JPH08110704A - 二成分現像装置 - Google Patents

二成分現像装置

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JPH08110704A
JPH08110704A JP6247523A JP24752394A JPH08110704A JP H08110704 A JPH08110704 A JP H08110704A JP 6247523 A JP6247523 A JP 6247523A JP 24752394 A JP24752394 A JP 24752394A JP H08110704 A JPH08110704 A JP H08110704A
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JP
Japan
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layer thickness
roll
developer
thickness regulating
regulating member
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Application number
JP6247523A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ikeda
美穂 池田
Hiroshi Hirata
啓 平田
Tomio Onuki
富夫 大貫
Takashi Fuchiwaki
隆 渕脇
Tomoyoshi Chihara
朋義 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 非接触現像に最適な二成分現像剤の薄層を形
成するための現像剤担持体との間隙をより簡単に且つ精
度よく設定できるロール状層厚規制部材を備えた二成分
現像装置を提供する。 【構成】 ロール状層厚規制部材2を、現像剤担持体1
の両端部においてスペーサ用シート部材10を挟む状態
で現像剤担持体1側に付勢して取付け、層厚規制部材2
と現像剤担持体1の間に所定の間隙を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写
機、プリンタ等からなる画像形成装置に適用され、二成
分現像剤を用い非接触現像法により静電潜像を可視像化
する二成分現像装置に係り、特に、現像剤担持体上に供
給される二成分現像剤を薄層状にするための層厚規制部
材について改善した二成分現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、二成分現像剤を用い非接触現像法
により感光体等上の静電潜像を可視像化する二成分現像
装置は、感光体等の静電潜像保持体と二成分現像剤
(層)が接触しないため非画像部におけるかぶり現象も
なく高画質の現像が可能であり、また、静電潜像保持体
上でのカラートナーの重ね合わせ現像が可能であって記
録紙上にカラートナー像を多重転写させる方式で使用す
るような中間転写ドラム又はベルトが不要であるためカ
ラー画像形成装置の小型化や低コスト化が可能である等
の観点から、注目を集めている。
【0003】ところが、このような非接触現像法の二成
分現像装置においては、現像ロール等の現像剤担持体上
に供給されて該担持体に近接配設される層厚規制部材に
より薄層化された状態で搬送される二成分現像剤層(磁
気ブラシの先端)が、静電潜像保持体の表面に接触しな
いようにするため、その二成分現像剤層を現像剤担持体
と静電潜像保持体の間隙距離よりも薄い層厚で、しかも
均一になるように形成する必要がある。このため、非接
触現像法の二成分現像装置における層厚規制部材は、接
触現像法の現像装置における層厚規制部材に比べて、そ
の先端が現像剤担持体の表面に対してより近接するよう
に配設しなければならない。
【0004】そこで、従来においては、層厚規制部材と
して一般的な板状の層厚規制部材(ドクターブレード)
を現像剤担持体に精度よく近接させて設けていることが
多いが、かかる板状の層厚規制部材の場合には、現像剤
担持体との間に極めて狭い間隙を形成するように板状層
厚規制部材を精度よく固定するため手による煩雑な修正
作業が必要であったり、また、板状層厚規制部材にねじ
れやそりが発生しないようにその先端を刃状にするため
の研磨加工が必要なためコスト高となり、さらには、そ
の板状層厚規制部材と現像剤担持体の間隙においてトナ
ー粒子の凝集体や紙繊維等の異物が付着して塞いでしま
ったり或いは間隙を通過してしまうことが原因で画像に
白抜け(すじ)が発生する、等の種々の不具合があっ
た。
【0005】また、上記のごとき白抜けの問題は二成分
現像剤のトナーが凝集しやすいことから二成分現像装置
特有の課題となっているため、かかる白抜け問題を防止
する等の目的で、層厚規制部材の形状を円柱形状からな
るロール状としたロール状の層厚規制部材を使用する現
像装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、層厚規
制部材としてロール状の層厚規制部材を用いる現像装置
においては、次のような問題点がある。すなわち、ロー
ル状層厚規制部材であっても、板状の層厚規制部材とほ
ぼ同様に、非接触現像法に必要な現像剤担持体との極め
て狭い間隙を簡単に、しかも精度よく形成するよう設置
することが困難である。
【0007】例えば、特開平4−346381号公報に
は、安価な構成でロール状層厚規制部材(円柱棒)を常
に現像ロール(スリーブ)に均一な状態で押接できる現
像器として、ロール状層厚規制部材を保持するV字形を
なした突当て部を設けた保持部を現像器本体と一体的に
成形し、そのV字形突当て部の右側面部に複数の突起を
設けるとともに、その左側面部に弾性部材を設け、これ
により層厚規制部材が弾性部材によって突起部を突当て
面にして現像剤保持体面に均一に押接されるように構成
したものが記載されている。しかし、この公報には、上
記のごときロール状層厚規制部材を現像剤保持体面に押
接する取付け構造については明示されているが、その層
厚規制部材を現像剤保持体に対して間隙を設けて配設す
る場合の取付け構造について具体的に開示されていな
い。
【0008】また、特開平2−64674号公報等に
は、磁性を有するロール状層厚規制部材(円柱棒)をホ
ルダーに支持し、現像剤保持体に対して押接することに
より薄層を形成する技術が記載されている。しかし、こ
の技術は、磁性ロール状層厚規制部材と現像剤保持体の
間に作用する磁力により、その両者間がキャリア1個分
が通過できる程度の極端に狭い間隙が存在する状態にな
ってしまうため、現像剤保持体上に十分な量の現像剤を
担持させることができないという問題がある。
【0009】なお、特開昭64−32277号公報等に
は、層厚規制部材としてのドクターブレードと磁気ロー
ル(現像剤保持体)との距離を保持するため磁気ロール
の両端にリング状のスペーサを装着し、ドクターブレー
ドをスペーサに突き当てた状態でフレームにねじ止めし
た現像装置が記載されている。しかしながら、この技術
をロール状層厚規制部材に適用した場合には、回転する
磁気ロールとスペーサとの接触面積が広く、その間での
摩擦の大きさが磁気ロールの振れに応じて変化すること
が原因で磁気ロールの回転にむらが発生したり、磁気ロ
ールの駆動トルクが増えるという問題がある。そして、
ドクターブレードをねじ止めにより固定するため、磁気
ロールの(ロールの径公差や偏心等による)振れにより
ブレードとロールの間隙が変動し、そのため薄層化され
る現像剤層の層厚にばらつきが生じるという問題もあ
る。
【0010】従って、本発明の目的は、上述したような
従来技術の問題点を解消し、非接触現像に最適な二成分
現像剤の薄層を形成するための現像剤担持体との間隙を
より簡単に且つ精度よく設定できるロール状層厚規制部
材を備えた二成分現像装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の二成分現像装置は、静電潜像保持体に対向
して近接配置され、内部に磁石が設けられた現像剤担持
体と、現像剤担持体に対向して近接配設されたロール状
の層厚規制部材とを少なくとも備えてなり、現像剤担持
体上に供給される二成分現像剤をロール状層厚規制部材
により薄層状にして静電潜像保持体との対向位置である
現像領域まで搬送し、その現像剤のトナーを静電潜像保
持体表面の静電潜像へ向けて選択的に飛翔させて非接触
現像を行う二成分現像装置において、上記ロール状層厚
規制部材を、現像剤担持体の両端部においてスペーサ用
シート部材を挟む状態で現像剤担持体側に付勢して取付
け、層厚規制部材と現像剤担持体の間に所定の間隙を形
成してなることを特徴とするものである。
【0012】スペーサ用シート部材は、非導電性であ
り、しかも十分な耐磨耗性を有するスペーサ機能を果た
すものであれば、その材質等については特に制約されな
い。また、このスペーサ用シート部材は、回動する現像
剤担持体との摩擦等により変形しにくいものであれば、
シート形態でなく糸状の形態であってもよい。糸状形態
の場合、スペーサ用シート部材による現像剤担持体の駆
動負荷をシート形態のものに比べてさらに低減すること
ができる。
【0013】また、本発明の二成分現像装置は、上記の
技術的手段において、ロール状層厚規制部材が非磁性体
であり、かつ、その層厚規制部材の現像剤担持体との非
対向側が付勢用保持部材に弾性部材を介して変位可能に
保持されて取付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0014】弾性部材としては、例えばゴムやバネ部材
が使用できる。ロール状層厚規制部材は、この弾性部材
を介して付勢用保持部材に保持され、しかも、現像剤担
持体の軸方向と直交する方向などにわずかながら自由に
変位できるように保持される。付勢力は、線圧にして
2,000〜10,000g/m程度であればよい。
【0015】また、本発明の二成分現像装置は、上記の
技術的手段において、弾性部材を介してロール状層厚規
制部材を現像剤担持体側に付勢する位置はスペーサ用シ
ート部材を配置した位置のみとし、かつ、付勢用保持部
材、弾性部材、非磁性ロール状層厚規制部材、スペーサ
用シート部材及び現像剤担持体を付勢力がこの順に一直
線状に及ぶように配設したことを特徴とするものであ
る。
【0016】弾性部材は、付勢用保持部材において現像
剤担持体の回動軸方向にそって同じ長さ分設けたり、或
いは、その回動軸方向にそって所定の間隔で分割して設
けてもよいが、現像装置全体にそりやねじれ等が発生し
た場合においても均一な現像剤の薄層を形成することが
できるという観点からすると、スペーサ用シート部材が
存在する位置のみに配設(2点支持)するのが望まし
い。
【0017】更に、本発明の二成分現像装置は、上記の
技術的手段において、付勢用保持部材を現像装置枠体に
固定し、その保持部材に設けた弾性部材によりロール状
層厚規制部材を現像剤担持体側に付勢するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明によれば、ロール状層厚規制部材がスペ
ーサ用シート部材を介して現像剤担持体に付勢して取付
けられるため、その層厚規制部材と現像剤担持体の間に
は該シート部材の厚さと同等の距離からなる間隙が設定
される。そして、内設した磁石の磁力により現像剤担持
体上に供給される二成分現像剤は、ロール状層厚規制部
材と現像剤担持体の間に形成される上記間隙により搬送
量が規制される結果、その間隙の距離に応じた層厚に薄
層化される。スペーサ用シート部材の厚さを変えること
により、上記間隙を通過した後における現像剤層の厚さ
(現像剤搬送量)を簡単にかつ正確に調整することがで
きる。実際、100〜200μm程度の間隙を容易にか
つ確実に設定することが可能である。なお、層厚規制部
材はロール状であるため充分な剛性を有し、しかも通常
の研磨加工によりそりを除去して優れた真直度を有する
ものである。
【0019】また、ロール状層厚規制部材が非磁性体で
ある場合には、層厚規制部材が現像剤担持体の磁力によ
り引き付けられてたわむことがないので、現像剤担持体
との間隙の距離が変化することがなく、現像剤層厚の均
一性が確保される。しかも、非磁性のロール状層厚規制
部材を弾性部材を介して付勢用保持部材に保持している
ため、層厚規制部材を現像剤担持体の振れに対しても柔
軟に追従させることができ、現像剤担持体の振れによっ
て現像剤担持体との間隙距離が変化することもなくなる
ため現像剤層厚の均一性が確保される。更に、弾性部材
によるロール状層厚規制部材の付勢をスペース用シート
部材のある位置のみで行う場合には、層厚規制部材の現
像剤担持体の振れに対する追従性が最もよくなるため、
現像剤層厚の均一化に効果的である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1〜3は、本発明の一実施例に係る二成
分現像装置を示すもので、図1はその全体構成を示す側
面断面図、図2はその要部拡大図、図3はその要部正面
図である。
【0021】この実施例の現像装置は、現像剤担持体と
しての現像ロール1、ロール状層厚規制部材としての金
属製ロール2、現像剤供給部材3、現像剤撹拌兼搬送部
材4及び現像装置枠体5にてその主要部が構成されてい
る。図中の符号6は非磁性トナーと磁性キャリアからな
る二成分現像剤である。
【0022】現像ロール1は、回転軸7aを中心にして
図示の矢印方向に回転する中空円筒形状のスリーブ7
と、このスリーブ7の内部に固定設置され、複数の磁極
が適宜配された永久磁石8とで構成されたものであり、
そのスリーブ7が電子写真方式の画像形成装置における
静電潜像保持体としての感光ドラム9に対して所定間隔
をあけて対向するように配設されている。また、現像ロ
ール1には図示しないが、非接触現像のための交番電界
を発生するための現像バイアスが印加されている。現像
ロール1(スリーブ7)と感光ドラム9の間隙は適宜設
定することができるが、好ましくは0.3〜0.9mm
程度である。この間隙が0.3mmよりも狭くなるとス
リーブ7や感光ドラム9のもつ振れ等の影響により間隙
が変動した際に均一な濃度で安定した現像が困難とな
り、反対に0.9mmよりも広くなると交番電界による
トナーの飛翔効果が低下して充分な現像濃度が得られな
かったりエッジ現象が発生して鮮明な画像が得られなく
なる。
【0023】ロール状層厚規制部材である金属製ロール
2は、現像ロール1の両端部1aにおいてスペーサ用シ
ート部材としての(耐磨耗性の)合成樹脂フィルム10
を挟むように配置され、その現像ロール1とは反対側に
おいて現像ロール1の軸方向にそって配設された付勢用
保持部材としてのホルダー11のガイド用凹部11aに
弾性部材12を介して保持され、現像ロール1に向けて
押圧されている。金属製ロール2は、ホルダー11のガ
イド用凹部11a内においてわずかな量であるが変位可
能な状態になっている。この金属製ロール2の径は、現
像ロールの径、永久磁石8の磁力や磁力パターンに応じ
て適宜設定される。なお、合成樹脂フィルム10の後端
部はホルダー11に固定されており、また、ホルダー1
1はロール2を付勢できるように装置枠体5に設けられ
ている。そして、金属製ロール2は、ホルダー11によ
り現像ロール1に向けて付勢されるようになっており、
そのときの付勢力は図2の矢付点線で示すように弾性部
材12、金属製ロール2、合成樹脂フィルム10及び現
像ロール1の順に一直線状に作用している。
【0024】スペーサ用シート部材である合成樹脂フィ
ルム10は、図3に示すように、現像ロール1のスリー
ブ7の両端部のうちでも、サンドブラスト加工等が施さ
れていない平滑面部分であり、しかも内部の永久磁石8
の磁力の影響を受けない部位に配置される。このフィル
ム10の厚さは、現像ロール1上に形成する現像剤層の
厚さに応じて適宜選定され、また、そのフィルム幅など
については適宜設定することができる。図3の1bは現
像剤が現像ロール1上に実際に担持される領域を示す。
【0025】また、弾性部材12は、図3に示すよう
に、スペーサ用シート部材としての合成樹脂フィルム1
0が配されている位置と同じ位置に配設している。この
弾性部材12は、図4(a)に示すように現像ロール1
の長さと同じ領域に配設したり、或いは同図(b)に示
すように複数個を等間隔で配設することができ、このよ
うに配設した場合であっても従来に比べれば充分に均一
な現像剤の薄層を形成することができる。しかしなが
ら、本発明者等によれば、弾性部材12を図4(a)
(b)に例示するように配設した場合は、現像装置全体
にそりやねじれ等のおおきな変形が発生した際にその変
形による不要な力が中央部付近に及ぶ傾向が強いため、
現像剤層の層厚の均一性が損なわれてしまうことがあ
り、これに対してスペーサ用シート部材のある位置にの
み配設した場合には上記のごときそりやねじれ等の変形
があっても均一な現像剤薄層を最も安定して形成できる
ことが確認されている。
【0026】この実施例においては、例えば、二成分現
像剤6として平均粒径10μmのトナーと平均粒径40
μmのキャリアからなる現像剤を、現像ロール1として
16mmφのスリーブからなるものを、金属製ロール2
として5mmφで非磁性のステンレス鋼(SUS304
等)棒を、合成樹脂フィルム10として厚さ100〜1
50μm、幅5mm前後のポリイミドフィルムを、弾性
部材12として厚さ1mmのシリコンゴムをそれぞれ使
用した。また、現像ロール1と感光ドラム9との間隙は
0.5mmに設定した。
【0027】次に、このような構成からなる本実施例の
現像装置の動作について説明する。
【0028】二成分現像剤6は、現像剤撹拌兼搬送部材
4により撹拌されるとともに現像剤供給部材3側に搬送
される。この撹拌搬送の際、現像剤6のトナーは摩擦帯
電する。次いで、二成分現像剤6は、現像剤供給部材3
により現像ロール1に供給され、永久磁石8の磁力によ
りスリーブ7上に担持されるとともに、層厚規制部材で
ある金属製ロール2に向けて搬送される。
【0029】そして、金属製ロール2まで搬送された二
成分現像剤6は、金属製ロール2により搬送量が規制さ
れる。すなわち、現像ロール1と金属製ロール2の間に
フィルム10の厚さと同等のすき間からなる間隙13を
通過した現像剤6のみが現像ロール1(スリーブ7)上
に薄層化されて搬送される。この際、現像ロール1に振
れがあっても、金属製ロール2は弾性部材12が弾性変
形することでその振れに追従するようにホルダー11の
ガイド凹部11a内を変位するため、間隙13の距離が
変動することはなく常に一定している。本実施例の場
合、厚さ約300μmの現像剤薄層が形成された。これ
は現像剤搬送量にして100〜120mg/m2に相当
するものである。
【0030】次いで、薄層化された二成分現像剤層は、
現像ロール1と感光ドラム9と対向する位置である現像
有効領域Gまで搬送され、その現像有効領域Gにおいて
トナーが交番電界の作用等を受けることにより感光ドラ
ム9上に電子写真法にて形成された静電潜像に向けて選
択的に飛翔して付着する。この結果、静電潜像が顕像化
される。このとき現像有効領域Gに搬送される二成分現
像剤層は所定の層厚であり、しかも均一であるため、現
像濃度も均一で安定した良好な現像がなされる。得られ
た画像は、白抜けはもちろんなく、良好な濃度からなる
高画質のものであった。
【0031】図5及び図6は、本発明の他の実施例に係
る現像装置を示すもので、図5はその要部拡大断面図、
図6はその要部正面断面図である。この実施例の現像装
置は、前記の実施例におけるホルダー11に代えて断面
コ字状のもので現像装置枠体5の所定部位5aと一体的
に成形したホルダー11aを使用し、シリコンゴムから
なる弾性部材12に代えて所定形状に成形したばね部材
12aを使用した以外は前記実施例と同じ構成からなる
ものである。図6中の符号14はシール材を示す。
【0032】この実施例の場合には、金属製ロール2を
保持するホルダー11aが現像装置枠体5に一体成形に
より固定されており、金属製ロール2をホルダー11a
内部に設置したばね部材12aにより付勢するようにな
っている。このときの付勢力は図5の矢付き点線で示す
ように一直線状に作用する。このため、前記実施例のよ
うに現像装置枠体5とは別体のホルダー11を該枠体に
取り付ける場合には、その取付け位置や取付け具合のば
らつき等により金属製ロール2の付勢力が変化して現像
ロールへの押圧力も変わり、最悪の場合には現像ロール
の駆動に大きな負荷となり駆動ギアの歯飛び等が発生す
る虞れがわずかながらあるが、この実施例の場合にはそ
のような心配はない。また、この実施例の場合には部品
点数も減るため、製造コストを下げることができる。
【0033】なお、本発明では、現像ロール1と金属製
ロール2の間隙13が、現像ロール1により搬送される
現像剤6の影響により押し広げられてしまう現象を防止
する観点から、さらに以下のように構成することが好ま
しい。上記間隙の変動現象は、現像剤6が現像ロール1
に強く担持(吸着)され過ぎていること等によって起こ
るものと推測される。また、下記ような構成を採用した
場合には、その間隙変動を、現像剤非通過時に対して1
5%以内という実用的許容範囲におさめることができ
る。
【0034】その構成とは、ロール状層厚規制部材2
が非磁性のステンレス鋼からなり、そのロール直径が5
mm以上であること、ロール状層厚規制部材2の近傍
に位置する永久磁石8の磁極によるスリーブ7表面にお
ける磁束密度が650Gass(650mT)以下であ
ること、現像剤6のキャリアの単位面積あたりの実用
磁化が200emu/cm3以下であり且つキャリアの
重量平均粒径が30〜60μmであること、である。
【0035】このような構成した場合、上記間隙を10
0〜200μmに設定した場合の間隙変動を有効に防止
することが可能である。なお、本発明は非接触現像方式
の現像装置の層厚規制部材に適用しても勿論有効であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤担持体の両端部においてスペーサ用シート部材を
介在させた状態でロール状層厚規制部材を取付けるだけ
でもって、非接触現像に最適な二成分現像剤の薄層を形
成するための現像剤担持体との間隙をより簡単に且つ精
度よく設定することができる。これにより製造コストを
下げることも可能である。
【0037】また、ロール状層厚規制部材が非磁性体で
あるため、現像剤担持体の磁力の影響を受けて現像剤担
持体に保持される現像剤量のむらが生じることがなく、
その担持体軸方向における現像剤層厚の均一性が確保さ
れる。しかも、非磁性のロール状層厚規制部材を弾性部
材を介して付勢用保持部材に保持しているため、現像剤
担持体の振れによって現像剤担持体との間隙距離が変化
することもなく、これによっても現像剤層厚の均一性が
確保される。
【0038】また、弾性部材によるロール状層厚規制部
材の付勢をスペース用シート部材のある位置のみで行う
場合には、層厚規制部材の現像剤担持体の振れに対する
追従性が最もよくなるため、より安定した現像剤層厚の
均一化が確保される。
【0039】更に、付勢用保持部材を現像装置枠体に固
定し、弾性部材によりロール状層厚規制部材を現像剤担
持体側に付勢するようにした場合には、付勢用保持部材
の取付け誤差等による層厚規制部材への付勢力の変動も
なく、これによっても現像剤層厚の均一性が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る二成分現像装置を示
す側面断面図である。
【図2】 図1の現像装置の要部拡大断面図である。
【図3】 図1の現像装置の要部正面断面図である。
【図4】 弾性部材の配設の他例を示す要部正面図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施例に係る二成分現像装置を
示す要部拡大断面図である。
【図6】 図5の現像装置の要部正面断面図である。
【符号の説明】
1…現像剤保持体、2…ロール状層厚規制部材、5…装
置枠体、6…二成分現像剤、9…静電潜像保持体、10
…スペース用シート部材、11、11a…付勢用保持部
材、12、12a…弾性部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕脇 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 千原 朋義 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像保持体に対向して近接配置さ
    れ、内部に磁石が設けられた現像剤担持体と、現像剤担
    持体に対向して近接配設されたロール状の層厚規制部材
    とを少なくとも備えてなり、現像剤担持体上に供給され
    る二成分現像剤をロール状層厚規制部材により薄層状に
    して静電潜像保持体との対向位置である現像領域まで搬
    送し、その現像剤のトナーを静電潜像保持体表面の静電
    潜像へ向けて選択的に飛翔させて非接触現像を行う二成
    分現像装置において、 上記ロール状層厚規制部材を、現像剤担持体の両端部に
    おいてスペーサ用シート部材を挟む状態で現像剤担持体
    側に付勢して取付け、層厚規制部材と現像剤担持体の間
    に所定の間隙を形成してなることを特徴とする二成分現
    像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、ロール状
    層厚規制部材が非磁性体であり、かつ、その層厚規制部
    材の現像剤担持体との非対向側が付勢用保持部材に弾性
    部材を介して変位可能に保持されて取付けられているこ
    とを特徴とする二成分現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、弾性部材
    を介してロール状層厚規制部材を現像剤担持体側に付勢
    する位置はスペーサ用シート部材を配置した位置のみと
    し、かつ、付勢用保持部材、弾性部材、非磁性ロール状
    層厚規制部材、スペーサ用シート部材及び現像剤担持体
    を、付勢力がこの順に一直線状に及ぶように配設したこ
    とを特徴とする二成分現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の装置において、付勢用保
    持部材を現像装置枠体に固定し、その保持部材に設けた
    弾性部材によりロール状層厚規制部材を現像剤担持体側
    に付勢するようにしたことを特徴とする二成分現像装
    置。
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