JPH08114280A - 感温弁 - Google Patents
感温弁Info
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- JPH08114280A JPH08114280A JP27576194A JP27576194A JPH08114280A JP H08114280 A JPH08114280 A JP H08114280A JP 27576194 A JP27576194 A JP 27576194A JP 27576194 A JP27576194 A JP 27576194A JP H08114280 A JPH08114280 A JP H08114280A
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- piston
- valve
- expansion medium
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Abstract
ことのない感温弁を得ること。 【構成】 弁ケ―シングに入口3と弁口4と出口5を形
成する。弁口4に対向して弁体6を配置する。弁体6の
上部にピストン8を一体に設ける。ピストン8の上面に
ベロ―ズ9を取り付けて膨脹媒体溜部10を形成し、下
面にも膨脹媒体溜部11を形成する。膨脹媒体溜部10
と11のピストン8への受圧面積を一方を大きくし他方
を小さくすると共に、ピストン8に設けた細孔19で両
者を連通する。
Description
温度を感知して弁体を開閉弁することにより、所定温度
以上の流体を弁外へ排出する感温弁に関する。
1−16030号公報に示されたものがある。これは、
感温素子としてフェライトから成る感温磁性体を用いる
ことにより、感温磁性体雰囲気温度が所定温度よりも低
いと感温磁性体の磁力により大気連通口を開口して大気
を吸引すると共に、所定温度以上になると感温磁性体の
磁力が失われて弁体が変位することにより大気連通口を
閉口すると共に負圧弁口が開口するものであり、所定温
度を境界として弁口が開閉するものである。
は、弁口の開口直後に弁体が著しい振動を生じる所謂チ
ャタリング現象を生じる問題があった。これは、弁体の
開弁直後に弁体周囲の流体の速度が急速に増して静圧が
低下することにより弁体が閉弁方向に吸引されて閉弁す
ると共に、一旦閉弁後再び感温素子により開弁され、こ
の繰り返しにより弁体が振動状態を呈するものである。
弁体の振動は弁部の摩耗を進行させると共に、激しくな
ると弁部の損傷に至る場合もある。
直後においても弁体が振動状態となることがない感温弁
を得ることである。
の通りである。弁ケ―シングに入口と出口を形成し、当
該入口と出口を区画する弁体と弁口を対向して配置し、
該弁体の端部にピストン部を連設して、ピストン部の外
周に弁ケ―シングでシリンダ部を形成すると共に、ピス
トン部の一面に略円筒状のベロ―ズを取り付け、当該ベ
ロ―ズとピストン部とシリンダ部とでピストン部の両面
に膨脹媒体溜部を設けて、当該ピストン部の両面の膨脹
媒体受圧面積を異ならせると共に、両面の膨脹媒体溜部
を連通する細孔をピストン部に設け、上記ベロ―ズ外周
空間を弁ケ―シングの入口と接続したものである。
続したことにより、入口側の流体温度が上昇するとベロ
―ズ温度も上昇して内部の膨脹媒体が熱膨脹する。ベロ
―ズ側の膨脹媒体の膨脹はピストンの細孔を経てピスト
ン反対側の膨脹媒体溜部へと伝達し、ピストン両面の膨
脹媒体は同圧状態となる。ピストン両面の膨脹媒体受圧
面積を異ならせていることにより、弁体の開弁方向のピ
ストン面の受圧面積を大きくすることによってピストン
と弁体は開弁方向へ変位し、弁口を開口して入口と出口
とを連通する。
ストン両面には膨脹媒体溜部を細孔を介して設けている
ことにより、弁体の変位は細孔を介する膨脹媒体の移動
に応じた変位だけに制限されることとなる。細孔の有効
断面積をピストン部の膨脹媒体受圧面積よりも充分に小
さなものとすることにより、膨脹媒体の移動即ち弁体の
変位を遅延することができ、弁体の開弁直後の高速流体
による静圧低下が生じてもそれによる弁体の瞬時の変位
を防止することができ、従って、弁体の振動即ちチャタ
リング現象を防止することができる。
2で弁ケ―シングを形成して、本体1に入口3と弁口4
と出口5とを形成する。弁口4に対向して入口3と出口
5を区画する円板状の弁体6を配置する。弁体6の上方
には接続棒7を介してピストン8を一体に形成する。ピ
ストン8は円筒状で上部に小径の同じく円筒状の金属ベ
ロ―ズ9を溶接により取り付けて内部に膨脹媒体溜部1
0を設ける。金属ベロ―ズ9の外周室18は連通路17
により入口3と接続すると共に、金属ベロ―ズ9の上端
には上下方向に進退可能な調節ねじ20を配置する。調
節ねじ20の進退によりベロ―ズ9の変位量を調節する
ことができるものである。ピストン8の下部にピストン
8と同径で大径の円筒空間を形成して他方の膨脹媒体溜
部11を形成する。膨脹媒体溜部10と11は、ピスト
ン8に貫通した細孔19により連通する。
出口5と仕切ると共に、仕切り板12の下面と弁体6の
上面との間に弁体6を閉弁方向に付勢するコイルバネ1
3を配置する。仕切り板12の中央部には摺動リング1
4を取り付けて接続棒7を摺動自在に貫通させる。
膨脹するものでも良いし、気体状となってその容積が膨
脹するものでもいずれでも用いることができる。
路17を通りベロ―ズ9の外周室18に至る。流体の温
度上昇に連れてベロ―ズ9内の膨脹媒体10も膨脹する
と共に細孔19を経て膨脹媒体11も膨脹する。流体温
度が所定値以上となり膨脹媒体の膨脹量も所定量となる
とピストン8はコイルバネ13の付勢力に打ち勝って上
方へ変位することにより、弁体6も開弁する。即ち、ピ
ストン8上部の膨脹媒体溜部10の受圧面積を下面より
も小さくしたために、ピストン8の上下面に作用する膨
脹媒体の圧力が同圧力であってもピストン8は受圧面積
の差により上方に変位するのである。弁体6の開弁によ
り、入口3側の所定温度以上の流体は出口5側に流下す
る。
5へ流体が高速で流下する場合、弁体6の下面の静圧は
流速と比例的に低下して弁体6を下方へ吸引する作用を
生じる。しかしながら、弁体6と一体に設けたピストン
8の変位が、膨脹媒体10,11の細孔19を通した移
動によるために緩衝され実質的に制限されて遅延するこ
ととなり、弁体6の変位も緩衝され、下方への吸引作用
を受けて変位する程度が極めて小さくなり、従って、弁
体6の振動状態すなわち、チャタリング現象を防ぐこと
ができる。
してくるとベロ―ズ9内及びピストン8下面の膨脹媒体
も収縮し、ピストン8と弁体6はコイルバネ13の付勢
力により下方へ変位して弁口4を閉口する。
体の静圧低下に伴う弁体の瞬間的な変位を、ピストンに
設けた細孔による膨脹媒体の緩衝効果により防ぐことが
でき、弁体の著しい振動状態即ちチャタリング現象を防
止して、弁部の摩耗や損傷を生じることのない感温弁を
得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングに入口と出口を形成し、当
該入口と出口を区画する弁体と弁口を対向して配置し、
該弁体の端部にピストン部を連設して、ピストン部の外
周に弁ケ―シングでシリンダ部を形成すると共に、ピス
トン部の一面に略円筒状のベロ―ズを取り付け、当該ベ
ロ―ズとピストン部とシリンダ部とでピストン部の両面
に膨脹媒体溜部を設け、当該ピストン部の両面の膨脹媒
体受圧面積を異ならせると共に、両面の膨脹媒体溜部を
連通する細孔をピストン部に設け、上記ベロ―ズ外周空
間を弁ケ―シングの入口と接続したことを特徴とする感
温弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27576194A JP3273346B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 感温弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27576194A JP3273346B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 感温弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114280A true JPH08114280A (ja) | 1996-05-07 |
JP3273346B2 JP3273346B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=17560031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27576194A Expired - Fee Related JP3273346B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 感温弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3273346B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518035A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | シンテック コープ. | ガス調節/遮断バルブ及びこれを用いた温水自動循環装置 |
CN102636294A (zh) * | 2012-04-25 | 2012-08-15 | 合肥工业大学 | 隔离耦合气浮测力喷嘴 |
CN102788160A (zh) * | 2011-05-17 | 2012-11-21 | 靳长斌 | 一种防漏温控阀 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP27576194A patent/JP3273346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518035A (ja) * | 2004-01-14 | 2007-07-05 | シンテック コープ. | ガス調節/遮断バルブ及びこれを用いた温水自動循環装置 |
CN102788160A (zh) * | 2011-05-17 | 2012-11-21 | 靳长斌 | 一种防漏温控阀 |
CN102636294A (zh) * | 2012-04-25 | 2012-08-15 | 合肥工业大学 | 隔离耦合气浮测力喷嘴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3273346B2 (ja) | 2002-04-08 |
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