JPH08113123A - デッドマンブレーキ装置 - Google Patents

デッドマンブレーキ装置

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JPH08113123A
JPH08113123A JP27834794A JP27834794A JPH08113123A JP H08113123 A JPH08113123 A JP H08113123A JP 27834794 A JP27834794 A JP 27834794A JP 27834794 A JP27834794 A JP 27834794A JP H08113123 A JPH08113123 A JP H08113123A
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swing arm
rod
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Shoji Sugiyama
昭司 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 踏力が小さくて保守性に優れたデッドマンブ
レーキ装置の提供。 【構成】 ブレーキレバー11,12を近接させるブレ
ーキスプリング17と,調整ボルト18,19を介して
ブレーキレバー11,12を拡開する揺動アーム20
と,揺動アーム20を操作するブレーキペダル41と,
リンク装置30とを有するデッドマンブレーキ装置1で
ある。揺動アーム20はアーム21の中央部の水平軸心
200を中心に揺動し,調整ボルト18,19は揺動ア
ーム20の右部と左部とに当接しアーム21と直角方向
に上下動する。リンク装置30又は揺動アーム20に
は,揺動アーム20を調整ボルト18,19に接触させ
るための弾性部材42を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は,リーチ式フォークリフ
ト等に用いられるデッドマンブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来技術】デッドマンブレーキは,リーチ式フォーク
リフト等の産業車両に用いられ,ブレーキペダルを踏む
とブレーキが解除され,ブレーキペダルから足を離すと
ブレーキがかかるタイプのブレーキ装置である。即ち,
該ブレーキ装置は,図7,図8に示すごとく,ブレーキ
部8と,該ブレーキ部8をロッド94,曲臂レバー9
3,ペダルロッド911を介して回動させるブレーキペ
ダル91とよりなる。
【0003】ブレーキ部8は,図8に示すように,基端
部813,823を回動可能に軸ピン85に枢着した一
対のレバー81,82と,両レバーの先端部に設けられ
両レバー81,82を互いに近接する方向に付勢するブ
レーキスプリング84と,両レバー81,82の先端部
の間に設けられ両レバーを押し広げる方向に回動するカ
ム86(円弧カム)とよりなる。
【0004】また,上記両レバー81,82の内側には
ブレーキディスク99を挟持するパッド811,821
が設けられている。上記ブレーキ装置においては,常時
は,上記ブレーキスプリング84の付勢力によって,レ
バー81,82を介してブレーキディスク99を挟持
し,ブレーキをかけている。
【0005】そして,車両走行の際には,ブレーキペダ
ル91を踏むと,図7の矢印で示すように,ペダルロッ
ド911,曲臂レバー93を介してロッド94が右方に
押され,更にパッドシフトレバー95を介してカムシャ
フト861(図8)が回動する。そして,カム86が回
動して,両レバー81,82の間を押し広げる。
【0006】その結果,パッド811,812によるブ
レーキディスク99の挟持が解かれ,ブレーキが解除さ
れ,車両が走行できるようになる。そして,ブレーキペ
ダル91を開放すれば,リターン用スプリング92の作
用により元の状態に復元すると共に再びブレーキが作動
する。
【0007】なお,同図において,符号71は,カムク
リアランス調整用の調整ボルト,711はそのストッパ
ー,83はレバー81,82を車体に支持するための基
板,831はカムシャフト861を回転可能に支持する
ブラケット,841はブレーキスプリング付勢用シャフ
トである。また,図7において,931は曲臂レバー9
3のシャフト,912,941は角度調整用のターンバ
ックルである。
【0008】なお,図9に示すように,カム86と調整
ボルト71の端面との間には,クリアランスgが設けら
れている。このクリアランスgは,パッド811,81
2の摩耗に対応するために設けられものである。
【0009】即ち,クリアランスgがゼロになると,調
整ボルト71の端面がカム86に当接するため,両パッ
ド811,812がブレーキディスク99に届かず挟持
できなくなり,いわゆるノーブレーキ状態になる。その
ため,定期的に点検して調整ボルト71を調整し,クリ
アランスgを所定値以内に設定する必要がある。
【0010】
【解決しようとする課題】しかしながら従来のデッドマ
ンブレーキ装置には次のような問題点がある。第1点
は,ブレーキを操作するペダルの踏力が大きいため足が
疲れ易いことである。第2点は,カム86と調整ボルト
71との間の前記クリアランスgを定期的に調整する必
要があり,保守に手間がかかることである。本発明は,
かかる従来の問題点に鑑みて,ブレーキペダルに対する
踏力が小さくて済むと共に保守性に優れたデッドマンブ
レーキ装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】本発明は,基端部を互いに回動可能
に枢着した一対のブレーキレバーと,該ブレーキレバー
を車体に支持する支持部材と,上記ブレーキレバーの内
側に相対して設けたパッドと,該パッドが挟持するディ
スクロータと,上記ブレーキレバーを互いに近接する方
向に付勢する付勢部材と,上記両ブレーキレバーの先端
側に設けた調整ボルトを介して両ブレーキレバーを押し
広げる方向に回動させる揺動アームと,該揺動アームを
操作するためのブレーキペダルと,該ブレーキペダルと
上記揺動アームとを連結するリンク装置とを有するデッ
ドマンブレーキ装置であって,上記揺動アームは,上記
リンク装置の一方の端部に連結されアーム中央部に位置
する水平軸心を中心に両端が上下方向に揺動し,また一
対の上記調整ボルトは,一方が上記揺動アームの軸心よ
り左部に,他方が右部に各々当接し上記アームと直角方
向に互いに反対方向に上下動するように配設されてお
り,上記リンク装置又は揺動アームには,上記ブレーキ
ペダルを操作しない通常時において,上記揺動アームを
上記調整ボルトに接触させるよう付勢するクリアランス
解消用の弾性部材が設けられていることを特徴とするデ
ッドマンブレーキ装置にある。
【0012】本発明においては最も注目すべきことの第
1点は,ブレーキレバーの先端部に設けた調整ボルトを
介してブレーキレバーを押し広げる方向に回動する揺動
アームを設けたこと,該揺動アームはアーム中央部の水
平軸心を中心に揺動し,調整ボルトは揺動アームの軸心
の相対する左部又は右部に当接し互いに反対方向に上下
動するよう配設されていることである。
【0013】そして,最も注目すべきことの第2点は,
ブレーキレバーを操作しない通常時に,揺動アームを調
整ボルトに接触させるよう付勢するクリアランス解消用
の弾性部材を設けたことである。クリアランス解消用の
弾性部材は,揺動アームに直接取付けてもよく,またリ
ンク装置に設けてリンク装置を介して揺動アームを接触
させるようにしてもよい。
【0014】そして,請求項2に記載のように,上記リ
ンク装置を従来例と同様にペダルロッドと曲臂レバーと
第2ロッドとパッドシフトレバーとにより構成する場合
には,上記弾性部材は,曲臂レバーの第1腕部とペダル
ロッドとの間にペダルロッドに平行に架設した弾性部材
とし,更に,ペダルロッドよりも第1腕の先端側に配置
することが好ましい。
【0015】詳細を実施例において後述するように,上
記弾性部材をペダルロッドよりも第1腕の先端側に配置
することにより,揺動アームを調整ボルトに当接させる
方向に働く回転モーメントが曲臂レバーに加わるように
なる(図5参照)。そして,上記のように構成する弾性
部材は,スペース的に余裕のあるペダルロッドに,比較
的少ない部品構成によって取付けることができる。
【0016】
【作用及び効果】本発明にかかるデッドマンブレーキ装
置においては,調整ボルトに当接する部材は従来装置の
カムではなく揺動アームである。そのため,調整ボルト
と揺動アームとの間には,クリアランスg(図9)は必
要ない。なぜならば,パッドが摩耗した場合には,ブレ
ーキスプリングの付勢力により,調整ボルトを介して揺
動アームを自由に回動させるから,調整ボルトの動作を
規制することがなく,ノーブレーキ状態にならないから
である(より正確には,リンク装置又はブレーキペダル
がストッパ等に当接し運動を抑止されるまでは揺動アー
ムは自在に回動する)。
【0017】従って,調整ボルトの位置調整の頻度は大
幅に減少し,保守性が大幅に向上する。また,揺動アー
ムと調整ボルトとの間にクリアランスがないため,それ
によるブレーキペダルの踏み込みストロークには遊びが
なく,後述するブレーキスイッチに必要な最小限の遊び
を除いてブレーキペダルの全ストロークが調整ボルトを
移動させるように有効に作用する。従って,その分だけ
ブレーキペダルに対する平均踏力は減少することにな
る。
【0018】そして,クリアランス解消用の弾性部材の
付勢力は,調整ボルトを押し上げるように作用するか
ら,ブレーキペダルの踏力に加重される。また,本発明
にかかる揺動アームは,上記調整ボルトを必要なストロ
ーク量Soだけ上下させるのに必要な回転角度θ0 を従
来のカムに比べて比較的容易に変更することができると
いう利点がある(なお,上記Soは,ブレーキパッドを
ディスクロータから完全に離隔させるのに必要なストロ
ーク量である)。
【0019】なぜならば,揺動アームは横方向にだけ長
さを変化させる帯状の部材であるから,その軸心と調整
ボルトの当接点との距離,即ち回転半径R0 を容易に変
化させることができ,従って上記回転角θ0 を容易に変
更することができるからである(従来のカムの場合に
は,縦横両方向の寸法をバランスよく変える必要がある
から単純ではない)。
【0020】そして,上記回転角θ0 の増減に反比例し
て揺動アームに加えるべき操作力を変更することができ
る。そして,上記回転角θ0 とリンク装置のリンク比
(揺動アームに対する操作角とブレーキペダルに対する
回転角との比)との関係を調整して適度のペダル踏力と
することができるから,踏力変更の自由度が大きくな
る。上記のように,本発明によれば,ブレーキペダルに
対する踏力が小さくて済むと共に保守性に優れたデッド
マンブレーキ装置を提供することができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例にかかるデッドマンブレーキ
装置につき,図1〜図6を用いて説明する。本例は,図
1,図2に示すように,基端部111,121(図2)
を互いに回動可能に枢着した一対のブレーキレバー1
1,12と,ブレーキレバー11,12を車体に支持す
る支持部材16と,ブレーキレバー11,12の内側に
相対して設けたパッド13,14(図2)と,パッド1
3,14が挟持するディスクロータ15と,ブレーキレ
バー11,12を互いに近接する方向に付勢するブレー
キスプリング17と,ブレーキレバー11,12の先端
側に設けた調整ボルト18,19を介してブレーキレバ
ー11,12を押し広げる方向に回動させる揺動アーム
20と,揺動アーム20を操作するためのブレーキペダ
ル41(図1)と,ブレーキペダル41と揺動アーム2
0とを連結するリンク装置30(図1)とを有するデッ
ドマンブレーキ装置1である。
【0022】揺動アーム20は,リンク装置30の端部
に連結され,アーム21の中央部に位置する水平軸心2
00を中心に両端が上下方向に揺動し,一対の調整ボル
ト18,19は何れか一方が揺動アーム20の軸心20
0より左部に,他方が右部に各々当接し互いに反対方向
に上下動する。リンク装置30には,図1に示すよう
に,ブレーキレバー41を操作しない通常時において,
揺動アーム20を調整ボルト18,19に接触させるよ
う付勢するクリアランス解消用の弾性部材42が設けら
れている。
【0023】揺動アーム20は,図3,図4に示すよう
に,アーム21に対して水平方向に固定された回転駆動
軸22を有している。そして,調整ボルト18,19の
端部は,アーム21に設けた当接ピン23,24に当接
している。
【0024】また,リンク装置30は,図1に示すよう
に,ブレーキペダル41に連結され上下動するペダルロ
ッド31と,ペダルロッド31の他端部をその第1腕3
21に連結する曲臂レバー32(図5,図6)と,曲臂
レバー32の第2腕322に連結された第2ロッド33
と,第2ロッド33の他端部に連結され揺動アーム20
の回転駆動軸22(図3,図4)を回動させるパッドシ
フトレバー34とを有する。
【0025】また,クリアランス解消用の弾性部材42
は,図5,図6に示すように,ペダルロッド31に突設
したブラケット311と曲臂レバー32の第1腕321
との間に,ペダルロッド31に平行に架設されたコイル
スプリングである。そして,第1腕321におけるコイ
ルスプリングの取付位置は,ペダルロッド31の連結位
置よりも先端側にある。
【0026】上記デッドマンブレーキ装置1は,リーチ
式フォークリフトの駆動モータを制動するものである。
ブレーキペダル41を踏み込むと,ペダルロッド31,
曲臂レバー32,第2ロッド33は,図1の矢印のよう
に連動し,パッドシフトレバー34が揺動アーム20を
回動させる。
【0027】そして,揺動アーム20が回動すると,図
3,図4に示すように,当接ピン23,24を介して,
調整ボルト18,19を上下動させる。その結果,ブレ
ーキレバー11,12が拡開し,ディスクロータ15は
パッド13,14から離隔し,ブレーキは解除される。
【0028】そして,ブレーキペダル41の踏み込みを
解除すると,ブレーキスプリング17によって再びディ
スクロータ15はパッド13,14によって挟持され
る。また,ブレーキペダル41を踏み込まない,いわゆ
る開放状態にあるときは,以下に述べるように,弾性部
材42の作用により揺動アーム20の当接ピン23,2
4は調整ボルト18,19に接触している。
【0029】弾性部材42による上記作用を図5,図6
を用いて説明する。図5に示す曲臂レバー32の第2腕
322に働く回転モーメントMは,次式で示される M=F3 3 =L2 2 −L1 1 (但し,F1 はペダルロッド31が第1腕321を押し
上げる力,F2 は弾性部材42が第1腕321を押し下
げる力,F3 は第2ロッド33を押し出す力であり,L
1 〜L3 は上記F1 〜F3 の作用点と曲臂レバー32の
回転中心Aとの距離である)。
【0030】そして,上記F1 ,F2 は,弾性部材42
の付勢力によって生ずるものでありその大きさはF1
2 −W(但しWは,ロッド31,ブレーキペダル4
1,ブラケット311の自重の和),かつL2 >L1
あるから,上記回転モーメントM及びF3 は正である。
その結果,第2ロッド33を同図の右方に押し出し,そ
の結果揺動アーム20は調整ボルト18,19に当接す
る。
【0031】なお,図5の破線に示すように,仮に弾性
部材42をペダルロッド31よりも基端部側に配置した
場合には,上記回転モーメントM及び作用力F3 は負と
なり,上記のような特性は得られない(F2 ′=F2
1 =F2 ′−W,L2 ′<L1 <L2 ,従ってF3
<0 )。
【0032】次に,ブレーキペダル41を踏み込んだ場
合において,ブレーキを開放するのに必要な第2ロッド
33に対する作用力をF30とし,このとき必要なブレー
キペダル41によるペダルロッド31への作用力をF10
とし,弾性部材42が第1腕を押し上げる力をF2 ″と
すると,図6から知られるように,次のような関係式が
得られる。 F303 =F101 +F2 ″L2 ,それ故, F10=(F303 −F2 ″L2 )L1 -1
【0033】上式から知られるように,弾性部材42を
設けたことによる付勢力F2 によって,必要な作用力F
10は小さくなり,従って,踏力を低減する効果を生ず
る。なお,仮に同図の破線で示すように,弾性部材42
を基端部側に配置すれば,本例よりも大きい作用力F10
が必要であることは,言うまでもない。
【0034】ところで,ペダルロッド31の,曲臂レバ
ーの第1腕321との接続部分に設けられた穴Sは長穴
形状を有しているが,これは以下の理由による。即ち,
長穴形状によりブレーキペダル41を踏み込む時に僅か
な遊びが得られる。そしてその遊びの間に,図示しない
ブレーキスイッチにより前記ブレーキペダル41の踏み
込み動作を検知させ,図示しない駆動モータをオンす
る。
【0035】又,逆に前記ブレーキペダル41の戻し時
には,駆動モータをオフする。その結果,制動時に駆動
モータの駆動力発生に起因する駆動モータの焼き付きを
防止し,無駄のない制動制御が達成できる。又,前記穴
Sの遊びは,以上の作用が達成できる最小限のもので良
い。
【0036】そして,調整ボルト18,19と揺動アー
ム20とは常時接触しており,両者の間に,図9に示す
従来技術におけるクリアランス(図9参照)がない。よ
って,前述した穴Sによる最小限の遊びを除いて,ブレ
ーキペダル41の踏み込みストロークには無駄がない。
そのため,ブレーキペダル41の平均踏力はその分小さ
くなる。
【0037】また,パッド13,14が摩耗した場合に
は,それに追随して揺動アーム20が回動するから,リ
ンク装置30がストッパ等に当接しない限りノーブレー
キ状態になることはない。従って,パッド13,14の
摩耗に対応して,調整ボルト18,19の間隙を調整す
る頻度は大幅に減少する。
【0038】また,従来のカムに比べて本例の揺動アー
ム20はより単純な形状であり設計,製造が容易であ
る。上記のように,本例によれば,ブレーキペダル41
に対する踏力が小さくて済むと共に保守性に優れたデッ
ドマンブレーキ装置を提供することができる。
【0039】なお,上記のように構造する弾性部材42
(コイルスプリング)は,曲臂レバー32を回動させな
い程度の弱い付勢力として,従来のカムを用いたブレー
キ装置(図7)に装着することができる。そして,本例
と同様にブレーキペダルの踏力を低減させることができ
る。この場合において,曲臂レバー32を回動させない
付勢力とする理由は,図9に示すように,カム86には
クリアランスgが必要だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のデッドマンブレーキ装置の正面図。
【図2】図1のブレーキ部の拡大背面図。
【図3】実施例の揺動アーム周辺の要部拡大平面図。
【図4】図3の右側面図。
【図5】実施例の曲臂レバーとペダルロッドとの連結部
の模式図(ペダル操作前)。
【図6】実施例の曲臂レバーとペダルロッドとの連結部
の模式図(ペダル操作時)。
【図7】従来のデッドマンブレーキ装置の正面図。
【図8】図7のブレーキ部の拡大背面図。
【図9】従来のデッドマンブレーキ装置のカム周辺要部
の平面図。
【符号の説明】
1...デッドマンブレーキ装置, 11,12...ブレーキレバー, 17...ブレーキスプリング, 18,19...調整ボルト, 20...揺動アーム, 200...軸心, 21...アーム, 30...リンク装置, 41...ブレーキペダル, 42...弾性部材,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部を互いに回動可能に枢着した一対
    のブレーキレバーと,該ブレーキレバーを車体に支持す
    る支持部材と,上記ブレーキレバーの内側に相対して設
    けたパッドと,該パッドが挟持するディスクロータと,
    上記ブレーキレバーを互いに近接する方向に付勢する付
    勢部材と,上記両ブレーキレバーの先端側に設けた調整
    ボルトを介して両ブレーキレバーを押し拡げる方向に回
    動させる揺動アームと,該揺動アームを操作するための
    ブレーキペダルと,該ブレーキペダルと上記揺動アーム
    とを連結するリンク装置とを有するデッドマンブレーキ
    装置であって,上記揺動アームは,上記リンク装置の一
    方の端部に連結されアーム中央部に位置する水平軸心を
    中心に両端が上下方向に揺動し,また一対の上記調整ボ
    ルトは,一方が上記揺動アームの軸心より左部に,他方
    が右部に各々当接し上記アームと直角方向に互いに反対
    方向に上下動するように配設されており,上記リンク装
    置又は揺動アームには,上記ブレーキペダルを操作しな
    い通常時において,上記揺動アームを上記調整ボルトに
    接触させるよう付勢するクリアランス解消用の弾性部材
    が設けられていることを特徴とするデッドマンブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記揺動アームは,
    上記アームに対して水平方向に固定された回転駆動軸を
    有しており,上記リンク装置は,上記ブレーキペダルに
    連結され上下動するペダルロッドと,該ペダルロッドの
    他端部をその第1腕に連結する曲臂レバーと,該曲臂レ
    バーの第2腕に連結された第2ロッドと,該第2ロッド
    の他端部に連結され上記揺動アームの回転駆動軸を回動
    させるパッドシフトレバーとを有しており,上記クリア
    ランス解消用の弾性部材は,上記ペダルロッドに突設し
    たブラケットと上記曲臂レバーの第1腕との間に,上記
    ペダルロッドに平行に架設された弾性部材であり,上記
    第1腕における弾性部材の取付位置はペダルロッドの連
    結位置よりも先端側にあることを特徴とするデッドマン
    ブレーキ装置。 【0001】
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