JPH08112054A - 括り罠 - Google Patents

括り罠

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JPH08112054A
JPH08112054A JP25181994A JP25181994A JPH08112054A JP H08112054 A JPH08112054 A JP H08112054A JP 25181994 A JP25181994 A JP 25181994A JP 25181994 A JP25181994 A JP 25181994A JP H08112054 A JPH08112054 A JP H08112054A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】獣類を傷つけることなく、しかも、確実に捕捉
する。 【構成】トリガー機構40の踏み板42を獣類の足が踏
み込むと、踏み板42とともにリンク機構の昇降リンク
46が下降して、下側の連結リンク45が下降する。こ
れにより、牽引バネ48のフック部48aが係止された
連結リンク45の先端部が下降して、フック部48aと
の係止状態が解除され、プッシュプルワイヤー49が牽
引される。プッシュプルワイヤー49が牽引されると、
係止機構30の係止体33とバネ機構20の移動シャフ
ト23との係止状態が解除され、移動シャフト23の先
端部に連係された捕獲ロープ10の括り輪12近傍が牽
引されて、踏み台42を取り囲む括り輪12が収縮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山野等に棲息する兎、
猪、鹿、熊等の獣類を捕獲するために使用される捕獲罠
の一種である括り罠に関する。
【0002】
【従来の技術】国内の土地開発が年々拡大されるに伴っ
て、猟場とされていた山野には、山仕事、農作業等をす
る人々だけではなく、茸採り、ハイキング等の目的のた
めの人々もしばしば入り込むようになっており、最近
は、特に、この傾向が強くなっている。
【0003】このために、山野にて猟銃による狩猟をす
ると、不測の人身事故が発生する確率が高くなってお
り、銃器を用いることなく獣類を捕獲する捕獲罠に対す
る関心が高まっている。
【0004】法定猟具の捕獲罠としては、構造上、括り
罠、箱罠、箱落とし、およびとら挟みの四種類がある。
【0005】括り罠は、ワイヤー等によって形成された
括り輪内に獣類の足、首、胴等が入り込むと括り輪が
閉まって獣類が捕捉されるようになっている。また、箱
罠は、木、金属、合成樹脂等によって構成された囲い内
に獣類を閉じ込めることによって獣類を捕捉ようになっ
ている。さらに、箱落としは、箱の中の獣類の上に石等
が落ちて獲物を圧殺するようになっており、とら挟み
は、獣類の足等を強いバネ力によって締めつけることに
より、獣類を捕捉する。
【0006】箱落としおよびとら挟みは、捕獲される獣
類が傷付くおそれがあり、また、箱罠は、仕掛けが大が
かりになるために、最近では、括り罠が注目されてい
る。
【0007】括り罠は、通常、針金、ワイヤロープ等に
よって形成された括り輪を獣道に設置して、弾性を有す
る立木を撓ませた状態で括り輪に連係して、適当な止め
具によって立木を撓ませた状態で保持するようになって
いる。立木に替えて適当なスプリング材も使用される。
括り輪近傍には、糸、針金、木切れ、合成樹脂片等によ
って構成された操作部材が配置されており、これらの操
作部材が、獣の鼻、胴体、前足、後足等によって引っ張
ったり押されると、括り輪が連係された立木等の止め具
が外れて、立木等が弾性によって撓んだ状態が解除され
て跳ね上がり、括り輪が、獣類の鼻、胴体、前足、後足
等を括ることによって、獣類が捕捉される。
【0008】最近では、獣道に落とし穴を形成して、落
とし穴の周囲にワイヤーロープの先端部に形成された括
り輪を配置した括り罠も開発されている。この括り罠
は、ワイヤーロープは、コイルスプリング内を挿通して
木等に縛られている。そして、コイルスプリングは、直
径10mm、長さ1m程度の塩化ビニル等の合成樹脂製の
パイプ内に配置されている。さらに、括り輪にて囲まれ
た落とし穴上には、括り輪の直径方向に沿って、糸が張
られている。パイプは、コイルスプリングによって括り
輪が収縮する方向に付勢されており、適当な止め具によ
ってパイプは付勢された状態に保持されている。そし
て、落とし穴上の糸と止め具とが連係されている。
【0009】このような括り罠では、獣類の足が落とし
穴上の糸を踏んで、獣類の足が落とし穴内に落下する
と、止め具が外れてパイプが括り輪を勢いよく収縮させ
て、獣類の足を括り輪がきつく縛りつけるようになって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】立木等を使用した括り
罠では、周囲に適当な立木が存在しない場合には、仕掛
けることができないという問題がある。また、立木等を
利用した跳ね上がり式の括り罠では、括り輪が、立木等
に近接した状態で配置する必要があり、獣類によって容
易に発見されるおそれもある。
【0011】また、パイプおよびコイルスプリングを使
用して、括り輪を強く締めつける括り罠では、括り輪が
強い力で獣類の足を締めつけるために、獣類の足を傷付
けるという問題がある。括り輪を獣類の足から外すため
には、パイプを破壊しなければならず、獣類が長時間に
わたって括り輪によって足が締めつけられた状態で放置
されると、括り輪によって締めつけられた足の先端が腐
敗するという問題もある。
【0012】山野においては、猟銃によって狩猟するハ
ンターもおり、ハンターは、通常、猟犬を帯同してい
る。このために、猟犬が括り罠に掛かるおそれがあり、
猟犬が括り輪に締めつけられて傷付くことによって、ハ
ンターとのトラブルが発生するという問題もある。
【0013】さらに、括り罠は設置する際に、誤動作し
ないようにする安全機構が設けられていないために、括
り罠を設置する際に細心の注意を要し、設置のための作
業効率が悪いという問題がある。しかも、括り罠は、動
作する荷重を調整することができないために、ネズミの
ような小さい獣類でも動作するおそれがある。このため
に、大形の獣類を狩猟するために仕掛けた括り罠であっ
ても、所望する獣類を確実に捕捉することができないと
いう問題がある。
【0014】さらに、括り罠の一部が地上に露出した状
態になり、警戒心の強い獣類を捕捉することが困難であ
る。
【0015】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、地中に埋設することができるため
に、獣類を確実に捕捉することができ、しかも、捕捉す
る獣類を傷付けるおそれのない括り罠を提供することに
ある。本発明の他の目的は、捕捉する所望の獣類に合わ
せて動作荷重を容易に調整することができる括り罠を提
供することにある。本発明のさらに他の目的は、安全に
仕掛けることができ、設置作業が容易に行える括り罠を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の獣類の括り罠
は、先端部が収縮可能な環状の括り輪になっており、他
方の端部が木等に縛りつけられる捕獲ロープと、コイル
状に巻回されたコイル部を挟んでそれぞれが直線状にな
った固定シャフトおよび移動シャフトを有し、それぞれ
の先端部同士が相互に離れるように付勢されており、固
定シャフトの先端部に近接した移動シャフトの先端部
に、捕獲ロープの括り輪の近傍が連係されるバネ機構
と、この固定シャフトの先端部近傍に配置された係止体
が、固定シャフトの先端部に近接した状態の移動シャフ
トの先端部に係止して、その移動シャフトを回動しない
状態に保持する係止機構と、この係止機構の係止体に接
続されて、係止体の移動シャフトに係止された状態を解
除するように牽引方向に付勢されているプッシュプルワ
イヤーと、前記捕獲ロープの括り輪内に配置された昇降
可能な踏み板が上昇するように、前記プッシュプルワイ
ヤーを牽引方向に付勢する牽引バネに踏み板が係止され
ており、踏み板に適当な荷重が加わった際に牽引バネと
の係止状態を解除してプッシュプルワイヤーが牽引方向
に付勢されるトリガー機構と、を具備することを特徴と
するものであり、そのことにより、上記目的が達成され
る。
【0017】前記バネ機構の移動シャフトと捕獲ロープ
との連係状態が、所定の力によって解除されるようにな
っている。
【0018】前記トリガー機構の踏み板が上昇した状態
で安全ピンによって保持されるようになっている。
【0019】前記係止機構の係止体が移動シャフトとの
係止状態が安全ピンによって保持されるようになってい
る。
【0020】前記踏み板が牽引バネとの係止状態を解除
するために必要な踏み板に加わる荷重が調整可能になっ
ている。
【0021】
【作用】本発明の括り罠では、踏み板を獣類の足が踏み
込むと、踏み板が下降して、踏み板と牽引バネとの係止
状態が解除されて、牽引バネによってプッシュプルワイ
ヤーが牽引される。プッシュプルワイヤーの牽引によ
り、係止体が回動してバネ機構の移動シャフトとの係止
状態を解除し、移動シャフトの先端部が、固定シャフト
の先端部から離れる方向に回動する。移動シャフトの回
動によって、移動シャフトの先端部に連係された捕獲ロ
ープの括り輪近傍が牽引されて、括り輪が収縮する。こ
れにより、踏み板を踏み込んだ獣類の足が括り輪によっ
て捕捉された状態になる。
【0022】足が捕捉された獣類が暴れると、バネ機構
の移動シャフトと捕獲ロープとの連係状態が解除され、
バネ機構、係止機構、およびトリガー機構は、獣類が捕
捉された捕獲ロープとともに移動するおそれがない。
【0023】プッシュプルワイヤーが付勢された状態で
踏み板に係止させると、安全ピンによって、踏み板が下
降しないように保持されて、踏み板とプッシュプルワイ
ヤーとの係止状態は容易には解除されない。また、係止
機構の係止体にバネ機構の移動シャフトを係止させた状
態も、安全ピンによって保持されて、係止体と移動シャ
フトとの係止状態は容易には解除されない。
【0024】プッシュプルワイヤーの牽引方向への付勢
力を調整することによって、プッシュプルワイヤーが係
止される踏み板を、その係止状態を解除するように下降
させるために必要な力が調整される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0026】図1は、本発明の括り罠が山の斜面に沿っ
て設置された状態を示す断面図、図2は、その括り罠の
主要部を示す斜視図である。
【0027】この括り罠は図1および図2に示すよう
に、捕獲ロープ10と、捕獲ロープ10が係止されたバ
ネ機構20と、このバネ機構20を付勢した状態で係止
する係止機構30と、係止機構30に連結されて獣類が
所定領域内に進入した際にバネ機構20の付勢を解除す
るトリガー機構40とを有している。
【0028】図3はトリガー機構および係止機構30の
断面図、図4はトリガー機構40の一部破断斜視図であ
る。トリガー機構40は、上面および下面が開放された
直方体状のハウジング41と、このハウジング41の上
端部内に、上下方向へのスライド可能に配置された踏み
板42と有している。ハウジング41の内面には、上下
方向に延びる断面コ字状のブラケット43が取り付けら
れており、このブラケット43の上部および下部に、水
平状態になった平板状の連結リンク44および45の基
端部が上下方向に回動可能に支持されている。連結リン
ク44の先端部および連結リンク45の先端部側の中程
には、枠状になった垂直な昇降リンク46の中程及び下
端部が、それぞれ回動可能に取り付けられている。下側
の連結リンク45の先端部は、鉛直状態になった昇降リ
ンク46から延出した状態になっている。そして、昇降
リンク46の上面に、水平状態になった踏み板42が取
り付けられている。
【0029】ハウジング41の上端部内に水平状態で嵌
合された踏み板42は、昇降リンク46と、各連結リン
ク44および45と、支持台部43とによって形成され
る平行リンク機構によって、水平状態を維持した状態
で、ハウジング41に対して昇降されるようになってい
る。従って、踏み板42は、その表面のどの部分を踏み
込んでも、水平状態で下降するようになっており、踏み
板42の操作荷重は、表面のどの部分でも一定になって
いる。
【0030】下側の連結リンク45のブラケット43側
の端部上面には、ストッパー59が取り付けられてい
る。このストッパー49は、金属板が、下側の連結リン
ク45表面に沿った状態から、ブラケット43側の側部
にて垂直に上方に折り曲げて構成されている。そして、
このストッパー59の上方に折り曲げられた部分に対向
するハウジング41の側面には、、規制ボルト58が取
り付けられている。この規制ボルト58は、ハウジング
41に取り付けられたナット部材57にネジ結合されて
おり、ハウジング41の側面およびブラケット43を挿
通して、その先端が、ストッパー59に当接するように
なっている。
【0031】下側の連結リンク45は、ストッパー59
が規制ボルト58に当接することによって、上方への回
動が規制された状態になり、踏み板42の上方への移動
が規制される。
【0032】支持台部43の中程には、水平状態になっ
た支持アーム47の基端部が取り付けられている。この
支持アーム47の先端部は、下側の連結アーム45の先
端部上に位置しており、支持アーム47の先端部に、牽
引バネ48が取り付けられている。この牽引バネ48
は、支持アーム47の先端部に水平状態で支持された支
持ピン47aに、鋼製の線材が巻回されて構成されてお
り、その一方の端部が接線方向に延出した状態になって
いる。その延出した端部は、上方に付勢された状態にな
っており、その付勢方向に緩く屈曲したフック部48a
になっている。そして、そのフック部48aを付勢方向
とは反対方向に回動させると、下側の連結リンク45の
先端部にフック部48aが係止されるようになってい
る。
【0033】支持アーム47の先端部における支持ピン
47aには、補強部材56が取り付けられている。この
補強部材56は、下部が、支持アーム47から延出した
支持ピン47aの端部に嵌合する二股状になっており、
上部には、ボルト孔56bが設けられている。そして、
ボルト孔56bに、ハウジング41の側面を貫通するボ
ルト56c(図2参照)がねじ込まれるようになってい
る。この補強部材56は、支持アーム47が振動するこ
とを防止するようになっている。
【0034】牽引バネ48のフック部48aが係止され
た下側の連結リンク45は、牽引バネ48の付勢力によ
って上方に牽引されて、踏み台42は平行リンク機構に
よって上方にスライドした状態に保持される。そして、
踏み板42上に力が加わって、踏み板42が下降する
と、連結リンク45と牽引バネ48のフック部48aと
の係止状態が解除されて、フック部48aが牽引バネ4
8の付勢力によって上方に回動される。
【0035】牽引バネ48の付勢力は調整可能になって
おり、その付勢力を調整することにより、連結リンク4
5と牽引バネ48のフック部48aとの係止状態を解除
するために必要な踏み板42の下方への押圧力が調整さ
れる。
【0036】下側の連結リンク45に係止される牽引バ
ネ48の端部には、プッシュプルワイヤー49の一方の
端部が連結されている。
【0037】トリガー機構40の下側の連結リンク45
が対向するハウジング41の側面の下部には、切り欠き
部41aが形成されており、牽引バネ48の端部に連結
されたプッシュプルワイヤー49は、その切り欠き部4
1aを通って、ハウジング41の外部に延出している。
【0038】切り欠き部41aが設けられたハウジング
41の外側面には、切り欠き部41aの下端部を除く周
囲を取り囲むようにブラケット51が取り付けられてい
る。このブラケット51には、係止機構30の直線状に
延びる連結アーム31の基端部がボルト52およびナッ
トによって、上下方向への回動可能に取り付けられてい
る。この連結アーム31は、断面四角形状の中空の箱型
状をしており、その内部をプッシュプルワイヤー49が
挿通している。
【0039】ハウジング41の左右の各側面の上端部に
は、一対の安全ピン61(図2参照)が挿通する各一対
のピン孔41bがそれぞれ設けられている。一対のピン
孔41b内に挿通された各安全ピン61は、上昇した状
態の踏み板42の下方に位置しており、踏み板42が下
降しないように上昇した状態を保持する。一対のピン孔
41bを挿通した各安全ピン61の先端部には、適当な
抜け止め具(図示せず)がそれぞれ係止されて、各安全
ピン61が、各ピン孔41bから抜け止めされるように
なっている。
【0040】連結アーム31の基端部下面には、バネ機
構20の固定シャフト21がボルト25によって固定さ
れている。バネ機構20は、図2に示すように、1本の
線材の中程をコイル状に巻回したコイル部22と、この
コイル部22を挟んでそれぞれが直線状に延びる固定シ
ャフト21および移動シャフト23とを有している。
る。固定シャフト21と移動シャフト23とは、先端部
同士が相互に接近するように付勢された状態になってい
る。移動シャフト23は、コイル部22の付勢力によっ
て、固定シャフト21に対してほぼ一直線になるように
回動される。
【0041】固定シャフト21の先端部は環状になって
おり、その環状になった先端部にボルト25が挿通され
て、連結アーム31の基端部下面に取り付けられてい
る。固定シャフト21の中程は、連結アーム31の先端
部下面に取り付けられた固定具38によって固定されて
いる。
【0042】移動シャフト23は、コイル部22の付勢
力に抗して回動させると、固定シャフト21とほぼ平行
な状態になり、移動シャフト23の先端部が、係止機構
30における連結アーム31の中程の上方に位置され
る。
【0043】移動シャフト23の先端部近傍には、係止
部材26が取り付けられている。この係止部材26は、
移動シャフト23に嵌合した下向きコ字状の取付具26
aと、この取付具26aの下端部間に水平状態で架設さ
れた係止ピン26bとを有しており、取付具26aが移
動シャフト23にボルトによって固定されている。
【0044】係止機構30の連結アーム31の先端部上
には、中空になった直方体状の台座部32が取り付けら
れている。この台座部32の内部は、連結アーム31の
先端部上面に形成された開口部31aによって連結アー
ム31の内部に連通した状態になっている。
【0045】台座部32には、左右の側面から上方に開
口した嵌入口32aが形成されており、バネ機構20の
移動シャフト23が付勢力に抗して回動されることによ
り、移動シャフト23の先端部近傍に設けられた係止部
材26の係止ピン26bが、台座部32の嵌入口32a
内に嵌入されるようになっている。
【0046】台座部32内には、上下方向に長く延びる
平板状をした係止体33が設けられている。この係止体
33は、上下方向の中程が、台座部32の左右の各側面
に水平状態で支持された支持ピン34に回動可能に支持
されている。係止体33の下部は、連結アーム31に形
成された開口部31aを通って連結アーム31内に進入
しており、その下端部に、連結アーム31内を挿通する
プッシュプルワイヤー49の端部が接続されている。ま
た、係止体33の上部には、トリガー機構40側に向か
って鉤状になった係止部33aが形成されている。係止
部33aには、嵌入口32a内に嵌入した移動シャフト
23に設けられた係止部材26の係止ピン26bが係止
される。係止部33aの上側は、嵌入口32a内に嵌入
する係止ピン26bが摺接して係止部33aをトリガー
機構40から離れる方向に移動させるように、嵌入口3
2aに対して傾斜状態になった傾斜面33bが設けられ
ている。
【0047】係止体33を支持する支持ピン34には、
回動バネ35が嵌合されている。回動バネ35は、一方
の端部35aが係止体33の上端部に係止されており、
他方の端部35bが台座部32の内面に係止された状態
になっている。これにより、回動バネ35は、係止体3
3の上部を、トリガー機構40側に付勢している。回動
バネ35によって付勢された係止体33は、移動シャフ
ト23に取り付けられた係止部材26の係止ピン26b
が嵌入口32a内に嵌入すると、係止部33aの上側の
傾斜面33bに係止ピン26bが摺接して、係止体33
の上部を、回動バネ35の付勢力に抗してトリガー機構
40側とは反対方向に回動させる。そして、係止ピン2
6bが傾斜面33bを通過すると、係止体33の上部が
回動バネ35の付勢力によって回動されて、係止ピン2
6bが係止部33aに係止される。これにより、バネ機
構20の移動シャフト23が付勢された状態で、移動し
ない状態に保持される。
【0048】係止体33の下端部に取り付けられたプッ
シュプルワイヤー49の端部は、トリガー機構40内の
牽引バネ48に連結されている。従って、牽引バネ48
の付勢力によってプッシュプルワイヤー49がトリガー
機構40側に牽引されると、係止体33の下端部がトリ
ガー機構40側に回動されて、係止体33の上部の係止
部33aは、トリガー機構40から離れる方向に回動す
る。これにより、バネ機構20の移動シャフト23に設
けられた係止ピン26bと係止体33の係止部33aと
の係止状態が解除され、移動シャフト23は、コイル部
22の付勢力によって、固定シャフト21に対してほぼ
直線状態になるまで回動される。
【0049】台座部32の左右の各側面には、安全ピン
62(図2参照)が挿通するように相互に対向したピン
孔32bがそれぞれ設けられている。各ピン孔32bに
挿通された安全ピン62は、移動シャフト23に設けら
れた係止ピン26bが係止部33aに係止された状態の
係止体33を、トリガー機構40の遠方側に回動しない
状態に保持するようになっている。各ピン孔32bに挿
通された安全ピン62の先端部には、安全ピン62を抜
け止めする適当な抜け止め具(図示せず)が係止される
ようになっている。
【0050】係止機構30における連結アーム31内を
挿通するプッシュプルワイヤー49には、ストッパー4
9aが取り付けられている。連結アーム31内には、こ
のストッパー49aに係止して、プッシュプルワイヤー
49を牽引バネ48の付勢力に抗して牽引する牽引具3
7が設けられている。
【0051】牽引具37は、連結アーム31内をスライ
ド可能になった平板状のスライド部材37aと、このス
ライド部材37aが先端部に取り付けられた棒状の操作
レバー37bとを有している。スライド部材37aに
は、プッシュプルワイヤー49が挿通するように切り欠
き部が設けられており、スライド部材37は、プッシュ
プルワイヤー49に設けられたストッパー49aより
も、トリガー機構40側に位置している。スライド部材
37aが先端部に取り付けられた操作レバー37bの基
端部は、連結アーム31におけるトリガー機構40とは
反対側の端面を貫通して連結アーム31の外部に延出し
ており、その端部に抜け止め具37cが取り付けられて
いる。
【0052】従って、連結アーム31の外部に延出した
牽引具37の操作レバー37bを牽引すると、連結アー
ム31内のスライド部材37aはプッシュプルワイヤー
49に設けられたストッパー49aに係止して、ストッ
パー49aを、トリガー機構40から離れる方向に牽引
する。これにより、プッシュプルワイヤー49は、牽引
バネ48の付勢力に抗して、トリガー機構40から離れ
る方向へと牽引され、プッシュプルワイヤー49が連結
された牽引バネ48のフック部48aが、下側の連結リ
ンク45の先端部に係止し得る状態にまで回動される。
【0053】バネ機構20における移動シャフト23の
先端部には、環状の連結部23aが設けられており、こ
の連結部23aには、捕獲ロープ10が係合される掛け
具27が、紐28によって取り付けられている。掛け具
27は、捕獲ロープ10が内部を挿通するフック体27
aと、そのフック体27aの開放部分を閉鎖する閉鎖体
27bと、フック体27aに回転可能に取り付けられた
環状の連結リング27cとを有しており、閉鎖体27b
が、バネ力によって、常に、フック体27aの開放部分
を閉鎖するように付勢されている。捕獲ロープ10は、
閉鎖体27bによって開放されたフック体27aの開放
部分からフック体27a内に嵌合されて、フック体27
a内を自由に摺動し得る状態とされる。フック体27a
内に嵌合された捕獲ロープ10は、フック体27aの開
放部分が閉鎖体27bによって閉鎖されることにより、
フック体27aから抜け出ないようになっている。
【0054】捕獲ロープ10は、例えば、多数のステン
レスワイヤーを撚り合わせて構成されたワイヤーロープ
が使用されており、先端側に、捩じり止め具13を介し
て連結体11が取り付けられている。この連結体11
は、捕獲ロープ10が先端部近傍がスライド可能に挿通
して、その先端部が連結体11に係止されている。従っ
て、連結体11を挿通する捕獲ロープ10の部分を、先
端側に引き出すことによって、連結体11かに延出した
捕獲ロープ10の先端部に環状の括り輪12が形成され
る。捕獲ロープ10の先端部の括り輪12は、トリガー
機構40における踏み板42の周囲を取り囲むように配
置される。括り輪12は、捩じり止め具13によって、
捕獲ロープ10の基端側部分に対して自由に回動できる
ようになっている。掛け具27は、捕獲ロープ10の捩
じり止め具13と連結体11との間に係止される。
【0055】捕獲ロープ10の括り輪12が形成された
先端部とは反対側の端部は、トリガー機構40が配置さ
れる場所から適当な距離だけ離れた木等に縛られる。
【0056】このような構成の括り罠は次のように使用
される。この括り罠を仕掛ける場合には、予め、係止機
構30における連結アーム31の先端面から延出した牽
引具37の操作レバー37bを牽引して、プッシュプル
ワイヤー49を牽引する。これにより、トリガー機構4
0内の牽引バネ48におけるフック部48aが、牽引バ
ネ48の付勢力に抗して下方へと牽引される。そして、
フック部48aが、下側の連結リンク45の下方に達す
るまで牽引されると、牽引具37によるプッシュプルワ
イヤー49の牽引を解除する。これにより、フック部4
8aは、牽引バネ48の付勢力によって上方に回動し
て、下側の連結リンク45の先端部に係止される。
【0057】フック部48aに係止した下側の連結リン
ク45は、牽引バネ48によって上方に回動され、平行
リンク機構によって踏み板42は上方に平行移動する。
このような状態になると、トリガー機構40のハウジン
グ41に設けられた各一対のピン孔41b内に、それぞ
れ安全ピン61が挿通される。各安全ピン61は、踏み
板42の下側を通過して、各安全ピン61の先端部に、
適当な抜け止め具が係止される。これにより、各安全ピ
ン61は、踏み板42が下降しない状態を保持する。
【0058】次に、バネ機構20の移動シャフト23を
付勢力に抗して上方に回動させて、移動シャフト23の
先端部近傍に設けられた係止部材26の係止ピン26b
を、係止機構30の台座部32に設けられた嵌入口32
a内に嵌入させる。嵌入口32a内に嵌入した係止ピン
26bは、台座部32内に配置された係止体33の傾斜
面33bに摺接して、係止体33の上部を回動バネ35
の付勢力に抗して、トリガー機構40から離れる方向に
回動させる。そして、係止ピン26bが傾斜面33bを
通過すると、係止体33の上部が回動バネ35によって
トリガー機構40に接近するように回動され、係止ピン
26bが係止部33aに係止される。
【0059】このような状態になると、バネ機構20の
移動シャフト23は、コイル部22の付勢力によって付
勢された状態で、回動しないように保持される。そし
て、台座部32の各側面に設けられたピン孔32bに安
全ピン62が挿通されて、安全ピン62の先端部には、
適当な抜け止め具が係止される。これにより、安全ピン
62は、係止体33が回動しない状態に保持する。
【0060】このようにして、トリガー機構40の踏み
板42がハウジング41に対して上方に移動された状態
とされ、また、バネ機構20の移動シャフト23が係止
体33に係止された状態にされると、トリガー機構40
が、山野における獣道に埋設される。この場合、トリガ
ー機構40の踏み板42はほぼ水平状態とされて、獣道
の表面に対して1〜2cm程度、低く埋設される。ま
た、係止機構30の連結アーム31は、獣道の側方の山
野の傾斜面に沿うように、トリガー機構40のハウジン
グ41に対して傾斜される。さらに、バネ機構20が移
動しないように、傾斜面に打ち込まれた杭等に、バネ機
構20の固定シャフト21が紐等によって縛りつけられ
る。
【0061】このような状態になると、トリガー機構4
0の埋設位置に対して3〜5m程度離れた木に、捕獲ロ
ープ10の端部が縛られるとともに、捕獲ロープ10の
他方の端部に取り付けられた連結体11と捩じり止め具
13との間の捕獲ロープ10部分が、バネ部材20の掛
け具27に係止される。そして、捕獲ロープ10の先端
部が環状にされて、収縮可能になった括り輪12が形成
され、形成された括り輪12が、埋設されたトリガー機
構40の踏み板42を取り囲むように、その踏み板42
の周囲に配置する。このような状態になると、トリガー
機構40のハウジング41に挿通された各安全ピン6
1、係止機構30の台座部32に挿通された安全ピン6
2が取り除かれる。
【0062】その後、トリガー機構40、係止台30、
バネ機構20、および、捕獲ロープ10の木に縛られた
端部近傍を除いた部分が地表に露出しないように、土に
よって覆う。この場合、トリガー機構40の踏み板42
は、1〜2cm程度の厚さの土によって覆うとともに、
踏み板42の周囲の捕獲ロープ10の括り輪12も同様
の厚さの土によって覆う。これにより、本発明の括り罠
が仕掛けられる。
【0063】仕掛けられた括り罠に対して、獣類の足
が、トリガー機構40の踏み板42を踏み込むと、踏み
板42が下方に平行移動し、踏み板42が取り付けられ
た昇降リンク46が下降する。これにより、下側の連結
リンク45の先端部が下方に回動して、牽引バネ48の
フック部48aが、その連結リンク45の先端部との係
止状態を解除し、フック部48aは牽引バネ48の付勢
力によって、上方へと回動する。
【0064】フック部48には、プッシュプルワイヤー
49が連結されており、フック部48が上方に回動する
と、プッシュプルワイヤー49がトリガー機構40のハ
ウジング41内に牽引されて、プッシュプルワイヤー4
9の先端部に接続された係止体33の下端部が、トリガ
ー機構40側に牽引される。
【0065】これにより、係止体33の上部の係止部3
3aが、トリガー機構40から離れる方向に回動して、
係止部33aに係止された係止ピン26bが係止部33
aとの係止状態を解除する。このような状態になると、
係止ピン26bが取り付けられたバネ機構20の移動シ
ャフト23は、コイル部22の付勢力によって、コイル
部22を中心として勢いよく回動し、移動シャフト23
の先端部の掛け具27が捩じれ止め具13に係止して、
捕獲ロープ10が勢いよく牽引される。
【0066】捕獲ロープ10の先端部における括り輪1
2は、トリガー機構40の踏み板42の周囲に配置され
ており、掛け具27が捩じれ止め具13に係止されるこ
とによって捕獲ロープ10が移動シャフト23にて牽引
されると、環状になった括り輪12が収縮し、踏み板4
2上の獣類の足が、捕獲ロープ10の先端部によって捕
捉される。
【0067】捕獲ロープ10に係止された掛け具27
は、バネ機構20の移動シャフト23に紐28によって
連係されているために、獣類の足が捕捉された捕獲ロー
プ10が、獣類が暴れることによって大きく振動する
と、紐28が切断されて、捕獲ロープ10の捩じれ止め
具13に係止した掛け具27が、バネ機構20の移動シ
ャフト23とは分離した状態になる。これにより、獣類
は、一方の端部が木に縛られた捕獲ロープ10によっ
て、他方の端部の括り輪12に足を捕捉された状態にな
る。
【0068】括り輪12は、獣類が捕獲ロープ10を牽
引することにより、収縮した状態になるが、獣類の足を
傷付けるほどには強く締めつけるおそれがない。また、
獣類を捕捉した捕獲ロープ10と、バネ機構20、係止
機構30およびトリガー機構40とが分離された状態に
なるために、バネ機構20、係止機構30およびトリガ
ー機構40が、暴れる獣類によって捕獲ロープ10とと
もに移動するおそれがなく、バネ機構20、係止機構3
0およびトリガー機構40は破損するおそれがない。ま
た、捕獲ロープ10に足が捕捉された獣類は、バネ機構
20、係止機構30およびトリガー機構40によって傷
付けられるおそれもない。
【0069】本発明の括り罠は、バネ機構20、係止機
構30、トリガー機構40を、それぞれ分離した状態に
するとができ、また、捕獲ロープ10も分離できるため
に、分離されたそれぞれを、ビニール袋等に収容して、
罠を仕掛ける場所に運ぶことができる。従って、それぞ
れの機構、捕獲ロープ10等に人間の臭いが付くおそれ
がない。
【0070】また、踏み板42と牽引バネ48のフック
部48aとの係止状態を解除するためには、牽引バネ4
8の付勢力に抗して、踏み板48を下降させる必要があ
る。従って、踏み板42が下降するために必要とする荷
重は、牽引バネ48によって設定することができる。従
って、牽引バネ48と踏み板42との係止状態を解除す
るために必要な荷重を、捕獲する獣類に対応して設定す
ることができる。
【0071】さらに、踏み板42は、平行リンク機構に
よって昇降し得る状態になっているために、踏み板42
の一部に所定の荷重が加わることによって、踏み板42
が確実に下降し、踏み板42とフック部48aとの係止
状態が確実に解除される。従って、踏み板42のいずれ
かを踏み込んだ獣類の足を確実に捕捉することができ
る。
【0072】
【発明の効果】本発明の括り罠は、このように、トリガ
ー機構の踏み板を獣類の足が踏み込むと、係止機構の係
止体が回動されてバネ機構の移動シャフトが回動し、移
動シャフトの先端部に連係された捕獲ロープの括り輪近
傍が牽引されて括り輪が収縮するようになっているため
に、獣類を傷付けることなく確実に捕捉することができ
る。人間の足が踏み板を踏み込んで括り輪にて捕捉され
ても、その足が傷付くおそれがなく、安全である。罠を
仕掛ける場合には、移動シャフトを係止機構の係止体に
係止させて、踏み板とプッシュプルワイヤーとを係止さ
せるだけでよいために、作業効率は著しく向上する。さ
らには、仕掛けられた括り罠の大部分が、地中に埋めら
れているために、獣類を確実に捕捉することができる。
【0073】また、捕獲ロープとバネ機構の移動シャフ
トとの連係状態が、所定の力によって解除されるように
なっているために、捕獲ロープによって捕捉された獣類
が暴れると、両者の連係状態が解除され、バネ機構等は
破損するおそれがない。従って、本発明の括り罠は、長
期にわたって繰り返して使用することができる。
【0074】さらには、安全ピンによって、踏み板の下
降、移動シャフトが係止された係止体の回動を防止でき
るために、罠を仕掛ける際に罠が誤動作するおそれがな
く、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の括り罠を仕掛けた状態の一例を示す側
面図である。
【図2】その括り罠の主要部を示す斜視図である。
【図3】その括り罠の要部の断面図である。
【図4】その括り罠に使用されるトリガー機構の一部破
断斜視図である。
【符号の説明】
10 捕獲ロープ 11 連結体 12 括り輪 20 バネ機構 21 固定シャフト 22 コイル部 23 移動シャフト 26 係止部材 26a 取り付け具 26b 係止ピン 27 掛け具 28 紐 30 係止機構 31 連結アーム 32 台座部 32a 嵌入口 32b ピン孔 33 係止体 35 回動ばね 37 牽引具 40 トリガー機構 41 ハウジング 41b ピン孔 42 踏み板 44 連結リンク 45 連結リンク 46 昇降リンク 48 牽引バネ 48a フック部 49 プッシュプルワイヤー 61 安全ピン 62 安全ピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が収縮可能な環状の括り輪になっ
    ており、他方の端部が木等に縛りつけられる捕獲ロープ
    と、 コイル状に巻回されたコイル部を挟んでそれぞれが直線
    状になった固定シャフトおよび移動シャフトを有し、そ
    れぞれの先端部同士が相互に離れるように付勢されてお
    り、固定シャフトの先端部に近接した移動シャフトの先
    端部に、捕獲ロープの括り輪の近傍が連係されるバネ機
    構と、 この固定シャフトの先端部近傍に配置された係止体が、
    固定シャフトの先端部に近接した状態の移動シャフトの
    先端部に係止して、その移動シャフトを回動しない状態
    に保持する係止機構と、 この係止機構の係止体に接続されて、係止体の移動シャ
    フトに係止された状態を解除するように牽引方向に付勢
    されているプッシュプルワイヤーと、 前記捕獲ロープの括り輪内に配置された昇降可能な踏み
    板が上昇するように、前記プッシュプルワイヤーを牽引
    方向に付勢する牽引バネに踏み板が係止されており、踏
    み板に適当な荷重が加わった際に牽引バネとの係止状態
    を解除してプッシュプルワイヤーが牽引方向に付勢され
    るトリガー機構と、 を具備することを特徴とする括り罠。
  2. 【請求項2】 前記バネ機構の移動シャフトと捕獲ロー
    プとの連係状態が、所定の力によって解除されるように
    なっている請求項1に記載の括り罠。
  3. 【請求項3】 前記トリガー機構の踏み板が上昇した状
    態で安全ピンによって保持されるようになっている請求
    項1に記載の括り罠。
  4. 【請求項4】 前記係止機構の係止体が移動シャフトと
    の係止状態が安全ピンによって保持されるようになって
    いる請求項1に記載の括り罠。
  5. 【請求項5】 前記踏み板が牽引バネとの係止状態を解
    除するために必要な踏み板に加わる荷重が調整可能にな
    っている請求項1に記載の括り罠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036331A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 柚木 茂 踏み板直動括り罠

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