JPH0811379A - 紙送り装置及びその制御方法 - Google Patents

紙送り装置及びその制御方法

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JPH0811379A
JPH0811379A JP14935194A JP14935194A JPH0811379A JP H0811379 A JPH0811379 A JP H0811379A JP 14935194 A JP14935194 A JP 14935194A JP 14935194 A JP14935194 A JP 14935194A JP H0811379 A JPH0811379 A JP H0811379A
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JP
Japan
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phase excitation
phase
feeding
paper
excitation state
Prior art date
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Pending
Application number
JP14935194A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Hida
克広 飛田
Satoru Hida
悟 飛田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0811379A publication Critical patent/JPH0811379A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙送り用ステッピングモータを1−2相励磁
駆動する紙送り装置に関するものであり、負荷変動に対
する用紙保持トルク低下の影響を防ぎ、紙送り量のばら
つきを押さえることで、印刷品質を向上させることを目
的とする。 【構成】 紙送りモータの1−2相励磁駆動において、
初期励磁相を2相励磁状態に設定し、更に微小ドットラ
イン送リスイッチが押下された時にでも、用紙送り後の
相励磁状態を常に2相励磁状態とする制御を行うこと
で、紙送り精度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙送り装置の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来技術におけるドットプリンタ
の構成例を示したもので、複数個のドット印字用印字ハ
ンマを搭載したハンマバンク1と、前記ハンマバンク1
を桁方向に往復移動させるシャトル機構部2と、前記印
字ハンマの前面を走行するインクリボン3と、印字用紙
4を送るための紙送りモータ6と、前記印字ハンマの印
字力を支持するプラテン5からなり、前記ハンマバンク
1を桁方向に往復移動させながらドットライン単位で印
字を行い、数回の桁方向ハンマバンク移動にて1行の印
刷を行っている。
【0003】更に、この1行印刷過程を詳細に説明する
と、通常文字は縦24ドット×横24ドットの文字から
構成されており、縦24ドット分を1〜数回の桁方向ハ
ンマバンク移動にて印字する。通常このような印刷過程
において文字のみ印字する場合は、特定ドットライン分
の紙送り量だけを使用することになる。
【0004】例えば、図5に示すように縦24ドットの
文字を6行/インチの改行ピッチで印字する場合、1行
分は30ドットラインとなるので紙送り量は12ドット
ラインと18ドットラインを使用することになる。
【0005】このようにドットライン単位での印字と紙
送りを所定回数繰り返して1行の印刷を行う場合、紙送
り量は常に偶数ドットラインとなる。また前述したよう
に1行分は30ドットラインであるので、1行〜数行を
連続して送る場合の紙送り量も常に偶数ドットラインと
なる。
【0006】尚、紙送り量は一実施例として12ドット
ラインと18ドットライン及び30ドットラインの整数
倍として説明したが、これらに限定されるものではなく
紙送り量が偶数ドットラインであればよい。
【0007】このような従来技術によるドットプリンタ
の紙送り用ステッピングモータの1−2相励磁駆動方法
は1相励磁状態と2相励磁状態を交互に切り換えていく
駆動方式であり、前記紙送りモータ6の一回の励磁相チ
ェンジで1ドットラインが送られるように紙送り用伝達
機構(駆動ギア等)の設定がなされているため、励磁開
始相を1相励磁状態から始める制御手段をとると、上述
したように紙送り量は常に偶数ドットラインであること
から、紙送り後の相励磁状態は常に1相励磁状態に固定
される。また、励磁開始相を2相励磁状態から始める制
御手段をとっても、ドットプリンタには一般に微小ドッ
トライン送り用のスイッチを有しており、従来この微小
ドットライン送り用スイッチ1回の押下で送られる用紙
送り量は、1ドットラインに固定して設定されていた。
従って、1回の微小ドットライン送り用スイッチの押下
で1ドットラインが送られるので、紙送り後のステッピ
ングモータの相励磁状態は2相励磁状態から1相励磁状
態へ変化してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば前述
のような紙送り制御方式において、紙送り後、すなわち
印刷時の相励磁状態は1相励磁状態となることがある。
1相励磁状態で停止した場合の用紙保持トルクは2相励
磁状態より弱くなるので、1相励磁状態で高密度印刷パ
ターン等を含む印刷を行うと負荷変動による影響を受け
やすく、用紙保持トルクが低下し、紙送り量のばらつき
から印刷品質が低下するという問題があった。
【0009】この紙送り量のばらつきを押さえるために
は1相励磁状態でも十分な用紙保持トルクを持つステッ
ピングモータを使用することが考えられるが、このよう
なステッピングモータは高価であり、モータ自身も大型
化するため、コストアップや装置全体の大型化につなが
るという問題がある。
【0010】また、1相励磁状態の用紙保持トルクを増
加させる等の制御手段を付加すると、コストアップの要
因となる。
【0011】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
のであり、紙送り後の相励磁状態が変化することにより
引き起こる紙送り量のばらつきを押さえることのできる
ドットプリンタの紙送り制御方法を提供することを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による紙送りモー
タの制御方法は図1に示すように、ステッピングモータ
を1−2相励磁駆動することにより伝達機構を介して紙
送りをする紙送り装置において、電源投入後の初期設定
時に前記ステッピングモータの励磁開始相を2相励磁状
態に設定する制御手段10と、微小ドットライン送り用
スイッチの用紙送り量を励磁相の状態によって、例えば
1ドットラインと2ドットラインとを切り替える制御手
段10を備えることにより達成される。
【0013】そして、用紙搬送後の相励磁状態を常に2
相励磁状態となるように制御することによって達成され
る。
【0014】
【作用】本発明によれば前述した制御方法を行うことに
より、紙送り後のモータ励磁相の状態を常に2相励磁状
態に保つことができるので、負荷変動に対する用紙保持
トルク低下の影響を防ぐことができ、紙送り精度を向上
させることができる。
【0015】
【実施例】以下実施例図面を参照して本発明を詳述す
る。
【0016】図1は本発明を適用したドットプリンタの
構成を示す平面図である。本実施例は紙送り後のステッ
ピングモータの相励磁状態を常に2相励磁状態となるよ
うな制御手段10を付したものであり、その他は従来と
同様に形成されている。尚、従来と同一部分には同一符
号を記してある。
【0017】紙送り方向にNドットライン(Nは整数)
を同時に印刷できるドット印字用ハンマからなるハンマ
バンク1をシャトル機構部2により桁方向に往復移動さ
せ、この過程でインクリボン3を介して前記ドット印字
用ハンマを適時駆動することで、印字用紙4にドットマ
トリックス形式で文字または図形を印字する。前記印字
用紙4は紙送りモータ6によりNドットライン印字毎に
間欠的に送られており、前記紙送りモータ6の制御は制
御手段10により行われる。
【0018】図2は前記制御手段10の構成を示したも
のであり、CPU12、ROM13、RAM14そして
紙送りモータ6や各種スイッチ、センサとの入出力信号
を前記CPU12へ送る入出力ポート15が共通バスラ
イン16を介して接続されている。更に前記入出力ポー
ト15には外部装置11が接続されており、データ等の
信号及び各種スイッチの信号、例えば微小ドットライン
送り用スイッチの信号が入力される。
【0019】次に前記制御手段10内の前記ROM13
に格納されている制御方法を図3のフローチャートで説
明する。まず電源が投入されるとステップS1(以下単
にS1と表す。他のステップも同様)にて、電源投入時
の初期設定、即ち前記ROM13のサムチェックやタイ
マーの時間設定等を行う。この時、前記紙送りモータ6
の初期励磁相を2相励磁状態に設定する。次にS2にて
データが入力されたか否かが判断され、データが入力さ
れた時にはS3にて入力されたデータの内容を解析す
る。この時無効なデータであればS6のエラー処理を行
う。前記S3にて解析された紙送り量は既に記述したよ
うに偶数ドットラインであり、S4にて偶数ドットライ
ンの紙送り量を設定し、S5にて紙送りステッピングモ
ータの駆動処理を実行する。また前記S3にて微小ドッ
トライン送りデータであることを解析した時には、現在
の紙送りステッピングモータの励磁相の状態により紙送
り設定量を可変する。1相励磁状態であるときには、前
記S4にて紙送り量を1ドットラインに設定し、2相励
磁状態であるときには、前記S4にて紙送り量を2ドッ
トラインに設定する。
【0020】このような制御方法によれば、ステッピン
グ紙送りモータの初期励磁相を2相励磁状態に設定した
場合は、紙送り後のステッピングモータの励磁相の状態
を常に2相励磁状態に保つことができるので負荷変動に
対する用紙保持トルク低下の影響を防ぐ事ができ、精度
のよい紙送りを実現することができる。また、必要最小
限のステッピングモータを使用した制御方法であるので
装置の小型化が図れる。更に1相励磁状態で用紙保持ト
ルクを増加させる等の制御手段を必要としないので原価
低減が図れる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば必
要最小限のステッピングモータで、負荷変動に対する保
持トルクの低下を安価な方法により防ぐ事が出来るの
で、その結果、紙送り量のばらつきを押さえ印刷品質の
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すドットプリンタの構
成を示す平面図。
【図2】 本発明の一実施例を示す紙送りモータ制御手
段の構成図。
【図3】 実施例で処理されるフローチャート。
【図4】 ドットプリンタの印刷方式を説明するための
斜視図。
【図5】 ドットプリンタの1行印刷における印刷方式
を説明するための説明図。
【符号の説明】
1はハンマバンク、2はシャトル機構部、3はインクリ
ボン、4は印字用紙、5はプラテン、6は紙送りモー
タ、10は制御手段、11は外部装置、12はCPU、
13はROM、14はRAM、15は入出力ポート、1
6は共通バスである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータを1−2相励磁駆動
    させることにより伝達機構を介して用紙を所定量搬送す
    る紙送り装置において、前記ステッピングモータの励磁
    開始相を2相励磁状態に設定させると共に、微小ドット
    ラインの紙送り時には紙送り量を可変可能とする制御手
    段を付加したことを特徴とする紙送り装置。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータを1−2相励磁駆動
    させることにより伝達機構を介して用紙を所定量搬送す
    る紙送り装置において、用紙搬送後の相励磁状態を常に
    2相励磁状態となるように制御することを特徴とする紙
    送り装置の制御方法。
JP14935194A 1994-06-30 1994-06-30 紙送り装置及びその制御方法 Pending JPH0811379A (ja)

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JP14935194A JPH0811379A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 紙送り装置及びその制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144184A (en) * 1997-08-09 2000-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Motor controlling method and apparatus
JP2009208269A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Toshiba Tec Corp プリンタ制御回路及びこれを有するレシートジャーナルプリンタ

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144184A (en) * 1997-08-09 2000-11-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Motor controlling method and apparatus
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010925