JP2588334B2 - 建物ユニット用補強材 - Google Patents
建物ユニット用補強材Info
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- JP2588334B2 JP2588334B2 JP31228391A JP31228391A JP2588334B2 JP 2588334 B2 JP2588334 B2 JP 2588334B2 JP 31228391 A JP31228391 A JP 31228391A JP 31228391 A JP31228391 A JP 31228391A JP 2588334 B2 JP2588334 B2 JP 2588334B2
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- Japan
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- floor panel
- building unit
- reinforcing
- panel
- reinforcing material
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁式工法の建物ユニッ
トのパネル接合部の補強に使用する補強材に関する。
トのパネル接合部の補強に使用する補強材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の工業生産化率を高める一方式とし
て、ユニット住宅が普及している。このユニット住宅
は、一棟の建物を予めいくつかの建物ユニットに分けて
工場生産し、施工に際しては、これらをクレーンにより
吊り上げて組み立てていく方式の建物である。
て、ユニット住宅が普及している。このユニット住宅
は、一棟の建物を予めいくつかの建物ユニットに分けて
工場生産し、施工に際しては、これらをクレーンにより
吊り上げて組み立てていく方式の建物である。
【0003】ところで、壁式工法の建物ユニットには、
例えば、特公昭59−50835号公報に記載されてい
るように、建物ユニットの下端部の4隅に、補強材が設
けられているものがある。従来、この補強材は、一枚の
板材をL字形に折り曲げて形成されており、一端を床パ
ネルの下面に固定させると共に他端を壁パネルの側面に
固定させることにより、床パネルと壁パネルとを連結さ
せて床パネルと壁パネルの結合強度を補強することがで
きるようになっている。
例えば、特公昭59−50835号公報に記載されてい
るように、建物ユニットの下端部の4隅に、補強材が設
けられているものがある。従来、この補強材は、一枚の
板材をL字形に折り曲げて形成されており、一端を床パ
ネルの下面に固定させると共に他端を壁パネルの側面に
固定させることにより、床パネルと壁パネルとを連結さ
せて床パネルと壁パネルの結合強度を補強することがで
きるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物ユニッ
トには、床パネルの下面に、床パネルの枠組の補強を図
る目的で頭つなぎが固定されている場合がある。しかし
ながら、上記従来の補強材は、床パネルと壁パネルの結
合強度を補強することを目的としているため、頭つなぎ
と床パネルとの結合強度を補強しようとすると、別途、
その箇所に応じた形状の補強材を作成し、その補強材で
頭つなぎと床パネルとを連結させる必要がある。つま
り、床パネルと壁パネル間の結合強度と、床パネルと頭
つなぎ間の結合強度とを補強しようとすると、形状が異
なる別々の補強材を使用して行なわなければならなかっ
たため、製作費が余計にかかると共に、作業手順も煩雑
になるという問題があった。
トには、床パネルの下面に、床パネルの枠組の補強を図
る目的で頭つなぎが固定されている場合がある。しかし
ながら、上記従来の補強材は、床パネルと壁パネルの結
合強度を補強することを目的としているため、頭つなぎ
と床パネルとの結合強度を補強しようとすると、別途、
その箇所に応じた形状の補強材を作成し、その補強材で
頭つなぎと床パネルとを連結させる必要がある。つま
り、床パネルと壁パネル間の結合強度と、床パネルと頭
つなぎ間の結合強度とを補強しようとすると、形状が異
なる別々の補強材を使用して行なわなければならなかっ
たため、製作費が余計にかかると共に、作業手順も煩雑
になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、床
パネルと壁パネル間の結合強度を補強することができる
と共に、床パネルと頭つなぎ間の結合強度を補強するこ
とができる建物ユニット用補強材を提供することを目的
としている。
パネルと壁パネル間の結合強度を補強することができる
と共に、床パネルと頭つなぎ間の結合強度を補強するこ
とができる建物ユニット用補強材を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建物ユニット用補強材は、垂直片と水平片
とでL字形状に形成された帯状部と、この帯状部の水平
片の側縁から立ち上げられた立上り部と、この立上り部
の先端から外向きに延設された袖部と、で構成させた。
に、本発明の建物ユニット用補強材は、垂直片と水平片
とでL字形状に形成された帯状部と、この帯状部の水平
片の側縁から立ち上げられた立上り部と、この立上り部
の先端から外向きに延設された袖部と、で構成させた。
【0007】
【作用】本発明の建物ユニット用補強材は、帯状部の水
平片を頭つなぎに固定すると共に、帯状部の垂直片を壁
パネルに固定し、かつ、袖部を床パネルに固定して、頭
つなぎと床パネルとを連結させることができると共に、
床パネルと壁パネルとを連結させることができる。
平片を頭つなぎに固定すると共に、帯状部の垂直片を壁
パネルに固定し、かつ、袖部を床パネルに固定して、頭
つなぎと床パネルとを連結させることができると共に、
床パネルと壁パネルとを連結させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
る。図3は本実施例の補強材を使用した建物ユニットを
示す斜視図、図4は建物ユニットの下端の隅部を示す拡
大図、図5は図4のV−V断面図、図6は建物ユニット
の下端の桁側中央部を示す拡大図で、図中1は床パネ
ル、2a,2bは壁パネル、3a,3bは補強材であ
る。
る。図3は本実施例の補強材を使用した建物ユニットを
示す斜視図、図4は建物ユニットの下端の隅部を示す拡
大図、図5は図4のV−V断面図、図6は建物ユニット
の下端の桁側中央部を示す拡大図で、図中1は床パネ
ル、2a,2bは壁パネル、3a,3bは補強材であ
る。
【0009】前記床パネル1は、互いに平行に配設させ
た複数の根太11と、これら根太11の端部を連結させ
た端根太12と、前記根太11及び端根太12に固定さ
れた床面材13と、前記端根太12の下面及び根太11
の中央部下面に根太11と直角に固定された頭つなぎ1
4とで構成されている。
た複数の根太11と、これら根太11の端部を連結させ
た端根太12と、前記根太11及び端根太12に固定さ
れた床面材13と、前記端根太12の下面及び根太11
の中央部下面に根太11と直角に固定された頭つなぎ1
4とで構成されている。
【0010】前記壁パネル2a,2bは、互いに平行に
配設させた複数の縦枠21と、これら縦枠21の上端部
を連結させた上枠22と、前記縦枠21の下端部を連結
させた下枠23と、前記縦枠21などに固定された壁面
材24とで構成されている。なお、桁側の壁パネル2a
には、適宜開口部Kが形成されている。
配設させた複数の縦枠21と、これら縦枠21の上端部
を連結させた上枠22と、前記縦枠21の下端部を連結
させた下枠23と、前記縦枠21などに固定された壁面
材24とで構成されている。なお、桁側の壁パネル2a
には、適宜開口部Kが形成されている。
【0011】前記補強材3aは建物ユニットの下端の4
隅に設けられ、補強材3bは建物ユニットの下端の桁側
中央部に設けられている。
隅に設けられ、補強材3bは建物ユニットの下端の桁側
中央部に設けられている。
【0012】図1及び図2は前記補強材3a,3bを示
す斜視図である。この補強材3a,3bは、垂直片31
1と水平片312とでL字形状に形成された帯状部31
と、この帯状部31の水平片312の側縁(補強材3a
の場合には一側縁、補強材3bの場合には両側縁)から
立ち上げられた立上り部32と、この立上り部32の先
端から外向きに延設された袖部33と、で構成されてい
る。そして、前記帯状部31の各片311,312の両
端部と、立上り部32及び袖部33には、それぞれ固定
孔34が一定の間隔置きに形成されている。
す斜視図である。この補強材3a,3bは、垂直片31
1と水平片312とでL字形状に形成された帯状部31
と、この帯状部31の水平片312の側縁(補強材3a
の場合には一側縁、補強材3bの場合には両側縁)から
立ち上げられた立上り部32と、この立上り部32の先
端から外向きに延設された袖部33と、で構成されてい
る。そして、前記帯状部31の各片311,312の両
端部と、立上り部32及び袖部33には、それぞれ固定
孔34が一定の間隔置きに形成されている。
【0013】そして、補強材3aは、図4及び図5に示
すように、帯状部31の水平片312が頭つなぎ14の
下面に固定されていると共に、帯状部31の垂直片31
1が壁パネル2bの縦枠21と床パネル1の端根太12
の端面と頭つなぎ14の端面に固定され、かつ、立上り
片32が頭つなぎ14の側面に固定され、かつ、袖部3
3が床パネル1の根太11の下面に固定されている。
すように、帯状部31の水平片312が頭つなぎ14の
下面に固定されていると共に、帯状部31の垂直片31
1が壁パネル2bの縦枠21と床パネル1の端根太12
の端面と頭つなぎ14の端面に固定され、かつ、立上り
片32が頭つなぎ14の側面に固定され、かつ、袖部3
3が床パネル1の根太11の下面に固定されている。
【0014】また、補強材3bは、図6に示すように、
帯状部31の水平片312が頭つなぎ14の下面に固定
されていると共に、帯状部31の垂直片311が壁パネ
ル2aの縦枠21と床パネル1の根太11の側面と頭つ
なぎ14の端面に固定され、かつ、立上り片32が頭つ
なぎ14の側面に固定され、かつ、袖部33が床パネル
1の根太11の下面に固定されている。
帯状部31の水平片312が頭つなぎ14の下面に固定
されていると共に、帯状部31の垂直片311が壁パネ
ル2aの縦枠21と床パネル1の根太11の側面と頭つ
なぎ14の端面に固定され、かつ、立上り片32が頭つ
なぎ14の側面に固定され、かつ、袖部33が床パネル
1の根太11の下面に固定されている。
【0015】なお、前記補強材3a,3bの固定手段4
には釘やビスが使用されている。
には釘やビスが使用されている。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。
【0017】本実施例の補強材3aは、床パネル1と妻
側の壁パネル2bとを連結させることができるので、床
パネル1と妻側の壁パネル2b間の結合強度を補強する
ことができると共に、床パネル1と頭つなぎ14とを連
結させることができるので、床パネル1と頭つなぎ14
間の結合強度を補強することもできる。
側の壁パネル2bとを連結させることができるので、床
パネル1と妻側の壁パネル2b間の結合強度を補強する
ことができると共に、床パネル1と頭つなぎ14とを連
結させることができるので、床パネル1と頭つなぎ14
間の結合強度を補強することもできる。
【0018】また、本実施例の補強材3bは、床パネル
1と桁側の壁パネル2aとを連結させることができるの
で、床パネル1と桁側の壁パネル2a間の結合強度を補
強することができると共に、床パネル1と頭つなぎ14
とを連結させることができるので、床パネル1と頭つな
ぎ14間の結合強度を補強することができる。
1と桁側の壁パネル2aとを連結させることができるの
で、床パネル1と桁側の壁パネル2a間の結合強度を補
強することができると共に、床パネル1と頭つなぎ14
とを連結させることができるので、床パネル1と頭つな
ぎ14間の結合強度を補強することができる。
【0019】つまり、本実施例の補強材3a,3bは、
床パネル1と壁パネル2a,2b間の結合強度と、床パ
ネル1と頭つなぎ14間の結合強度とを、形状が異なる
別々の補強材で補強しなければならなかった従来に比べ
て、製作コストを安価にすることができると共に、作業
手順も簡単になる。
床パネル1と壁パネル2a,2b間の結合強度と、床パ
ネル1と頭つなぎ14間の結合強度とを、形状が異なる
別々の補強材で補強しなければならなかった従来に比べ
て、製作コストを安価にすることができると共に、作業
手順も簡単になる。
【0020】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、2種類の補強材を建物ユニットの下端の4隅と桁側
中央部にそれぞれ設けたが、必ずしも2種類の補強材を
併用しなくてもよい。また、補強材は、建物ユニットの
桁側に限らず妻側に設けてもよいし、中央部の一箇所に
限らず数箇所に設けてもよい。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、2種類の補強材を建物ユニットの下端の4隅と桁側
中央部にそれぞれ設けたが、必ずしも2種類の補強材を
併用しなくてもよい。また、補強材は、建物ユニットの
桁側に限らず妻側に設けてもよいし、中央部の一箇所に
限らず数箇所に設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建物ユニ
ット用補強材は、垂直片と水平片とでL字形状に形成さ
れた帯状部と、この帯状部の水平片の側縁から立ち上げ
られた立上り部と、この立上り部の先端から外向きに延
設された袖部と、で構成されているので、床パネルと壁
パネルとを連結させて床パネルと壁パネル間の結合強度
を補強することができると共に、床パネルと頭つなぎと
を連結させて床パネルと頭つなぎ間の結合強度を補強す
ることができるという効果が得られる。
ット用補強材は、垂直片と水平片とでL字形状に形成さ
れた帯状部と、この帯状部の水平片の側縁から立ち上げ
られた立上り部と、この立上り部の先端から外向きに延
設された袖部と、で構成されているので、床パネルと壁
パネルとを連結させて床パネルと壁パネル間の結合強度
を補強することができると共に、床パネルと頭つなぎと
を連結させて床パネルと頭つなぎ間の結合強度を補強す
ることができるという効果が得られる。
【図1】本発明実施例の補強材を示す斜視図である。
【図2】本発明実施例の補強材を示す斜視図である。
【図3】前記補強材を使用した建物ユニットを示す斜視
図である。
図である。
【図4】前記建物ユニットの下端の隅部を示す拡大図で
ある。
ある。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】前記建物ユニットの下端の桁側中央部を示す拡
大図である。
大図である。
3a,3b 補強材 31 帯状部 311 垂直部 312 水平部 32 立上り片 33 袖部
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直片と水平片とでL字形状に形成され
た帯状部と、この帯状部の水平片の側縁から立ち上げら
れた立上り部と、この立上り部の先端から外向きに延設
された袖部と、で構成されていることを特徴とする建物
ユニット用補強材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31228391A JP2588334B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 建物ユニット用補強材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31228391A JP2588334B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 建物ユニット用補強材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05148906A JPH05148906A (ja) | 1993-06-15 |
JP2588334B2 true JP2588334B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=18027384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31228391A Expired - Fee Related JP2588334B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 建物ユニット用補強材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588334B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31228391A patent/JP2588334B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05148906A (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |