JP2005143981A - 空調用シートマット及び空調用シート - Google Patents

空調用シートマット及び空調用シート Download PDF

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Abstract

【課題】 乗車時に強制的に座席と乗車者間に空調された空気を送気可能にする座席シート用マットの提供。
【解決手段】 空調機能を有する自動車のシートに設置される背もたれ部2及び座席部3、並びに引き込み管4からなり、背もたれ部2内には着座時背中中心が位置する部位に複数の送気口23を穿設する送気管22を設け、座席部3内には着座時大腿部が位置する部位に複数の送気口33を穿設する座席送気管32を設け、引き込み管4は一端が背もたれ部2及び座席部3に設ける送気管22,23の両方に接続される接続口41を形成し、他端が自動車の空調排出口に設置される吸気口42を形成し、吸気口42から強制的に吸気する吸気ファン43を接続口41、吸気口42間に設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車用における空調を可能とするシートに関する。
従来、乗用車あるいは作業用等の自動車の空調としては、冷暖房共に自動車のフロントパネルから或は足下から、冷気或は暖気を送風し、車両内の空気を冷暖房すると共に、運転者や同乗している搭乗者に当てることで直接的に冷暖房を行うシステムがとられていた。
又、座席シートの上に敷設する簀の子の様な厚みのある網状に形成された座席シートマットがあった。この座席シートマットは、座席シートと搭乗者の体表面との間に隙間を作ることで、座席シートと搭乗者との間に通気効果をもたらし、車中の空気を少しでも通過させて搭乗者の背中或は太股の不快感を和らげるようと用いられていた。
しかしながら、従来の冷暖房の仕組みでは、例えば、夏場に駐車場等に停車している自動車では、その車内温度が相当温度に上昇していると共に、車内のシート等が相当温度になってしまっており、自動車を使用する時にエアコンを入れても直ぐには車内温度が下がらない。又、車内空気の温度が下がっても、シート等に蓄えられた熱は直ぐには放出されないので、シート等の温度は直ぐには下がらず、シートに腰掛けて自動車を運転する時に至っても、座っている運転者或は搭乗者の腰、股、背中等シートに触れている部分は一向に冷やされないという問題点を有した。
又、簀の子の様な座席シートマットを用いても、車内の空気の流通が僅かであり、不快感を取除くほどの効果は得られなかった。
そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、運転者或は搭乗者が座った時に直接触れるシートの座席部や背もたれを直接的に冷やす或は暖めることで、速やかに運転手或は搭乗者の乗車環境を改善可能なシート及びシートマットの提供を課題とする。
空調機能を有する自動車のシートに設置される背もたれ部及び座席部、並びに引き込み管からなり、
背もたれ部内には着座時背中中心が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、座席部内には着座時大腿部が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられると共に送気管は背もたれ部の送気管に接続され、引き込み管は、一端が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れか又は両方に接続される接続口を形成し、他端が自動車の空調排出口に設置される吸気口を形成し、接続口及び吸気口間には吸気口から強制的に吸気可能なファンを設けてなり、引き込み管が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れかに接続される場合には、背もたれ部の送気管及び座席部の送気管相互が接続して設けられることを特徴とする空調シートマット、
及び、
自動車に設ける座席シートであって、背もたれ部及び座席部、並びに引き込み管からなり、
座席部内には座席部内には着座時大腿部が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、背もたれ部内には着座時背中中心が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、引き込み管は、一端が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れか又は両方に接続される接続口を形成し、他端が自動車の空調排出口に設置される吸気口を形成し、接続口及び吸気口間には吸気口から強制的に吸気可能なファンを設けてなり、引き込み管が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れかに接続される場合には、背もたれ部の送気管及び座席部の送気管相互が接続して設けられることを特徴とする空調シート、
を提供する。そして空調用シートマットでは、引き込み管の吸気口を空調排気口に設置する。この状態で自動車の空調機を機能させると、空調機の排気口から冷気或は暖気である空気が排出される。排出される空気はファンにより引き込み管を経由して引き込み管が接続される送気管に送気される。送気された空気は、送気管に設けた送気口から外部へ排出される。
この時、排出される空気は着座者の背中及び大腿部に排気されるので、着座者の背中においては上下左右に排気されて効率よく背中面に行き渡り、大腿部においても大腿部の脇へ排気されるので股間や内股部分へ効率的に行き渡ることとなる。
空調用シートにおいても同様に着座者の背中及び大腿部に空調機からの空気が排気されるので背中及び大腿部周囲に効率よく行き渡る。
又、背もたれ部の送気口を腰の第3腰椎より上に穿設した場合には、空気が腰の第3腰椎より上から送気されることとなり、冷気を送風時に腰を冷やしすぎることによる腰痛等の発症を防止できる。
そしてこの発明によれば、例えばエアコンの冷気によって車内を冷やすときには、自動車のエアコンが直接顔や手などの体表面に当ることで冷やされる他、座席シートを冷やすことができるので、長時間炎天下に放置した後に座席シートに着座しても、着座者の体が触れる着座シートを直接冷却可能となるので、乗車後直ぐに体を冷やすことができる。そして、背中或は太股の裏側等座席シートに接している部分は、そうでない表面側が冷やされてもやはり暑く発汗しやすいので、冷気が自動車内の空気を冷却しても尚発汗して被服を濡らし、風邪等の原因となるが、本願によれば着座者と接している座席シートの表面も直ぐに冷えるので、着座者は発汗することなく直ぐに冷却される。即ち、冷気により効率よく着座者を冷却することができる。
又、吸気ファンにより強制的に吸気出来るので、吹き出し口からの送気状態や、座席シートに着座した着座者が接している背もたれ部及び座席部の僅かな隙間からでも抵抗に抗して冷気を排気することができる。
従って、夏場の暑いときには、冷気による効率の良い冷却、又、冬場の寒い時期には、暖気による効率の良い暖房が可能となる。
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態を表す斜視説明図であり、図2は第1の実施の形態に於ける引き込み管の他の形態の説明図であり、図3は同第2の実施の形態を表す説明図であり、図4は第2の実施の形態を表す一部切欠部分説明図であり、図5は第3の実施の形態を表す一部を切欠した拡大斜視断面説明であり、図6(a)(b)は各実施の形態における部分を表す斜視説明図である。
1は、この発明に係る空調用シートマットである。空調用シートマット1は、図1に表すように、背もたれ部2、座席部3、引き込み管4とからなり、背もたれ部2及座席部3は相互に一端において連結されるか或は、一体に形成されてそれぞれの部位において折曲げ可能に形成され、自動車の座席シート上に設置される。空調用シートマット1は、幅が略45センチメートルからなり、長さは背もたれ部2は自動車シート背もたれ部Bの高さとなるように、又、座席部3は自動車シート座席部Aと略同長となるように形成される。これは空調用シートマット1の幅が30センチメートル程度であると着座時に違和感が有るからであるが、自動車シート座席部A及び自動車シート背もたれ部Bに空調用シートマット1を設置して着座したときに違和感を伴わない幅であれば足りる。又、背もたれ部2及び座席部3それぞれの長さも、着座時の感触が良く、送気の機能を損なわなければどの様な長さでも良い。
背もたれ部2は、着座者の背中が当るシート部21と、シート部21内の背中中心部位に縦に内設される送気管22と、座席部3内に設置されて送気管の下端と接続される引き込み送気管24と、送気管22及び引き込み送気管24とを接続する接続管25とからなる。
シート部21は、内部に発泡ウレタンやスポンジ等の材料を封入した軟質材で形成され自動車シート背もたれ部Bにフィットする形状からなる。シート部21内の中央には縦方向に送気管22が設けられる。送気管22の上端は閉塞されており、下端には接続管25を介して引き込み送気管24が接続される。送気管22、引き込み送気管24、及び、接続管25は何れも軟質材料による筒状体からなる。
送気管22には、シート部21表面側に複数の送気口23が穿設され、送気管22はシート部21表面に送気口23を開口した状態に設置される。従って送気管22内に空気が送気されると、送気口23からシート部21の表面に排気されることとなる。送気口23は、送気管22がシート部21内に設置された状態で、座席に着座者が着座したときに第3腰椎位置かこれより少し上の位置に最下部の送気口23が開口され、送気口23の開口形状はシートの縦方向に長い長穴状に開口される。このように送気口23が縦長の長穴状に開口されることで、自動車シート背もたれ部Bをリクライニングした際、自動車シート背もたれ部B表面に設置された背もたれ部2が自動車シート背もたれ部Bとずれても送風可能な範囲が広範囲となるので違和感を解消できる。勿論、送気口23は円形状に開口されていても良い。
引き込み送気管24は、両端を開口する筒状体からなり、座席部3に着座時に着座者が違和感を伴わないように座席部3内に座席部3の前方から後方にかけて設置される。そして、引き込み送気管24は、座席部3の後方側端部を接続管25によって送気管22の下方端部と接続される。このように引き込み送気管24を接続管25によって送気管22と接続することで、座席部3の前方に開口する引き込み送気管24の端部から送気される冷気等の空調気体を、引き込み送気管24、接続管25及び送気管22を経由して送気管に穿設した送気口23から排気可能となる。引き込み送気管24の座席部3前方側開口は、引き込み管4と接続可能な形状からなり、引き込み管4と接続される。
座席部3は、自動車シート座席部A上に設置される座席シート部31と、座席シート部31内に設置される座席送気管32とからなる。座席部3の座席シート部31は、背もたれ部2のシート部21同様内部に発泡ウレタンやスポンジ等の材料を封入した軟質材で形成され自動車シート座席部Aにフィットする形状からなる。座席送気管32は、着座者が自動車シート座席部Aに着座した際の着座者の大腿部下方に位置するように配置されて座席シート部31内に設置される。又、座席送気管32の座席シート部31上面側には、複数の座席送気口33が開口される。座席送気口33は、背もたれ部2に設けた送気口23とは異なり、リクライニング時に着座者との設置位置がずれることが少ないので、円形に空いていれば足りる。
座席送気管32は、着座者の両太股下部に位置するように配置される関係から、2本の筒状体を湾曲させてなり、着座者の臀部下面にかけて座席送気口33が開口される。従って、座席送気管32は、U字状に湾曲してU字状の開口側が着座者の膝側に位置するように設置されるが、背もたれ部2に送気する引き込み送気管24が座席シート部31の中央を前後に亙って通過している関係から、U字状の中央部で切断されて端部を閉塞された2本の筒状体がU字状を形成するように配設され、それぞれ着座者の膝側に位置する端部は、引き込み管4と接続可能に開口して形成される。
引き込み管4は、フレキシブルな筒状体からなり、一端は背もたれ部2の引き込み送気管24及び座席部3の座席送気管32と接続される接続口41を形成し、他端が自動車のダッシュボードに設けられたエアコン吹き出し口(図示せず)に設置される吸気口42を形成する。又、引き込み管4の吸気口42側中間部には吸気口42から強制吸気させるための吸気ファン43を設ける。
引き込み管4の接続口41は、引き込み送気管24と座席送気管32とそれぞれ接続されるため、引き込み送気管24の接続部及び座席送気管32の接続部を挿入可能な三叉開口形状を成し、引き込み送気管24及び座席送気管32を挿入した状態でそれぞれと固定され一体化される。この実施の形態では、接続口41に接続する管が3本からなるので、接続口41もその形状に合わせて3本の管が接続可能に形成するが、接続口41に接続する送気管22及び座席送気管32の大きさや形に合わせて形成すれば足りる。
引き込み管4の吸気口42は、ダッシュボードのエアコン吹き出し口(図示せず)にフィットする形状で有り、この実施の形態では吸気口42端縁部に両面に接着力を有する所謂両面テープを装着し、ダッシュボードのエアコン吹き出し口(図示せず)に吹き出し口からの送風が漏れないように装着する。このようにエアコン吹き出し口(図示せず)に装着することで、エアコン吹き出し口(図示せず)から排出される送風を取込可能となる。尚、この実施の形態では、吸気口42は、エアコン吹き出し口(図示せず)の形状に合わせて形成し両面テープによってエアコン吹き出し口(図示せず)に貼着して装着したが、種々有る自動車の異なるエアコン吹き出し口に合わせることができる汎用形状からなっても良く、又、ダッシュボードのエアコン吹き出し口に限らず、運転の支障にならなければ足下からの吹き出し口に装着するように形成しても良く、更には、予め自動車に設けられた座席下の吹き出し口に装着可能な形状に形成されても良い。更には装着時には両面テープを使わずに、ネジによる装着や専用固定具による等他の手段によって装着しても良い。図6(a)(b)に表すのは、吸気口42の例である。吸気口42は、図6に表すように吸気口本体44の先端に自動車の吹き出し口(図示せず)に装着するための装着部45を形成する。装着部45は、吹き出し口(図示せず)形状に形成され吹き出し口(図示せず)の縁部内側に嵌入可能に吸気口本体44に突設する。そして、装着部45の先端は突縁部46を形成し、突縁部46の内側には溝部47を形成する。このように装着部45の先端を突縁部46により溝部47より突出させて形成することで、自動車の吹き出し口(図示せず)内縁部と嵌合可能となる。そして、吸気口本体44の側壁48周囲に両面接着テープ等貼着可能なもの(あるいは接着剤のような接着可能なもの)を貼着(若しくは塗布)し、吹き出し口(図示せず)に嵌合させて貼着(あるいは接着)させる。尚、図6(a)に表す吸気口42の実施の形態は溝部47を突縁部46と突形状部48との間に形成した例であり、図6(b)に表す吸気口42の実施の形態は溝部47を突縁部46と吸気口本体44の側壁48との間に形成した例であり、吸気口42の形状はどちらの形状に形成してもよく又これに限らず吹き出し口(図示せず)に嵌入可能な形状に形成すれば足りる。更には、装着部45を設けずに側壁48に両面接着テープを貼付して自動車の吹き出し口(図示せず)に合わせて直接貼付しても足りる。
図2は、助手席側の足下から吹き出すエアコン吹き出し口に取付けるための引き込み管4の吸気口42の他の実施の形態であり、図2に表すように、断面が矩形で中空な筒体であり側面視が略直角に2段に折曲した形状からなり、下端側には引き込み管4本体が延設され上端が吸気口42を形成し、上端を助手席側の足下エアコン吹き出し口に装着するよう形成してベルベットファスナー等によって自動車に固定して用いる。
吸気ファン43は、図1に表すように、引き込み管4の吸気口42側端部に設ける。吸気ファン43は、この実施の形態ではシガレットライタコンセントから自動車バッテリの電力を受け駆動するが、自動車にある他の電力供給コンセントや予備の電力端子から電力の供給を受けるように形成しても良い。吸気ファン43は、受領した電力により吸気口42から接続口41側へ強制的に吸引・排気する。尚、手間をかけて予め電力供給のための配線を行えるので有れば、吸気ファン43の電源は自動車の空調スイッチと連動するようにしておけば、空調が必要となり自動車の空調スイッチを入れることで、吸気ファン43も動作を始めるので、吸気ファン43用に別途スイッチを設けたり、シガレットライタコンセントの抜き差しによる吸気ファン43のON・OFF切替えを行わずにすむよう構成できる。又、シガレットライタコンセントによる構成は、殆どの自動車のダッシュボードにはシガレットライタコンセントが存在するので、既存の自動車への装着の場合には確実に電力の供給を受けることができるので、汎用製品とする場合には最も適した構成といえる。
上述のように構成する空調用シートマット1の第1の実施形態の作用を説明する。
空調用シートマット1を予め自動車にセットしておく。即ち、背もたれ部2及び座席部3をそれぞれ自動車シート背もたれ部B及び自動車シート座席部Aへ設置すると共に引き込み管4の吸気口42を自動車ダッシュボードのエアコン吹き出し口(図示せず)へ装着しておき自動車のエアコンを作動させ吸気口42が接続されたダッシュボードの吹き出し口(図示せず)から冷気を吹き出させる。
この状態では、吹き出された冷気は吸気口42から引き込み管4の中へ入っては行くものの、空調用シートマット1に着座した着座者の大腿部や背中がそれぞれ背もたれ部2の送気口23及び座席部3の座席送気口33を覆っているので送気の抵抗となり同送気口23,33からは冷気が送気できない。
この状態で、吸気ファン43を作動させる。勿論、吸気ファン43はエアコンのスイッチと連動して動作させても良く、予め作動させておいても良い。
この状態で自動車のエアコン吹き出し口(図示せず)からエアが吹き出すと、座席に乗車者が着座していても、吹き出したエアは吸気ファン43によって吸気口42から接続口41側へ強制的に送られ、座席部3へは接続口41から座席送気管32を介し、着座者による抵抗に抗して座席送気口33から排気される。又、背もたれ部2へも同様に接続口41に接続された引き込み送気管24、接続管25、及び、送気管22を介して着座者の抵抗に抗して送気口23から排気される。
尚、引き込み管4からの送気を背もたれ部2の送気管22と座席部3の座席送気管32とぞれぞれ別に設けたのは、引き込み管4の近くに位置する座席送気管32を経てから送気管22へエアコンの冷気を供給する構成の場合、引き込み管4の近くに位置する側の送気口33から先に冷気が多く排気されてしまい末端側の送気口23からはあまり排気されない状態となってしまうからであり、その逆の構成でも同様である。しかしながら、供給するエアコンからの冷気が充分であったり、座席送気口33からの排気抵抗の方が大きい等他の条件によっては、座席送気管32を経由して送気管22へエアコンの冷気を送気する構成や、或はその逆の構成としても良く、この場合には、送気管22及び座席送気管32を通気可能な状態で接続し、送気管22或は座席送気管32の何れかと引き込み管4とを接続して形成する。
又、これら空調用シートマット1を自動車の座席シートに予め内蔵するように形成することで、自動車用の空調用シートを形成する。この場合には、自動車シートは予めどの自動車にも取付けられているものであるから、自動車本体の座席下等に予め専用吹き出し口を設けておき、この専用吹き出し口に引き込み管4の吸気口42を直接接続するように構成してもよい。更には、吸気ファン43は自動車の本体側に設け、引き込み管4に強制的に冷気等を送気するように構成してもよい。
次いで、他の実施の形態を図3及び図4に基づいて説明する。
図3は他の実施の形態を表す平面方向から見た説明図であり、図4は送気管22及び座席送気管32の詳細な斜視説明図である。
空調用シートマット1の背もたれ部2は、図3下方に表すように幅広の送気管22を設ける。詳細には、送気管22は図4に表すように複数の突起部26相互の間に通気路を形成する幅広の送気部からなり、突起部26及び送気管22の周囲部にかけて軟質なシート上のカバー27が被覆されて、突起部26の間隙が送気通路28を形成する。そして、カバー27の所定の位置には送気口23が穿設される。又、送気管22の基部には第1の実施の形態同様接続管25を介して引き込み送気管24が接続されてなる。又、送気管22以外の部位にも突起部26を設けて構成することで、全体に同じ感触の背もたれ部2を形成可能である。
座席部3の座席送気管32も、送気管22の突起部26同様な複数の突起部によって構成する。座席送気管32は送気管22同様な構成なので、突起部を特に図示せずに説明するが、送気管22と異なるのは、U字状に幅広な帯状の座席送気管32を形成し、所定に位置に座席送気口33を適宜穿設して冷気を排気可能に形成する。そして、U字状に形成する座席送気管32の端部が引き込み管4と接続する接続部を形成し引き込み管4と接続される。
又、第2の実施の形態に於ける引き込み管4は第1の実施の形態同様であり、それぞれ送気管22及び座席送気管32に接続されてなる。
上述のように構成する空調用シートマット1は、背もたれ部2に形成する送気管22及び座席部3に形成する座席送気管32がそれぞれ幅広に形成でき、しかもそれぞれの管中を冷気が通過するので、送気口23及び座席送気口33から排気される冷気によって着座者が冷やされるだけでなく、送気管22及び座席送気管32に触れている背中及び大腿部も接触することで直接冷やされる。
尚、第2の実施の形態も第1の実施の形態同様自動車の座席シートに直接設けることで、空調用シートを構成する。
更に尚、上記第1及び第2の実施の形態では、自動車の座席シートに取付けたが、オフィスにおける椅子に設置してもよく、この場合には引き込み管4は椅子の座席部下面や背もたれ部後面等に固定することで実施可能となり、吸気ファンも電池や充電式のバッテリーを用いる等することで、商用電源に接続する電源コードを無くすことができる(勿論、商用電源から供給を受けてもよく、この場合には100V,100W程度のモータをもちいるとよい)。
更に、第3の実施の形態を図5に表す。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と略同様の構成であるが、背もたれ部2に設ける送気管22は背もたれ部2内部に管状に配置され、送気管22の各所に穿設された送気口23から送気通路28へ供給される。そして、送気通路28の上部にはカバー27を設けない。このように背もたれ部2を形成する。すると、空調用シートマット1着座時に着座者の背部が送気通路28を覆うこととなるので、送気口23から排気される冷気(あるいは暖気)は着座者の背中部分に比較的広い範囲に均一に供給され、冷却(あるいは暖房)効果を更に促進可能である。
また、第3の実施の形態では、座席部3も背もたれ部同様に形成する。
尚、背もたれ部2及び座席部3は必ずしもそれぞれ同一の実施の形態の構成を取る必要はなく、例えば背もたれ部2には第3の実施の形態とし、座席部には第2の実施の形態とする等、異なる構成としてもよい。
第1の実施の形態を表す説明図 第1の実施の形態に於ける引き込み管の他の形態の説明図 第2の実施の形態を表す平面視説明図 第2の実施の形態を表す一部切欠部分説明図 第3の実施の形態を表す一部を切欠した拡大斜視断面説明 部分を表す斜視説明図
符号の説明
1 空調用シートマット
2 背もたれ部
21 シート部
22 送気管
23 送気口
24 引き込み送気管
25 接続管
26 突起部
27 カバー
28 送気通路
3 座席部
31 座席シート
32 座席送気管
33 座席送気口
4 引き込み管
41 接続口
42 吸気口
43 吸気ファン
44 吸気口本体
45 装着部
46 突縁部
47 溝部
48 突形状部
49 側壁

Claims (3)

  1. 空調機能を有する自動車のシートに設置される背もたれ部及び座席部、並びに引き込み管からなり、
    背もたれ部内には着座時背中中心が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、
    座席部内には着座時大腿部が位置する部位に複数の送気口が穿設される座席送気管が設けられ、
    引き込み管は、一端が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れか又は両方に接続される接続口を形成し、他端が自動車の空調排出口に設置される吸気口を形成し、接続口及び吸気口間には吸気口から強制的に吸気可能な吸気ファンを設けてなり、
    引き込み管が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れかに接続される場合には、背もたれ部の送気管及び座席部の送気管相互が接続して設けられることを特徴とする空調シートマット。
  2. 自動車に設ける座席シートであって、背もたれ部及び座席部、並びに引き込み管からなり、
    座席部内には着座時大腿部が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、
    背もたれ部内には着座時背中中心が位置する部位に複数の送気口が穿設される送気管が設けられ、
    引き込み管は、一端が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れか又は両方に接続される接続口を形成し、他端が自動車の空調排出口に設置される吸気口を形成し、接続口及び吸気口間には吸気口から強制的に吸気可能な吸気ファンを設けてなり、
    引き込み管が背もたれ部及び座席部に設ける送気管の何れかに接続される場合には、背もたれ部の送気管及び座席部の送気管相互が接続して設けられることを特徴とする空調シート。
  3. 背もたれ部に穿設する送気口を、着座者の第3腰椎より上に穿設する請求項1記載の空調用シートマットまたは請求項2記載の空調用シート。
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