JPH0642425A - 燃料噴射ポンプの振動防止装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプの振動防止装置

Info

Publication number
JPH0642425A
JPH0642425A JP16790192A JP16790192A JPH0642425A JP H0642425 A JPH0642425 A JP H0642425A JP 16790192 A JP16790192 A JP 16790192A JP 16790192 A JP16790192 A JP 16790192A JP H0642425 A JPH0642425 A JP H0642425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection pump
fuel injection
torque
cam shaft
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16790192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2661466B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Murata
光弘 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP4167901A priority Critical patent/JP2661466B2/ja
Publication of JPH0642425A publication Critical patent/JPH0642425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2661466B2 publication Critical patent/JP2661466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動系の共振を抑えて有害な振動を防止す
る。 【構成】 燃料噴射ポンプ1のカム軸5にフライホイー
ル機能を有した回転部材21を設ける。回転部材21に
所定の間隙を以て周方向に摺動自在に嵌合する環状質量
体22を設ける。その間隙に高粘性の流体であるシリコ
ンオイル23を充填させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンに
備えられる燃料噴射ポンプの振動防止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように燃料噴射ポンプ1は、
フィードポンプ2によって送られてきた燃料をプランジ
ャ(図示せず)により加圧して、吐出口3から噴射鋼管
4及び噴射ノズル(図示せず)を介してエンジンの各シ
リンダーに噴射するようになっており、その噴射量を制
御するためのガバナ6が備えられている。
【0003】プランジャを駆動するためのカム軸5に
は、軸受箱7により支持された駆動シャフト8が駆動ギ
ア9からの回転を伝達するようになっており、その間に
はカップリング10が設けられている。そして近来にあ
っては、排ガス改善の厳しい要求に応えるために、タイ
マによる噴射制御に代えてプリストローク可変型の燃料
噴射ポンプが主流となってきており、従来のタイマーの
位置には、軸トルクを平均化して回転を円滑にするため
のフライホイール11が取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような燃
料噴射ポンプの駆動系においては、周期的に変動する駆
動トルクを加振源に、フライホイール11或いはタイマ
ーを慣性マスとし、駆動ギア9や駆動シャフト8、カッ
プリング10をねじりバネとしたねじり振動が発生す
る。この振動により、図6に示すように、その周波数が
駆動系の固有振動数に近づくことで振幅が急激に増加す
るねじり共振(図中駆動トルクのピークとして現れてい
る)が発生し、駆動系に過大なトルクが発生すると共
に、大きな騒音源となっていた。近来にあっては、排ガ
ス規制に対応するために高圧噴射化が促進され、駆動ト
ルクが増大しているために、共振対策は非常に重要なも
のとなってきている。図6にはタイマーを備えた駆動系
のトルクも示しているが、タイマーにはバネやフライウ
エイト等が内蔵されているために、駆動トルクの大きさ
は低減するものの、やはり共振は抑えきれず、同様に大
きなトルクピークが発生している。
【0005】また共振対策として、フライホイール11
のマスを大幅に小さくし、固有振動数を高くして共振回
転数が常用回転域外となるようにすることも考えられ
る。しかしながらこのような構成にあっても、図6に示
したように大きな共振が発生する。このマス小のフライ
ホイールの共振周波数は、大きなフライホイールのもの
が噴射の四次、五次、六次であるのに対し、六次、七
次、八次と通常は加振力が小さくなる高次側であるが、
図7のトルク波形図に示すように、噴射ポンプのカム軸
に発生する加振トルクは極めて衝撃的であるため、加振
次数が非常に高くなるものである。
【0006】また図7には慣性マス小のカム軸のトルク
波形も示しているが、マス大のものに比べてトルク変動
が大きなものとなっている。このため噴射ポンプの駆動
に伴う騒音が悪化すると共に、ガバナ5の安定性、さら
には耐久性にも影響を及ぼすという問題が生じる。
【0007】このほか共振を抑えるものとしては、エン
ジンのクランク軸に使用されるラバーダンパがあるが、
このダンパーは減衰力が小さく、クランク軸の固有振動
数をダンパーというマスを負荷して固有振動数を二分
し、低減することが基本原理であり、常用域で発生する
共振点を、回転数が低く加振力の小さい回転域に下げる
ものである。従ってこの種のダンパを噴射ポンプの駆動
系に採用しても、高次の加振力と共振してしまい、目的
を達することができない。
【0008】そこで本発明は、噴射ポンプの駆動系は
充分大きなフライホイールを必要とする、噴射ポンプ
の駆動力は高次加振成分が大きく、ラバーダンパーでは
対応不可能である、という事情を踏まえ、駆動系の共振
を抑えて有害な振動を防止する燃料噴射ポンプの振動防
止装置を提供すべく創案されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料噴射ポン
プのカム軸にフライホイール機能を有した回転部材を設
け、この回転部材に所定の間隙を以て周方向に摺動自在
に嵌合する環状質量体を設けると共に、間隙に高粘性の
流体を充填させたものである。
【0010】上記回転部材は、カム軸に取り付けられた
タイマーのケースであってよい。
【0011】
【作用】上記構成によって、回転部材はカム軸のトルク
平均化を行うと共に、環状質量体との間の相対変位を高
粘性流体で吸収させてねじり振動を減衰させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0013】図1は、本発明に係わる燃料噴射ポンプの
振動防止装置の第一の実施例を示したものである。この
振動防止装置は、燃料噴射ポンプ1のカム軸5にフライ
ホイール機能を有した回転部材21が設けられ、この回
転部材21に所定の間隙を以て周方向に摺動自在に嵌合
する環状質量体22が設けられていると共に、その間隙
に高粘性の流体たるシリコンオイル23が充填されて構
成されている。
【0014】燃料噴射ポンプ1は、タイマーが不要なプ
リストローク機能を有した構成でなり、カム軸5に回転
駆動力が伝達されることで高圧の燃料噴射を行うように
なっている。回転部材21は、充分大きな質量を有した
短円柱体で成り、軸中央に形成された凹部24にカム軸
5の端部が貫通してナット25により締結されている。
また反対側の端面には、駆動シャフト8に接続されたカ
ップリング10がボルト26により連結されている。
【0015】そして回転部材21の内部には断面が略正
方形の環状室27が同軸上に形成されており、この環状
室27に、これと略同形状の環状質量体22がシリコン
オイル23を介して収容されている。従ってこの環状質
量体22は、イナーシャリングとして機能するものであ
る。
【0016】このほか駆動シャフト8には従来同様に駆
動ギア9が取り付けられ、軸受箱7によって回転自在に
支持されている。
【0017】次に本実施例の作用を説明する。
【0018】燃料噴射ポンプ1は、駆動シャフト8から
伝達された回転駆動力によりカム軸5が回転されて、こ
れに係合するプランジャ(図示略)が上下動することに
より燃料噴射を行う。この際の軸トルクは、回転部材2
1のフライホイール機能により均一化される。そして駆
動系には、駆動トルクを加振源とし回転部材21を慣性
マスとしたねじり振動が発生するが、回転部材21と環
状質量体22との間の周方向の相対変位が、シリコンオ
イル23の粘性(剪断抵抗力)により速やかに吸収さ
れ、減衰される。
【0019】このように、フライホイールとなる回転部
材21に、シリコンオイル23を介して環状質量体22
を設けてビスカスダンパとして構成したので、カム軸5
のトルク変動が抑えられると共に、有害なねじり振動が
減衰され、共振の発生が防止される。
【0020】図2に、本発明者らが行った上記実施例に
おける駆動トルクの測定結果を示す。同図にはカム軸の
トルクと、従来のマス大のフライホイールを備えた駆動
系のトルクとを比較のため併記している。また図3に、
上記実施例の駆動シャフト及びカム軸のトルク波形を示
す。これら測定結果に明らかなように、本発明において
はカム軸のトルク変動が小さく抑えられていると共に、
駆動系の駆動トルクはなだらかな変化のみでピークが現
れておらず、共振が略完全に除去されていることがわか
る。すなわち、本発明の効果が実証された。
【0021】次に本発明の第二の実施例を図4により説
明する。
【0022】この実施例においては、燃料噴射ポンプに
タイマー31が備えられた構成において、回転部材とし
てカム軸5に取り付けられたタイマーケース32を用い
た場合を示している。タイマー31は、外殻となるケー
ス32としてカム軸5にホルダー33を介して連結され
た円板状ケース34と、有底筒体状を呈した駆動シャフ
ト側ケース35とが形成され、これらは円板状ケース3
3の縁部において周方向に摺動可能に嵌め合わされてい
る。ホルダー33は、カム軸5の端部に嵌合する筒部3
6とその一端に形成された円板部37とで成り、筒部3
6の外周にはバネ(図示せず)を備えて二分割されたウ
エイト38が嵌合されていると共に、円板部37には適
宜偏心された大カム39及び小カム40が内設されてい
る。そして小カム40と駆動シャフト側ケース35とが
軸方向にのびたピン41で連結され、大カム39とウエ
イト38とが他のピン42で連結されている。すなわち
回転数が増大して、その遠心力によりウエイト38がバ
ネに抗して径方向外方に移動すると、大カム39及び小
カム40がピン41回りに回転することでホルダ37が
軸回りに回転して、カム軸5側が駆動シャフト8に対し
て進角されるものである。
【0023】そしてタイマー31のケース32は、フラ
イホイールの役割を果たすように所定の質量を以て成形
されており、この実施例にあっては円板状ケース34の
内部に環状室43が形成されて、前記第一の実施例と同
様にイナーシャリングとしての環状質量体44が嵌合さ
れ、その隙間にシリコンオイル45が充填されている。
従って円板状ケース34によりトルク変動は抑制され、
シリコンオイル45の振動減衰作用によりねじり振動の
発生が防止されて、共振が除去されるものである。
【0024】なおこの実施例においては、図中二点鎖線
にて示したように、環状質量体51を、駆動シャフト側
ケースに設けるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0026】カム軸にフライホイール機能を有した回転
部材を設け、所定の間隙を以て嵌合する環状質量体を設
けると共に、間隙に高粘性の流体を充填させたので、ト
ルク変動が抑えられると共に、有害なねじり振動が速や
かに減衰されて、共振の発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる燃料噴射ポンプの振動防止装置
の第一の実施例を示した要部断面側面図である。
【図2】図1の作用効果を説明するための駆動トルク変
化図である。
【図3】図1の作用効果を説明するためのトルク波形図
である。
【図4】本発明の第二の実施例を示した側断面図であ
る。
【図5】従来の燃料噴射ポンプを示した側面図である。
【図6】従来技術の課題を説明するための駆動トルク変
化図である。
【図7】従来技術の課題を説明するためのトルク波形図
である。
【符号の説明】
1 燃料噴射ポンプ 5 カム軸 21 回転部材 22 環状質量体 23 シリコンオイル(高粘性の流体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射ポンプのカム軸にフライホイー
    ル機能を有した回転部材を設け、該回転部材に所定の間
    隙を以て周方向に摺動自在に嵌合する環状質量体を設け
    ると共に、上記間隙に高粘性の流体を充填させたことを
    特徴とする燃料噴射ポンプの振動防止装置。
  2. 【請求項2】 上記回転部材が、上記カム軸に取り付け
    られたタイマーのケースである請求項1記載の燃料噴射
    ポンプの振動防止装置。
JP4167901A 1992-06-25 1992-06-25 燃料噴射ポンプの振動防止装置 Expired - Lifetime JP2661466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4167901A JP2661466B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料噴射ポンプの振動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4167901A JP2661466B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料噴射ポンプの振動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642425A true JPH0642425A (ja) 1994-02-15
JP2661466B2 JP2661466B2 (ja) 1997-10-08

Family

ID=15858156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4167901A Expired - Lifetime JP2661466B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 燃料噴射ポンプの振動防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2661466B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608893B1 (ko) * 2004-03-09 2006-09-01 현담산업 주식회사 연료공급장치
JP2008128152A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Nissan Diesel Motor Co Ltd 自動車用燃料噴射装置の検査装置
JP2012067672A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Yanmar Co Ltd V形エンジン
KR101370158B1 (ko) * 2009-11-05 2014-03-04 현대중공업 주식회사 정밀 간격 조정이 가능한 엔진 축계 비틀림 점성 댐퍼

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165191U (ja) * 1974-11-15 1976-05-22
JPS5694849U (ja) * 1979-12-22 1981-07-28
JPS6147139U (ja) * 1984-08-31 1986-03-29 日野自動車株式会社 エンジンのねじり振動低減装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165191U (ja) * 1974-11-15 1976-05-22
JPS5694849U (ja) * 1979-12-22 1981-07-28
JPS6147139U (ja) * 1984-08-31 1986-03-29 日野自動車株式会社 エンジンのねじり振動低減装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608893B1 (ko) * 2004-03-09 2006-09-01 현담산업 주식회사 연료공급장치
JP2008128152A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Nissan Diesel Motor Co Ltd 自動車用燃料噴射装置の検査装置
KR101370158B1 (ko) * 2009-11-05 2014-03-04 현대중공업 주식회사 정밀 간격 조정이 가능한 엔진 축계 비틀림 점성 댐퍼
JP2012067672A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Yanmar Co Ltd V形エンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2661466B2 (ja) 1997-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2712117C (en) Pendulum absorber system
US8651965B2 (en) Vibration damping device
JP2014098493A (ja) トルクコンバータ
CN104246287A (zh) 旋转减振组件
CN111630298B (zh) 具有包括第一摩擦装置的离心力摆装置的皮带轮脱耦器
US5059156A (en) Divided flywheel
JP2661466B2 (ja) 燃料噴射ポンプの振動防止装置
JP6707864B2 (ja) 振動減衰装置
US4121476A (en) Flexible drive
US5810668A (en) Torsional shock isolated fuel pump drive gear assembly
CN109891122B (zh) 离心力摆和驱动系统
JP3206977B2 (ja) 多段粘性ビスカスダンパ
US4513724A (en) Fuel injection timer
JPH06506515A (ja) 内燃機関内の装置
RU2835598C1 (ru) Гаситель крутильных колебаний
JPH0547420U (ja) ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプのダンパ装置
USRE31154E (en) Flexible drive
JPH10159905A (ja) 回転軸用粘性ダンパー
JP2946901B2 (ja) ビスカスダンパ装置
JP2545504Y2 (ja) トーショナルダンパ付き燃料噴射ポンプ
JPH034052A (ja) 粘性流体封入式ダンパプーリ
JP2577279Y2 (ja) 燃料噴射ポンプ用のトーショナルビスカスダンパ取付構造
JPH08109949A (ja) クランクシャフト
JPS60237512A (ja) 遠心式調速機の振動吸収装置
JPS6315626Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 16