JPH0811517A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0811517A
JPH0811517A JP17162894A JP17162894A JPH0811517A JP H0811517 A JPH0811517 A JP H0811517A JP 17162894 A JP17162894 A JP 17162894A JP 17162894 A JP17162894 A JP 17162894A JP H0811517 A JPH0811517 A JP H0811517A
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JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
peltier element
heat
exposed
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP17162894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sakano
信二 坂野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車室1内をペルチェ素子10により冷・暖房す
る。 【構成】 ペルチェ素子10の吸熱部11及び放熱部12のい
ずれか一方を車室1内に、いずれか他方を車室1外に露
出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペルチェ素子を用いた車
両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】冬季、カークーラのフート
吹出口から暖気を吹き出して車室内を暖房しても車室内
フロアは暖かくならないので、靴を脱いでつくろいでい
る乗員を足の裏から暖めることができなかった。
【0003】また、夏季炎天下に自動車を長時間駐車し
て置くと、車室内がかなり高温となるため、乗員が車室
内に乗り込むとき不快となるのみならず車室内が快適温
度になるまでに長時間を要し、かつ、多大のエネルギを
要するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、ペルチェ素子の吸熱部及び放熱部のいずれか一
方を車室内に、いずれか他方を車室外に露出せしめたこ
とを特徴とする車両用空調装置にある。
【0005】上記ペルチェ素子を車室フロアに設置し、
その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を車室内に、いず
れか他方を車室外に露出させることができる。
【0006】上記ペルチェ素子の吸熱部をエンジンルー
ム内に露出させ、放熱部を車室内フロアの乗員の足元付
近に露出させることができる。
【0007】上記ペルチェ素子を二重構造の天井に設置
し、その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を上記天井の
上方に形成された空気流通路内に、いずれか他方を車室
内に露出させることができる。
【0008】上記空気流通路に空気を強制送風するため
のフアンを設置することができる。
【0009】上記ペルチェ素子を太陽に対向して車両に
設置した太陽電池に接続することができる。
【0010】
【作用】本発明においては、ペルチェ素子の吸熱部より
吸熱された熱がその放熱部から放熱されることにより車
室内が冷却又は暖められる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例が図1に示されてい
る。車室1のフロア2にはペルチェ素子10が設置され、
その吸熱フィン11は車体3の下に突出せしめられてい
る。そして、このペルチェ素子10の金属電極には放熱板
12が固着され、この放熱板12は乗員4の足元に位置せし
められている。そして、この放熱板12とフロア2との間
には断熱材13が介装されている。
【0012】車体3の上部には太陽に対向するように太
陽電池14が設置され、この太陽電池14で生起された電気
又は車載バッテリ15に蓄えられた電気のいずれか一方が
切換スイッチ16及び電線17を介してペルチェ素子10に供
給されるようになっている。なお、図1において、18は
走行用エンジン、19は操向輪、20はトーボート、21はシ
ート、22はエンジンルームである。
【0013】ペルチェ素子10はP型素子とN型素子から
なる2種類の熱電半導体を金属電極を介してπ型に接合
してなり、P型素子からN型素子に向かって電流を流す
と、ペルチェ効果により吸熱フィン11より吸熱して放熱
板12から放熱する。
【0014】電流を上記と逆方向に流すと、放熱板12よ
り吸熱して吸熱フィン11から放熱する。また、放熱板12
及び吸熱フィン11のいずれか一方を冷却又は加熱して両
者間に温度差を発生させると、電流が発生する。
【0015】しかして、ペルチェ素子10にそのP型素子
からN型素子に向かうように電流を供給すると、吸熱フ
ィン11より吸熱して放熱板12から放熱するので、乗員4
をその足裏から暖めることができる。
【0016】切換スイッチ16を切り換えて電流を上記と
逆方向に流すと、放熱板12より吸熱して吸熱フィン11か
ら放熱するので、乗員の足裏を冷すことができる。
【0017】本発明の第2の実施例が図2に示されてい
る。この第2の実施例においては、ペルチェ素子10がト
ーボード20に設置され、その吸熱フィン11がエンジンル
ーム22に露出せしめられ、放熱板12がトーボード20から
フロア2の前部に亘って室内1に露出せしめられてい
る。他の構成は図1に示す第1の実施例と同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
【0018】しかして、この第2の実施例においては、
吸熱フィン11がエンジンルーム22に露出しているので、
エンジンルーム22内の熱を吸熱して乗員4の足元から放
熱することができる。なお、ペルチェ素子10をフロア2
に設置してその吸熱フィン11のみをトーボード20に取り
付けることもできる。
【0019】本発明の第3の実施例が図3に示されてい
る。この第3の実施例においては、ペルチェ素子10が二
重構造の天井23に設置されている。このペルチェ素子10
の吸熱フィン11は車室1内に露出せしめられ、放熱フィ
ン12A は天井23の上方に形成された空気流通路24内に露
出せしめられている。
【0020】空気流通路24には空気を強制送風するため
のフアン25が設置されている。そして、このフアン25を
駆動するためのモータ26及びペルチェ素子10には太陽電
池14で生起された電流が電線27を介して供給されるよう
になっている。なお、図1に示す第1の実施例に対応す
る部材には同じ符号が付されている。
【0021】しかして、夏季炎天下に車両を駐車中、太
陽電池14で生起された電流がペルチェ素子10及びフアン
モータ26に供給される。すると、フアン25が回転し、図
示しない吸気口から空気流通路24内に吸入された車室内
空気又は外気が空気流通路24内を通って放熱フィン12A
を冷却した後、換気口28から車外に排出される。
【0022】かくして、吸熱フィン11から吸熱された熱
が放熱フィン12A から放熱されるので、夏季炎天下に車
両を長時間駐車した場合にも車載バッテリ15の電力を消
費することなく、車室1内の温度の上昇を防止すること
ができる。この結果、乗員が車室内に乗り込む際の不快
感を防止できるとともに車室1内を快適温度にする迄の
時間を短縮して省エネルギに資することができる。な
お、ペルチェ素子10に上記と逆に電流を流せば、車室1
内を暖房することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、ペルチェ素子の吸熱
部から吸熱された熱がその放熱部から放熱されることに
より車室内を冷房又は暖房することができる。
【0024】上記ペルチェ素子を車室フロアに設置し、
その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を車室内に、他方
を車室外に露出させれば、靴を脱いでくつろいでいる乗
員をその足裏から暖め又は冷やすことができる。
【0025】上記ペルチェ素子の吸熱部をエンジンルー
ム内に露出させ、放熱部を車室内フロアの乗員の足元付
近に露出させれば、エンジンルーム内の熱によって乗員
の足元を効果的に暖めることができる。
【0026】上記ペルチェ素子を二重構造の天井に設置
し、その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を上記天井の
上方に形成された空気流通路内に、いずれか他方を車室
内に露出させれば、天井付近の空気を冷却できるので、
冷気はその自然対流により車室内を循環し、車室内を万
遍なく冷却できるとともに吸熱部の吸熱能力を向上しう
る。
【0027】上記空気流通路に空気を強制送風するため
のフアンを設置すれば、空気流通路に露出する吸熱部又
は放熱部の吸熱又は放熱能力を向上しうる。
【0028】上記ペルチェ素子を太陽に対向して車両に
設置した太陽電池に接続すれば、炎天下における車両の
長時間駐車時であっても車載バッテリの電気を消費する
ことなく車室内を冷房又は暖房しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す略示的系統図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示す略示的系統図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示す略示的系統図であ
る。
【符号の説明】
10 ペルチェ素子 11 吸熱フィン 12 放熱板 1 車室 2 フロア 3 車体 4 乗員 18 エンジン 15 車載バッテリ 22 エンジンルーム 14 太陽電池

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ素子の吸熱部及び放熱部のいず
    れか一方を車室内に、いずれか他方を車室外に露出せし
    めたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 上記ペルチェ素子を車室フロアに設置
    し、その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を車室内に、
    いずれか他方を車室外に露出させたことを特徴とする請
    求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 上記ペルチェ素子の吸熱部をエンジンル
    ーム内に露出させ、放熱部を車室内フロアの乗員の足元
    付近に露出させたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用空調装置。
  4. 【請求項4】 上記ペルチェ素子を二重構造の天井に設
    置し、その吸熱部及び放熱部のいずれか一方を上記天井
    の上方に形成された空気流通路内に、いずれか他方を車
    室内に露出させたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用空調装置。
  5. 【請求項5】 上記空気流通路に空気を強制送風するた
    めのフアンを設置したことを特徴とする請求項4記載の
    車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 上記ペルチェ素子を太陽に対向して車両
    に設置した太陽電池に接続したことを特徴とする請求項
    1ない5記載の車両用空調装置。
JP17162894A 1994-07-01 1994-07-01 車両用空調装置 Pending JPH0811517A (ja)

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Cited By (4)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030318