JPH08112852A - 層分布自動調整システム - Google Patents

層分布自動調整システム

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JPH08112852A
JPH08112852A JP6275517A JP27551794A JPH08112852A JP H08112852 A JPH08112852 A JP H08112852A JP 6275517 A JP6275517 A JP 6275517A JP 27551794 A JP27551794 A JP 27551794A JP H08112852 A JPH08112852 A JP H08112852A
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JP
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layer distribution
torque arm
film thickness
choke bar
choke
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JP6275517A
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Mikio Koyasu
幹夫 子安
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転状態において自動的に基材上にコーティ
ングされる成形材の層分布調整を、短時間で容易にかつ
確実に行うことができる層分布自動調整システムを得
る。 【構成】 少なくとも一の流路11の合流部12に、流
路に進退自在とされたチョークバー16が流路の幅方向
に沿って複数設けられ、各チョークバーの裏面側にトル
クアーム18が連結され、かつ各トルクアームに、流体
圧により移動させてチョークバーを流路に進退させる駆
動手段21、22が設けられたフィードブロック10
と、コーティングされた複数層の樹脂の各膜厚を幅方向
に沿って計測する膜厚計33と、膜厚計からの各測定信
号に対応した流体圧を駆動手段に供給してチョークバー
の進退量を調節し、複数の樹脂層の層分布を調整する層
分布制御手段34、35とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材上にコーティング
される複数層の成形材の膜厚を自動的に調整する際に用
いられる層分布自動調整システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルム製造工程や押出ラミネー
ト工程等においては、数種類の異なる樹脂をフィードブ
ロックに導き、当該フィードブロックで層状に合流させ
て後段のTダイに送ることにより、1のプロセスによっ
てTダイのスリットから基材上に多層の樹脂をコーティ
ングする共押出装置が多用されつつある。ところで、こ
のような共押出装置においては、図7に示すように、上
記粘度の異なる複数の樹脂1、2をフィードブロック内
で合流させる際に、上記フィードブロックにおける上記
樹脂1、2の合流部の流路3の形状として、樹脂1の層
厚と樹脂2の層厚とが、上記流路3の幅方向に向けて一
定の寸法のものを用いると、図8に示すように、互いの
樹脂1、2における粘度の高低に起因して、基材Sの幅
方向において、レオロジー的挙動により低粘度の樹脂1
の回り込み現象が発生してしまい、この結果基材Sの両
側部における上記樹脂1の厚さ寸法が大きくなって均一
なコーティングを行うことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のこの
種の共押出しにおいては、図9に示すように、フィード
ブロックの上記樹脂1、2の合流部における流路4の形
状として、予め幅方向の中央部における樹脂1の層厚が
厚くなるようなものを用いて、粘度の異なるこれら樹脂
1、2を層状に合流させ、後段のTダイから基材S上に
コーティングすることにより、上記低粘度樹脂1の回り
込み現象と相殺させて、最終的に図10に示すように、
基材Sの幅方向に向けて樹脂1、2が均一な膜厚でコー
ティングされるように層分布の調整を行っている。しか
しながら、上記従来の共押出しにあっては、樹脂1、2
の粘度差等に応じて最適の流路形状を見つけ出す作業
が、高度の熟練を要する極めて困難なものであるととも
に、作業自体にも多大の手間を要するという問題点があ
った。加えて、上記調整は、一旦装置を停止させた状態
で行わなければならないため、当該共押出し工程の非能
率化を招来する一因となっていた。
【0004】本発明は、上記従来の共押出しにおける層
分布の調整が有する課題を有効に解決すべくなされたも
ので、運転状態において自動的に基材上にコーティング
される成形材の層分布調整を、短時間で容易にかつ確実
に行うことができる層分布自動調整システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る層分布自動調整システムは、複数の流路を合流さ
せてTダイに導く成形材流路が穿設され、少なくとも一
の上記流路の合流部に、表面が上記流路の一部を画成す
るとともに上記流路に進退自在とされたチョークバーが
上記流路の幅方向に沿って複数設けられ、各々のチョー
クバーの裏面側にトルクアームが移動自在に設けられる
とともに、各トルクアームが各チョークバーの裏面に連
結され、かつ各々のトルクアームに、流体圧により当該
トルクアームを移動させてチョークバーの表面を上記流
路に進退させる駆動手段が設けられたフィードブロック
と、上記Tダイから基材上にコーティングされた複数層
の成形材の各々の膜厚を上記基材の幅方向に沿って計測
する膜厚計と、この膜厚計からの上記幅方向における各
測定信号に対応した流体圧を上記駆動手段に供給してチ
ョークバーの進退量を調節することにより、上記基材上
における複数層の成形材の層分布を調整する層分布制御
手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0006】ここで、請求項2に記載の発明は、上記請
求項1に記載のトルクアームが、各々チョークバーの裏
面側において、フィードブロック内に挿通された軸を中
心に回動自在に設けられており、このトルクアームの一
端部をチョークバーの裏面に連結するとともに、上記ト
ルクアームの他端部にベローズを設け、このベローズに
当該ベローズを伸縮させて上記トルクアームを回動させ
るための作動流体用の流路を連通させたことを特徴とす
るものである。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または2に記載の発明において、各々のチョークバ
ーの表面とトルクアームとの連結部との間に、上記チョ
ークバーの内方に延びる溝部を形成したものであり、さ
らに請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載
の発明において、上記膜厚計として、赤外線透過型膜厚
計を用いたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明およびその具体的一態様
である請求項2に記載の発明によれば、フィードブロッ
クで複数の成形材を層状に合流させて、後段のTダイか
ら基材上にコーティングするのと並行して、上記基材上
にコーティングされた複数の成形材層の膜厚を計測し、
基材の幅方向に上記成形材層の厚薄が計測された場合に
は、層分布制御手段により上記幅方向における各測定信
号に基づいて、上記成形材層における層厚の偏りを相殺
するような流体圧を、各々の上記駆動手段に供給してチ
ョークバーの進退量を調節することにより、上記基材上
における複数層の成形材の層分布が均一になるように調
整する。この結果、異なる粘度を有する各種の樹脂を合
流させた際にも、レオロジー的挙動により発生する低粘
度樹脂の回り込み現象といった、各種の層間不安定現象
や不完全積層部発生等を、装置を停止させることなく、
自動的に短時間で調整して、基材の幅方向に向けて多層
の成形材を所望の厚さ寸法で均一にコーティングするこ
とが可能となる。
【0009】この際に、請求項3に記載の発明によれ
ば、各々の上記チョークバーの表面と上記トルクアーム
との連結部との間に、チョークバーの内方に延びる溝部
を形成することにより、各チョークバーをいわゆるグー
ズネック状に形成しているので、一のチョークバーの変
位が隣接するチョークバーに影響を及ぼすことなく、非
干渉で駆動することが可能となり、よって各チョークバ
ーを一層独立して制御することができる。
【0010】
【実施例】図1〜図6は、本発明に係る層分布自動調整
システムの一実施例を示すものである。図1において、
図中符号10は、フィードブロックを示すものであり、
このフィードブロック10には、2種類の樹脂(成形
材)をこのフィードブロック10内に供給するための押
出機5、6が接続されている。上記フィードブロック1
0は、図2に示すように、その上面から下方に向けて上
記押出機5、6と連通して2種類の樹脂を導くための流
路11、11が穿設されている。これら流路11、11
は、上記樹脂を帯板状にして下方に導くように、それぞ
れ厚さ寸法よりも図2において紙面の表裏方向に向けた
幅方向が大きく形成されている。そして、上記流路1
1、11は、フィードブロック10内の合流部12にお
いて合流され、樹脂(成形材)流路13とされて後段に
設けられたTダイ14のリップ部15に接続されてい
る。
【0011】そして、上記流路の合流部12近傍に、チ
ョークバー16が設けられている。このチョークバー1
6は、表面16aが上記流路11の一部を画成するもの
であり、基端部16bはフィードブロック本体10と一
体に形成されている。他方、このチョークバー16の先
端部16cは、フィードブロック本体10のリップ17
と機械的に切り離されており、これにより上記チョーク
バー16の先端部16cは、上記流路11側に向けて進
退自在とされている。また、上記フィードブロック本体
10のチョークバー16の裏面側には、中空部が形成さ
れており、この中空部内に、板状のトルクアーム18が
軸19を中心にして回動自在に設けられている。このト
ルクアーム18の一端部は、締結ボルト20により上記
チョークバー16の先端部16cに連結されている。
【0012】また、上記トルクアーム18の他端部と上
記中空部の内壁面との間には、それぞれベローズ21、
22が介装され、さらにこれらベローズ21、22に
は、それぞれフィードブロック本体10に穿設された圧
縮空気導入路(作動流体用の流路)23、24が接続さ
れている。そして、これらベローズ21、22および圧
縮空気導入路23、24により、上記トルクアーム18
の駆動手段が構成されている。ここで、上記軸19は、
締結ボルト20までの寸法よりも、上記ベローズ21、
22までの寸法が長くなる位置に配設されており、この
結果ベローズ21(22)の伸縮によってトルクアーム
18が回動した際に、ベローズ21(22)の変位量が
縮尺比例されて締結ボルト20の変位量として伝達され
るようになっている。さらに、上記チョークバー16の
先端部16cおよびトルクアーム18は、図3に示すよ
うに、上記流路11の幅方向に向けて所定の等間隔をお
いて複数組に分割されて配設されており、各々のチョー
クバー16の表面16aとトルクアーム18との連結部
との間には、チョークバー16の内方に延びる溝部25
が形成されている。これにより、上記チョークバー16
の先端部16cは、いわゆるグーズネック状に形成され
ている。なお、図2において、図中符号26はアルミ鋳
造ヒータを、符号27はカートリッジヒータを、符号2
8はヒートパイプを、それぞれ示すものであり、さらに
符号29は、フィードブロック10における温度を測定
するための熱電対を示すものである。
【0013】上記フィードブロック10において、一方
の流路11を流れる樹脂の流量を抑える方向に調整する
場合には、制御用の圧縮空気を、圧縮空気導入路24を
介してベローズ22内に供給する。すると、当該ベロー
ズ22が伸張し、トルクアーム18が軸19回りに時計
回り方向に回動する。これにより、図4に2点鎖線で示
すように、チョークバー16の先端部16cが締結ボル
ト20を介して押圧され、上記流路11を狭める方向に
変移動する。他方、上記流路11を流れる樹脂の流量を
増加させる方向に調整する場合には、制御用の圧縮空気
を、圧縮空気導入路23を介してベローズ21内に供給
する。すると、逆にベローズ21が伸張し、トルクアー
ム18が軸19回りに反時計回り方向に回動する。これ
により、図4に実線で示すように、チョークバー16の
先端部16cが締結ボルト20を介して後方に引張ら
れ、上記流路11を広げる方向に移動して、流路11を
通過する樹脂の流量が増加する。
【0014】他方、図1に示すように、上記Tダイ14
の下方には、冷却ロール30と押し付けロール31とが
配設されており、さらに上記冷却ロール30の後段側に
は、基材SをTダイ14の下方から上記冷却ロール30
を介して下流側に連続的に移送するための案内ロール3
2…が配設されている。そして、上記一対の案内ロール
間に、上記Tダイ14から基材S上にコーティングされ
た複数の樹脂層の各々の膜厚を計測する赤外線透過型膜
厚計(膜厚計)33が設けられている。この赤外線透過
型膜厚計33は、一対の投光センサ33aと受光センサ
33bとを備えてなるもので、基材Sの幅方向に沿って
上記膜厚を計測するために、基材Sの幅方向に移動する
トラバース装置(図示せず)上に配設されている。上記
赤外線透過型膜厚計33は、赤外線吸収を基本原理とし
たフィルム厚さ計であり、赤外吸収スペクトルの対応し
た狭帯域フィルターを2波長用いることにより、上記2
つの樹脂層の膜厚を同時かつ瞬時に測定するものであ
る。
【0015】上記赤外線透過型膜厚計33には、層分布
調整演算装置34が接続されており、当該層分布調整演
算装置34において赤外線透過型膜厚計33からの出力
信号に基づいて、上記各トルクアーム18のベローズ2
1、22を駆動すべき圧縮空気圧が算出されるようにな
っている。そして、層分布調整演算装置34には、圧縮
空気制御盤35に接続され、この圧縮空気制御盤35に
おいて上記各トルクアーム18のベローズ21、22へ
の圧縮空気の供給が制御されるようになっている。ここ
で、上記層分布調整演算装置34および圧縮空気制御盤
35により、上記チョークバー16の進退量を調節し
て、基材S上における2層の樹脂の層分布を調整するた
めの層分布制御手段が構成されている。
【0016】以上の構成からなる層分布自動調整システ
ムによって、基材S上にコーティングされる2種類の樹
脂の膜厚の分布を調整するには、先ず図5に示すよう
に、各トルクアーム18のベローズ21(22)に等し
い圧力の圧縮空気を供給することにより、流路11の幅
方向に向けて各チョークバー16を均一に変位させると
ともに、押出機5、6からフィードブロック10の流路
11、11に上記樹脂を供給し、これを合流部12にお
いて層状に合流させた後に、Tダイ14のリップ部15
から押出すことにより、上記Tダイ14の下方に連続的
に送られてくる基材S上に上記2層の樹脂をコーティン
グする。これと並行して、赤外線透過型膜厚計33によ
り、送られてくる基材S上の幅方向における上記2層の
樹脂の層分布を計測し、この結果を層分布調整演算装置
34に出力する。そして、上述した上記2層の樹脂層
に、粘度の相違等に起因する幅方向の層分布の偏りがあ
る場合には、計測結果に基づいて、上記層分布調整演算
装置34において適正な層分布を得るための各ベローズ
21(22)に供給すべき圧縮空気圧力が算出され、こ
れが圧縮空気制御盤35に出力される。すると、この圧
縮空気制御盤35において、上記電気信号が圧縮空気圧
に変換されて、所望の圧力の圧縮空気が各ベローズ21
(22)へ供給される。
【0017】例えば、図8に示したように、互いの樹脂
1、2における粘度の高低に起因して、基材Sの幅方向
において、レオロジー的挙動により低粘度側の樹脂1の
回り込み現象が発生して、基材Sの両側部における上記
樹脂1の厚さ寸法が大きくなっていた場合には、上記圧
縮空気制御盤35により、図6に示すように、粘度の高
い樹脂2側の樹脂流路11の中央部に位置するNo.3
のトルクアーム18を、より高い圧力の圧縮空気により
駆動してチョークバー16を上記樹脂流路11側に変位
させ、当該箇所における樹脂2の流量を抑えたり、ある
いは逆に、粘度の低い樹脂1側の樹脂流路11における
両側部のトルクアーム18を、より高い圧力の圧縮空気
によって駆動してチョークバー16を樹脂流路11側に
変位させ、基材Sの両側部における樹脂1の厚さを抑制
したりすることにより、上記樹脂1の回り込み現象と相
殺させて、結果的に基材Sの幅方向に樹脂1、2が均一
な層分布となるように調整する。
【0018】したがって、このような層分布自動調整シ
ステムによれば、フィードブロック10で複数の樹脂を
層状に合流させて、後段のTダイ14から基材S上にコ
ーティングするのと並行して、上記赤外線透過型膜厚計
33により、基材S上にコーティングされた複数の樹脂
層の膜厚を計測し、基材Sの幅方向に上記樹脂層の厚薄
が計測された場合には、層分布調整演算装置34および
圧縮空気制御盤35により、上記幅方向における各測定
信号に基づいて上記樹脂層の厚薄を相殺するような流路
形状となるように、適宜の圧力を有する圧縮空気を各々
の上記トルクアーム18のベローズ21(22)に供給
してチョークバー18の進退量を調節することにより、
容易に上記基材S上における複数層の樹脂の層分布が均
一になるように調整することができる。このため、異な
る粘度を有する各種の樹脂を合流させた際にも、レオロ
ジー的挙動により発生する低粘度樹脂の回り込み現象と
いった、各種の層間不安定現象や不完全積層部発生等
を、装置を停止させることなく、自動的に短時間で調整
して、基材Sの幅方向に向けて多層の樹脂を所望の均一
な厚さ寸法でコーティングすることができる。
【0019】この際に、各々の上記チョークバー16の
表面16aとトルクアーム18との連結部との間に、チ
ョークバー16の内方に延びる溝部25…を形成するこ
とにより、各チョークバー16の先端部16cをいわゆ
るグーズネック状に形成しているので、上述したように
No.3のチョークバー16のみを変位させた場合にお
いても、この変位が隣接するチョークバー16に影響を
及ぼすことがなく、よって上記No.3のチョークバー
16のみを非干渉駆動することができるため、各チョー
クバー16の先端部16cを独立して制御することがで
きる。
【0020】なお、上記実施例においては、ベローズ2
1、22内に圧縮空気を供給することによりトルクアー
ム18を回動させてチョークバー16の先端部16cを
変位させて、流路11内の樹脂流量を調整するようにし
たが、これに限定されるものではなく、例えばシリンダ
等に圧縮空気を供給してトルクアームを移動させること
により、チョークバー16を流路内に向けて進退させる
といった、他のトルクアームの駆動手段を用いても同様
の作用効果を得ることが可能である。また、膜厚計とし
ても、赤外線透過型膜厚計33に限るものではなく、複
数の膜厚をリアルタイムで計測することが可能な各種の
膜厚計を適用することが可能であり、例えば、同じく赤
外吸収を利用した後方散乱型の膜厚計等の膜厚計も使用
することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明およびその具体的一態様である請求項2に記載の発
明によれば、異なる粘度を有する各種の樹脂を合流させ
た際にも、レオロジー的挙動により発生する低粘度樹脂
の回り込み現象といった、各種の層間不安定現象や不完
全積層部発生等を、装置を停止させることなく、自動的
に短時間で調整して、基材の幅方向に向けて多層の成形
材を所望の厚さ寸法で均一にコーティングすることがで
き、さらに請求項3に記載の発明によれば、一のチョー
クバーの変位が隣接するチョークバーに影響を及ぼすこ
となく、非干渉で駆動することが可能となり、よって各
チョークバーを一層独立して制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の層分布自動調整システムの一実施例を
示す全体構成図である。
【図2】図1のフィードブロックを示す縦断面図であ
る。
【図3】図2のトルクアームとチョークバーを示す側面
図である。
【図4】図3のIII−III線視図である。
【図5】図3のトルクアームを同圧力で駆動した場合に
おける各チョークバーの変位図である。
【図6】図3のNo.3のトルクアームに最大圧力を加
えた場合における各チョークバーの変位図である。
【図7】従来のフィードブロックにおける流路形状を示
す断面図である。
【図8】図7の断面形状の流路を介してコーティングさ
れた樹脂層の層分布を示す断面図である。
【図9】従来のフィードブロックにおける他の流路形状
を示す断面図である。
【図10】図9の断面形状の流路を介してコーティング
された樹脂層の層分布を示す断面図である。
【符号の説明】
5、6 樹脂の押出機 10 フィードブロック 11 流路 12 合流部 13 樹脂流路(成形材流路) 16 チョークバー 16a 表面 16c 先端部(トルクアームとの連結部) 18 トルクアーム 19 軸 20 締結ボルト 21、22 ベローズ 23、24 圧縮空気導入路(作動流体用の流路) 25 溝部 33 赤外線透過型膜厚計(膜厚計) 34 層分布調整演算装置 35 圧縮空気制御盤 S 基材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の流路を合流させてTダイに導く成
    形材流路が穿設され、少なくとも一の上記流路の合流部
    に、表面が上記流路の一部を画成するとともに上記流路
    に進退自在とされたチョークバーが上記流路の幅方向に
    沿って複数設けられ、各々の上記チョークバーの裏面側
    にトルクアームが移動自在に設けられるとともに、上記
    各トルクアームが上記各チョークバーの裏面に連結さ
    れ、かつ各々の上記トルクアームに、流体圧により当該
    トルクアームを移動させて上記チョークバーの表面を上
    記流路に進退させる駆動手段が設けられたフィードブロ
    ックと、 上記Tダイから基材上にコーティングされた複数層の成
    形材の各々の膜厚を上記基材の幅方向に沿って計測する
    膜厚計と、 この膜厚計からの上記幅方向における各測定信号に対応
    した流体圧を上記各駆動手段に供給して、上記チョーク
    バーの上記進退量を調節することにより、上記基材上に
    おける上記複数層の成形材の層分布を調整する層分布制
    御手段とを備えてなることを特徴とする層分布自動調整
    システム。
  2. 【請求項2】 上記トルクアームは、各々上記チョー
    クバーの裏面側において上記フィードブロック内に挿通
    された軸を中心に回動自在に設けられ、上記トルクアー
    ムの一端部が上記チョークバーの上記裏面に連結される
    とともに、上記トルクアームの他端部にベローズが設け
    られ、このベローズに当該ベローズを伸縮させて上記ト
    ルクアームを回動させるための作動流体用の流路が接続
    されていることを特徴とする請求項1に記載の層分布自
    動調整システム。
  3. 【請求項3】 各々の上記チョークバーの表面と上記ト
    ルクアームとの連結部との間には、上記チョークバーの
    内方に延びる溝部が形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の層分布自動調整システム。
  4. 【請求項4】 上記膜厚計は、赤外線透過型膜厚計であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の層
    分布自動調整システム。
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