JPH08109949A - クランクシャフト - Google Patents

クランクシャフト

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Publication number
JPH08109949A
JPH08109949A JP24790594A JP24790594A JPH08109949A JP H08109949 A JPH08109949 A JP H08109949A JP 24790594 A JP24790594 A JP 24790594A JP 24790594 A JP24790594 A JP 24790594A JP H08109949 A JPH08109949 A JP H08109949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank angle
crankshaft
angle sensor
sensor plate
counterweight
Prior art date
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Pending
Application number
JP24790594A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ishikawa
誠 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08109949A publication Critical patent/JPH08109949A/ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランクシャフトの全長が長くなることを抑
制することの可能なクランクシャフトを提供する。 【構成】 円環状のクランク角度センサプレート17
が、バランスウエイト121の外周に金属バネ131、
132によって固定される。即ちプレートをバランスウ
エイトと重ねて配置することによりクランクシャフトの
全長を短縮することができる。プレートの外周には例え
ば10度ピッチで突起が形成され、この突起が通過する
度にプレートに近接して配置されるクランク角度センサ
18からパルスが出力されクランク角度が検出される。
プレートとバランスウエイトとの間の隙間にはプレート
に固定された摩擦板24が設置され、プレートの捩じれ
振動に対してダンパとして機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のクランクシャ
フトに係わり、特に全長を短くすることの可能な内燃機
関のクランクシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランク角度を計測すること
は、マイクロコンピュータを使用した制御装置により点
火角度、燃料噴射量等を制御するうえで重要である。従
来クランク角度はディストリビュータに内蔵された検出
機構を使用することが一般的であった。
【0003】即ちクランクシャフトの回転を歯車を介し
てディストリビュータに内蔵された検出ロータに伝達
し、例えば磁気センサによって検出ロータの回転数を検
出することによってクランク角度を検出している。しか
しながら歯車を使用しているため、歯車の製造誤差に起
因する検出誤差の発生を除去することはできず内燃機関
の制御精度にも限界があった。
【0004】この課題を解決するために、クランクシャ
フト前端に設置されるタイミングプーリとトーショナル
ダンパとの間にクランク角度検出用の検出ロータを設置
したクランクシャフトが提案されている(実開昭62−
26566公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記提案
にかかるクランクシャフトにあっては、タイミングプー
リとトーショナルダンパープーリとの間にクランク角度
検出用の検出ロータが配置されるためクランクシャフト
の全長が長くなり、内燃機関の搭載性が悪化することを
避けることができない。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、クランクシャフトの全長が長くなることを抑制す
ることの可能なクランクシャフトを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかるクラ
ンクシャフトは、カウンタウエイトと、カウンタウエイ
トの外周に固定され外方向に突出する突起を有する円環
状のクランク角度センサプレートと、を具備する。第2
の発明にかかるクランクシャフトは、クランク角度セン
サプレートが、カウンタウエイトの回転軌跡に摺接しカ
ウンタウエイトに円周方向に弾性を有する接続片で接続
される。
【0008】
【作用】第1の発明にかかるクランクシャフトにあって
は、カウンタウエイトとクランク角度センサプレートを
重ねて配置することによりクランクシャフトの長さが短
縮される。第2の発明にかかるクランクシャフトにあっ
ては、円環状のクランク角度センサプレートがクランク
シャフトの捩じり振動のダンパとしても機能する。
【0009】
【実施例】図1は4気筒内燃機関の斜視図であって、ク
ランクシャフト11にはカウンタウエイト121、12
2、123および124が設置されている。クランクシ
ャフト11の前端にはタイミングプーリ13が配置さ
れ、タイミングベルト14を介してカムシャフト151
および152を駆動する。
【0010】タイミングプーリ13のさらに前方にはク
ランクシャフト11の捩じり振動を抑制するためのトー
ショナルタンパープーリ16が配置される。トーショナ
ルタンパープーリ16は1種のダイナミックダンパであ
って、鋳物製のプーリの外周にゴムのような弾性体を介
して質量体が同心円状に配置されており、クランクシャ
フト11の捩じり振動を吸収、抑制する。
【0011】第1の発明にあってはさらに、#1気筒に
設置される第1のカウンタウエイト121の外周にクラ
ンク角度計測用のクランク角度センサプレート17が固
定され、クランクシャフト11の回転とともにクランク
角度センサプレート17も回転する。図2はクランク角
度センサプレートの斜視図であって、円環の外周に例え
ば10°毎に突起171が形成される。なお基準クラン
ク角度を定めるために1つの突起を欠いた幅の広い突起
172が設けられている。
【0012】そしてクランク角度センサプレート17に
近接してクランク角度センサ18(例えば磁気センサ)
が配置され、突起が通過する度に出力するパルスによっ
てクランク角度が検出される。なおクランク角度センサ
プレート17を設置する位置は第1のカウンタウエイト
121の外周に限定されず、第2、第3あるいは第4の
カウンタウエイト122、123あるいは124の外周
に設置してもよい。
【0013】即ち第1の発明においてはクランク角度セ
ンサプレート17をカウンタウエイトの外周に固定する
ことによりクランクシャフト11の全長をクランク角度
センサプレート17の長さ相当分短縮することができ
る。第2の発明はカウンタウエイトの外周に固定される
クランク角度センサプレート17をクランクシャフト1
1の捩じり振動に対するダンパとしても利用するもので
あって、クランクシャフト11の捩じり振動の腹に相当
する位置(例えば#1気筒に対応する第1のカウンタウ
エイト121)に設置することが、捩じり振動抑制上有
利である。
【0014】図3は第1のカウンタウエイト周辺の正面
図であって、クランクシャフト11を中心として、第1
のカウンタウエイト121とアーム21とを対向に配し
た一体部品が取り付けられる。第1のアーム21にはク
ランクピン22を介してコネクティングロッドおよびピ
ストン(図示せず。)が接続されて、ピストンの往復運
動がクランクシャフト11の回転運動に変換される。
【0015】そしてクランク角度センサプレート17は
アーム21に金属バネ231および232によって固定
される。従ってクランクシャフト11の捩じり振動は金
属バネ231、232を介してマスとして機能するクラ
ンク角度センサプレート17に伝達され、捩じり振動を
抑制する。
【0016】クランク角度センサプレート17と第1の
カウンタウエイト121との間の隙間には、クランク角
度センサプレート17の内側に固定され、第1のカウン
タウエイト121とは摺接する摩擦板24が設置され
る。この摩擦板24はクランク角度センサプレート17
の振動を抑制するダンパとして機能する。
【0017】クランク角度センサプレート17のアーム
21への対向面には、クランク角度センサプレート17
とアーム21との相対角度を所定範囲に制限するための
ストッパ25が設置される。クランク角度センサプレー
ト17をクランクシャフト11の捩じり振動に対するダ
ンパとして使用した場合には、クランクシャフト11の
捩じり振動によりクランク角度センサプレート17にも
捩じりが発生するためクランク角度検出に誤差が発生す
るおそれがある。
【0018】しかし実験によればクランク角度センサプ
レート17の捩じり角度は0.5ないし1.0度であ
り、この角度は例えばアイドリング時のように低速回転
時に生じる回転変動(1.0ないし2.0度)に比較し
て小であり実用上クランクシャフト11の捩じり振動に
起因する検出誤差は問題とならない。なお摩擦板24を
設置することにより、クランク角度センサプレート17
の捩じり角度をさらに減少することが可能となる。
【0019】図4はダンパのダンピング効果の説明図で
あって、横軸に周波数を、縦軸に振幅をとる。実線はダ
ンパ(クランク角センサプレート17、金属ばね231
および232、摩擦板24)の無い場合の応答曲線であ
って、周波数fr (クランクシャフト11の捩じり振動
共振周波数)で振幅のピークを生じる。
【0020】破線は摩擦板24によるダンピング量の小
さい場合の応答曲線であって、周波数fr におけるピー
クは少なくなるが周波数fr の両脇にピークが発生す
る。一点鎖線は摩擦板24によるダンピング量の大きい
場合の応答曲線であって、周波数fr の両脇のピークも
小さくすることができる。
【0021】
【発明の効果】第1の発明にかかるクランクシャフトに
よれば、カウンタウエイトとクランク角度センサプレー
トとを重ねて配置することによりクランクシャフトの長
さを短縮することが可能となる。第2の発明にかかるク
ランクシャフトによれば、円環状のクランク角度センサ
プレートをクランクシャフトの捩じり振動のダンパとし
ても機能させることによりクランクシャフトの捩じり振
動を一層抑制することが可能となる。
【0022】上記実施例ではクランク角度センサプレー
トがクランクシャフトの捩り振動のダンパとして機能す
るので、通常クランクシャフトの先端に固定されるトー
ショナルダンパプーリを廃止することにより一層クラン
クシャフトの長さを短縮することができる。なおプーリ
を廃止した場合には、補機(オルタネータ、エアコンデ
ィショナ用コンプレッサ等)を内燃機関後端に接続され
る変速機の上に配置し、クランクシャフト後端またはカ
ムシャフト(変速機側)からギヤを介して駆動すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4気筒内燃機関の斜視図である。
【図2】クランク角度センサプレートの斜視図である。
【図3】第1のカウンタウエイト周辺の正面図である。
【図4】摩擦板のダンピング効果の説明図である。
【符号の説明】
11…クランクシャフト 121…カウンタウエイト 17…クランク角度センサプレート 18…クランク角度センサ 21…アーム 22…クランクピン 231、232…金属バネ 24…摩擦板 25…ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンタウエイトと、 前記カウンタウエイトの外周に固定され、外方向に突出
    する突起を有する円環状のクランク角度センサプレート
    と、を具備するクランクシャフト。
  2. 【請求項2】 前記クランク角度センサプレートが、 前記カウンタウエイトの回転軌跡に摺接し、前記カウン
    タウエイトに円周方向に弾性を有する接続片で接続され
    る請求項1に記載のクランクシャフト。
JP24790594A 1994-10-13 1994-10-13 クランクシャフト Pending JPH08109949A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24790594A JPH08109949A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 クランクシャフト

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JPH08109949A true JPH08109949A (ja) 1996-04-30

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ID=17170308

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JP24790594A Pending JPH08109949A (ja) 1994-10-13 1994-10-13 クランクシャフト

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JP (1) JPH08109949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063836A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Toyota Motor Corp 回転検出用ロータ及びクランクシャフト
WO2018180559A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 本田技研工業株式会社 内燃機関

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063836A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Toyota Motor Corp 回転検出用ロータ及びクランクシャフト
WO2018180559A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 本田技研工業株式会社 内燃機関
JPWO2018180559A1 (ja) * 2017-03-30 2020-01-23 本田技研工業株式会社 内燃機関

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