JPH08113674A - 防藻防腐体 - Google Patents
防藻防腐体Info
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- JPH08113674A JPH08113674A JP6278341A JP27834194A JPH08113674A JP H08113674 A JPH08113674 A JP H08113674A JP 6278341 A JP6278341 A JP 6278341A JP 27834194 A JP27834194 A JP 27834194A JP H08113674 A JPH08113674 A JP H08113674A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】長期間水と接する物品や、殺菌作用を必要とす
る水容器等に使用する防藻防腐体を提供する。 【構成】キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の
脂肪酸又はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀を担
持させたもの、シリカゲルに銀を担持させたものを、
0.5〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固
形化したり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成し、
水槽内等に沈下せしめて貯留水の腐敗防止を実現する。
る水容器等に使用する防藻防腐体を提供する。 【構成】キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の
脂肪酸又はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀を担
持させたもの、シリカゲルに銀を担持させたものを、
0.5〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固
形化したり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成し、
水槽内等に沈下せしめて貯留水の腐敗防止を実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として長期間水と接
する物品や、殺菌作用を必要とする水容器等に使用する
防藻防腐体に関するものである。
する物品や、殺菌作用を必要とする水容器等に使用する
防藻防腐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルやマンションには、飲料用の貯水水
槽が備えられており、また屋外には適宜な防火水槽が設
置されたりしている。これらの貯水水槽は、外部からの
異物の侵入を防止しているが、雑菌の侵入によって水槽
中に微生物や藻が発生してしまうことがある。また鑑賞
魚の養殖水槽や、花瓶の内面、剣山の表面のように、長
期間水と接触している箇所では、ヌメリ(藻の発生)が
生じたりしている。勿論雑菌の繁殖を防止するには、使
用する水自体の殺菌を行うと良いのは当然であるが、通
常の殺菌手段として多用されている次亜塩素酸ソーダや
オゾン等を用いると、飲料用に於いては人体に影響があ
り、動植物に対しても相応の影響がある。
槽が備えられており、また屋外には適宜な防火水槽が設
置されたりしている。これらの貯水水槽は、外部からの
異物の侵入を防止しているが、雑菌の侵入によって水槽
中に微生物や藻が発生してしまうことがある。また鑑賞
魚の養殖水槽や、花瓶の内面、剣山の表面のように、長
期間水と接触している箇所では、ヌメリ(藻の発生)が
生じたりしている。勿論雑菌の繁殖を防止するには、使
用する水自体の殺菌を行うと良いのは当然であるが、通
常の殺菌手段として多用されている次亜塩素酸ソーダや
オゾン等を用いると、飲料用に於いては人体に影響があ
り、動植物に対しても相応の影響がある。
【0003】またある種の重金属イオンが殺菌作用を有
していることから、水中に金属処理物(防藻防腐体)を
沈下させておく手段が知られている。具体的には、ゼオ
ライト,りん酸ジルコニウム,シリカゲルに銀や銅や亜
鉛を処理したものが市販されている。
していることから、水中に金属処理物(防藻防腐体)を
沈下させておく手段が知られている。具体的には、ゼオ
ライト,りん酸ジルコニウム,シリカゲルに銀や銅や亜
鉛を処理したものが市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従前の防藻防
腐体は、粉末状若しくは小粒状であり、その儘水中に内
置して使用するものであるため、常に水中に散在するこ
とになり、水の取り替え等の際の取り扱いが不便であ
る。また従前の防藻防腐体は銀の溶出等があり、必ずし
も効率的な抗菌作用を発揮しているとは認められない。
そこで本発明は、取り扱いに便利であり、更に抗菌作用
の優れた防藻防腐体を提案したものである。
腐体は、粉末状若しくは小粒状であり、その儘水中に内
置して使用するものであるため、常に水中に散在するこ
とになり、水の取り替え等の際の取り扱いが不便であ
る。また従前の防藻防腐体は銀の溶出等があり、必ずし
も効率的な抗菌作用を発揮しているとは認められない。
そこで本発明は、取り扱いに便利であり、更に抗菌作用
の優れた防藻防腐体を提案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防藻防腐体
は、キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪
酸又はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀を担持さ
せたもの、シリカゲルに銀を担持させたものを、0.5
〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固形化し
たり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成したことを
特徴とするものである。
は、キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪
酸又はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀を担持さ
せたもの、シリカゲルに銀を担持させたものを、0.5
〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固形化し
たり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成したことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】キトサンとは、カニ殻やエビ殻を塩酸で脱カル
シウムし、苛性ソーダで脱蛋白したキチンを、更に苛性
ソーダ等で脱アセチル化して得られるもので、このキト
サンはグルコサミン骨格を有するカチオン性ポリマー
で、そのアミノ基が強いキレート効果を発揮するので、
抗菌性,防藻性を有する重金属と強い錯体を形成する。
またキトサン自体も抗菌防藻性を有することが知られて
いる。
シウムし、苛性ソーダで脱蛋白したキチンを、更に苛性
ソーダ等で脱アセチル化して得られるもので、このキト
サンはグルコサミン骨格を有するカチオン性ポリマー
で、そのアミノ基が強いキレート効果を発揮するので、
抗菌性,防藻性を有する重金属と強い錯体を形成する。
またキトサン自体も抗菌防藻性を有することが知られて
いる。
【0007】また脂肪酸又はナフテン酸重金属塩は、銀
の場合脂肪酸又はナフテン酸をエタノール等に溶解し、
硝酸銀と反応させて得る方法、又は脂肪酸ナトリウム又
はナフテン酸ナトリウムの水溶液と硝酸銀と複塩反応さ
せて得る方法等があり公知である。これら沈殿生成した
脂肪酸又はナフテン酸塩を濾過し、何回も水で洗浄して
未反応物を取り除く。これを乾燥すると目的の銀塩が得
られる。このものの銀含有量は非常に高く、市販の抗菌
ゼオライトやシリカゲル(銀を担持させたもの)の数倍
から十倍も高い。
の場合脂肪酸又はナフテン酸をエタノール等に溶解し、
硝酸銀と反応させて得る方法、又は脂肪酸ナトリウム又
はナフテン酸ナトリウムの水溶液と硝酸銀と複塩反応さ
せて得る方法等があり公知である。これら沈殿生成した
脂肪酸又はナフテン酸塩を濾過し、何回も水で洗浄して
未反応物を取り除く。これを乾燥すると目的の銀塩が得
られる。このものの銀含有量は非常に高く、市販の抗菌
ゼオライトやシリカゲル(銀を担持させたもの)の数倍
から十倍も高い。
【0008】市販の抗菌ゼオライトやシリカゲルも相応
の抗菌防藻性を具備している。そこで適宜な樹脂とこれ
ら抗菌材とを混練し、適宜な芯材に塗布すると、表面に
抗菌作用を具備した防藻防腐体が得られるので、所望の
水中に沈下若しくはつり下げおくと、抗菌防藻効果を発
揮し、水の腐敗防止に有効に作用する。
の抗菌防藻性を具備している。そこで適宜な樹脂とこれ
ら抗菌材とを混練し、適宜な芯材に塗布すると、表面に
抗菌作用を具備した防藻防腐体が得られるので、所望の
水中に沈下若しくはつり下げおくと、抗菌防藻効果を発
揮し、水の腐敗防止に有効に作用する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 <第一実施例>第一実施例の防藻防腐体は、市販の凝集
剤用キトサン(共和油脂製)粉末を粉砕機にて微粉砕
し、これに硫酸銅を作用させてキトサン銅錯体(銅含有
量8.5%)を生成し、このキトサン銅錯体を2%重量
比樹脂材に練り込んでFRP板(芯材)の表面に塗布し
て形成したものである。
剤用キトサン(共和油脂製)粉末を粉砕機にて微粉砕
し、これに硫酸銅を作用させてキトサン銅錯体(銅含有
量8.5%)を生成し、このキトサン銅錯体を2%重量
比樹脂材に練り込んでFRP板(芯材)の表面に塗布し
て形成したものである。
【0010】この防藻防腐体(表面積500平方cm)
を、金魚用水槽50lに浸漬し、三か月間観察したとこ
ろ防藻防腐体の表面に藻の付着がなく、浸漬箇所の近い
水槽壁内面では、藻の付着はあったが擦ると直ぐに剥が
れ、遠い箇所の内面では、藻がしっかりと付着していて
取り難い。
を、金魚用水槽50lに浸漬し、三か月間観察したとこ
ろ防藻防腐体の表面に藻の付着がなく、浸漬箇所の近い
水槽壁内面では、藻の付着はあったが擦ると直ぐに剥が
れ、遠い箇所の内面では、藻がしっかりと付着していて
取り難い。
【0011】次に前記防藻防腐体(100平方cm)を
つくばい(5l)に浸漬して三か月放置したところ、防
藻防腐体には藻の付着はなく、つくばいの内面にも水苔
の発生がなく、ぼうふらもわかなかった。また前記第一
実施例に於いて、キトサン重金属錯体は、銅に限定され
るものではなく、抗菌防藻作用を具備する原子例えば
金,銀,錫,亜鉛等でも良いし、また混練する樹脂も前
記実施例で示したFRPの他ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂),A
BS樹脂等耐水であれば任意の材質のものを採用できる
ものである。
つくばい(5l)に浸漬して三か月放置したところ、防
藻防腐体には藻の付着はなく、つくばいの内面にも水苔
の発生がなく、ぼうふらもわかなかった。また前記第一
実施例に於いて、キトサン重金属錯体は、銅に限定され
るものではなく、抗菌防藻作用を具備する原子例えば
金,銀,錫,亜鉛等でも良いし、また混練する樹脂も前
記実施例で示したFRPの他ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂),A
BS樹脂等耐水であれば任意の材質のものを採用できる
ものである。
【0012】<第二実施例>第二実施例の防藻防腐体
は、ステアリン酸銀及びナフテン酸銀を使用したしたも
ので、ステアリン酸銀は、ステアリン酸ナトリウムの温
水溶液と、ナフテン酸銀はナフテン酸ナトリウムの温水
溶液と、それぞれ硝酸銀と複塩反応させて、これを濾過
した後、数回の水洗浄をおこなって未反応物を除去し、
更に乾燥させて得ることができる。
は、ステアリン酸銀及びナフテン酸銀を使用したしたも
ので、ステアリン酸銀は、ステアリン酸ナトリウムの温
水溶液と、ナフテン酸銀はナフテン酸ナトリウムの温水
溶液と、それぞれ硝酸銀と複塩反応させて、これを濾過
した後、数回の水洗浄をおこなって未反応物を除去し、
更に乾燥させて得ることができる。
【0013】前記手段で得たステアリン酸銀又はナフテ
ン酸銀を、1%重量比で樹脂材に練り込み、防藻防腐体
となるポリエチレン板を形成するものである。この防藻
防腐体(20×50×0.2cmの板)6枚を1立方m
のビル高置水槽内に放射畳に内置したところ、この高置
水槽は1年経過時でも藻の発生並びに一般細菌の発生は
認められなかった。
ン酸銀を、1%重量比で樹脂材に練り込み、防藻防腐体
となるポリエチレン板を形成するものである。この防藻
防腐体(20×50×0.2cmの板)6枚を1立方m
のビル高置水槽内に放射畳に内置したところ、この高置
水槽は1年経過時でも藻の発生並びに一般細菌の発生は
認められなかった。
【0014】尚前記実施例に於いてステアリン酸銀並び
にナフテン酸銀を使用したが、必ずしも銀に限定され
ず、抗菌防藻作用を具備する他の原子例えば金,銅,
錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても良い。また防藻防
腐体の主体となる樹脂も、ポリエチレンの他にもFR
P,ポリプロピレン,ポリエチレンテフトラート,AB
S樹脂など耐水性であれば任意の材質ものを採用できる
ものである。
にナフテン酸銀を使用したが、必ずしも銀に限定され
ず、抗菌防藻作用を具備する他の原子例えば金,銅,
錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても良い。また防藻防
腐体の主体となる樹脂も、ポリエチレンの他にもFR
P,ポリプロピレン,ポリエチレンテフトラート,AB
S樹脂など耐水性であれば任意の材質ものを採用できる
ものである。
【0015】<第三実施例>第三実施例は、市販のゼオ
ライト及びシリカゲルに銀を担持させたものを使用した
例を示すもので、ゼオライト(シーブライトYS−4
7:特殊機化工業(株)製)に銀を担持(銀含有量5
%)させ、これを樹脂材に3%重量比で練り込み、AB
S樹脂板に形成して、防藻防腐体としたものであり、ま
たシリカゲル(バクテノンA:ゲルテクノロジー(株)
製)に銀を担持(銀含有量3%)させ、これを樹脂材に
5%重量比で練り込み、ABS樹脂板に形成して、防藻
防腐体としたものである。
ライト及びシリカゲルに銀を担持させたものを使用した
例を示すもので、ゼオライト(シーブライトYS−4
7:特殊機化工業(株)製)に銀を担持(銀含有量5
%)させ、これを樹脂材に3%重量比で練り込み、AB
S樹脂板に形成して、防藻防腐体としたものであり、ま
たシリカゲル(バクテノンA:ゲルテクノロジー(株)
製)に銀を担持(銀含有量3%)させ、これを樹脂材に
5%重量比で練り込み、ABS樹脂板に形成して、防藻
防腐体としたものである。
【0016】前記の防藻防腐体(54×390×0.2
cmの細長板状体)を、16枚40立方mのクラッド鋼
製防火水槽内に放射状に内置した。前記水槽内には、1
年経過後でも藻の発生、一般細菌の発生、ウイルス並び
に原生動物等の発生は認められなかった。尚第三実施例
に於いてもゼオライト並びにシリカゲル銀担持体は、必
ずしも銀に限定されず、抗菌防藻作用を具備する他の原
子例えば金,銅,錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても
良い。また防藻防腐体の主体となる樹脂も、前記ABS
樹脂の他にもポリエチレン,FRP,ポリプロピレン,
ポリエチレンテフトラートなど耐水性であれば任意の材
質ものを採用できるものである。
cmの細長板状体)を、16枚40立方mのクラッド鋼
製防火水槽内に放射状に内置した。前記水槽内には、1
年経過後でも藻の発生、一般細菌の発生、ウイルス並び
に原生動物等の発生は認められなかった。尚第三実施例
に於いてもゼオライト並びにシリカゲル銀担持体は、必
ずしも銀に限定されず、抗菌防藻作用を具備する他の原
子例えば金,銅,錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても
良い。また防藻防腐体の主体となる樹脂も、前記ABS
樹脂の他にもポリエチレン,FRP,ポリプロピレン,
ポリエチレンテフトラートなど耐水性であれば任意の材
質ものを採用できるものである。
【0017】<第四実施例>本発明の防藻防腐体は、必
ずしも独立した単体で成立するものではなく、水中で使
用する種々の物品の一部としても適用できるものでもあ
る。即ち芯材を各種物品の適宜な表面とし、当該表面に
キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪酸又
はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀をコーテイン
グしたもの、シリカゲルに銀をコーテイングしたもの等
を、0.5〜5%程度適宜な樹脂に混練して塗布すれば
良いものである。
ずしも独立した単体で成立するものではなく、水中で使
用する種々の物品の一部としても適用できるものでもあ
る。即ち芯材を各種物品の適宜な表面とし、当該表面に
キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪酸又
はナフテン酸の重金属塩、ゼオライトに銀をコーテイン
グしたもの、シリカゲルに銀をコーテイングしたもの等
を、0.5〜5%程度適宜な樹脂に混練して塗布すれば
良いものである。
【0018】例えば剣山の台座部分の表面に前記各実施
例で示した通りの防藻防腐のための混練物を塗布する
と、当該剣山の使用で水盤内の水の腐敗が防止され、ま
た飲料用容器の内面を防藻防腐用の混練物でコーティン
グすると、当該容器に飲料水を入れ少し放置することで
飲料水の殺菌処理が行われるので、河川水、井戸水、雨
水等を緊急飲料水として利用できる容器を得ることがで
きる。
例で示した通りの防藻防腐のための混練物を塗布する
と、当該剣山の使用で水盤内の水の腐敗が防止され、ま
た飲料用容器の内面を防藻防腐用の混練物でコーティン
グすると、当該容器に飲料水を入れ少し放置することで
飲料水の殺菌処理が行われるので、河川水、井戸水、雨
水等を緊急飲料水として利用できる容器を得ることがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、キトサン重金属
錯体、若しくは炭素数8以上22以下の脂肪酸又はナフ
テン酸重金属塩その他抗菌性防藻性を有する重金属を適
宜な樹脂に混練し、単体若しくは物品の一部としての防
腐防藻体を形成したもので、その取り扱いが便利となり
使用し易く、また特にキトサン重金属錯体、若しくは炭
素数8以上22以下の脂肪酸又はナフテン酸重金属塩を
採用すると、従前の抗菌部材に比較して優れた抗菌効果
を備え、効果的な貯溜水の腐敗防止を実現できたもので
ある。
錯体、若しくは炭素数8以上22以下の脂肪酸又はナフ
テン酸重金属塩その他抗菌性防藻性を有する重金属を適
宜な樹脂に混練し、単体若しくは物品の一部としての防
腐防藻体を形成したもので、その取り扱いが便利となり
使用し易く、また特にキトサン重金属錯体、若しくは炭
素数8以上22以下の脂肪酸又はナフテン酸重金属塩を
採用すると、従前の抗菌部材に比較して優れた抗菌効果
を備え、効果的な貯溜水の腐敗防止を実現できたもので
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 防藻防腐体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として長期間水と接
する物品や、殺菌作用を必要とする水容器等に使用する
防藻防腐体に関するものである。
する物品や、殺菌作用を必要とする水容器等に使用する
防藻防腐体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビルやマンションには、飲料用の貯水水
槽が備えられており、また屋外には適宜な防火水槽が設
置されたりしている。これらの貯水水槽は、外部からの
異物の侵入を防止しているが、雑菌の侵入によって水槽
中に微生物や藻が発生してしまうことがある。また鑑賞
魚の養殖水槽や、花瓶の内面、剣山の表面のように、長
期間水と接触している箇所では、ヌメリ(微生物や藻の
発生)が生じたりしている。勿論雑菌の繁殖を防止する
には、使用する水自体の殺菌を行うと良いのは当然であ
るが、通常の殺菌手段として多用されている次亜塩素酸
ソーダやオゾン等を用いると、飲料用に於いては人体に
影響があり、動植物に対しても相応の影響がある。
槽が備えられており、また屋外には適宜な防火水槽が設
置されたりしている。これらの貯水水槽は、外部からの
異物の侵入を防止しているが、雑菌の侵入によって水槽
中に微生物や藻が発生してしまうことがある。また鑑賞
魚の養殖水槽や、花瓶の内面、剣山の表面のように、長
期間水と接触している箇所では、ヌメリ(微生物や藻の
発生)が生じたりしている。勿論雑菌の繁殖を防止する
には、使用する水自体の殺菌を行うと良いのは当然であ
るが、通常の殺菌手段として多用されている次亜塩素酸
ソーダやオゾン等を用いると、飲料用に於いては人体に
影響があり、動植物に対しても相応の影響がある。
【0003】またある種の重金属イオンが殺菌作用を有
していることから、水中に金属処理物(防藻防腐体)を
沈下させておく手段が知られている。具体的には、ゼオ
ライト,りん酸ジルコニウム,シリカゲルに銀や銅や亜
鉛を処理したものが市販されている。
していることから、水中に金属処理物(防藻防腐体)を
沈下させておく手段が知られている。具体的には、ゼオ
ライト,りん酸ジルコニウム,シリカゲルに銀や銅や亜
鉛を処理したものが市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従前の防藻防
腐体は、粉末状若しくは小粒状であり、その儘水中に内
置して使用するものであるため、常に水中に散在するこ
とになり、水の取り替え等の際の取り扱いが不便であ
る。また従前の防藻防腐体は銀の溶出等があり、必ずし
も効率的な抗菌作用を発揮しているとは認められない。
そこで本発明は、取り扱いに便利であり、更に抗菌作用
の優れた防藻防腐体を提案したものである。
腐体は、粉末状若しくは小粒状であり、その儘水中に内
置して使用するものであるため、常に水中に散在するこ
とになり、水の取り替え等の際の取り扱いが不便であ
る。また従前の防藻防腐体は銀の溶出等があり、必ずし
も効率的な抗菌作用を発揮しているとは認められない。
そこで本発明は、取り扱いに便利であり、更に抗菌作用
の優れた防藻防腐体を提案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防藻防腐体
は、キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪
酸又はナフテン酸の重金属塩を、0.5〜5%程度適宜
な樹脂に混練し、所定の形状に固形化したり、或は適宜
な芯材の表面に塗布して形成したことを特徴とするもの
である。
は、キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪
酸又はナフテン酸の重金属塩を、0.5〜5%程度適宜
な樹脂に混練し、所定の形状に固形化したり、或は適宜
な芯材の表面に塗布して形成したことを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】キトサンとは、カニ殻やエビ殻を塩酸で脱カル
シウムし、苛性ソーダで脱蛋白したキチンを、更に苛性
ソーダ等で脱アセチル化して得られるもので、このキト
サンはグルコサミン骨格を有するカチオン性ポリマー
で、そのアミノ基が強いキレート効果を発揮するので、
抗菌性,防藻性を有する重金属と強い錯体を形成する。
またキトサン自体も抗菌防藻性を有することが知られて
いる。
シウムし、苛性ソーダで脱蛋白したキチンを、更に苛性
ソーダ等で脱アセチル化して得られるもので、このキト
サンはグルコサミン骨格を有するカチオン性ポリマー
で、そのアミノ基が強いキレート効果を発揮するので、
抗菌性,防藻性を有する重金属と強い錯体を形成する。
またキトサン自体も抗菌防藻性を有することが知られて
いる。
【0007】また脂肪酸又はナフテン酸重金属塩は、銀
の場合脂肪酸又はナフテン酸をエタノール等に溶解し、
硝酸銀と反応させて得る方法、又は脂肪酸ナトリウム又
はナフテン酸ナトリウムの水溶液と硝酸銀と複塩反応さ
せて得る方法等があり公知である。これら沈殿生成した
脂肪酸又はナフテン酸塩を濾過し、何回も水で洗浄して
未反応物を取り除く。これを乾燥すると目的の銀塩が得
られる。このものの銀含有量は非常に高く、市販の抗菌
ゼオライトやシリカゲル(銀を担持させたもの)の数倍
から十倍も高い。
の場合脂肪酸又はナフテン酸をエタノール等に溶解し、
硝酸銀と反応させて得る方法、又は脂肪酸ナトリウム又
はナフテン酸ナトリウムの水溶液と硝酸銀と複塩反応さ
せて得る方法等があり公知である。これら沈殿生成した
脂肪酸又はナフテン酸塩を濾過し、何回も水で洗浄して
未反応物を取り除く。これを乾燥すると目的の銀塩が得
られる。このものの銀含有量は非常に高く、市販の抗菌
ゼオライトやシリカゲル(銀を担持させたもの)の数倍
から十倍も高い。
【0008】そこで適宜な樹脂と前記重金属塩と混練
し、適宜な芯材に塗布すると、表面に抗菌作用を具備し
た防藻防腐体が得られるので、所望の水中に沈下若しく
はつり下げおくと、抗菌防藻効果を発揮し、水の腐敗防
止に有効に作用する。
し、適宜な芯材に塗布すると、表面に抗菌作用を具備し
た防藻防腐体が得られるので、所望の水中に沈下若しく
はつり下げおくと、抗菌防藻効果を発揮し、水の腐敗防
止に有効に作用する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 <第一実施例>第一実施例の防藻防腐体は、市販の凝集
剤用キトサン(共和油脂製)粉末を粉砕機にて微粉砕
し、これに硫酸銅を作用させてキトサン銅錯体(銅含有
量8.5%)を生成し、このキトサン銅錯体を2%重量
比樹脂材に練り込んでFRP板(芯材)の表面に塗布し
て形成したものである。
剤用キトサン(共和油脂製)粉末を粉砕機にて微粉砕
し、これに硫酸銅を作用させてキトサン銅錯体(銅含有
量8.5%)を生成し、このキトサン銅錯体を2%重量
比樹脂材に練り込んでFRP板(芯材)の表面に塗布し
て形成したものである。
【0010】この防藻防腐体(表面積500平方cm)
を、金魚用水槽50lの片側に寄せて浸漬し、三か月静
置した後に間観察したところ、防藻防腐体の表面に藻の
付着がなく、浸漬箇所に近い水槽壁内面では、藻の付着
は若干認められたが擦ると直ぐに剥がれ、遠い箇所の内
面では、藻がしっかりと付着していて取り難い。
を、金魚用水槽50lの片側に寄せて浸漬し、三か月静
置した後に間観察したところ、防藻防腐体の表面に藻の
付着がなく、浸漬箇所に近い水槽壁内面では、藻の付着
は若干認められたが擦ると直ぐに剥がれ、遠い箇所の内
面では、藻がしっかりと付着していて取り難い。
【0011】次に前記防藻防腐体(100平方cm)を
つくばい(5l)に浸漬して三か月放置したところ、防
藻防腐体には藻の付着はなく、つくばいの内面にも水苔
の発生がなく、ぼうふらもわかなかった。また前記第一
実施例に於いて、キトサン重金属錯体は、銅に限定され
るものではなく、抗菌防藻作用を具備する原子例えば
金,銀,錫,亜鉛等でも良いし、また混練する樹脂も前
記実施例で示したFRPの他ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂),A
BS樹脂等耐水であれば任意の材質のものを採用できる
ものである。
つくばい(5l)に浸漬して三か月放置したところ、防
藻防腐体には藻の付着はなく、つくばいの内面にも水苔
の発生がなく、ぼうふらもわかなかった。また前記第一
実施例に於いて、キトサン重金属錯体は、銅に限定され
るものではなく、抗菌防藻作用を具備する原子例えば
金,銀,錫,亜鉛等でも良いし、また混練する樹脂も前
記実施例で示したFRPの他ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂),A
BS樹脂等耐水であれば任意の材質のものを採用できる
ものである。
【0012】<第二実施例>第二実施例の防藻防腐体
は、ステアリン酸銀及びナフテン酸銀を使用したもの
で、ステアリン酸銀は、ステアリン酸ナトリウムの温水
溶液と、ナフテン酸銀はナフテン酸ナトリウムの温水溶
液と、それぞれ硝酸銀と複塩反応させて、これを濾過し
た後、数回の水洗浄をおこなって未反応物を除去し、更
に乾燥させて得ることができる。
は、ステアリン酸銀及びナフテン酸銀を使用したもの
で、ステアリン酸銀は、ステアリン酸ナトリウムの温水
溶液と、ナフテン酸銀はナフテン酸ナトリウムの温水溶
液と、それぞれ硝酸銀と複塩反応させて、これを濾過し
た後、数回の水洗浄をおこなって未反応物を除去し、更
に乾燥させて得ることができる。
【0013】前記手段で得たステアリン酸銀又はナフテ
ン酸銀を、1%重量比で樹脂材に練り込み、防藻防腐体
となるポリエチレン板を形成するものである。この防藻
防腐体(20×50×0.2cmの板)6枚を1立方m
のビル高置水槽内に放射状に内置したところ、この高置
水槽は1年経過時でも藻の発生並びに一般細菌の発生は
認められなかった。
ン酸銀を、1%重量比で樹脂材に練り込み、防藻防腐体
となるポリエチレン板を形成するものである。この防藻
防腐体(20×50×0.2cmの板)6枚を1立方m
のビル高置水槽内に放射状に内置したところ、この高置
水槽は1年経過時でも藻の発生並びに一般細菌の発生は
認められなかった。
【0014】尚前記実施例に於いてステアリン酸銀並び
にナフテン酸銀を使用したが、必ずしも銀に限定され
ず、抗菌防藻作用を具備する他の原子例えば金,銅,
錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても良い。また防藻防
腐体の主体となる樹脂も、ポリエチレンの他にもFR
P,ポリプロピレン,ポリエチレンテレフタレート,A
BS樹脂など耐水性であれば任意の材質ものを採用でき
るものである。
にナフテン酸銀を使用したが、必ずしも銀に限定され
ず、抗菌防藻作用を具備する他の原子例えば金,銅,
錫,亜鉛等との重金属塩を使用しても良い。また防藻防
腐体の主体となる樹脂も、ポリエチレンの他にもFR
P,ポリプロピレン,ポリエチレンテレフタレート,A
BS樹脂など耐水性であれば任意の材質ものを採用でき
るものである。
【0015】<第三実施例>本発明の防藻防腐体は、必
ずしも独立した単体で成立するものではなく、水中で使
用する種々の物品の一部としても適用できるものでもあ
る。即ち芯材を各種物品の適宜な表面とし、当該表面に
キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪酸又
はナフテン酸の重金属塩を、0.5〜5%程度適宜な樹
脂に混練して塗布すれば良いものである。
ずしも独立した単体で成立するものではなく、水中で使
用する種々の物品の一部としても適用できるものでもあ
る。即ち芯材を各種物品の適宜な表面とし、当該表面に
キトサン重金属錯体、炭素数8以上22以下の脂肪酸又
はナフテン酸の重金属塩を、0.5〜5%程度適宜な樹
脂に混練して塗布すれば良いものである。
【0016】例えば剣山の台座部分の表面に前記各実施
例で示した通りの防藻防腐のための混練物を塗布する
と、当該剣山の使用で水盤内の水の腐敗が防止され、ま
た飲料用容器の内面を防藻防腐用の混練物でコーティン
グすると、当該容器に飲料水を入れ少し放置することで
飲料水の殺菌処理が行われるので、河川水、井戸水、雨
水等を緊急飲料水として利用できる容器を得ることがで
きる。
例で示した通りの防藻防腐のための混練物を塗布する
と、当該剣山の使用で水盤内の水の腐敗が防止され、ま
た飲料用容器の内面を防藻防腐用の混練物でコーティン
グすると、当該容器に飲料水を入れ少し放置することで
飲料水の殺菌処理が行われるので、河川水、井戸水、雨
水等を緊急飲料水として利用できる容器を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、キトサン重金属
錯体、若しくは炭素数8以上22以下の脂肪酸又はナフ
テン酸重金属塩その他抗菌性防藻性を有する重金属を適
宜な樹脂に混練し、単体若しくは物品の一部としての防
腐防藻体を形成したもので、その取り扱いが便利となり
使用し易く、従前の抗菌部材に比較して優れた抗菌効果
を備え、効果的な貯溜水の腐敗防止を実現できたもので
ある。
錯体、若しくは炭素数8以上22以下の脂肪酸又はナフ
テン酸重金属塩その他抗菌性防藻性を有する重金属を適
宜な樹脂に混練し、単体若しくは物品の一部としての防
腐防藻体を形成したもので、その取り扱いが便利となり
使用し易く、従前の抗菌部材に比較して優れた抗菌効果
を備え、効果的な貯溜水の腐敗防止を実現できたもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/098 KAR 9/02 KCN C09D 5/16 PQL
Claims (5)
- 【請求項1】 キトサン重金属錯体、炭素数8以上22
以下の脂肪酸又はナフテン酸の重金属塩を、0.5〜5
%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固形化した
り、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成したことを特
徴とする防藻防腐体。 - 【請求項2】 請求項1記載の防藻防腐体に於いて、キ
トサン重金属錯体が、重金属として金,銀,銅,錫,亜
鉛よりなるキトサン錯体であることを特徴とする防藻防
腐体。 - 【請求項3】 請求項1記載の防藻防腐体に於いて、脂
肪酸又はナフテン酸の重金属塩が重金属として金,銀,
銅,錫,亜鉛よりなる塩であることを特徴とする防藻防
腐体。 - 【請求項4】ゼオライトに銀を担持させたものを、0.
5〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固形化
したり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成したこと
を特徴とする防藻防腐体。 - 【請求項5】シリカゲルに銀を担持させたものを、0.
5〜5%程度適宜な樹脂に混練し、所定の形状に固形化
したり、或は適宜な芯材の表面に塗布して形成したこと
を特徴とする防藻防腐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278341A JPH08113674A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 防藻防腐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6278341A JPH08113674A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 防藻防腐体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113674A true JPH08113674A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17595986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6278341A Pending JPH08113674A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 防藻防腐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113674A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003060003A1 (en) * | 2001-12-21 | 2003-07-24 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Antimicrobial solid surface materials containing chitosan-metal complexes |
US7381715B2 (en) | 2001-12-21 | 2008-06-03 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Antimicrobial solid surface materials containing chitosan-metal complexes |
WO2012090764A1 (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-05 | 東亞合成株式会社 | 有害生物の防除方法および、防除剤を備えた貯排水設備 |
CN104025989A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-09-10 | 中国科学院成都生物研究所 | 一种浮萍活体材料保存方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527190A (en) * | 1978-08-11 | 1980-02-27 | Nat Res Lab | Manufacture of metal salt or complex of organic acid |
JPS60217276A (ja) * | 1984-04-11 | 1985-10-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 藻類防除、防食処理の方法 |
JPH06205817A (ja) * | 1993-01-12 | 1994-07-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 医療品あるいは食品用の収容に好適なプラスチック容器 |
JPH06279219A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Sanin Kensetsu Kogyo Kk | 金属イオンとゼオライト化合物による殺菌資材 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6278341A patent/JPH08113674A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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CN104025989B (zh) * | 2014-07-08 | 2016-08-31 | 中国科学院成都生物研究所 | 一种浮萍活体材料保存方法 |
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