸法精度(公差)を所定の値にすることによ
り、スペーサー52は、前工程でリード8上に固定され
ていなくても、リード外部電極8cに強固に固定されて
その周囲を囲む。さらにスペーサー52は金型によって
同時にその表面(リード8との接触面と反対側の面)を
平坦にできる(図41(b))。次に、上記実施例19
と同様に、リード8の先端と突起電極7とを接合した
後、上金型13aに凹部51が形成された上下2つの金
型13a、bを用いて半導体基板1を樹脂封止する(図
41(c))。この後上記実施例19と同様にして樹脂
封止型半導体装置を完成する(図40参照)。
【0142】上記実施例20では、樹脂封止する際、リ
ード外部電極8cの周囲のスペーサー52と上金型13
aの凹部51の周囲とが強く密着するため、封止樹脂1
0のリード外部電極8c上へのにじみ出しの防止が確実
となるとともに、上金型13aに設けられる凹部51の
加工精度のマージンは、スペーサー52を用いない上記
実施例19のものよりも大きくなり、製造も容易にな
る。
【0143】なお、スペーサー52は、図42に示す様
に、樹脂封止の後で除去しても良い。また、図43に示
す様に、リード外部電極8c上にさらに金属膜9aを形
成して外部電極9としても良い。この金属膜9aの形成
は、図43(a)に示す様にスペーサー52が形成され
た状態でも、また図43(b)に示す様にスペーサー5
2が除去された状態でも可能である。
【0144】さらにまた、上記実施例20においても、
上金型13aに磁石44を設け、リードフレーム12ま
たはスペーサー52を磁性体で構成することにより、ス
ペーサー52と上金型13aをさらに強固に密着させる
ことができる。
【0145】実施例21.上記実施例20では環状のス
ペーサー52を用いたが、それに限るものではなく、他
の例を図44に基づいて以下に示す。まず、所定の形状
に加工されたリードフレーム12におけるリード8の所
定位置に矩形の板状または円板状の金属から成るスペー
サー53を載置する(図441(a))。次に、リード
8を金型を用いて曲げ加工し、リード8の先端を半導体
基板1に近づく様に成形し、さらにスペーサー53形成
位置に、リード外部電極8cとなる凸部を形成する。こ
のときスペーサー53は板状のためリード外部電極8c
の形状に沿うように成形され、また、上記実施例20と
同様に、リード外部電極8cに強固に固定される。ま
た、スペーサー53は、その平坦な周辺部がリード外部
電極8cの周囲を囲むように形成される。ここで、スペ
ーサー53の径は、リード外部電極8cの径にスペーサ
ー53の板厚の2倍を加えたものよりも大きいものとす
る(図44(b))。
【0146】次に、上記実施例19、20と同様に、リ
ード8の先端と突起電極7とを接合した後、上金型13
aに凹部51が形成された上下2つの金型13a、bを
用いて半導体基板1を樹脂封止する(図44(c))。
この後上記実施例19、20と同様にして樹脂封止型半
導体装置を完成する(図44(d))。
【0147】上記実施例21では、樹脂封止する際、リ
ード外部電極8cの周囲に形成されるスペーサー53の
平坦な周辺部と、上金型13aの凹部51の周囲とが強
く密着する。このため上記実施例20と同様の効果を奏
することができる。また、スペーサー53は、リード外
部電極8c上に形成された金属膜9aとして外部電極9
の一部となる。このスペーサー53の材料を、上記実施
例19で示したリード外部電極8c上の金属膜9aに用
いた材料を選ぶと、めっきによる金属膜9a形成の場合
と同様の効果が容易に得られる。さらに、上記実施例2
1においても、磁石44を用いてスペーサー53と上金
型13aをさらに強固に密着させることができる。
【0148】ところで、上記実施例19〜21において
半導体基板1とリード8との接合は突起電極7を介して
行ったが、上記実施例2で示した様に、パッド電極2と
リード8とをワイヤ5を介して接続するワイヤボンディ
ングが適用できるのは明かである。
【0149】実施例22.次に、リードフレーム12の
封止樹脂10外側部分をすべて切断せずにリードフレー
ム外わく部12aのみ切断し、リード延長部8bを残す
場合の例を図45に示す。図に示す様に、封止樹脂10
上面には外部電極9の頭頂部が露出し、側面にはリード
延長部8bが突出し、このリード延長部8bを封止樹脂
10の下側に達する様に曲げ加工したものである。
【0150】上記実施例22では、半導体装置の上面の
外部電極9と下面のリード延長部8bとが同等な外部と
の接続電極となるため、上下両面に同等な電極を有する
樹脂封止型半導体装置が得られる。このため、樹脂封止
型半導体装置相互あるいは外部の電子機器との接続の自
由度が向上し、多様な接続が可能となる。
【0151】実施例23.次に、上記実施例22におけ
る樹脂封止型半導体装置の接続方式の一例を図46に示
す。例えばアドレス線等の共通な信号線を多く持つ記憶
素子等の半導体素子を用い、上記実施例22に示す様に
樹脂封止型半導体装置を構成する。これらを複数個積載
し、半導体装置の外部電極9と、その上に積載された半
導体装置のリード延長部8bとを接続することにより一
体の回路機能を有する半導体装置を構成する。
【0152】なお、上記実施例23において、図47に
示す様に、共通な信号線は相互に接続し、それ以外の信
号線に関しては、リード延長部8bと外部電極9とを全
て設けておいて、半導体基板1上の突起電極7等の内部
電極を必要な部分のみ接続する。また、半導体基板1上
の内部電極とも全て接続し、この内部電極と回路領域と
を結ぶ信号線を、必要なものを予め切断しておいても良
い。
【0153】上記実施例23では、上記実施例22で示
した樹脂封止型半導体装置を複数個積載することにより
一体化した樹脂封止型半導体装置を得ることができ、小
さい容積に回路機能を集約できる。
【0154】実施例24.ところで、一般に、回路の終
端部分において、その部分からの反射による成分を除去
または低減する場合や、回路の途中にある素子から見
て、それ以前とそれ以後の、回路のインピーダンスをほ
ぼ同等に保つ場合等に、抵抗やコンデンサを用いること
によって、ノイズの低減や回路の高速化を達成する。図
48は、上記実施例22で示した樹脂封止型半導体装置
に抵抗やコンデンサ等受動素子を搭載した基板を接続し
た半導体装置を示す断面図である。図に示す様に、受動
素子としての抵抗54とコンデンサ55とを搭載した小
型基板56を、外部電極9に接続して一体化した樹脂封
止型半導体装置を得る。この場合、リード延長部8bが
プリント基板等搭載基板への接続用電極となる。この様
に、抵抗54やコンデンサ55の機能を付加した回路機
能を小さな容積に集約できる。
【0155】なお、上記小型基板56はリード延長部8
bと接続しても良く、封止樹脂10の上下どちらか一方
の側の電極(外部電極9あるいはリード延長部8b)と
接続し、他方の電極が、プリント基板等への接続用電極
となる。また、抵抗54やコンデンサ55を直接外部電
極9あるいはリード延長部8bに接続しても良い。さら
に、上記実施例24は、上記実施例23で示した、複数
個の装置が積載され一体化した樹脂封止型半導体装置に
も適用できる。
【0156】実施例25.また、リード延長部8bは必
ずしも、外部電極9と反対側の封止樹脂10面まで曲げ
加工する必要はなく、図49に示す様に多様な接続が可
能になり、小さな容積に高い機能が集約できる。
【0157】上記実施例22〜25において、外部電極
9は、スペーサー11を除去しないで用いたものでも、
またリード8の一部であるリード外部電極8cであって
も良い。
【0158】
【発明の効果】以上のように、この発明による樹脂封止
型半導体装置は、封止樹脂よりその頭頂部を露出した外
部電極をリード上に形成したため半導体基板から外部と
の接続用電極となる外部電極までの導電経路が短くで
き、素子の高速化が図れる。
【0159】また、この発明によると、リード上の外部
電極と封止樹脂より突出するリード延長部とを外部接続
用電極とするため、同等な二種類の外部接続用電極を持
つ樹脂封止型半導体装置が得られる。このため外部の電
子機器との多様な接続が可能となる。
【0160】また、この発明によると、スペーサーを用
いることにより、封止樹脂にリード表面に達する孔が容
易に形成できる。この孔内に金属を埋設して封止樹脂よ
り頭頂部が露出する外部電極がリード上に形成でき、上
述した効果を持つ樹脂封止型半導体装置が容易に製造で
きる。
【0161】また、この発明によると、リードが封止樹
脂端面で切断され外側に突出しない様に形成されている
ため、外径寸法が縮少され、小型で高速化された樹脂封
止型半導体装置が得られる。また、樹脂封止および外部
電極形成後に、リードを封止樹脂端面で切断するため上
記効果を持つ樹脂封止型半導体装置が容易に製造でき
る。
【0162】また、この発明によると、半導体基板上の
突起電極とリードとを接合した樹脂封止型半導体装置を
小型化、高速化できる。また、半導体基板上のパッド電
極とリードとをワイヤボンディングで接続した場合も、
同様の効果を奏する。
【0163】また、この発明によると、リードフレーム
外わく部に通電してリードフレームを陰極にして電気め
っきにより、容易に外部電極が形成できる。さらに、リ
ードフレームにCu、Cu合金、42アロイを用いる
と、外部電極に適する金属が容易に電気めっきにより形
成できる。
【0164】また、この発明によると、スペーサー除去
前あるいは外部電極形成前に、リードフレームの封止樹
脂外側部分を絶縁性樹脂で覆う。このため外部電極形成
時の電気めっきにより、リードフレームの封止樹脂外側
部分に余分な金属が析出するのを防止する。また、上記
処理をスペーサー除去前に行うと、さらにスペーサー除
去の際にリードフレームが腐蝕するのを防止する。
【0165】また、この発明によると、スペーサーとし
て金属を用い、その除去に腐蝕液を用いることにより、
封止樹脂に外部電極を形成するための孔を確実に開口す
ることができる。また、スペーサーとして封止樹脂と性
質の異なる樹脂を用い、その除去に有機溶剤を用いる場
合も、上記と同様の効果を奏する。
【0166】また、この発明によると、はんだクリーム
を封止樹脂の孔に滴下して、またはスクリーン印刷によ
って埋設して外部電極を形成するため、この外部電極が
容易に形成できる。さらに、マスク蒸着法、はんだ塊を
載置した後リフローする方法、あるいはガスデポジショ
ン法によっても外部電極が容易に形成できる。
【0167】また、この発明によると、外部電極とリー
ドとの間に、金属の拡散防止層と酸化防止層との双方あ
るいはどちらか一方を形成したため、外部電極とリード
との接合部分の金属相互拡散による劣化が防止され、ま
た、接続性が良好となり、信頼性が向上する。また、上
記拡散防止層または酸化防止層は、封止樹脂に形成され
た孔により露出されたリード上に、めっき処理により形
成する。このため上記効果を持つ樹脂封止型半導体装置
を容易に製造できる。
【0168】また、この発明によると、リードフレーム
の一部を半導体基板底部にまわり込ませた素子固定部を
形成したため、リードフレームと半導体基板との固定が
確実となり、さらに製造工程において樹脂封止する際、
素子固定部の板ばね効果によりスペーサーあるいはリー
ドに直接形成された外部電極が上金型に強く密着して、
それらの上に封止樹脂がにじみ出すのを防止し、信頼性
が向上する。
【0169】また、この発明によると、スペーサーをそ
のまま外部電極に使用するため、樹脂封止型半導体装置
の製造が簡略で容易になる。さらに、リードを封止樹脂
端面で切断するため、小型化、高速化の促進した樹脂封
止型半導体装置の製造が簡略で容易になる。
【0170】また、この発明によると、封止樹脂より露
出したスペーサー上にさらに金属膜を形成して外部電極
とするため、封止樹脂面よりも突出した外部電極が容易
に形成でき、外部との接続が容易となる。また、リード
フレームおよびスペーサーに同一材料を用い、電気めっ
きにより上記の様な金属膜を形成する。これにより金属
膜は容易に形成でき、さらにAu、Ni、Ni/Auま
たははんだ等を用いると信頼性の高い外部電極が得られ
る。
【0171】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材上にスペーサーとなるペレットを接合した後、
打ち抜き加工で所定形状に加工するため、リード上の所
定位置にスペーサーが設けられたリードフレームが容易
に形成できる。また、板状のリードフレーム材と板状の
金属から成るスペーサー材とを接合し、このスペーサー
材をレジストマスクによりエッチングして所定位置にス
ペーサーを形成しても同様の効果を奏する。さらに、板
状のリードフレーム材表面に、めっき処理により金属の
拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちらか一方
を形成した後、上記の様にスペーサー材を接合すること
により、外部電極とリードとの間に拡散防止層あるいは
酸化防止層が形成された構造が容易に形成でき、信頼性
が向上する。スペーサーをそのまま外部電極として用い
ると、さらに上記構造の形成が容易となる。
【0172】また、この発明によると、板状のリードフ
レーム材上にレジストパターンを形成し、電気めっきに
よりレジストパターン開口部にスペーサーを形成した後
リードフレーム材を打ち抜き加工する。このため、上述
した様にリード上の所定位置にスペーサーが設けられた
リードフレームが容易に形成できる。また、リードフレ
ーム材上のレジストパターンの開口部にめっき処理によ
り、金属の拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはど
ちらか一方を形成した後、スペーサーを形成することに
より、上述した様に外部電極とリードとの間に拡散防止
層あるいは酸化防止層が形成された信頼性の高い構造が
容易に形成できる効果があり、スペーサーをそのまま外
部電極として用いると、さらに容易になる。
【0173】また、この発明によると、リードフレーム
のリード上の所定位置に、ワイヤボンディングにより金
属ボールを圧着してスペーサーを形成するため、リード
上の所定位置にスペーサーが設けられたリードフレーム
が容易に形成できる。また、上記金属ボールの頭頂部を
平坦化することにより、樹脂封止の際、上金型とスペー
サー上面との密着性が良くなり、封止樹脂のスペーサー
上面へのにじみ出しが防止できる。また、さらにこの場
合もリードフレーム表面に、あるいは板状のリードフレ
ーム材の表面にめっき処理により拡散防止層と酸化防止
層との双方あるいはどちらか一方を形成すると、上述し
た効果が同様に得られる。
【0174】また、この発明によると外部電極をリード
の一部を凸状に曲げ加工したリード外部電極によって構
成するため、小型化、高速化された樹脂封止型半導体装
置の製造が大きく簡略化されて容易となる。また、リー
ドを封止樹脂端面で切断した場合も、同様の効果があ
る。さらに、リード外部電極を半導体基板形成領域の上
方に形成したため、リード外部電極と半導体基板上の内
部電極との距離を確実に短くでき、さらに封止樹脂の外
径寸法も確実に縮少できて、高速化、小型化を一層促進
できる。
【0175】また、この発明によると、リード外部電極
上にAu、Cu、Niまたははんだ等の金属膜を形成し
て外部電極としたため、外部電極が封止樹脂面より突出
し、さらに金属膜の性質より外部との接合性が良好とな
る。また、上記金属膜は、リードフレーム外わく部に通
電して電気めっきにより形成するため、容易に形成で
き、上記効果を持つ外部電極が容易に形成できる。
【0176】また、この発明によると、環状のスペーサ
ーをリード外部電極の周囲を囲む様に封止樹脂に埋め込
んで形成したため、製造工程における樹脂封止の際、リ
ード外部電極上への封止樹脂のにじみ出しが防止でき
る。また、この発明によると、リード上に環状のスペー
サーを載置し、このスペーサーに囲まれる部分のリード
を金型を用いて曲げ加工して凸状のリード外部電極を形
成し、凹部が設けられた上金型を用い、この凹部にリー
ド外部電極を差し入れて樹脂封止する。このため、リー
ド外部電極形成時に、スペーサーをリード外部電極にそ
の周囲を囲む様に強固に固定することができる。さらに
同時にスペーサー表面を金型によって平坦化できる。ま
た樹脂封止の際、上記スペーサーと上金型の凹部の周囲
とが強く密着するため、封止樹脂のリード外部電極上へ
のにじみ出しが確実に防止できる。
【0177】また、この発明によると、リード上に板状
の金属片から成るスペーサーを載置し、その下にリード
外部電極を形成した後、上金型の凹部にリード外部電極
を差し入れて樹脂封止する。このためリード外部電極形
成時にスペーサーはリード外部電極に沿う様に成形さ
れ、強固に固定される。また、樹脂封止の際、リード外
部電極周囲に形成されるスペーサーの平坦な周辺部と上
金型の凹部の周囲とが強く密着するため、封止樹脂のス
ペーサー上へのにじみ出しが確実に防止できる。この金
属から成るスペーサーはリード外部電極上の金属膜とし
て外部電極の一部となり、所定の材料を用いることによ
り外部との接合性が良好となる。
【0178】また、この発明によると、半導体基板の底
部を下金型に密着させて、リードフレームを押し上げス
ペーサーあるいはリード外部電極を上金型に密着させて
樹脂封止するため封止樹脂のスペーサー上あるいはリー
ド外部電極上へのにじみ出しが防止できる。
【0179】また、この発明によると、凹部が設けられ
た上金型を用いるため、スペーサーあるいはリード外部
電極の頭頂部が封止樹脂面より突出し、露出性が良くな
るとともに、そのまま外部電極として用いる際、外部と
の接合性が良くなる。さらに上記凹部に緩衝材を埋め込
んだ上金型を用いると、スペーサーあるいはリード外部
電極と緩衝材とを強く密着でき、上記と同様の効果を奏
するとともに、封止樹脂のスペーサー上あるいはリード
外部電極上へのにじみ出しを確実に防止できる。
【0180】また、この発明によると、スペーサーおよ
びリードフレームの一方および双方に磁性体を用い、上
金型の外側上面部に磁石を設けて樹脂封止するため、ス
ペーサー上面を上金型に強く密着できる。スペーサーを
用いないリード外部電極を有する場合も、リードフレー
ムが磁性体であれば、リード外部電極が上金型に強く密
着し、このため、スペーサー上あるいはリード外部電極
上への封止樹脂のにじみ出しが防止できる。
【0181】また、この発明によると、上金型の樹脂封
止される半導体装置の外部電極に対応する部分に凹部を
設けたため、この金型を用いて樹脂封止型半導体装置を
製造すると、スペーサーあるいはリード外部電極の封止
樹脂からの露出性が良くなり、良好な外部電極が形成で
きる。また、上記凹部に、緩衝材を埋め込んだため、ス
ペーサーあるいはリード外部電極と凹部とを強く密着で
き、封止樹脂からの露出性がさらに良くなる。
【0182】また、この発明によると、リード延長部
を、封止樹脂の外部電極形成面と反対側の面まで曲げ加
工したため、上下両面に同等な外部との接続用電極を有
する樹脂封止型半導体装置が得られる。このため樹脂封
止型装置相互あるいは外部の電子機器との接続の自由度
が向上する。
【0183】また、この発明によると、上記の様な樹脂
封止型半導体装置を複数個積載し、外部電極とリード延
長部とを相互に接続して一体化したため、高機能を小さ
い容積に集約できる。
【0184】また、この発明によると、外部電極とリー
ド延長部とのどちらか一方と受動素子または受動素子を
搭載する小型基板とを接合し、他方と半導体装置の搭載
基板とを接合したため、多様な機能を付加した高機能を
小さい容積に集約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図3】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図4】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図5】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図7】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図8】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図9】 この発明の実施例1による樹脂封止型半導体
装置の製造方法の一工程を示す断面図および平面図であ
る。
【図10】 この発明の実施例2による樹脂封止型半導
体装置の構造を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施例3による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例4による樹脂封止型半導
体装置の構造を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施例4による樹脂封止型半導
体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施例4の別例による樹脂封止
型半導体装置の構造を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施例4の別例による樹脂封止
型半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施例5による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施例6による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施例7による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図19】 この発明の実施例8による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施例9による樹脂封止型半導
体装置の製造方法を示す断面図である。
【図21】 この発明の実施例10による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図22】 この発明の実施例11による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図23】 この発明の実施例11の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図24】 この発明の実施例12による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図25】 この発明の実施例12の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図26】 この発明の実施例13による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図27】 この発明の実施例14による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図28】 この発明の実施例15による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す平面図である。
【図29】 この発明の実施例16による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図30】 この発明の実施例16の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図31】 この発明の実施例17による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図32】 この発明の実施例17の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図33】 この発明の実施例18による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図34】 この発明の実施例18の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図35】 この発明の実施例18の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図36】 この発明の実施例19による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図37】 この発明の実施例19による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図38】 この発明の実施例19の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図39】 この発明の実施例19の別例による樹脂封
止型半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図40】 この発明の実施例20による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図41】 この発明の実施例20による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図42】 この発明の実施例20の別例による樹脂封
止型半導体装置の構造を示す断面図である。
【図43】 この発明の実施例20の別例による樹脂封
止型半導体装置の構造を示す断面図である。
【図44】 この発明の実施例21による樹脂封止型半
導体装置の製造方法を示す断面図である。
【図45】 この発明の実施例22による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図46】 この発明の実施例23による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図47】 この発明の実施例23の別例による樹脂封
止型半導体装置の構造を示す断面図である。
【図48】 この発明の実施例24による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図49】 この発明の実施例25による樹脂封止型半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図50】 従来の樹脂封止型半導体装置の構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 内部電極としての電極パッド、5
ワイヤ、6 絶縁フィルム、7 内部電極としての突
起電極、8 リード、8b リード延長部、8c リー
ド外部電極、9 外部電極、9a 金属膜、10 封止
樹脂、11 スペーサー、11a スペーサー材、12
リードフレーム、12a リードフレーム外わく部、
12b 基板固定部、12c リードフレーム材、13
a 上金型、13b 下金型、14 孔、15 絶縁性
樹脂としてのレジスト、19 酸化防止層、20 拡散
防止層、21 はんだクリーム、30 はんだ、31
はんだ塊としてのはんだボール、35 金属超微粒子、
42 凹部、43 緩衝材、44 磁石、45 レジス
トパターン、46 拡散防止層、47 酸化防止層、4
8 レジストパターン、48a 開口部、50 金型、
51 凹部、52,53 スペーサー、54 受動素子
としての抵抗、55 受動素子としてのコンデンサ、5
6 小型基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/60 311 R 7726−4E 21/321 23/28 Z 6921−4E // B29L 31:34

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板に電気的
    に接続されるリードと、このリードを含み上記半導体基
    板に固定されたリードフレームと、上記リード上に形成
    された外部電極と、この外部電極の頭頂部が露出するよ
    うに上記半導体基板、上記リードフレーム、および上記
    外部電極を封止する封止樹脂と、を備えたことを特徴と
    する樹脂封止型半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板に電気的に接続されるリード
    が封止樹脂より突出するリード延長部を有し、このリー
    ド延長部と上記リード上の外部電極とを外部接続用電極
    とすることを特徴とする請求項1記載の樹脂封止型半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 リード上の所定位置にスペーサーを設け
    たリードフレームと半導体基板とを接合し、上記リード
    と上記半導体基板上の内部電極とを接続する工程と、上
    下2ヶの金型を用い、上記スペーサーを上記上金型に密
    着させて、上記半導体基板および上記リードフレームを
    封止樹脂で封止する工程と、上記リード上の上記スペー
    サーを除去して上記封止樹脂に孔を形成する工程と、上
    記孔内に金属を埋設することにより外部電極を形成する
    工程と、を有することを特徴とする請求項1または2記
    載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板に電気的に接続されるリード
    が、封止樹脂端面で切断され、側面外側に突出しないこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂封止型半導体装置。
  5. 【請求項5】 リード上の所定位置にスペーサーを設け
    たリードフレームと半導体基板とを接合し、上記リード
    と上記半導体基板上の内部電極とを接続する工程と、上
    下2ヶの金型を用い、上記スペーサーを上記上金型に密
    着させて、上記半導体基板および上記リードフレームを
    封止樹脂で封止する工程と、上記リード上の上記スペー
    サーを除去して上記封止樹脂に孔を形成する工程と、上
    記孔内に金属を埋設することにより外部電極を形成する
    工程と、上記封止樹脂端面で上記リードを切断し、上記
    リードフレームの上記封止樹脂外側部分を全て除去する
    工程と、を有することを特徴とする請求項4記載の樹脂
    封止型半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上の突起電極とリードとを接
    合することにより上記半導体基板をリードフレームに固
    定したことを特徴とする請求項1、2、または4のいず
    れかに記載の樹脂封止型半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板を接着性を有する絶縁フィル
    ムを介してリードフレームと接合し、上記半導体基板上
    のパッド電極とリードとをワイヤで結線したことを特徴
    とする請求項1、2、または4のいずれかに記載の樹脂
    封止型半導体装置。
  8. 【請求項8】 リードフレーム外わく部に通電し、リー
    ドフレームを陰極として電気めっきを施すことにより外
    部電極を形成することを特徴とする請求項3または5記
    載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 リードフレームの材料にCu、Cu合金
    または42アロイを用いることを特徴とする請求項8記
    載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板およびリードフレームを樹
    脂封止した後、スペーサー除去前あるいは外部電極形成
    前に上記リードフレームの封止樹脂外側部分を絶縁性樹
    脂で覆うことを特徴とする請求項8または9記載の樹脂
    封止型半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 スペーサーとして金属を用い、その除
    去には腐蝕液を用いることを特徴とする請求項3または
    5記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 スペーサーとして封止樹脂と性質の異
    なる樹脂を用い、その除去には有機溶剤を用いることを
    特徴とする請求項3または5記載の樹脂封止型半導体装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 封止樹脂に形成された孔に、上記封止
    樹脂上からはんだクリームを滴下した後、熱処理を施し
    て外部電極を形成することを特徴とする請求項3または
    5記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 封止樹脂に形成された孔に、はんだク
    リームをスクリーン印刷により埋め込み、その後熱処理
    を施して外部電極を形成することを特徴とする請求項3
    または5記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 封止樹脂に形成された孔に、マスク蒸
    着法によりはんだを蒸着させて堆積し、外部電極を形成
    することを特徴とする請求項3または5記載の樹脂封止
    型半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 封止樹脂に形成された孔に、はんだ塊
    を載置し、熱処理によりリフローして外部電極を形成す
    ることを特徴とする請求項3または5記載の樹脂封止型
    半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 封止樹脂に形成された孔に、ガスデポ
    ジション法により金属超微粒子を堆積し、外部電極を形
    成することを特徴とする請求項3または5記載の樹脂封
    止型半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 外部電極とリードとの間に、金属の拡
    散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちらか一方を
    形成したことを特徴とする請求項1、2、または4のい
    ずれかに記載の樹脂封止型半導体装置。
  19. 【請求項19】 封止樹脂に形成された孔により露出さ
    れたリード上に、金属の拡散防止層と酸化防止層との双
    方あるいはどちらか一方をめっき処理により形成し、そ
    の後外部電極を形成することを特徴とする請求項3、
    5、8、または13〜17のいずれかに記載の樹脂封止
    型半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 リードフレームの一部を曲げ加工によ
    って半導体基板底部にまわり込ませた基板固定部を有す
    ることを特徴とする請求項1、2、4、6、または7の
    いずれかに記載の樹脂封止型半導体装置。
  21. 【請求項21】 リード上の所定位置に外部電極となる
    スペーサーを設けたリードフレームと半導体基板とを接
    合し、上記リードと上記半導体基板上の内部電極とを接
    続する工程と、上下2ヶの金型を用い、上記スペーサー
    を上記上金型に密着させて、上記半導体基板および上記
    リードフレームを封止樹脂で封止する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の樹脂封止型半
    導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 リード上の所定位置に外部電極となる
    スペーサーを設けたリードフレームと半導体基板とを接
    合し、上記リードと上記半導体基板上の内部電極とを接
    続する工程と、上下2ヶの金型を用い、上記スペーサー
    を上記上金型に密着させて、上記半導体基板および上記
    リードフレームを封止樹脂で封止する工程と、上記封止
    樹脂端面で上記リードを切断し、上記リードフレームの
    上記封止樹脂外側部分を全て除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の樹脂封止型半導体装置
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 封止樹脂より露出したスペーサー上
    に、さらに金属膜を形成して外部電極とすることを特徴
    とする請求項21または22記載の樹脂封止型半導体装
    置の製造方法。
  24. 【請求項24】 リードフレームおよびスペーサーにC
    u、Cu合金または42アロイ等の同一材料を用い、リ
    ードフレーム外わく部に通電しリードフレームを陰極と
    して電気めっきを施すことにより、上記スペーサー上に
    Au、Ni、Ni/Au、またははんだ等の金属膜を形
    成することを特徴とする請求項23記載の樹脂封止型半
    導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 板状のリードフレーム材の所定位置に
    スペーサーとなるペレットを熱圧着あるいは接着剤によ
    り接合し、金型を用いて、上記リードフレーム材を所定
    の形状に打ち抜き加工してリードフレームを形成するこ
    とを特徴とする請求項3、5、21、または22のいず
    れかに記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 板状のリードフレーム材と板状の金属
    から成るスペーサー材とを圧延または接着剤により接合
    し、上記スペーサー材上にレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンをマスクとして上記スペーサー材
    をエッチングして、所定位置にスペーサーを形成し、そ
    の後、金型を用いて上記リードフレーム材を所定の形状
    に打ち抜き加工してリードフレームを形成することを特
    徴とする請求項3、5、21、または22のいずれかに
    記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 板状のリードフレーム材表面に、めっ
    き処理により金属の拡散防止層と酸化防止層との双方あ
    るいはどちらか一方を形成し、その上に板状の金属から
    成るスペーサー材を接合することを特徴とする請求項2
    6記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 板状のリードフレーム材上にレジスト
    パターンを形成し、このレジストパターンをマスクにし
    て電気めっきにより上記レジストパターンの開口部に金
    属を析出させてスペーサーを形成し、その後、金型を用
    いて上記リードフレーム材を所定の形状に打ち抜き加工
    してリードフレームを形成することを特徴とする請求項
    3、5、21、または22のいずれかに記載の樹脂封止
    型半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 板状のリードフレーム材上のレジスト
    パターンの開口部に、金属の拡散防止層と酸化防止層と
    の双方あるいはどちらか一方をめっき処理により形成
    し、その上にスペーサーを形成することを特徴とする請
    求項28記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 板状のリードフレーム材を、金型を用
    いて所定の形状に打ち抜き加工してリードフレームを形
    成した後、上記リードフレームのリード上の所定位置に
    ワイヤボンディングにより金属ボールを圧着してスペー
    サーを形成することを特徴とする請求項3、5、21、
    または22のいずれかに記載の樹脂封止型半導体装置の
    製造方法。
  31. 【請求項31】 金属ボールから成るスペーサーを、上
    方から金型を押し付けてその頭頂部を平坦化することを
    特徴とする請求項30記載の樹脂封止型半導体装置の製
    造方法。
  32. 【請求項32】 板状のリードフレーム材に、あるいは
    加工後のリードフレームに、表面にめっき処理を施して
    金属の拡散防止層と酸化防止層との双方あるいはどちら
    か一方を形成し、その上にスペーサーを形成することを
    特徴とする請求項30または31記載の樹脂封止型半導
    体装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 外部電極を、リードの一部を凸状に曲
    げ加工したリード外部電極によって構成したことを特徴
    とする請求項1、2、または4のいずれかに記載の樹脂
    封止型半導体装置。
  34. 【請求項34】 リード外部電極を半導体基板形成領域
    の上方に形成したことを特徴とする請求項1、2、4ま
    たは33のいずれかに記載の樹脂封止型半導体装置。
  35. 【請求項35】 リードの所定部分を凸状に曲げ加工し
    てリード外部電極を形成する工程と、リードフレームと
    半導体基板とを接合し、上記リードと上記半導体基板上
    の内部電極とを接続する工程と、上下2ヶの金型を用
    い、上記リード外部電極を上記上金型に密着させて、上
    記半導体基板および上記リードフレームを封止樹脂で封
    止する工程と、を有することを特徴とする請求項33ま
    たは34記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 リードの所定部分を凸状に曲げ加工し
    てリード外部電極を形成する工程と、リードフレームと
    半導体基板とを接合し、上記リードと上記半導体基板上
    の内部電極とを接続する工程と、上下2ヶの金型を用
    い、上記リード外部電極を上記上金型に密着させて、上
    記半導体基板および上記リードフレームを封止樹脂で封
    止する工程と、上記封止樹脂端面で上記リードを切断
    し、上記リードフレームの上記封止樹脂外側部分を全て
    除去する工程と、を有することを特徴とする樹脂封止型
    半導体装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 リード外部電極上にAu、Cu、Ni
    またははんだ等の金属膜を形成して外部電極とすること
    を特徴とする請求項33または34記載の樹脂封止型半
    導体装置。
  38. 【請求項38】 封止樹脂より露出したリード外部電極
    上に、リードフレーム外わく部に通電しリードフレーム
    を陰極として電気めっきを施すことにより、金属膜を形
    成することを特徴とする請求項37記載の樹脂封止型半
    導体装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 リード外部電極の頭頂部を封止樹脂よ
    り突出させて、その周囲を囲む様に環状のスペーサーを
    上記封止樹脂に埋め込んで形成したことを特徴とする請
    求項33、34、または37のいずれかに記載の樹脂封
    止型半導体装置。
  40. 【請求項40】 リード上の所定位置に環状のスペーサ
    ーを載置する工程と、上記リードを金型を用いて曲げ加
    工し、上記スペーサーに囲まれる部分に凸状のリード外
    部電極を形成する工程と、リードフレームと半導体基板
    とを接合し、上記リードと上記半導体基板上の内部電極
    とを接続する工程と、上金型に凹部が形成された上下2
    ヶの金型を用い、上記リード外部電極を上記上金型の凹
    部に差し入れて、上記半導体基板および上記リードフレ
    ームを封止樹脂で封止する工程と、を有することを特徴
    とする樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 リード上の所定位置に板状の金属片か
    ら成るスペーサーを載置する工程と、このスペーサー形
    成位置の上記リードを金型を用いて曲げ加工し、凸状の
    リード外部電極を形成し、同時に、このリード外部電極
    を覆い、しかもその周囲を囲む様に上記スペーサーを成
    形する工程と、リードフレームと半導体基板とを接合
    し、上記リードと上記半導体基板上の内部電極とを接続
    する工程と、上金型に凹部が形成された上下2ヶの金型
    を用い、上記リード外部電極を上記上金型の凹部に差し
    入れて、上記半導体基板および上記リードフレームを封
    止樹脂で封止する工程と、を有することを特徴とする樹
    脂封止型半導体装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 半導体基板の底部を下金型に密着させ
    ることにより、リードフレームを押し上げてスペーサー
    あるいはリード外部電極を上金型に密着させ、上記半導
    体基板および上記リードフレームを封止樹脂で封止する
    ことを特徴とする請求項3、5、21、22、35、3
    6、40、または41のいずれかに記載の樹脂封止型半
    導体装置の製造方法。
  43. 【請求項43】 上金型に凹部が形成された上下2ヶの
    金型を用い、スペーサーあるいはリード外部電極を上記
    上金型の凹部に密着させて、半導体基板およびリードフ
    レームを封止樹脂で封止することを特徴とする請求項
    3、5、21、22、35、または36のいずれかに記
    載の樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  44. 【請求項44】 上金型の凹部に弾力性および耐熱性を
    有する緩衝材を埋め込んだ金型を用いて、半導体基板お
    よびリードフレームを封止樹脂で封止することを特徴と
    する請求項43記載の樹脂封止型半導体装置の製造方
    法。
  45. 【請求項45】 スペーサーおよびリードフレームの一
    方または双方に磁性体を用い、上金型の外側上面部に磁
    石を設けた上下2ヶの金型を用いて、半導体基板および
    上記リードフレームを封止樹脂で封止することを特徴と
    する請求項3、5、21、22、35、36、40、4
    1、43または44のいずれかに記載の樹脂封止型半導
    体装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 上下2ヶの金型で構成し、上金型にお
    いて、封止される半導体装置の外部電極に対応する部分
    に凹部を設けたことを特徴とする請求項40、41、ま
    たは43記載の樹脂封止型半導体装置の製造方法の実施
    に用いる金型。
  47. 【請求項47】 上下2ヶの金型で構成し、上金型にお
    いて、封止される半導体装置の外部電極に対応する部分
    に、弾力性および耐熱性を有する緩衝材を埋め込んだ凹
    部を設けたことを特徴とする請求項44記載の樹脂封止
    型半導体装置の製造方法の実施に用いる金型。
  48. 【請求項48】 リード延長部を、封止樹脂の外部電極
    形成面と反対側の面まで曲げ加工したことを特徴とする
    請求項2記載の樹脂封止型半導体装置。
  49. 【請求項49】 請求項48記載の樹脂封止型半導体装
    置を複数個積載し、下段の上記半導体装置の外部電極と
    上段の上記半導体装置のリード延長部とを接続して一体
    化したことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  50. 【請求項50】 請求項2または48または49記載の
    樹脂封止型半導体装置における外部電極およびリード延
    長部のどちらか一方と、抵抗、コンデンサ等の受動素子
    あるいはこれら受動素子を搭載した小型基板とを接合
    し、他方と上記半導体装置の搭載基板あるいは他の半導
    体装置とを接合したことを特徴とする樹脂封止型半導体
    装置。
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