JP3128689B2 - 建築物における通気層の構造 - Google Patents

建築物における通気層の構造

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JP3128689B2
JP3128689B2 JP09162770A JP16277097A JP3128689B2 JP 3128689 B2 JP3128689 B2 JP 3128689B2 JP 09162770 A JP09162770 A JP 09162770A JP 16277097 A JP16277097 A JP 16277097A JP 3128689 B2 JP3128689 B2 JP 3128689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物における通
気層の構造に関し、特に、プライウッド等の構造用合板
とこれに打ち付けられるサイディング等の仕上げ材との
間に形成される通気層の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築部材を継手装置を使用して連
結して枠組を構築することにより、単なるボルト締め等
の締結手段を用いるという単純な作業によるのみで、建
築部材の結合を完了でき、あたかも色々な形状のブロッ
ク玩具を組み合わせる如く、少数規格品を用いて需要者
の要求に応じて各種各様の家屋を次々に構成することが
できる技術が提案されている。
【0003】例えば、特公平6−57973号公報に
は、ボルト等の締結手段と、建築部材用継手装置とを用
い、柱,土台、梁等の建築部材を連結構成して建築物の
骨組を構築する建築物の骨組構築方法が開示されてい
る。このような建築物の骨組構築方法によって構築され
る建築物の壁体は、柱と土台や胴差等により形成される
枠部に、枠組を嵌め込んで、前記枠部に対して構造用合
板を打ち付けて形成する。
【0004】ところで、従来、上記のような壁体に通気
層工法を行う場合、次のような方法が採られている。即
ち、枠部に打ち付けられた構造用合板の外面には防水紙
が貼られており、この構造用合板の外面に胴縁を縦に打
ち付け、更に、胴縁の外側側に構造用合板と平行に延び
る仕上げ材としてのサイディング等を打ち付け、前記胴
縁と構造用合板との間に空気の流通が可能な通気層を設
ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通気用胴縁を用いた通気層工法にあっては、
構造用合板とは別に胴縁を用意し、この胴縁を構造用合
板に後打ちする必要があるため、材料費がかかると共
に、手間がかかり、施工性に劣るという問題点があっ
た。
【0006】このような従来の問題点を解消する技術と
して、構造用合板の一方の板面に、該板面から突出して
所定方向に延びるリブを所定間隔をもって複数列設し、
隣接するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延び
る溝部を形成する一方、枠部への打ち付け板面と反対側
の板面に打ち付けられる仕上げ材内面と前記溝部との間
に空気が流通する通気層となる空所を形成する構成とし
た建築物における通気層の構造が提案されている。
【0007】しかしながら、このような従来の技術にあ
っては、次のような問題点がある。即ち、例えば、図1
1及び図12に示すように、構造用合板としてのプライ
ウッド1は、一側に相対向する両辺が長く、他側に相対
向する両辺が短く形成された長方形状に形成され、仕上
げ材としてのサイディング2は、前記プライウッド1よ
りも細長い長方形状に形成されている。
【0008】上記のようなプライウッド1は、基本的に
は、図2に示すように、縦貼り、即ち、リブ3による通
気層が上下縦方向に延びるように配置され、図11に示
すように、通気層を下から上へと空気が流れるようにな
っている。この場合、前記サイディング2は縦貼りでは
プライウッド1に止められないため、図11に示すよう
に、横貼り、即ち、横長に使用する必要がある。
【0009】一方、サイディング2を縦貼りして使用す
る場合があり、この場合には、プライウッド1を、横貼
りして使用する場合がある。しかしながら、このように
プライウッド1を、横貼りして使用すると、リブ3によ
る通気層は横方向に形成されるから、空気は下から上へ
と流れず、通気層として成り立たない。
【0010】即ち、従来のリブ付のプライウッド1は、
通気層を成立させるには、決まった方向でしか使用でき
ず、サイディング2の使用形態に応じて使い分けること
ができないという問題点があった。本発明は以上のよう
な従来の問題点を解決するためなされたものであり、構
造用合板と仕上げ材とにより通気層を形成するようにし
たものにおいて、構造用合板の使用する向きに係わら
ず、通気層を成立させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、建築物の壁体を形成するに
当たって建築部材により形成される枠部に打ち付けられ
る構造用合板の一方の板面に、該板面から突出して所定
方向に延びるリブを所定間隔をもって複数列設し、隣接
するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる溝
部を形成する一方、枠部への打ち付け板面と反対側の板
面に打ち付けられる仕上げ材内面と前記溝部との間に空
気が流通する通気層となる空所を形成する構成とした建
築物における通気層の構造において、前記各リブの複数
箇所にそれぞれリブを分断する溝であって、空気が流通
可能な通気用の溝を形成し、前記複数のリブのうちの1
つを、その長手方向の側縁部が構造用合板のリブの延び
る方向に沿った一方の側縁部から所定幅はみ出すように
該構造用合板の一方の側縁部に設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項2に係る発明は、建築物の壁体を形
成するに当たって建築部材により形成される枠部に打ち
付けられる構造用合板の一方の板面に、該板面から突出
して所定方向に延びるリブを所定間隔をもって複数列設
し、隣接するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に
延びる溝部を形成する一方、枠部への打ち付け板面と反
対側の板面に打ち付けられる仕上げ材内面と前記溝部と
の間に空気が流通する通気層となる空所を形成する構成
とした建築物における通気層の構造において、前記各リ
ブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であって、空
気が流通可能な通気用の溝を形成し、 前記複数のリブそ
れぞれを、その長手方向の一端部が構造用合板のリブの
延びる方向と直交する方向に沿った一方の側縁部から所
定長さはみ出すように該構造用合板に設けたことを特徴
とする。
【0013】請求項3に係る発明は、建築物の壁体を形
成するに当たって建築部材により形成される枠部に打ち
付けられる構造用合板の一方の板面に、該板面から突出
して所定方向に延びるリブを所定間隔をもって複数列設
し、隣接するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に
延びる溝部を形成する一方、枠部への打ち付け板面と反
対側の板面に打ち付けられる仕上げ材内面と前記溝部と
の間に空気が流通する通気層となる空所を形成する構成
とした建築物における通気層の構造において、前記各リ
ブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であって、空
気が流通可能な通気用の溝を形成し、前記複数のリブの
うちの1つを、その長手方向の側縁部が構造用合板のリ
ブの延びる方向に沿った一方の側縁部から所定幅はみ出
すように該構造用合板の一方の側縁部に設ける一方、前
記複数のリブそれぞれを、その長手方向の一端部が構造
用合板のリブの延びる方向と直交する方向に沿った一方
の側縁部から所定長さはみ出すように該構造用合板に設
けたことを特徴とする。請求項4に係る発明は、前記構
造用合板は、一側に相対向する両辺が長く、他側に相対
向する両辺が短く形成された長方形状に形成され、前記
仕上げ材は、前記構造用合板よりも細長い長方形状に形
成されたことを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、前記構造用合板を
前記リブが建築物の上下縦方向に延びるように配置し、
前記仕上げ材を横方向に長く延びるように配置したこと
を特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明は、前記構造用合板を
前記リブが建築物の左右横方向に延びるように配置し、
前記仕上げ材を縦方向に長く延びるように配置したこと
を特徴とする。請求項7に係る発明は、前記構造用合板
はプライウッドであり、前記仕上げ材はサイディングで
あることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明の建築物における通気層の構
造は、建築物の壁体を形成するに当たって建築部材によ
り形成される枠部に打ち付けられる構造用合板としての
プライウッドの一方の板面に、該板面から突出して所定
方向に延びるリブを所定間隔をもって複数列設し、隣接
するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる溝
部を形成する一方、枠部への打ち付け板面と反対側の板
面に打ち付けられる仕上げ材としてのサイディング内面
と前記溝部との間に空気が流通する通気層となる空所を
形成する構成としたものである。
【0017】かかる構成を詳述すると、図1において、
プライウッド11は、一側に相対向する両辺が長く、他
側に相対向する両辺が短く形成された長方形状に形成さ
れている。かかるプライウッド11の建築物の壁体にお
いて建築部材により形成される枠部への打ち付け板面と
反対側の板面には、該板面から突出するリブ12が所定
間隔をもって複数列設され、隣接するリブ12間に夫々
リブ12の延びる方向と同方向に延びる溝部13が形成
された構成である。前記複数のリブ12それぞれは、そ
の長手方向の一端部がプライウッド11のリブ12の延
びる方向と直交する方向に沿った一方の側縁部から所定
長さはみ出すように該プライウッド11に設けられてい
る。
【0018】又は、複数のリブ12のうちの1つのリブ
12Aを、その長手方向の側縁部がプライウッド11の
リブ12の延びる方向に沿った一方の側縁部から所定幅
はみ出すように該プライウッド11の一方の側縁部に設
けてもよい。前記リブ12は、プライウッド11に一体
成形しても良いし、別体の部材を固着し設けるように
しても良い。又、リブ12は、その基部から先端部に向
かって幅が同一の断面方形状に形成されている。尚、そ
の基部から先端部に向かって幅が徐々に小さくなるよう
な断面台形状に形成しても良い。
【0019】そして、各リブ12の複数箇所には、それ
ぞれリブ12を分断する溝12Aであって、空気が流通
可能な通気用の溝12Aが形成されている。前述したそ
の基部から先端部に向かって幅が同一の断面方形状に形
成したリブの場合は、基部の幅と先端部の幅とは等し
い。次に、かかる構成のプライウッド11を用いた通気
層工法について説明する。
【0020】建築物の壁体は、基礎上の土台や図示しな
い柱、胴差等により形成される枠部に、図示しない枠組
を嵌め込んで、前記枠部に対してプライウッド11を打
ち付けて形成する。即ち、プライウッド11をリブ12
形成側の板面を外面側にしかつ該リブ12が縦方向に延
びる向きに枠部外面に配設する。そして、このプライウ
ッド11のリブ11形成側の板面に、内面に防水紙を貼
ったサイディング14を打ち付ける。
【0021】この場合、図3に示すように、サイディン
グ14を横長に使用する、即ち、横方向に長く延びるよ
うに配置する場合、図2に示すように、プライウッド1
1をリブ12が建築物の上下縦方向に延びるように配置
することにより、プライウッド11のリブ12形成側の
板面に打ち付けられるサイディング14内面と隣接する
リブ12間に形成される溝部13との間に空気の流通が
可能な通気層となる空所が縦方向に延びるように形成さ
れる。
【0022】このように、通気層となる空所が縦方向に
延びるように形成された場合には、空気が空所を通っ
て、下から上へと流通する。一方、図5に示すように、
サイディング14を縦長に使用する、即ち、縦方向に長
く延びるように配置する場合、図4に示すように、プラ
イウッド11をリブ12が建築物の左右横方向に延びる
ように配置することにより、プライウッド11のリブ1
2形成側の板面に打ち付けられるサイディング14内面
と隣接するリブ12間に形成される溝部13との間に空
気の流通が可能な通気層となる空所が横方向に延びるよ
うに形成される。
【0023】このように、通気層となる空所が横方向に
延びるように形成された場合には、図6に示すように、
空気が空所から、各リブ12に形成された通気用の溝1
2Aを通って、下から上へと流通する。かかる構成によ
ると、プライウッド11に通気用のリブ12を形成する
ようにしたから、プライウッド11にサイディング14
を打ち付けるだけで、従来の工法における通気層と同等
の通気層を容易に形成することができ、従来の通気用胴
縁を用いた通気層工法のように、構造用合板とは別に胴
縁を用意する必要がなく、プライウッド11に胴縁を後
打ちする必要がなくなるため、材料費の低減、作業手間
の低減、施工性の向上を図ることができる。
【0024】そして、かかる構成によると、各リブ12
の複数箇所に、それぞれリブ12を分断する溝12Aで
あって、空気が流通可能な通気用の溝12Aを形成する
ようにした結果、サイディング14を縦長に使用する、
即ち、縦方向に長く延びるように配置して、プライウッ
ド11をリブ12が建築物の左右横方向に延びるように
配置した場合にも、空気が空所から、各リブ12に形成
された通気用の溝12Aを通って、下から上へと流通
し、リブ付のプライウッド11とサイディング14とに
よる通気層が成立する。
【0025】従って、リブ付のプライウッド11をサイ
ディング14の使用形態に応じて使い分けることがで
き、使用範囲を拡大でき、使用性の向上を図ることが可
能となる。次に、本発明の他の実施形態を図7〜図10
に基づいて説明する。この実施形態においては、図7に
示すように、複数のリブ22のうちの1つのリブ22A
は、その長手方向の側縁部がプライウッド21のリブ2
2の延びる方向に沿った一方の側縁部から所定幅はみ出
すように該プライウッド21の一方の側縁部に設けられ
ている。
【0026】又、前記複数のリブ22それぞれは、その
長手方向の一端部がプライウッド21のリブ22の延び
る方向と直交する方向に沿った一方の側縁部から所定長
さはみ出すように該プライウッド21に設けられてい
る。次に、かかる実施形態のプライウッド21を用いた
通気層工法について説明する。
【0027】例えば、プライウッド21を、例えば、図
2に示すように縦長に使用する場合、リブ22形成側の
板面を外面側にしかつ該リブ22が縦方向に延びる向き
に枠部外面に配設する。そして、例えば、最初に設置し
たプライウッド21Aに対して、これの横方向(左側
方)に隣接するプライウッド21Bを図8の矢印Aの方
向にスライドし、このプライウッド21Bの側端部を前
記プライウッド21Aの側端部のリブ22のはみ出した
部分の下側に差し込む。このようにして、本実施形態に
おいては、左側方から右側方に順次プライウッド21を
隣接するプライウッド21に差し込んで、横方向に隣接
するプライウッド21同士を組み付ける。
【0028】又、例えば、最初に配設したプライウッド
21Bに対して、これの縦方向(上側方)に隣接するプ
ライウッド21Cを図8の矢印Bの方向にスライドし、
このプライウッド21Cの下端部を前記プライウッド2
1Bの上端部の各リブ22のはみ出した部分の下側に差
し込む。このようにして、本実施形態においては、上方
から下方に順次プライウッド21を隣接するプライウッ
ド21に差し込んで、縦方向に隣接するプライウッド2
1同士を組み付ける(図9参照)。
【0029】組み付けたプライウッド21同士は、釘打
ちして連結固定する。上記のようにして複数のプライウ
ッド21同士を組み付けて連結固定した後、プライウッ
ド21のリブ22形成側の板面に、内面に防水紙を貼っ
たサイディング24を打ち付ける(図10参照)。この
場合、図10に示すように、サイディング24を横長に
使用する、即ち、横方向に長く延びるように配置する場
合、同図に示すように、プライウッド21をリブ22が
建築物の上下縦方向に延びるように配置することによ
り、プライウッド11のリブ22形成側の板面に打ち付
けられるサイディング24内面と隣接するリブ22間に
形成される溝部23との間に空気の流通が可能な通気層
となる空所が縦方向に延びるように形成される。
【0030】このように、通気層となる空所が縦方向に
延びるように形成されて、空気が空所を通って、下から
上へと流通する。かかる構成によると、複数のリブ22
のうちの1つを、その長手方向の側縁部がプライウッド
21の側縁部から所定幅はみ出すように設け、複数のリ
ブ22それぞれを、その長手方向の一端部がプライウッ
ド21の側縁部から所定長さはみ出すように設けるよう
にした結果、プライウッド21と横方向に隣接するプラ
イウッド11同士、縦方向に隣接するプライウッド21
同士を組み合わせる場合、両プライウッド21の組み合
わせにプライウッド21側縁部からはみ出したリブ22
自体がガイドとなるため、両プライウッド21を正確に
位置合わせして組み合わせるのが容易となり、プライウ
ッド21の組み付け施工性の向上を図ることができる。
【0031】尚、上述の各実施形態において、リブ22
の数、各部寸法(幅,高さ、ピッチ)及び形状は必要と
する通気層の形態等に応じて自由に選定することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明による
と、プライウッド等の構造用合板に通気用のリブを形成
し、各リブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であ
って、空気が流通可能な通気用の溝を形成したから、構
造用合板にサイディング等の仕上げ材を打ち付けるだけ
で、建築物の壁体に通気層を容易に形成することがで
き、胴縁による通気層工法に対して、材料費の低減、作
業手間の低減、施工性の向上を図ることができるのはも
ちろんのこと、リブ付の構造用合板を仕上げ材の使用形
態に応じて使い分けることができ、使用範囲を拡大で
き、使用性の向上を図ることが可能となる。
【0033】又、プライウッド等の構造用合板に通気層
形成用のリブを複数設けるようにしたものにおいて、複
数のリブのうちの1つを、その長手方向の側縁部が構造
用合板のリブの延びる方向に沿った一方の側縁部から所
定幅はみ出すように該構造用合板の一方の側縁部に設け
る一方、複数のリブそれぞれを、その長手方向の一端部
が構造用合板のリブの延びる方向と直交する方向に沿っ
た一方の側縁部から所定長さはみ出すように設けるよう
にしたから、両プライウッドを正確に位置合わせして組
み合わせるのが容易となり、プライウッドの組み付け施
工性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建築物における通気層の構造の
一実施形態におけるプライウッドの斜視図
【図2】 同上のプライウッドの使用例を説明する斜視
【図3】 同上の通気層における空気流れ方向を説明す
る正面図
【図4】 同上のプライウッドの他の使用例を説明する
斜視図
【図5】 同上のプライウッドによる通気層の構造を示
す正面図
【図6】 同上のプライウッドによる通気層ににおける
空気流れ方向を説明する正面図
【図7】 本発明に係る建築物における通気層の構造の
一実施形態におけるプライウッドの斜視図
【図8】 同上のプライウッドの組み付け方法を説明す
る正面図
【図9】 同上のプライウッドの組み付け状態を説明す
る正面図
【図10】 同上の通気層における空気流れ方向を説明す
る正面図
【図11】 従来のリブ付プライウッドの斜視図
【図12】 同上の従来のリブ付プライウッドによる通気
層における空気流れ方向を説明する正面図
【符号の説明】
11 プライウッド 12 リブ 1 2A 溝 13 溝部 14 サイディング 21 プライウッド 22 リブ 23 溝部 24 サイディング

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の壁体を形成するに当たって建築部
    材により形成される枠部に打ち付けられる構造用合板の
    一方の板面に、該板面から突出して所定方向に延びるリ
    ブを所定間隔をもって複数列設し、隣接するリブ間に夫
    々リブの延びる方向と同方向に延びる溝部を形成する一
    方、枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付けら
    れる仕上げ材内面と前記溝部との間に空気が流通する通
    気層となる空所を形成する構成とした建築物における通
    気層の構造において、 前記各リブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であ
    って、空気が流通可能な通気用の溝を形成し 前記複数のリブのうちの1つを、その長手方向の側縁部
    が構造用合板のリブの延びる方向に沿った一方の側縁部
    から所定幅はみ出すように該構造用合板の一方の側縁部
    に設けた ことを特徴とする建築物における通気層の構
    造。
  2. 【請求項2】建築物の壁体を形成するに当たって建築部
    材により形成される枠部に打ち付けられる構造用合板の
    一方の板面に、該板面から突出して所定方向に延びるリ
    ブを所定間隔をもって複数列設し、隣接するリブ間に夫
    々リブの延びる方向と同方向に延びる溝部を形成する一
    方、枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付けら
    れる仕上げ材内面と前記溝部との間に空気が流通する通
    気層となる空所を形成する構成とした建築物における通
    気層の構造において、 前記各リブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であ
    って、空気が流通可能な通気用の溝を形成し、 前記複数のリブそれぞれを、その長手方向の一端部が構
    造用合板のリブの延びる方向と直交する方向に沿った一
    方の側縁部から所定長さはみ出すように該構造用合板に
    設けたことを特徴とする 建築物における通気層の構造。
  3. 【請求項3】建築物の壁体を形成するに当たって建築部
    材により形成される枠部に打ち付けられる構造用合板の
    一方の板面に、該板面から突出して所定方向に延びるリ
    ブを所定間隔をもって複数列設し、隣接するリブ間に夫
    々リブの延びる方向と同方向 に延びる溝部を形成する一
    方、枠部への打ち付け板面と反対側の板面に打ち付けら
    れる仕上げ材内面と前記溝部との間に空気が流通する通
    気層となる空所を形成する構成とした建築物における通
    気層の構造において、 前記各リブの複数箇所にそれぞれリブを分断する溝であ
    って、空気が流通可能な通気用の溝を形成し、 前記複数のリブのうちの1つを、その長手方向の側縁部
    が構造用合板のリブの延びる方向に沿った一方の側縁部
    から所定幅はみ出すように該構造用合板の一方の側縁部
    に設ける一方、 前記複数のリブそれぞれを、その長手方向の一端部が構
    造用合板のリブの延びる方向と直交する方向に沿った一
    方の側縁部から所定長さはみ出すように該構造用合板に
    設けたことを特徴とする建築物における通気層の構造。
  4. 【請求項4】前記構造用合板は、一側に相対向する両辺
    が長く、他側に相対向する両辺が短く形成された長方形
    状に形成され、 前記仕上げ材は、前記構造用合板よりも細長い長方形状
    に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    つに記載の建築物における通気層の構造。
  5. 【請求項5】前記構造用合板を前記リブが建築物の上下
    縦方向に延びるように配置し、 前記仕上げ材を横方向に長く延びるように配置したこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の建築物
    における通気層の構造。
  6. 【請求項6】前記構造用合板を前記リブが建築物の左右
    横方向に延びるように配置し、 前記仕上げ材を縦方向に長く延びるように配置したこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の建築物
    における通気層の構造。
  7. 【請求項7】前記構造用合板はプライウッドであり、
    記仕上げ材はサイディングであることを特徴とする請求
    項1〜6のうちいずれか1つに記載の建築物における通
    気層の構造。
JP09162770A 1997-06-19 1997-06-19 建築物における通気層の構造 Expired - Lifetime JP3128689B2 (ja)

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