JPH08109699A - 建築物における構造用合板 - Google Patents
建築物における構造用合板Info
- Publication number
- JPH08109699A JPH08109699A JP24634394A JP24634394A JPH08109699A JP H08109699 A JPH08109699 A JP H08109699A JP 24634394 A JP24634394 A JP 24634394A JP 24634394 A JP24634394 A JP 24634394A JP H08109699 A JPH08109699 A JP H08109699A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribs
- building
- plywood
- structural plywood
- finishing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構造用合板自体に通気層を形成し得る構成を持
たせることにより、従来の胴縁を不要にして、材料費の
低減、作業手間の削減、施工性の向上を図ることを目的
とする。 【構成】構造用合板１０に通気用のリブ１１を形成し、
構造用合板１０にサイディング１７等の仕上げ材を打ち
付けるだけで、従来の工法における通気層と同等の通気
層Ａを容易に形成できるようにして、従来の通気用胴縁
の後打ちを不要にし、材料費の低減、作業手間の低減、
施工性の向上を図るようにした。
たせることにより、従来の胴縁を不要にして、材料費の
低減、作業手間の削減、施工性の向上を図ることを目的
とする。 【構成】構造用合板１０に通気用のリブ１１を形成し、
構造用合板１０にサイディング１７等の仕上げ材を打ち
付けるだけで、従来の工法における通気層と同等の通気
層Ａを容易に形成できるようにして、従来の通気用胴縁
の後打ちを不要にし、材料費の低減、作業手間の低減、
施工性の向上を図るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の壁体等に使用
する構造用合板（プライウッド）に関し、特に、通気層
工法を行う上で有利な構造用合板に関する。
する構造用合板（プライウッド）に関し、特に、通気層
工法を行う上で有利な構造用合板に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、建築部材を継手装置を使用して連
結して枠組を構築することにより、単なるボルト締め等
の締結手段を用いるという単純な作業によるのみで、建
築部材の結合を完了でき、あたかも色々な形状のブロッ
ク玩具を組み合わせる如く、少数規格品を用いて需要者
の要求に応じて各種各様の家屋を次々に構成することが
できる技術が提案されている。
結して枠組を構築することにより、単なるボルト締め等
の締結手段を用いるという単純な作業によるのみで、建
築部材の結合を完了でき、あたかも色々な形状のブロッ
ク玩具を組み合わせる如く、少数規格品を用いて需要者
の要求に応じて各種各様の家屋を次々に構成することが
できる技術が提案されている。
【０００３】例えば、特公平６−５７９７３号公報に
は、ボルト等の締結手段と、建築部材用継手装置とを用
い、柱，土台、梁等の建築部材を連結構成して建築物の
骨組を構築する建築物の骨組構築方法が開示されてい
る。このような建築物の骨組構築方法によって構築され
る建築物の壁体は、柱と土台や胴差等により形成される
枠部に、枠組を嵌め込んで、前記枠部に対して構造用合
板を打ち付けて形成する。
は、ボルト等の締結手段と、建築部材用継手装置とを用
い、柱，土台、梁等の建築部材を連結構成して建築物の
骨組を構築する建築物の骨組構築方法が開示されてい
る。このような建築物の骨組構築方法によって構築され
る建築物の壁体は、柱と土台や胴差等により形成される
枠部に、枠組を嵌め込んで、前記枠部に対して構造用合
板を打ち付けて形成する。
【０００４】ところで、従来、上記のような壁体に通気
層工法を行う場合、次のような方法が採られている。即
ち、図４において、枠部１に打ち付けられた構造用合板
２の外面にはタイベックシート３が貼られており、この
構造用合板２の外面に胴縁４を縦に打ち付け、更に、胴
縁４の外側側に構造用合板２と平行に延びる仕上げ材と
してのサイディング５等を打ち付け、前記胴縁４と構造
用合板２との間に空気の流通が可能な通気層を設ける。
層工法を行う場合、次のような方法が採られている。即
ち、図４において、枠部１に打ち付けられた構造用合板
２の外面にはタイベックシート３が貼られており、この
構造用合板２の外面に胴縁４を縦に打ち付け、更に、胴
縁４の外側側に構造用合板２と平行に延びる仕上げ材と
してのサイディング５等を打ち付け、前記胴縁４と構造
用合板２との間に空気の流通が可能な通気層を設ける。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通気用胴縁４を用いた通気層工法にあって
は、構造用合板２とは別に胴縁４を用意し、この胴縁４
を構造用合板２に後打ちする必要があるため、材料費が
かかると共に、手間がかかり、施工性に劣るという問題
点があった。
うな従来の通気用胴縁４を用いた通気層工法にあって
は、構造用合板２とは別に胴縁４を用意し、この胴縁４
を構造用合板２に後打ちする必要があるため、材料費が
かかると共に、手間がかかり、施工性に劣るという問題
点があった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、構造用合板自体に通気層を形成し得る
構成を持たせることにより、従来の胴縁を不要にして、
材料費の低減、作業手間の削減、施工性の向上を図るこ
とを目的とする。
なされたもので、構造用合板自体に通気層を形成し得る
構成を持たせることにより、従来の胴縁を不要にして、
材料費の低減、作業手間の削減、施工性の向上を図るこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、建築物の壁体を形成するに
当たって、建築部材により形成される枠部に打ち付けら
れる構造用合板であって、枠部への打ち付け板面と反対
側の板面に、該板面から突出して建築物の上下方向に延
びるリブが所定間隔をもって多数列設され、隣接するリ
ブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる溝部が形
成され、枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付
けられる仕上げ材内面と前記溝との間に通気層となる空
所が形成される構成とした。
め、請求項１記載の発明は、建築物の壁体を形成するに
当たって、建築部材により形成される枠部に打ち付けら
れる構造用合板であって、枠部への打ち付け板面と反対
側の板面に、該板面から突出して建築物の上下方向に延
びるリブが所定間隔をもって多数列設され、隣接するリ
ブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる溝部が形
成され、枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付
けられる仕上げ材内面と前記溝との間に通気層となる空
所が形成される構成とした。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明において、建築物の壁体
は、建築部材により形成される枠部に対して構造用合板
を打ち付けて形成する。即ち、構造用合板をリブ形成側
の板面を外面側にしかつ該リブ縦方向に延びる向きに枠
部外面に配設する。そして、この構造用合板のリブ形成
側の板面に、仕上げ材を打ち付ける。
は、建築部材により形成される枠部に対して構造用合板
を打ち付けて形成する。即ち、構造用合板をリブ形成側
の板面を外面側にしかつ該リブ縦方向に延びる向きに枠
部外面に配設する。そして、この構造用合板のリブ形成
側の板面に、仕上げ材を打ち付ける。
【０００９】ここで、構造用合板のリブ形成側の板面に
打ち付けられる仕上げ材内面と隣接するリブ間に形成さ
れる溝との間に空気の流通が可能な通気層となる空所が
形成される。
打ち付けられる仕上げ材内面と隣接するリブ間に形成さ
れる溝との間に空気の流通が可能な通気層となる空所が
形成される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、請求項１記載の発明の建築物における構
造用合板の一実施例の構成を示している。即ち、この図
において、構造用合板１０は、後述する建築物の壁体に
おいて建築部材により形成される枠部への打ち付け板面
と反対側の板面に、該板面から突出して建築物の上下方
向に延びるリブ１１が所定間隔をもって多数列設され、
隣接するリブ１１間に夫々リブ１１の延びる方向と同方
向に延びる溝部１２が形成された構成である（図２参
照）。
する。図１は、請求項１記載の発明の建築物における構
造用合板の一実施例の構成を示している。即ち、この図
において、構造用合板１０は、後述する建築物の壁体に
おいて建築部材により形成される枠部への打ち付け板面
と反対側の板面に、該板面から突出して建築物の上下方
向に延びるリブ１１が所定間隔をもって多数列設され、
隣接するリブ１１間に夫々リブ１１の延びる方向と同方
向に延びる溝部１２が形成された構成である（図２参
照）。
【００１１】前記リブ１１は、その基部から先端部に向
かって幅が徐々に小さくなるような断面台形状に形成さ
れる。尚、リブ１１は、図２の点線で示すように、その
基部から先端部に向かって幅が同一の断面方形状に形成
しても良い。かかる構造用合板１０の各部寸法（ｍｍ）
は、例えば次のようである。
かって幅が徐々に小さくなるような断面台形状に形成さ
れる。尚、リブ１１は、図２の点線で示すように、その
基部から先端部に向かって幅が同一の断面方形状に形成
しても良い。かかる構造用合板１０の各部寸法（ｍｍ）
は、例えば次のようである。
【００１２】板幅ａは９１０，板長ｂは２７３０（又は
２４３０）、板厚ｃは２０、リブ１１の基部の幅ｄ1 は
５０、先端部の幅ｄ2 は４０、リブ１１の高さｅは９で
ある。前述のその基部から先端部に向かって幅が同一の
断面方形状に形成したリブの場合は、基部の幅ｄ1 と先
端部の幅ｄ2 とは等しい。
２４３０）、板厚ｃは２０、リブ１１の基部の幅ｄ1 は
５０、先端部の幅ｄ2 は４０、リブ１１の高さｅは９で
ある。前述のその基部から先端部に向かって幅が同一の
断面方形状に形成したリブの場合は、基部の幅ｄ1 と先
端部の幅ｄ2 とは等しい。
【００１３】リブ１１の数は、７つで、幅方向の両端部
に位置するリブ１１ａは通常のリブ１１を半分にした形
状で、このリブ１１の基部の幅ｆは２５、先端部の幅ｇ
は２０である。次に、かかる構成の構造用合板１０を用
いた通気層工法について、図３を参照して説明する。
に位置するリブ１１ａは通常のリブ１１を半分にした形
状で、このリブ１１の基部の幅ｆは２５、先端部の幅ｇ
は２０である。次に、かかる構成の構造用合板１０を用
いた通気層工法について、図３を参照して説明する。
【００１４】建築物の壁体は、基礎１３上の土台１４や
図示しない柱、胴差等により形成される枠部１５に、図
示しない枠組を嵌め込んで、前記枠部１５に対して構造
用合板１０を打ち付けて形成する。即ち、構造用合板１
０をリブ１１形成側の板面を外面側にしかつ該リブ１１
縦方向に延びる向きに枠部１５外面に配設する。そし
て、この構造用合板１０のリブ１１形成側の板面に、内
面にタイベックシート１６を貼った仕上げ材としてのサ
イディング１７等を打ち付ける。
図示しない柱、胴差等により形成される枠部１５に、図
示しない枠組を嵌め込んで、前記枠部１５に対して構造
用合板１０を打ち付けて形成する。即ち、構造用合板１
０をリブ１１形成側の板面を外面側にしかつ該リブ１１
縦方向に延びる向きに枠部１５外面に配設する。そし
て、この構造用合板１０のリブ１１形成側の板面に、内
面にタイベックシート１６を貼った仕上げ材としてのサ
イディング１７等を打ち付ける。
【００１５】ここで、構造用合板１０のリブ１１形成側
の板面に打ち付けられるサイディング１７内面と隣接す
るリブ１１間に形成される溝１２との間に空気の流通が
可能な通気層となる空所Ａが形成される。尚、構造用合
板１０の下端部と基礎１３上面との間には水切り用のク
リアランスＣが形成される。又、サイディング１７の下
端部には水切りプレート１８が固定取付される。
の板面に打ち付けられるサイディング１７内面と隣接す
るリブ１１間に形成される溝１２との間に空気の流通が
可能な通気層となる空所Ａが形成される。尚、構造用合
板１０の下端部と基礎１３上面との間には水切り用のク
リアランスＣが形成される。又、サイディング１７の下
端部には水切りプレート１８が固定取付される。
【００１６】かかる構成によると、構造用合板１０に通
気用のリブ１１を形成するようにしたから、構造用合板
１０にサイディング１７等の仕上げ材を打ち付けるだけ
で、従来の工法における通気層と同等の通気層Ａを容易
に形成することができ、従来の通気用胴縁を用いた通気
層工法のように、構造用合板とは別に胴縁を用意する必
要がなく、構造用合板１０に胴縁を後打ちする必要がな
くなるため、材料費の低減、作業手間の低減、施工性の
向上を図ることができる。
気用のリブ１１を形成するようにしたから、構造用合板
１０にサイディング１７等の仕上げ材を打ち付けるだけ
で、従来の工法における通気層と同等の通気層Ａを容易
に形成することができ、従来の通気用胴縁を用いた通気
層工法のように、構造用合板とは別に胴縁を用意する必
要がなく、構造用合板１０に胴縁を後打ちする必要がな
くなるため、材料費の低減、作業手間の低減、施工性の
向上を図ることができる。
【００１７】尚、リブ１１の数、各部寸法（幅，高さ、
ピッチ）及び形状は上述したように設定したが、これに
限らず、必要とする通気層の形態等に応じて自由に選定
することができる。
ピッチ）及び形状は上述したように設定したが、これに
限らず、必要とする通気層の形態等に応じて自由に選定
することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の発
明によると、構造用合板の通気用のリブを形成するよう
にしたから、構造用合板に仕上げ材を打ち付けるだけ
で、建築物の壁体に通気層を容易に形成することがで
き、胴縁による通気層工法に対して、材料費の低減、作
業手間の低減、施工性の向上を図ることができる。
明によると、構造用合板の通気用のリブを形成するよう
にしたから、構造用合板に仕上げ材を打ち付けるだけ
で、建築物の壁体に通気層を容易に形成することがで
き、胴縁による通気層工法に対して、材料費の低減、作
業手間の低減、施工性の向上を図ることができる。
【図１】 請求項１記載の発明の構造用合板の一実施例
を示す図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図
を示す図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図
【図２】 同上実施例の構造用合板の断面詳細図
【図３】 同上実施例の構造用合板による通気層形成方
法を説明する断面図
法を説明する断面図
【図４】 従来の通気層工法を説明する断面図
１０ 構造用合板 １１ リブ １２ 溝部 １４ 土台 １５ 枠部 １７ サイディング（仕上げ材）
Claims (1)
- 【請求項１】建築物の壁体を形成するに当たって、建築
部材により形成される枠部に打ち付けられる構造用合板
であって、 枠部への打ち付け板面と反対側の板面に、該板面から突
出して建築物の上下方向に延びるリブが所定間隔をもっ
て多数列設され、隣接するリブ間に夫々リブの延びる方
向と同方向に延びる溝部が形成され、 枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付けられる
仕上げ材内面と前記溝との間に通気層となる空所が形成
される構成としたことを特徴とする建築物における構造
用合板。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24634394A JPH08109699A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 建築物における構造用合板 |
| CA 2159237 CA2159237A1 (en) | 1994-10-12 | 1995-09-27 | Structural plywood sheet used in buildings |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24634394A JPH08109699A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 建築物における構造用合板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109699A true JPH08109699A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17147158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24634394A Pending JPH08109699A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 建築物における構造用合板 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109699A (ja) |
| CA (1) | CA2159237A1 (ja) |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24634394A patent/JPH08109699A/ja active Pending
-
1995
- 1995-09-27 CA CA 2159237 patent/CA2159237A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2159237A1 (en) | 1996-04-13 |
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