JPH08111448A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH08111448A
JPH08111448A JP6272875A JP27287594A JPH08111448A JP H08111448 A JPH08111448 A JP H08111448A JP 6272875 A JP6272875 A JP 6272875A JP 27287594 A JP27287594 A JP 27287594A JP H08111448 A JPH08111448 A JP H08111448A
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JP
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carrier
transfer
substrate
unit
processing
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JP6272875A
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Shigeru Obara
茂 小原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations
    • H01L21/67763Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations the wafers being stored in a carrier, involving loading and unloading
    • H01L21/67766Mechanical parts of transfer devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で床の専有面積が小さく生産性が
よい基板処理装置を提供する。 【構成】 4階構造の1階に搬入部1、未処理基板移替
え部2、処理部3、処理ロボット31、処理済基板移替
え部4、搬出部5、洗浄部10を、1〜4階にキャリア
待機部6を、4階にキャリア搬送機構9を設け、1階〜
4階の間でキャリアを搬送する第1、第2のキャリア搬
送ロボットを1〜4階にわたって設けている。第1、第
2のキャリア搬送ロボット7、8の近辺には、搬入部
1、未処理基板移替え部2、未処理基板移替え部4、搬
出部5、キャリア待機部6洗浄部10等が配置されてい
る。装置内でのキャリアの搬送は、第1、第2のキャリ
ア搬送ロボット7、8、キャリア搬送機構9により行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、半導体ウエハ
や液晶表示器用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基
板、光ディスク用基板等(以下、これらを基板という)
に対して、例えば、洗浄処理などの基板処理を、複数枚
同時に処理(バッチ処理)するための基板処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のこの種の基板製造では、無人化の
要望が高まっている。このため、基板製造工程の各処理
を行う基板処理装置間は、搬送用キャリアに基板を収納
し、この搬送用キャリアを、自動搬送装置(Auto Guide
d Vehicle :以下「AGV」という)で搬送し、また、
各基板処理装置内でも、無人化のための機構が種々備え
られるようになった。
【0003】この種の無人化を目的とした従来の一般的
な基板処理装置は、搬入部、搬出部、未処理基板移替え
部、処理済基板移替え部、処理部とキャリア待機部等を
備えている。
【0004】搬入部では、AGVにより前工程の基板処
理装置から搬送されてきた搬送用キャリアを受け取り装
置内に搬入する。この搬入部から装置内に搬入された搬
送用キャリアは、未処理基板移替え部に搬送される。未
処理基板移替え部では、搬送用キャリアに収納された複
数枚の未処理基板を、基板支持部材に移し替える。例え
ば、基板をそそまま支持してキャリアレスで基板処理す
る装置では、基板支持部材は、例えば、複数枚の基板を
挟持するチャック等で構成され、未処理基板移替え部で
は、搬送用キャリアからチャックへの複数枚の基板の移
替えが行われる。また、搬送用キャリアと異なる処理用
キャリアに基板を収納して基板処理する装置の場合、基
板支持部材は処理用キャリアで構成され、未処理基板移
替え部では、搬送用キャリアから処理用キャリアへの複
数枚の基板の移替えが行われる。
【0005】未処理基板の移替えが終わると、基板支持
部材に支持された複数枚の未処理基板は、処理部で所定
の基板処理(例えば、基板の薬液洗浄や水洗、乾燥等の
洗浄処理)が行われる。この処理部による基板処理のた
めに、処理ロボットが設けられており、基板支持部材を
処理部内で搬送したり、例えば、洗浄槽内に基板支持部
材とともに基板を挿入させる処理等がこの処理ロボット
によって行われる。
【0006】処理部による基板処理が終了した各処理済
基板は、処理済基板移替え部において、基板支持部材か
ら空の搬送用キャリアへ移し替えられる。この空の搬送
用キャリアは、未処理基板移替え部での基板の移替え後
の搬送用キャリアである。なお、処理部による基板処理
に長時間を要する場合等では、処理済基板移替え部に空
の搬送用キャリアが溜まることになるが、このような余
剰のキャリアは、キャリア待機部に待機される。
【0007】そして、処理済基板の移替えが終わると、
処理済基板が収納された搬送用キャリアは、搬出部に搬
送され、この搬出部で搬送用キャリアがAGVに引き渡
される。処理済基板が収納された搬送用キャリアを受け
取ったAGVは、それを後工程の基板処理装置に搬送す
る。
【0008】また、従来装置では、装置内における各部
間のキャリア(未処理基板が収納された搬送用キャリ
ア、空の搬送用キャリア、処理済基板が収納された搬送
用キャリア、あるいは、処理用キャリアを用いる場合に
は処理用キャリアを含む)の搬送は、各部間に個別に設
けられた複数個の搬送機構によって行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。まず、従来装置では装置内でキャリアを搬送する
搬送機構が各部間に個別に設けられているので、装置構
成が複雑であり、また、多数の搬送機構を配置すること
によって、それら各搬送機構の設置面積が増える結果、
装置の床の占有面積が大きくなるという問題がある。
【0010】また、この種の基板処理装置には、搬入部
と搬出部の配置位置等に基づき、例えば、以下のような
タイプの装置がある。すなわち、処理部の一端側に搬入
部を、他端側に搬出部をそれぞれ分離して配置したタイ
プや、処理部の一端側に搬入部と搬出部とをかためて配
置したタイプ等である。また、上記各タイプごとに、処
理用キャリアを用いる場合と用いない場合とがある。こ
れら各タイプと処理用キャリアの使用の有無との組合わ
せに係る各装置構成では、キャリアの搬送経路が異な
る。従来装置では、これらキャリアの搬送経路の違いに
応じて、各タイプと処理用キャリアの使用の有無との組
合わせに係る各装置構成における装置内の各部の配置
(レイアウト)等を別個に設計している。従って、同じ
基板処理を行う装置でありながら、各種のレイアウトの
装置を設計、生産しなければならず、装置の生産性が悪
いという問題もある。
【0011】また、従来装置では、一般的に装置を平面
的に構成している関係上、床の占有面積が大きくなると
いう問題もある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、装置構成を簡単に、かつ、床の占有面
積を小さくするとともに、装置の生産性の向上を図るこ
とができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、複数枚の未処理基板が収
納された搬送用キャリアを装置内に搬入する搬入部と、
前記複数枚の未処理基板に所定の基板処理を行う処理部
と、前記処理部において前記各未処理基板を支持する基
板支持手段と、前記基板支持手段に支持された各未処理
基板を前記処理部内で搬送するとともに、前記処理部に
おける基板処理を前記各未処理基板に行わせる処理ロボ
ットと、前記未処理基板を、搬入された搬送用キャリア
から前記基板支持手段に移し替える未処理基板移替え部
と、前記処理部における基板処理が終了した各処理済基
板を、前記基板支持手段から空の搬送用キャリアに移し
替える処理済基板移替え部と、前記各処理済基板が収納
された搬送用キャリアを装置外に搬出する搬出部と、装
置内で、少なくとも搬送用キャリアを搬送するキャリア
搬送手段と、装置内で、少なくとも搬送用キャリアを待
機させるキャリア待機部と、を備えた基板処理装置にお
いて、装置をN階(Nは2以上の自然数)の多階構造で
構成し、前記多階構造の1階部分に、前記搬入部と前記
未処理基板移替え部と前記処理部と前記処理済基板移替
え部と前記搬出部とを設け、前記未処理基板移替え部を
前記処理部の一端側に、前記処理済基板移替え部を前記
処理部の他端側に配置し、前記未処理基板移替え部の近
辺およびその上方であって、前記多階構造の1〜N階の
間で、少なくとも搬送用キャリアを搬送する第1のキャ
リア搬送ロボットと、前記処理済基板移替え部の近辺お
よびその上方であって、前記多階構造の1〜N階の間
で、少なくとも搬送用キャリアを搬送する第2のキャリ
ア搬送ロボットと、前記多階構造の2〜N階のいずれか
の階に設けられ、前記第1のキャリア搬送ロボットと前
記第2のキャリア搬送ロボットとの間で少なくとも搬送
用キャリアを搬送するキャリア搬送機構とで前記キャリ
ア搬送手段を構成し、前記第1のキャリア搬送ロボット
または/および前記第2のキャリア搬送ロボットの近辺
であって、前記多階構造の1〜N階の全ての階またはそ
のいずれか任意の階に前記キャリア待機部を設け、前記
搬入部と前記搬出部を、前記第1のキャリア搬送ロボッ
トまたは/および前記第2のキャリア搬送ロボットの近
辺で、かつ、前記未処理基板移替え部または/および前
記処理済基板移替え部の近辺に配置し、前記第1、第2
のキャリア搬送ロボットは、それぞれの近辺に配置され
た前記搬入部、前記搬出部、前記未処理基板移替え部、
前記処理済基板移替え部、前記キャリア待機部、前記キ
ャリア搬送機構の間で、少なくとも搬送用キャリアを受
け渡すように構成したものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の基板処理装置において、前記キャリア搬送
機構を、前記多階構造のN階(最上階)に設けたもので
ある。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または2のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、空の搬送用キャリアを洗浄する洗浄部を、前記第1
のキャリア搬送ロボットまたは前記第2のキャリア搬送
ロボットの近辺に設け、前記第1のキャリア搬送ロボッ
トまたは前記第2のキャリア搬送ロボットは、搬送する
空の搬送用キャリアを前記洗浄部との間で受け渡すよう
に構成したものである。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、前記搬入部を前記未処理基板移替え部(または処理
済基板移替え部)の近辺に、前記搬出部を前記処理済基
板移替え部(または未処理基板移替え部)の近辺にそれ
ぞれ分離して配置したものである。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、前記搬入部と前記搬出部とを前記未処理基板移替え
部または処理済基板移替え部のいずれかの近辺にかため
て配置したものである。
【0018】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項4または5のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、前記基板支持手段は、複数枚の基板をそのまま支持
して、キャリアレスで前記処理部における基板処理を行
うものである。
【0019】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項4または5のいずれかに記載の基板処理装置におい
て、前記基板支持手段は、複数枚の基板を収納する処理
用キャリアで構成して、処理用キャリアに基板を収納し
た状態で前記処理部における基板処理を行い、前記キャ
リア待機部には、空の処理用キャリアも待機させ、前記
第1、第2のキャリア搬送ロボットと前記キャリア搬送
機構は、空の処理用キャリアの搬送も行うとともに、前
記第1、第2のキャリア搬送ロボットは、それぞれの近
辺に配置された前記未処理基板移替え部、前記処理済基
板移替え部、前記キャリア待機部、前記キャリア搬送機
構の間で、空の処理用キャリアの受渡しも行うように構
成したものである。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。搬入部から搬入された、複数枚の未処理基板が収納
された搬送用キャリアは、第1のキャリア搬送ロボット
(または、第2のキャリア搬送ロボット、キャリア搬送
機構、第1のキャリア搬送ロボット)によって、搬入部
から未処理基板移替え部に搬送される。なお、搬入部が
第1のキャリア搬送ロボットの近辺に配置されている場
合には、第1のキャリア搬送ロボットによって、搬送用
キャリアが搬入部から未処理基板移替え部に搬送され
る。また、搬入部が第2のキャリア搬送ロボットの近辺
に配置されている場合には、まず、第2のキャリア搬送
ロボットが搬送用キャリアを搬入部から受け取り、その
搬送キャリアを上の階に上昇させてキャリア搬送機構に
搬送し、次に、キャリア搬送機構によって搬送用キャリ
アが第1のキャリア搬送ロボットに搬送され、そして、
第1のキャリア搬送ロボットは、キャリア搬送機構から
受け取った搬送用キャリアを1階に降下させて、未処理
基板移替え部に搬送する。また、搬入部が第2のキャリ
ア搬送ロボットの近辺に配置されている場合であって、
例えば、先に搬入された搬送用キャリアが、後述するよ
うに未処理基板の移替え処理中などで、未処理基板移替
え部に置かれている場合には、搬送用キャリアを未処理
基板移替え部に引き渡せないので、キャリア待機部に待
機され、未処理基板移替え部が空くのを待ってから未処
理基板移替え部に引き渡される。
【0021】未処理基板移替え部では、各未処理基板が
搬送用キャリアから基板支持手段に移替えられる。そし
て、基板支持手段に支持された複数枚の未処理基板は、
処理ロボットによって、処理部に投入され、所定の基板
処理が行われる。基板処理が終了した複数枚の処理済基
板は、処理済基板移替え部で、基板支持手段から空の搬
送用キャリアに移替えられる。なお、空の搬送用キャリ
アは、上記未処理基板移替え部による未処理基板の移替
えの後の搬送用キャリアであり、この空の搬送用キャリ
アは、第1のキャリア搬送ロボット、キャリア搬送機
構、第2のキャリア搬送ロボットによって未処理基板移
替え部から処理済基板移替え部に搬送される。また、処
理済基板移替え部に、搬送用キャリアが置かれている状
態(例えば、処理済基板の移替え中や、後述する搬出部
が詰まっていて、搬出部が空くのを待っている状態等)
では、空の搬送用キャリアは、キャリア待機部に待機さ
れ、処理済基板移替え部が空くのを待ってから処理済基
板移替え部に引き渡される。
【0022】処理済基板移替え部で複数枚の処理済基板
の移替えが行われた搬送用キャリアは、第2のキャリア
搬送ロボット(または、第2のキャリア搬送ロボット、
キャリア搬送機構、第1のキャリア搬送ロボット)によ
って、処理済基板移替え部から搬出部に搬送される。な
お、搬出部が第2のキャリア搬送ロボットの近辺に配置
されている場合には、第2のキャリア搬送ロボットによ
って、搬送用キャリアが処理済基板移替え部から搬出部
に搬送され、搬出部が第1のキャリア搬送ロボットの近
辺に配置されている場合には、搬送用キャリアは、第2
のキャリア搬送ロボット、キャリア搬送機構、第1のキ
ャリア搬送機構によって処理済基板移替え部から搬出部
に搬送される。
【0023】また、上述の動作中、例えば、キャリア搬
送機構によるキャリアの搬送においては、あるキャリア
が搬送中などで、別のキャリアが搬送できない場合など
には、その別のキャリアは、第1のキャリア搬送ロボッ
トまたは/および第2のキャリア搬送ロボットによって
キャリア待機部に搬送され、キャリア搬送機構が空くま
で待機される。
【0024】また、請求項2に記載の発明によれば、キ
ャリア搬送機構を多階構造の最上階に設けたので、キャ
リア待機部は、1階の未処理基板移替え部や処理済基板
移替え部などと、キャリア搬送機構との間の階に設けら
れることになり、第1のキャリア搬送ロボットまたは/
および第2のキャリア搬送ロボットが、1階とキャリア
搬送機構との間でキャリアを搬送する経路中に、キャリ
ア待機部との間でキャリアの受渡しを行うことができ、
第1のキャリア搬送ロボットまたは/および、第2のキ
ャリア搬送ロボットの動作が単純になる。
【0025】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1または第2のキャリア搬送ロボットは、空の搬送用キ
ャリアを未処理基板移替え部から処理済基板移替え部に
搬送する経路中で、その空の搬送用キャリアを洗浄部に
引き渡す。洗浄部は、受け取った空の搬送用キャリアを
洗浄し、洗浄後の空の搬送用キャリアを再び、第1また
は第2のキャリア搬送ロボットに引き渡す。洗浄された
空の搬送用キャリアは、上述した請求項1の作用で説明
したように処理済基板移替え部に搬送される。
【0026】また、請求項4に記載の発明によれば、処
理部の一端側に搬入部を、他端側に搬出部をそれぞれ分
離して配置したタイプの装置において、上述した請求項
1の作用で説明したような動作を行う。
【0027】また、請求項5に記載の発明によれば、搬
入部と搬出部とを処理部の一端側にかためて配置したタ
イプの装置において、上述した請求項1の作用で説明し
たような動作を行う。
【0028】また、請求項6に記載の発明によれば、基
板支持手段が、複数枚の基板をそのまま支持してキャリ
アレスで処理部における基板処理を行う装置において、
上述した請求項1の作用で説明したような動作を行う。
なお、この装置では、基板支持手段は、処理部内におい
てのみ移動するので、第1、第2のキャリア搬送ロボッ
ト、キャリア搬送機構は、搬送用キャリア(空の搬送用
キャリア、未処理基板や処理済基板が収納された搬送用
キャリア)のみの搬送を行う。
【0029】また、請求項7に記載の発明によれば、基
板支持手段が、複数枚の基板を収納する処理用キャリア
で構成され、処理用キャリアに基板を収納した状態で処
理部における基板処理を行う装置において、上述した請
求項1の作用で説明したような動作を行う。なお、この
装置では、未処理基板移替え部で、搬入された搬送用キ
ャリアから空の処理用キャリアに未処理基板を移替え、
処理済基板移替え部で、処理済基板が収納された処理用
キャリアから空の搬送用キャリアに処理済基板を移替え
る。従って、空の処理用キャリアは、処理済基板移替え
部から未処理基板移替え部に搬送される。この空の処理
用キャリアは、第2のキャリア搬送ロボット、キャリア
搬送機構、第1のキャリア搬送ロボットによって搬送さ
れる。また、未処理基板移替え部に空の処理用キャリア
が置かれていて、搬送してきた空の処理用キャリアが、
未処理基板移替え部に引き渡せないときには、その空の
処理用キャリアは、キャリア待機部に待機され、未処理
基板移替え部が空くのを待ってから未処理基板移替え部
に引き渡される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の第1実施例に係る基板処理装
置の概略構成を示す正面図であり、図2は、第1実施例
装置の各階の構成を個別に示した平面図である。なお、
図2および後述する図10、図13、図14では、各階
の区切りを1点鎖線で示している。
【0031】この第1実施例装置は、搬入部1を未処理
基板移替え部2の近辺(処理部3の一端側)に、搬出部
5を処理済基板移替え部4の近辺(処理部3の他端側)
にそれぞれ分離して配置したタイプの装置であって、処
理部3における基板処理をキャリアレス(処理用キャリ
アを用いない方式)で処理するように構成されている。
なお、本実施例および以下の各実施例では、複数枚の基
板Wに対してバッチ処理で洗浄処理するための、基板洗
浄処理装置を例に採り説明するが、本発明は、これに限
定されることなく、例えば、熱処理等、バッチ処理を行
うその他の基板処理装置にも同様に適用することができ
る。
【0032】この第1実施例装置は、搬入部1と、未処
理基板移替え部2と、処理部3と、処理ロボット31
と、処理済基板移替え部4と、搬出部5と、キャリア待
機部6と、第1のキャリア搬送ロボット7と、第2のキ
ャリア搬送ロボット8と、キャリア搬送機構9、洗浄部
10などを備え、1〜4階(図では、1階を1F、2階
を2F、3階を3F、4階を4Fで示している)の多階
構造で構成されている。そして、これら各構成要素のレ
イアウトは、以下のようになっている。
【0033】未処理基板移替え部2は、処理部3の開始
側(処理部3による最初の基板処理を行う処理槽32a
が配置された側)の端部の近辺に配置され、処理済基板
移替え部4は、処理部3の終了側(処理部3による最後
の基板処理を行う処理槽32eが配置された側であって
前記開始側と反対側)の端部の近辺に配置されている。
【0034】第1のキャリア搬送ロボット7は、1階部
分においては、未処理基板移替え部2の近辺であって、
未処理基板移替え部2を挟んで、前記処理部3の開始側
と対向する位置に配置されている。第2のキャリア搬送
ロボット8は、1階部分においては、処理済基板移替え
部4の近辺であって、処理済基板移替え部4を挟んで、
前記処理部3の終了側と対向する位置に配置されてい
る。
【0035】搬入部1は、第1のキャリア搬送ロボット
7の近辺であって、第1のキャリア搬送ロボット7を挟
んで、未処理基板移替え部2と対向する位置に配置され
ている。搬出部5は、第2のキャリア搬送ロボット8の
近辺であって、第2のキャリア搬送ロボット8を挟ん
で、処理済基板移替え部4と対向する位置に配置されて
いる。
【0036】処理ロボット31は、未処理基板移替え部
2、処理部3の各処理槽32a〜32e、処理済基板移
替え部4の上方であって、これらの並びに沿って、未処
理基板移替え部2の上方と、処理済基板移替え部4の上
方との間で移動可能に構成されている。
【0037】また、洗浄部10は、第2のキャリア搬送
ロボット8および搬出部5の近辺に配置されている。
【0038】なお、上記搬入部1、未処理基板移替え部
2、処理部3、処理済基板移替え部4、搬出部5、洗浄
部10は1階部分に設けられている。
【0039】第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8
は、それぞれ搬送用キャリアTCを1階〜4階までの各
階に搬送する。
【0040】キャリア搬送機構9は4階部分に設けら
れ、その一端側9Aは第1のキャリア搬送ロボット7の
近辺に配置され、他端側9Bは第2のキャリア搬送ロボ
ット8の近辺に配置されている。
【0041】キャリア待機部6は、第1、第2のキャリ
ア搬送ロボット7、8のそれぞれの近辺であって、1〜
4階の各階に設けられている。
【0042】次に、各構成要素の詳述を、装置の動作に
従って説明する。本実施例装置の動作の概要は、次の通
りである。まず、前工程の基板処理装置から搬送されて
きた、複数枚の未処理基板Wが収納された搬送用キャリ
アTCが搬入部1を介して装置内に取り込まれる。次
に、その搬送用キャリアTCが未処理基板移替え部2に
搬送され、そこで、搬送用キャリアTCから後述する処
理ロボット31のチャック311、311への各未処理
基板Wの移替えが行われる。未処理基板Wの移替え後の
空の搬送用キャリアTCは、第1のキャリア搬送ロボッ
ト7、キャリア搬送機構9、第2のキャリア搬送ロボッ
ト8によって洗浄部10に搬送され、そこで洗浄されて
後、処理済基板移替え部4に搬送される。一方、各未処
理基板Wは処理ロボット31によって処理部3での基板
処理(洗浄処理)が施され、処理済基板移替え部4に搬
送される。そして、この処理済基板移替え部4で、前記
処理ロボット31のチャック311、311から空の搬
送用キャリアTCへの処理済基板Wの移替えが行われ、
その後、搬出部5に搬送されて、そこから、複数枚の処
理済基板Wが収納された搬送用キャリアTCが後工程の
基板処理装置に向けて搬送される。なお、キャリア待機
部6には、後述するような理由により搬送用キャリアT
Cの搬送に待ちが生じたときに搬送用キャリアTCを待
機させておく。
【0043】搬入部1は、搬入ステージ11と、キャリ
ア受渡し部12と、これらの間で搬送用キャリアTCを
搬送する搬送ロボット(図示せず)等を備えている。前
工程の基板処理装置から搬送されてきた、複数枚の未処
理基板Wが収納された搬送用キャリアTCは、AGV
(または作業者)により、まず、搬入ステージ11に載
置される。次に、その搬送用キャリアTCは、搬送ロボ
ットにより搬入ステージ11からキャリア受渡し部12
に搬送され、そこに載置される。そして、キャリア受渡
し部12に載置された搬送用キャリアTCが、第1のキ
ャリア搬送ロボット7により未処理基板移替え部2に搬
送される。
【0044】次に、第1のキャリア搬送ロボット7の構
成を図3、図4を参照して説明する。図3は、第1のキ
ャリア搬送ロボットの構成を示す図であり、図4は、第
1のキャリア搬送ロボットの動作を説明するための図で
ある。なお、図4および以下の図5〜図15中のXYZ
座標軸は、全て図1、図2のXYZ座標軸と対応してい
る。
【0045】この第1のキャリア搬送ロボット7は、図
3に示すように、X方向移動機構71にZ方向移動機構
72がX方向に移動自在に取り付けられ、伸縮自在で、
Z方向移動機構72に対して揺動自在の多関節型のアー
ム73がZ方向移動機構72にZ方向に昇降自在に取り
付けられ、多関節型のアーム73の先端部に駆動部74
が回動自在に取り付けられ、この駆動部74を挟んで、
一対の支持腕75、75が開閉自在に取り付けられてい
る。
【0046】この第1のキャリア搬送ロボット7の基本
的な動作は、搬送用キャリアTCの取り出し動作と、取
り出した搬送用キャリアTCの引渡し動作とで構成され
る。
【0047】搬送用キャリアTCの取り出し動作は、図
4(a)に示すように、まず、支持腕75、75を開
き、その状態で、図4(b)に示すように、アーム73
の伸長と、アーム73のZ方向移動機構72に対する揺
動とにより、支持腕75、75で、取り出す搬送用キャ
リアTCの側方を挟ませ、次に、図4(c)に示すよう
に、支持腕75、5を閉じ、そして、図4(d)に示す
ように、アーム73の収縮と、アーム73のZ方向移動
機構72に対する上記と逆方向の揺動とにより、支持腕
75、75で、搬送用キャリアTCのツバTを下方から
支持してすくい上げ、元の位置に戻って、取り出し動作
を完了する。なお、図4(a)〜図4(d)では、第1
のキャリア搬送ロボット7の左側の搬送用キャリアTC
を取り出す場合を示しているが、第1のキャリア搬送ロ
ボット7の右側の搬送用キャリアTCを取り出す場合も
同様に行われる。
【0048】次に、搬送用キャリアTCの引渡し動作
は、上記取り出し動作と逆の手順で、図4(e)に示す
ように、まず、アーム73の伸長と、アーム73のZ方
向移動機構72に対する揺動とにより、取り出した搬送
用キャリアTCを第1のキャリア搬送ロボット7の右側
方に移動させ、次に、図4(f)に示すように、支持腕
75、75を開き、そして、図4(g)に示すように、
アーム73の収縮と、アーム73のZ方向移動機構72
に対する上記と逆の揺動とにより、支持腕75、75に
よる搬送用キャリアTCの支持を解除して、引渡し動作
を完了する。なお、図4(e)〜図4(g)では、第1
のキャリア搬送ロボット7の右側に搬送用キャリアTC
を引き渡す場合を示しているが、第1のキャリア搬送ロ
ボット7の左側に搬送用キャリアTCを引き渡す場合も
同様に行われる。
【0049】また、上記搬送用キャリアTCの取り出し
動作の前に、Z方向移動機構72(支持腕75、75)
をX方向に移動させることにより、図2の矢印で示すよ
うに、同一の階において、第1のキャリア搬送ロボット
7の近辺のいずれの搬送用キャリアTCをも任意に取り
出すことができ、それに、多関節型のアーム73(支持
腕75、75)のZ方向への移動を組み合わせると、い
ずれの階の搬送用キャリアTCをも任意に取り出すこと
ができる。
【0050】また、搬送用キャリアTCの取り出しの
後、取り出した搬送用キャリアTCの引渡し動作の前
に、支持腕75、75のX方向の移動とZ方向の移動と
を組み合わせて実行することにより、任意の階の、第1
のキャリア搬送ロボット7の近辺の任意の場所に、取り
出した搬送用キャリアTCを引き渡すことができる。
【0051】このようにして、第1のキャリア搬送ロボ
ット7は、1〜4階にわたってその近辺に配置された搬
入部1(キャリア受渡し部12)、未処理基板移替え部
2(後述する載置台21)、キャリア待機部6(後述す
るキャリア収納棚61や載置台62)、キャリア搬送機
構9(後述する移動台91)の間で、搬送用キャリアT
Cを受け渡すことができる。
【0052】さて、搬入部1のキャリア受渡し部12に
載置された搬送用キャリアTCは、第1のキャリア搬送
ロボット7によって未処理基板移替え部2の載置台21
に搬送される。
【0053】未処理基板移替え部2は、図5に示すよう
に、搬送用キャリアTCを載置する載置台21と、各未
処理基板Wを搬送用キャリアTCから上方に抜き出す昇
降支持部材22などを備えている。
【0054】未処理基板Wの移替えは、載置台21に搬
送用キャリアTCが載置されると、その下方より、昇降
支持部材22がZ方向に昇降して複数枚の未処理基板W
を搬送用キャリアTCから上方に抜き出し、それら各未
処理基板Wを後述する処理ロボット31のチャック31
1、311で挟持することにより行われる。
【0055】なお、搬送用キャリアTCの底部には、昇
降支持部材22がZ方向に貫通できるような開口が設け
られており、また、昇降支持部材22の上面には、複数
枚の未処理基板Wを下方から支持するための溝が、搬送
用キャリアTCの基板収納ピッチと同じピッチで刻設さ
れている。従って、昇降支持部材22は、Z方向の上昇
の際、搬送用キャリアTCの底部の開口を抜け、各未処
理基板Wを溝で下方から支持し、搬送用キャリアTCか
ら抜き出すことができる。
【0056】抜き出された各未処理基板Wは、図6に示
すように、未処理基板移替え部2の上方で待機している
処理ロボット31のチャック311、311に側方から
挟持される。
【0057】この処理ロボット31は、図6に示すよう
に、Y方向移動機構312にZ方向移動機構313がY
方向に移動自在に取り付けられ、Z方向移動機構313
に支持部材314の基端部が固設され、支持部材314
の先端部に駆動部315が取り付けられ、駆動部315
に一対のチャック311、311が開閉自在に取り付け
られている。チャック311、311には、2対の支持
棒316、316、317、317が、基板Wの並び方
向(X方向)に設けられ、これら各支持棒316、31
6、317、317の内側面に、基板Wを支持するため
の溝が、前記昇降支持部材22の溝のピッチ(搬送用キ
ャリアTCの基板収納ピッチ)と同じピッチで刻設され
ている。これにより、チャック311、311は、昇降
支持部材22から各未処理基板Wを側方から挟持して受
け取る。各基板Wがチャック311、311に支持され
ると、昇降支持部材22はZ方向に降下して、空の搬送
用キャリアTCの下方に待機する。なお、この第1実施
例および後述する第3実施例では、処理ロボット31の
チャック311、311が、本発明における基板支持手
段に相当する。
【0058】チャック311、311に支持された各未
処理基板Wは、処理部3に投入される。この処理部3
は、複数個(図では5個)の処理槽32a〜32eがY
方向に一列に配置されている。各処理槽32a〜32e
では、薬液による洗浄や水洗、乾燥等が行われる。各未
処理基板Wを支持した処理ロボット31は、まず、Y方
向移動機構312により、未処理基板移替え部2の上方
から最初の処理槽32aの上方に各未処理基板Wを搬送
し、Z方向移動機構313により、各未処理基板Wを処
理槽32a内に挿入する。各処理槽32a〜32eに
は、図6(b)に示すように、各基板Wを下方から支持
するための支持部材33が設けられており、処理ロボッ
ト31は、この支持部材33に各基板Wを引渡し、処理
槽32aでの処理時間経過後、再び、処理槽32aの支
持部材33から処理済基板Wを受け取り、処理槽32a
から抜き出す。なお、支持部材33はその上面に基板W
を支持するための溝が、チャック311、311の各支
持棒316、316、317、317の溝と同じピッチ
で刻設されており、チャック311、311と支持部材
33との間の各基板Wの受渡しは、チャック311、3
11がZ方向に降下し、処理槽32a(〜32e)内に
進入して行われる。
【0059】処理槽32aでの処理が終了し、チャック
311、311に支持された基板Wは、Y方向移動機構
312により、処理槽32aの上方から2番目の処理槽
32bの上方に搬送され、処理槽32aでの処理と同様
の動作で処理槽32bでの処理が施される。以後同様に
して、処理槽32c〜32eでの処理が順次行われる。
なお、各処理槽32a〜32eでの処理中は、処理ロボ
ット31は開放されているが、この間に、未処理基板移
替え部2で、次に搬入されてくる各未処理基板Wを受け
取ったり、先に処理部3に投入された基板Wの処理槽3
2a〜32e間の搬送等を行い、処理部3には、複数組
(1個の搬送用キャリアTCで搬入されてくる複数枚の
基板Wを1組とする)の基板Wが投入され、複数組の基
板Wに対して基板処理が並行して施されている。なお、
この複数組の基板Wの並行処理については、後述する第
3実施例でも同様に行われる。
【0060】さて、処理槽32eでの処理を終え、チャ
ック311、311に支持された1組の基板Wは、処理
済基板移替え部4の上方に搬送され、ここで、空の搬送
用キャリアTCへの移替えが行われる。処理済基板移替
え部4は、上記した未処理基板移替え部2と同様の構成
で、載置台41と、昇降支持部材(未処理基板移替え部
2の昇降支持部材22と同様の構成)などを備えてい
る。そして、載置台41に載置された空の搬送用キャリ
アTCの下方より、その底部の開口を貫通して昇降支持
部材がZ方向に上昇し、処理ロボット31のチャック3
11、311が支持する基板Wを下方から支持する。昇
降支持部材42により基板Wが支持されると、処理ロボ
ット31はチャック311、311を開いて、基板Wの
支持を解除する。そして、昇降支持部材42はZ方向に
降下して、昇降支持部材に支持している基板Wを空の搬
送用キャリアTCに収納し、昇降支持部材42は、さら
に搬送用キャリアの下方まで降下して待機する。これに
より、チャック311、311から空の搬送用キャリア
TCへの処理済基板Wの移替えが完了する。
【0061】ところで、処理済基板移替え部4の載置台
41に載置されている空の搬送用キャリアTCは、未処
理基板移替え部2での基板移替え後の空の搬送用キャリ
アTCが、第1のキャリア搬送ロボット7、キャリア搬
送機構9、第2のキャリア搬送機構8によって搬送さ
れ、洗浄部10で洗浄された後、第2のキャリア搬送ロ
ボット8により搬送されたものである。
【0062】すなわち、未処理基板移替え部2で基板W
の移替えが終わり、載置台21に載置された空の搬送用
キャリアTCは、第1のキャリア搬送ロボット7によ
り、4階のキャリア搬送機構9の一端9A側に搬送さ
れ、そこに待機している移動台91に載置される。
【0063】キャリア搬送機構9は、図7に示すよう
に、モータ92により駆動されるワイヤ93によって移
動台91が各端部9A、9B間をY方向に移動され、こ
の移動台91に搬送用キャリアTC(この実施例では、
空の搬送用キャリアTCのみ)が載置され、9A、9B
間の搬送用キャリアTC(この実施例では、9Aから9
Bへの空の搬送用キャリアTC)の搬送が行われる。
【0064】第1のキャリア搬送ロボット7は、4階に
おいて、まず、図8(a)、(b)に示すように、キャ
リア搬送機構9の手前側から、移動台91(キャリア搬
送機構9)に向けてX方向に移動し、次に、図8(c)
に示すように、Z方向に降下し、空の搬送用キャリアT
Cを移動台91に載置する。そして、図8(d)に示す
ように、支持腕75、75を開き、図8(e)に示すよ
うに、移動台91(キャリア搬送機構9)の手前側に移
動して、空の搬送用キャリアTCを移動台91に引き渡
す。
【0065】空の搬送用キャリアTCを移動台91で受
け取ったキャリア搬送機構9は、移動台91を9B方向
に移動させる。そして、上述した第1のキャリア搬送ロ
ボット7からキャリア移動台91への空の搬送用キャリ
アTCの受渡し動作と逆の動作により、移動台91から
第2のキャリア搬送ロボット8への空の搬送用キャリア
TCの受渡しを行う。
【0066】なお、第2のキャリア搬送ロボット8は、
第1のキャリア搬送ロボット7と同様の構成である。こ
の第2のキャリア搬送ロボット8は、1〜4階にわたっ
て、その近辺に配置されたキャリア搬送機構9(移動台
91)、キャリア待機部6(キャリア収納棚61、載置
台62)、処理済基板移替え部4(載置台41)、洗浄
部10(後述するキャリア受渡し部101)、搬出部5
(後述するキャリア受渡し部51)の間で、搬送用キャ
リアTCを受け渡すことができる。
【0067】この第2のキャリア搬送ロボット8は、キ
ャリア搬送機構9の移動台91から受け取った空の搬送
用キャリアTCを、洗浄部10のキャリア受渡し部10
1に引き渡す。
【0068】洗浄部10は、キャリア受渡し部101
と、洗浄槽102と、キャリア受渡し部101に載置さ
れた空の搬送用キャリアTCを洗浄槽102に搬送する
とともに、空の搬送用キャリアTCを支持し、洗浄槽1
02に浸漬して洗浄(バブル洗浄等)させ、洗浄後の空
の搬送用キャリアTCをキャリア受渡し部101に搬送
して載置するための洗浄処理ロボット(図示せず)など
を備えている。
【0069】第2のキャリア搬送ロボット8は、洗浄部
10のキャリア受渡し部101に載置された洗浄後の空
の搬送用キャリアTCを受け取って、処理済基板移替え
部4の載置台41に搬送しそこに載置する。
【0070】ところで、例えば、先に搬送された搬送用
キャリアTCが、処理済基板移替え部4の載置台41に
置かれている状態(例えば、処理済基板Wの移替え中
や、後述する搬出部5が詰まっていて、搬出部5が空く
のを待っている状態等)では、第2のキャリア搬送ロボ
ット8により新たに搬送されてきた空の搬送用キャリア
TCを、処理済基板移替え部4に搬送することができな
い。
【0071】また、洗浄部10においても、先に搬送さ
れてきた空の搬送用キャリアTCの洗浄中等では、後に
搬送されてきた空の搬送用キャリアTCを洗浄部10に
受渡すことができないこともある。
【0072】さらに、キャリア搬送機構9においても、
第1のキャリア搬送ロボット7から受け取った空の搬送
用キャリアTCの搬送中に、第1のキャリア搬送ロボッ
ト7によりキャリア搬送機構9の端部9Aに新たに空の
搬送用キャリアTCが搬送されてきたとき、その新たな
空の搬送用キャリアTCはキャリア搬送機構9に引き渡
すことができない。
【0073】このような各ケースなどのように、第1、
第2のキャリア搬送ロボット7、8によって搬送されて
いる空の搬送用キャリアTCを、搬送先に受け渡すこと
ができない場合には、その空の搬送用キャリアTCは、
第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8によってキャ
リア待機部6に一端待機され、搬送先が空くのを待ち、
搬送先が空くと、第1、第2のキャリア搬送ロボット
7、8は、キャリア待機部6に待機された空の搬送用キ
ャリアTCを取り出し、搬送先に引き渡す。
【0074】キャリア待機部6は、図1、図2に示すよ
うに、2〜4階部分に設けられた複数個の収納棚61や
1階部分に設けられた載置台62で構成されており、各
々の収納棚61、載置台62に1個ずつの搬送用キャリ
アTCが収納・載置できるように構成されている。
【0075】この収納棚61や載置台62の設置個数
は、装置内において搬送される空の搬送用キャリアTC
の混み状況に応じて決められる。例えば、装置内に空の
搬送用キャリアTCが多く溜まる等の場合には、装置内
のキャリアTCの搬送が混んでくるので、それら多数の
搬送用キャリアTCを待機させておくための多数の収納
棚61等が必要になるが、逆に、装置内に溜まる空の搬
送用キャリアTCが少ない等の場合には、収納棚61等
の設置個数は少なくてよいことになる。従って、収納棚
61等の設置個数等は、搬送用キャリアTCの搬送の混
み状況に応じて適切な設置個数等が決められる。収納棚
61等の設置個数が少なくてよい場合には、装置を3階
や2階構造にしたり、多階構造の任意に階、任意の場所
に収納棚61等を設けるようにすればよく、逆に、収納
棚61等の設置個数を多く必要とする場合には、装置を
5階以上の構造にすればよい。また、本実施例および以
下の各実施例では、第1、第2のキャリア搬送ロボット
7、8のそれぞれの近辺に収納棚61等(キャリア待機
部6)を配置しているが、装置内の空の搬送用キャリア
TCの混み状況に応じて、例えば、第1のキャリア搬送
ロボット7の搬送がスムーズに行われるようであれば、
第2のキャリア搬送ロボット8の近辺にのみキャリア待
機部6を設けるようにしてもよいし、逆に、第1のキャ
リア搬送ロボット7の近辺にのみキャリア待機部6を設
けるようにしてもよい。なお、収納棚61等(キャリア
待機部6)の設置個数や配置場所等に関する事項は、後
述する各実施例においても同様のことが言える。
【0076】さて、処理済基板移替え部4において、洗
浄された空の搬送用キャリアTCに処理済基板Wが移替
えられると、その搬送用キャリアTCは第2のキャリア
搬送ロボット8によって搬出部5のキャリア受渡し部5
1に搬送される。
【0077】搬出部5は、搬入部1と同様の構成で、キ
ャリア受渡し部51と、搬出ステージ52と、これらの
間で複数枚の処理済基板Wが収納された搬送用キャリア
TCを搬送する搬送ロボット(図示せず)などを備えて
いる。第2のキャリア搬送ロボット8によってキャリア
受渡し部51に載置された搬送用キャリアTCは搬送ロ
ボットによって搬出ステージ52に搬送されそこに載置
される。そして、搬出ステージ52に載置された搬送用
キャリアTCがAGV(または、作業者)により取り出
され、後工程の基板処理装置に搬送される。
【0078】なお、上記第1実施例および次の第2実施
例では、搬入部1を未処理基板移替え部2(第1のキャ
リア搬送ロボット7)の近辺に、搬出部5を処理済基板
移替え部4(第2のキャリア搬送ロボット8)の近辺に
それぞれ配置したが、例えば、搬入部1を処理済基板移
替え部4(第2のキャリア搬送ロボット8)の近辺に、
搬出部5を未処理基板移替え部2(第1のキャリア搬送
ロボット7)の近辺にそれぞれ配置してもよい。しか
し、搬送用キャリアTCの搬送経路や、基板Wの流れ等
からすると、搬入部1を未処理基板移替え部2(第1の
キャリア搬送ロボット7)の近辺に、搬出部5を処理済
基板移替え部4(第2のキャリア搬送ロボット8)の近
辺にそれぞれ配置していることが好ましい。
【0079】また、上記第1実施例および次の第2実施
例では、搬入部1からの搬送用キャリアTCの搬入と、
搬出部5からの搬送用キャリアTCの搬出とを装置の前
面(X方向:図2の矢印参照)から行うように構成した
が、例えば、搬入部1からの搬送用キャリアTCの搬入
または/および搬出部5からの搬送用キャリアTCの搬
出とを装置の側面(Y方向)から行うように構成しても
よい。
【0080】さらに、上記第1実施例および以下の各実
施例では、キャリア搬送機構9を最上階に設けたが、キ
ャリア搬送機構9を2階や3階部分に設けるように構成
してもよい。ただし、キャリア搬送機構9を最上階に設
けると、キャリア待機部6は1階と最上階との間の階
(1階と最上階を含む)に設けられ、第1、第2のキャ
リア搬送ロボット7、8による、1階とキャリア搬送機
構9との間のキャリアの搬送経路中に、キャリアをキャ
リア待機部6に待機させることができ、第1、第2のキ
ャリア搬送ロボット7、8は、キャリア搬送機構9の上
方の階のキャリア収納部6にキャリア(搬送用キャリア
TCや後述する処理用キャリアPC)を収納しに行った
り、そこからキャリアを取り出しに行ったりするなど複
雑な動作を行うことがなくなるので、第1、第2のキャ
リア搬送ロボット7、8の動作を単純化することができ
る。
【0081】また、上記第1実施例および以下の各実施
例の第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8では、図
9(a)に示すように、第1、第2のキャリア搬送ロボ
ット7、8の側方(Y方向)との間でキャリアC(搬送
用キャリアTCや後述する処理用キャリアPC)の受渡
しを行なえるように構成したが、例えば、第1、第2の
キャリア搬送ロボット7、8の多関節型のアーム73を
Z方向移動機構72に対して回転できるように構成し
て、図9(b)に示すように、第1、第2のキャリア搬
送ロボット7、8の4周辺(X、Y方向)との間でキャ
リアの受渡しを行なえるようにしてもよい。このように
構成すれば、第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8
の4周辺に例えば収納棚61を設けることができるの
で、装置の階数を増やすことなく、収納棚61の個数を
増加することができる。
【0082】また、第1、第2のキャリア搬送ロボット
7、8は、その近辺との間でキャリアの受渡しを行なえ
るとともに、1〜N階(Nは2以上の自然数で、各実施
例ではN=4)の間でキャリアCを搬送できるのであれ
ば、上記実施例や変形例以外の構成のものであってもよ
い。
【0083】次に、本発明の第2実施例装置の構成を図
10を参照して説明する。図10は、第2実施例装置の
各階の構成を個別に示した平面図である。なお、この第
2実施例装置は、搬入部1と搬出部5の配置を第1実施
例装置と同様にしているが、処理部3における基板処理
を処理用キャリアを用いて行うように構成している。
【0084】図2と図10を見比べても分かるように、
各部のレイアウトは基本的に第1実施例装置のものと同
じである。
【0085】以下に、第1実施例と異なる部分を説明す
る。まず、この第2実施例の未処理基板移替え部2で
は、搬入部1から搬入された搬送用キャリアTCに収納
された複数枚の未処理基板Wを空の処理用キャリアPC
に移し替え、処理済基板移替え部4では、処理用キャリ
アPCに収納された複数枚の処理済基板Wを空の搬送用
キャリアTCに移し替える。
【0086】これら未処理基板移替え部2、処理済基板
移替え部4の構成の一例を、未処理基板移替え部2を例
に採り、図11を参照して説明する。
【0087】この未処理基板移替え部2は、図10、図
11に示すように、複数枚の未処理基板Wが収納された
搬送用キャリアTCを載置する載置台23と、空の処理
用キャリアPCを載置する載置台24と、各載置台2
3、24に設けられた昇降支持部材(第1実施例の未処
理基板移替え部2に設けられた昇降支持部材22と同様
の構成)25、26と、各載置台23、24の上方で複
数枚の基板Wの側方を挟持するとともに、載置台23の
上方と載置台24の上方との間で移動する基板支持チャ
ック27等を備えている。なお、基板支持チャック27
の内側面には、搬送用キャリアTCや処理用キャリアP
Cの基板収納ピッチと同じピッチの溝が刻設されてい
る。
【0088】複数枚の未処理基板Wが収納された搬送用
キャリアTCが載置台23に載置され、空の処理用キャ
リアPCが載置台24に載置されると、まず、昇降支持
部材25がZ方向に上昇して搬送用キャリアTCに収納
された各未処理基板Wの下方を支持し、搬送用キャリア
TCから各未処理基板Wを上方に抜き出す。次に、昇降
支持部材25に支持された各基板Wの側方を基板支持チ
ャック27が挟持する。各基板Wが基板支持チャック2
7に挟持されると、昇降支持部材25はZ方向に降下
し、搬送用キャリアTCの下方で待機する。そして、基
板支持チャック27は載置台24の上方に移動し、各基
板Wが載置台24(処理用キャリアPC)の上方に移動
されると、昇降支持部材26がZ方向に上昇して、基板
支持チャック27に挟持された各基板Wの下方を支持す
る。昇降支持部材26が各基板Wの下方を支持すると、
基板支持チャック27は各基板Wの挟持を解除する。そ
して、昇降支持部材26がZ方向に降下して、各基板W
を処理用キャリアPC内に収納し、さらにZ方向に降下
して、処理用キャリアPCの下方で待機する。これによ
り、搬送用キャリアTCから処理用キャリアPCへの未
処理基板Wの移替えが完了する。なお、処理用キャリア
PCの底部にも、搬送用キャリアTCと同様に、昇降支
持部材26のZ方向の昇降を許容する開口が設けられて
いる。
【0089】また、処理済基板移替え部4も、未処理基
板移替え部2と同様に、複数枚の処理済基板Wが収納さ
れた処理用キャリアPCを載置する載置台43と、空の
搬送用キャリアTCを載置する載置台44(図10参
照)と、各昇降支持部材や基板支持チャック等を備え、
未処理基板移替え部2と同様の動作で処理用キャリアP
Cから搬送用キャリアTCへの複数枚の処理済基板Wの
移替えが行われる。
【0090】次に、この第2実施例の処理部3の処理ロ
ボット31は、基板Wが収納された処理用キャリアPC
を支持し、未処理基板移替え部2の載置台24から処理
槽32a、32b、…、32eを経て、処理済基板移替
え部4の載置台43に搬送するとともに、各処理槽32
a〜32eに浸漬させるなどして、各処理槽32a〜3
2eでの基板処理を行わせる。なお、この第2実施例お
よび後述する第4実施例においても、複数個の処理用キ
ャリアPCを処理部3に投入し、これら各処理用キャリ
アPCに収納された複数組の基板Wに対して、基板処理
が並行して施される。
【0091】この処理ロボット31は、図12に示すよ
うに、上記第1実施例の処理ロボット31のチャック3
11、311に変えて、処理用キャリアPCのツバTを
引っ掛けて支持する支持部材316、316を設けたこ
と以外は、上記第1実施例の処理ロボット31と同様の
構成である。
【0092】なお、この第2実施例および後述する第4
実施例では、処理用キャリアPCが本発明における基板
支持手段に相当する。
【0093】ところで、未処理基板移替え部2の載置台
24に載置される空の処理用キャリアPCは、処理済基
板移替え部4における処理済基板Wの移替えが終了した
後の空の処理用キャリアPCであり、この処理用キャリ
アPCが複数個、装置内で循環使用されている。この空
の処理用キャリアPCの搬送は、第2のキャリア搬送ロ
ボット8、キャリア搬送機構9、第1のキャリア搬送ロ
ボット7によって行われる。すなわち、空の処理用キャ
リアPCは、第2のキャリア搬送ロボット8により、処
理済基板移替え部4の載置台43からキャリア搬送機構
9の端部9Bに搬送され、次に、キャリア搬送機構9に
より、キャリア搬送機構9の端部9Bから9Aに搬送さ
れ、最後に、第1のキャリア搬送ロボット7により、キ
ャリア搬送機構9の端部9Aから未処理基板移替え部2
の載置台24に搬送される。なお、本実施例では、空の
処理用キャリアPCも装置内で搬送されるので、キャリ
ア待機部6には、搬送用キャリアTCに加えて、処理用
キャリアPCの待機にも用いられる。
【0094】その他の構成は上述した第1実施例と同様
であるので、重複する説明は省略する。
【0095】次に、この第2実施例装置の動作の概要に
ついて説明する。まず、搬入部1から搬入された、複数
枚の未処理基板Wが収納された搬送用キャリアTCは、
第1のキャリア搬送ロボット7により搬入部1のキャリ
ア受渡し部12から未処理基板移替え部2の載置台23
に搬送される。未処理基板移替え部2では、上述したよ
うに、搬送用キャリアTCに収納された各未処理基板W
を、載置台24に載置された空の処理用キャリアPCに
移し替える。基板Wの移替え後の空の処理用キャリアT
Cは、第1実施例と同様に、第1のキャリア搬送ロボッ
ト7、キャリア搬送機構9、第2のキャリア搬送ロボッ
ト8により、洗浄部10での洗浄の後、処理済基板移替
え部4の載置台44に搬送される。一方、未処理基板W
が収納された処理用キャリアPCは、処理ロボット31
により処理部3での基板処理が施された後、処理済基板
移替え部4の載置台43に載置される。そして、処理済
基板移替え部4では、複数枚の処理済基板Wを処理用キ
ャリアPCから空の搬送用キャリアTCへ移し替える。
基板Wの移替え後の空の処理用キャリアPCは、上述し
たように第2のキャリア搬送ロボット8、キャリア搬送
機構9、第1のキャリア搬送ロボット7により、未処理
基板移替え部2の載置台24に搬送される。処理済基板
Wが収納された搬送用キャリアTCは、第2のキャリア
搬送ロボット8により処理済基板移替え部4の載置台4
4から搬出部5のキャリア受渡し部51に搬送され、以
後は第1実施例と同様に、搬出ステージ52に搬送さ
れ、そこからAGV等で取り出され、後工程に搬送され
る。なお、空の搬送用キャリアTCや処理用キャリアP
Cの搬送の際、第1、第2のキャリア搬送ロボット7、
8の搬送先が混んでいて、キャリアC(空の搬送用キャ
リアTC、空の処理用キャリアPC)が搬送できない場
合には、適宜、キャリア待機部6に待機され、搬送先が
空くのを待ってから搬送先に搬送される。
【0096】次に、本発明の第3実施例装置の構成を図
13を参照して説明する。図13は、第3実施例装置の
各階の構成を個別に示した平面図である。
【0097】この第3実施例装置は、第1実施例と同様
に、処理部3における基板処理をキャリアレス(処理用
キャリアPCを用いない方式)で処理する装置である
が、搬入部1と搬出部5を処理済基板移替え部4の近辺
にかためて配置した構成である。
【0098】図2と図13を見比べても分かるように、
この第3実施例と上記第1実施例との大きな差異は、搬
入部1、搬出部5の配置が異なることであり、その他、
洗浄部10を未処理基板移替え部2(第1のキャリア搬
送ロボット7)の近辺に配置したことも相違する。
【0099】各部1、2、3、4、5、10および各ロ
ボット31、7、8、キャリア搬送機構9、キャリア待
機部6などの基本的な構成は、第1実施例と同様である
が、搬入部1を処理済基板移替え部4(第2のキャリア
搬送ロボット8)の近辺に配置したこと等により、装置
内での搬送用キャリアTCの搬送動作等が第1実施例と
異なってくる。
【0100】この第3実施例装置の動作の概要を図13
を参照して説明する。まず、搬入部1から搬入された、
複数枚の未処理基板Wが収納された搬送用キャリアTC
は、第2のキャリア搬送ロボット8によりキャリア搬送
機構9の端部9Bに搬送され、キャリア搬送機構9によ
りその端部9Bから9Aに搬送され、第1のキャリア搬
送ロボット7によりキャリア搬送機構9の端部9Aから
未処理基板移替え部2の載置台21に搬送されそこに載
置される。次に、未処理基板移替え部2では、各未処理
基板Wを搬送用キャリアTCから処理ロボット31のチ
ャック311、311に移替える。未処理基板移替え部
2での基板Wの移替え後の空の搬送用キャリアTCは、
第1のキャリア搬送ロボット7により未処理基板移替え
部2から洗浄部10に搬送され、洗浄部10での洗浄の
後、第1のキャリア搬送ロボット7によりキャリア搬送
機構9の端部9Aに搬送され、以後、キャリア搬送機構
9、第2のキャリア搬送ロボット8により処理済基板移
替え部4の載置台41に搬送されそこに載置される。一
方、処理ロボット31は、第1実施例と同様に、支持す
る各未処理基板Wを処理部3に投入し、各未処理基板W
に処理部3の各処理槽32a〜32eでの基板処理を施
した後、処理済基板移替え部4に搬送する。そして、処
理済基板移替え部4では、各処理済基板Wを処理ロボッ
ト31のチャック311、311から空の搬送用キャリ
アTCへ移替える。処理済基板Wが収納された搬送用キ
ャリアTCは、第2のキャリア搬送ロボット8により処
理済基板移替え部4から搬出部5のキャリア受渡し部5
1に搬送される。そして、処理済基板Wが収納された搬
送用キャリアTCはキャリア受渡し部51から搬出ステ
ージ52に搬送されて、そこでAGV等で取り出され、
後工程に搬送されていく。
【0101】上述したように、本実施例の第1、第2の
キャリア搬送ロボット7、8、キャリア搬送機構9は、
装置内において、空の搬送用キャリアTCに加えて未処
理基板Wが収納された搬送用キャリアTCの搬送も行
う。従って、未処理基板Wが収納された搬送用キャリア
TCの搬送の際、搬送先が混んでいる等の場合には、こ
の未処理基板Wが収納された搬送用キャリアTCも、空
の搬送用キャリアTCの場合と同様に、キャリア待機部
6に待機される。すなわち、本実施例のキャリア待機部
6は、空の搬送用キャリアTCと未処理基板Wが収納さ
れた搬送用キャリアTCの待機に用いられる。
【0102】なお、この第3実施例および次の第4実施
例では、搬入部1と搬出部5を処理済基板移替え部4
(第2のキャリア搬送ロボット8)の近辺に配置した
が、搬入部1と搬出部5を未処理基板移替え部2(第1
のキャリア搬送ロボット7)の近辺に配置してもよい。
この場合には、処理済基板Wが収納された搬送用キャリ
アTCを第2のキャリア搬送ロボット8、キャリア搬送
機構9、第1のキャリア搬送ロボット7により、処理済
基板移替え部4から搬出部5への搬送を行うことにな
る。しかし、処理済基板Wの汚染などを防止するために
は、処理済基板Wが収納された搬送用キャリアTCを、
処理済基板移替え部4から搬出部5にすぐに搬送するこ
とが好ましいので、第3実施例や第4実施例のように、
搬入部1と搬出部5を処理済基板移替え部4(第2のキ
ャリア搬送ロボット8)の近辺に配置している方が好ま
しい。
【0103】また、この第3実施例および次の第4実施
例では、搬入部1からの搬送用キャリアの搬入と、搬出
部5からの搬送用キャリアの搬出とを装置の側面(Y方
向)から行うように構成しているが、搬入部1からの搬
送用キャリアの搬入または/および搬出部5からの搬送
用キャリアの搬出を装置の前面(X方向)から行うよう
に構成してもよい。
【0104】次に、本発明の第4実施例装置の構成を図
14を参照して説明する。図14は、第4実施例装置の
各階の構成を個別に示した平面図である。
【0105】この第4実施例装置は、第3実施例装置と
同様に、搬入部1と搬出部5を処理済基板移替え部4の
近辺にかためて配置したタイプの装置であって、第2実
施例と同様に、処理部3における基板処理を処理用キャ
リアPCを用いて行うように構成されている。
【0106】図13と図14を見比べても分かるよう
に、レイアウト上、この第4実施例は上記第3実施例と
同じである。また、各部1、2、3、4、5、10およ
び各ロボット31、7、8、キャリア搬送機構9、キャ
リア待機部6などの基本的な構成は、第2実施例と同様
である。しかし、搬入部1を処理済基板移替え部4(第
2のキャリア搬送ロボット8)の近辺に配置したことや
処理用キャリアPCを用いたことなどにより、装置内で
の搬送用キャリアTCや処理用キャリアPCの搬送動作
等が上記各実施例と異なってくる。
【0107】この第4実施例装置の動作の概要を図14
を参照して説明する。まず、搬入部1から搬入された、
複数枚の未処理基板Wが収納された搬送用キャリアTC
は、第3実施例と同様に、第2のキャリア搬送ロボット
8、キャリア搬送機構9、第1のキャリア搬送機構7に
より未処理基板移替え部2の載置台23に搬送されそこ
に載置される。次に、未処理基板移替え部2では、第2
実施例と同様に、各未処理基板Wを搬送用キャリアTC
から空の処理用キャリアPCへ移替える。未処理基板移
替え部2での基板Wの移替え後の空の搬送用キャリアT
Cは、第3実施例と同様に、第1のキャリア搬送ロボッ
ト7により未処理基板移替え部2から洗浄部10に搬送
され、洗浄部10での洗浄の後、第1のキャリア搬送ロ
ボット7、キャリア搬送機構9、第2のキャリア搬送ロ
ボット8により処理済基板移替え部4の載置台44に搬
送されそこに載置される。一方、処理ロボット31は、
第2実施例と同様に、未処理基板Wが収納された処理用
キャリアPCを支持して処理部3に投入し、処理用キャ
リアPCに収納された状態で各未処理基板Wに処理部3
の各処理槽32a〜32eでの基板処理を施した後、処
理済基板移替え部4に搬送する。そして、処理済基板移
替え部4では、第2実施例と同様に、各処理済基板Wを
処理用キャリアPCから空の搬送用キャリアTCへ移替
える。処理済基板移替え部4での基板Wの移替え後の空
の処理用キャリアPCは、第2実施例と同様に、第2の
キャリア搬送ロボット7、キャリア搬送機構9、第1の
キャリア搬送ロボット7により未処理基板移替え部2の
載置台24に搬送されそこに載置される。処理済基板W
が収納された搬送用キャリアTCは、第2のキャリア搬
送ロボット8により処理済基板移替え部4から搬出部5
のキャリア受渡し部51に搬送される。そして、処理済
基板Wが収納された搬送用キャリアTCはキャリア受渡
し部51から搬出ステージ52に搬送されて、そこでA
GV等で取り出され、後工程に搬送されていく。
【0108】上述したように、本実施例の第1、第2の
キャリア搬送ロボット7、8、キャリア搬送機構9は、
空の搬送用キャリアTC、未処理基板Wが収納された搬
送用キャリアTC、空の処理用キャリアPCの搬送を行
う。従って、各キャリアCの搬送の際、搬送先が混んで
いる等の場合には、これら各キャリアCは、キャリア待
機部6に待機される。すなわち、本実施例のキャリア待
機部6は、空の搬送用キャリアTCと未処理基板Wが収
納された搬送用キャリアTCと空の処理用キャリアPC
の待機に用いられる。
【0109】上述した第1ないし第4実施例やその変形
例の説明からも明らかなように、本発明では、装置内に
おけるキャリア(搬送用キャリアや処理用キャリア)の
搬送を、第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8とキ
ャリア搬送機構9のみで行うように構成したので、装置
内における各部間のキャリアの搬送を行うキャリア搬送
手段の個数が少なくなり、装置構成が簡単になった。
【0110】また、装置を多階構造に構成し、第1、第
2のキャリア搬送ロボット7、8によるキャリアの搬送
を、主にZ方向(鉛直方向)の移動で行うように構成し
たので、これら第1、第2のキャリア搬送ロボット7、
8の設置面積が小さくなり、装置の床の占有面積を小さ
くすることができ、また、装置を多階構造に構成し、キ
ャリア待機部6の多くとキャリア搬送機構9を2階以上
の階に設け、また、キャリアを立体的に搬送するように
構成したので、キャリア待機部6の多くやキャリア搬送
機構9が床を専有しなくなり、装置の床の占有面積を小
さくすることができる。
【0111】また、上記第1ないし第4実施例やそれら
の変形例の説明から明らかなように、搬入部1と搬出部
5の配置位置に応じた装置のタイプや、処理用キャリア
を用いるか否かの違いに応じて、搬入部1と搬出部5の
配置位置を変更したり、処理用キャリアを用いるか否か
に応じて未処理基板移替え部2、処理基板移替え部4、
処理ロボット31の構成を変更したり、搬送するキャリ
アや、その搬送動作、待機のさせ方等装置の動作を変更
するだけで、2階以上の装置の構成、レイアウト等を全
く変更する必要がない等、装置の基本構成やレイアウト
を各タイプの装置で共通させることができるので、これ
らの設計をほとんど変更することがなく、装置の生産性
を向上させることができる。
【0112】また、上記各実施例では、洗浄部10を設
け、空の搬送用キャリアの洗浄を行ってから、処理済基
板を空の搬送用キャリアに収納するように構成している
ので、搬送用キャリアによる処理済基板の汚染が防止さ
れる。なお、例えば、搬送用キャリアのクリーン度が高
度に維持されていたり、本装置に搬入される前に、搬送
用キャリアが洗浄されている場合など、搬送用キャリア
の汚れが心配ない場合には、本装置に洗浄部10は特に
設ける必要はない。
【0113】なお、上述した各実施例では、搬入部1か
らの搬送用キャリアの搬入と、搬出部5からの搬送用キ
ャリアの搬出を、1個の搬送用キャリアを1単位として
行うように構成しているが、2個以上の搬送用キャリア
を1単位として、搬入部1からの搬送用キャリアの搬入
と、搬出部5からの搬送用キャリアの搬出を行う装置に
おいても本発明は同様に適用することができる。この場
合、例えば、第1、第2のキャリア搬送ロボット7、8
では、図15(a)に示すように、支持腕75、75で
2個以上(図では2個)のキャリアC(搬送用キャリア
TC、処理用キャリアPC)を支持して、受渡しや搬送
を行うように構成され、また、キャリア搬送機構9は、
図15(b)に示すように、2個以上(図では2個)の
キャリアCを移動台91に載置して、同時に端部9A、
9B間の搬送を行うように構成される。
【0114】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、搬入部、搬出部、未処理基板
移替え部、処理済基板移替え部、キャリア待機部を、第
1、第2のキャリア搬送ロボットの近辺に配置し、第
1、第2のキャリア搬送ロボット間のキャリアの搬送を
キャリア搬送機構が行うように構成し、装置内における
各部間のキャリアの搬送を全て第1、第2のキャリア搬
送ロボットとキャリア搬送機構とで行なえるように構成
したので、装置内における各部間のキャリアの搬送を行
うキャリア搬送手段の個数を少なくでき、装置構成が簡
単になった。
【0115】また、装置を多階構造に構成し、第1、第
2のキャリア搬送ロボットによるキャリアの搬送を、主
に鉛直方向の移動で行うように構成したとともに、キャ
リア搬送機構を2階以上の階に設けたので、これら各キ
ャリア搬送ロボットやキャリア搬送機構の設置面積が小
さくなり、装置の床の占有面積を小さくすることができ
る。
【0116】また、装置を多階構造に構成し、キャリア
待機部とキャリア搬送機構を2階以上の階に設け、ま
た、キャリアを立体的に搬送するように構成したので、
キャリア待機部やキャリア搬送機構が床を専有しなくな
り、装置の床の占有面積を小さくすることができる。
【0117】また、請求項1に記載の発明によれば、搬
入部と搬出部を、未処理基板移替え部の近辺、処理済基
板移替え部の近辺のどこに設けたとしても、キャリアの
搬送経路を替えることにより、装置内の各部の配置のレ
イアウト(装置構成)の設計をほとんど変更することが
ないので、装置の生産性を向上させることができる。
【0118】また、処理用キャリアを用いるか否かにか
かわらず、装置の設計をほとんど変更することがないの
で、装置の生産性を向上させることができる。
【0119】また、搬入部、搬出部、未処理基板移替え
部、処理済基板移替え部、キャリア搬送機構の近辺に設
けられた第1、第2のキャリア搬送ロボットの近辺にキ
ャリア待機部を設けたので、キャリアの搬送中の搬送待
ちのキャリア等をキャリア待機部に待機させることがで
き、キャリア待機部を有効に利用することができる。
【0120】また、請求項2に記載の発明によれば、キ
ャリア待機部を1階と最上階との間の階(1階と最上階
を含む)に設け、第1、第2のキャリア搬送ロボットに
よるキャリアの搬送経路中に、キャリアをキャリア待機
部に待機させることができるので、第1、第2のキャリ
ア搬送ロボットの動作を単純化することができる。
【0121】また、請求項3に記載の発明によれば、空
の搬送用キャリアを洗浄してから、処理済基板を収納す
るように構成したので、処理済基板の搬送用キャリアか
らの汚染を防止できる。
【0122】また、請求項4、5に記載の発明によれ
ば、搬入部と搬出部が、処理部の両端に分離されていて
も、一方にかためて配置されていても、上述の請求項1
ないし3の効果を得ることができる装置を実現できる。
【0123】また、請求項6、7に記載の発明によれ
ば、上記請求項4、5の各タイプの装置において、処理
用キャリアを用いるか用いないかにかかわらず、上述の
請求項1ないし3の効果を得ることができる装置を実現
できる。
【0124】また、処理用キャリアを用いる装置であっ
ても、空の処理用キャリアの装置内の搬送は、第1、第
2のキャリア搬送ロボットとキャリア搬送機構で行い、
また、空の処理用キャリアの待機は、キャリア待機部で
行うので、処理用キャリアの搬送用の特別な手段や処理
用キャリアの待機用の特別な場所を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板処理装置の概略
構成を示す正面図である。
【図2】第1実施例装置の各階の構成を個別に示した平
面図である。
【図3】第1のキャリア搬送ロボットの構成を示す図で
ある。
【図4】第1のキャリア搬送ロボットの動作を説明する
ための図である。
【図5】未処理基板移替え部の構成を示す図である。
【図6】処理ロボットの構成を示す図である。
【図7】キャリア搬送機構の構成を示す図である。
【図8】第1のキャリア搬送ロボットとキャリア搬送機
構の間のキャリアの受渡しを説明するための図である。
【図9】第1、第2のキャリア搬送ロボットの変形例を
説明するための図である。
【図10】本発明の第2実施例装置の各階の構成を別個
に示した平面図である。
【図11】第2実施例装置の未処理基板移替え部の構成
を示す図である。
【図12】第2実施例装置の処理ロボットの構成を示す
図である。
【図13】本発明の第3実施例装置の各階の構成を別個
に示した平面図である。
【図14】本発明の第4実施例装置の各階の構成を別個
に示した平面図である。
【図15】第1〜第4実施例装置の変形例の構成を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 … 搬入部 2 … 未処理基板移替え部 3 … 処理部 4 … 処理済基板移替え部 5 … 搬出部 6 … キャリア待機部 7 … 第1のキャリア搬送ロボット 8 … 第2のキャリア搬送ロボット 9 … キャリア搬送機構 10 … 洗浄部 31 … 処理ロボット 311 … チャック(基板支持手段) W … 基板(未処理基板、処理済基板) TC … 搬送用キャリア PC … 処理用キャリア(基板支持手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/304 341 C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の未処理基板が収納された搬送用
    キャリアを装置内に搬入する搬入部と、 前記複数枚の未処理基板に所定の基板処理を行う処理部
    と、 前記処理部において前記各未処理基板を支持する基板支
    持手段と、 前記基板支持手段に支持された各未処理基板を前記処理
    部内で搬送するとともに、前記処理部における基板処理
    を前記各未処理基板に行わせる処理ロボットと、 前記未処理基板を、搬入された搬送用キャリアから前記
    基板支持手段に移し替える未処理基板移替え部と、 前記処理部における基板処理が終了した各処理済基板
    を、前記基板支持手段から空の搬送用キャリアに移し替
    える処理済基板移替え部と、 前記各処理済基板が収納された搬送用キャリアを装置外
    に搬出する搬出部と、 装置内で、少なくとも搬送用キャリアを搬送するキャリ
    ア搬送手段と、 装置内で、少なくとも搬送用キャリアを待機させるキャ
    リア待機部と、 を備えた基板処理装置において、 装置をN階(Nは2以上の自然数)の多階構造で構成
    し、 前記多階構造の1階部分に、前記搬入部と前記未処理基
    板移替え部と前記処理部と前記処理済基板移替え部と前
    記搬出部とを設け、前記未処理基板移替え部を前記処理
    部の一端側に、前記処理済基板移替え部を前記処理部の
    他端側に配置し、 前記未処理基板移替え部の近辺およびその上方であっ
    て、前記多階構造の1〜N階の間で、少なくとも搬送用
    キャリアを搬送する第1のキャリア搬送ロボットと、前
    記処理済基板移替え部の近辺およびその上方であって、
    前記多階構造の1〜N階の間で、少なくとも搬送用キャ
    リアを搬送する第2のキャリア搬送ロボットと、前記多
    階構造の2〜N階のいずれかの階に設けられ、前記第1
    のキャリア搬送ロボットと前記第2のキャリア搬送ロボ
    ットとの間で少なくとも搬送用キャリアを搬送するキャ
    リア搬送機構とで前記キャリア搬送手段を構成し、 前記第1のキャリア搬送ロボットまたは/および前記第
    2のキャリア搬送ロボットの近辺であって、前記多階構
    造の1〜N階の全ての階またはそのいずれか任意の階に
    前記キャリア待機部を設け、 前記搬入部と前記搬出部を、前記第1のキャリア搬送ロ
    ボットまたは/および前記第2のキャリア搬送ロボット
    の近辺で、かつ、前記未処理基板移替え部または/およ
    び前記処理済基板移替え部の近辺に配置し、 前記第1、第2のキャリア搬送ロボットは、それぞれの
    近辺に配置された前記搬入部、前記搬出部、前記未処理
    基板移替え部、前記処理済基板移替え部、前記キャリア
    待機部、前記キャリア搬送機構の間で、少なくとも搬送
    用キャリアを受け渡すように構成したことを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記キャリア搬送機構を、前記多階構造のN階(最上
    階)に設けたことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 空の搬送用キャリアを洗浄する洗浄部を、前記第1のキ
    ャリア搬送ロボットまたは前記第2のキャリア搬送ロボ
    ットの近辺に設け、前記第1のキャリア搬送ロボットま
    たは前記第2のキャリア搬送ロボットは、搬送する空の
    搬送用キャリアを前記洗浄部との間で受け渡すように構
    成したことを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記搬入部を前記未処理基板移替え部(または処理済基
    板移替え部)の近辺に、前記搬出部を前記処理済基板移
    替え部(または未処理基板移替え部)の近辺にそれぞれ
    分離して配置したことを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記搬入部と前記搬出部とを前記未処理基板移替え部ま
    たは処理済基板移替え部のいずれかの近辺にかためて配
    置したことを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記基板支持手段は、複数枚の基板をそのまま支持し
    て、キャリアレスで前記処理部における基板処理を行う
    ことを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記基板支持手段は、複数枚の基板を収納する処理用キ
    ャリアで構成して、処理用キャリアに基板を収納した状
    態で前記処理部における基板処理を行い、 前記キャリア待機部には、空の処理用キャリアも待機さ
    せ、 前記第1、第2のキャリア搬送ロボットと前記キャリア
    搬送機構は、空の処理用キャリアの搬送も行うととも
    に、前記第1、第2のキャリア搬送ロボットは、それぞ
    れの近辺に配置された前記未処理基板移替え部、前記処
    理済基板移替え部、前記キャリア待機部、前記キャリア
    搬送機構の間で、空の処理用キャリアの受渡しも行うよ
    うに構成したことを特徴とする基板処理装置。
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