JPH0443085Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0443085Y2 JPH0443085Y2 JP1987051500U JP5150087U JPH0443085Y2 JP H0443085 Y2 JPH0443085 Y2 JP H0443085Y2 JP 1987051500 U JP1987051500 U JP 1987051500U JP 5150087 U JP5150087 U JP 5150087U JP H0443085 Y2 JPH0443085 Y2 JP H0443085Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- seat
- cooling device
- heat
- cooled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 37
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 206010016326 Feeling cold Diseases 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、座席の改良に関するものである。
(従来技術)
自動車、飛行機や電車等の乗物や病院やホテル
等の待合所に設置される座席は一般に座部の一側
方から上方に背凭れ部を延出し、背凭れ部の上端
部に枕部を形成して構成してある。
等の待合所に設置される座席は一般に座部の一側
方から上方に背凭れ部を延出し、背凭れ部の上端
部に枕部を形成して構成してある。
(考案が解決しようとする問題点)
例えば自動車の車室のようにサーキユレータを
備えていない室内に設置された座席に長時間座つ
ていると、頭部は“ボーツ”とするほど熱いが足
元は冷たく感じることを経験することが何度もあ
る。
備えていない室内に設置された座席に長時間座つ
ていると、頭部は“ボーツ”とするほど熱いが足
元は冷たく感じることを経験することが何度もあ
る。
これは上方には温かい空気が上昇し、下方には
冷たい空気が澱んでしまうことによるものであ
り、冬季にヒータを作動させたり、夏季にクーラ
を作動させた時に特に顕著にあらわれる。
冷たい空気が澱んでしまうことによるものであ
り、冬季にヒータを作動させたり、夏季にクーラ
を作動させた時に特に顕著にあらわれる。
そして、こうした現象は特に自動車を運転する
場合、居眠りを催し易く安全面の上でも好ましく
ない。
場合、居眠りを催し易く安全面の上でも好ましく
ない。
本考案はかかる問題点に鑑み提案されたもの
で、ヒータやクーラを作動させた時でも頭部は冷
却できるようにした頭部冷却装置を備えた座席を
提供出来るようにすることを目的とするものであ
る。
で、ヒータやクーラを作動させた時でも頭部は冷
却できるようにした頭部冷却装置を備えた座席を
提供出来るようにすることを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記目的を達成するために座部の後側
方から上方に背凭れ部を延出し、背凭れ部の上端
部に枕部を形成してなる座席において、冷却装置
をその吸熱部を枕部の頭部に対面する部分に配置
し、該冷却装置の吸熱部で吸熱された冷風を着座
した人員の頭部に向けて放出するように構成した
ものである。
方から上方に背凭れ部を延出し、背凭れ部の上端
部に枕部を形成してなる座席において、冷却装置
をその吸熱部を枕部の頭部に対面する部分に配置
し、該冷却装置の吸熱部で吸熱された冷風を着座
した人員の頭部に向けて放出するように構成した
ものである。
(作用)
先ず、頭部に対面させて設けられた冷却装置の
吸熱部で着座した人員の頭部に供給される送風が
吸熱されて冷却される。
吸熱部で着座した人員の頭部に供給される送風が
吸熱されて冷却される。
次に、冷却された冷風が、着座した人員の頭部
に供給されて頭部近傍の熱を吸収し、頭部を冷却
する。
に供給されて頭部近傍の熱を吸収し、頭部を冷却
する。
これにより、室内を暖房したり、冷房し、室内
の下層部と上層部との間に温度差が生じた時でも
この室内の温度変化に関わらず、頭部を常時適切
な温度に冷却しておくことができるのである。
の下層部と上層部との間に温度差が生じた時でも
この室内の温度変化に関わらず、頭部を常時適切
な温度に冷却しておくことができるのである。
そして、吸熱して昇温した排風は座席のがいほ
うに排出されるのである。
うに排出されるのである。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図は自動車1の室内2に設置される運転席
用座席及び助手席3、後部座席4のそれぞれに頭
部冷却装置5を設けるようにしたものを示す。
用座席及び助手席3、後部座席4のそれぞれに頭
部冷却装置5を設けるようにしたものを示す。
これら各座席3,4は、車体1aに座部6が固
定され、この座部6の後側部分から背凭れ部7が
上方に向けて延出されており、背凭れ部7の上端
部分に形成された枕部8に上記頭部冷却装置5が
組み込まれている。
定され、この座部6の後側部分から背凭れ部7が
上方に向けて延出されており、背凭れ部7の上端
部分に形成された枕部8に上記頭部冷却装置5が
組み込まれている。
この頭部冷却装置5は第2図に示すように、背
凭れ部7の上端部の内部空間に形成された送風機
構9と、枕部8内に組み込まれた冷却機構10及
び排気ダクト部11とからなる。
凭れ部7の上端部の内部空間に形成された送風機
構9と、枕部8内に組み込まれた冷却機構10及
び排気ダクト部11とからなる。
送風機構9は電動モータ12とこれで駆動され
る遠心フアン13と遠心フアン13で起風された
冷却風を冷却機構10に導くダクト14とからな
る。
る遠心フアン13と遠心フアン13で起風された
冷却風を冷却機構10に導くダクト14とからな
る。
上記冷却機構10は、二種類の異なつた半導体
あるいは金属を両端で接合して熱電対回路を作
り、この熱電対回路に直流を流すと接合部で吸熱
作用と発熱作用とが夫々発生するのを利用した所
謂電子冷却装置15を板状に形成し、この板状の
電子冷却装置15の吸熱面部分(吸熱部)15a
が前面に、放熱面部分が後面に成る状態で角形の
ケーシング16の内部空間を前後に仕切つて構成
してある。
あるいは金属を両端で接合して熱電対回路を作
り、この熱電対回路に直流を流すと接合部で吸熱
作用と発熱作用とが夫々発生するのを利用した所
謂電子冷却装置15を板状に形成し、この板状の
電子冷却装置15の吸熱面部分(吸熱部)15a
が前面に、放熱面部分が後面に成る状態で角形の
ケーシング16の内部空間を前後に仕切つて構成
してある。
また、角形のケーシング16の前面には送風口
17が形成され、放熱面部分が対面するケーシン
グ16の後部空間は背凭れ部7の下方に伸びる排
気ダクト11が連結されている。
17が形成され、放熱面部分が対面するケーシン
グ16の後部空間は背凭れ部7の下方に伸びる排
気ダクト11が連結されている。
そして、上記電子冷却装置15と送風機構9の
電動モータ12とは図示は省略したが運転席前方
のインストルメントパネル(計器盤)18に設け
られたスイツチ(図示せず)の操作により連動し
て駆動されるようになつている。
電動モータ12とは図示は省略したが運転席前方
のインストルメントパネル(計器盤)18に設け
られたスイツチ(図示せず)の操作により連動し
て駆動されるようになつている。
上記のように構成された頭部冷却装置5はイン
ストルメントパネル18のスイツチが“ON”操
作されると、電動モータ12が起動して遠心フア
ン13が回転して冷却風を起風し、起風された冷
却風はダクト14を通じて冷却機構5のケーシン
グ16に送られて電子冷却装置15の吸熱面部分
15aと放熱面部分とに供給される。
ストルメントパネル18のスイツチが“ON”操
作されると、電動モータ12が起動して遠心フア
ン13が回転して冷却風を起風し、起風された冷
却風はダクト14を通じて冷却機構5のケーシン
グ16に送られて電子冷却装置15の吸熱面部分
15aと放熱面部分とに供給される。
スイツチの“ON”操作に伴つて、電子冷却装
置15が駆動され吸熱面部分15aが冷却され、
放熱面部分が昇温される。
置15が駆動され吸熱面部分15aが冷却され、
放熱面部分が昇温される。
そして、吸熱面部分15aに供給された冷却風
は冷却された吸熱面部分15aで冷却されて冷風
となり、送風口17から供給されて運転者の頭部
を冷却する。
は冷却された吸熱面部分15aで冷却されて冷風
となり、送風口17から供給されて運転者の頭部
を冷却する。
また、放熱面部分に供給された冷却風は昇温し
た放熱面部分を冷却して昇温された後、排気ダク
ト11から室内に放出される。
た放熱面部分を冷却して昇温された後、排気ダク
ト11から室内に放出される。
尚、上記実施例では冷却機構5を電子冷却装置
15で構成するようにしてあるが、枕部8にラジ
エータを設け、このラジエータに冷水を供給する
ようにしたり、外部で凝縮冷却されたフレオンガ
スをラジエータ供給して膨張させるようにしても
よいことは勿論である。
15で構成するようにしてあるが、枕部8にラジ
エータを設け、このラジエータに冷水を供給する
ようにしたり、外部で凝縮冷却されたフレオンガ
スをラジエータ供給して膨張させるようにしても
よいことは勿論である。
加えて、上記実施例では冷却機構5を自動車の
座席に実施するようにしてあるが、飛行機の操縦
座席や病院の待合室の座席及び一般家庭の応接室
のソフアーにも実施することができるのは言うま
でもないことである。
座席に実施するようにしてあるが、飛行機の操縦
座席や病院の待合室の座席及び一般家庭の応接室
のソフアーにも実施することができるのは言うま
でもないことである。
(考案の効果)
本考案に係る座席の頭部冷却装置は以上に説明
したように、頭部に対面させて設けられた冷却装
置の吸熱部で着座した人員の頭部に供給される送
風が吸熱されて冷却され、この冷却された冷風
が、着座した人員の頭部に供給されて頭部近傍の
熱を吸収し、頭部を冷却するので、室内を暖房し
たり、冷房し、室内の下層部と上層部との間に温
度差が生じた時でもこの室内の温度変化に関わら
ず、頭部を常時適切な温度に冷却しておくことが
できる。
したように、頭部に対面させて設けられた冷却装
置の吸熱部で着座した人員の頭部に供給される送
風が吸熱されて冷却され、この冷却された冷風
が、着座した人員の頭部に供給されて頭部近傍の
熱を吸収し、頭部を冷却するので、室内を暖房し
たり、冷房し、室内の下層部と上層部との間に温
度差が生じた時でもこの室内の温度変化に関わら
ず、頭部を常時適切な温度に冷却しておくことが
できる。
これにより、例えば自動車や飛行機等のコクピ
ツトに本考案の頭部冷却装置を備えた座席を設置
すると身体を快適に保てながらも頭部は冷却され
るので常に冷静な判断をすることができ、安全性
に大きく寄与することができると言う効果があ
る。
ツトに本考案の頭部冷却装置を備えた座席を設置
すると身体を快適に保てながらも頭部は冷却され
るので常に冷静な判断をすることができ、安全性
に大きく寄与することができると言う効果があ
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は頭部冷
却装置を自動車の座席に実施した時の概略側面図
であり、第2図は頭部冷却装置の一部切り欠き斜
視図である。 6……座部、7……背凭れ部、8……枕部、1
5……冷却装置(電子冷却装置)、15a……吸
熱部(吸熱面部分)。
却装置を自動車の座席に実施した時の概略側面図
であり、第2図は頭部冷却装置の一部切り欠き斜
視図である。 6……座部、7……背凭れ部、8……枕部、1
5……冷却装置(電子冷却装置)、15a……吸
熱部(吸熱面部分)。
Claims (1)
- 座部の後側方から上方に背凭れ部を延出し、背
凭れ部の上端部に枕部を形成してなる座席におい
て、冷却装置をその吸熱部が枕部の頭部に対面す
る部分に配置し、該冷却装置の吸熱部で吸熱され
た冷風を着座した人員の頭部に向けて放出するよ
うに構成したことを特徴とする座席の頭部冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051500U JPH0443085Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051500U JPH0443085Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63157351U JPS63157351U (ja) | 1988-10-14 |
JPH0443085Y2 true JPH0443085Y2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=30875820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987051500U Expired JPH0443085Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443085Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193412A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-01 | 池田物産株式会社 | シ−ト |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54109249U (ja) * | 1978-01-11 | 1979-08-01 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP1987051500U patent/JPH0443085Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193412A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-01 | 池田物産株式会社 | シ−ト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63157351U (ja) | 1988-10-14 |
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