JPH08112051A - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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JPH08112051A
JPH08112051A JP6250820A JP25082094A JPH08112051A JP H08112051 A JPH08112051 A JP H08112051A JP 6250820 A JP6250820 A JP 6250820A JP 25082094 A JP25082094 A JP 25082094A JP H08112051 A JPH08112051 A JP H08112051A
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spool
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lever
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Jun Sato
純 佐藤
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  • Environmental Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両軸受リールにおいて、クラッチ操作を容易
にするとともに、スプール周囲にふけた釣り糸の処理を
容易にする。 【構成】 この両軸受リールは、1対の側板10,11
を有するリール本体1と、スプール15と、ハンドル2
と、ハンドル2からの回転力をスプール15に伝達する
回転伝達機構20と、ハンドル2とスプール15との間
で回転力の伝達及び遮断を行うためのクラッチ機構21
と、左右のレバー55,61と、サムレスト17と、連
結部材62とを備えている。左右のレバー55,61
は、1対の側板10,11のそれぞれに配置され、クラ
ッチ機構21を操作するためのレバーである。連結部材
62は、スプール15の回転軸芯より下方でかつ後方に
配置され、左右のレバーを連結する部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両軸受リール、特に、
ハンドルとスプールとの間に設けられた回転伝達機構に
クラッチ機構を有する両軸受リールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に魚釣り用の両軸受リールは、リー
ルボディを構成する1対の側板間にスプールが回転自在
に支持されており、リールボディの一方側に設けられた
ハンドルによってスプールが回転させられるようになっ
ている。ハンドルとスプールとの間にはクラッチ機構
(以下、単にクラッチと記す)を含む回転伝達機構が設
けられており、ハンドルからの回転をスプールに伝達し
たり、あるいは遮断したりすることができるようになっ
ている。
【0003】前述のようなクラッチを係合(オン)ある
いは離脱(オフ)状態とするために、従来より各種の操
作機構が提案されている。たとえば、スプール後方に配
置されたサムレストをクラッチ操作レバーとして使用す
るものが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願出願人は、前述の
ようなクラッチ操作レバーとして使用されるサムレスト
に加えて、スプール上方に別のクラッチ操作レバーを配
置したものをすでに提案している。このクラッチ操作レ
バーは、スプール上方において左右の側板に設けられた
レバー部と、左右のレバー部を連結するブリッジ部とが
一体で形成されており、左右いずれのレバー部を操作し
てもクラッチ操作が可能となるように構成されている。
【0005】しかし、左右のレバー部を連結するブリッ
ジ部がスプールの上方を覆うように形成されているた
め、バックラッシュ等によって釣り糸がふけた場合、ブ
リッジ部がじゃまになってふけた釣り糸の処理が困難で
ある。本発明の目的は、スプール後方及びリール本体の
側板にそれぞれクラッチ操作のためのレバーが設けられ
たものにおいて、スプールの周囲にふけた釣り糸を処理
しやすくすることにある。
【0006】本発明の別の目的は、クラッチ操作レバー
あるいはクラッチ操作機構を構成する部材の損傷を防止
するとともに、より安全な取り扱いを可能にすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルは、所定の間隔をあけて対向するように配置された1
対の側板を有するリール本体と、1対の側板間に回転自
在に配置されたスプールと、リール本体に回転自在に支
持されスプールを回転させるためのハンドルと、ハンド
ルからの回転力をスプールに伝達する回転伝達機構と、
ハンドルとスプールとの間で回転力の伝達及び遮断を行
うためのクラッチ機構と、1対の側板のそれぞれに配置
されクラッチ機構を操作するための1対の第1クラッチ
操作レバーと、スプールの回転軸芯より下方に配置され
1対の第1クラッチ操作レバーを連結する連結部材と、
1対の側板間でスプールの後方に配置されクラッチ機構
を操作するための第2クラッチ操作レバーとを備えてい
る。
【0008】発明2に係る両軸受リールは、発明1の両
軸受リールにおいて、前記第1操作レバーと第2操作レ
バーとを連動させるための連動機構をさらに備えてい
る。発明3に係る両軸受リールは、発明1または2の両
軸受リールにおいて、前記連結部材は、前記スプールと
第2クラッチ操作レバーとの間に配置されている。発明
4に係る両軸受リールは、発明1から3のいずれかに記
載の両軸受リールにおいて、前記第1クラッチ操作レバ
ーとクラッチ機構との間に配置された緩衝機構をさらに
備えている。
【0009】発明5に係る両軸受リールは、発明4の両
軸受リールにおいて、前記緩衝機構は、前記クラッチ操
作機構を構成する部材の一部及び前記第1クラッチ操作
レバーのいずれか一方に設けられた係合凸部と、他方に
設けられ前記係合凸部と所定の範囲でのみ相対移動が可
能なように係合する係合凹部と、前記第1クラッチ操作
レバーを所定の方向に付勢する付勢部材とを有してい
る。
【0010】
【作用】発明1に係る両軸受リールでは、釣り糸を繰り
出す際には、クラッチ操作レバーによってクラッチ機構
をオフする。これにより、ハンドルの回転によってスプ
ールが回転されない。所定の長さの釣り糸が繰り出され
た後は、クラッチ操作レバーを操作してクラッチ機構を
オンする。この状態では、ハンドルからの回転力は回転
伝達機構によってスプールに伝達されるので、ハンドル
操作によって釣り糸をスプールに巻きとることができ
る。
【0011】この発明では、クラッチ操作レバーは1対
の側板のいずれにも設けられているので、左手あるいは
右手のどちらの手でサミングを行っていてもスムーズに
クラッチ操作を行うことができる。また、左右のレバー
は、スプール下方に配置された連結部材で連結されてい
るので、スプール上方にじゃまな部材を設けることなく
左右のレバーを連結でき、スプール周囲にふけた釣り糸
の扱いが容易になる。
【0012】発明2に係る両軸受リールでは、第1クラ
ッチ操作レバーと第2クラッチ操作レバーとが連動して
いるので、クラッチの操作がさらに容易になる。発明3
に係る両軸受リールでは、前記連結部材は、前記スプー
ルと第2クラッチ操作レバーとの間に配置されているの
で、余分なスペースを必要とせず、リールの小型化が可
能となる。また、連結部材が第2クラッチ操作レバーに
よって保護される。また、特に発明2の両軸受リールと
の組み合わせにおいて、第1クラッチ操作レバーを操作
したときの連結部材の動作方向と、第2クラッチ操作レ
バーの連動方向を同じ方向とすれば、連結部材は常に第
2クラッチ操作レバーの内方に位置することとなり、露
出することがない。
【0013】発明4に係る両軸受リールでは、前記第1
クラッチ操作レバーとクラッチ機構との間に緩衝機構が
配置されているので、第1クラッチ操作レバーをクラッ
チオフ状態にしたまま第2クラッチ操作レバーまたはハ
ンドルによってクラッチオン操作を行っても、レバーや
クラッチ機構を構成する部材の損傷を避けることができ
る。
【0014】発明5に係る両軸受リールでは、前記緩衝
機構は、係合凸部と、係合凸部と所定の範囲でのみ相対
移動が可能なように係合する係合凹部と、前記第1クラ
ッチ操作レバーを所定の方向に付勢する付勢部材とで構
成されているので、構造が簡単である。
【0015】
【実施例】図1及び図2に示す両軸受リールは、リール
本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回
転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置
されたブレーキ調整用のブレーキつまみ3とを備えてい
る。リール本体1は、リール取付部材を介して釣り竿4
に固定される。
【0016】リール本体1は、所定の間隔をあけて配置
された1対の側板10,11を有するフレーム12と、
フレーム12の両側方に装着された第1カバー13及び
第2カバー14とを有している。1対の側板10,11
間にはスプール15が回転自在に配置されており、スプ
ール15の前方にはスプール15に釣り糸を均一に巻く
ためのレベルワインド機構16が、スプール15の後方
にはサムレスト17がそれぞれ配置されている。また、
リール本体1において、スプール15の上方には開口が
形成されており、この開口に指を挿入してサミングが可
能である。
【0017】側板11の外側で第2カバー14内には、
図3に示すように、ハンドル2からの回転力をスプール
15及びレベルワインド機構16に伝えるための回転伝
達機構20と、回転伝達機構20内に設けられたクラッ
チ機構21とを有している。回転伝達機構20は、スプ
ール15から逆に回転力がハンドル2側に伝達された場
合の回転力を規制するためのドラグ機構22を含んでい
る。
【0018】スプール15の中心にはスプール軸25が
固定されている。スプール軸25は、各側板10、11
に軸受26を介して回転自在に支持されている。回転伝
達機構20は、一端にハンドル2が固定されたハンドル
軸30と、ハンドル軸30の他端にドラグ機構を介して
連結されたメインギア31と、メインギア31に噛み合
うピニオンギア32とを有している。なお、メインギア
31には、レベルワインド機構16を構成するギア33
が噛み合っている。
【0019】ハンドル軸30は、スプール軸25と平行
に配置されており、一端側が軸受35を介して側板11
に回転自在に支持されている。メインギア31は、ハン
ドル軸30の一端側にドラグ機構を介して相対回転不能
に連結することが可能である。このような構成では、ク
ラッチ機構21がオンされた状態では、ハンドル2の回
転が直接スプール15に伝達される。ピニオンギア32
は、筒状に形成されており、スプール軸25の外周部に
スライド自在に装着されている。ピニオンギア32のス
プール側の端部には係合溝が形成されており、この溝
に、スプール軸25に固定されたピン36が係合可能で
ある。すなわち、ピン36と係合溝とが係合している場
合(図3に示す状態)はクラッチはオン状態である。一
方、ピニオンギア32が図3に示す位置から右方に移動
させられた場合は、ピン36と係合溝との係合が外れ、
クラッチオフ状態となる。このように、ピニオンギア3
2の係合溝とスプール軸25に固定されたピン36とに
よりクラッチ機構21が構成されている。
【0020】次にクラッチ機構を操作するためのクラッ
チ操作機構について説明する。クラッチ操作機構は、図
4に示すように、クラッチヨーク40を有している。ク
ラッチヨーク40は、スプール軸25の外周に配置され
ており、対向する位置に配置された2本の支持軸41,
42によってスプール軸25と平行に移動可能である。
なお、スプール軸25はクラッチヨーク40に対して相
対回転が可能である。すなわち、スプール軸25が回転
しても、クラッチヨーク40は回転しないようになって
いる。また、クラッチヨーク40はその中央部にピニオ
ンギア32の一部に係合する係合部40aを有してい
る。また、クラッチヨーク40を支持する各支持軸4
1,42の外周で、クラッチヨーク40と第2カバー1
4との間にはばね43が配置されており、クラッチヨー
ク40は常にばね43によって内方(スプール15側)
に付勢されている。
【0021】このような構成では、通常はピニオンギア
32は内方のクラッチ係合位置に位置しており、その係
合溝とピン36とが係合してクラッチオン状態となって
いる。一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア
32が外方に移動させられた場合には、係合溝とピン3
6との係合が外れ、クラッチオフ状態となる。クラッチ
操作機構はさらに、クラッチカム45と、クラッチプレ
ート46と、クラッチカム45の下方に配置されたクラ
ッチ解除部材47とを有している。
【0022】クラッチカム45は、スプール軸25を中
心に回動自在であり、対向する2カ所にカム面45aが
形成された円板部45bと、円板部45bから上方に延
びるレバー取付部45cと、クラッチ解除部材47が装
着された突出部45dとを有している。カム面45aは
クラッチヨーク40の裏面に当接しており、クラッチプ
レート45が回動することにより、クラッチヨーク40
はばね43の付勢力に抗して外方に移動させられるよう
になっている。クラッチプレート46は、ハンドル軸3
0を中心に回動自在であり、その一部にはクラッチカム
45の裏面に係合する係合部46aが形成され、さらに
後方に延びるレバー取付部46bが形成されている。レ
バー取付部46bは、リール本体1に形成された切欠き
1aを介して1対の側板10,11間に延びている。ク
ラッチ解除部材47は、クラッチカム45の突出部45
dに回動自在に取り付けられており、トッグルばね48
により、ハンドル軸30に装着されたラチェットホイー
ル49の歯部49aに当接する当接位置と、歯部49a
とは干渉しない非当接位置とをとり得る。なお、ラチェ
ットホイール49の上方には、クラッチオフ状態でハン
ドル軸30の一方向への回転を禁止するためのストッパ
50が配置されている。
【0023】クラッチカム45のレバー取付部45cの
先端には、クラッチ操作のための右レバー55が装着さ
れている。右レバー55は、図1及び図2で示すよう
に、側板11の内側面に装着されており、ほぼスプール
15の外周に沿って所定の範囲で移動自在である。ま
た、クラッチプレート46のレバー取付部46bの先端
には、サムレスト17が取り付けられている。サムレス
ト17は、1対の側板10,11間でスプール15の後
方に配置されており、所定の範囲で上下移動自在であ
る。
【0024】ここで、図4では第2カバー14内の構成
を示しているが、第1カバー13内においてもクラッチ
操作機構が設けられている。すなわち、図5に示すよう
に、クラッチカム45に相当するプレート60がほぼス
プール15の外周に沿って回動自在に設けられており、
このプレート60の先端に左レバー61が装着されてい
る。左レバー61は側板10の内側面に装着されてお
り、左右のレバー55,61は対向している。そして、
図4及び図5に示すように、クラッチカム45とプレー
ト60との間には、左右のレバー55,61を連動させ
るための連結部材62が設けられている。連結部材62
のうちの1対の側板10,11間の部分62aは、スプ
ール15より後方で、かつスプール軸25より下方に位
置するように配置されている。
【0025】次に動作について説明する。通常の状態で
は、クラッチヨーク40はばね43によってスプール1
5側に押されており、これによりピニオン32はクラッ
チ係合位置に移動させられている。この状態では、ピニ
オン32の係合溝とピン36とが噛み合ってクラッチオ
ン状態となっており、ハンドル2からの回転力は、ハン
ドル軸30、メインギア31及びピニオン32を介して
スプール軸25及びスプール15に伝達される。
【0026】釣りを行う場合は、針に餌をつけた後、図
1に示すように親指の腹部分をスプール15上に載せ、
さらにサムレスト17上に載せる。次に親指の根元部分
でサムレスト17を下方に押すと、クラッチプレート4
6が図4において反時計回りに回動し、これによりクラ
ッチカム45も同方向に回動する。すると、クラッチカ
ム45のカム面45aがクラッチヨーク40を外方に追
い出す。したがって、ピニオン32の係合溝とピン36
との噛み合いが外れ、クラッチはオフとなる。この状態
では、サミングの加減によって釣り糸を所望のスピード
で繰り出すことができる。
【0027】所望長さの釣り糸が繰り出されると、釣り
糸の繰り出しを止めるためにクラッチをオンする。この
場合は、サミングしている指の先で、側板10,11か
らスプール側に突出している左右のレバー55,61の
いずれかを前方に押す。これによりクラッチカム45が
図4において時計回りに回動する。すると、クラッチヨ
ーク40はばね43によって内方に移動させられる。こ
れによりクラッチはオンとなり、釣り糸の繰り出しは停
止する。ここで、左右のレバー55,61のいずれか一
方を操作すると、両者は連結部材62によって連動す
る。
【0028】また、クラッチオフ状態において、ハンド
ル2によりハンドル軸30ラチェットホイール49が回
転し、これによりクラッチ解除部材47を介してクラッ
チカム45が図4において時計回りに回動させられ、ク
ラッチはオン状態となる。このように本実施例では、1
対の側板10,11の両内側面にクラッチ操作用のレバ
ー55,61を設けているので、サミング中のクラッチ
操作が容易になる。しかも、連結部材62によって左右
のレバー55,61が連動しているので、それぞれのレ
バー55,61をたとえばクラッチヨークに連結する場
合に比較して構造が簡単になる。さらに、左右のレバー
55,61とサムレスト17とがクラッチカム45及び
クラッチプレート46を介して連動するので、クラッチ
操作をよりスムーズに行える。
【0029】また、連結部材62は、1対の側板間では
スプール15の後方でかつスプール軸25より下方に配
置されているので、スプール15から繰り出された釣り
糸を扱う際に連結部材62がじゃまになることはない。 〔他の実施例〕図6にクラッチ操作機構の他の例を示
す。
【0030】この例では、クラッチカム70と右レバー
55に連結された回動部材71とが別の部材で構成され
ている。クラッチカム70については、ほぼ円形状に形
成されている点が前記実施例と異なるのみで、他の構成
は同様である。そして、このクラッチカム70には、円
弧状の貫通孔70a(係合凹部)が形成されている。ま
た、回動部材71は、円板上の本体部71aと本体部7
1aから上方に延びる延出部71bとを有しており、ス
プール軸25を中心に回動自在である。本体部71aに
はピン72(係合凸部)が設けられており、このピン7
2はクラッチカム70の貫通孔70aに係合している。
したがって、回動部材71は、クラッチカム70に対し
て貫通孔70aの範囲内でのみ相対回転が可能である。
また、延出部71bの先端には右レバー55が装着され
ている。さらに、延出部71bにはリターンスプリング
73の一端が係止されており、リターンスプリング73
の他端はリールボディ側に係止されている。このリター
ンスプリング73により、回動部材71は常に図5にお
いて時計回りの付勢されている。
【0031】この例では、ハンドル回転によってクラッ
チがオン状態になったとき、たとえば右レバー55の動
きが指等によって阻害されていても、円弧状の貫通孔7
0aとピン72の係合によりクラッチカム70のみがク
ラッチオン姿勢に切り替わることが可能である。そし
て、指等の阻害物が除去された後、回動部材71がリタ
ーンスプリング73によってクラッチオン位置に戻る。
【0032】これにより、無理な操作によってクラッチ
機構を構成する部材が破損するのを防止できる。
【0033】
【発明の効果】発明1に係る両軸受リールでは、クラッ
チ操作レバーが1対の両側板のいずれにも設けられてい
るので、スムーズにクラッチ操作を行うことができる。
また、左右のレバーは、スプールの回転軸芯より下方に
配置された連結部材で連結されているので、操作が便利
で、しかもスプール周囲にふけた釣り糸の扱いが容易に
なる。
【0034】発明2に係る両軸受リールでは、第1クラ
ッチ操作レバーと第2クラッチ操作レバーとが連動して
いるので、クラッチの操作がさらに容易になる。発明3
に係る両軸受リールでは、前記連結部材がスプールと第
2クラッチ操作レバーとの間に配置されているので、余
分なスペースが不要であり、リールの小型化が可能とな
る。また、連結部材が第2クラッチ操作レバーによって
保護される。
【0035】発明4に係る両軸受リールでは、第1クラ
ッチ操作レバーとクラッチ機構との間に緩衝機構が配置
されているので、第1クラッチ操作レバーをクラッチオ
フ状態に保持したまま第2クラッチ操作レバーまたはハ
ンドルによってクラッチオン操作を行っても、部材の損
傷を避けることができる。発明5に係る両軸受リールで
は、前記緩衝機構が、係合凸部及びこれと係合する係合
凹部と、第1クラッチ操作レバーを付勢する付勢部材と
で構成されているので、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による両軸受リールの平面
図。
【図2】前記両軸受リールの断面側面図。
【図3】前記両軸受リールの断面平面図。
【図4】前記両軸受リールのカバーを外した状態の側面
図。
【図5】図1の拡大部分図。
【図6】本発明の他の実施例の図4に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 2 ハンドル 10,11 側板 15 スプール 17 サムレスト 20 回転伝達機構 21 クラッチ機構 55 右レバー 61 左レバー 62 連結部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】クラッチカム45は、スプール軸25を中
心に回動自在であり、対向する2カ所にカム面45aが
形成された円板部45bと、円板部45bから上方に延
びるレバー取付部45cと、クラッチ解除部材47が装
着された突出部45dとを有している。カム面45aは
クラッチヨーク40の裏面に当接しており、クラッチカ
ム45が回動することにより、クラッチヨーク40はば
ね43の付勢力に抗して外方に移動させられるようにな
っている。クラッチプレート46は、ハンドル軸30を
中心に回動自在であり、その一部にはクラッチカム45
の裏面に係合する係合部46aが形成され、さらに後方
に延びるレバー取付部46bが形成されている。レバー
取付部46bは、リール本体1に形成された切欠き1a
を介して1対の側板10,11間に延びている。クラッ
チ解除部材47は、クラッチカム45の突出部45dに
回動自在に取り付けられており、トッグルばね48によ
り、ハンドル軸30に装着されたラチェットホイール4
9の歯部49aに当接する当接位置と、歯部49aとは
干渉しない非当接位置とをとり得る。なお、ラチェット
ホイール49の上方には、クラッチオフ状態でハンドル
軸30の一方向への回転を禁止するためのストッパ50
が配置されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔をあけて対向するように配置さ
    れた1対の側板を有するリール本体と、 前記1対の側板間に回転自在に配置されたスプールと、 前記リール本体に回転自在に支持され、前記スプールを
    回転させるためのハンドルと、 前記ハンドルからの回転力を前記スプールに伝達する回
    転伝達機構と、 前記ハンドルとスプールとの間で回転力の伝達及び遮断
    を行うためのクラッチ機構と、 前記1対の側板のそれぞれに配置され、前記クラッチ機
    構を操作するための1対の第1クラッチ操作レバーと、 前記スプールの回転軸芯より下方に配置され、前記1対
    の第1クラッチ操作レバーを連結する連結部材と、 前記1対の側板間で前記スプールの後方に配置され、前
    記クラッチ機構を操作するための第2クラッチ操作レバ
    ーと、を備えた両軸受リール。
  2. 【請求項2】前記第1クラッチ操作レバーと第2クラッ
    チ操作レバーとを連動させるための連動機構をさらに備
    えている、請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 【請求項3】前記連結部材は、前記スプールと第2クラ
    ッチ操作レバーとの間に配置されている、請求項1また
    は2に記載の両軸受リール。
  4. 【請求項4】前記第1クラッチ操作レバーとクラッチ機
    構との間に配置された緩衝機構をさらに備えている、請
    求項1から3のいずれかに記載の両軸受リール。
  5. 【請求項5】前記緩衝機構は、前記クラッチ操作機構を
    構成する部材の一部及び前記第1クラッチ操作レバーの
    いずれか一方に設けられた係合凸部と、他方に設けられ
    前記係合凸部と所定の範囲でのみ相対移動が可能なよう
    に係合する係合凹部と、前記第1クラッチ操作レバーを
    所定の方向に付勢する付勢部材とを有している、請求項
    4に記載の両軸受リール。
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