JP2891237B2 - Soi構造の半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

Soi構造の半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特にSOI(Silicon O
n Insulator)構造の半導体装置およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SOI構造は、酸素イオンのイオン注入
を用いたSIMOX(Separation by I
mplanted Oxygen)法、シリコン基板の
貼り合わせ法等のSOI形成技術を用いて、絶縁体層上
に、単結晶シリコン層を形成したものである。
【0003】SOI構造の半導体基板上に形成されたM
OSトランジスタは、単結晶シリコン層の厚さにより、
厚膜SOI構造のMOSトランジスタと、薄膜SOI構
造のMOSトランジスタに分類される。ここで、厚膜S
OI構造の単結晶シリコン層の膜厚は、例えば約100
00×10-8cm(1000nm)以上であり、薄膜S
OI構造の単結晶シリコン層の膜厚は、例えば約300
〜2000×10-8cm程度である。
【0004】この薄膜SOI構造のMOSトランジスタ
は、低寄生容量、低接合リーク電流、完全素子分離、お
よび耐ソフトエラー等の特徴を有しており、半導体集積
回路の高速化、低消費電力化、高密度化、および高信頼
性化を可能とする技術として注目されている。
【0005】しかし、薄膜SOI構造のMOSトランジ
スタには、上述したような利点がある半面、基板浮遊効
果という問題がある。薄膜SOI構造では、チャネル領
域の電位が固定されないため、ドレイン領域近傍のイン
パクトイオン化現象で発生した余剰キャリアがチャネル
領域下部に蓄積する。基板浮遊効果とは、このチャネル
領域に蓄積する余剰キャリアにより、ドレイン破壊電圧
が低下したり、電流電圧特性にキンクが生じたりすると
いった問題が引き起こされるものである。
【0006】そこで、従来、チャネル領域と電気的に接
続されたボディコンタント領域から余剰キャリアを引き
抜くことで、基板浮遊効果を抑制する方法が提案されて
いる。
【0007】この種のボディコンタクト領域を用いる方
法の一つとして、図8及び図9に示すようなSOI構造
の半導体装置が提案されている。図8は、この半導体装
置の平面図、図9(A)、図9(B)はそれぞれ図8の
B−B′線、C−C′線に沿った断面図である。
【0008】以下、図8及び図9に基づき、従来提案さ
れている半導体装置の構造を説明する。なお、図8の左
右方向を「チャネル長方向」と呼び、チャネル長方向と
直交する方向を「チャネル幅方向」と呼ぶこととする。
【0009】図8及び図9を参照すると、半導体基板1
01の上には第1の絶縁体層102が形成されている。
第1の絶縁体層102の上には、単結晶シリコン層に所
定の濃度の不純物を導入して形成された第1導電型のチ
ャネル領域103、第2導電型のソース/ドレイン領域
104、105が設けられており、チャネル領域103
の上に形成された第2の絶縁体層(ゲート絶縁膜)10
6、ゲート電極107ともにMOSトランジスタを構成
している。
【0010】また、通常のMOSトランジスタと同様
に、ソース/ドレイン領域104、105はゲート電極
のサイドウォール絶縁体層108の形成後に、イオン注
入によってチャネル領域103とは離間されて形成され
ており、チャネル領域103とソース/ドレイン領域1
04、105の間には、ホットキャリア劣化を抑制する
ためのLDD(Lightly Doped Drai
n;低濃度ドレイン)領域109として第2導電型の半
導体層が形成されている。LDD領域109は、ソース
/ドレイン領域104、105よりも低い不純物濃度を
有する。
【0011】さらに、図8及び図9を参照して、この半
導体装置は、ソース/ドレイン領域104をLDD領域
109とで挟むようにして第1の絶縁体層102上に設
けられた第3の絶縁体層110と、第3の絶縁体層11
0をソース/ドレイン領域104とで挟むようにして第
1の絶縁体層102上に設けられた第1導電型の単結晶
シリコン層からなるボデイコンタクト領域111と、第
1の絶縁体層102上であってチャネル領域103、ソ
ース/ドレイン領域104、105のチャネル幅方向の
端部にチャネル長方向に沿うように設けられてチャネル
領域103とボディコンタクト領域111とを電気的に
接続する第1導電型の単結晶シリコン層からなる所定の
経路112と、を有している。
【0012】ボディコンタクト領域111はチャネル領
域103よりも高い不純物濃度を有しており、所定の経
路112はチャネル領域103と同一、またはチャネル
領域103よりも高く、且つ、ボディコンタクト領域1
11よりも低い、不純物濃度を有している。
【0013】チャネル領域103、ソース/ドレイン領
域104、105、LDD領域109、第3の絶縁体層
110、ボディコンタクト領域111、所定の経路11
2からなる素子領域は、第1の絶縁体層102上に設け
られた素子分離用の絶縁体層113によって囲まれてい
る。
【0014】素子全体は、層間絶縁膜114で覆われて
おり、ソース/ドレイン領域104、105、ゲート電
極107はそれぞれコンタクト配線115、116、1
17を介して層間絶縁膜114上に設けられた配線層1
18、119、120に接続されている。またボディコ
ンタクト領域111は、コンタクト配線121を介し
て、層間絶縁膜114上に設けられた配線層122に接
続されている。
【0015】このような構成を有するSOI構造の半導
体装置では、インパクトイオン化現象でチャネル領域1
03内で発生した発生した余剰キャリアが、所定の経路
112、ボディコンタクト領域111、コンタクト配線
121、配線層122を介して外部に引き抜かれる。こ
のため、前述した基板浮遊効果による種々の問題の発生
を防ぐことができる。
【0016】なお、図8に示した半導体装置では、不純
物濃度の高いボディコンタクト領域111とソース/ド
レイン領域104の間に第3の絶縁体層110が設けら
れているため、ボディコンタクト領域111とソース/
ドレイン領域104が接することによる接合耐圧の低下
を防ぐことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】薄膜SOI構造のMO
Sトランジスタでは、チャネル領域やソース/ドレイン
領域を形成する単結晶シリコン層を薄く形成するほど、
サブスレッショルド特性の向上や短チャネル効果の抑制
に効果がある。一方、単結晶シリコン層を薄くするほ
ど、ソース/ドレイン領域の電気抵抗が大きくなり、L
SIの高速化を妨げる。
【0018】そこで、従来、ソース/ドレイン領域の少
なくとも一部分を金属シリサイド化することによって、
ソース/ドレイン領域の低抵抗化をはかる方法が提案さ
れている。
【0019】この金属シリサイド化されたソース/ドレ
イン領域は、一般的に、次のような製造方法により形成
される。
【0020】まず、通常の方法に従ってゲート電極およ
びソース/ドレイン領域を形成する。
【0021】次に、スパッタリング法等により全面に高
融点金属薄膜あるいは準貴金属薄膜を形成する。
【0022】その後熱処理および選択エッチングを施す
ことにより、単結晶シリコン層の表面に金属シリサイド
層をする。このとき、ゲート電極を多結晶シリコンで形
成し、サイドウォール絶縁体層を用いることによって、
ゲート電極上とソース/ドレイン領域上に、自己整合的
(self−align)に、金属シリサイド層を形成
すれば、いわゆるサリサイド構造となる。
【0023】しかしながら、この金属シリサイド化によ
るソース/ドレイン領域の低抵抗化を、図8に示した従
来のSOI構造の半導体装置に適用しようとすると、次
のような問題が発生する。
【0024】すなわち、前述したような方法で金属シリ
サイド層を形成すると、図8及び図9に示した薄膜SO
I構造において、同一の単結晶シリコン層から形成され
ている、ソース/ドレイン領域104、105、所定の
経路112、およびボディコンタクト領域111がすべ
て金属シリサイド化され、電気的に短絡してしまい、M
OSトランジスタの機能を果たさなくなってしまう。
【0025】このように、図8及び図9を参照して説明
したSOI構造の半導体装置に、前述したような方法で
金属シリサイド層を形成した状態を示したのが、図10
及び図11である。図10は、図8の構造を、サリサイ
ド化した半導体装置の平面図、図11は、図10のB−
B′線に沿った断面図である。
【0026】図10に示すとおり、従来の金属シリサイ
ド層の形成方法では、同一の単結晶シリコン層から形成
されているソース/ドレイン領域104、105、所定
の経路112、およびボディコンタクト領域111が、
金属シリサイド層123、124によって電気的に短絡
してしまう。また図10の構造では、ゲート電極上に形
成される金属シリサイド層125のみが、サイドウォー
ル絶縁体層108により他の領域とは分離される。
【0027】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、ソース/ドレイ
ン領域とボディコンタクト領域が短絡することなく、ソ
ース/ドレイン領域を金属シリサイド化してソース/ド
レイン領域の低抵抗化を実現するSOI構造の半導体装
置、およびその製造方法を提供することにある。
【0028】また、本発明の他の目的は、上記のSOI
構造の半導体装置をゲートアレイ化したSOI構造の半
導体ゲートアレイを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、次のようなSOI構造の半導体装置およびその製
造方法を提供する。
【0030】すなわち、本発明の半導体装置は、第1の
絶縁体層と、該第1の絶縁体層上の単結晶シリコン層に
形成されたMOSトランジスタとを含むSOI構造の半
導体装置であって、前記MOSトランジスタが、所定方
向に一定のチャネル長を有すると共に前記所定方向に対
して直交する方向に一定のチャネル幅を有するように前
記第1の絶縁体層上に形成された第1導電型のチャネル
領域と、前記チャネル領域を挟むように前記絶縁体層上
に形成された第2導電型のソース領域およびドレイン領
域と、前記チャネル領域上に形成された第2の絶縁体層
と、該第2の絶縁体層上に形成されたゲート電極と、前
記ソース領域および前記ドレイン領域の少なくとも1方
に隣接して設けられ、前記チャネル領域の前記チャネル
幅方向に平行に、且つ前記第1の絶縁体上に形成された
第3の絶縁体層と、前記ソース領域およびドレイン領域
と同一面上において前記チャネル領域に接続されるよう
に設けられ、前記チャネル長方向に延びる所定の経路
と、前記ソース領域およびドレイン領域の少なくとも一
方と前記第3の絶縁体層を挾持するように設けられると
共に前記所定の経路を介して前記チャネル領域と電気的
に接続されたボディコンタクト領域とを有するSOI構
造の半導体装置において、前記所定の経路上を覆うよう
に設けられ、前記チャネル方向に延びる第4の絶縁体層
と、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を覆
うように設けられ、前記第4の絶縁体層の側壁に形成さ
れた第5の絶縁体層とを有しており、前記第4の絶縁体
層と前記第5の絶縁体層で覆われた領域を除く前記ソー
ス領域、前記ドレイン領域、前記ゲート電極、および前
記ボディコンタクト領域の一部あるいはすべてに金属シ
リサイド層が形成されていることを特徴としたものであ
る。
【0031】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上の単結晶シリコ
ン層に形成されたMOSトランジスタとを含むSOI構
造の半導体装置の製造方法であって、前記MOSトラン
ジスタが、所定方向に一定のチャネル長を有すると共に
前記所定方向に対して直交する方向に一定のチャネル幅
を有するように前記第1の絶縁体層上に形成された第1
導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域を挟むよう
に前記絶縁体層上に形成された第2導電型のソース領域
およびドレイン領域と、前記チャネル領域上に形成され
た第2の絶縁体層と、該第2の絶縁体層上に形成された
ゲート電極と、前記ソース領域および前記ドレイン領域
の少なくとも1方に隣接して設けられ、前記チャネル領
域の前記チャネル幅方向に平行に、且つ前記第1の絶縁
体上に形成された第3の絶縁体層と、前記ソース領域お
よびドレイン領域と同一面上において前記チャネル領域
に接続されるように設けられ、前記チャネル長方向に延
びる所定の経路と、前記ソース領域およびドレイン領域
の少なくとも一方と前記第3の絶縁体層を挾持するよう
に設けられると共に前記所定の経路を介して前記チャネ
ル領域と電気的に接続されたボディコンタクト領域とを
有するSOI構造の半導体装置の製造方法において、前
記第1の絶縁体層上の前記単結晶シリコン層に前記チャ
ネル領域、前記所定の経路を形成し、前記第2の絶縁体
層、前記ゲート電極、および前記第3の絶縁体層を形成
した後、前記所定の経路を覆うように前記チャネル方向
に延びる第4の絶縁体層を形成する工程と、前記ゲート
電極と前記第4の絶縁体層とをマスクとする不純物イオ
ン注入および活性化熱処理により、前記単結晶シリコン
層に前記ソース領域、前記ドレイン領域を形成する工程
と、全面に絶縁膜を堆積させてエッチバックすることに
より、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を
覆うように、前記第4の絶縁体層の側壁に第5の絶縁体
層を形成する工程と、全面に高融点金属あるいは準貴金
属を堆積させた後、熱処理および選択エッチングを施す
ことにより、前記第4の絶縁体層および前記第5の絶縁
体層に覆われた部分を除く前記ソース領域、前記ドレイ
ン領域の上に選択的に金属シリサイド層を形成する工程
とを含むことを特徴としたものである。
【0032】さらに、本発明は、上記のSOI構造の半
導体装置をゲートアレイ化したSOI構造の半導体ゲー
トアレイを提供する。
【0033】すなわち、本発明に係るSOI構造の半導
体ゲートアレイは、第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体
層上の単結晶シリコン層に複数形成されたMOSトラン
ジスタとを含むSOI構造の半導体ゲートアレイであっ
て、前記各MOSトランジスタが、所定方向に一定のチ
ャネル長を有すると共に前記所定方向に対して直交する
方向に一定のチャネル幅を有するように前記第1の絶縁
体層上に形成された第1導電型のチャネル領域と、前記
チャネル領域を挟むように前記絶縁体層上に形成された
第2導電型のソース領域およびドレイン領域と、前記チ
ャネル領域上に形成された第2の絶縁体層と、該第2の
絶縁体層上に形成されたゲート電極と、前記ソース領域
および前記ドレイン領域の少なくとも1方に隣接して設
けられ、前記チャネル領域の前記チャネル幅方向に平行
に、且つ前記第1の絶縁体上に形成された第3の絶縁体
層と、前記ソース領域およびドレイン領域と同一面上に
おいて前記チャネル領域に接続されるように設けられ、
前記チャネル長方向に延びる所定の経路と、前記ソース
領域およびドレイン領域の少なくとも一方と前記第3の
絶縁体層を挾持するように設けられると共に前記所定の
経路を介して前記チャネル領域と電気的に接続されたボ
ディコンタクト領域とを有しており、且つ複数のMOS
トランジスタが前記ボディコンタクト領域を共有してい
るSOI構造の半導体ゲートアレイにおいて、前記所定
の経路上を覆うように設けられ、前記チャネル方向に延
びる第4の絶縁体層と、前記ソース領域および前記ドレ
イン領域の一部を覆うように設けられ、前記第4の絶縁
体層の側壁に形成された第5の絶縁体層とを有してお
り、前記第4の絶縁体層と前記第5の絶縁体層で覆われ
た領域を除く前記ソース領域、前記ドレイン領域、前記
ゲート電極、および前記ボディコンタクト領域の一部あ
るいはすべてに金属シリサイド層が形成されていること
を特徴としたものである。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の半導体装置は、その好ましい実施
の形態において、半導体基板(図2の1)の上に第1の
絶縁体層(図2の2)、チャネル領域(図2の3)、ソ
ース/ドレイン領域(図2の4、5)、第2の絶縁体層
(ゲート絶縁膜)(図2の6)、ゲート電極(図2の
7)、サイドウォール絶縁体層(図2の8)、LDD領
域(図2の9)、第3の絶縁体層(図2の10)、ボデ
ィコンタクト領域(図2の11)が形成され、またチャ
ネル領域(図2の3)とボディコンタクト領域(図2の
11)とを電気的に接続する所定の経路(図2の12)
が形成されており、チャネル領域(図2の3)、ソース
/ドレイン領域(図2の4、5)、第3の絶縁体層(図
2の10)、ボディコンタクト領域(図2の11)、所
定の経路(図2の12)からなる素子領域は、第1の絶
縁体層(図2の2)上に設けられた素子分離用の絶縁体
層(図2の13)によって囲まれている。所定の経路
(図2の12)の上には、チャネル長方向に延びる第4
の絶縁体層(図2の14)が設けられており、その側壁
にはソース/ドレイン領域の上を一部覆うように第5の
絶縁体層(図2の15)が設けられている。
【0035】さらに、第4の絶縁体層(図2の14)、
第5の絶縁体層(図2の15)で覆われた領域を除くソ
ース/ドレイン領域(図2の4、5)の上、ゲート電極
(図2の7)の上、およびボディコンタクト領域(図2
の11)の上には、金属シリサイド層(図2の16、1
7、18、19)がそれぞれ形成されている。
【0036】上記構成の本発明の実施の形態の半導体装
置の製造方法は、その好ましい実施の形態において、
(a)第1の絶縁体層上の単結晶シリコン層に、チャネ
ル領域、所定の経路を形成し、第2の絶縁体層、ゲート
電極、および第3の絶縁体層を形成した後、所定の経路
を覆うように前記チャネル方向に延びる第4の絶縁体層
(図4(d)の14)を形成する工程と、(b)ゲート
電極と第4の絶縁体層とをマスクとする不純物イオン注
入(図4(e)参照)、および活性化熱処理により、単
結晶シリコン層にソース領域、ドレイン領域(図4
(f)の5)を形成する工程と、(c)全面に絶縁膜を
堆積させてエッチバックすることにより、ソース領域お
よびドレイン領域の一部を覆うように、第4の絶縁体層
の側壁に第5の絶縁体層(図5(h)の15)を形成す
る工程と、(d)全面に高融点金属あるいは準貴金属を
堆積させた後、熱処理および選択エッチングを施すこと
により、第4の絶縁体層および前記第5の絶縁体層に覆
われた部分を除くソース領域、ドレイン領域の上に選択
的に金属シリサイド層(図6(j)の17参照)を形成
する工程と、を含む。
【0037】
【実施例】本発明のSOI構造の半導体装置およびその
製造方法、また本発明のSOI構造の半導体ゲートアレ
イの各実施例について、図面を参照して以下に詳細に説
明する。
【0038】[実施例1]図1および図2は、本発明の
第1の実施例に係るSOI構造の半導体装置の構成を示
す図である。
【0039】図1は、本発明の第1の実施例を示す平面
図、図2(a)、図2(b)はそれぞれ図1のB−B′
線、C−C′線に沿う断面図である。図1に基づき、本
発明の第1の実施例であるSOI構造の半導体装置の構
成を説明する。なお、図1の左右方向を「チャネル長方
向」と呼び、チャネル長方向と直交する方向を「チャネ
ル幅方向」と呼ぶこととする。
【0040】図1及び図2を参照すると、この第1の実
施例において、半導体基板1の上には第1の絶縁体層2
が形成されている。第1の絶縁体層2の上には、単結晶
シリコン層に所定の濃度の不純物を導入して形成された
第1導電型のチャネル領域3、第2導電型のソース/ド
レイン領域4、5が設けられており、チャネル領域3の
上に形成された第2の絶縁体層(ゲート絶縁膜)6、ゲ
ート電極7とともにMOSトランジスタを構成してい
る。
【0041】また通常のMOSトランジスタと同様に、
ソース/ドレイン領域4、5はゲート電極のサイドウォ
ール絶縁体層8の形成後に、イオン注入によってチャネ
ル領域とは離間されて形成されており、チャネル領域3
とソース/ドレイン領域4、5の間には、ホットキャリ
ア劣化を抑制するためのLDD(Lightly Do
ped Drain)領域9として第2導電型の半導体
層が形成される。LDD領域9は、ソース/ドレイン領
域4、5よりも低い不純物濃度を有する。
【0042】さらに、この第1の実施例の半導体装置
は、ソース/ドレイン領域4をLDD領域9とで挟むよ
うにして第1の絶縁体層2上に設けられた第3の絶縁体
層10と、第3の絶縁体層10をソース/ドレイン領域
4とで挟むようにして第1の絶縁体層2上に設けられた
第1導電型の単結晶シリコン層からなるボディコンタク
ト領域11と、第1の絶縁体層2上であってチャネル領
域3、ソース/ドレイン領域4、5のチャネル幅方向の
端部にチャネル長方向に沿うように設けられてチャネル
領域3とボディコンタクト領域11とを電気的に接続す
る第1導電型の単結晶シリコン層からなる所定の経路1
2と、を有している。
【0043】ボディコンタクト領域11はチャネル領域
3よりも高い不純物濃度を有しており、所定の経路12
はチャネル領域3と同一、またはチャネル領域3よりも
高くボディコンタクト領域11よりも低い不純物濃度を
有している。
【0044】チャネル領域3、ソース/ドレイン領域
4、5、第3の絶縁体層10、ボディコンタクト領域1
1、所定の経路12からなる素子領域は、第1の絶縁体
層2上に設けられた素子分離用の絶縁体層13によって
囲まれている。
【0045】所定の経路12の上には、チャネル方向に
延びる第4の絶縁体層14が設けられており、その側壁
にはソース/ドレイン領域の上を一部覆うように第5の
絶縁体層15が設けられている。
【0046】さらに、第4の絶縁体層14、第5の絶縁
体層15で覆われた領域を除くソース/ドレイン領域
4、5の上、ゲート電極7の上、およびボディコンタク
ト領域11の上には、金属シリサイド層16、17、1
8、19がそれぞれ形成されている。ここで、金属シリ
サイド層としては、TiSi2、CoSi2、NiSi等
を用いればよい。
【0047】素子全体は層間絶縁膜20で覆われてお
り、ソース/ドレイン領域4、5、ゲート電極7はそれ
ぞれ金属シリサイド層16、17、18およびコンタク
ト配線21、22、23を介して、層間絶縁膜20上に
設けられた配線層24、25、26に接続されている。
【0048】またボディコンタクト領域11は、金属シ
リサイド層19およびコンタクト配線27を介して、層
間絶縁膜20上に設けられた配線層28に接続されてい
る。
【0049】この第1の実施例の半導体装置では、イン
パクトイオン化現象でチャネル領域3内で発生した発生
した余剰キャリアが、所定の経路12、ボディコンタク
ト領域11、コンタクト領域27、配線層28を介して
外部に引き抜かれる。従って、前述した基板浮遊効果に
よる種々の問題の発生を防ぐことができる。
【0050】また、図1及び図2を参照して、この第1
の実施例の半導体装置では、不純物濃度の高いボディコ
ンタクト領域11とソース/ドレイン領域4の間に第3
の絶縁体層10が設けられているため、ボディコンタク
ト領域11とソース/ドレイン領域4が接することによ
る接合耐圧の低下を防ぐことができる。加えて、所定の
経路12はボディコンタクト領域11よりも低い不純物
濃度を有しているため、ソース/ドレイン領域4、5と
所定の経路12が接することによる接合耐圧の低下もな
い。
【0051】さらに、ソース/ドレイン領域4、5、ゲ
ート電極7、およびボディコンタクト領域11の表面に
は金属シリサイド層16、17、18、19が形成され
ており、これらの領域の寄生抵抗が低減されている。そ
して、ソース/ドレイン領域4、5と所定の経路12と
の間にはpn接合で分離されており、金属シリサイド層
16、17を介して電気的に短絡することはない。
【0052】[実施例2]本発明の第2の実施例は、S
OI構造の半導体装置の製造方法に関するものである。
図3乃至図6は、本発明の第2の実施例の半導体装置の
製造方法を説明するための工程断面図であり、図1の半
導体装置を製造する場合について、図1のB−B′線に
沿った断面を、その各製造工程順に模式的に示したもの
である。図3乃至図6を参照して、本発明の第2の実施
例であるSOI構造の半導体装置の製造方法を、製造工
程順に説明する。
【0053】図3(a)に示すように、半導体基板1の
上に第1の絶縁体層2が、さらに第1の絶縁体層2の上
に単結晶シリコン層29が形成されたいわゆるSOI基
板の上に、素子分離用の絶縁体層13および第3の絶縁
体層(図示しない)を形成する。
【0054】次に、図3(b)に示すように、リソグラ
フィー工程によりフォトレジスト30をパターニング
し、イオン注入を行って、所定の経路12を形成する。
同様にして、所定のイオン注入を行いチャネル領域(図
示しない)を形成する。
【0055】また、通常の方法により第2の絶縁体層
(ゲート絶縁膜)、ゲート電極、LDD領域、およびゲ
ート電極のサイドウォール絶縁体層を形成する(図示し
ない)。
【0056】その後、図3(c)、図4(d)に示すよ
うに、全体に絶縁体層31を堆積し、フォトリソグラフ
ィー工程およびエッチング工程を経て、所定の経路12
を覆うような第4の絶縁体層14を形成する。
【0057】ここで、絶縁体層31(図3(c)参照)
としては、シリコン酸化膜を、プラズマCVD法等によ
って堆積させればよい。
【0058】次に、図4(e)に示すように、ソース/
ドレイン領域を形成するための不純物イオンの注入を行
う。このとき不純物イオンが注入される領域は、第4の
絶縁体層14、ゲート電極のサイドウォール、第3の絶
縁体層または素子分離用の絶縁体層13で囲まれた領域
となる。このとき、ソース/ドレインを形成しない領
域、たとえばボディコンタクト領域上はフォトレジスト
32でマスクされる。
【0059】続いて所定の熱処理を行うことにより、注
入された不純物イオンが活性化され、図4(f)に示す
ように、ソース/ドレイン領域5が形成される。このと
き、ソース/ドレイン領域5と所定の経路12の境界に
はpn接合が形成される。
【0060】なお、ボディコンタクト領域形成の工程
は、特に図示しないが、NMOSトランジスタのボディ
コンタクト領域は、PMOSトランジスタのソース/ド
レイン領域の形成と同じイオン注入で、またPMOSト
ランジスタのボディコンタクト領域はNMOSトランジ
スタのソース/ドレイン領域の形成と同じイオン注入工
程でそれぞれ形成すればよい。
【0061】次に、図5(g)に示すように、再び全面
に絶縁体層33を堆積する。
【0062】続いて、この絶縁体層33をエッチバック
して、図5(h)に示すような第5の絶縁体層15を形
成する。
【0063】絶縁体層33としては、シリコン酸化膜を
減圧CVD法等により堆積させればよい。またエッチバ
ックは、例えばSF6およびCCl22系のガスを使用
した反応性イオンエッチングを行えばよい。
【0064】この後、図5(i)に示すように、全面に
金属層34をスパッタリング法等により形成する。
【0065】さらに所定の熱処理工程および選択エッチ
ング工程を経て、ソース/ドレイン領域5の表面に、図
6(j)に示すような金属シリサイド層17が選択的に
形成される。このとき、ボディコンタクト領域上、およ
びゲート電極上にも金属シリサイド層が形成される(図
示しない)。
【0066】ここで、金属シリサイド層としては、金属
層34として、Ti、Co、Ni等を用いることによ
り、TiSi2、CoSi2、NiSi等が形成される。
また、金属シリサイド層17を形成するための熱処理と
しては、まず1回目のアニールで準安定なシリサイド層
を形成し、未反応の半属層34を選択的に除去した後、
2回目のアニールを行う、2ステップアニール法を用い
てもよい。またこれらのアニールは、好ましくは、雰囲
気制御性に優れたRTA(Rapid Thermal
Anneal)法を用いるとよい。
【0067】その後、層間絶縁膜20、コンタクト配線
22および配線層25を形成して、図6(k)に示すよ
うなSOI構造の半導体装置が得られる。
【0068】以上述べた製造方法では、金属シリサイド
層17がソース/ドレイン領域5よりも自己整合的に小
さく形成されるため、金属シリサイド層17がソース/
ドレイン領域5と所定の経路12の境界のpn接合部分
に達することがなく、ソース/ドレイン領域5と所定の
経路12はpn接合で常に分離される。
【0069】[実施例3]本発明の第3の実施例は、S
OI構造の半導体ゲートアレイ装置に関するものであ
り、図7に示される構成を有している。
【0070】図7は、本発明の第3の実施例を示す平面
図であり、第1の実施例のSOI構造の半導体装置をア
レイ状に配列したものである。
【0071】以下、図7を参照して、本発明の第3の実
施例であるSOI構造の半導体ゲートアレイの構成を説
明する。なお、図7の左右方向を「チャネル幅方向」と
呼び、チャネル幅方向と直交する方向を「チャネル長方
向」と呼ぶこととする。
【0072】図7の構成では、4つのMOSトランジス
タが一つのボディコンタクト領域(図7ではボディコン
タクト領域上の金属シリサイド層19を図示)を共有し
ている。
【0073】またチャネル長方向に配列されたすべての
MOSトランジスタが、所定の経路上を覆う第4の絶縁
体層14、その側壁の第5の絶縁体層15、およびボデ
ィ領域の余剰電荷を引き抜くための配線層28を共有し
ている。
【0074】なお、図7の半導体ゲートアレイは、図1
のSOI構造の半導体装置を配列したものであるから、
図2(A)、図2(B)と同様の断面構造を持つ。
【0075】ここで、図7では、図面の簡略化のために
MOSトランジスタをチャネル長方向にのみ配列したも
のを示しているが、チャネル幅方向にも同様に配列され
ることはいうまでもない。
【0076】このようにMOSトランジスタをアレイ状
に配列した場合でも、インパクトイオン化現象でチャネ
ル領域内に発生した発生した余剰キャリアは、所定の経
路12、ボディコンタクト領域、金属シリサイド層1
9、コンタクト配線27、配線層28を介して外部に引
き抜かれる。従って、前述した基板浮遊効果による種々
の問題の発生を防ぐことができる。
【0077】また、図7に示した半導体ゲートアレイで
は、不純物濃度の高いボディコンタクト領域とソース/
ドレイン領域の間に第3の絶縁体層10が設けられてい
るため、ボディコンタクト領域とソース/ドレイン領域
が接することによる接合耐圧の低下を防ぐことができ
る。加えて、所定の経路12はボディコンタクト領域よ
りも低い不純物濃度を有しているため、ソース/ドレイ
ン領域と所定の経路12が接することによる接合耐圧の
低下もない。
【0078】さらに、ソース/ドレイン領域、ゲート領
域、およびボディコンタクト領域の表面には金属シリサ
イド層16、17、18、19が形成されており、これ
らの領域の寄生抵抗が低減されている。ソース/ドレイ
ン領域と所定の経路12との間はpn接合で分離されて
おり、金属シリサイド層16、17を介して電気的に短
絡することはない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソース/ドレイン領域とボディコンタクト領域が短絡す
ることなく、ソース/ドレイン領域を金属シリサイド化
してソース/ドレイン領域の低抵抗化を実現するSOI
構造の半導体装置を得ることができる。
【0080】また、本発明によれば、上記のSOI構造
の半導体装置をゲートアレイ化したSOI構造の半導体
ゲートアレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のSOI構造の半導体装
置の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のSOI構造の半導体装
置の構成を示す図であり、(A)は図1ののB−B′
線、(B)は図1のC−C′線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のSOI構造の半導体装
置の製造方法について、工程順に示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例のSOI構造の半導体装
置の製造方法について、工程順に示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例のSOI構造の半導体装
置の製造方法について、工程順に示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例のSOI構造の半導体装
置の製造方法について、工程順に示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例のSOI構造の半導体ゲ
ートアレイの構成を示す平面図である。
【図8】従来のSOI構造の半導体装置の構成を示す平
面図である。
【図9】従来のSOI構造の半導体装置の構成を示す図
であり、(A)は図8のB−B′線、(B)は図8のC
−C′線に沿った断面図である。
【図10】別の従来のSOI構造の半導体装置の構成を
示す平面図である。
【図11】図10のB−B′線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1の絶縁体層 3 チャネル領域 4 ソース/ドレイン領域 5 ソース/ドレイン領域 6 第2の絶縁体層(ゲート絶縁膜) 7 ゲート電極 8 サイドウォール絶縁体層 9 LDD領域 10 第3の絶縁体層 11 ボディコンタクト領域 12 所定の経路 13 素子分離用の絶縁体層 14 第4の絶縁体層 15 第5の絶縁体層 16 金属シリサイド層 17 金属シリサイド層 18 金属シリサイド層 19 金属シリサイド層 20 層間絶縁膜 21 コンタクト配線 22 コンタクト配線 23 コンタクト配線 24 配線層 25 配線層 26 配線層 27 コンタクト配線 28 配線層 29 単結晶シリコン層 30 フォトレジスト 31 絶縁体層 32 フォトレジスト 33 絶縁体層 34 金属層 101 半導体基板 102 第1の絶縁体層 103 チャネル領域 104 ソース/ドレイン領域 105 ソース/ドレイン領域 106 第2の絶縁体層(ゲート絶縁膜) 107 ゲート電極 108 サイドウォール絶縁体層 109 LDD領域 110 第3の絶縁体層 111 ボディコンタクト領域 112 所定の経路 113 素子分離用の絶縁体層 114 層間絶縁膜 115 コンタクト配線 116 コンタクト配線 117 コンタクト配線 118 配線層 119 配線層 120 配線層 121 コンタクト配線 122 配線層 123 金属シリサイド層 124 金属シリサイド層 125 金属シリサイド層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板上に形成された絶縁層
    と、該絶縁層上の単結晶シリコン層に形成されたMOS
    トランジスタと、を含むSOI(Silicon On
    Insulator)構造の半導体装置であって、 前記MOSトランジスタのチャネル領域と、前記単結晶
    シリコン層に設けられるボディコンタクト領域と、を接
    続するための所定の経路を覆う絶縁層を備え、前記所定
    の経路を覆う絶縁層の側壁部のサイドウォール絶縁層
    が、前記MOSトランジスタのソース及びドレイン領域
    の一部を覆い、 前記ソース領域、前記ドレイン領域の前記絶縁層及びサ
    イドウォール絶縁層で覆われた領域以外の領域、及び前
    記ボディコンタクト領域に金属シリサイド層が形成され
    ており、前記ソース/ドレイン領域と前記所定の経路と
    の間は電気的に分離されている、ことを特徴とするSO
    I構造の半導体装置。
  2. 【請求項2】第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上の
    単結晶シリコン層に形成されたMOSトランジスタと、
    を含むSOI(Silicon On Insulat
    or)構造の半導体装置であって、 前記MOSトランジスタが、所定方向に一定のチャネル
    長を有すると共に、前記所定方向に対して直交する方向
    に一定のチャネル幅を有するように、前記第1の絶縁体
    層上に形成された第1導電型のチャネル領域と、 前記チャネル領域を挟むように前記絶縁体層上に形成さ
    れた第2導電型のソース領域およびドレイン領域と、 前記チャネル領域上に形成された第2の絶縁体層と、 該第2の絶縁体層上に形成されたゲート電極と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域の少なくとも1
    方に隣接して設けられ、前記チャネル領域の前記チャネ
    ル幅方向に平行に、且つ、前記第1の絶縁体層上に形成
    された第3の絶縁体層と、 前記ソース領域およびドレイン領域と同一面上におい
    て、前記チャネル領域に接続されるように設けられ、前
    記チャネル長方向に延在する所定の経路と、 前記ソース領域およびドレイン領域の少なくとも一方と
    前記第3の絶縁体層を挾持するように設けられると共
    に、前記所定の経路を介して前記チャネル領域と電気的
    に接続されたボディコンタクト領域と、 を有するSOI構造の半導体装置において、 前記所定の経路上を覆うように設けられ、前記チャネル
    方向に延びる第4の絶縁体層と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を覆うよ
    うに設けられ、前記第4の絶縁体層の側壁に形成された
    第5の絶縁体層と、 を有しており、 前記第4の絶縁体層と前記第5の絶縁体層で覆われた領
    域を除く前記ソース領域、前記ドレイン領域、前記ゲー
    ト電極、および前記ボディコンタクト領域の一部あるい
    はすべてに、金属シリサイド層が形成されている、 ことを特徴とするSOI構造の半導体装置。
  3. 【請求項3】第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上の
    単結晶シリコン層に形成されたMOSトランジスタと、
    を含むSOI構造の半導体装置であって、 前記MOSトランジスタが、所定方向に一定のチャネル
    長を有すると共に、前記所定方向に対して直交する方向
    に一定のチャネル幅を有するように前記第1の絶縁体層
    上に形成された第1導電型のチャネル領域と、 前記チャネル領域を挟むように前記絶縁体層上に形成さ
    れた第2導電型のソース領域およびドレイン領域と、 前記チャネル領域上に形成された第2の絶縁体層と、 該第2の絶縁体層上に形成されたゲート電極と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域の少なくとも1
    方に隣接して設けられ、前記チャネル領域の前記チャネ
    ル幅方向に平行に、且つ前記第1の絶縁体上に形成され
    た第3の絶縁体層と、 前記ソース領域およびドレイン領域と同一面上において
    前記チャネル領域に接続されるように設けられ、前記チ
    ャネル長方向に延びる所定の経路と、 前記ソース領域およびドレイン領域の少なくとも一方と
    前記第3の絶縁体層を挾持するように設けられると共
    に、前記所定の経路を介して前記チャネル領域と電気的
    に接続されたボディコンタクト領域と、 を有するSOI構造の半導体装置の製造方法において、 (a)前記第1の絶縁体層上の前記単結晶シリコン層
    に、前記チャネル領域、前記所定の経路を形成し、前記
    第2の絶縁体層、前記ゲート電極、および前記第3の絶
    縁体層を形成した後、前記所定の経路を覆うように前記
    チャネル方向に延びる第4の絶縁体層を形成する工程
    と、 (b)前記ゲート電極と前記第4の絶縁体層とをマスク
    とする不純物イオン注入および活性化熱処理により、前
    記単結晶シリコン層に前記ソース領域、前記ドレイン領
    域を形成する工程と、 (c)全面に絶縁膜を堆積させてエッチバックすること
    により、前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部
    を覆うように、前記第4の絶縁体層の側壁に第5の絶縁
    体層を形成する工程と、 (d)全面に高融点金属あるいは準貴金属を堆積させた
    後、熱処理および選択エッチングを施すことにより、前
    記第4の絶縁体層および前記第5の絶縁体層に覆われた
    部分を除く前記ソース領域、前記ドレイン領域の上に選
    択的に金属シリサイド層を形成する工程と、 を含むことを特徴とするSOI構造の半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上の
    単結晶シリコン層に複数形成されたMOSトランジスタ
    とを含むSOI構造の半導体ゲートアレイであって、 前記各MOSトランジスタが、所定方向に一定のチャネ
    ル長を有すると共に、前記所定方向に対して直交する方
    向に一定のチャネル幅を有するように前記第1の絶縁体
    層上に形成された第1導電型のチャネル領域と、 前記チャネル領域を挟むように前記絶縁体層上に形成さ
    れた第2導電型のソース領域およびドレイン領域と、 前記チャネル領域上に形成された第2の絶縁体層と、 該第2の絶縁体層上に形成されたゲート電極と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域の少なくとも1
    方に隣接して設けられ、前記チャネル領域の前記チャネ
    ル幅方向に平行に、且つ前記第1の絶縁体上に形成され
    た第3の絶縁体層と、 前記ソース領域およびドレイン領域と同一面上において
    前記チャネル領域に接続されるように設けられ、前記チ
    ャネル長方向に延びる所定の経路と、 前記ソース領域およびドレイン領域の少なくとも一方と
    前記第3の絶縁体層を挾持するように設けられると共
    に、前記所定の経路を介して前記チャネル領域と電気的
    に接続されたボディコンタクト領域と、 を有しており、且つ、 複数のMOSトランジスタが前記ボディコンタクト領域
    を共有しているSOI構造の半導体ゲートアレイにおい
    て、 前記所定の経路上を覆うように設けられ、前記チャネル
    方向に延びる第4の絶縁体層と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域の一部を覆うよ
    うに設けられ、前記第4の絶縁体層の側壁に形成された
    第5の絶縁体層と、 を有しており、 前記第4の絶縁体層と前記第5の絶縁体層で覆われた領
    域を除く前記ソース領域、前記ドレイン領域、前記ゲー
    ト電極、および前記ボディコンタクト領域の一部あるい
    はすべてに金属シリサイド層が形成されている、 ことを特徴とするSOI構造の半導体ゲートアレイ。
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