JPH08110934A - 文字認識装置及び文字認識方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】オンライン文字認識処理において、認識辞書と
マッチングを行なう文字数を絞り混むことによって、認
識速度の向上を図ることを目的とする。 【構成】座標入力部１によって入力された座標点列情報
を認識辞書５を参照して文字認識する文字認識装置にお
いて、予め文字の特徴的なストローク情報をストローク
テーブル７に記憶しておく。座標入力部１によって座標
点列情報が入力されると、ストローク判別部６によって
当該入力情報におけるストローク情報が判別される。認
識辞書検索部８はストロークテーブル７の中からそのス
トローク情報を有する文字を検索し、その文字に限定し
て辞書検索を行うための辞書検索範囲を設定し、これを
バッファ１１に格納する。認識辞書検索部８はこの設定
された辞書検索範囲内で認識辞書５を検索し、入力座標
点列情報に対する文字認識処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力された文字
を認識して文書を作成する手書き入力方式の文書作成装
置等に用いられるオンライン文字認識装置及び文字認識
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、手書き入力方式の文書作成装置等
に用いられるオンライン文字認識装置では、予め認識用
の文字が登録された認識辞書を用いて、手書き入力され
た文字の認識処理を行っている。この場合、認識辞書を
検索するに際し、一般的にはユーザが筆記入力した文字
の画数によって認識辞書を大分類し、その中の全ての文
字を対象として入力文字とのマッチングを行なってい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、認識辞書を検索する場合に、入力文字の画数によっ
て認識辞書を大分類していた。しかし、画数だけの情報
では認識辞書とマッチングを行なう文字数が非常に多
い。このため、認識速度が低下する要因となっていた。

【０００４】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、オンライン文字認識処理において、認識辞書とマ
ッチングを行なう文字数を絞り混むことによって、認識
速度の向上を図ることのできる文字認識装置及び文字認
識方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（１）本発明は、座標入力手段によって入力された座標
点列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装
置において、予め文字の特徴的なストローク情報を登録
したテーブル手段と、上記座標入力手段によって座標点
列情報が入力された際に、当該入力情報におけるストロ
ーク情報を判別する判別手段と、上記テーブル手段の中
から上記判別手段によって判別された上記ストローク情
報を有する文字を検索し、その文字に限定して辞書検索
を行うための辞書検索範囲を設定する辞書検索手段と、
この辞書検索手段によって設定された上記辞書検索範囲
内で上記認識辞書を検索し、上記入力座標点列情報に対
する文字認識処理を行う文字認識手段とを具備したこと
を特徴とする。

【０００６】（２）本発明は、座標入力手段によって入
力された座標点列情報を認識辞書を参照して文字認識す
る文字認識装置において、予め文字の特徴的なストロー
ク情報とそのストローク情報における代表的な特徴量情
報を登録したテーブル手段と、上記座標入力手段によっ
て座標点列情報が入力された際に、当該入力情報におけ
るストローク情報を判別する判別手段と、上記テーブル
手段の中に上記判別手段によって判別された上記ストロ
ーク情報を有する文字が登録されている場合に、当該ス
トローク情報における特徴量情報と上記テーブル手段に
登録された特徴量情報とを比較する特徴量比較手段と、
この特徴量比較手段の比較結果によって上記特徴量情報
が類似しているストローク情報を有する文字を検索し、
その文字に限定して辞書検索を行うための辞書検索範囲
を設定する辞書検索手段と、この辞書検索手段によって
設定された上記辞書検索範囲内で上記認識辞書を検索
し、上記入力座標点列情報に対する文字認識処理を行う
文字認識手段とを具備したことを特徴とする。

【０００７】（３）本発明は、座標入力手段によって入
力された座標点列情報を認識辞書を参照して文字認識す
る文字認識装置において、予め文字の特徴的なストロー
ク情報とそのストローク情報における位置情報を登録し
たテーブル手段と、上記座標入力手段によって座標点列
情報が入力された際に、当該入力情報におけるストロー
ク情報を判別する判別手段と、上記テーブル手段の中に
上記判別手段によって判別された上記ストローク情報を
有する文字が登録されている場合に、当該ストローク情
報における位置情報と上記テーブル手段に登録された位
置情報とを比較する位置比較手段と、この位置比較手段
の比較結果によって上記位置情報が類似しているストロ
ーク情報を有する文字を検索し、その文字に限定して辞
書検索を行うための辞書検索範囲を設定する辞書検索手
段と、この辞書検索手段によって設定された上記辞書検
索範囲内で上記認識辞書を検索し、上記入力座標点列情
報に対する文字認識処理を行う文字認識手段とを具備し
たことを特徴とする。

【０００８】

【作用】上記（１）の構成によれば、座標入力手段によ
って座標点列情報が入力されると、当該入力情報におけ
るストローク情報が判別される。そのストローク情報を
有する文字がテーブル手段に登録されている場合、その
文字に絞り込んだ辞書検索が行われる。

【０００９】上記（２）の構成によれば、入力されたス
トローク情報における特徴量情報がテーブル手段に登録
された特徴量情報と類似している場合に、そのストロー
ク情報を有する文字に絞り込んだ辞書検索が行われる。

【００１０】上記（３）の構成によれば、入力されたス
トローク情報における位置情報がテーブル手段に登録さ
れた位置情報と類似している場合に、そのストローク情
報を有する文字に絞り込んだ辞書検索が行われる。

【００１１】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図１は本発明の一実施例に係るオンライン手書
き文字認識装置の構成を示すブロック図である。図中１
は座標入力部、２は表示部、３は装置本体である制御
部、４は文字認識部、５は認識辞書、６はストロークパ
ターン判別部、７はストロークテーブル、８は認識辞書
検索部、９は特徴量比較部、１０は位置比較部、１１は
辞書検索範囲バッファである。

【００１２】座標入力部１は、透明タブレット１２とス
タイラスペン１３からなり、表示部２上に積層一体化さ
れている。これにより、表示部２の座標位置を透明タブ
レット１２で直接指定し得ると共に、表示情報が透明タ
ブレット１２を介して視認し得るように構成されてい
る。表示部２は、例えば液晶ディスプレイ装置からな
る。

【００１３】制御部３は、本装置全体の制御を行う。文
字認識部４は、座標入力部１によって入力された座標点
列情報を認識辞書５を参照して文字として認識する。認
識辞書５には、予め認識用の文字が登録されている。

【００１４】ストロークパターン判別部６は、入力情報
のストロークパターンを判別する。ストロークテーブル
７には、予め文字の特徴的なストローク情報が登録され
ており、第２の実施例にあってはそのストローク情報に
おける代表的な特徴量情報、第３の実施例にあってはそ
のストローク情報における位置情報がさらに登録されて
いる。

【００１５】認識辞書検索部８は、入力情報のストロー
クパターンに応じて認識辞書５の辞書検索範囲を設定す
る。特徴量比較部９は、入力情報のストロークパターン
における特徴量情報とストロークテーブル７に登録され
た特徴量情報とを比較するものであり、これは第２の実
施例で用いられる。位置比較部１０は、入力情報のスト
ロークパターンにおける位置情報とストロークテーブル
７に登録された位置情報とを比較するものであり、これ
は第３の実施例で用いられる。辞書検索範囲バッファ１
１は、認識辞書検索部８によって設定された辞書検索範
囲を格納する。

【００１６】なお、認識辞書５、ストロークテーブル７
および辞書検索範囲バッファ１１は本装置の内部もしく
は外部に設けられたメモリやディスクなどの記憶装置の
中に構成される。

【００１７】次に、図２に示すフローチャートを参照し
ながら第１の実施例の動作を説明する。ユーザによって
座標入力部１からオンライン文字認識を行なう操作が指
示されると、制御部３は文字認識部４を起動する。この
文字認識部４の起動により、まず、座標入力部１によっ
て入力された座標点列情報の画数が求められ、その画数
によって認識辞書５の内容が大分類された後、以下のよ
うな処理が実行される。

【００１８】すなわち、座標入力部１によって入力され
た座標点列情報におけるストロークパターンがストロー
クパターン判別部６によって判別される（ステップ１
ａ）。認識辞書検索部８は、このステップ１ａで判別さ
れたストロークパターンを有する文字をストロークテー
ブル７の中から検索する（ステップ１ｂ）。

【００１９】ここで、ストロークテーブル７の中に当該
ストロークパターンを有する文字が登録されている場合
（ステップ１ｃのＹｅｓ）、認識辞書検索部８はその文
字に限定して辞書検索を行うための辞書検索範囲を設定
し、これを辞書検索範囲バッファ１１に格納する（ステ
ップ１ｄ）。また、ストロークテーブル７に当該ストロ
ークパターンを有する文字がない場合には（ステップ１
ｃのＮｏ）、ステップ１ｄの処理はスキップされる。

【００２０】全ての入力データに対して上記の処理が完
了すると（ステップ１ｅのＹｅｓ）、認識辞書検索部８
は辞書検索範囲バッファ１１に格納された辞書検索範囲
内で認識辞書５を検索し（ステップ１ｆ）、入力座標点
列情報と辞書パターンとのマッチング処理を行う（ステ
ップ１ｇ）。

【００２１】辞書検索範囲バッファ１１に格納された辞
書検索範囲内の文字全てに対してマッチング処理が行わ
れると（ステップ１ｈ）、本発明の処理が終了し、文字
認識部４は認識候補の出力処理を行なう。

【００２２】このように、第１の実施例では、入力情報
のストロークパターンによって認識辞書５の検索範囲が
絞り込まれる。したがって、従来のように全ての文字に
ついてマッチング処理を施す必要がなくなり、認識処理
の速度を向上させることができる。

【００２３】次に、図３に示すフローチャートを参照し
ながら第２の実施例の動作を説明する。本発明の処理が
開始されるまでの各部の動作およびステップ１ａからス
テップ１ｈの処理内容については上記第１の実施例と同
様である。

【００２４】ここでは、ステップ１ａで判別されたスト
ロークパターンを有する文字がストロークテーブル７の
中に登録されていることがステップ１ｃで判断される
と、認識辞書検索部８はそのストロークパターンにおけ
る代表的な特徴量がストロークテーブル７に登録されて
いるか否かを判断する（ステップ２ａ）。

【００２５】ストロークテーブル７の中にその特徴量が
登録されていない場合には（ステップ２ａのＮｏ）、認
識辞書検索部８は入力情報のストロークパターンのみに
基づいて辞書検索範囲を求め、これを辞書検索範囲バッ
ファ１１に格納する（ステップ１ｄ）。

【００２６】一方、ストロークテーブル７の中にその特
徴量が登録されている場合（ステップ２ａのＹｅｓ）、
認識辞書検索部８は入力情報のストロークパターンから
その特徴量を抽出した後（ステップ２ｂ）、その特徴量
がストロークテーブル７に登録されている特徴量と類似
するか否かを特徴量比較部９を通じて判断する（ステッ
プ２ｃ）。

【００２７】特徴量が類似している場合（ステップ２ｃ
のＹｅｓ）、ステップ１ｄ以下の処理が上記第１の実施
例と同様に行なわれ、そうでない場合はステップ１ｄお
よびステップ１ｅの処理がスキップされ、再度ステップ
１ａによる入力ストロークパターンの判別処理に移る。

【００２８】このように、第２の実施例では、入力情報
のストロークパターンとその特徴量によって認識辞書５
の検索範囲がさらに絞り込まれる。したがって、従来の
ように全ての文字についてマッチング処理を施す必要が
なくなり、認識処理の速度を向上させることができる。

【００２９】次に、図４に示すフローチャートを参照し
ながら第３の実施例の動作を説明する。本発明の処理が
開始されるまでの各部の動作およびステップ１ａからス
テップ１ｈの処理内容については上記第１の実施例と同
様である。

【００３０】ここでは、ステップ１ａで判別されたスト
ロークパターンを有する文字がストロークテーブル７の
中に登録されていることがステップ１ｃで判断される
と、認識辞書検索部８はそのストロークパターンにおけ
る位置情報がストロークテーブル７に登録されているか
否かを判断する（ステップ３ａ）。

【００３１】ストロークテーブル７の中にその位置情報
が登録されていない場合には（ステップ３ａのＮｏ）、
認識辞書検索部８は入力情報のストロークパターンのみ
に基づいて辞書検索範囲を求め、これを辞書検索範囲バ
ッファ１１に格納する（ステップ１ｄ）。

【００３２】一方、ストロークテーブル７の中にその位
置情報が登録されている場合（ステップ３ａのＹｅ
ｓ）、認識辞書検索部８は入力情報のストロークパター
ンの位置情報がストロークテーブル７に登録されている
位置情報と類似するか否かを位置比較部１０を通じて判
断する（ステップ３ｂ）。

【００３３】位置情報が類似している場合（ステップ３
ｂのＹｅｓ）、ステップ１ｄ以下の処理が上記第１の実
施例と同様に行なわれ、そうでない場合はステップ１ｄ
およびステップ１ｅの処理がスキップされ、再度ステッ
プ１ａによる入力ストロークパターンの判別処理に移
る。

【００３４】このように、第３の実施例では、入力情報
のストロークパターンとその位置情報によって認識辞書
５の検索範囲がさらに絞り込まれる。したがって、従来
のように全ての文字についてマッチング処理を施す必要
がなくなり、認識処理の速度を向上させることができ
る。

【００３５】なお、上記各実施例において、ステップ１
ａおよびステップ１ｂの処理は文字の検切りが行われた
後に開始されるが、他にもユーザが文字を筆記入力して
いる間に座標検出部１からの入力座標の検出と並行し
て、これらの処理を行うことにより、認識時間をより短
縮することもできる。

【００３６】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力情報
のストロークパターンによって認識辞書の検索範囲を絞
り込むようにしたため、従来のように全ての文字につい
てマッチング処理を施す必要がなくなり、認識処理速度
の向上を図ることができるものである。

【００３７】また、入力情報のストロークパターンにそ
の特徴量または位置情報を加えることで、認識辞書の検
索範囲をさらに絞り込むことができる。これにより、上
記同様、限られた文字についてのみマッチング処理を施
して、認識処理速度の向上を図ることができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る文字認識装置の構成を
示すブロック図。

【図２】第１の実施例の動作を示すフローチャート。

【図３】第２の実施例の動作を示すフローチャート。

【図４】第３の実施例の動作を示すフローチャート。

【符号の説明】

１…座標入力部、２…表示部、３…制御部、４…文字認
識部、５…認識辞書、６…ストロークパターン判別部、
７…ストロークテーブル、８…認識辞書検索部、９…特
徴量比較部、１０…位置比較部、１１…辞書検索範囲バ
ッファ。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   において、 予め文字の特徴的なストローク情報を登録したテーブル
   手段と、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別する判
   別手段と、 上記テーブル手段の中から上記判別手段によって判別さ
   れた上記ストローク情報を有する文字を検索し、その文
   字に限定して辞書検索を行うための辞書検索範囲を設定
   する辞書検索手段と、 この辞書検索手段によって設定された上記辞書検索範囲
   内で上記認識辞書を検索し、上記入力座標点列情報に対
   する文字認識処理を行う文字認識手段とを具備したこと
   を特徴とする文字認識装置。
2. 【請求項２】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   において、 予め文字の特徴的なストローク情報とそのストローク情
   報における代表的な特徴量情報を登録したテーブル手段
   と、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別する判
   別手段と、 上記テーブル手段の中に上記判別手段によって判別され
   た上記ストローク情報を有する文字が登録されている場
   合に、当該ストローク情報における特徴量情報と上記テ
   ーブル手段に登録された特徴量情報とを比較する特徴量
   比較手段と、 この特徴量比較手段の比較結果によって上記特徴量情報
   が類似しているストローク情報を有する文字を検索し、
   その文字に限定して辞書検索を行うための辞書検索範囲
   を設定する辞書検索手段と、 この辞書検索手段によって設定された上記辞書検索範囲
   内で上記認識辞書を検索し、上記入力座標点列情報に対
   する文字認識処理を行う文字認識手段とを具備したこと
   を特徴とする文字認識装置。
3. 【請求項３】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   において、 予め文字の特徴的なストローク情報とそのストローク情
   報における位置情報を登録したテーブル手段と、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別する判
   別手段と、 上記テーブル手段の中に上記判別手段によって判別され
   た上記ストローク情報を有する文字が登録されている場
   合に、当該ストローク情報における位置情報をと上記テ
   ーブル手段に登録された位置情報とを比較する位置比較
   手段と、 この位置比較手段の比較結果によって上記位置情報が類
   似しているストローク情報を有する文字を検索し、その
   文字に限定して辞書検索を行うための辞書検索範囲を設
   定する辞書検索手段と、 この辞書検索手段によって設定された上記辞書検索範囲
   内で上記認識辞書を検索し、上記入力座標点列情報に対
   する文字認識処理を行う文字認識手段とを具備したこと
   を特徴とする文字認識装置。
4. 【請求項４】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   の文字認識方法において、 予め文字の特徴的なストローク情報をテーブル手段に記
   憶しておき、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別し、 上記テーブル手段の中から上記判別されたストローク情
   報を有する文字を検索し、その文字に限定して辞書検索
   を行うための辞書検索範囲を設定し、 この設定された辞書検索範囲内で上記認識辞書を検索
   し、上記入力座標点列情報に対する文字認識処理を行う
   ことを特徴とする文字認識方法。
5. 【請求項５】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   の文字認識方法において、 予め文字の特徴的なストローク情報とそのストローク情
   報における代表的な特徴量情報をテーブル手段に登録し
   ておき、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別し、 上記テーブル手段の中に上記判別されたストローク情報
   を有する文字が登録されている場合に、当該ストローク
   情報における特徴量情報と上記テーブル手段に登録され
   た特徴量情報とを比較し、 この比較結果によって上記特徴量情報が類似しているス
   トローク情報を有する文字を検索し、その文字に限定し
   て辞書検索を行うための辞書検索範囲を設定し、 この設定された辞書検索範囲内で上記認識辞書を検索
   し、上記入力座標点列情報に対する文字認識処理を行う
   ことを特徴とする文字認識方法。
6. 【請求項６】 座標入力手段によって入力された座標点
   列情報を認識辞書を参照して文字認識する文字認識装置
   の文字認識方法において、 予め文字の特徴的なストローク情報とそのストローク情
   報における位置情報をテーブル手段に登録しておき、 上記座標入力手段によって座標点列情報が入力された際
   に、当該入力情報におけるストローク情報を判別し、 上記テーブル手段の中に上記判別されたストローク情報
   を有する文字が登録されている場合に、当該ストローク
   情報における位置情報と上記テーブル手段に登録された
   位置情報とを比較し、 この比較結果によって上記位置情報が類似しているスト
   ローク情報を有する文字を検索し、その文字に限定して
   辞書検索を行うための辞書検索範囲を設定し、 この設定された辞書検索範囲内で上記認識辞書を検索
   し、上記入力座標点列情報に対する文字認識処理を行う
   ことを特徴とする文字認識方法。