JP7391143B1 - 野生動物類の捕獲具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤー部分の耐久性の向上を図ることができるばかりでなく、ワイヤーによる捕縛時の緊縮動作(即ち、縮径動作)の速度のアップを図ることができ、捕縛逃れの防止なども簡易な構成で実現可能とした、信頼度の高い、野生動物類の捕獲具を提供する。【解決手段】捕獲ワイヤーWを略円環状のワイヤーガイド12の外周縁部に囲繞し円環状のワイヤーリングWRを形成して支持するワイヤー保持体10と、踏板作動をトリガーとして捕獲ワイヤーWを緊縮させるために、捕獲ワイヤーWの一端を引張るワイヤーの緊縮機構20と、捕獲ワイヤーWの引張り側を引き出すために、捕獲ワイヤーWを挿通させる挿通孔43Hを設けたワイヤーガイド体43と、捕獲ワイヤーWの他端側を、固定物Tである立ち木の根元周りの幹に巻き付け、シャックル51を介して固定するワイヤー固定機構50と、よりなる。【選択図】図1

Description

本発明は、野生動物類の捕獲、例えば農作物を荒らすイノシシやシカなどの害獣の駆除を行うためなどに使用する野生動物類の捕獲具に関するものである。
従来、イノシシやシカなどの野生動物を捕獲するための道具としては、例えば落とし穴方式の捕獲手段や檻などの自動的に閉じたりするものが多い。また、これらの原始的な捕獲手段の他に、例えば特許文献1及び特許文献2の捕獲用具なども知られている。
特許文献1に記載の捕獲用具は、野生動物が踏板を踏むと、その自重で踏板が降下し、踏板がロック状態から解放される。一方、この踏板は、ワイヤー及びスプリングを介して立ち木に固定されているので、解放された踏板はスプリングの引張力でワイヤーと一緒に立ち木側に引っ張り戻される。また、踏板の外周には、トラップワイヤーが付設されており、踏板が降下すると、トラップワイヤーが踏板からの拘束状態から解放されて縮径するが、この踏板をつないでいたワイヤーは、立ち木との間の中途部分に結束線や連結ワイヤーでトラップワイヤーともつながれている。このため、踏板が降下することで、ワイヤーを介してトラップワイヤーも引張され、踏板に足を踏み込んだ野生動物が、トラップワイヤーで捕縛されながら立ち木側に強く引張されることとなる。
また、特許文献2には、野生動物の踏板機構を有する円盤体の外周面を囲繞して円盤体の踏板としての降下にともない野生動物の足を緊締作動するワイヤー輪と、ワイヤー輪の一端に形成したリングに挿通したワイヤー延出端部と、ワイヤー延出端部と連結し上昇作動するワイヤー作動体と、円盤体を降下自在に遊嵌する上方開口した筒本体と、筒本体の周面に配設した各脚部の上縁部に障害物を固定する障害物固定体と、円盤体の外周に立設した所要本数のワイヤー輪ガイドピンと、を備えた捕獲用罠が記載されている。この捕獲用罠によれば、確実に野生動物の足をワイヤー輪で緊縛でき、特に円盤体が押し込まれることで、円盤体を囲繞していたワイヤー輪がこれから外れてワイヤー作動体が上昇作動し、ワイヤー輪が緊締作動して野生動物の足を捕縛することができる。
特願2013-179916号公報 特願2016-61789号公報
上記した特許文献1及び特許文献2に記載のものは、リング状をなす捕縛用のワイヤーには、ワイヤー自体に小さなループ状の挿通孔(以下、「孔」と略す)を形成させた“むすび目”の部分を設けてあり、このむすび目の孔にワイヤー自体が移動可能状態で挿通されている。そして、この孔に挿通されたワイヤーが引っ張られることで、リング状のワイヤーが縮径されて、野生動物の足を締め付け、捕縛することができる仕組みとなっている。
このような構成の捕獲用具や捕獲用罠では、野生動物の足などがリング状のワイヤーで捕縛されると、そのワイヤー部分は、緊縮状態となって野生動物の足に食い込んだ状態となる。その際、捕縛された野生動物が必死でもがいたり、或いは野生動物の足などで繰り返される引っ張ったり蹴り上げたりする動作などにより、譬え、剛性のある金属性のワイヤーなどであっても、摩耗、引掻き、裂損などは看過することができない状態となる。特に、ワイヤー自体に小さなループ状のむすび目の孔の部分とこの孔に挿通されるワイヤーとの間では、金属同士の激しい接触などが繰り返されることが多い。これによって、その剛性や耐久性のある金属製のワイヤーなどであっても、こすりあうことによる摩擦などに伴い、激しい摩耗、さらには金属同士の摩擦熱なども加わり、摩耗にとどまらず、折損・破断などのトラブルを頻繁に引き起こし、耐久性の著しい低下などをもたらしている。
従って、このような過酷な使用状態にあるワイヤーにあっては、緊縮状態での過酷な使用態様が多数回に亘って行われることで、破損・破断はもちろんのこと、例えば摩耗が進行する部分などが1か所でも見つかれば、その都度、ワイヤーを新しく交換することも必要となる場合もある。このため、その交換作業が面倒であるばかりでなく、毎回ワイヤーの状態を確認する作業も面倒である。その結果、ワイヤー部分などの保守点検、及び、多数回の使用に伴う面倒なワイヤーの交換作業、さらには次回のワイヤー交換までの期間管理などの確認が必要となり、耐久性や使い勝手が著しく低下するなどが大きな問題となっている。
そこで、本発明では、ワイヤー部分の耐久性の向上を図ることができるばかりでなく、ワイヤーによる捕縛時の緊縮動作(即ち、縮径動作)の速度のアップを図ることができ、延いては、捕縛逃れの防止なども簡易な構成で実現可能とした、信頼度の高い、野生動物類の捕獲具を提供することを目的とするものである。
この発明は、上端開口部にカバーを被覆した円筒部の外周面にワイヤーを囲繞し、ワイヤーの一端は、ワイヤーの緊縮機構のロッド先端に形成した中心貫通孔を有する全体略円環状のワイヤー保持体外周面におけるワイヤーガイド面に沿って囲繞して円環状のワイヤーループ部を形成し、ワイヤー保持体の環状部外周においては捕獲ワイヤーの先端側で環状部を囲繞して結び目部を形成してワイヤー保持体に捕獲ワイヤーを連結固定し、該捕獲ワイヤーの自由端側は円筒部の外周面を囲繞してワイヤー保持体の環状部中を挿通してワイヤーの緊縮機構に連動連結し、ワイヤーの緊縮機構の作動により円筒部から縮径離脱するワイヤーリング部とワイヤー保持体のワイヤーガイド面に周設する捕獲ワイヤーとの物理的干渉を回避可能とし、ワイヤーの緊縮機構は、一対のロッドに対して互いに離間する方向に付勢された常開ばねより構成し、一対のロッドの一方ロッドである動的ロッドの一端は略円環状のワイヤー保持体を形成し、他方のロッドである静的ロッドの一端は環状のワイヤーガイド体を形成し、円筒部を囲繞したワイヤーリングの他端自由端をワイヤーガイド体中を挿通して捕獲ワイヤーの基端側を獣道の近傍の立木に固定するためのワイヤー固定機構に連結固定し、たことを特徴とする野生動物類の捕獲具である。
発明によれば、捕獲ワイヤーの一端を略円環状の外周縁部に囲繞して円環状のリングを支持するワイヤー保持体と、踏板作動をトリガーとして捕獲ワイヤーを緊縮させるために、捕獲ワイヤーの一端を引張るワイヤーの緊縮機構と、捕獲ワイヤーの引張り側を引き出す部分に、捕獲ワイヤーを挿通させるための挿通孔を設けた円環状のワイヤーガイド体と、リング中を挿通した捕獲ワイヤーの引出し側を、固定したワイヤー固定機構と、よりなることを特徴とする野生動物類の捕獲具、を備えており、特に、このワイヤーどうしの干渉による接触部位が発生するのを回避する構造となっている。
即ち、環状構造のワイヤー保持体に捕獲ワイヤーが挿通状態のときに、ワイヤー保持体の外周縁部に沿って囲繞形成した円環状の捕獲ワイヤーと、捕獲物の足などを捕縛するために円筒部の外周面に囲繞した輪状の捕獲ワイヤーと、の2つの捕獲ワイヤーとの間には、環状構造のワイヤー保持体のリングが介在しているため、捕獲ワイヤーどうしの接触・摺動状態が生起されることがない。
そのため、捕獲ワイヤーによる緊縮動作を行う際には捕獲ワイヤーの一端の結束リングとその中を挿通して緊締する他端の捕獲ワイヤーとの接触、例えば金属性のワイヤーどうしが激しく接触することがなくなり、大幅に耐久性が向上するばかりでなく、信頼性や安全性が高まる。その結果、長期間に亘り、ワイヤーの摩耗部分の発生有無の点検などの保守管理などからも解放される。さらに、捕獲ワイヤーどうしの干渉がないので、捕縛時のワイヤー緊縮動作(縮径動作)の速度アップを図ることができ、延いては捕縛逃れなども防止でき、信頼度も高まる。
さらに、冬期の氷結時に、ワイヤーどうしが一体に固結して離反し難くなることで縮径動作が遅れることにより、空はじき(害獣肢体の有効な捕縛ができないワイヤー縮径動作の遅れ)などが発生する問題も回避できるので、使い勝手の良い野生動物類の捕獲具を実現できるようになる。
また、ワイヤーの緊縮機構は、一定径の円筒部を有しこの外周面に周設するワイヤーリング部を一時的に形成保持するとともに、野生動物類の踏込動作でワイヤーリング部の保持動作が解除されるトリガー機構と、野生動物類による仮止機構への踏込作動をトリガーとしてワイヤーリング部を緊縮させるために、ワイヤー挿通リングの外部側から捕獲ワイヤーを引張して跳ね上げる引張機構と、を備えているとともに、トリガー機構は、野生動物類による踏込作動をトリガーとしてワイヤーリング部を円筒部の外周面から離脱させて縮径させる踏板機構を構成している。
従って、この踏込降下機構が野生動物によるワイヤーリングへの突入及び降下動作を瞬時に検知することで、それまでの間はこの踏込降下機構に保持されて待機していた捕獲ワイヤーのワイヤーリング部が、瞬時に動作することができる。このため、捕獲までの間のワイヤーリング状態を安定した状態で維持することができるので、信頼性の向上を図ることができる。
図1は、本発明に係る野生動物類の捕獲具の構成を示す概略斜視図である。 図2は、本発明に係る捕獲具の要部であるワイヤー保持体を示すものであって、(A)は平面図、(B)はA-A線矢視断面図である。 図3は、本発明に係る捕獲具に同時に設けた踏込降下機構の構成の要部を示す説明図である。 図4は、本発明に係る野生動物類の捕獲具の変形例の構成を示す概略斜視図である。
以下、本発明に係る野生動物類の捕獲具の一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る野生動物類の捕獲具の使用態様を示す概略斜視図である。この野生動物類の捕獲具100には、トリガー機構30及び引張機構40からなるワイヤーの緊縮機構20と、ワイヤー固定機構50と、の他に、本発明の重要な構成要素として、外周面を捕獲ワイヤーWで囲繞した環状のワイヤー保持体10と、捕獲ワイヤーWの下手側に配設した環状のワイヤーガイド体43と、備えている。なお、図中符号Wは捕獲ワイヤー(以下、「ワイヤーW」と略す)を示す。
<野生動物類の捕獲具100の構成について>
[ワイヤー保持体10の構造]
ワイヤー保持体10は、金属、その他の頑丈な材質のもので全体略円環状に形成されている。ワイヤー保持体10は環状に形成されてその中心には、図2(B)に示すように、貫通孔11が形成されているとともに、外側の円環部分(これを「環状部13」と呼ぶ)の外周面の全周に亘り、断面略U字状(もしくは断面凹状など)の窪んだ溝状を呈するワイヤーガイド面12が形成されている。
このような構成のワイヤー保持体10は、環状部13の外周面であるワイヤーガイド面12に沿ってワイヤーWを囲繞させることで、円環状のワイヤループ部WLを形成することができる。
ワイヤー保持体10の環状部13には、図1に示すように、環状部13を囲繞するワイヤーWの先端側(後述のワイヤーループ部WLよりも先端側)で、後述する結び目部WNを形成できる。特に、その結び目部WNは、この環状部13に密着させた状態で結束すれば、環状部13に緊締状態に保持できる。
また、この結び目部WNから引出された自由端側(基端側)のワイヤーWは、後述のワイヤーリングWRとして、トリガー機構30としての円筒部32に周設される。
ところで、タイプの従来の捕獲具にあっては、ワイヤーリング部WRが縮径する際に、このワイヤーリング部WRとワイヤーループ部WLと物理的に接触していた。そのため、この2つのワイヤーW同士には干渉が起きて摺動し、素早い動作となるべき縮径動作の際に、ワイヤーW同士の激しく接触してワイヤーWの摩耗や摩擦熱により高温にさらされる、といった事態が頻発していた。また、このようなワイヤーW同士の干渉が縮径動作速度の高速化の障害ともなっていた。
そこで、本発明の捕獲具100では、上述したように、ワイヤー保持体10の環状部13に設けた貫通孔11にワイヤーWを挿通させることで、ワイヤー保持体10のワイヤーガイド面12に周設するワイヤーWと、円筒部32に囲繞したワイヤーリングWRから引き出されてきた自由端側のワイヤーWと、の双方の部分が直接接触するのを回避できる。
これにより、このワイヤーリング部WRの自由端部とワイヤーループ部WLとの間で、物理的な干渉作用が発生するのを回避させることができるようになっている。従って、縮径動作速度の高速化も実現できるようにもなる。さらに、冬期の凍結時に、ワイヤーWどうしが離反し難くなることで縮径動作が遅れてしまい、空はじき(ワイヤーの捕獲機能の低下)が発生する、といったことなども回避できる。
[ワイヤーガイド体43の構造]
環状のワイヤーガイド体43は、図2(B)に示すように、中央部が開口した挿通孔43Hを有している。
一方、ワイヤーWには、この挿通孔43Hに挿通された直後の自由端側の所定位置に、挿通孔43Hの孔径よりも大きな外径を有し、ワイヤーガイド体43の外面側に当接する止金具R2がワイヤーWに固定した状態で取付けてある。従って、この止金具R2よりも自由端側のワイヤ-W部分は、挿通孔43Hを潜り抜けられない状態になっている。つまり、挿通孔43Hよりも自由端側のワイヤーWが、後述のワイヤーリング部WRの方に向けて引っ張り込まれないよう、ストッパとしての機能を果たしている。
[ワイヤーの緊縮機構20の構成]
本発明のワイヤーの緊縮機構20は、図1に示すように、引張機構40と、トリガー機構30とを備えている。
(1)引張機構40について:
この引張機構40には、コイルばね41と、このコイルばね41の両端側からそれぞれ延伸する一対のロッド42、即ち、静的ロッド42Sと動的ロッド42Dと、で構成される。
[コイルばねの構造]
コイルばね41は、一対のロッド42に対して、互いに離間する方向に開かせるような弾性力が付勢される、常開ばねとして構成される。
[静的ロッド42Sの構造]
静的ロッド42Sは、コイルばね41の一端から直線状に延伸するように設けられる。静的ロッド42Sの先端部分には、環状構造を有するワイヤーガイド体43が形成される。この静的ロッド42Sは、例えば土中などに設置させることで、不動状態としている。
[動的ロッド42Dの構造]
動的ロッド42Dは、コイルばね41の他端から直線状に延伸するように設けられる。この動的ロッド42Dの先端部分には、環状構造を有するワイヤー保持体10が一体的に形成される。
動的ロッド42Dは、静的ロッド42Sと同様、コイルばね41の自由端を延伸して形成してあるが、静的ロッド42Sより長く設けられている。
動的ロッド42Dは、静的ロッド42Sよりもやや長めに形成することで、動的ロッド42D先端の保持体10の円環状の部分が、静的ロッド42Sの先端のワイヤーガイド体43の円環状の部分と重合しないようにしてある。
つまり、双方のロッド42を閉じ合わせたときに、互い密接可能な状態になる。別言すれば、一対のロッド42の嵩高を抑えることができる。これにより、捕獲具100を仕掛け場所に設置したときに、捕獲具100の全高を低く抑えられる。
なお、トリガーが作動するまでの間は、動的ロッド42Dを静的ロッド42Sに沿わせた状態まで閉じ合わせ、かつ、静的ロッド42Sを固定させた状態として保持する。この閉じ合わせ保持状態は、止金具R2によるワイヤーW自由端側のワイヤーガイド体43への当接動作で行う。
トリガーが作動した直後には、コイルばね41のばね力で動的ロッド42Dが開放する。そして、例えば静的ロッド42Sとの間で、開き角度がほぼ180度まで開いた状態(全開した状態)で安定する。
(2)トリガー機構30について:
トリガー機構30は、踏板機構を構成しており、野生動物の足F(図1参照)などが踏込動作を行うための仕掛けの部分を構成している。
なお、本実施形態のトリガー機構30は、例えば、けものみちUの途中などにおいて、自然の草木や落ち葉、あるいは土若しくは雪などで覆い、できるだけ自然に近い状態で設置してある。
トリガー機構30は、罠にかかる野生動物が足Fなどをそこに踏み込むときの動作がトリガーとなって動作し、瞬時に引張機構40も動作する。即ち、後述のワイヤーリング部WRが縮径される仕組みになっている。
本発明の野生動物類の捕獲具の一実施形態のトリガー機構30では、図3の一部拡大図であるβ部に示すように、円筒部32と、カバー34と、ストッパSTとを備えており、これらが、同時に、踏板機構を構成している。
なお、踏板機構とは、野生動物が円筒部32に踏込む動作(以下、これを「踏込動作」と呼ぶ)を行うまでの間、ワイヤーWでワイヤーリング部WRを形成保持させておくためのものである。
円筒部32は、一定の径及び高さを有する円筒状の筒体であって、一定の強度を有する材質のもので形成されている。円筒部32には、カバー34の上から雨水などが溜まるのを回避するため、底板部分は設けていない。なお、円筒部32の設置態様としては、直に土中に埋設させた状態で設置させている。
カバー34は、不織布などの適宜の材料で形成され、円筒部32の全体または上部側を覆うように上から被せるようになっている。本実施形態のカバー34は、例えば、雨水を透過するメッシュ状のもので構成しているが、撥水加工を施すのが好ましい。また、このカバー34には、ストッパSTの上部が貫通するように、図3に示すように、スリットSLが一部に形成されている。
なお、本実施形態に係る捕獲具100では、特にカバー34は、できるだけ自然に近い状態に馴染むように目立たない色及び材質のもので構成される。実際の使用態様では、この上にさらに落ち葉や枯れ枝、季節によっては雪などの天然物などを被せる。
ストッパSTは、野生動物の足Fなどが踏み込まれるまでの間、後述するワイヤーリングWRの一部を係止させておくものである。ストッパSTは、一定強度を有する材料で、円筒部32と同湾曲の円弧状に形成され、上端側が円筒部32からわずかに突出するような状態で、円筒部32の外周面に昇降自在に設けられる。本実施形態のストッパSTは、図3のβ部に示すように、円筒部32の外周面にボルトとナットなどで取付られている。
本実施形態のストッパSTは、縦方向に図示外の長孔を穿設し、この長孔を貫通するような状態でボルトとナットで円筒部32の外周面に取付けることで、円筒部32に対してストッパSTが昇降自在となる。設置場所となる地面の孔の深さに応じたストッパSTの高さ調整も可能である。なお、長孔は、ストッパ側ではなく、円筒部側に形成してもよい。
なお、このストッパSTについても、目立たない色及び材質のもので構成されているのが好ましい。このストッパSTにも、カバー34と同様、この上にさらに落ち葉や枯れ枝、季節によっては雪などで覆ってある。
[ワイヤーWの構成]
本実施形態のワイヤーWには、先端側から基端側に向かって、予め、結び目部WNと、ワイヤーループ部WLと、ワイヤーリング部WRと、輪部WXと、が形成される。このうち、ワイヤーループ部WLはワイヤー保持体10に形成され、結び目部WNとワイヤーリング部WRはトリガー機構30の円筒部32の外周側に設けられる。
結び目部WNは、ワイヤーWの先端部分に形成されており、野生動物などが暴れても解けることがないようにしっかりと強固に結束される。
ワイヤーループ部WLは、前述したように、略円環状を有するワイヤー保持体10の外周面部分に周設させた溝状のワイヤーガイド面12(図2参照)に沿って巻装させて形成される。このように形成することで、ワイヤーループ部WLがワイヤーリング部WRの引き出し部分である自由端側と干渉するのを回避できる。
ワイヤーリング部WRは、イノシシなどの野生動物などを緊締させるためのものであって、トリガー機構30の円筒体32の外周面に沿って囲繞するように周設させてある。
ワイヤーWの中途部分は、前述したワイヤー保持体10の貫通孔11及びワイヤーガイド体43の挿通孔43Hに挿通させる。
さらに、挿通孔43Hから引出されたワイヤーWの自由端側である引出部分には、前述した止金具R2が取り付けられる。このワイヤーWの先端部からの距離が、結び目部WN、ワイヤーループ部WL、及び、ワイヤーリング部WRを形成させるだけの長さを確保した、ワイヤーWの自由端側(つまり基端側)の位置に、止金具R2が取付けられる。
この止金具R2は、図2(B)に示すように、中空円筒状の本体R21と、この本体R21とワイヤーガイド体43との間に介挿させたストッパフランジR22とで構成されている。
本実施形態の本体R21は、円筒状を有する金属で形成されており、蝶ねじBSによってワイヤーWに押し付けることで、ワイヤーWに止金具R2を一体に固定させる。
本体R21の一端面には、本体R21よりも大径のワッシャ状のストッパフランジR22を介挿させる。このストッパフランジR2を介挿させることで、本体R21が貫通孔43Hの中へ入り込んだり、潜り抜けたりすることを阻止できる。
ストッパフランジR22は、適宜の金属などを用いて、中央部に孔を設けたドーナツ形状を有する薄板円板状に形成されている。
このような止金具R2を用いることで、ワイヤーリング部WRに向かおうとするワイヤーWの逆方向(B方向:図1参照)への摺動・移動は、このストッパフランジR22により阻止される。
ワイヤーWの基端部には、野生動物などを捕獲したときなどに、ワイヤーWが解けて捕獲具100をつけたまま逃げ出さぬようにするため、後述するワイヤー固定機構50にしっかり止付けるための留め金R1が取付られる。
留め金R1は、輪部WXを形成した状態でワイヤーWを終端させるため、金属製のワイヤーWに固着され、野生動物などが激しく動き回ろうとしても、解けぬようになっている。
ワイヤーWでは、環状構造のワイヤー保持体10の貫通孔11を通過後の自由端側に、止金具R2が不動状態に止着される。従って、止金具R2によるストッパ機能により、ワイヤーリング部WRに緩みを生じさせるような自由端側への移動が阻止される。
[ワイヤー固定機構50の構成]
ワイヤー固定機構50は、図1に示すように、ワイヤーWの基端側を固定するものであって、しっかりとした自然物に固定させるため、獣道Uの近傍に立設する立ち木(以下、これを「固定物T」と呼ぶ)の幹などに固定される。即ち、立ち木の根元にワイヤーWの基端側を周回させてシャックル51を介して固定させる。
特に、ワイヤーWの基端側の終端は、リング状の金属筒である留め金R1を使用してこれに挿入させ、この状態で外部から全体を押潰させるなどで留め金R1を強固に固着させる。この留め金R2にワイヤーWの基端を固着させる際に、その基端部に小さなループ状の輪(以下、これを「輪部WX」と呼ぶ)を形成する。
輪部WXは、図1に示すように、ボルト51Bを挿通させて閉じたシャックル51のクラウン部51Aの孔にワイヤーWを挿通させて形成している。シャックル51を使用することで、容易、かつ、迅速に、しかも、確実に、固定物Tである立ち木へワイヤーWを止付けることができるばかりか、必要であれば、直ぐに固定物Tから取り外すこともできる。
<野生動物類の捕獲具100の動作について>
本実施形態に係る捕獲具100の動作について説明する。
野生動物が、図1に示すように、踏板機能を有するトリガー機構30に足Fなどを踏み込むと、トリガーが作動し、円筒部32のストッパSTからワイヤーリング部WRがはずれる。即ち、野生動物の足Fなどによるカバー34への踏込動作でカバー34が円筒部32の中央側へ押込まれると、カバー34の周辺側が円筒部32の中央側へ向けてずれ動く。
これにより、ワイヤーリング部WRは、カバー34の降下動作に引きずられるように、円筒部32内の方向へ向かおうとする力が作用する。
このようにして、ワイヤーリング部WRは、踏込部分へ向けて引張られることで円筒部32の外周面から外れ、抜け出す。
その結果、ワイヤーWの自由端側の動的ロッド42Dを介したコイルばね41による、縮径動作を発生させようとするばね力と、結び目部WNでワイヤー保持体10に係止されている、ワイヤーWの先端側の係止力との間でのワイヤーWの緊張状態が崩れる。即ち、ワイヤーリング部WRのワイヤーWが、円筒部32の外周面から外れることによって、そのワイヤーW部分に緩みを生じる。
ここで、静的ロッド42Sの先端側に取り付けてあるワイヤーガイド体43には止金具R2が係止しているので、止金具R2より自由端側のワイヤーWは、図1に示すB方向(時計回り)への移動が阻止されている。
一方、ワイヤーリング部WRであった、貫通孔11より結び目部WN寄りのワイヤーWの先端側部分は、貫通孔11を潜り抜けてB方向とは反対の自由端側へ移動することが可能となる。別言すると、ワイヤー保持体10は、B方向(ワイヤーWを縮径させる方向)への移動が可能となっている。
ワイヤーリング部WRを形成していたワイヤーW部分に緩みを生じたことから、ワイヤー保持体10を設けている動的ロッド42Dが、B方向(ワイヤーWを縮径させる方向)への移動が可能となる。従って、動的ロッド42Dは、コイルばね41のばね力により、それまで静的ロッド42Sとの間での閉止状態から解放される。
つまり、ワイヤーリング部WRが円筒部32の外周面から外れることによって、ワイヤーWに緩みを生じた瞬間、両ロッド42間の閉止状態から解放されて、動的ロッド42Dは、コイルばね41によるばね力により、B方向への移動が瞬時に行われる。即ち、動的ロッド42Dは、コイルばね41のばね力により、静的ロッド42Sに対して全開状態に復帰しようとして回動し、大きく開く。
このように、常開ばねであるコイルばね41のばね力が直ちに作用して動的ロッド42Dが押し広がるので、ワイヤーリング部WRでは、径縮動作が行われる。それによって、確りと野生動物などの足Fが緊縛状態とされる。
その結果、解放された動的ロッド42Dは、コイルばね41による弾性力で引っ張り上げられ、大きき上方に躍動して跳ね上がる。即ち、捕縛中の足Fを上方に引き上げる(吊り上げる)動作が実行される。
従って、この捕縛状態中の暴れ回って逃れようとする野生動物などの足Fを取り押さえて動きを制止させることができるようになる。
<野生動物類の捕獲具の効果について>
本発明に係る実施形態によれば、ワイヤー保持体10には、環状構造の中心に設けた貫通孔11と、円環状をなす環状部13の外周面に沿って窪ませた溝状のワイヤーガイド面12とを設けてある。そして、結び目部WNからのワイヤーWをワイヤーガイド面12に沿って周設させたのち、ワイヤーリング部WRを形成させた直後のワイヤーWの自由端側(引き出し部分)を貫通孔11に挿通させてある。
別言すれば、ワイヤーリング部WRの引き出し直後のワイヤーW部分は、環状構造のワイヤー保持体10の貫通孔11及びワイヤーガイド面12を介在させることで、ワイヤーリング部WRとワイヤーループ部WLとは、接触・摺動を回避できる。このため、双方が物理的に接触して干渉しあう、といったことがない。
従って、ワイヤーリング部WRが縮径動作をおこし、素早い動きでその部分のワイヤーWが引張される際に、そのワイヤーリング部WRとワイヤーループ部WLとの物理的な接触が発生して互いに干渉したり摩擦や摩擦熱を生じて損傷したりする、といったことを回避できる。
特に、本発明に係る実施形態では、環状のワイヤーガイド体43及び環状のワイヤー保持体10を用い、これらの挿通孔43H及び貫通孔11にワイヤーWを挿通させることで、ワイヤーリング部WRとワイヤーループ部WL部分の2つのワイヤーWどうしが接触するのを回避できる。
これにより、捕獲具100を、長期間に亘って繰り返し使用しても、ワイヤーWには大きな損傷などをもたらす虞がなく、耐久性が大幅に向上する。その結果、面倒なワイヤーWの交換作業や、摩擦・摩耗などによるワイヤーWの傷の発生の有無などの保守・点検・確認などの各作業もほとんど不要となってメンテナンスフリーになるなど、実用上の効果が著しい。
また、本発明に係る実施形態によれば、前述したように、ワイヤーリング部WRとワイヤーループ部WLとは、物理的な摺動・接触を避けるようにしてあることで、互いに干渉することがない。このため、例えば、冬期の氷結時に、交差部分でのワイヤーどうしが一体に固まって離反し難くなることで縮径動作が遅れることにより、空はじき(害獣肢体の有効な捕縛ができない状況)が発生する、といったトラブルも回避できる。これにより、信頼度の高い、使い勝手の良い捕獲具を実現できるようになる。
<変形例>
次に、本実施形態の変形例について、図4を参照しながら詳細に説明する。
前出した本実施形態の捕獲具100では、図1に示すように、ワイヤーリング部WRにおいて、その周上のワイヤー保持体10と接する部分に、結び目部WNが形成された状態となっているが、変形例の捕獲具100´では、この結び目部WN近傍に別の結び目部を設けて、これをワイヤーWの縮径動作のストッパーとさせるようにしている。
即ち、図4に示すように、円周形状をなすワイヤーリング部WRの周上一部において、例えば、結び目部WNの形成位置の近傍であって、かつ、この結び目部WNよりも一定距離だけ離間した、自由端寄りの位置に、もう一つの結び目部(第2結び目部WN´)を形成してもよい。
このような構成にすれば、自由端側がコイルばね41のばね力で引張されて径縮動作を行うときに、第2結び目部WN´の部分までで縮径動作を終結させることができる。即ち、ワイヤーリング部WRを消失させようと、ワイヤー保持体10がワイヤーWの結び目部WNに向けて進行していく径縮動作は、結び目部WNまで進行しない中途で停止する。
即ち、これは、ワイヤー保持体10が第2結び目部WN´まで移動して来たところで、ワイヤー保持体10の外側の環状部分が第2結び目部WN´に衝突して、その進行動作が停止するからである。このため、ワイヤーリング部WRの径縮動作は、結び目部WNまで縮径動作が行われて停止するときの縮径半径に比べ、これより大きな半径をなす中途部分で、縮径動作が終了することとなる。
このように、第2結び目部WN´を設けることで、実施形態のときの縮径半径に比べて、径縮半径が大きな状態のところで径縮動作を停止させることができる。従って、例えばイノシシなどの足Fの太さに比べてこれより細いペットの犬や猫などの足がこの捕獲具に捕獲されようとした場合であっても、傷を負わせることなくワイヤーリング部WRから抜け出すことが可能となる。つまり、捕獲対象となる野生動物の手足などより細ければ、この捕獲具100´に捕獲された場合であっても、その捕獲具100´から容易に抜け出すことができる。別言すれば、害獣以外の家畜やペットなどが誤ってこの捕獲具100´に捕獲されても、手足などを傷つけることが回避可能となる。従って、安全性の点でも好ましい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組合せを変更したりした構成等も含まれる。即ち、本特許請求の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
10 ワイヤー保持体
11 貫通孔
12 ワイヤーガイド面
13 環状部
20 ワイヤーの緊縮機構
30 トリガー機構
32 円筒部
34 カバー
40 引張機構
41 コイルばね
42S 静的ロッド
42D 動的ロッド
43 ワイヤーガイド体
43H 挿通孔
50 ワイヤー固定機構
51 シャックル
100 捕獲具
100´ 捕獲具
B 縮径方向
BS 蝶ねじ
R1 留め金
R2 止金具
R21 本体
R22 ストッパフランジ
S 地面
ST ストッパ
T 固定物(立ち木)
U 獣道
W 捕獲ワイヤー(ワイヤー)
WR ワイヤーリング部(ワイヤーリング)
WL ワイヤーループ部
WN 結び目部
WN´ 第2結び目部
WX 輪部

Claims (1)

  1. 上端開口部にカバー(34)を被覆した円筒部(32)の外周面にワイヤーを囲繞し、
    ワイヤーの一端は、ワイヤーの緊縮機構(20)のロッド(42)先端に形成した中心貫通孔(11)を有する全体略円環状のワイヤー保持体(10)外周面におけるワイヤーガイド面(12)に沿って囲繞して円環状のワイヤーループ部(WL)を形成し、
    ワイヤー保持体(10)の環状部(13)外周においては捕獲ワイヤー(W)の先端側で環状部(13)を囲繞して結び目部(WN)を形成してワイヤー保持体(10)に捕獲ワイヤー(W)を連結固定し、
    該捕獲ワイヤー(W)の自由端側は円筒部(32)の外周面を囲繞してワイヤー保持体(10)の環状部(13)中を挿通してワイヤーの緊縮機構(20)に連動連結し、
    ワイヤーの緊縮機構(20)の作動により円筒部(32)から縮径離脱するワイヤーリング部(WR)とワイヤー保持体(10)のワイヤーガイド面(12)に周設する捕獲ワイヤー(W)との物理的干渉を回避可能とし、
    ワイヤーの緊縮機構(20)は、一対のロッド(42)に対して互いに離間する方向に付勢された常開ばねより構成し、
    一対のロッド(42)の一方ロッドである動的ロッド(42D)の一端は略円環状のワイヤー保持体(10)を形成し、他方のロッドである静的ロッド(42S)の一端は環状のワイヤーガイド体(43)を形成し、
    円筒部(32)を囲繞したワイヤーリング(WR)の他端自由端をワイヤーガイド体(43)中を挿通して捕獲ワイヤー(W)の基端側を獣道の近傍の立木に固定するためのワイヤー固定機構(50)に連結固定し、
    たことを特徴とする野生動物類の捕獲具(100)。
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