JPH0423689Y2 - - Google Patents

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JPH0423689Y2
JPH0423689Y2 JP1984043677U JP4367784U JPH0423689Y2 JP H0423689 Y2 JPH0423689 Y2 JP H0423689Y2 JP 1984043677 U JP1984043677 U JP 1984043677U JP 4367784 U JP4367784 U JP 4367784U JP H0423689 Y2 JPH0423689 Y2 JP H0423689Y2
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JP
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heat
car
resin pipe
foot warming
warming device
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JP1984043677U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用足温装置に関するもので座席
に着席した乗員の足元を暖房する自動車用足温装
置に関する。
自動車用暖房装置の熱源として、温水式と排気
式の二種類があるが、本考案の足温装置は温水式
のものである。
温水式はエンジンで暖められた冷却水を熱源と
したもので、熱交換器を利用して、温風を作り吹
出すカーヒーターとして使用するのが普通である
が、本考案の足温装置は、乗員の足下に置いた本
装置にエンジン冷却水を通して加温し、その表面
からの輻射熱と対流放熱によつて乗員の足許を暖
房するものである。
カーヒーターあるいはカーエアコンなどの自動
車用暖房装置はいずれもかなり高温の加熱空気を
吹出孔から室内に吹き込むものであるが、40〜50
℃の温風を室内に吹込んでも、室内の空気と十分
に混り合わないため、天井近くの上部は必要以上
に温度が高くなり、一方足元は温度が上りにく
く、暖房としてカーヒーターあるいはカーエアコ
ンは理想的なものとは言われない現象を呈するも
のである。
室内にはシート、背もたれ、乗員等空気の対流
を妨げるものがあり、また、窓ガラス等の放熱量
の大きな壁で囲まれているため、室内の温度の均
一化は不可能に近いものである。若し暖房効果を
上げるため、フアンの回転数を上げて風量を増大
すると騒音を増し、不快であるのみでなく、折角
のカーオーデイオ等の邪魔になるもので、吹出空
気温度を高めるという事は、上記のほかに頭部お
よび顔面は熱くなり過ぎ、足元の方は寒いという
傾向が増大するばかりであり、冬期特に寒冷地に
あつては長距離ドライブに満足できるものではな
い。
本考案は、このようなカーヒーターあるいはカ
ーエアコンの欠点を補足する自動車用足温装置に
関するもので、以下本考案の実施例を図面につい
て説明する。
第1図は自動車の床面に組込んだ足温装置の模
式図である。
1はエンジン、2はヒーターコア、3は足温装
置であり、ラジエーター4よりの冷却水は、エン
ジン1を冷却した後、ラジエーターサーモスタツ
ト5を経由してラジエーター4に戻り、そこで冷
却されて再びエンジンを冷却する。このエンジン
1の冷却水を暖房熱源として使用する場合、通常
は温水弁6を開にして、高温の冷却水をヒーター
コア2で熱交換させて熱風を吹き出してカーヒー
ターとして使用するのみであるが、本考案では該
カーヒーターと同時にまたは独立して温水弁7を
開にして、高温の冷却水を足温装置として使用す
る。
足温装置3は前部座席と後部座席を区分するた
めに、温水弁をもう一つ設け、両者を夫々単独に
使用できるようにしてもよい。またヒーターコア
2と足温装置3とは並列に設けられ、これらに導
かれた冷却水が直接エンジンに戻る。
本考案はこのような温水式の足温装置に関する
もので足温装置としては第2図に示すようなもの
である。
自動車の床部の広さは車種によつて相違する
し、床部前方部は普通上方に傾斜しているので特
定寸法の足温装置では対応し難いものである。例
えば小寸法の足温装置では種々の車種に設置する
ことはできるが乗員が足を伸ばした状態では、足
元を十分に暖めることはできないし、大寸法にす
ると小型車種への設置が困難となる。
本考案は上述の点を考慮して考案されたもので
以下図面について説明する。
11は断熱材で、断熱材11の一面に並行状の
凹溝12を複数本刻設し、この断熱材11の上面
及び側面に沿つて放熱板14が嵌装されて凹溝部
を形成し、該凹溝部に可撓性をそなえた合成樹脂
製の管材15を蛇行状に嵌装する。並行状に設け
た凹溝12より突出した部分の管材15はU曲げ
部に形成されて次の凹溝部に嵌装される。なおU
曲げ部には保護のためフレキシブル管を被覆して
もよい。またこの例の放熱板14は断熱材11の
凹溝12に対応する凹溝をそなえたものとされる
が、第4図に例示するように断熱材11の凹溝1
2に設けられる、伝導板16に管材15を嵌装し
て凹溝を閉塞する状態に平板状放熱板14Aを設
け、該放熱板と伝導板を接続させるようにしても
よい。放熱板14の側面17には切込み13が刻
切してあり、伝熱板14を自動車の床面に沿わせ
て変形させるのを容易としている。このような足
温装置はU曲げ部が床面の前後方向に位置するよ
う配置されるが、U曲げ部は屈曲し易い部分で、
このU曲げ部があるために、自動車の車種により
異なる床面の広さ(大きさ)であつても、U曲げ
部を屈曲させて床面に沿うよう設置可能であり、
種々のタイプの車種に適用できる。そして乗員は
足を前後方向に移動させることが多い関係上足場
装置は幅狭のものでもよいが、かかる要求は管材
を断熱材に対して並行するよう設けたことにより
短かい配管長にて達成される。また床面に沿うよ
う配置できるとともに管材を断熱材に埋設すると
薄くできるので、フロアマツト、カーペツトの下
に体裁よく設置することができる。
なお、断熱材11の厚さは8〜12mm位でよいも
ので自動車の運転操作するのに邪魔になるもので
ない。断熱材11としては発泡樹脂、発泡ゴム、
発泡合成ゴム等があり、発泡樹脂としてポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ポリウレタン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体等がある。
放熱板14としては熱伝導性がよく、熱容量の
小さい金属であればよく、アルミニウム板、鉄板
等の薄い金属板であれば十分である。
管材15としてはたとえば架橋ポリエチレンチ
ユーブが好適であり、その外径寸法が5〜8mm位
のものでよい。
本考案は上述の如くであり、フロアマツトある
いは適当な寸法形状に切断したカーペツトを放熱
板14の上に敷いて使用すればよく、温水弁を開
くとエンジン側のポンプの働きにより加熱された
温水が放熱板14を加熱するが、乗員が足をのば
した乗車姿勢をとつていても足元付近から輻射熱
と対流放射熱を発して、適当な暖房を行なうこと
ができ、温水弁の調整によつて、フロアマツトま
たはカーペツトの表面温度を25〜35℃に保つと足
元の適度な輻射熱によつて室温が15〜20℃でも十
分な暖かさが感じられる。また外気温が低く、足
元の足温装置のみでは、十分な暖房が得られない
場合は、カーヒーターあるいはカーエアコンを同
時併用するが、吹出空気温度を従来より5〜15℃
低下させられるので、フアンの回転数を高める必
要がなく、騒音も低減できる。
また、自動車の床面も車種によつて様々に変化
しているが、どんな車種にも適合させることがで
きるしその製作もいたつて簡単なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は床面に組込んだ足温装置の模式図、第
2図は足温装置の斜面図、第3図は足温装置の断
面図、第4図は足温装置の別の実施例をしめす断
面図である。 3……足温装置、11……可撓性断熱材、12
……凹溝、13……切込み、14,14A……放
熱板、15……管材、16……伝導板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱材の一面に間隔をあけて並行する凹溝を設
    け、該凹溝形成面に放熱板を設け、凹溝に可撓性
    を有する樹脂管材を蛇行状に埋設するとともに、
    断熱材の端部より突出する部分の樹脂管材はU曲
    げ部に形成された部分とし、凹溝内には他のまつ
    すぐな樹脂管材とし、樹脂管材と放熱板とを熱伝
    導状態に設け、U曲げ部は屈曲し易い部分とし、
    U曲げ部が前後方向となるよう自動車の床面に配
    置されて樹脂管材にエンジン冷却水を循環させる
    ことを特徴とする自動車の床面に配設される自動
    車用足温装置。
JP4367784U 1984-03-27 1984-03-27 自動車用足温装置 Granted JPS60155617U (ja)

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JP4367784U JPS60155617U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 自動車用足温装置

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JP4367784U JPS60155617U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 自動車用足温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60155617U JPS60155617U (ja) 1985-10-17
JPH0423689Y2 true JPH0423689Y2 (ja) 1992-06-03

Family

ID=30555564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4367784U Granted JPS60155617U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 自動車用足温装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254665A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Calsonic Kansei Corp 車両用暖房装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5245146A (en) * 1975-10-08 1977-04-09 Furukawa Electric Co Ltd:The Temperature control system for heat medium circulation type heat radia tor
JPS572854U (ja) * 1980-06-05 1982-01-08

Family Cites Families (1)

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JPS5555471U (ja) * 1978-10-12 1980-04-15

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JPS60155617U (ja) 1985-10-17

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