JPH04328557A - 版材焼付装置 - Google Patents

版材焼付装置

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JPH04328557A
JPH04328557A JP3098674A JP9867491A JPH04328557A JP H04328557 A JPH04328557 A JP H04328557A JP 3098674 A JP3098674 A JP 3098674A JP 9867491 A JP9867491 A JP 9867491A JP H04328557 A JPH04328557 A JP H04328557A
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JP
Japan
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plate
printing
section
surface plate
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Application number
JP3098674A
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English (en)
Inventor
Keiji Osada
圭司 長田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿フイルムに記録され
た画像を感光性平版印刷版へ焼付ける版材焼付装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】新聞輪転機等に使用される感光性平版印
刷版(以下「PS版」という)は、焼付装置の供給部へ
供給され原稿フイルム(以下「ネガフイルム」という)
に記録された画像が焼付けられる。
【0003】この焼付装置には、定盤が水平配置されて
おり、PS版供給装置によって焼付装置へ供給されたP
S版が定盤上の所定の位置へ載置される。さらに、この
PS版上の所定位置にネガフイルムが位置決めされて載
置される。この後、焼付手段によってネガフイルムに記
録された画像がPS版へ焼付けられて現像装置へと送ら
れる。
【0004】一般的に、この定盤は平板、即ち、平面体
が用いられており、定盤上では、PS版供給部から供給
されるPS版の位置決め工程、PS版上へのネガフイル
ムの位置決め工程、焼付け工程及びネガフイルム、PS
版の排出工程が順に行われている。このため、これらの
各工程が終了しなければ次の工程に移ることができず、
迅速な作業を妨げる原因になっている。
【0005】複数の定盤を配置して各作業を平行して行
っていたのでは、全体の焼付け時間は短縮することがで
きるが、焼付装置の設置面積が大きくなるという問題が
あり一つの定盤上でこれらの作業が順に行われる場合が
多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、同一画像を多数枚感光性平版印刷版に焼付る際
、焼付けの高速処理を行うことができる版材焼付装置を
提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る版材焼付装
置は、感光性平版印刷版に原稿フイルムに記録された画
像を焼付けるための版材焼付装置であって、光源と、回
転多面体定盤と、前記回転多面体とは別体の原稿フイル
ムの位置決め保持部と、前記回転多面体定盤の1つの処
理面に感光性平版印刷版を位置決めして載置する給版部
と、前記給版部よりも回転多面体の回転方向下流側に配
置され前記処理面に載置された感光性平版印刷版へ前記
原稿フイルムの画像を焼付る焼付部と、前記焼付部より
も前記回転多面体定盤の回転方向下流側に配置され焼付
後の前記感光性平版印刷版を前記処理面から排出する排
版部と、前記回転多面体定盤を軸回りに回転させ前記処
理面を前記給版部、前記焼付部及び前記排版部へと順次
対応させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の版材焼付装置は、複数の処理面を有す
る多面体とする定盤を設け、定盤の回りに、給版部、焼
付部及び排版部を設けている。給版部では、感光性平版
印刷版を定盤の所定の位置に載置保持させる。また、焼
付部では、原稿フイルム原稿フイルムに記録された画像
を感光性平版印刷版に露光する。排版部では、画像が焼
付けられた感光性平版印刷版を定盤から離反させ取り出
す。
【0009】原稿フイルムの位置決め保持部は、定盤外
に設けられており、このため、同一原稿フイルムから多
数枚の感光性平版印刷版に焼付け作業を高速で行うこと
ができる。
【0010】このようにして、多面体とされた定盤の回
りで、感光性平版印刷版の給版、焼付け及び排版の各処
理を並行して行っている。これによって、感光性平版印
刷版の焼付処理時間を短縮することができる。さらに、
定盤が回転して次の処理工程に移行するため、焼付装置
の設置面積を広く取る必要がなくなっている。
【0011】また、焼付処理後、原稿フイルムを感光性
平版印刷版上から退避させることなく定盤を回転するこ
とによって、焼付部へは新たな感光性平版印刷版が配置
される。これによって、容易に複数の感光性平版印刷版
に各々画像を焼付けることができる。
【0012】さらに、焼付部で一枚の感光性平版印刷版
の複数箇所に原稿フイルムに記録された画像を焼付ける
場合は、光源及び位置決め保持部を、光源と対向する定
盤の処理面に沿って、例えば軸方向に沿って移動させれ
ばよい。また、多面体定盤の全部または一部もしくは感
光性平版印刷版のみを移動させてもよい。
【0013】
【実施例】実施例1図1に実施例1に係る版材焼付装置
10の概要が示されている。
【0014】この版材焼付装置10は、ネガフイルム1
2に記録された画像を、PS版14へ焼付けるものであ
る。この版材焼付装置10で焼付処理されたPS版14
は、実公昭60−35072号、特公昭62−3442
9号(公報)等に記載される処理装置等により焼付後の
処理が行われる。
【0015】図2に示すように、PS版14は、新聞紙
2頁分の大きさの感光性平版印刷版とされ、長手方向が
矢印L方向、幅方向が矢印W方向とされている。このP
S版14には、長手方向に沿って新聞紙1頁分の画像が
二個並んで配置可能とされる。
【0016】また、ネガフイルム12には、新聞紙1頁
分の画像(図2の二点鎖線で示す)が記録されており、
PS版14の幅方向に対応する一端の所定位置に複数の
基準孔16が穿設される。ネガフイルム12への基準孔
の穿設は、版材焼付装置10に装填されたネガフイルム
12へ版材焼付装置10の内部に設けられた図示しない
穿孔測定部において行われる。この穿孔測定部では、基
準位置測定手段によりネガフイルム12に穿設された基
準孔16のレジスターマーク(トンボ)に対する相対位
置を測定する。尚、ネガフイルム12は基準孔16が予
め穿設されたものでも適用が可能である。この場合、版
材焼付装置10にはネガフイルム12への基準孔16の
穿設は不要となるが、ネガフイルム12に記録されたレ
ジスターマーク(トンボ)に対する基準孔16の穿設位
置を測定する測定手段を設けることが好ましい。
【0017】図1及び図2に示すように、版材焼付装置
10においてPS版14へネガフイルム12に記録され
た画像を焼付処理するための定盤20は、正三角柱状と
されている。図2に示すように、この定盤20は、正三
角形の中心を回転軸とされており、また、定盤20はこ
の回転軸方向に沿って長くされており、各々の側面は軸
心回りに等間隔で配置され処理面22とされている。こ
れらの処理面22は、PS版14の長手方向(図2に示
す矢印L方向)を軸方向に沿わせて載置可能な大きさと
されている。
【0018】定盤20の各々の処理面22には、軸方向
の両端部で軸方向と直交する方向の中間部に定盤基準ピ
ン24が突設されている。また、処理面22には、図示
しない負圧供給手段が連結された複数の溝22Aが形成
されている。これらの定盤基準ピン24及び負圧が供給
される溝22Aによって処理面22へPS版14を吸着
可能とされている。また、定盤20の軸心部には、駆動
シャフト26が配置されている。この駆動シャフト26
は、版材焼付装置10の図示しない枠体に軸支されると
共に、駆動手段27によって矢印A方向へ1/3回転、
即ち、120°づつ正確に回転可能とされる。尚、この
駆動シャフト26の駆動手段としては、コンパクトで制
御性に優れたDDサーボアクチュエータ等の適用が可能
である。
【0019】図1に示すように、定盤20の上方(図1
に示す紙面上方)に焼付部30が配置される。また、こ
の状態で焼付部30に対応しない定盤20の他の処理面
22の各々へは、後述する給版部60及び排版部70が
対向するように配置される。
【0020】版材焼付装置10の焼付部30に隣接し定
盤20とは別体のネガフイルム12を定盤の所定部分に
位置決めして保持する位置決め保持手段32及び、ネガ
フイルム12に記録された画像をPS版14に焼付ける
ための光源34が設けられている。
【0021】図2に示すように、位置決め保持手段32
は、ネガフイルム12に穿設された基準孔16へ挿入さ
れる基準ピン36が配置されたピンバー38と、ピンバ
ー38の下方にピンバー38を移動する移動手段40が
配設されている。この移動手段40は、前述した図示し
ない穿孔測定部で測定された情報を基にピンバー38を
、焼付部30に対応する処理面22に沿って定盤20の
軸方向及び軸方向と直交する方向に移動する構成とされ
る。
【0022】版材焼付装置10の焼付部30へは、図示
しないネガフイルム12の搬送手段によってネガフイル
ム12が搬送され、水平状態で定盤20の処理面22上
へ配置される。尚、定盤20の処理面22へのネガフイ
ルム12の搬送配置は、作業員が手で行うものであって
もよい。焼付部30へ搬送されたネガフイルム12は、
基準孔16の各々へピンバー38の基準ピン36が挿入
される。さらに、ネガフイルム12はピンバー38の移
動により、定盤20の所定位置へ位置決めされて保持さ
れる。尚、図1に示すように、ピンバー38の上方には
、エアシリンダ39の駆動軸の先端が配置され、ピンバ
ー38からのネガフイルム12の離脱防止がなされる。
【0023】図1に示すように、ピンバー38の上方に
は、スクイズローラ42が設けられている。このスクイ
ズローラ42は、焼付部30に対向する定盤20の処理
面22の幅W方向に沿って、かつ定盤20の処理面22
を押圧状態で移動可能とされる。スクイズローラ42の
移動により焼付部30に対向する処理面22に載置され
たPS版14とPS版14上に位置決めされたネガフイ
ルム12とが密着状態とされる。
【0024】また、焼付部30に設けられる光源34は
、焼付部30に対向する定盤20の処理面22の上方に
配置される。図3に示すように、この光源34は光源フ
ード46が設けられランプを覆っている。光源34は、
版材焼付装置10に定盤20の軸方向に沿って架け渡さ
れた一対のレール48に移動可能に支持された台車49
に設けられている。光源フード46は、台車49に支持
されたエアシリンダ50の駆動軸50Aの先端に支持さ
れている。これによって、光源フード46は、一対のレ
ール48からエアシリンダ50により吊り下げられてい
る。
【0025】また、光源フード46には、ガイド棒52
の一端(下端)が連結されている。このガイド棒52は
台車49に支持されたスライド軸受54を貫通しており
、ガイド棒52は、上下方向への移動の際に滑らかに案
内される。従って、光源フード46はエアシリンダ50
の作動により、ガイド棒52及びスライド軸受54に案
内され滑らかに昇降される。
【0026】光源フード46の下端部の周囲には、断面
形状が略L字状の押さえ部材56が取り付けられている
。この押さえ部材56の下部には、光源フード46が降
下することにより定盤20上のPS版14の外周端とネ
ガフイルム12との重なり部分を押圧する硬質のスポン
ジ56Aが貼付されている。このスポンジ56Aによっ
て、PS版14とネガフイルム12とが互いに周縁部で
密着される。
【0027】版材焼付装置10の焼付部30では、光源
フード46によってPS版14へネガフイルム12を密
着させて露光し、ネガフイルム12に記録された画像を
PS版14へ焼付けている。尚、焼付部30には、露光
後のPS版14とネガフイルム12との密着状態を解く
ネガフイルム12の図示しない剥離手段が設けられてい
る。
【0028】また、スクイズローラ42及び位置決め保
持手段32にも移動手段が設けられており、図4に示す
ように、光源34と一体となって定盤20の長手方向に
沿って移動可能とされている。光源34、スクイズロー
ラ42(図4では図示省略)及び位置決め保持手段32
が長手方向(図4に示す矢印L方向)へ移動することに
より、定盤20に載置されたPS版14の他の部分に、
ネガフイルム12に記録された画像が焼付け可能とされ
る。
【0029】図1に示すように、焼付部30の定盤20
の回転方向(矢印A方向)と反対方向側(図1に示す定
盤20の紙面右側)には、給版部60が配置されている
。この給版部60では、定盤20の処理面22へPS版
14が供給される。
【0030】版材焼付装置10へ供給されるPS版14
は、受渡し装置62に対向されるスキッド64に層状に
積載されている。受渡し装置62には、複数の吸盤66
Aが設けられた受取アーム66により、スッキッド64
に搭載されたPS版14が一枚づつ吸着保持される。こ
の受取アーム66は、エアシリンダ67の駆動により昇
降可能とされると共に、給版部60の給版台68方向(
図1に示す矢印B方向)へ移動可能とされる。これによ
って、スキッド64から給版台68へPS版14が供給
される。
【0031】給版部60の給版台68には、図示しない
負圧供給手段に接続された吸盤68Aが配置されており
、受取アーム66から供給されたPS版14を保持可能
とされている。この給版台68の近傍には、図示しない
パンチ孔穿設器が設けられ、これによって、給版台68
に載置されたPS版14の長手方向の両端部の所定の位
置にパンチ孔14A(図2に示す)が穿設される。
【0032】給版台68には、図示しない駆動手段が連
結されており、給版台68を定盤20の給版部60に対
向する面へ移動(図1矢印C方向へ移動)可能とされて
いる。これによって、給版台68から定盤20の処理面
22へPS版14が受け渡される。PS版14は、パン
チ孔14Aへ定盤20に突設された定盤基準ピン24が
挿入されることによって定盤20への位置決めがなされ
、処理面22の溝22Aにより処理面22へ負圧吸着さ
れる。
【0033】図1に示すように、焼付部30よりも定盤
20の回転方向側(図1に示す矢印A方向側で紙面左側
)の下流側には排版部70が配置されている。この排版
部70には、複数の吸盤72Aが設けられた排版台72
が配置されている、これらの吸盤72Aには、図示しな
い負圧供給手段が接続されている。また、この排版台7
2は、図示しない駆動手段により矢印D方向へ回転可能
とされる。
【0034】この排版部70では、定盤20の処理面2
2に載置されたPS版14が排版台72へ吸引され保持
される。また、この排版台72は図示しない回転手段に
より排版コンベア74に対向する位置(図1に想像線で
示される)へ移動可能とされている。この排版コンベア
74は、版材焼付装置10からの排出方向、即ち、矢印
E方向へ移動可能とされ排版台72が図1の想像線位置
へ至った状態でこの排版台72の下方へ入り込めるよう
になっている。これによって、排版台72から受け渡さ
れ排版コンベア74に載置されたPS版14が、版材焼
付装置10から排出される。
【0035】この排版部70では、PS版14を排版台
72から仮貯留コンベア73を介して仮貯留台75へ一
旦載置貯留した後に、版材焼付装置10から排出するこ
とも可能とされている。この仮貯留コンベア73は、矢
印F方向に沿って排版台72と仮貯留台75との間をP
S版14を載置して移動可能とされている。
【0036】尚、以上説明した定盤20の矢印A方向へ
の回転は、定盤20に対する各処理部での処理工程が終
了した後に行われる。
【0037】次に本実施例1に係る版材焼付装置10の
作用を説明する。尚、本実施例では、一枚のネガフイル
ム12に記録された画像を、新聞紙2頁分の大きさのP
S版14の長手方向の中間部から一端と他端側とへ同一
画像を焼付けると共に、同一画像が焼付けられたPS版
14を複数枚製作する場合について説明する。
【0038】版材焼付装置10では、受渡し装置62に
対向されたスキッド64から、PS版14を給版台68
へ搬送し載置する。給版台68に載置されたPS版14
には、所定位置に図示しないパンチ孔穿設器によりパン
チ孔14Aを穿設した後、定盤20の処理面22へ載置
する。この際、PS版14は、パンチ孔14Aへ定盤基
準ピン24が挿入され位置決めされる。
【0039】給版部60で定盤20の処理面22へPS
版14が載置され負圧吸着されると、定盤20が駆動手
段27により矢印A方向へ回転する。これによって、P
S版14が載置された定盤20の処理面22は、焼付部
30へ対向される。
【0040】一方、版材焼付装置10に装填されたネガ
フイルム12は、図示しない穿孔測定部で一端に基準孔
16が穿設され、さらに搬送手段により搬送され、焼付
部30のピンバー38へ保持される。この際、ネガフイ
ルム12の基準孔16へピンバー38の基準ピン36が
挿入される。また、ピンバー38は、穿孔測定部でネガ
フイルム12の画像に対する基準孔16の相対位置に応
じて移動手段40により移動される。
【0041】これによって、ネガフイルム12は焼付部
30の定盤20の処理面22に載置されたPS版14の
所定位置に位置決めされる。
【0042】この後、焼付部30では、スクイズユニッ
ト44が動作し、さらに、光源34の作動によって、P
S版14の所定位置にネガフイルム12に記録された画
像が焼付けられる。
【0043】さらに、PS版14からネガフイルム12
が剥離手段によって剥離された後、光源34、スクイズ
ユニット44及び位置決め保持手段32が定盤20の長
手方向に沿って移動し、PS版14の残りの面にネガフ
イルム12に記録された画像の焼付処理が行われる。
【0044】また、版材焼付装置10の焼付部30でP
S版14へ焼付けが行われている間に、給版部60では
、定盤20の処理面22へ新たなPS版14の位置決め
載置が行われる。
【0045】焼付部30で焼付処理が終了した後、定盤
20は、さらに、図1に示す矢印A方向へ回転する。こ
れによって、定盤20の処理面22のうち焼付処理され
たPS版14が載置された処理面22は排版部70へ対
向される。また、給版部60で新たにPS版14が載置
された定盤20の処理面22は焼付部30へ対向され、
PS版14が載置されていない処理面22は給版部60
へ対向された状態となる。
【0046】排版部70では、溝22Aへの負圧の供給
が解除されると共に、排版台72が定盤20の処理面2
2からPS版14を吸着保持して矢印D方向に移動する
。さらに、排版台72はPS版14を排版コンベア74
へ移載して次工程へと排出する。
【0047】この排版部70からのPS版14の排出と
並行して、焼付部30では焼付部30に対向する定盤2
0の処理面22でネガフイルム12に記録された画像が
PS版14へ焼付けられており、また、給版部60では
給版部60に対向する定盤20の処理面22へ、新たに
スキッド64から供給されるPS版14が位置決めされ
て載置される。
【0048】このように、版材焼付装置10では、定盤
20へのPS版14の位置決め及び載置、PS版14へ
の画像の焼付処理及び定盤20からの焼付処理されたP
S版14の排出の各処理工程を並行して行うことができ
る。これによって、従来、同一の定盤上で各処理を行っ
ていた焼付装置の焼付部でPS版14へ所定の画像を焼
付けるのに約33秒要していたが、実施例1に係る版材
焼付装置10では、多数枚のPS版14へ連続してネガ
フイルム12に記録された画像を焼付ける際は、焼付作
業が約24秒に短縮されている。
【0049】さらに、本実施例に係る版材焼付装置10
では、定盤20の設置面積が、従来の定盤と等しい大き
さとすることができ、版材焼付装置10の設置面積が増
大することがない。
【0050】実施例2図5には実施例2に係る版材焼付
装置80が示されている。尚、実施例2では実施例1と
同一の部品を使用する場合、実施例1と同一の符号を付
与してその説明を省略している。
【0051】図5に示すように、版材焼付装置80の定
盤82は正四角柱とされ処理面22が4面形成されてい
る。また、定盤82の軸心部には、定盤82を回転させ
る駆動シャフト26が設けられている。
【0052】この定盤82の上方には、焼付部86が配
置される。定盤82の処理面22の一面が焼付部86に
対向した状態では、定盤82の回転方向(矢印A方向)
と反対側に隣接する処理面22にはパンチ部84が対向
されている。また、焼付部86と反対側の処理面22に
は給版部88が対向され、焼付部86の回転方向側に隣
接する処理面22には排版部90が対向されるようにな
っている。
【0053】この定盤82の各々の処理面22には、長
手方向の両端部に定盤基準孔92が各々穿設されている
。定盤基準孔92は、実施例1に於ける定盤基準ピン2
4に相当する位置に設けられている。即ち、実施例2で
は定盤基準ピン24の代わりに定盤基準孔92によって
PS版14の位置決めを行っている。
【0054】給版部88は、受取アーム66、枚葉コン
ベア94及び給版コンベア96が設けられている。枚葉
コンベア94及び給版コンベア96の各々には、図示し
ない駆動手段が連結されている。また、受取アーム66
及び給版コンベア96の各々には、エアシリンダ67、
98の駆動軸が連結されている。
【0055】枚葉コンベア94には、無端ベルト94A
の一部に複数の支持バー95が取り付けられている。こ
れらの支持バー95は、受取アーム66の昇降に支障の
ない位置に配置されるが、枚葉コンベア94が矢印H方
向へ駆動することにより、PS版14を吸着して上方へ
移動した受取アーム66の下方に配置される。これによ
って、受取アーム66の吸着が解除されると、PS版1
4が枚葉コンベア94の支持バー95に載置される。ま
た、この状態で枚葉コンベア94が矢印H方向と反対方
向へ駆動することによって、支持バー95に載置したP
S版14を給版コンベア96へ搬送するようになってい
る。
【0056】給版部88では、スキッド64に搭載され
たPS版14が受取アーム66から枚葉コンベア94へ
載置される。枚葉コンベア94の給版コンベア96側へ
の駆動により、PS版14は給版コンベア96へ受け渡
される。給版コンベア96に載置されたPS版14は、
給版コンベア96の図示しない駆動手段によって定盤8
2の処理面22へ対向する所定位置へ移動される。また
エアシリンダ98の駆動によって、給版コンベア96が
PS版14を処理面22方向へ上昇させ、PS版14が
処理面22へ吸引保持される。
【0057】処理面22へPS版14を載置した後に、
定盤82が矢印A方向へ回転することにより、この処理
面22はパンチ部84へ対向される。
【0058】パンチ部84では、パンチピン99を矢印
G方向へ押圧し、PS版14へ基準孔14Aを穿設する
。定盤82の処理面22の定盤基準孔92へ向けてパン
チピン99を挿入することによりPS版14に基準孔1
4が穿設される。この後、パンチピン99は抜き出され
るが、PS版14は吸着保持されているため位置決めさ
れた状態で処理面22に沿った移動が阻止される。
【0059】位置決め保持手段32には、ネガフイルム
12を保持するピンバー38が設けられている。このピ
ンバー38によってネガフイルム12が、定盤82の軸
方向に沿って移動可能とされると共に、定盤82の所定
位置へ保持される。
【0060】このピンバー38の上方には、スクイズユ
ニット100が配置されている。このスクイズユニット
100は、ネガフイルム12の光源34側を覆うカバー
シート110によって、定盤82に載置されたPS版1
4へネガフイルム12を密着させるようになっている。 このスクイズユニット100は、通常、ピンバー38の
上方で、且つ、基準ピン36の定盤20と反対側に備え
られる。
【0061】図6に示されるように、スクイズユニット
100は、定盤82の長手方向に沿って配置されたシャ
フト102と、シャフト102に回転可能に支持された
巻取ローラ104と、シャフト102と巻取ローラ10
4との間に介在されるコイルスプリング106と、を主
構成としている。
【0062】シャフト102は、その両端部が一対の略
矩形状の側板108(図6では一方のみ図示)に支持さ
れている。また、図7に示すように、シャフト102は
一方の側板108の外側に固着された回り止めブロック
109により一対の側板108に対して回り止めされて
いる。
【0063】図6に示すように、巻取ローラ104は、
筒体とされ外周面に透明のカバーシート110の一端が
係止されている。また、図5に示すように、このカバー
シート110の他端はピンバー38へ定盤82の反対側
で係止されている。
【0064】図7に示すように、巻取ローラ104には
、軸方向の両端に軸受キャップ112(図7には一方の
み図示)が設けられ、これらの軸受キャップ112によ
り巻取ローラ104がシャフト102に対して回転可能
とされている。軸受キャップ112の一方には、コイル
スプリング106の一端が係止されている。また、コイ
ルスプリング106の他端はシャフト102へ固着され
たボス115に係止されている。
【0065】これによって、コイルスプリング106の
付勢力に抗して巻取ローラ104を回転させることによ
り、コイルスプリング106に付勢力が蓄えられる。巻
取ローラ104を開放した場合、この付勢力によって巻
取ローラ104が回転されカバーシート110を巻き取
る構成とされている。このカバーシート110はコイル
スプリング106の付勢力に抗して巻取ローラ104か
ら引き出し可能とされている。
【0066】図6及び図7に示すように、このスクイズ
ユニット100には、カバーシート110によってPS
版14へネガフイルム112を密着させるためのスクイ
ズローラ114を備えている。スクイズローラ114は
、側板108に支持されたシャフト116と、このシャ
フト116に軸支されたローラ118とを備えている。 図7に示すように、シャフト116は、その両端部(図
7では一方のみ図示)が側板108を貫通して延出され
、先端部に移動方向を規制すると共に、シャフト116
を下方へ押圧する付勢手段119が設けられている。こ
れによって、シャフト116は側板108に対して回り
止め及びガタつき防止とされると共に、定盤82方向へ
付勢されている。
【0067】また、カバーシート110は、このスクイ
ズローラ114にピンバー38の反対側から巻き掛けら
れている。
【0068】従って、カバーシート110は、その巻取
ローラ104の巻取時及び巻取ローラ104からの引き
出し時に表面がスクイズローラ114に押圧されながら
移動するようになっている。これにより、スクイズロー
ラ114が、カバーシート110によってネガフイルム
12をPS版14へ密着させるようになっている。
【0069】さらに、スクイズユニット100には、一
対の側板108に取り付けられ、巻取ローラ104やス
クイズローラ114等のピンバー38の反対側及び上側
を覆う断面略L字状のカバー120が設けられている。 また、一対の側板108の間には側板108を支持する
支持部材122が介在されている。
【0070】このスクイズユニット100には、図示し
ない駆動手段が設けられており、定盤82の処理面22
の幅W方向に沿って移動される。スクイズユニット10
0がピンバー38側から反対側へ定盤82の処理面22
に沿って移動することにより、スクイズローラ114に
よってネガフイルム12をPS版14へ密着させながら
覆うようになっている。この際、カバーシート110が
引き出されることにより、巻取ローラ104がコイルス
プリング106の付勢力に抗してシャフト102回りに
回転されて付勢力が蓄えられた状態とされ、定盤82の
ピンバー38と反対側に仮保持される。
【0071】また、この仮保持状態から前記図示しない
移動手段によりピンバー38側に移動されることにより
、カバーシート110は、コイルスプリング106の付
勢力で巻取ローラ104に巻き取られる。尚、コイルス
プリング106としては引張コイルばね等が使用できる
【0072】尚、このスクイズユニット100は、ピン
バー38と一体となって定盤82の長手方向に沿って平
行移動可能とされている。
【0073】一方、排版部90には、定盤82の斜め下
方に受台124及び受台124に隣接して貯版台126
が設けられている。受台124は、下端が貯版台126
へ向けて傾斜されると共に、下端部が貯版台126の端
部に軸支されている。また、受台124の中間部には、
エアシリンダ128の駆動軸が連結されている。このエ
アシリンダ128の駆動により受台124が揺動される
【0074】排版部90では、定盤82の処理面22か
ら、図示しないPS版14の保持解除機構により離反さ
れたPS版14を受台124へ載置し、さらに、エアシ
リンダ128の駆動によりPS版14を受台124から
貯版台126へ載せ換えている。これによって、画像が
焼付けられたPS版14が貯版台126へ載置貯留され
る。
【0075】次に実施例2に係る版材焼付装置80の作
用について説明する。図5に示すように、この版材焼付
装置80では、スキッド64から供給されるPS版14
を、給版部88に対向する定盤82の処理面22へ負圧
吸着して保持する。この定盤82が矢印A方向へ90°
回転することにより、PS版14はパンチ部84へ対向
する。
【0076】パンチ部84では、PS版14に基準孔1
4Aを穿設し、PS版14を処理する際の位置決めの基
準としている。この後、さらに定盤82を回転させるこ
とにより、パンチ部84から、焼付部86へ対向される
【0077】位置決め保持手段32では、ピンバー38
によって、ネガフイルム12をPS版14上に保持する
。さらに、スクイズユニット100が駆動して、ネガフ
イルム12をカバーシート110によって覆うと共、ネ
ガフイルム12をPS版14へ密着させる。この状態で
は、スクイズユニット100は、定盤82のピンバー3
8と反対側に仮保持される。この後、光源34によって
PS版14が露光される。
【0078】焼付部86でPS版14の露光後、スクイ
ズユニット100は、カバーシート110を巻き取る。 この際、ネガフイルム12は、図示しな剥離手段によっ
てPS版14との密着状態が解かれる。
【0079】一方、焼付部86で焼付られたPS版14
は、定盤82が矢印A方向へ回転することにより排版部
90へ対向され、定盤82から貯版台126へ載置され
貯留される。
【0080】給版部88、パンチ部84、焼付部86及
び排版部90での処理工程は、並行して行われると共に
定盤82の回転によって繰り返して行われるようになっ
ている。
【0081】実施例2では、定盤82を正四角柱として
いるため、各々の駆動機構を水平方向、垂直方向及び、
直角までの回転に駆動範囲を限定することができ、駆動
機構の制御が容易となっている。さらに、パンチ部84
でPS版14へ基準孔14Aを穿設しており、印刷に際
しては、この基準孔14Aを利用して位置決めが行われ
る。
【0082】尚、実施例に適用される原稿フイルムとさ
れるネガフイルム12に記録された画像は、ネガ型であ
てもよくまたポジ型であってもよい。
【0083】さらに、本実施例では、PS版14の焼付
けの迅速化について説明したが、焼付けを従来と同様の
時間で行った場合、焼付装置の各工程における処理時間
を長くすることができる。これは、精密な焼付精度が要
求される場合に有利であり、また、機械の故障率を抑え
る点でも有利となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、感光
性平版印刷版を焼付処理するための定盤を三角柱、四角
柱等の多面体とし形成し、この多面体を回転させること
により、感光性平版印刷版の位置決め及び定盤への載置
、感光性平版印刷版への画像の焼付処理、定盤からの感
光性平版印刷版の排出を順次並行して行うことができる
【0085】これによって、版材焼付装置の設置面積を
大きくすることなく、版材焼付装置の焼付処理の高速化
が可能となる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る版材焼付装置の要部概略図であ
る。
【図2】実施例1に係る焼付部を示す要部斜視図である
【図3】実施例1に係る焼付部を示す要部側面図である
【図4】実施例1に係る焼付部を示す要部平面図である
【図5】実施例2に係る版材焼付装置の図1と同様の要
部概略図である。
【図6】実施例2に係るスクイズユニットを示す要部断
面図である。
【図7】実施例2に係るスクイズユニットを示す図6と
異なる方向に沿った要部断面図である。
【符号の説明】
10、80    版材焼付装置 12    ネガフイルム(原稿フイルム)14   
 PS版(感光性平版印刷版)20、82    定盤
(回転多面体定盤)27    駆動手段 30、86    焼付部 32    位置決め保持手段 60、88    給版部 70、90    排版部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光性平版印刷版に原稿フイルムに記
    録された画像を焼付けるための版材焼付装置であって、
    光源と、回転多面体定盤と、前記回転多面体とは別体の
    原稿フイルムの位置決め保持部と、前記回転多面体定盤
    の1つの処理面に感光性平版印刷版を位置決めして載置
    する給版部と、前記給版部よりも回転多面体の回転方向
    下流側に配置され前記処理面に載置された感光性平版印
    刷版へ前記原稿フイルムの画像を焼付る焼付部と、前記
    焼付部よりも前記回転多面体定盤の回転方向下流側に配
    置され焼付後の前記感光性平版印刷版を前記処理面から
    排出する排版部と、前記回転多面体定盤を軸回りに回転
    させ前記処理面を前記給版部、前記焼付部及び前記排版
    部へと順次対応させる駆動手段と、を有することを特徴
    とする版材焼付装置。
JP3098674A 1991-04-30 1991-04-30 版材焼付装置 Pending JPH04328557A (ja)

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