JPH08111529A - 電界効果型半導体装置 - Google Patents

電界効果型半導体装置

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JPH08111529A
JPH08111529A JP27170894A JP27170894A JPH08111529A JP H08111529 A JPH08111529 A JP H08111529A JP 27170894 A JP27170894 A JP 27170894A JP 27170894 A JP27170894 A JP 27170894A JP H08111529 A JPH08111529 A JP H08111529A
Authority
JP
Japan
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channel region
diffusion layer
film
region
semiconductor device
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Pending
Application number
JP27170894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriya
博之 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閾値電圧の変動や寄生バイポーラトランジス
タの動作を防止して信頼性を高め、また、ドレイン電流
を多くして電流駆動能力を高める。 【構成】 トランジスタの活性層であるSi層22がS
iO2 膜33、36中に島状に形成されているが、ソー
ス領域である拡散層14とチャネル領域16とが高融点
金属35を介して電気的に接続されている。このため、
ドレイン領域である拡散層15の近傍における衝突電離
で生じたキャリア対のうちの一方は拡散層15へ流れ、
他方は高融点金属35を介して拡散層14へ流れる。従
って、チャネル領域16内にキャリアが蓄積されず、拡
散層14のシート抵抗も低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソース領域、チャネル
領域及びドレイン領域を有する電界効果型半導体装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4(b)は、バルク構造のNMOSト
ランジスタを示している。このトランジスタでは、Si
基板11の表面にゲート酸化膜としてのSiO2 膜12
が形成されており、このSiO2 膜12上に多結晶Si
膜13等でゲート電極が形成されている。そして、多結
晶Si膜13の両側のSi基板11中にソース領域及び
ドレイン領域としてのN型の拡散層14、15が形成さ
れており、これらの拡散層14、15の間がチャネル領
域16になっている。
【0003】一方、図4(a)は、SOI構造のNMO
Sトランジスタを示している。このトランジスタでは、
絶縁体21上に活性層としてのSi層22が形成されて
おり、このSi層22の表面にゲート酸化膜としてのS
iO2 膜12が形成されており、更にこのSiO2 膜1
2上に多結晶Si膜13等でゲート電極が形成されてい
る。そして、多結晶Si膜13の両側のSi層22中に
ソース領域及びドレイン領域としてのN型の拡散層1
4、15が形成されており、これらの拡散層14、15
の間がチャネル領域16になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の何れ
のNMOSトランジスタにおいても、図4(a)(b)
に示す様に、ドレイン領域である拡散層15とチャネル
領域16との接合近傍における衝突電離によって電子・
正孔対が生じ、このうちの電子23はドレイン領域であ
る拡散層15へ流れる。また、図4(b)に示したバル
ク構造のNMOSトランジスタでは、正孔24も基板電
流25としてSi基板11へ放出される。
【0005】しかし、図4(a)に示したSOI構造の
NMOSトランジスタでは、チャネル領域16が絶縁体
21に接していてSi基板11には接していないので、
正孔24がチャネル領域16内に蓄積される。このた
め、チャネル領域16の電位が変動することによって閾
値電圧が変動したり、寄生バイポーラトランジスタが動
作したりして、信頼性が高いとは言えなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電界効果型半
導体装置は、ソース領域14とチャネル領域16とが導
電体35を介して電気的に接続されていることを特徴と
している。
【0007】請求項2の電界効果型半導体装置は、請求
項1の電界効果型半導体装置において、前記導電体35
は前記ソース領域14及び前記チャネル領域16に跨が
って広がっていることを特徴としている。
【0008】請求項3の電界効果型半導体装置は、請求
項2の電界効果型半導体装置において、前記導電体35
は前記チャネル領域16のうちで前記ソース領域14側
の部分に接していることを特徴としている。
【0009】請求項4の電界効果型半導体装置は、請求
項3の電界効果型半導体装置において、前記ソース領域
14、前記チャネル領域16及びドレイン領域15と前
記導電体35とが絶縁体33、36中に配置されている
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明による電界効果型半導体装置では、ソー
ス領域14、チャネル領域16及びドレイン領域15が
絶縁体33、36中に配置されていても、ソース領域1
4とチャネル領域16とが導電体35を介して電気的に
接続されているので、ドレイン領域15とチャネル領域
16との接合近傍における衝突電離によって生じたキャ
リア23、24対のうちの一方23はドレイン領域15
へ流れ、他方24は導電体35を介してソース領域14
へ流れる。このため、チャネル領域16内にキャリア2
4が蓄積されず、ソース領域14のシート抵抗も低い。
【0011】
【実施例】以下、張り合わせによるSOI構造のトラン
ジスタに適用した本発明の一実施例を、図1〜3を参照
しながら説明する。なお、図1〜3に示す一実施例のう
ちで、図4(a)に示した一従来例と対応する構成部分
には、図4(a)と同一の符号を付してある。
【0012】本実施例を製造するためには、図2(a)
に示す様に、Si基板31の主面上でトランジスタの活
性層のパターンにレジスト32を加工し、このレジスト
32をマスクにしたエッチングでSi基板31に凹凸を
設ける。そして、図2(b)に示す様に、レジスト32
を除去した後、SiO2 膜33等の絶縁膜をCVD法で
全面に堆積させる。
【0013】次に、図2(c)に示す様に、後に形成す
るソース領域とチャネル領域のうちでソース領域近傍の
部分とに跨がる開孔部34aを有するパターンにSiO
2 膜33上でレジスト34を加工し、このレジスト34
をマスクにしたエッチングでSiO2 膜33に開孔部3
3aを形成する。
【0014】次に、図3(a)に示す様に、レジスト3
4を除去した後、選択CVD法またはブランケットCV
D法によって、タングステン等の高融点金属35、その
シリサイド、または多結晶Si等で開孔部33aを埋め
る。そして、SiO2 膜36及び多結晶Si膜37を順
次に全面に堆積させる。
【0015】次に、図3(b)に示す様に、研磨等で多
結晶Si膜37を平坦にした後、Si基板等の支持基板
38を多結晶Si膜37に張り合わせる。そして、図3
(c)に示す様に、Si基板31を裏面側から研磨し
て、このSi基板31の凸部のみをSi層22として残
す。
【0016】次に、図1に示す様に、Si層22の表面
にゲート酸化膜としてのSiO2 膜12を形成した後、
閾値電圧を調整するための不純物(図示せず)をイオン
注入等でSi層22に導入する。そして、SiO2 膜1
2上に多結晶Si膜13等でゲート電極を形成し、多結
晶Si膜13の両側のSi層22中にソース領域及びド
レイン領域としてのN型の拡散層14、15を形成し
て、これらの拡散層14、15の間をチャネル領域16
にする。
【0017】以上の様にして製造した本実施例では、ト
ランジスタの活性層であるSi層22がSiO2 膜3
3、36中に島状に配置されているが、ソース領域であ
る拡散層14とチャネル領域16のうちで拡散層14の
近傍部分とに高融点金属35が接しているので、拡散層
14とチャネル領域16とが高融点金属35を介して電
気的に接続されている。なお、多結晶Si膜37は、ゲ
ート電極に対する基準電位を与えるバックゲートとして
の機能を有している。
【0018】
【発明の効果】本発明による電界効果型半導体装置で
は、チャネル領域内にキャリアが蓄積されないので、チ
ャネル領域の電位が変動することによる閾値電圧の変動
や寄生バイポーラトランジスタの動作がなく、信頼性が
高い。また、ソース領域のシート抵抗が低いので、ドレ
イン電流が多くて電流駆動能力が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】一実施例の製造工程の前半を示す側断面図であ
る。
【図3】一実施例の製造工程の後半を示す側断面図であ
る。
【図4】(a)は本発明の一従来例の側断面図、(b)
はバルク構造のトランジスタの側断面図である。
【符号の説明】
14 拡散層 15 拡散層 16 チャネル領域 33 SiO2 膜 35 高融点金属 36 SiO2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース領域とチャネル領域とが導電体を
    介して電気的に接続されていることを特徴とする電界効
    果型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記導電体は前記ソース領域及び前記チ
    ャネル領域に跨がって広がっていることを特徴とする請
    求項1記載の電界効果型半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記導電体は前記チャネル領域のうちで
    前記ソース領域側の部分に接していることを特徴とする
    請求項2記載の電界効果型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ソース領域、前記チャネル領域及び
    ドレイン領域と前記導電体とが絶縁体中に配置されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の電界効果型半導体装
    置。
JP27170894A 1994-10-11 1994-10-11 電界効果型半導体装置 Pending JPH08111529A (ja)

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JP27170894A JPH08111529A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 電界効果型半導体装置

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JPH08111529A true JPH08111529A (ja) 1996-04-30

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JP27170894A Pending JPH08111529A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 電界効果型半導体装置

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JP (1) JPH08111529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131038A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> Mosfetデバイスにおける浮遊体効果を減少させる方法及び構造体
JP2012186493A (ja) * 2012-05-14 2012-09-27 Sony Corp 半導体装置

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