JPH0418377A - 印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は搬送路上を搬送される箱状ワークの側面に、プ
リンタにより直接印字を行なう印字装置に関する。

（従来の技術） 例えば段ボール箱などの箱状ワークの四方向の側面に搬
送路上でプリンタにより印字を行なう場合、従来は搬送
路上でストッパによりワークを所定の位置に停止させ、
一つの側面に印字を行なった後、ワークを手で９０度回
転させて位置決めし、他の側面に印字を行なっていた。

または搬送路の両側にそれぞれプリンタを設け、ワーク
の対向する側面に印字を行なった後、ワークを手で９０
度回転させて位置決めし、他の対向する側面に印字を行
なっていた。

あるいは搬送路に回転台なとの反転機構を設け、一つの
側面への印字が終った後ワークを反転機構に送り、９０
度回転させて再びプリンタに対向する位置まで搬送させ
て、他の側面への印字を行なっていた。

（発明か解決しようとする課題） しかしなから上記のように構成された従来の印字装置に
よると、ワークの印字面をプリンタに対向させるために
手作業か必要となり、作業効率が低下するという問題か
あった。

また搬送路の両側にプリンタを対向させて設けて印字を
行なう場合にも、同様に手作業か必要であった。しかも
ワークの各辺の寸法が異なる場合は、搬送路の幅をワー
クの寸法に合わせなければならず、同し搬送路上では一
種類の寸法のワークの印字しかできなかった。また、ワ
ークに対する印字位置も一定であり、多種類のワークが
ランダムに搬送されてくる場合、各側面の所定の位置に
自動的に印字を行なうことは不可能であった。

また、反転機構を設ける場合には構造が複雑となり、装
置がコスト高になる欠点があった。しかもこの場合でも
ワークの寸法に制約があり、ワーク毎に反転機構の交換
または段取り替えも行なわなければならなかった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、寸法の
異なるワークの四方向の側面の所定の位置に、所定の印
字を自動的にかつ短時間に行なうことのできる簡単な構
造の印字装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、複数本のローラ
からなる搬送路に沿フて設けられたプリンタにより、前
記搬送路上を搬送される箱状ワークの側面に直接印字を
行なう印字装置において、前記プリンタに対向する前記
ローラを搬送方向に対して斜めに、かつ制動及び正逆転
可能に配設し、前記プリンタを昇降可能とするとともに
、前記箱状ワークの少くとも一隅を保持する昇降及び回
転可能な保持部材と、前記ローラの回転、前記プリンタ
の作動及び昇降をそれぞれ制御する制御装置とを設けた
ことを特徴としている。

（作用） 上記の構成において、搬送路上を搬送される箱状ワーク
は適宜な位置決め手段によりプリンタに対向する位置に
位置決めされる。このときローラは搬送方向に対して斜
交しているので、ワークはプリンタ側の所定の位置に押
し付けられ、その少くとも一隅が保持部材によって保持
される。次にプリンタか所定の高さまで上昇し、対向す
るワクの側面の所定の位置に所定の印字を行なう。

印字が終了するとプリンタが下降し、斜交ローラか逆方
向に回転して、ワークは保持部材を中心として９０度回
転する。次にワークは保持部材による保持が解除されて
、斜交ローラの正転により搬送方向に移動する。以降前
述した場合と同様にワークは位置決め保持され、プリン
タにより隣接する側面に印字か行なわれる。

以下同様の操作をくりかえしてワークの４側面に印字か
行なわれ、次工程へ搬送される。なお、上記の各動作は
制御装置によって制御される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の図面を参照して説明する。

第１図乃至第６図に本発明の一実施例を示す。

第１図及び第２図において、架台１上には図示しないモ
ータによって回転駆動される複数本のローラ２か設けら
れていて、搬送路３を構成している。

搬送路３の搬送方向のほぼ中心の一方の側にはプリンタ
４が設けられており、搬送路３のプリンタ４に対向する
他方の側は突出していて幅広となっている。この幅広部
５の上流側には搬送方向に対して直角の方向に供給側ロ
ーラ２ａか設けられており、下流側には排出側ローラ２
ｂが設けられている。また幅広部５にはプリンタ４側か
供給側に近く反対側が排出側に近い方向に傾斜して、斜
交ローラ２ｃが設けられている。

搬送路３のプリンタ４側の端部には１本のガイド部材６
が搬送方向に平行に設けられており、反対側には供給側
ローラ２ａ及び排出側ローラ２ｂに沿ってガイド部材７
ａ、７ｃが設けられている。

また供給側ローラ２ａの人口部には図示しない駆動手段
によって昇降されるストッパ８が設けられている。さら
にプリンタ４に隣接して制御装置１０が設けられている
。

プリンタ４は１対の支柱１１を介して架台１２に昇降可
能に支持されており、支柱１１に設けられた送りねし１
３をモータ１４によって回転することにより昇降するよ
うになっている。なお、ノ＼ンドル１５によって送りね
し１３を回転させてもよい。プリンタ４は例えば４ドツ
ト／關のド・ソトプリンタにより構成され制御装置１０
からの入力信号によって所定の印字が行なわれる。

一方、プリンタ４に対向する搬送路３には、第３図乃至
第６図に示すような反転機構部１６が設けられている。

反転機構部１６は支持板１７に取り付けられた１対のエ
アシリンダ１８．１９と、エアシリンダ１８．１９によ
りそれぞれ昇降駆動される案内板２０．２１と、案内板
２０．２１にそれぞれ４個のカラー２２．２３を介して
固定された取付板２４．２５と、取付板２４．２５にそ
れぞれフランジ２６．２７を介して回転自在に取り付け
られた保持部材である吸盤２８．２９とから構成されて
いる。

吸盤２８．２９はそれぞれ支持棒３０，３１と、支持棒
３０．３１の上端に取り付けられゴムなどの弾性部材で
碗状に形成されたヘッド部３２，３３とから構成されて
おり、支持棒３０．３１はそれぞれフランジ２６．２７
に回転自在に支持されている。そして支持棒３０．３１
がそれぞれフランジ２６．２７から突出する下端には鍔
部３０ａ３１ａか設けられており、フランジ２６．２７
の上面とヘッド部３２．３３の下面との間にはそれぞれ
コイルハネ３４，３５か装着されている。これらのコイ
ルバネ３４．３５は鍔部３０ａ、３１ａがフランジ２６
．２７の下面に当接する方向に、吸盤２８．２９を付勢
している。

また、一方のフランジ２６は第５図に示すように、取付
板２４に形成された長た円状の案内孔２４ａにスライド
可能に嵌合されており、フランジ２７は第６図に示すよ
うに、取付板２５に形成された丸孔２５ａに回転自在に
嵌合されている。さらに案内板２０．２１のそれぞれの
対向する二辺近傍には、下方に向って突出する案内棒３
６．３７の一端が固定されており、案内棒３６，３７は
それぞれ支持板１７に固定されたガイドブツシュ３８．
３９により上下方向に摺動自在に案内されている。

一方、支持板１７の外周にはケース４０か取り付けられ
ており、ケース４０の上端には二対のカバー４１．４２
の一端が回動可能に取り付けられている。そして、吸盤
２８．２９の下降時にはカバー４１．４２がそれぞれヘ
ッド部３２．３３を被覆し、吸盤２８．２９が上昇する
とカバー４１４２はそれぞれ取付板２４．２５に設けら
れたロッド４３，４４によって押し上げられて開くよう
になっている。

また制御装置１０は搬送路３のローラ２を回転駆動する
モータ、プリンタ４の作動、プリンタ４を昇降するモー
タ１４、ストッパ８の昇降などの制御を行なう。

次に本実施例の動作を説明する。まず印字装置の電源を
投入し、図示しないホストコンピュータやキーボードな
どから制御装置１０に印字内容を入力記憶させる。次に
上流側のストッパ８を下降させ、ストッパ８により係止
されていたワーク５０の係止を解除する。そしてローラ
２ａの回転によって１個のワーク５０が矢印Ｘ方向に送
り込まれ、ローラ２Ｃによってプリンタ４側のカイト部
材６に押し付けられる。

次にワーク５０が所定の位置に到達すると、図示しない
センサがこれを検出して制御装置１０を介して斜交ロー
ラ２Ｃの回転を停止し、かつ制動かかけられる。この結
果、ワーク５０の移動が係止され自動的に位置決めされ
る。

ワーク５０が位置決めされるとモータ１４の回転か始ま
り、プリンタ４か自動的に上昇し、印字位置において停
止固定される。ワーク５０の位置決めが図示しないセン
サによって確認されると自動的にシリンダ１８．１９が
作動し、案内板２０２１を介して吸盤２８．２９を押し
上げ、ヘット部３２．３３をワーク５０の下面に密着固
定する。

このときコイルバネ３４．３５の付勢力に抗して支持棒
３０．３１が押し下げられる。そしてプリンタ４により
ワーク５０の対向する側面の所定の位置に所定の印字が
行なわれる。

印字が終了するとプリンタ４が下降し、シリンダ１９が
作動して一方の吸盤２９をワーク５０から離脱させ、ロ
ーラ２を搬送方向に対し逆の方向に回転させる。この結
果斜交ローラ２ｃの回転により吸盤２８を中心としてワ
ーク５０は第２図に矢印Ｙて示す方向に９０度回転する
。すなわち４隅Ａ、Ｂ、Ｃ，ＤのうちＡを中心として回
転し、辺ＡＢがガイド部材６に当接して停止する。この
ときフランジ２６は長孔２４ａを介して取付板２４に支
持されているので、ワーク５０の角かガイド部材６，７
に当接しても逃げることができる。

次にシリンダ１８を作動させて吸盤２８をワク５０から
離脱させ、ローラ２を正方向に回転させて、ワーク５０
を前述した場合と同様に位置決め固定し、プリンタ４に
より面Ａ−Ｂの印字を行なう。この印字は１つの側面に
対して複数個所行なうこともある。

以後同様に他の２つの側面への印字を行ない、各側面へ
の印字が完了すると排出側ローラ２ｂにより次工程へ自
動的に排出する。

本実施例によれば、ワーク５０は斜交ローラ２Ｃの正逆
転により９０度の回転されて位置決めされ、吸盤２８．
２９によって固定されてプリンタ４により所定の印字が
行なわれる。従ってワーク５０の四方向の側面の所定の
位置に所定の印字を自動的に行なうことかできる。また
ワーク５０の各辺の寸法が異なっていても、制御装置１
０にソフトの箱情報を人力しておくことにより連続して
４側面の印字を自動的に行なうことかできる。

なお、上記実施例で示した各部の構造は、本発明の主旨
を逸脱しない範囲で設計変更してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、印字装置に設け
られたローラのうちプリンタに対向する部分を、搬送方
向に対して斜交し正逆転可能に配設したので、箱状ワー
クを９０度ずつ回転させ、４側面を順次プリンタに対向
させて自動的に印字を行なうことかでき、しかも寸法の
異なるワークも連続して印字できるので、作業効率を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図、第
２図は同じく平面図、第３図は同じく側面図、第４図は
同しく反転機構部を示す一部断面正面図、第５図及び第
６図はそれぞれ第４図のＡ〜八へ及びＢ−Ｂ線断面図で
ある。 ２・・ローラ ３・・・搬送路 ４・・・プリンタ ８・・・ストッパ １０・・・制御装置 ２８．２９・・・保持部材（吸盤） ５０・・・ワーク 代私弁理士三好秀和 手続補正書（放）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数本のローラからなる搬送路に沿って設けられたプリ
   ンタにより、前記搬送路上を搬送される箱状ワークの側
   面に直接印字を行なう印字装置において、 前記プリンタに対向する前記ローラを搬送方向に対して
   斜めに、かつ制動及び正逆転可能に配設し、前記プリン
   タを昇降可能とするとともに、前記箱状ワークの少くと
   も一隅を保持する昇降及び回転可能な保持部材と、前記
   ローラの回転、前記プリンタの作動及び昇降をそれぞれ
   制御する制御装置とを設けたことを特徴とする印字装置
   。