JPH08112953A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH08112953A
JPH08112953A JP6249579A JP24957994A JPH08112953A JP H08112953 A JPH08112953 A JP H08112953A JP 6249579 A JP6249579 A JP 6249579A JP 24957994 A JP24957994 A JP 24957994A JP H08112953 A JPH08112953 A JP H08112953A
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JP
Japan
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label
paper
cutter
error
conveyance
Prior art date
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JP6249579A
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English (en)
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Kazuhisa Furuya
一寿 古屋
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字終了後のカット位置への用紙の搬送中に、
ラベルエンドエラーが発生した場合でも、カット位置へ
の用紙の搬送を継続させて、用紙を取出し易くすること
ができ、エラー処理における作業性の向上を図る。 【構成】印字済みのラベルの搬送としての印字済みラベ
ル31-1と未印字のラベル31-2との間のギャップ部分
をカッタ26-1による切断位置への位置決め搬送してい
るときには、この位置決め搬送が終了するまで、エンド
センサ14-2によるラベルエンドの検出及びラベルエン
ドエラーによるラベル用紙31の搬送停止を延期し、そ
の位置決め搬送終了後のラベルエンド検出によりラベル
エンドエラーが発生していた時には、カッタ26-1によ
る切断処理を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、用紙に印字を行い、
その印字終了後に用紙の印字済み部分を予め設定された
カット位置まで搬送してカットするプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のラベルを台紙に所定間隔をおいて
貼着したラベル用紙を使用するプリンタで、カッターを
備え、印字終了したラベルを未印字のラベル用紙からカ
ッターにより切断分離するプリンタが知られている。
【0003】このようなプリンタでは印字終了すると、
印字済みラベルと未印字ラベルとの間の台紙のみの部分
( ギャップ部分 )をカッターによる切断位置へ位置決め
搬送する。なおこの切断位置は、プリンタのフレームに
形成されたラベル発行口の近傍にあり、この用紙の切断
位置への位置決め搬送は、一般的に印字済みラベルの排
出搬送となっている。
【0004】印字済みラベルと未印字ラベルとの間のギ
ャップ部分が、その切断位置に位置決めされるとカッタ
ーを駆動させて、印字済みラベルと未印字ラベルとの間
のギャップ部分を切断して、印字済みラベルを未印字の
残りのラベル用紙から分離する。分離された印字済みラ
ベルは、ラベル発行口からプリンタ外部に設けられた収
納部( スタッカ等 )に収納される。
【0005】ところで、ラベル用紙の後端を検出する光
学式の反射形センサが、ラベルエンドセンサ( 以下エン
ドセンサと称する )として設けられており、この反射形
センサがラベル用紙の後端を検出するとラベルエンドエ
ラーとなる。すなわち、それ以上の印字を禁止してサー
マルヘッドの無駄な駆動を防止し、速やかに用紙の交換
が行われることを要請するため、印字動作及び用紙の搬
送動作等の各種動作を停止すると共にエラーの発生を報
知する表示( エラー表示 )を行うようになっていた。
【0006】なお、プリンタには、このラベル用紙の有
無を検出するエンドセンサの他に、例えばラベル間のギ
ャップを検出する光学式の透過形センサが設けられ、そ
の透過形センサによるギャップの検出に基づいて、印字
位置の位置決めが行われ、あるいは印字タイミングが設
定される。その他、各種状態を検出するためのセンサが
設けられている。
【0007】従来のプリンタでは、印字終了後、印字済
みラベルと未印字ラベルとの間のギャップをカッターに
よる切断位置への搬送中に、エンドセンサによりラベル
用紙の後端が検出されると、ラベルエンドエラーとな
り、ラベル用紙の搬送が停止される。
【0008】例えば図5に示すように、ラベル用紙1の
搬送路2に沿って順番に、エンドセンサ3、サーマルヘ
ッド4及びこのサーマルヘッド4に対向配置されたプラ
テン5、カッタ6、プリンタの外装を構成しているフレ
ーム7に形成され、印字済みラベルが排出されるラベル
発行口8が配置されている。
【0009】なお、一般に、プリンタにおけるカッタ6
とフレーム7との距離は、サーマルヘッド4とカッタ6
との距離よりも短く形成されている。
【0010】第1のラベル1-1及び第2のラベル1-2が
台紙1-3に所定間隔をおいて貼着されたラベル用紙1
は、先頭ラベルである第1のラベル1-1の印字終了時
は、図5( a )に示す状態となっている。すなわち、第
1のラベル1-1の後端が、サーマルヘッド4による印字
位置( 発熱抵抗体の位置 )に位置する。このとき、エン
ドセンサ3はラベル用紙1を検出している。
【0011】その印字終了後、第1のラベル1-1と第2
のラベル1-2との間のギャップ部分をカッタ6による切
断位置に位置決めするラベル用紙1の搬送が開始され
る。
【0012】すると、最終ラベルである第2のラベル1
-2の直ぐ後ろにラベル用紙1の後端があるので、第1の
ラベル1-1と第2のラベル1-2との間のギャップ部分が
カッタ6の切断位置に到達する前に、エンドセンサ3に
よりラベル用紙1の後端が検出される。このとき、ラベ
ルエンドエラーが発生して、ラベル用紙1の搬送が停止
される。このときの状態を図5( b )に示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプリンタではラベルエンドエラー等のエラーが発生し
た場合には、ラベル用紙1の搬送を停止するようになっ
ている。従って、印字終了後のラベル用紙1のギャップ
部分をカッタ6の切断位置への搬送中でも、エンドセン
サによりラベル用紙1の後端が検出されてラベルエンド
エラーが発生すると、ラベル用紙1の搬送が停止され
る。
【0014】このとき、図5( b )に示すように、ラベ
ルの長さがサーマルヘッド4とカッタ6との間の距離よ
りも短い時に、印字済みラベルはラベル発行口8から装
置外部へは突出せずに装置内部に、カッタによる切断が
行われずに取り残された状態となる。
【0015】スリット状の開口から構成されたラベル発
行口8は、装置内部のカッタ6等の構成部材からの保護
及びそれらの構成部材自体の保護のため、人の指が入ら
ない寸法形状の開口に形成されている。すなわちスリッ
トの幅が、人の指が入らないように狭く形成されてい
る。
【0016】また、装置内部にラベル用紙が取り残され
たときに、装置のケースを開放してラベル用紙を取出す
ことも考えられるが、一般にプリンタの小型化の溜めに
用紙ガイド( 図示せず )の間隔も狭く形成されている。
【0017】そのため、ラベルエンドエラーの発生によ
り装置内部に取り残されたラベル用紙は、取出し難いと
いう問題があった。
【0018】そこでこの発明は、印字終了後のカット位
置への用紙の搬送中に、ラベルエンドエラーが発生した
場合でも、カット位置への用紙の搬送を停止することな
く継続させることにより、用紙を取出し易くすることが
でき、エラー処理における作業性の向上を図ることがで
きるプリンタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、用紙に印字
を行うプリンタにおいて、印字終了後に用紙の印字済み
部分を予め設定されたカット位置に位置決め搬送するカ
ット位置搬送手段と、このカット位置搬送手段によりカ
ット位置に印字済み部分が位置決め搬送された用紙をカ
ットする切断処置手段と、用紙切れエラーを検出するエ
ラー検出手段と、このエラー検出手段によりエラーが検
出されたときに用紙の搬送を停止する搬送停止手段とを
設け、カット位置搬送手段による用紙の搬送中は、エラ
ー検出手段によるエラー検出又は搬送停止手段による搬
送停止を延期するものである。
【0020】
【作用】このような構成の本発明において、カット位置
搬送手段による用紙の搬送中に、用紙切れエラーが発生
しても、例えば、エラー検出手段によるエラー検出が延
期されているのでエラー検出が行われず、その結果とし
て搬送停止手段が機能することもないので、カット位置
搬送手段による用紙の搬送は継続して行われ、用紙の印
字済み部分は予め設定されたカット位置に位置決め搬送
される。
【0021】あるいは、エラー検出手段がエラー検出し
ても搬送停止手段による用紙の搬送停止が延期されてい
るので、カット位置搬送手段による用紙の搬送は継続し
て行われ、用紙の印字済み部分は予め設定されたカット
位置に位置決め搬送される。
【0022】一般的に用紙の印字済み部分のカット位置
までの搬送は排出搬送を兼ねているので、用紙の印字済
み部分はその位置決めが完了したときには、装置外部に
突出している。
【0023】なお、エラー検出手段によるエラー検出の
延期により、エラーに伴って行われる搬送停止以外の処
理も延期される。例えばカッタによる切断処理も延期さ
れる。すなわち、用紙の印字済み部分はカッタによる切
断位置に位置決め搬送され、この搬送終了時に、エラー
検出手段によるエラー検出が行われるので、この時に用
紙切れエラーが発生した状態となる。従ってこの用紙切
れエラーの発生により、カッタによる切断処理が禁止さ
れる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0025】図1は、この発明を適用したプリンタの要
部回路構成を示すブロック図である。
【0026】11は、制御部本体を構成するCPU(cen
tral processing unit )である。
【0027】このCPU11が行う処理のプリグラムデ
ータが記憶されたROM(read onlymemory)12、前記
CPU11が処理を行う時に使用する各種メモリのエリ
アが形成されたRAM(random access memory)13、各
種センサから構成されたセンサ部14からの出力信号を
入力するセンサ部インターフェイス15、フィードキー
等のキーから構成されたキーパネル16とのデータの伝
送制御を行うキーパネルインターフェイス17、印字デ
ータ等の送信元としてのホストコンピュータと回線を介
して接続され、ホストコンピュータとのデータの伝送制
御を行う通信インターフェイス18は、それぞれシステ
ムバス19を介して前記CPU11と接続されている。
【0028】サーマルヘッド20を制御するヘッドコン
トローラ21、パルスモータにより構成されたラベル用
紙を搬送する搬送モータ22を制御する搬送モータコン
トローラ23、表示器24を制御する表示コントローラ
25、DCモータ等から構成された各種モータ部26を
制御する各種モータ部コントローラ27は、それぞれ前
記システムバス19を介して前記CPU11と接続され
ている。
【0029】前記RAM13には、ラベル用紙を印字位
置に位置決めする処理でその搬送距離が設定されるNカ
ウンタ13-1と、印字終了後にラベル用紙の印字済みラ
ベルと未印字ラベルとの間のギャップ部分をカッタ26
-1による切断位置に位置決めする処理でその搬送距離が
設定されるMカウンタ13-2とが形成されている。
【0030】また、前記センサ部14には、ラベル用紙
のギャップ部分を検出するギャップセンサ14-1及びラ
ベル用紙の後端を検出するエラー検出手段としてのエン
ドセンサ14-2が設けられ、さらに、前記各種モータ部
26には、印字済みラベルを未印字のラベル用紙から切
断分離する切断処置手段としての前記カッタ26-1を駆
動させるカッタモータ26-2が設けられている。
【0031】図2は、第1のラベル31-1及び第2のラ
ベル31-2が所定間隔をおいて台紙31-3に貼着された
ラベル用紙31の搬送路32に沿った要部構成及びカッ
ト処理の各工程でのラベル用紙31の搬送状態を示す図
である。
【0032】前記搬送路32に沿って順番に、前記エン
ドセンサ14-2、前記サーマルヘッド20及びこのサー
マルヘッド20に対向配置されたプラテン33、前記カ
ッタ26-1、プリンタの外装を構成しているフレーム3
4に形成され、印字済みラベルが排出されるラベル発行
口35が配置されている。
【0033】なお、前記ギャップセンサ14-1は、前記
搬送路32の前記サーマルヘッド20に対して前記ラベ
ル用紙31の供給側に配置されているが、この図2では
省略している。
【0034】図3は、ホストコンピュータ等により印字
開始が指示されたときに、前記CPU11が行う印字処
理の流れを示す図である。
【0035】まず、ギャップセンサ14-1による検出位
置からサーマルヘッド20による印字位置までの距離を
搬送モータ22のステップ数で換算した数値を、Nカウ
ンタ13-1に設定する。
【0036】次に、ステップ1( ST1 )の処理とし
て、サーマルヘッド20に1ラインの印字データを出力
して駆動させ、1ライン印字を行う。この1ライン印字
が終了すると、搬送モータ22によりラベル用紙の1ス
テップフィードを行い、ギャップセンサ14-1の出力信
号のチェックを行う。
【0037】このギャップセンサ14-1の出力信号のチ
ェックに基づいて、ラベル間のギャップが検出されたか
否かを判断する。ここで、ラベル間のギャップが検出さ
れていないと判断されれば、再び前述のステップ1の処
理に戻るようになっている。
【0038】また、ギャップセンサ14-1の出力信号の
チェックから、ラベル間のギャップが検出されたと判断
されれば、ステップ2( ST2 )の処理として、サーマ
ルヘッド20に1ラインの印字データを出力して駆動さ
せ、1ライン印字を行う。この1ライン印字が終了する
と、搬送モータ22によりラベル用紙の1ステップフィ
ードを行う。
【0039】次に、Nカウンタ13-1に格納されている
数値に対して−1の減算処理を行い、Nカウンタ13-1
に格納されている数値が0か否かを判断する。ここでそ
の数値が0でなければ、再び前述のステップ2の処理に
戻るようになっている。
【0040】また、Nカウンタ13-1に格納されている
数値が0ならば、後述するカット処理を行い、このカッ
ト処理を終了すると、この印字処理を終了するようにな
っている。
【0041】図4は、前述したカット処理の流れを示す
図である。
【0042】まず、サーマルヘッド20による印字位置
からカッタ26-1による切断位置までの距離を搬送モー
タ22のステップ数で換算した数値を、Mカウンタ13
-2に設定する。
【0043】次に、ステップ3( ST3 )の処理とし
て、搬送モータ22によりラベル用紙の1ステップフィ
ードを行う。
【0044】次に、Mカウンタ13-2に格納されている
数値に対して−1の減算処理を行い、Mカウンタ13-2
に格納されている数値が0か否かを判断する。ここで、
その数値が0でなければ、再び前述のステップ3の処理
に戻るようになっている( カット位置搬送手段 )。
【0045】また、Mカウンタ13-2に格納されている
数値が0ならば、エンドセンサ14-2の出力信号のチェ
ックを行う( エラー検出手段によるエラー検出 )。
【0046】このエンドセンサ14-2の出力信号のチェ
ックに基づいて、ステップ4( ST4 )の処理として、
ラベルエンド( ラベル用紙の後端 )が検出されたか否か
を判断する。
【0047】ここで、ラベルエンドが検出されていない
と判断されると、カッタモータ26-2を駆動することに
よりカッタ26-1を駆動させ、カッタ26-1によりラベ
ル用紙の切断を行う。
【0048】次に、サーマルヘッド20による印字位置
からカッタ26-1による切断位置までの距離を搬送モー
タ22のステップ数で換算した数値を、Mカウンタ13
-2に設定する。
【0049】次に、ステップ5( ST5 )の処理とし
て、搬送モータ22によりラベル用紙の1ステップフィ
ードを行う。
【0050】次に、Mカウンタ13-2に格納されている
数値に対して−1の減算処理を行い、Mカウンタ13-2
に格納されている数値が0か否かを判断する。ここで、
その数値が0でなければ、再び前述のステップ5の処理
に戻るようになっており、その数値が0ならば、このカ
ット処理を終了して、メイン処理としての印字処理に戻
るようになっている。
【0051】また、前述したステップ4の処理で、ラベ
ルエンドが検出されたと判断されると、ラベルエンドエ
ラーをセットし( 搬送停止手段 )、ラベルエンド( 用紙
切れ)の表示を行って、このカット処理を終了して、メ
イン処理としての印字処理に戻るようになっている。
【0052】なお、サーマルヘッド20による印字動作
中では、ラベルエンドエラーがセットされると、搬送モ
ータ22によるラベル用紙31の搬送動作は停止するよ
うになっている。
【0053】このような構成の本実施例においては、初
期設定又は前回の印字により、ラベル用紙31の次に印
字するラベルは、サーマルヘッド20による印字位置に
位置決めされている。
【0054】従って、印字開始がホストコンピュータ等
により指示されると、直ぐに印字が開始される。搬送モ
ータ22による1ステップ搬送毎に1ラインの印字が行
われ、Nカウンタの数値が0になると、印字したラベル
とその次のラベルとの間のギャップ部分がサーマルヘッ
ド20による印字位置に位置するので、1枚のラベルへ
の印字が終了となる。
【0055】印字終了後、その印字済みラベルとその次
のラベルとの間のギャップ部分が、カッタ26-1による
切断位置に位置決めするラベル用紙31の搬送が行わ
れ、Nカウンタの数値が0になると、その搬送が停止さ
れる。
【0056】このとき、印字済みラベルとその次のラベ
ルとの間のギャップ部分が、カッタ26-1による切断位
置に位置決めされており、この状態で、エンドセンサ1
4-2の出力信号がチェックされる。このエンドセンサ1
4-2の出力信号のチェックにより、ラベル用紙31が検
出されれば、カッタ26-1を駆動させて、印字済み、未
印字のラベル用紙31から切断分離される。
【0057】また例えば、ラベル用紙31が残り少なく
なった( 残りラベル2枚 )場合には、サーマルヘッド2
0による印字終了時には、図2( a )に示すように、ラ
ベル用紙31が位置している。すなわち、先頭ラベルで
ある第1のラベル31-1の後端が、サーマルヘッド20
による印字位置( 発熱抵抗体の位置 )に位置する。この
ときエンドセンサ14-2は、ラベル用紙31を検出して
いる。
【0058】その印字終了後、第1のラベル31-1と第
2のラベル31-1との間のギャップ部分をカッタ26-1
による切断位置に位置決めするラベル用紙31の搬送が
開始される。このカッタ26-1の切断位置へのラベル用
紙31の搬送中は、エンドセンサ14-2の出力信号のチ
ェック、すなわちラベルエンドのチェックは行われな
い。
【0059】すると、最終ラベルである第2のラベル3
1-2の直ぐ後ろにラベル用紙31の後端があるので、第
1のラベル31-1と第2のラベル31-2との間のギャッ
プ部分がカッタ26-1の切断位置に到達する前に、図2
( b )に示すように、エンドセンサ14-2によりラベル
用紙31の後端が検出されるはずであるが、しかし、ラ
ベルエンドのチェックを行われないため、そのままカッ
タ26-1の切断位置へのラベル用紙31の搬送は継続さ
れる。
【0060】そして、Mカウンタ13-2に格納されてい
る数値が0になるとラベル用紙31の搬送が停止され、
図2( c )に示すように、第1のラベル31-1と第2の
ラベル31-2との間のギャップ部分が、カッタ26-1に
よる切断位置に位置決めされ、ラベル用紙31の先頭は
ラベル発行口35より外部に突出している。
【0061】このとき、エンドセンサ14-2の出力信号
のチェックが行われ、ラベルエンドが検出される。その
ため、カッタ26-1による切断は行われず、ラベルエン
ドエラーがセットされ、ラベルエンド( 用紙切れ )の表
示が行われる。
【0062】オペレータは、このラベルエンドの表示に
より、ラベル用紙の交換を行うと供に、ラベル発行口3
5からその先頭が突出されている残りのラベル用紙31
を引き抜いて処分することができる。
【0063】このように本実施例によれば、印字済みラ
ベル31-1と未印字のラベル31-2との間のギャップ部
分をカッタ26-1による切断位置への位置決め搬送して
いるときには、この位置決め搬送が終了するまで、エン
ドセンサ14-2によるラベルエンドの検出及びラベルエ
ンドエラーによるラベル用紙31の搬送停止を延期し、
その位置決め搬送終了後のラベルエンド検出によりラベ
ルエンドエラーが発生していた時には、カッタ26-1に
よる切断処理を禁止することにより、ラベル用紙31の
ラベル31-1とラベル31-2との間のギャップ部分をカ
ッタ26-1による切断位置へ位置決め搬送することがで
き、従って、ラベル31-1がラベル発行口35からフレ
ーム34の外部へ突出して、ラベル用紙の取出しが容易
となる。その結果、ラベルエンドエラー時のエラー処理
におけるオペレータの作業性を向上させることができ
る。
【0064】なお、この実施例においては、エンドセン
サ14-2によるラベルエンドの検出を、ラベル用紙31
のカッタ26-1による切断位置への位置決め搬送中は、
その搬送終了まで延期するようにしていたが、この発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、エンドセン
サ14-2によるラベルエンドの検出は、位置決め搬送中
にも行い、ラベルエンドを検出したときには、ラベルエ
ンドエラーをセットせずにラベルエンドエラーを示すフ
ラグを設定し、その位置決め搬送が終了したときに、そ
のラベルエンドエラーを示すフラグに基づいてラベルエ
ンドエラーをセットするようにしても良いものである。
【0065】また、ラベルエンドエラーが発生したとき
にラベル用紙31の搬送をメカニカル的に停止する搬送
停止機構を設けたものでは、ラベル用紙31の切断位置
への位置決め搬送中は、搬送停止機構を機能停止にして
おくものでも良い。すなわち、ラベル用紙31の切断位
置への位置決め搬送中は、制御機構系ではラベルエンド
エラーをその発生時にリアルタイムに検出・認識・表示
( 報知 )するが、メカニカル機構的に搬送停止にならな
いようにするものでも良い。
【0066】なお、上述した搬送とは、カットを行うこ
とにより用紙の印字済み部分が排出されるプリンタにお
いて、カットを行うために用紙の印字済み部分をカット
位置に搬送することを意味する。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
印字終了後のカット位置への用紙の搬送中に、ラベルエ
ンドエラーが発生した場合でも、カット位置への用紙の
搬送を停止することなく継続させることにより、用紙を
取出し易くすることができ、エラー処理における作業性
の向上を図ることができるプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のプリンタの要部回路構成
を示すブロック図。
【図2】同実施例のプリンタのラベル用紙の搬送路に沿
った要部構成及びカット処理の各工程でのラベル用紙の
搬送状態を示す図。
【図3】同実施例のプリンタで行われる印字処理の流れ
を示す図。
【図4】同実施例のプリンタで行われるカット処理の流
れを示す図。
【図5】従来例のプリンタのラベル用紙の搬送路に沿っ
た要部構成及びカット処理の各工程でのラベル用紙の搬
送状態を示す図。
【符号の説明】
13-2…Nカウンタ、 14-2…エンドセンサ、 20…サーマルヘッド、 22…搬送モータ、 26-1…カッタ、 33…プラテン、 34…フレーム、 35…ラベル発行口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に印字を行うプリンタにおいて、印
    字終了後に前記用紙の印字済み部分を予め設定されたカ
    ット位置に位置決め搬送するカット位置搬送手段と、こ
    のカット位置搬送手段により前記カット位置に前記印字
    済み部分が位置決め搬送された前記用紙をカットする切
    断処置手段と、用紙切れエラーを検出するエラー検出手
    段と、このエラー検出手段により前記エラーが検出され
    たときに前記用紙の搬送を停止する搬送停止手段とを設
    け、前記カット位置搬送手段による前記用紙の搬送中
    は、前記エラー検出手段によるエラー検出又は前記搬送
    停止手段による搬送停止を延期することを特徴とするプ
    リンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020457A (ja) * 2010-10-20 2011-02-03 Ricoh Printing Systems Ltd シリアル走査型記録装置及び印刷方法
US8730284B2 (en) 2010-09-02 2014-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method thereof
JP2019051698A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 株式会社沖データ 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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