JP4921815B2 - 防藻剤および防藻方法 - Google Patents
防藻剤および防藻方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4921815B2 JP4921815B2 JP2006070437A JP2006070437A JP4921815B2 JP 4921815 B2 JP4921815 B2 JP 4921815B2 JP 2006070437 A JP2006070437 A JP 2006070437A JP 2006070437 A JP2006070437 A JP 2006070437A JP 4921815 B2 JP4921815 B2 JP 4921815B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- algae
- test
- water
- chitosan
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明で用いるグリセリル化キトサンの原料であるキトサンは、カニ、エビ、昆虫などの甲殻類或いはキノコなどに含まれている天然高分子物の1種であるキチンの脱アセチル化物であり、2−アミノ−2−デオキシ−D−グルコースを1構成単位とする塩基性多糖類である。このような脱アセチル化キチンそれ自体は既に工業的に生産されており、種々のグレードのものが市場から入手することができ、本発明に使用するキトサンの起源、および製法に特別な制限はなく、従来より工業生産されているキトサンはいずれも使用できる。
<グリセリル化キトサンの生態影響試験>
グリセリル化度1.1のグリセリル化キトサンを本発明の防藻剤とした。該グリセリル化キトサンを被験物質として、以下の3種の生態影響試験(A、BおよびC)を実施した。
A.藻類生長阻害試験
B.ミジンコ急性遊泳阻害試験
C.魚類急性毒性試験
藻類生長阻害試験は、OECD化学品テストガイドラインNo.201に準拠して行った。本試験では、緑藻類の一種であるPseudokirchneriella subcapitataを供試生物とし、その生長に対する被験物質(グリセリル化キトサン)の影響を測定した。本試験の実施に先立ち、まず、予備試験として緑藻類の生長に影響が起こる被験物質の濃度範囲を決定するための毒性予測試験を実施した。次いで、決定した各濃度区において、緑藻類に被験物質を暴露し、その生長を一定期間測定した。なお、本藻類生長阻害試験において生長とは、試験期間中の緑藻細胞濃度の増加のことをいう。
暴露方式:止水式、振とう培養(150rpm)
暴露期間:96時間
供試生物種:Pseudokirchneriella subcapitata(CCAP(Culture Collection of Algae and Protozoa、イギリス)より入手)
初期細胞濃度:104cells/mL(1mL当たりの細胞数)
試験液量:100mL(EPA培地)
連数:3容器/濃度区
試験温度:24℃±1℃
照明:7,000ルクス(連続照明)
培地:EPA培地(1L当たり炭酸水素ナトリウム96mg、硫酸カルシウム・二水和物60mg、硫酸マグネシウム60mgおよび塩化カリウム4mgを含む)
本試験の実施に先立ち、培地中に被験物質を含まない対照区ならびに被験物質濃度が0.1、1、10および100mg/Lの各濃度区で毒性予測試験を行った。その結果、0.1mg/Lの濃度区では、緑藻の生長阻害は見られなかったが、1mg/Lの濃度区では16%の生長阻害が見られ、10mg/Lおよび100mg/Lの濃度区においては80%以上の生長阻害があった。生長速度阻害(0−96h)については、0.1mg/Lおよび1mg/Lの濃度区では著しい影響は見られなかったが、10mg/Lおよび100mg/Lでは明らかな生長速度の減退が見られた。この予備試験の結果に基づき、本試験では1、2、4、8および16mg/Lのテスト濃度区を用いることとした。
グリセリル化キトサン粉末(グリセリル化度1.1)1,100mgを、pH4.5に調整したEPA培地11Lに分散し、21℃にて24時間プロペラ撹拌(約1,500rpm)することにより溶解し、次いでpHを対照区のpH(pH7.8)に合わせることにより、グリセリル化キトサン濃度100mg/LのEPA培地を調製した。次に、上記グリセリル化キトサンを含むEPA培地と通常のEPA培地とを用いて、250mLのガラス製コニカルフラスコにグリセリル化キトサン濃度が1、2、4、8および16mg/Lの試験液を100mLずつ調製した。次に、前培養した緑藻類の培養液を細胞濃度が104cells/mLになるよう、上記試験液の入ったコニカルフラスコに添加し、これらのフラスコを24℃±1℃の培養装置に設置し試験を開始した。試験開始から0、24、48、72および96時間後に試験液の一部を採取し、細胞濃度を粒子計数装置(Coluter Multisizer Particle Counter、Coulter Electronics Ltd.社)で測定した。得られたデータをOECDガイドラインNo.201に則りデータ処理し、以下の結果を得た。
EbC50(96h(t2))=1.4mg/L
ErC50(0h(t0)−96h(t2))=7.4mg/L
無影響濃度(NOEC)=1.0mg/L
なお、上記の式中、EbC50(t1)とは、t時間後、対照区に比べ緑藻の生長率が50%減少する被験物質濃度のことであり、ErC50(t0−t2)とは、t0からt2時間における単位時間当たりの緑藻の生長速度のことであり、無影響濃度(NOEC;no observed effect concentration)とは、供試生物への影響が観察されない被験物質濃度のことである。
ミジンコ急性遊泳阻害試験は、OECD化学品テストガイドラインNo.202に準拠して行った。本試験では、ミジンコの遊泳能力に対する被験物質の影響を測定した。本試験の実施に先立ち、まず、予備試験としてミジンコの遊泳能力に影響が起こる被験物質の濃度範囲を決定するための遊泳阻害予測試験を実施した。次いで、決定した各濃度区においてミジンコを被験物質に暴露させ、その遊泳阻害を一定期間測定した。なお、本ミジンコ急性遊泳阻害試験において、遊泳阻害とは、試験容器を穏やかに動かした後、ミジンコが15秒間泳げない状態のことをいう。
暴露方式:止水式
暴露期間:48時間
供試生物種:オオミジンコ(Daphnia magna)
試験用水:脱塩素水道水
連数:2容器/濃度区
生物数:各濃度10個体×2連(20個体)
試験温度:21℃±1℃
本試験の実施に先立ち、培地中に被験物質を含まない対照区ならびに被験物質濃度が0.1、1、10および100mg/Lの濃度区で遊泳阻害予測試験を行った。その結果、0.1、1および10mg/L濃度区ではミジンコの遊泳阻害は観察されなかったが、100mg/L濃度区では遊泳阻害が観察された。この予備試験の結果に基づき、本試験では、1.0、1.8、3.2、5.6、10、18、32、56および100mg/Lのテスト濃度区を用いることとした。
グリセリル化キトサン粉末(グリセリル化度1.1)1,100mgを、HCl(10mol/L)でpH4.5に調整した脱塩素水道水11Lに分散し、21℃にて24時間プロペラ撹拌(約1,500rpm)することにより溶解し、次いで、NaOH(1mol/L)を用いてpHを対照区のpH(pH7.6)と合わせることによりグリセリル化キトサン濃度100mg/Lの水溶液を調製した。該グリセリル化キトサン水溶液を脱塩素水道水で希釈し、グリセリル化キトサン濃度1.0、1.8、3.2、5.6、10、18、32および56mg/Lの試験液を調製した。次に、200mLの各試験液にミジンコを10個体ずつ移し、各試験液を21℃±1℃に保ちグリセリル化キトサン溶液への暴露を開始した。暴露開始から24時間後および48時間後にミジンコの遊泳阻害を観察した。得られたデータをOECDガイドラインNo.202に則りデータ処理し以下の結果を得た。
無影響濃度=56mg/L
なお、上記の式中、EC50(48h)とは、48時間の暴露にて、ミジンコの50%を遊泳阻害する被験物質濃度のことである。
魚類急性毒性試験は、OECD化学品テストガイドラインNo.203に準拠して行った。本試験では、ニジマスに対する被験物質の影響を測定した。本試験の実施に先立ち、まず、予備試験としてニジマスに対し影響を起こす被験物質の濃度範囲を決定するための毒性予測試験を実施した。次いで、決定した各濃度区においてニジマスを被験物質に暴露し、ニジマスの状態観察(死亡など)を一定期間行った。
暴露方式:半止水式
暴露期間:96時間
供試生物種:ニジマス(RAINBOW TROUT)
試験用水:脱塩素水道水
連数:2容器/濃度区
生物数:10尾/濃度区
試験温度:13.8℃〜14.7℃
本試験の実施に先立ち、試験用水中に被験物質を含まない対照区ならびに被験物質濃度が10mg/Lおよび100mg/Lの濃度区で毒性予測試験を行った。その結果、10mg/L濃度区では死亡した魚はいなかったが、100mg/L濃度区では死にかかった魚が観察された。この予備試験の結果に基づき、本試験では10、18、32、56および100mg/Lのテスト濃度区を用いることとした。
グリセリル化キトサン粉末(グリセリル化度1.1)2,250mgを、HCl(10mol/L)でpH4.5に調整した脱塩素水道水22.5Lに分散し、約14℃にて24時間プロペラ撹拌(約1,500rpm)することにより溶解し、次いでNaOH(1mol/L)を用いてpHを対照区のpH(pH7.7)と合わせることにより、グリセリル化キトサン濃度100mg/Lの水溶液を調製した。該水溶液を脱塩素水道水で希釈し、グリセリル化キトサン濃度10、18、32および56mg/Lの試験液を調製した。次に、各試験液をそれぞれ20Lガラス容器に入れ、各ガラス容器にニジマスを10尾ずつ移し試験を開始した。試験開始から3、6、24、48、72および96時間後にニジマスの状態を観察した。得られたデータをOECDガイドラインNo.203に則りデータ処理し以下の結果を得た。
LC50(96h)>89mg/L(TWM)
無影響濃度=56mg/L(nominal)
無影響濃度=47mg/L(TWM)
上記の式中、TWMとはTime-weighted meanの略で、試験液濃度を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で実測した値(実測濃度)を意味し、nominalとは、試験液を調製した際の見掛け上の値(調製濃度)のことを意味する。また、LC50(96h)とは、ニジマスを被験物質に暴露し、96時間後の測定にて、50%のニジマスを死亡させる濃度のことである。
<試料調製>
水90質量部にグリセリル化キトサン5質量部を分散し、クエン酸5質量部を加えた後、室温で4時間撹拌溶解し、一晩静置後、再度室温で1時間撹拌溶解し、グリセリル化キトサンを含む100質量部の本発明の防藻塗料を調製した。
上記加熱乾燥後のガラス板を、水2Lを収容した観賞用水槽に浸漬し、6ヶ月間試験観察を行った。試験開始から2ヶ月経過後、水槽内面には藻の付着が見られたのに対し、本発明の防藻塗料を塗布した上記ガラス板には藻の付着は認められなかった。6ヶ月経過後、水槽内面にはしっかりと強固に付着した藻が観察されたのに対し、上記ガラス板には、ほんの僅かな藻が見られたものの、極簡単に洗い流せることが確認できた。
<試料調製>
水90質量部にグリセリル化キトサン5質量部を分散し、コハク酸5質量部を加えた後、室温で4時間撹拌溶解し、一晩静置後、再度室温で1時間撹拌溶解し、グリセリル化キトサンを含む100質量部の本発明の防藻塗料を調製した。
上記加熱乾燥後のガラス板を、水2Lを収容した観賞用水槽に浸漬し、6ヶ月間試験観察を行った。試験開始から2ヶ月経過後、水槽内面には藻の付着が見られたのに対し、本発明の防藻塗料を塗布した上記ガラス板には藻の付着は認められなかった。6ヶ月経過後、水槽内面にはしっかりと強固に付着した藻が観察されたのに対し、上記ガラス板には、ほんの僅かな藻が見られたものの、極簡単に洗い流せることが確認できた。
上記実施例2および実施例3より、本発明の防藻塗料の防藻性は、150℃、10分間または180℃、5分間の加熱によっても失われないこと、およびフィルム状であっても6か月以上安定的に防藻効果を発揮できることが明らかとなった。
Claims (8)
- OECD化学品テストガイドラインNo.202よる無影響濃度が56mg/Lであり、OECD化学品テストガイドラインNo.203による無影響濃度が56mg/L(nominal)である防藻剤であって、グリセリル化キトサンおよび/またはその塩からなることを特徴とする防藻剤。
- グリセリル化キトサンのグリセリル化度が、0.1以上である請求項1に記載の防藻剤。
- 塩を形成している酸が、乳酸、ピロリドンカルボン酸、ウロカニン酸、化粧品原料基準記載の酸および食品添加物公定書記載の酸から選ばれる少なくとも1種の酸である請求項1に記載の防藻剤。
- 請求項1に記載の防藻剤を水性媒体に溶解または分散させた防藻塗料。
- 前記水性媒体が、水、水溶性有機溶剤または水と水溶性有機溶剤との混合物である請求項4に記載の防藻塗料。
- 藻が発生する、若しくは発生している水環境に、グリセリル化キトサンまたはその塩を接触させることを特徴とする防藻方法。
- 水環境におけるグリセリル化キトサンまたはその塩の濃度を1〜100ppm(mg/L)とする請求項6に記載の防藻方法。
- 水環境が、閉鎖水域である請求項6に記載の防藻方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070437A JP4921815B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 防藻剤および防藻方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070437A JP4921815B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 防藻剤および防藻方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007246425A JP2007246425A (ja) | 2007-09-27 |
JP4921815B2 true JP4921815B2 (ja) | 2012-04-25 |
Family
ID=38591092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006070437A Expired - Fee Related JP4921815B2 (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 防藻剤および防藻方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4921815B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101099075B1 (ko) | 2009-08-31 | 2011-12-26 | 다이나믹(주) | 적조유발 조류에 항적조 활성을 갖는 수용성 유리 아민 키토산, 이를 유효성분으로 함유하는 항적조제 및 이를 이용한 적조 제거방법 |
KR101457478B1 (ko) | 2013-04-10 | 2014-11-06 | 순천대학교 산학협력단 | 수용성 유리 아민 키토산을 유효성분으로 함유하는 항녹조용 조성물 및 이를 이용한 녹조 제거방법 |
KR101657171B1 (ko) * | 2015-10-13 | 2016-09-19 | 이돈복 | 친환경 녹조 및 적조 제거제 그리고 이를 이용한 오염수역의 수질개선방법 |
CN109793012B (zh) * | 2019-01-18 | 2021-03-02 | 美丽国土(北京)生态环境工程技术研究院有限公司 | 天然抑藻剂及其制备方法和应用 |
CN117105428B (zh) * | 2023-07-19 | 2024-10-15 | 同济大学 | 一种温敏化感物质和微生物协同控藻的缓释球及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63126442A (ja) * | 1986-11-18 | 1988-05-30 | 第一工業製薬株式会社 | 漁網の防汚方法 |
JPS649903A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-13 | Nanyo Kasei Kk | Antifouling agent for fishing net |
JPH0680704A (ja) * | 1992-09-01 | 1994-03-22 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | ヒドロキシアルキルキトサン塩、その製造方法及び化粧品組成物 |
JP2597347B2 (ja) * | 1994-03-15 | 1997-04-02 | 明和工業株式会社 | 貯水容器 |
JP3958536B2 (ja) * | 2000-07-12 | 2007-08-15 | 大日精化工業株式会社 | 水性溶液組成物および物品の表面改質方法 |
JP4024054B2 (ja) * | 2002-02-12 | 2007-12-19 | 大日精化工業株式会社 | 水性溶液組成物 |
JP4866173B2 (ja) * | 2006-01-25 | 2012-02-01 | 大日精化工業株式会社 | ヒドロキシアルキル化キトサン溶液 |
-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006070437A patent/JP4921815B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007246425A (ja) | 2007-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Song et al. | Engineering and application perspectives on designing an antimicrobial surface | |
CA2319342C (en) | Biocidal compositions for treating water | |
JP6539591B2 (ja) | 殺生物組成物、及び水又は水と接触する表面の処理方法。 | |
JP4921815B2 (ja) | 防藻剤および防藻方法 | |
AU2008230853A1 (en) | Compositions and methods to control the growth of microorganisms in aqueous systems | |
CN104365668A (zh) | 环保长效复合防污材料 | |
Lainioti et al. | Cross-linking of antimicrobial polymers with hexamethylene diamine to prevent biofouling in marine applications | |
JPH06305906A (ja) | 抗菌材、抗菌性樹脂組成物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙、抗菌性塗料、化粧品および抗菌材の製造方法 | |
JP2001233716A (ja) | 微生物の防除方法 | |
KR101263261B1 (ko) | 헥사데실 메타크릴레이트를 포함하는 방오제 및 방오도료 조성물 | |
EP3033385B1 (en) | Ionic strength triggered disintegration of films and particulates | |
US20220322671A1 (en) | Methods to reduce contamination, biofilm and fouling from water systems, surfaces, and products | |
WO2005080512A1 (ja) | 防汚性船底塗料ならびにこれを使用する水中構造物等への生物付着防止方法 | |
Olisaka et al. | Application of nanochitosan in the control of biofouling in aquatic ponds | |
Feng et al. | Indole-functionalized polythiourethane/tetrapodal shaped ZnO nanocomposites for eco-friendly marine biofouling control | |
JPS63105075A (ja) | 水中防汚塗料 | |
JP6388888B2 (ja) | コーティング組成物 | |
AU2014324916A1 (en) | Ionic strength triggered disintegration of films and particulates | |
JP3475209B2 (ja) | 抗菌材、抗菌性樹脂組成物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙、抗菌性塗料、化粧品および抗菌材の製造方法 | |
KR20160017805A (ko) | 알리자린을 포함하는 방오제 및 방오도료 조성물 | |
JP2007332039A (ja) | 赤潮の除藻剤および赤潮の除藻方法 | |
Ashraf | Influence of Nanotechnology on Prevention of Biofouling in Aquaculture Cage Nets: Green Conducting Polymers and Their Significance in Case Studies | |
Ghattavi et al. | Green synthesis of ZnO-chitosan nanoparticles and vinyl resin with effective antifouling properties | |
JPH08113674A (ja) | 防藻防腐体 | |
JPS63227673A (ja) | 防汚塗料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4921815 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |