JPH08114923A - 印刷版焼飛ばし装置 - Google Patents

印刷版焼飛ばし装置

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JPH08114923A
JPH08114923A JP6249493A JP24949394A JPH08114923A JP H08114923 A JPH08114923 A JP H08114923A JP 6249493 A JP6249493 A JP 6249493A JP 24949394 A JP24949394 A JP 24949394A JP H08114923 A JPH08114923 A JP H08114923A
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Toru Kameyama
徹 亀山
Shigeo Iizuka
重男 飯塚
Atsuyoshi Hida
篤慶 飛田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円滑で効率の良い印刷版の非画像部の焼飛ば
し処理を可能とする。 【構成】 焼飛ばし装置10の定盤52には、中央部に
吸着溝80A〜80Cが形成されたターンテーブル50
と。このターンテーブル50の周縁の所定の位置に、位
置決めピン82A〜82C及び84A〜84Cが設けら
れている。このP20を何れの方向からでも位置決めで
きるようになっている。また、光源ユニット54は、定
盤の一端から長孔86に沿って所定の位置まで平行移動
して、ターンテーブルに保持されたPS版の周縁に対向
するようになっている。焼飛ばし装置では、光源ユニッ
トをターンテーブル上のPS版の周縁の非画像部分に対
向させ、光源ユニットから照射する光によって、所定の
領域を露光するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像露光された印刷版
の周縁の非画像部を露光する印刷版焼飛ばし装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷用の刷版を作成する殖版工程では、
感光性平版印刷版等の印刷版(以下「PS版」と言う)
に殖版機等の焼付け装置によって原稿フィルムに記録さ
れた画像の焼付けを行っている。画像が焼付けられたP
S版は、現像処理が施されると、印刷物作成用の刷版と
して印刷工程へ運ばれて使用される。このような、PS
版の画像露光から現像処理までの一連の作業を自動的に
行う種々の殖版システムの提案がなされている。
【0003】ところで、ポジ型のPS版では、印刷時に
周縁部の非画像部分にインクが付着すると、印刷汚れと
なって印刷物に現れてしまう。このような印刷汚れを防
止するために、PS版の周縁の非画像部分を露光する焼
飛ばし処理を行い、印刷時にインクが付着しないように
している。このような、PS版の焼飛ばし処理は、通
常、殖版機で行われるが、殖版機では、原稿フィルムを
戻した後に焼飛ばし時に画像部分が露光してしまうこと
がないようにマスクを大きく移動させる必要がある。こ
のために、殖版機で焼飛ばし処理までを行うと、1枚の
PS版への画像露光に時間がかかってしまい、迅速に殖
版作業を進めることができないと言う問題がある。
【0004】また、殖版機によって焼飛ばしを行う場
合、原稿フィルムに記録されている画像を露光するとき
と同じ光源を用いて、PS版の周縁の狭い領域を露光す
るため、極めて効率の悪い露光作業となってしまう。
【0005】このため、殖版工程では、非画像部分の露
光専用の焼飛ばし装置が用いられいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
焼飛ばし装置では、手作業でPS版の画像部分をマスク
して露光を行っているため、円滑に殖版作業を進めると
きの妨げとなっている。
【0007】本発明は、上記事実を考慮してなされたも
のであり、円滑で効率の良い殖版作業を可能とする印刷
版焼飛ばし装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る印刷版焼
飛ばし装置は、画像が焼付けられた印刷版が載置される
定盤と、前記印刷版を前記定盤上の所定の位置に位置決
めする第1の位置決め手段と、前記定盤に載置された印
刷版の周縁の任意の一辺に沿った非画像部分を露光可能
とする長尺の光源ユニットと、前記定盤の中央部に形成
され定盤上に位置決めされた前記印刷版を保持すると共
に回転によって印刷版の周縁各辺を順次前記光源ユニッ
トに対向可能とする回転保持手段と、前記光源ユニット
を前記回転保持手段の回転中心に向けて前記印刷版の任
意の一辺に平行に移動させる駆動手段と、を有すること
を特徴とする。
【0009】請求項2に係る印刷版焼飛ばし装置は、請
求項1の印刷版焼飛ばし装置であって、前記印刷版を前
記第1の位置決め手段による位置決めと異なる位置で位
置決めし、かつ、前記回転保持手段によって印刷版を所
定量回転させることにより、この印刷版を第1の位置決
め手段による位置決め位置に配置可能とする第2の位置
決め手段を有することを特徴とする。
【0010】請求項3に係る印刷版焼飛ばし装置は、画
像が焼付けられた印刷版が載置される定盤と、前記定盤
上に出没可能とされ、突出状態で前記印刷版の一辺に沿
って設けられた孔に挿入することにより前記印刷版を前
記定盤上で第1の所定の向きに位置決めする第1のピン
群と、前記定盤上に出没可能とされ突出状態で前記印刷
版の一辺に沿って設けられた前記孔に挿入することによ
り前記印刷版を前記定盤上で前記第1の所定の向きと異
なる第2の向きに位置決めする第2のピン群と、前記定
盤上に載置された前記印刷版の周縁の任意の一辺に沿っ
た部分を露光可能とする露光ユニットと、前記定盤の中
央部に設けられ前記定盤上に前記第1のピン群又は第2
のピン群によって位置決めされた前記印刷版を保持する
と共に、前記第1又は第2のピン群を前記定盤内に没入
させた後、前記印刷版を回転して前記光源ユニットに前
記印刷版の周縁各辺を対向させる回転保持手段と、前記
光源ユニットを回転保持手段の回転中心へ向けて前記印
刷版の任意の一辺に平行に移動させる駆動手段と、を有
することを特徴とする。
【0011】請求項4に係る印刷版焼飛ばし装置は、請
求項1から請求項3の何れかの印刷版焼飛ばし装置であ
って、前記光源ユニットが前記定盤上から接離するよう
に上下移動するマスクを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の印刷版焼飛ばし装置は、第1の位置決
め手段によって位置決めした印刷版を回転保持手段によ
って保持している。また、この回転保持手段によって印
刷版を一定量ずつ回転させて、印刷版の四辺を順に光源
ユニットに対向させる。光源ユニットは駆動手段によっ
て定盤上を平行移動して、対向している印刷版の周縁の
所定の領域を順次露光する。
【0013】このため、一度、印刷版を定盤上に位置決
めすれば、印刷版の四辺を順に光源ユニットに対向させ
て、焼飛ばし処理を行うことができる。
【0014】請求項2に記載の印刷版焼飛ばし装置に
は、定盤上に第1の位置決め手段と第2の位置決め手段
を設けて、何れで位置決めしても、回転保持手段によっ
て回転させれば、単一の位置決め手段で位置決めされた
のと同じになるようにしている。これによって、例え
ば、印刷版が定盤上に自動的に供給されるようにしたと
きに、一方の位置決め手段を用い、手作業で印刷版を位
置決めするときには、他方の位置決め手段を用いるよう
にすることができ、自動でも手動でも円滑な焼飛ばし処
理が可能となる。
【0015】請求項3の印刷版焼飛ばし装置では、印刷
版に殖版機等での位置決めのために設けられている孔へ
第1のピン群又は第2のピン群を挿入して位置決めして
いる。印刷版の位置決めが終了した後は、位置決めに使
用した第1及び第2のピン群を定盤内へ没入させて退避
させてから回転保持手段によって所定の向きに回転させ
て、印刷版の周縁の非画像部の焼飛ばし処理を行う。
【0016】印刷版に設けている孔は、印刷版のサイ
ズ、焼付け装置等に応じて予め決められているので、こ
の孔の位置に応じて複数組のピンを設けておき、所定の
ピンを突出させて位置決めを行えばよい。これによっ
て、回転保持手段に保持して印刷版を回転させたとき
に、第1及び第2のピン群のピンが回転する印刷版と干
渉することがない。
【0017】請求項4に記載の焼飛ばし装置では、マス
クを上下移動させることにより、光源ユニットと定盤上
の印刷版とを接離させている。これによって、駆動手段
によって移動する光源ユニットが定盤上の印刷版と干渉
してしまうのを防止できると共に、印刷版の定盤上での
回転と光源ユニットの駆動手段による移動を並行して行
うことができ、円滑な焼飛ばし処理を行うことができ
る。
【0018】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1には、本実施例に適用した印刷版焼飛
ばし装置(以下「焼飛ばし装置10」と言う)を用いた
自動殖版システム12を示している。
【0019】先ず、図1を参照しながら、自動殖版シス
テム12の概略構成を説明する。この自動殖版システム
12には、レール14の一方側に、レール14の長手方
向に沿って複数台の殖版機16が並べられている(図1
では一部のみ図示)。この殖版機16では、カラー画像
をY(イエロー)版、C(シアン)版、M(マゼンタ)
版及びBK(スミ)版の各色に色分解した画像が記録さ
れた原稿フィルム(図示省略)が装填されると、この原
稿フィルムに記録された画像を印刷版(以下「PS版2
0」と言う)の所定の複数位置に焼付ける。
【0020】なお、この自動殖版システム12では、殖
版機16に原稿フィルムを装填するときに、この原稿フ
ィルムに記録されている画像を露光するPS版20のサ
イズ、種類等を入力するようになっており、この入力結
果に応じて殖版機16が必要なPS版20を要求するよ
うになっている。また、PS版20がポジ型であるとき
には、PS版20の周縁の非画像部分の露光(以下「焼
飛ばし」と言う)し、印刷時にPS版20の周縁部にイ
ンクが付着して生じる印刷汚れを防止する必要があると
きには、焼飛ばしを行うためのデータ(焼飛ばし処理を
行う領域等を示すデータ)を出力するようになってい
る。
【0021】この自動殖版システム12には、レール1
4を挟んで殖版機16と反対側に、PS版サプライヤ2
2、パンチ台24及び焼飛ばし装置10が配置され、焼
飛ばし装置10のパンチ台24と反対側には、バーコー
ド貼付装置28、自動現像機30及び絵柄面積率測定装
置32が順に配置され、バーコード貼付装置28と自動
現像機30の間にシート状部材の搬送装置としてベルト
コンベア26が配置されている。PS版20は、この焼
飛ばし装置10から絵柄面積率測定装置32へ向けて搬
送される(矢印A方向)。また、レール14上には、P
S版20を吸着保持して、複数台の殖版機16、PS版
サプライ22、パンチ台24及び焼飛ばし装置10の間
を搬送可能な搬送ロボット18が配設されている。
【0022】PS版サプライヤ22は、略箱体形状のケ
ーシング34内に複数のトレイ36が遮光されて配置さ
れている。それぞれのトレイ36は、敷板36Aと前面
パネル36Bによって形成されて所定の角度で傾斜され
ており、レール14側の面に多数枚(例えば100枚程
度)のPS版20を積層して載置している。なお、各ト
レイ36には1種類のPS版20のみを載置しており、
複数のトレイ36の間で互いに異なるPS版20の装填
が可能となっている。また、各トレイ36は図示しない
駆動手段によってケーシング34から押し出されること
により、載置しているPS版20がレール14側へ向け
られる。
【0023】搬送ロボット18は、レール14に係合し
て移動する基台38と、この基台38上に回転可能に配
置されたアーム部40が設けられ、このアーム部40の
先端にPS版20を吸着して保持するための多数の吸盤
を備えた吸着フレーム42が取付けられている。この搬
送ロボット18はレール14と係合した基台38によっ
てレール14上の任意の位置に移動し、アーム部40及
び吸着フレーム42を自在に回転させて、吸着フレーム
42を所望の位置及び方向へ向けることができるように
なっている。
【0024】これにより、この搬送ロボット18は、P
S版サプライヤ22のトレイ36に吸着フレーム42を
対向させて、トレイ36上に載置されている最表層のP
S版20を吸着保持して取出し、パンチ台24へ向けて
移動できる。
【0025】パンチ台24は、水平に配置されたパンチ
定盤46を備えており、搬送ロボット18によってこの
パンチ定盤46上にPS版20が載置される。このパン
チ定盤46上には、PS版20の所定の位置にパンチ孔
を穿設する複数のパンチャー48と、このパンチャー4
8に対してPS版20を位置決めするための複数のプッ
シャー(図示省略)を備えており、パンチ台24によっ
てPS版20の所定の位置に殖版機16上にPS版20
を位置決めするためのパンチ孔を穿設するようになって
いる。パンチ台24でパンチ孔が穿設されたPS版20
は、搬送ロボット18によって吸着して取り出されて殖
版機16へ装填される。
【0026】殖版機16では、装填されている原稿フィ
ルムに記録された画像をPS版20の所定の位置に順次
露光し、露光の終了したPS版20は、再度、搬送ロボ
ット18によって取り出されて、焼飛ばし装置10へ搬
送される。
【0027】焼飛ばし装置10では、定盤52上にター
ンテーブル50と焼飛ばし用の光源ユニット54が設け
られており、搬送ロボット18によって載置されたPS
版20がポジ型であるときには、殖版機16から出力さ
れた焼飛ばしに関するデータに応じてPS版20の四辺
の非画像部分を露光するようになっている。なお、この
焼飛ばし装置10については、後に詳述する。
【0028】一方、焼飛ばし装置10とバーコード貼付
装置28の間には、ガイドレール56が掛け渡されてい
る。このガイドレール56には、複数の吸盤58が設け
られた搬送アーム60が設けられている。この搬送アー
ム60は、定盤52上に載置されたPS版20の周縁を
吸盤58によって吸着すると、図示しない駆動手段の駆
動力によってバーコード貼付装置28へ向けて移動し、
この搬送アーム60に引っ張られて、定盤52上のPS
版20が、バーコード貼付装置28へ搬送される。
【0029】バーコード貼付装置28には、焼飛ばし装
置10から搬送されたPS版20を載置する定盤62が
設けられ、この定盤62上でレール14と反対側の一端
部にラベル貼付器64が設けられている。また、定盤6
2上には、レール14と反対側に沿って複数の固定ピン
66が突設されており、焼とばし装置26と反対側の端
部には、固定ピン68が出没可能に配置されている。ま
た、定盤62上には、固定ピン66に対向するプッシャ
ーとして複数の移動ピン70、72が設けられている。
移動ピン70は、焼飛ばし装置10側に出没可能に設け
られ、長孔74に沿って固定ピン68へ向けて平行移動
可能となっている。また、移動ピン72はレール14側
に設けられ、長孔76に沿って固定ピン66へ向けて平
行移動可能となっている。
【0030】このため、バーコード貼付装置28では、
定盤62上にPS版20を載置すると、固定ピン68、
移動ピン70を突出させると共に、移動ピン70、72
をそれぞれ長孔74、76に沿って移動させて、PS版
20を固定ピン66、68へ当接させて、PS版20を
ラベル貼付器64に対して位置決めするようになってい
る。このようにして定盤62上で位置決めされたPS版
20には、PS版20のID番号、何れの画像の何色の
画像であるか等をバーコード化した図示しないラベルが
PS版20の周縁の非画像部分の一定位置に貼付され
る。
【0031】バーコード貼付装置28では、PS版20
にラベルを貼付すると、固定ピン68を傾倒させて定盤
62の上面から退避させた後、移動ピン70を長孔74
に沿ってさらに移動させてベルトコンベア26へ送り出
すようになっている。なお、固定ピン66、移動ピン7
0、72は、ピン上部の回転自在のローラ部がPS版2
0の周縁端面と当接するようになっており、これによっ
て、定盤62上でのPS版20の円滑な移動を可能とし
ている。また、PS版20をベルトコンベア10へ向け
送り出すときには、固定ピン66と移動ピン72がガイ
ドの役目をして、PS版20を搬送方向に沿って真っ直
ぐにベルトコンベア10へ向けて移動させている。
【0032】ベルトコンベア26には、上端側がバーコ
ード貼付装置28から自動現像装置30へ向けて駆動す
る複数本の搬送ベルト78が設けられている。このベル
トコンベア26では、バーコード貼付装置28から送り
込まれたPS版20の先端を検出すると、搬送ベルト7
8の駆動を開始して、PS版20を引き入れる。また、
PS版20の先端を自動現像装置30側へ送り出したこ
とを検出すると、自動現像装置30内でのPS版20の
搬送速度に合わせて搬送ベルト78を駆動して、PS版
20を自動現像装置30へ円滑に送り込むようになって
いる。
【0033】自動現像機30は、ベルトコンベア26か
ら送り込まれたPS版20を引き入れて、現像処理、不
感脂化処理及び乾燥の一連の処理を施して、殖版機16
による露光によって形成された潜像を顕像化すると、絵
柄面積率測定装置32へ向けて送り出す。絵柄面積率測
定装置32では、例えばPS版20の画像領域を複数の
領域に分割し、そぞれの領域における画像面積から印刷
時に必要なインク量を算出すると共にPS版20に貼付
されているラベルからバーコードを読み取り、バーコー
ド化された情報と算出したインク量等の情報を磁気カー
ド等の情報記録手段に記録するようになっている。
【0034】なお、絵柄面積率測定装置32では、PS
版20の周縁部の所定の位置に、画像部と非画像部の境
界を明確にする校正用マークが形成されていることによ
り、。この校正用マークを基準として、PS版20に記
録さえた画像の必要インク量を正確に測定できるように
なっている。
【0035】絵柄面積率測定装置32から排出されたP
S版20は、図示しないストッカー等に集積された後、
前記した情報記録手段と共に印刷工程へ送られる。
【0036】ここで、図3の乃至図10を参照しなが
ら、焼飛ばし装置10について詳細に説明する。
【0037】図3には、焼飛ばし装置10の概略平面図
が示されている。この焼飛ばし装置10では、定盤52
の中央部にターンテーブル50が設けられており、この
ターンテーブル50の上面には、複数の吸着溝80A、
80B、80Cが形成されている。これらの吸着溝80
A〜80Cのそれぞれには、載置されるPS版20のサ
イズに応じて選択されて負圧供給手段から負圧が供給さ
れるようになっている。このため、定盤52上に載置さ
れるPS版20は、吸着溝80A〜80Cに供給される
負圧によってテーンテーブル50上に吸着されて保持さ
れる。
【0038】また、定盤52には、ターンテーブル50
の周縁でレール14側(図3の紙面上方側)に複数の位
置決めピン82A、82B、82Cのピン群がそれぞれ
所定間隔で対で設けられている。これらの位置決めピン
82A〜82Cは、搬送ロボット18によって載置され
るPS版20にパンチ台24で穿設したパンチ孔に応じ
て選択されて、定盤52の下方の装置内部に設けられた
図示しないエアーシリンダの駆動によって定盤52上へ
突出するようになっている。
【0039】搬送ロボット18は、PS版20を定盤5
2上に載置するときに、PS版20のパンチ孔を、定盤
52上に突出している位置決めピン82A〜82Cの何
れかを挿入して載置するようになっており、これによっ
て、正確に位置決めされたPS版20をターンテーブル
50で保持できるようになっている。また、殖版機16
でPS版20への画像の焼付け時に使用しているパンチ
孔を用いることにより、殖版機16で位置決めしたのと
相対的に同じ位置にPS版20を配置することができ、
中央部の画像が形成されている領域と、周縁の非画像領
域を殖版機16からのデータに基づいて正確に判別でき
る。
【0040】一方、定盤52には、パンチ台24側に位
置決めピン84A、84B、84Cのピン群が突出可能
に設けられている。これらの位置決めピン84A〜84
Cは、それぞれ位置決めピン82A〜82Cに対応して
おり、例えば、パンチ孔に位置決めピン82Aを挿入し
て位置決めされたPS版20を図3の紙面左回りに90
°回転させることにより、このPS版20のパンチ孔へ
位置決めピン84Cを挿入可能となっている。
【0041】従って、定盤52に載置されるPS版20
は、位置決めピン84A〜84Cによって位置決めした
ときに、ターンテーブル50を回転させることにより、
位置決めピン82A〜82Cによって位置決めしたのと
同一とすることができるようになっている。これらの位
置決めピン84A〜84Cは、図示しない操作スイッチ
によって手動で選択されたときに突出するようになって
いる。これによって、手作業でもPS版20を焼飛ばし
装置10の定盤52上に正確に位置決めすることができ
る。
【0042】このため、図1に示されるように、焼飛ば
し装置10のレール14側は、搬送ロボット18の移動
領域内であるが、焼飛ばし装置10のパンチ台24側に
は、オペレータが立ち入る間隙が設けられており、この
パンチ台24側からPS版20を焼飛ばし装置10に載
置することができるようにしている。これによって、搬
送ロボット18の作動を停止させておけば、手作業でP
S版20を定盤52に載置するときに、レール14側へ
回り込む必要がなく、PS版20を水平状態に持ったま
ま、容易にPS版20を定盤52上の所定の位置に載置
して位置決めすることができる。
【0043】図3に示されるように、焼飛ばし装置10
のレール14と反対側には、光源ユニット54が設けら
れている。また、定盤52上には、光源ユニット54の
両端部下方に、矩形上の長孔86がレール14側(矢印
B方向)へ向けて対で穿設されており、光源ユニット5
4は、焼飛ばしを行うPS版20のサイズ及び領域(四
辺のそれぞれの周端からの幅)に応じて長孔86に沿っ
て移動可能となっている。
【0044】なお、この光源ユニット54は、焼飛ばし
装置10で焼飛ばし処理を行う最大サイズのPS版20
の一辺の寸法よりも長くされており、何れのサイズのP
S版であっても、一辺の焼飛ばし処理を1回の露光で行
うことができるようになっている。
【0045】図4には、定盤52内に設けている光源ユ
ニット54の駆動部88の概略を示している。この駆動
部88には、図示しないフレームに取付けられ、長孔8
6に沿って配設された長尺のガイドレール90が設けら
れている。このガイドレール90には、光源ユニット5
4の一方の端部をガイドレール90に沿って移動可能に
支持しているスライドベース92が係合されている。な
お、この駆動部88は、それぞれの長孔86の近傍に対
で設けられており、以下は、一方のみを説明して他方の
説明を省略している。
【0046】スライドベース92には、一対のブラケッ
ト94が取付けられている。それぞれのブラケット94
の先端部は、長孔86から定盤52上へ突設されて、光
源ユニット54の移動方向(矢印B方向)に沿って挟む
ように延設されている。それぞれのブラケット94の先
端部には、固定ブロック96が取付けられ、この固定ブ
ロック96と光源ユニット54のケーシング100は、
略L字状のアングル88を介して連結されている。一
方、ブラケット54の先端に取付けられた固定ブロック
96には、支持シャフト102が挿入されて固定されて
いる。
【0047】図3に示されるように、支持シャフト10
2は、光源ユニット54の長手方向に沿って、それぞれ
の長孔86から突出したブラケット94に掛け渡される
ように対で配設されている。それぞれの支持シャフト1
02の中間部には、複数の固定ブロック96が取付けら
れており、それぞれの固定ブロック96と光源ユニット
54のケーシング100の間が、アングル98によって
連結されている。これによって、光源ユニット54がブ
ラケット96を介してそれぞれのスライドベース92に
掛け渡されて支持されている。
【0048】図4に示されるように、それぞれのスライ
ドベース92には、上方へ向けられた立壁104が形成
されている。この立壁104は、長尺のラックギヤ10
6の一端部側面に連結されている。
【0049】一方、長孔86のレール14側(図4の紙
面左側)には、図示しないフレームに取付けられたベー
ス板108に、ピニオンギヤ110とガイドローラ11
2が回転可能に取付けられている。このピニオンギヤ1
10はラックギヤ106に噛合しており、ガイドローラ
112はピニンギヤ110との間でラックギヤ106を
挟持して相対移動可能に保持している。
【0050】このピニオンギヤ110は、他方の長孔8
6側にも設けられており、シャフト114を介して回転
するようになっている。このシャフト114の中間部に
は、正確な回転量で駆動する図示しない走行モータが連
結されている。このため、走行モータの駆動によってピ
ニオンギヤ110が回転駆動すると、ラックギヤ106
が噛合しながら長手方向に沿って相対移動する。このラ
ックギヤ106の移動に伴って、スライドベース92と
共にブラケット94に支持された光源ユニット54が矢
印B方向及び矢印B方向と反対方向へ正確な移動量で平
行移動するようになっている。
【0051】一方、スライドベース92には、エアーシ
リンダ116と、このエアーシリンダ116を挟んで一
対のガイド118が設けられており、それぞれが光源ユ
ニット54の下方に焼枠として配設されたフレームマス
ク120に連結されている。このエアーシリンダ116
は、通常、駆動軸116Aが突出しており、これによっ
て、フレームマスク120が定盤52の表面から離間し
て光源ユニット54に接近している。ここで、エアーシ
リンダ116が駆動して、駆動軸116Aを収縮させる
と、フレームマスク120が下降して当接するようにな
っている。
【0052】このフレームマスク120には、後述する
光源ユニット54から照射される露光用の光が通過する
焼付け開口120Aが形成されており、定盤52上に載
置して保持したPS版20の周縁部の所定の位置に、こ
のフレームマスク120を下降させて当接させることに
より、所望の領域のみに光源ユニット54からの光を照
射させるようになっている。
【0053】なお、ガイド118はショックアブソーバ
の役目を有しており、フレームマスク120を下降させ
たときに、フレームマスク120を緩やかに移動させて
PS版20の表面へ当接させるようにしている。また、
フレームマスク120の下側面は、PS版20と接触し
たときに、PS版20の表面を傷めることがなく、PS
版20の肉厚により生じる定盤52の表面との間の段差
から不要に光が漏れることがないように柔軟な部材が貼
付されて仕上げられている。
【0054】図5には、光源ユニット54の概略構成が
示されている。この光源ユニット54は、ケーシング1
00内には、長手方向に沿って長尺の水銀ランプ122
が配設され、この水銀ランプ122の上方側に反射板1
24が設けられている。この反射板124の上方側は、
遮熱ダクト126によって覆われおり、遮熱ダクト12
6の上端部には、長手方向に沿って排気ファン128と
吸気ファン130とがそれぞれ交互に複数設けられてい
る。
【0055】このため、水銀ランプ122を点灯させた
ときに、水銀ランプ122からの放熱によって加熱され
る反射板124の周囲の空気を、排気ファン128によ
ってケーシング100外へ排出させて排熱するようにな
っている。また吸気ファン130はケーシング100外
の比較的冷却された外気を反射板124の周囲に供給す
るようになっており、吸気ファン130の先端部には、
吸引した外気が直接排気ファン128によって排気され
ることがないように、ダクト130Aを設けている。
【0056】一方、水銀ランプ122の下方側には、シ
ャッター132が設けられている。このシャッター13
2は、両端部がブラケット134を介してシャフト13
6に支持されており、このシャフト136を回動するこ
とにより、シャッター132がシャフト136を軸に回
動して、水銀ランプ122の下方の遮光位置から退避す
るようになっている(開閉動作の開)。
【0057】シャフト134のそれぞれには、ギヤ13
8が連結されており、一方のギヤ138には、ケーシン
グ100内の一端側に設けられたアクチュエータ140
の駆動軸に連結されたギヤ142と噛合している。ま
た、このアクチュエータ140のギヤ142には、ケー
シング100の長手方向に沿って配設されたシャフト1
44の一端に取付けられたギヤ146と噛合している。
このシャフト144には、他端にもギヤ146が設けら
れており、この他端のギヤ146は、ギヤ148を介し
て、シャッター132の他端のシャフト136に取付け
られたギヤ138に噛合している。
【0058】したがって、アクチュエータ140を駆動
することにより、両端のシャフト136を回動させてシ
ャッター132の開閉を行うことができる。なお、アク
チュエータ140の駆動源としてエーアを用いたエアー
モータ、エアーシリンダー等であってもよく、また、電
気信号によって駆動する電気モータであってもよい。
【0059】図4に示されるように、ケーシング100
の下部には、水銀ランプ122からの光が通過する開口
が形成された開口部150が突設されており、この開口
部150がフレームマスク120の焼付け開口120A
内に入り込んでいる。このため、シャッター132を水
銀ランプ122の下方から退避させて開口部150の開
口を開放することにより、フレームマスク120を通過
させて定盤52上の所望の領域のみに水銀ランプ122
からの光を照射できるようになっている。
【0060】図3、図6及び図7に示されるように、光
源ユニット54のケーシング100には、長手方向の先
端部にピン152が突設されている。このピン152の
下方には、定盤52内から突設されたブラケット154
が対向している。
【0061】図6に示されるように、ブラケット154
は、開口が上方へ向けられた略コ字上に形成され、開口
内には、円弧状に湾曲された受け部156が形成されて
いる。このため、ブラケット154を上昇させて、受け
部156にピン152を当接させて収容することによ
り、前記した固定ブロック96のアングル98を取り外
しても、光源ユニット54を所定の位置に保持すること
ができるようになっている。
【0062】ブラケット154は、互いに平行に配設さ
れ定盤52の内方から突設された一対のガイドロッド1
58、160の先端に取付けられている。これのガイド
ロッド158、160の中間部は、図示しないフレーム
にベース板162を介してて取付けられたガイドブラケ
ット164に挿通され、下端部はブロック166によっ
て連結されている。このため、ガイドロッド158、1
60を一体でスライドブロック164に対して摺動させ
て相対移動させることにより、ブラケット154を上下
方向へ移動させることができる。
【0063】一方、一方のガイドロッド158の中間部
には、ラックギヤ168が取付けられており、このラッ
クギヤ168には、ピニオンギヤ170が噛合されてい
る。ピニオンギヤ170は光源ユニット54を挟んで対
で設けられている一方のブラケット154と他方のブラ
ケット154のそれぞれのガイドロッド158の間に掛
け渡すように配設されたシャフト170の先端部にそれ
ぞれ設けられており、シャフト172と共に一体で回転
するようになっている。
【0064】このシャフト172の中間部に隣接して減
速ボックス174が配設されている。この減速ボックス
174とシャフト172との間には、互いに噛合するウ
ォームギヤ176が設けられており、一方の回転力を他
方へ伝達可能となっている。この減速ボックス174に
は、回転シャフト178が突設されており、この回転シ
ャフト178の先端には、ハンドル180が設けられて
おり、このハンドル180は、焼飛ばし装置10の機外
に突設されて、機外から回転するようになっている(図
3参照)。
【0065】このように設けられた減速ボックス174
は、ハンドル180によって回転させる回転シャフト1
78の回転速度を大きく減速して、ウォームギヤ176
に伝達するようになっている。このため、ハンドル18
0の軽い回転を連続することにより、減速ボックス17
4で減速して、大きな回転力としたシャフト172を回
転する。このシャフト172の回転によってピニオンギ
ヤ170とラックギヤ168が噛合しながら相対移動し
て、ブラケット164が徐々に上下方向に沿って移動す
るようになっている。
【0066】すなわち、軽い回転力によって光源ユニッ
ト54の上下移動を可能としている。また、光源ユニッ
ト54の重量によってブラケット154が押下げられよ
うとしているときには、減速ボックス174の内部の減
速機構が負荷となってシャフト172の回転を阻止し
て、ブラケット154が下降しないようになっている。
【0067】一方、図7に示されるように、ブラケット
164は、ピン152を収容して、所定の高さに保持し
たときに、ピン152を軸に光源ユニット54を容易に
回動させることができ、これによって、下方へ向けられ
ている開口部150を横方向ないし上方へ向けることが
できるようになっている。これにより、例えば、この開
口部150からの水銀ランプ122の交換等の光源ユニ
ット54内のメンテナンスが可能となっている。
【0068】なお、図6に示されるように、ブラケット
154及びケーシング100の側壁には、ピン152を
軸に所定の向きに光源ユニット54を回動させたとき
に、互いに同軸となり、係止ピン182が挿入可能とな
る貫通孔184、186が設けられており、これによっ
て、光源ユニット54を所定の向きに回動させた状態に
保持可能となっている。また、このブラケット154
は、駆動部88の駆動によって光源ユニット54が移動
するときに、この移動を妨げることがないように、下方
へ移動して退避状態としている。
【0069】図3に示されるように、光源ユニット54
の近傍には、カバー202に覆われた校正用マーカー2
00が設けられている。図8乃至図10には、校正用マ
ーカー200の概略が示されている。なお、図8乃至図
10では、カバー202を省略している。
【0070】図8及び図9に示されるように、校正用マ
ーカー200はフレームマスク120の長手方向の中間
部に設けられており、下面側にガイドレール204が取
付けられたベース板206がフレームマスク120に固
定されている。図10にも示されるように、ガイドレー
ル204には、スライドブロック208がフレームマス
ク120側へ向けて摺動可能に係合されており、このス
ライドブロック208には、矩形状の校正マーク用マス
ク(以下「校正マスク210」と言う)が取付けられて
いる。この校正マスク210は、矩形板状で、定盤52
側(下方側)の面が、フレームマスク12の下面と同一
面上に設けられ、先端部は、フレームマスク120の下
面に沿って焼付け用開口120A内へ突出可能となって
いる。
【0071】図9に示されるように、ベース板206に
は、フレームマスク120側に設けられたブラケット2
12を介してパルスモータ214が取付けられている。
このパルスモータ214は、供給されるパルスの数に応
じて正確に回転駆動するようになっており、このパルス
モータ214から上下に駆動軸214Aが突出されてい
る。このパルスモータ214から下方へ向けて突出した
駆動軸214A(図示省略)には、プーリ216が取付
けられている。また、ベース板206のフレームマスク
120と反対側の端部には、ブラケット218を介して
プーリ220が回転自在に取付けられており、プーリ2
16、220の間には、無端のタイミングベルト222
が巻き掛けられている。
【0072】図10に示されるように、タイミングベル
ト222の中間部には、校正マスク210に取付けられ
たブラケット224が連結されている。このため、パル
スモータ214の回転によってタイミングベルト222
が駆動されると、このタイミングベルト222に連結さ
れた校正マスク210が矢印B方向及び矢印B方向と反
対方向にガイドレール204に沿って移動する。この移
動によって校正マスク210の先端部が正確な移動量で
移動してフレームマスク120の焼付け用開口120A
内に出没するようになっている。
【0073】ところで、図9及び図10に示されるよう
に、ベース板206には、パルスモータ214の近傍及
びフレームマスク120と反対側の端部に、ブラケット
224、226、228が設けられ、それぞれのブラケ
ット224乃至228にセンサ230、232、234
が取付けられている。また、校正マスク210には、フ
レームマスク120と反対側の端部にセンサ230、2
32に対向するプレート236及びセンサ234に対向
するプレート238が取付けられている。
【0074】センサ230、232は、それぞれ校正マ
スク210がフレームマスク120の焼付け用開口12
0Aへの突出方向及び退避方向の限界位置まで移動した
ときにプレート236を検出ように配置され、また、セ
ンサ234は、校正マスク210が焼付け用開口120
Aからの退避位置で、焼付け用開口120Aへ突出する
ときの基準位置となる原位置近傍に校正マスク210が
あるときに、プレート238を検出するように配置され
ている。
【0075】一方、パルスモータ214の上方に突出し
ている駆動軸214Aの先端部には、円板状のスリット
板240が連結されている。このスリット板240に
は、外周部に一つのスリット孔(図示省略)が穿設され
ている。また、ベース板206には、このスリット板2
40の外周部を上下に挟むように設けられたセンサ24
2がブラケット244を介して取付けられており、この
センサ242が、スリット板240に設けた図示しない
スリット孔を検出するようになっている。
【0076】校正用マーカー200では、センサ234
によってプレート238を検出した後に、センサ242
によってスリット板240のスリット孔を検出した位置
を原位置とし、この原位置を基準にして、校正マスク2
10を焼付け用開口120Aへ突出させるときに所望の
位置に正確に移動できるようにしている。
【0077】このような校正用マーカー200の作動
は、殖版機16で画像露光されたPS版20が定盤52
上に載置されたとき、このPS版20がポジ型で周縁部
の焼飛ばし処理が必要であってときに、絵柄面積率測定
装置32で印刷時に必要なインク量を算出するときに、
画像部分の基準となる校正用マークを形成するときに用
いられる。この校正用マークは、校正マスク210を所
定量突出させた状態で焼飛ばしを行い、非露光状態とす
ることにより、現像処理が終了したときに、所定の面積
となるように形成され、かつ、PS版20上で画像部と
非画像部を正確に識別できるようになっている。
【0078】次に本実施例の作用を説明する。この自動
殖版システム12では、PS版サプライヤ22の各トレ
イ36に予め所定のサイズのPS版20が載置されて搭
載されている。ここで、殖版機16に原稿フィルムが装
填され、必要なPS版20のサイズが入力されると、殖
版機16では、自動殖版システム12の制御装置44へ
必要なサイズのPS版を要求する。自動殖版システム1
2の制御装置44では、要求されたサイズのPS版20
を収容しているトレイ36をケーシング34から押し出
すと共に、搬送ロボット18を移動させて、吸着フレー
ム42をトレイ36に積層されているPS版20へ対向
させて、PS版20を吸着保持して取り出す。
【0079】搬送ロボット18によって取り出されたP
S版20は、パンチ台24へ搬送されて、所定の位置に
パンチ孔が穿設されると、殖版機16へ装填されて、画
像露光が行われる。画像露光の終了したPS版20は、
搬送ロボット18によって殖版機16から取り出されて
焼飛ばし装置10の定盤52上に載置され、殖版機16
から焼飛ばし処理の必要なPS版20であり、焼飛ばし
の領域に関するデータが入力されたときに、焼飛ばし処
理が行われ、バーコード貼付装置28へ送り出される。
【0080】バーコード貼付装置28では、PS版20
の所定の位置にバーコードを貼付して送り出し、連続し
て現像処理及び絵柄面積の演算が行われた後に、図示し
ないストッカーに排出されて集積される。
【0081】ところで、焼飛ばし装置10では、定盤5
2上に所定の位置決めピン82A乃至82Cを突出させ
て、搬送ロボット18からPS版20を受け取ると、タ
ーンテーブル50上の吸着溝80A乃至80Cに供給す
る負圧によって吸着保持する。
【0082】一方、手作業で画像露光されたPS版20
を定盤52上に載置するときには、手動操作で、位置決
めピン84A〜84Cの何れかを突出させて、この突出
した位置決めピン84A〜84Cをパンチ孔へ挿入して
載置することができるようになっている。焼飛ばし装置
10では、ターンテーブル50の回転中心を中心に位置
決めピン82A乃至82Cを90°ずらした位置に位置
決めピン84A乃至84Cを設けているため、実質的に
位置決めピン82A乃至82Cで位置決めしたのと同じ
ように、手作業で位置決めをすることができるようにな
っている。
【0083】また、手作業でPS版20を載置するとき
に、位置決めピン82A乃至82Cを用いてPS版20
の位置決めを行おうとすると、PS版20を水平に持ち
上げた状態で、レール14側へ回り込む必要があると共
に、オペレータが入る隙間をレール14と焼飛ばし装置
10の間に設ける必要があり、レール14と焼飛ばし装
置10の間隔を広げなければならない。レール14と焼
飛ばし装置10の間隔を広げた場合、搬送ロボット18
のアーム部40を長くする必要があるが、このようにす
ると、PS版20を吸着保持した吸着フレーム42の移
動量が大きくなると共に、搬送ロボット18の各部位を
駆動するための駆動力を大きくする必要があり、円滑で
かつ正確なPS版20の搬送の妨げとなってしまう。
【0084】これに対して、複数の向きからPS版20
の位置決めを可能とすることにより、レール14と焼飛
ばし装置10の間隔を大きくする必要がなくなる。ま
た、手作業でのPS版20の位置決めを容易になり、オ
ペレータがPS版20を持ったままレール14側まで回
り込む必要がなくなる。
【0085】PS版20をターンテーブル50上の所定
の位置に吸着保持した焼飛ばし装置10では、次に駆動
部88を駆動して、光源ユニット54を、PS版20の
周縁の所定の位置へ移動させる。ここで、エアーシリン
ダ114を駆動して、フレームマスク120を下降させ
てPS版20の周縁部表面へ密着させることにより、P
S版20の周縁の所望の領域の焼飛ばし処理が可能とな
る。
【0086】このとき、エアーシリンダ114は、フレ
ームマスク120のみを昇降させ、光源ユニット54を
所定の高さに保持しているため、光源ユニット54を一
体で移動させるときに比べて、極めて小さい駆動力での
昇降が可能となる。また、PS版20の表面にフレーム
マスク120を密着させたとき、PS版20の表面に大
きな負荷がかかることがなく、焼飛ばし露光時にPS版
20の表面が損傷するのを防止できる。
【0087】なお、水銀ランプ122は、光源ユニット
54が所定の位置に移動するまでに安定した輝度での点
灯状態となっており、アクチュエータ140を作動させ
てシャッター132を所定時間水銀ランプ122の下方
から退避させることにより、安定した光量での焼飛ばし
処理が可能となり、露光不足等が生じることがない。
【0088】また、PS版20の周縁に校正用マークの
記録が必要なときには、フレームマスク120を下降に
先立って、フレームマスク120に取付けている校正用
マーカー200のパルスモータ214を駆動させて校正
マスク210を焼付け用開口120Aに所定量突出させ
る。このとき、センサ242によって検出している原位
置から正確にパルスモータ214を駆動して校正マスク
の先端を所定の位置へ突出させている。
【0089】このように、校正マスク210をフレーム
マスク120に設け、また、フレームマスク120の下
面に校正マスク210の下面を一致させているため、フ
レームマスク120の下降動作だけで、簡単に校正マス
ク210をPS版20の所定の位置に密着させることが
できる。
【0090】このような、焼飛ばし処理を殖版機16か
らのデータに応じて、PS版20の四辺のそれぞれの周
縁において行うことにより、殖版機16で焼飛ばし処理
を行う必要がなく、また、殖版機16でのPS版20の
位置決めと同一のパンチ孔でPS版20を定盤52上に
位置決めしているため、実質的に殖版機16で焼飛ばし
処理を行うのと同等の精度で正確に焼飛ばし処理を行う
ことができる。
【0091】また、焼飛ばし装置10では、PS版20
の任意の位置に校正用マークを記録することができるた
め、後流に配置した絵柄面積率測定装置32で、PS版
20を用いた印刷処理に適切なインク量等を正確に算出
することが可能となる。
【0092】なお、本実施例では、フレームマスク12
0の所定の位置に校正用マーカー200を固定している
が、フレームマスク120の長手方向に沿って移動可能
に取付けるようにしてもよい。これによって、絵柄面積
率測定装置32で必要とするPS版20の周縁の任意の
位置に校正用マークを記録することができる。
【0093】次に、この焼飛ばし装置10において、水
銀ランプ122の輝度が不安定になったりしたときに
は、勿論、水銀ランプ122の交換が必要となる。ここ
で、本実施例に適用した焼飛ばし装置10における水銀
ランプ122の交換等の光源ユニット54内のメンテナ
ンスを行う場合について説明する。
【0094】この作業は、まず、ハンドル180の回転
操作によってブロック154を上昇させて、光源ユニッ
ト54のケーシング100から突出しているピン152
をブラケット154の受け部156内へ収容する。この
状態で、次に、固定ブロック96と光源ユニット54の
ケーシング100を連結しているアングル98を取外
す。このとき、定盤52内と光源ユニット54とを接続
している配線等も取り外しておくことがより好ましが、
配線等の長さに余裕を設けるなどしておけば、この作業
を不要とすることもできる。
【0095】次に、再度、ハンドル180の回転操作を
行って、光源ユニット54をピン152を軸に回転させ
ても支持シャフト102等が干渉しない位置まで上昇さ
せる。このとき、ハンドル180の回転が減速ボックス
174によって大きく減速されているため、光源ユニッ
ト54の上流が重くても、ハンドル180の軽い回転操
作によって持ち上げることができる。
【0096】所定高さまで光源ユニット54を持ち上げ
た状態で、ピン152を軸に回転させて、ケーシング1
00の貫通孔186とブラケット154の貫通孔184
が一致した位置で係止ピン182を挿入して、光源ユニ
ット54をブラケット154へ係止する。これによっ
て、光源ユニット54の開口部150が側方乃至上方へ
向けられ、この開口部150からケーシング100内の
水銀ランプ122の取出し及び挿入が簡単に行える。
【0097】このよな、光源ユニット54の持ち上げ機
構を設けていない場合、ケーシング100を分解して、
水銀ランプ122を露出させる必要がある。とくに、効
率良くPS版20を露光しようとしするときには、反射
板によって水銀ランプ122の周囲を緊密に囲う必要が
あり、水銀ランプ122を露出させるためには、これら
の反射板も取り外す必要が生じるが、反射板に遮られて
いない開口部150側から水銀ランプ122を露出する
ことができるようにすることにより、光源ユニット54
のメンテナンスが極めて簡単となる。なお、光源ユニッ
ト54のメンテナンスが終了したときには、逆の操作に
よって光源ユニット54を通常の使用状態に簡単に戻す
ことができる。
【0098】なお、本実施例に適用した焼飛ばし装置1
0は、本発明が適用される印刷版焼飛ばし装置の構成を
限定するものではない。また、本実施例に適用した自動
殖版システム12は、本発明の印刷版焼飛ばし装置の適
用を限定するものではないく、本発明は種々の殖版シス
テムに適用でき、殖版機に代わってPS版20の周縁の
非画像部分の焼飛ばし処理を行うため、殖版機で原稿フ
ィルムに記録された画像の露光処理のみを行えばよく、
殖版工程における殖版作業の効率化を達成することがで
きる。
【0099】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の印刷版焼飛
ばし装置では、回転保持手段を回転させて、1枚の印刷
版の四辺を一度の位置決めで連続して焼飛ばし処理する
ことができる。また、第1の位置決め手段と第2の位置
決め手段のそれぞれで異なる向きで位置決めできるた
め、例えば自動、手動の何れでも印刷版を定盤上の所定
の位置に正確に載置して円滑に焼飛ばし処理を行うこと
ができる。
【0100】さらに、印刷版の画像焼付け時に基準とし
てしようする孔へ第1又は第2のピン群のピンを挿入し
て位置決めするため、殖版機で焼飛ばし処理を行うとき
と同等の精度で所望の領域の焼飛ばし処理を行うことが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した自動殖版システムの概略構
成図である。
【図2】本実施例に適用した焼飛ばし装置とバーコード
貼付装置の接続を示す概略平面図である。
【図3】本発明を適用した焼飛ばし装置を示す概略平面
図である。
【図4】焼飛ばし装置の光源ユニット用の駆動部を示す
概略側面図である。
【図5】光源ユニット内を示す概略斜視図である。
【図6】光源ユニットの昇降機構の概略を示す斜視図で
ある。
【図7】光源ユニットを持ち上げた状態を示す概略斜視
図である。
【図8】焼飛ばし装置に設けた校正マーカーを示す概略
平面図である。
【図9】校正マーカーの概略側面図である。
【図10】図9の10−10線に沿った概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10 焼飛ばし装置 12 自動殖版システム 16 殖版機 20 PS版(印刷版) 50 ターンテーブル(回転保持手段) 52 定盤 54 光源ユニット 82A〜82C、84A〜84C 位置決めピン(第
1及び第2の位置決め手段、第1及び第2のピン群) 88 駆動部(駆動手段) 116 エアーシリンダ 120 フレームマスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が焼付けられた印刷版が載置される
    定盤と、前記印刷版を前記定盤上の所定の位置に位置決
    めする第1の位置決め手段と、前記定盤に載置された印
    刷版の周縁の任意の一辺に沿った非画像部分を露光可能
    とする長尺の光源ユニットと、前記定盤の中央部に形成
    され定盤上に位置決めされた前記印刷版を保持すると共
    に回転によって印刷版の周縁各辺を順次前記光源ユニッ
    トに対向可能とする回転保持手段と、前記光源ユニット
    を前記回転保持手段の回転中心に向けて前記印刷版の任
    意の一辺に平行に移動させる駆動手段と、を有すること
    を特徴とする印刷版焼飛ばし装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷版を前記第1の位置決め手段に
    よる位置決めと異なる位置で位置決めし、かつ、前記回
    転保持手段によって印刷版を所定量回転させることによ
    り、この印刷版を第1の位置決め手段による位置決め位
    置に配置可能とする第2の位置決め手段を有することを
    特徴とする請求項1の印刷版焼飛ばし装置。
  3. 【請求項3】 画像が焼付けられた印刷版が載置される
    定盤と、前記定盤上に出没可能とされ、突出状態で前記
    印刷版の一辺に沿って設けられた孔に挿入することによ
    り前記印刷版を前記定盤上で第1の所定の向きに位置決
    めする第1のピン群と、前記定盤上に出没可能とされ突
    出状態で前記印刷版の一辺に沿って設けられた前記孔に
    挿入することにより前記印刷版を前記定盤上で前記第1
    の所定の向きと異なる第2の向きに位置決めする第2の
    ピン群と、前記定盤上に載置された前記印刷版の周縁の
    任意の一辺に沿った部分を露光可能とする露光ユニット
    と、前記定盤の中央部に設けられ前記定盤上に前記第1
    のピン群又は第2のピン群によって位置決めされた前記
    印刷版を保持すると共に、前記第1又は第2のピン群を
    前記定盤内に没入させた後、前記印刷版を回転して前記
    光源ユニットに前記印刷版の周縁各辺を対向させる回転
    保持手段と、前記光源ユニットを回転保持手段の回転中
    心へ向けて前記印刷版の任意の一辺に平行に移動させる
    駆動手段と、を有することを特徴とする印刷版焼飛ばし
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光源ユニットが前記定盤上から接離
    するように上下移動するマスクを備えたことを特徴とす
    る請求項1から請求項3の何れかの印刷版焼飛ばし装
    置。
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