JP3369156B2 - 自動車のシート載置用クッション - Google Patents
自動車のシート載置用クッションInfo
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- JP3369156B2 JP3369156B2 JP2000332691A JP2000332691A JP3369156B2 JP 3369156 B2 JP3369156 B2 JP 3369156B2 JP 2000332691 A JP2000332691 A JP 2000332691A JP 2000332691 A JP2000332691 A JP 2000332691A JP 3369156 B2 JP3369156 B2 JP 3369156B2
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- Japan
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- air
- automobile
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の冷暖房装
置から供給される冷気又は暖気を取り込む構成を有する
シート載置用のクッションに関するものである。
置から供給される冷気又は暖気を取り込む構成を有する
シート載置用のクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車のシートから冷風又は温
風が吹き出して運転者の臀部や背中に伝えて快適に運転
ができるようにする発明等は数多く出願されており、例
えば、実開平6−26601号に記載の考案ではエアコ
ンの吹き出し口にパイプ状の管を取り付け、この管に複
数の穴が穿設されたものをシート内部に蛇行させて配設
する構成となっている。
風が吹き出して運転者の臀部や背中に伝えて快適に運転
ができるようにする発明等は数多く出願されており、例
えば、実開平6−26601号に記載の考案ではエアコ
ンの吹き出し口にパイプ状の管を取り付け、この管に複
数の穴が穿設されたものをシート内部に蛇行させて配設
する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成はその分製造コストが高くなるため、
オプションとして採用するユーザーはあまり多くなかっ
た。又、座面全体にパイプ状の管を配設する構成で座り
心地を損わないためにはある程度弾性を有するパイプ状
の管を使用する必要があり、パイプ状の管とクッション
材との位置関係によっては座面に座った乗客の荷重によ
ってパイプが変形して閉塞された状態となって、それ以
上先に冷風又は温風を供給できない場合も想定されるも
のである。
ような従来の構成はその分製造コストが高くなるため、
オプションとして採用するユーザーはあまり多くなかっ
た。又、座面全体にパイプ状の管を配設する構成で座り
心地を損わないためにはある程度弾性を有するパイプ状
の管を使用する必要があり、パイプ状の管とクッション
材との位置関係によっては座面に座った乗客の荷重によ
ってパイプが変形して閉塞された状態となって、それ以
上先に冷風又は温風を供給できない場合も想定されるも
のである。
【0004】本発明は上記点に鑑み、シートを改造する
ことのない簡易な構成で、確実に冷気又は暖気を供給す
ることができる自動車のシート設置用クッションを提供
することを目的とする。
ことのない簡易な構成で、確実に冷気又は暖気を供給す
ることができる自動車のシート設置用クッションを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面と裏面と
の間に形成される空間に弾性部材が内挿されたクッショ
ン本体に可撓性を有するパイプを周囲部分にとぐろ状に
内挿したクッションであって、上記パイプの表面には所
定の間隔でエアー吹き出し孔が設けられていて、且つ該
パイプの一端はクッション本体から突出して吸気口が形
成され、他端は閉塞されており、上記吸気口と自動車の
エアコンの吹き出し口との間を可撓性を有するパイプで
連結することによりエアコンの冷気又は暖気をクッショ
ン内部から供給させることを特徴とする自動車のシート
載置用クッションを要旨とする。
の間に形成される空間に弾性部材が内挿されたクッショ
ン本体に可撓性を有するパイプを周囲部分にとぐろ状に
内挿したクッションであって、上記パイプの表面には所
定の間隔でエアー吹き出し孔が設けられていて、且つ該
パイプの一端はクッション本体から突出して吸気口が形
成され、他端は閉塞されており、上記吸気口と自動車の
エアコンの吹き出し口との間を可撓性を有するパイプで
連結することによりエアコンの冷気又は暖気をクッショ
ン内部から供給させることを特徴とする自動車のシート
載置用クッションを要旨とする。
【0006】又、前記パイプのエアー吹き出し孔は、ク
ッション本体表面内側が沈むことによっても閉塞されな
い位置(ホースの最上部から所定の距離を有する位置)
に設置されているものである自動車のシート載置用クッ
ションを要旨とする。
ッション本体表面内側が沈むことによっても閉塞されな
い位置(ホースの最上部から所定の距離を有する位置)
に設置されているものである自動車のシート載置用クッ
ションを要旨とする。
【0007】さらに、前記パイプのエアー吹き出し孔
は、ホースの最上部から所定の距離を有する位置と、該
距離よりも更に距離を有する所定の位置とに交互に複数
設置されているものである自動車のシート載置用クッシ
ョンを要旨とする。
は、ホースの最上部から所定の距離を有する位置と、該
距離よりも更に距離を有する所定の位置とに交互に複数
設置されているものである自動車のシート載置用クッシ
ョンを要旨とする。
【0008】又、前記クッション本体裏面内側にはアル
ミ箔が設置されていて、自動車のシート側との暖気又は
冷気の熱交換が行われるのを防いでいるものである自動
車のシート載置用クッションを要旨とする。
ミ箔が設置されていて、自動車のシート側との暖気又は
冷気の熱交換が行われるのを防いでいるものである自動
車のシート載置用クッションを要旨とする。
【0009】さらに、前記クッション本体裏面外側には
ハンドル収容ポケットが設置されていて、該ポケットに
自動車のハンドルが挿入されることによって、炎天下に
おけるハンドルの温度上昇を防ぐハンドルカバーとして
も利用することができるものである自動車のシート載置
用クッションを要旨とする。
ハンドル収容ポケットが設置されていて、該ポケットに
自動車のハンドルが挿入されることによって、炎天下に
おけるハンドルの温度上昇を防ぐハンドルカバーとして
も利用することができるものである自動車のシート載置
用クッションを要旨とする。
【0010】又、自動車のエアコンの吹き出し口内部に
設置されている固定羽根に係合する係合部材と、エアコ
ンの吹き出し口を覆いつつ前記パイプと連通する開口部
を有する連結部材とによって、前記エアコンの吹き出し
口と前記パイプとが連結されるものである自動車のシー
ト載置用クッションを要旨とする。
設置されている固定羽根に係合する係合部材と、エアコ
ンの吹き出し口を覆いつつ前記パイプと連通する開口部
を有する連結部材とによって、前記エアコンの吹き出し
口と前記パイプとが連結されるものである自動車のシー
ト載置用クッションを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の自動車のシート載
置用クッションの全体構成を示す説明図であり、図2は
クッション本体の内部を示す透視図である。図1及び図
2に示すように、クッション本体1からは冷気又は暖気
が供給される吸気口2aが突出しており、この吸気口2
aはゴムホース2の一端が成形されてなるものであり、
ゴムホース2の他端は閉塞されているのである。そし
て、クッション本体1内部には中央部分1aを除く周囲
部分1bにとぐろ状にゴムホース2が設置されているの
である。又、綿やスポンジ等(好ましくは通気性、発水
性に優れているポリエステル綿)からなる弾性部材3,
3・・が中央部分1aとゴムホース2,2の合間とに敷
詰められていて、この弾性部材3が移動しないようにク
ッション本体1の裏面と表面とがとぐろ状に配設された
ゴムホース2に沿って糸4で縫い合わされているのであ
る。さらに、裏面の内側全体には断熱効果を有するアル
ミ箔5が設置されているのである。
に基づいて説明する。図1は本発明の自動車のシート載
置用クッションの全体構成を示す説明図であり、図2は
クッション本体の内部を示す透視図である。図1及び図
2に示すように、クッション本体1からは冷気又は暖気
が供給される吸気口2aが突出しており、この吸気口2
aはゴムホース2の一端が成形されてなるものであり、
ゴムホース2の他端は閉塞されているのである。そし
て、クッション本体1内部には中央部分1aを除く周囲
部分1bにとぐろ状にゴムホース2が設置されているの
である。又、綿やスポンジ等(好ましくは通気性、発水
性に優れているポリエステル綿)からなる弾性部材3,
3・・が中央部分1aとゴムホース2,2の合間とに敷
詰められていて、この弾性部材3が移動しないようにク
ッション本体1の裏面と表面とがとぐろ状に配設された
ゴムホース2に沿って糸4で縫い合わされているのであ
る。さらに、裏面の内側全体には断熱効果を有するアル
ミ箔5が設置されているのである。
【0012】そして、上述のクッション本体1と自動車
のエアコンの吹き出し口との間を連結する連結部材6
は、クッション本体1の吸気口2aと嵌合する嵌合口6
aと、エアコンの吹き出し口を覆うように設置されるエ
アー取り出し口6bとを端部に有し、中間部はゴムホー
ス6cで構成されているのである。又、エアー取り出し
口6bの内側からはエアコンの吹き出し口に設置されて
いる羽根を挟持する挟持部材6d,6dが突出している
のである。
のエアコンの吹き出し口との間を連結する連結部材6
は、クッション本体1の吸気口2aと嵌合する嵌合口6
aと、エアコンの吹き出し口を覆うように設置されるエ
アー取り出し口6bとを端部に有し、中間部はゴムホー
ス6cで構成されているのである。又、エアー取り出し
口6bの内側からはエアコンの吹き出し口に設置されて
いる羽根を挟持する挟持部材6d,6dが突出している
のである。
【0013】図3は図2のA−A線断面図である。この
断面図では5個の区画が形成されているように見えるも
のであるが、上述したとおり表面と裏面とは中央部分1
aを除く周囲部分1bがとぐろ状に糸で縫い合わされて
いるため、この区画は連通しているのである。しかし、
図面上横方向に区画を超えてクッション部材やゴムホー
スが移動することはないので、クッション部材3が一部
に偏ったり、ゴムホース2の上面を覆って後述する吹き
出し孔を詰まらせることはないのである。そして、クッ
ション部材3及びゴムホース2と、裏面との間にはアル
ミ箔5が設置されていて、このアルミ箔5が断熱部材と
して機能し、自動車のシートに載置した時にシート側に
冷風又は温風の熱が逃げない構成としているのである。
断面図では5個の区画が形成されているように見えるも
のであるが、上述したとおり表面と裏面とは中央部分1
aを除く周囲部分1bがとぐろ状に糸で縫い合わされて
いるため、この区画は連通しているのである。しかし、
図面上横方向に区画を超えてクッション部材やゴムホー
スが移動することはないので、クッション部材3が一部
に偏ったり、ゴムホース2の上面を覆って後述する吹き
出し孔を詰まらせることはないのである。そして、クッ
ション部材3及びゴムホース2と、裏面との間にはアル
ミ箔5が設置されていて、このアルミ箔5が断熱部材と
して機能し、自動車のシートに載置した時にシート側に
冷風又は温風の熱が逃げない構成としているのである。
【0014】図4はクッション部材内部に配設されたゴ
ムホースの一部を示す説明図であり、(a)は斜視図、
(b)はB−B線断面図である。この図に示すように、
円筒状のゴムホース2は一点鎖線が引かれている位置が
最上部(クッション本体表面内側と接する部分)であ
り、この最上部から若干ずらした位置に第1の吹き出し
孔2bが設けられているのである。この第1の吹き出し
孔2bはゴムホース2にコ字状の切り込みを入れてなる
小片21bを内側に押し込んで形成されているものであ
る。そして、第1の吹き出し孔2bから所定の間隔をお
いて、この第1の吹き出し孔2bと同様の小片21cを
内側に押し込んで形成された第2の吹き出し孔2cが設
けられている。この第2の吹き出し孔2cの最上部から
の設置位置は第1の吹き出し孔2bよりもさらに下方に
位置するものである。このようにして、第1の吹き出し
孔2bと第2の吹き出し孔2cとが交互に複数設置され
ることによって、ゴムホース2の内部を流れる冷風又は
温風の流れを良くしているのである。したがって、エア
コンの吹き出し口から供給される冷風又は温風の圧力に
対応させて第1の吹き出し孔2b及び第2の吹き出し孔
2cの大きさを調節すれば、ゴムホース2の内部を流れ
る冷風又は温風を複数の第1の吹き出し孔2b及び第2
の吹き出し孔2cから均等にクッション本体1の上方へ
と吹き出させることができるのである。ここで一例を挙
げておくと、ゴムホース2の直径aが15mmの場合、
第1及び第2の吹き出し孔の寸法b及びcはともに6m
mであり、第1の吹き出し孔2bの一辺と最上部との距
離dは2mmとしている。さらに、第2の吹き出し孔2
cの一辺と最上部との距離eは4mmであり、第1の吹
き出し孔2bと第2の吹き出し孔2cとの距離fは65
mmとしている。
ムホースの一部を示す説明図であり、(a)は斜視図、
(b)はB−B線断面図である。この図に示すように、
円筒状のゴムホース2は一点鎖線が引かれている位置が
最上部(クッション本体表面内側と接する部分)であ
り、この最上部から若干ずらした位置に第1の吹き出し
孔2bが設けられているのである。この第1の吹き出し
孔2bはゴムホース2にコ字状の切り込みを入れてなる
小片21bを内側に押し込んで形成されているものであ
る。そして、第1の吹き出し孔2bから所定の間隔をお
いて、この第1の吹き出し孔2bと同様の小片21cを
内側に押し込んで形成された第2の吹き出し孔2cが設
けられている。この第2の吹き出し孔2cの最上部から
の設置位置は第1の吹き出し孔2bよりもさらに下方に
位置するものである。このようにして、第1の吹き出し
孔2bと第2の吹き出し孔2cとが交互に複数設置され
ることによって、ゴムホース2の内部を流れる冷風又は
温風の流れを良くしているのである。したがって、エア
コンの吹き出し口から供給される冷風又は温風の圧力に
対応させて第1の吹き出し孔2b及び第2の吹き出し孔
2cの大きさを調節すれば、ゴムホース2の内部を流れ
る冷風又は温風を複数の第1の吹き出し孔2b及び第2
の吹き出し孔2cから均等にクッション本体1の上方へ
と吹き出させることができるのである。ここで一例を挙
げておくと、ゴムホース2の直径aが15mmの場合、
第1及び第2の吹き出し孔の寸法b及びcはともに6m
mであり、第1の吹き出し孔2bの一辺と最上部との距
離dは2mmとしている。さらに、第2の吹き出し孔2
cの一辺と最上部との距離eは4mmであり、第1の吹
き出し孔2bと第2の吹き出し孔2cとの距離fは65
mmとしている。
【0015】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図5(a)に示すようにクッション本
体1の裏面に開口部11aを有する略半円状のポケット
11を設ける構成とすれば、座席シートに載置して使用
しない時に図5(b)に示すように自動車のハンドル部
分を覆うカバーとして取り付けることができる。このよ
うにすれば、クッション本体1の裏面内側全体に設置さ
れたアルミ箔が断熱効果を有するので、真夏の炎天下に
長時間駐車して車内の温度が上昇した場合でもハンドル
の握り部分の温度が上昇するのを防ぐことができるので
ある。尚、この場合に略半円状のポケット11を裏面と
表面とを有する袋状とし、この袋の内部全面にアルミ箔
を設置する構成とすれば、さらに断熱効果を高めること
ができる。又、ゴムホース2及び6cはこれに限定され
るものではなく、可撓性を有するパイプ状のものであれ
ばよく、例えばビニールホースであってもよいものであ
る。さらに、クッション本体1の表面の素材はエアコン
からの冷気又は暖気を通過させる素材であればよいもの
である。
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、図5(a)に示すようにクッション本
体1の裏面に開口部11aを有する略半円状のポケット
11を設ける構成とすれば、座席シートに載置して使用
しない時に図5(b)に示すように自動車のハンドル部
分を覆うカバーとして取り付けることができる。このよ
うにすれば、クッション本体1の裏面内側全体に設置さ
れたアルミ箔が断熱効果を有するので、真夏の炎天下に
長時間駐車して車内の温度が上昇した場合でもハンドル
の握り部分の温度が上昇するのを防ぐことができるので
ある。尚、この場合に略半円状のポケット11を裏面と
表面とを有する袋状とし、この袋の内部全面にアルミ箔
を設置する構成とすれば、さらに断熱効果を高めること
ができる。又、ゴムホース2及び6cはこれに限定され
るものではなく、可撓性を有するパイプ状のものであれ
ばよく、例えばビニールホースであってもよいものであ
る。さらに、クッション本体1の表面の素材はエアコン
からの冷気又は暖気を通過させる素材であればよいもの
である。
【0016】又、図6に示すように、エアー取り出し口
6bには、その上方及び下方に磁石又は鉄板6e,6e
が取り付けられている構成とし、これに対応する自動車
のエアコンの吹き出し口に鉄板又は磁石7,7が取り付
けられている構成とすれば、連結部材6の着脱を容易に
行うことができるものとなる。
6bには、その上方及び下方に磁石又は鉄板6e,6e
が取り付けられている構成とし、これに対応する自動車
のエアコンの吹き出し口に鉄板又は磁石7,7が取り付
けられている構成とすれば、連結部材6の着脱を容易に
行うことができるものとなる。
【0017】さらに、図7に示すように、ゴムホース6
cの先端にゴム製のエアー取り出し口6fを設置し、こ
のエアー取り出し口6fの内側2箇所に線状バネ部材6
g,6gを固定し、さらに、この線状バネ部材6gの各
々の両端に係合部材6h,6hを取り付ける構成として
もよい。この係合部材6hは可撓性を有する材質からな
るものであって、凹部からなる掛止部6i,6i・・が
複数形成されているものである。そして、自動車のエア
コンの吹き出し口へ取り付ける場合には、図8に示すよ
うに、線状バネ部材6gを内側に撓ませた状態で吹き出
し口内部に設置されている複数の固定羽根8,8の間に
挿入し、係合部材6hの掛止部6iが固定羽根8の後端
部に掛止されるのである。したがって、線状バネ部材6
gを内側に撓ませることによって、エアコンの吹き出し
口との着脱が容易に行えるのである。
cの先端にゴム製のエアー取り出し口6fを設置し、こ
のエアー取り出し口6fの内側2箇所に線状バネ部材6
g,6gを固定し、さらに、この線状バネ部材6gの各
々の両端に係合部材6h,6hを取り付ける構成として
もよい。この係合部材6hは可撓性を有する材質からな
るものであって、凹部からなる掛止部6i,6i・・が
複数形成されているものである。そして、自動車のエア
コンの吹き出し口へ取り付ける場合には、図8に示すよ
うに、線状バネ部材6gを内側に撓ませた状態で吹き出
し口内部に設置されている複数の固定羽根8,8の間に
挿入し、係合部材6hの掛止部6iが固定羽根8の後端
部に掛止されるのである。したがって、線状バネ部材6
gを内側に撓ませることによって、エアコンの吹き出し
口との着脱が容易に行えるのである。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、表面と裏面との
間に形成される空間に弾性部材が内挿されたクッション
本体に可撓性を有するパイプを周囲部分にとぐろ状に内
挿したクッションであって、上記パイプの表面には所定
の間隔でエアー吹き出し孔が設けられていて、且つ該パ
イプの一端はクッション本体から突出して吸気口が形成
され、他端は閉塞されており、上記吸気口と自動車のエ
アコンの吹き出し口との間を可撓性を有するパイプで連
結することによりエアコンの冷気又は暖気をクッション
内部から供給させることを特徴とする自動車のシート載
置用クッションを要旨とするので、自動車のシート内部
に手を加えることないコスト安な簡易な構造のクッショ
ンで臀部を冷やしたり、温めたりすることができる。
間に形成される空間に弾性部材が内挿されたクッション
本体に可撓性を有するパイプを周囲部分にとぐろ状に内
挿したクッションであって、上記パイプの表面には所定
の間隔でエアー吹き出し孔が設けられていて、且つ該パ
イプの一端はクッション本体から突出して吸気口が形成
され、他端は閉塞されており、上記吸気口と自動車のエ
アコンの吹き出し口との間を可撓性を有するパイプで連
結することによりエアコンの冷気又は暖気をクッション
内部から供給させることを特徴とする自動車のシート載
置用クッションを要旨とするので、自動車のシート内部
に手を加えることないコスト安な簡易な構造のクッショ
ンで臀部を冷やしたり、温めたりすることができる。
【0019】又、前記パイプのエアー吹き出し孔は、ク
ッション本体表面内側が沈むことによっても閉塞されな
い位置(ホースの最上部から所定の距離を有する位置)
に設置されているものである自動車のシート載置用クッ
ションを要旨とするので、クッション本体に人間が座る
ことによって表面が沈み、表面内側と接触しているパイ
プが変形してもエアー吹き出し孔が塞がれることはない
ので、冷気又は暖気を常に臀部に供給することができ
る。
ッション本体表面内側が沈むことによっても閉塞されな
い位置(ホースの最上部から所定の距離を有する位置)
に設置されているものである自動車のシート載置用クッ
ションを要旨とするので、クッション本体に人間が座る
ことによって表面が沈み、表面内側と接触しているパイ
プが変形してもエアー吹き出し孔が塞がれることはない
ので、冷気又は暖気を常に臀部に供給することができ
る。
【0020】さらに、前記パイプのエアー吹き出し孔
は、ホースの最上部から所定の距離を有する位置と、該
距離よりも更に距離を有する所定の位置とに交互に複数
設置されているものである自動車のシート載置用クッシ
ョンを要旨とするので、複数のエアー吹き出し孔から冷
気又は暖気を均等に吹き出させることができる。
は、ホースの最上部から所定の距離を有する位置と、該
距離よりも更に距離を有する所定の位置とに交互に複数
設置されているものである自動車のシート載置用クッシ
ョンを要旨とするので、複数のエアー吹き出し孔から冷
気又は暖気を均等に吹き出させることができる。
【0021】又、前記クッション本体裏面内側にはアル
ミ箔が設置されていて、自動車のシート側との暖気又は
冷気の熱交換が行われるのを防いでいるものである自動
車のシート載置用クッションを要旨とするので、冷房又
は暖房能力に優れたクッションである。
ミ箔が設置されていて、自動車のシート側との暖気又は
冷気の熱交換が行われるのを防いでいるものである自動
車のシート載置用クッションを要旨とするので、冷房又
は暖房能力に優れたクッションである。
【0022】さらに、前記クッション本体裏面外側には
ハンドル収容ポケットが設置されていて、該ポケットに
自動車のハンドルが挿入されることによって、炎天下に
おけるハンドルの温度上昇を防ぐハンドルカバーとして
も利用することができるものである自動車のシート載置
用クッションを要旨とするので、別にハンドルカバーを
購入する必要がなく便利である。
ハンドル収容ポケットが設置されていて、該ポケットに
自動車のハンドルが挿入されることによって、炎天下に
おけるハンドルの温度上昇を防ぐハンドルカバーとして
も利用することができるものである自動車のシート載置
用クッションを要旨とするので、別にハンドルカバーを
購入する必要がなく便利である。
【0023】又、自動車のエアコンの吹き出し口内部に
設置されている固定羽根に係合する係合部材と、エアコ
ンの吹き出し口を覆いつつ前記パイプと連通する開口部
を有する連結部材とによって、前記エアコンの吹き出し
口と前記パイプとが連結されるものである自動車のシー
ト載置用クッションを要旨とするので、エアコンの吹き
出し口との着脱が容易であるので、不使用時にも嵩張ら
ず、コンソールボックスやトランク等へ収納しておくこ
とができる。
設置されている固定羽根に係合する係合部材と、エアコ
ンの吹き出し口を覆いつつ前記パイプと連通する開口部
を有する連結部材とによって、前記エアコンの吹き出し
口と前記パイプとが連結されるものである自動車のシー
ト載置用クッションを要旨とするので、エアコンの吹き
出し口との着脱が容易であるので、不使用時にも嵩張ら
ず、コンソールボックスやトランク等へ収納しておくこ
とができる。
【図1】本発明に係るシート載置用クッションの全体構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図2】クッション本体の内部を示す透視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】クッション部材内部に配設されたゴムホースの
一部を示す説明図である。
一部を示す説明図である。
【図5】ハンドルカバーとして使用した状態を示す説明
図である。
図である。
【図6】連結部材の他の実施形態を示す説明図である。
【図7】連結部材の他の実施形態を示す説明図である。
【図8】連結部材が固定羽根に取り付けられた状態を示
す説明図である。
す説明図である。
1 クッション本体
2 ゴムホース
2b 第1の吹き出し孔
2c 第2の吹き出し孔
3 弾性部材
4 糸
5 アルミ箔
6 連結部材
7 鉄板又は磁石
8 固定羽根
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60H 1/34
A47C 27/00
B60N 2/44
Claims (6)
- 【請求項1】 表面と裏面との間に形成される空間に弾
性部材が内挿されたクッション本体に可撓性を有するパ
イプを周囲部分にとぐろ状に内挿したクッションであっ
て、上記パイプの表面には所定の間隔でエアー吹き出し
孔が設けられていて、且つ該パイプの一端はクッション
本体から突出して吸気口が形成され、他端は閉塞されて
おり、上記吸気口と自動車のエアコンの吹き出し口との
間を可撓性を有するパイプで連結することによりエアコ
ンの冷気又は暖気をクッション内部から供給させること
を特徴とする自動車のシート載置用クッション。 - 【請求項2】 前記パイプのエアー吹き出し孔は、クッ
ション本体表面内側が沈むことによっても閉塞されない
位置(ホースの最上部から所定の距離を有する位置)に
設置されているものである請求項1に記載の自動車のシ
ート載置用クッション。 - 【請求項3】 前記パイプのエアー吹き出し孔は、ホー
スの最上部から所定の距離を有する位置と、該距離より
も更に距離を有する所定の位置とに交互に複数設置され
ているものである請求項1に記載の自動車のシート載置
用クッション。 - 【請求項4】 前記クッション本体裏面内側にはアルミ
箔が設置されていて、自動車のシート側との暖気又は冷
気の熱交換が行われるのを防いでいるものである請求項
1乃至3のいずれか1項に記載の自動車のシート載置用
クッション。 - 【請求項5】 前記クッション本体裏面外側にはハンド
ル収容ポケットが設置されていて、該ポケットに自動車
のハンドルが挿入されることによって、炎天下における
ハンドルの温度上昇を防ぐハンドルカバーとしても利用
することができるものである請求項1乃至4のいずれか
1項に記載の自動車のシート載置用クッション。 - 【請求項6】 自動車のエアコンの吹き出し口内部に設
置されている固定羽根に係合する係合部材と、エアコン
の吹き出し口を覆いつつ前記パイプと連通する開口部を
有する連結部材とによって、前記エアコンの吹き出し口
と前記パイプとが連結されるものである請求項1乃至5
のいずれか1項に記載の自動車のシート載置用クッショ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332691A JP3369156B2 (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 自動車のシート載置用クッション |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000332691A JP3369156B2 (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 自動車のシート載置用クッション |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002137629A JP2002137629A (ja) | 2002-05-14 |
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- 2000-10-31 JP JP2000332691A patent/JP3369156B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002137629A (ja) | 2002-05-14 |
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