JPH08114785A - 携帯用端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯用端末で、周囲の温度を感知し、液晶濃度
調整操作を行なわないで、液晶の濃度を最適に保つこと
を目的とする。 【構成】液晶表示部１、液晶コントローラ２、ＣＰＵ
４、周辺温度検出部５、ＲＯＭ６、ＲＡＭ７より構成さ
れ、液晶の自動濃度調整が可能な携帯用端末。 【効果】携帯用端末を使用する温度環境が変わっても、
液晶の濃度を最適に保てるため、操作性向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液晶の濃度調整が可能
な携帯用端末に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、液晶駆動用電源としての直流電圧
変換器の出力電圧によって温度に対する適応性を高める
方法をとっていた（特開昭５０−１４２１９２号公
報）。その他には、コントラストボリュームを付け液晶
の濃度調整を行なったり、タッチパネル入力部より
「濃」「淡」を示す固定キーエリアを押し、制御プログ
ラムで液晶の濃度を調整していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】携帯用端末は、室内，
室外で用い周囲の温度に大きな変化があるため、従来技
術での直流電圧変換器の出力電圧の温度補正だけでは、
限界があった。従って、コントラストボリューム等の別
手段を準備する必要があった。又、コントラストボリュ
ームを用いる方法や、タッチパネル入力を行なう方法で
は手操作が必ず必要となり、頻繁に濃度調整をしなけれ
ばならないという問題があった。

【０００４】本発明の目的は、携帯用端末において、周
囲の温度が変わっても液晶の濃度を最適なところにコー
ド設定することにより、液晶の濃度調整を自動で行な
い、操作性を向上させることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】携帯用端末に、温度セン
サを付け制御プログラムによって周囲温度を読み取り、
最適なコードを算出し、液晶に設定することで達成でき
る。

【０００６】

【作用】液晶の濃度が自動で設定されるため、周囲の温
度が変わってもコントラストボリュームの操作やタッチ
パネルのキー入力操作が不要となり、操作性が向上す
る。

【０００７】

【実施例】図１は本発明を実施するためのシステムブロ
ック図である。１は液晶表示部、２は液晶濃度等の液晶
をコントロールする液晶コントローラ、３はタッチパネ
ル入力部、４はＣＰＵ、５は温度センサから信号を変換
する周辺温度検出部、６はＲＯＭであり液晶濃度を設定
する制御プログラム１１が含まれる。７はＲＡＭで液晶
濃度設定データ１２を保存しておくものである。図２は
液晶濃度のコード設定処理フローである。携帯用端末の
周囲の温度を取得する（２１）。ここで取得した温度デ
ータから、液晶の最適な濃度に調整するためのコードを
算出する（２２)。算出した濃度調整データが前回に設
定した濃度調整データと同じか比較（２３）し、同じで
あれば何もしないで処理を終了する。前回設定した濃度
調整データと異なれば、液晶濃度調整データを設定し、
液晶の濃度を変える（２４）ことにより本発明の目的は
達成される。そして、液晶の濃度調整データを保存し終
了する（２５）。温度と最適な濃度に調整するためのコ
ードの関係は実験により得られ、両者の関係はプログラ
ム化することが可能である。

【０００８】

【発明の効果】携帯用端末を使用する温度環境が変わっ
ても、液晶の濃度を最適に保てるため、操作性向上が図
られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例である携帯用端末のシステムブ
ロック図である。

【図２】液晶濃度のコード設定フロー図である。

【符号の説明】

１…液晶表示部、２…液晶コントローラ、３…タッチパ
ネル、４…ＣＰＵ、５…周辺温度検出部、６…ＲＯＭ、
７…ＲＡＭ、１１…制御プログラム、１２…液晶濃度設
定データ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液晶の濃度調整ができる表示部、前記表示
   部の上面に位置するタッチパネル入力部、周辺温度検出
   部、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭを備えた携帯用端末におい
   て、前記携帯用端末の周囲の温度変化に対し、液晶の濃
   度をプログラムにより自動的に最適に設定することを特
   徴とする携帯用端末。