JPH08108740A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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Publication number
JPH08108740A
JPH08108740A JP24447594A JP24447594A JPH08108740A JP H08108740 A JPH08108740 A JP H08108740A JP 24447594 A JP24447594 A JP 24447594A JP 24447594 A JP24447594 A JP 24447594A JP H08108740 A JPH08108740 A JP H08108740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
evaporator
insulator
air
air conditioner
Prior art date
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Pending
Application number
JP24447594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamoto Tanigawa
久元 谷川
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エバポレータの空気下流側にてインシュレー
タが固定できる車両用空気調和装置を提供することを目
的とする。 【構成】 ダクト2は上方ダクト6と下方ダクト5の2
つのケーシングからなる。インシュレータ11も上方ダ
クト6および下方ダクト5の内面形状に沿った2つのイ
ンシュレータ11a、11bからなる。インシュレータ
11a、11bの一端側は、それぞれエバポレータ4と
上方ダクト6、下方ダクト5に挟持されている。また、
エバポレータ4の下流側(他端側)では、インシュレー
タ11a、11bは上方ダクト6と下方ダクト5とに挟
まれて固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来技術】従来、空調ユニットケースにエバポレータ
の凝縮水が付かないように、エバポレータの下流側に向
けて空調ユニットケース内壁に断熱材としてのインシュ
レータが配設されている。そして、このインシュレータ
は、空調ユニットケースの内壁に、接着材にて固定され
るため、多大な工数が必要となり、コスト高となる原因
となっていた。
【0002】また、近年、地球環境保護の観点から、接
着材の使用を自粛が叫ばれており、接着材を不要とする
ために、インシュレータの材質を固くし、型崩れのない
スチレンペーパーが使用され、空調ユニットケースの内
壁とエバポレータ自体とで挟みこんで固定することが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、型崩れ
のないスチレンペーパーを使用し、インシュレータを空
調ユニットケースの内壁とエバポレータ自体とで挟みこ
んだとしても、エバポレータの空気下流側にて、インシ
ュレータが固定されていないためにインシュレータがが
たつき、異音が発生するという問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて、
エバポレータの空気下流側にてインシュレータが固定で
きる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】請求項1記載の発明では、2つ
のケーシングが結合してなる通風ダクトと、この通風ダ
クト内に配設され、前記2つのケーシングとにより両側
から収納保持されたエバポレータと、前記ダクトの内壁
に沿い、前記エバポレータからこのエバポレータの空気
下流側に向けて配設された断熱材とを備え、この断熱材
は、前記エバポレータと前記ダクトの内壁とに挟持され
ると共に、さらに前記エバポレータの空気下流側にて、
前記2つのケーシングとに挟まれて固定されることを技
術的手段として採用する。
【0006】また、前記一方のケーシングの結合端面に
は、突起状の突起部が形成されており、前記断熱材には
この突起部が挿入される固定部が形成されていることを
技術的手段として採用する。また、前記他方のケーシン
グの結合端面には、前記突起部が挿入される挿入孔が形
成されていることを技術的手段として採用する。
【0007】
【作用および発明の効果】以上に述べた発明の構成によ
ると、請求項1記載の発明では、断熱材は、エバポレー
タとダクトの内壁とに挟持されると共に、このエバポレ
ータの空気下流側部位にて、前記2つのケーシングとに
挟まれて固定される。これによって、エバポレータの空
気下流側にて断熱材ががたつくことがなく、異音が発生
することが防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づき説
明する。図2に車両用空気調和装置の全体構成透視図を
示す。図3に図2中上方から見ると共に、さらに上方ダ
クト5を取り除いた上面図を示す。
【0009】なお、図2中矢印は空気の流れを示すもの
である。この車両用空気調和装置1は、車両の後部座席
専用のものであり、後部座席の後方で、一般的にオーデ
ィオのスピーカーなどが配設されるリアパッケージトレ
イ(図示しない)の下方に配設される。そして、車両用
空気調和装置1は、図2中左右方向が車両の進行方向に
対する左右方向と同じになるように配設されている。
【0010】車両用空気調和装置1は、空気通路をなし
本発明の通風ダクトを構成するダクト2と、このダクト
2内に空気流を発生させる送風機3と、この空気流を冷
却するエバポレータ4と、エバポレータ4によって冷却
された空気を車室内に導く導風ダクト8とからなる。ダ
クト2は、ポリプロピレンなどの樹脂材にて形成されて
おり、図1中上方に位置する上方ダクト5と図1中下方
に位置する下方ダクト6とが結合することで、空気通路
を構成している。そして、上方ダクト5と下方ダクト6
とは、例えば爪嵌合や、クリップなどの固定手段により
固定され、それぞれの結合端面が一致するように結合し
ている。
【0011】ダクト2の空気最上流側部位には、リアパ
ッケージトレイに開口した開口部(図示しない)と連通
した空気吸込口7が形成されている。そして、この空気
吸込口7から車室内の空気がダクト2内に取り入れられ
る。すなわち、この車両用空気調和装置は、車室内の空
気と車室外の空気のどちらをダクト2内に取り入れるか
が選択できず、常に車室内の空気がダクト2内に取り入
れられる。
【0012】ダクト2内で、空気吸込口7の空気下流側
部位には、ダクト2内の空気通路を全面塞ぐようにし
て、通過する空気に含まれる塵などを除去するフィルタ
ー10が配設されている。送風機3は、ダクト2内でフ
ィルター10の空気下流側部位に配設されており、シロ
ッコファン3aとこのシロッコファン3aを駆動するモ
ータ3bとからなる。そして、モータ3bが駆動すると
シロッコファン3aが回転することで、空気吸込口7か
ら車室内の空気を吸い込み、ダクト2内に空気流(図2
中矢印で示す)空気吸込口7から車室内の空気をダクト
2内に吸い込む。
【0013】エバポレータ4は、冷凍サイクル(図示し
ない)の一構成要素をなすものであり、内部を流れる冷
媒を送風機3によって生じせしめられた空気流により蒸
発させ、この空気流を冷却する。また、エバポレータ4
の空気下流側におけるダクト2には、その内周壁に沿っ
て、断熱材であるスチレンペーパーなどで形成されたイ
ンシュレータ11が配設されている。このインシュレー
タ11は、エバポレータ4またはエバポレータ4によっ
て冷却された空気によってダクト2が冷却されること
で、ダクト2の外表面が結露することを塞ぐために配設
されている。なお、このインシュレータ11の固定方法
については、後で詳しく説明する。
【0014】下方ダクト6には、導風ダクト8にエバポ
レータ4により冷却された空気を送るための開口部9が
形成されている。導風ダクト8は、ダクト2と同様にポ
リプロピレン等の樹脂材にて成形されたおり、車両の左
右方向に2つに分岐した第1ダクト20と第2ダクト2
1からなり、導風ダクト8は、第1ダクト20と第2ダ
クト21とに分岐する。
【0015】そして、さらに第1ダクト20および第2
ダクト21の空気最下流側部位には、車室内に配設され
た吹出口に空気を導くための吹出口ダクト(図示しな
い)が配設されている。これによって、ダクト2内で温
調された空気は車室内に送風される。次に、本発明の要
部であるインシュレータ11の固定方法を具体的に説明
する。
【0016】図4に図3中Aで示す部位の拡大図を示
す。図5に図2中Bで示す部位の拡大図を示す。図1に
インシュレータ11の取り付け方法を示す。エバポレー
タ4を収納するダクト2は、上述したように上方ダクト
5と下方ダクト6とが結合して構成されるが、インシュ
レータ11も、図1に示すようにこの上方ダクト5およ
び下方ダクト6のそれぞれの内壁に配設されるように上
方インシュレータ11aと下方インシュレータ11bと
からなる。
【0017】インシュレータ11aおよびインシュレー
タ11bは、それぞれ、上方ダクト5および下方ダクト
6の内面形状に合わせて略碗状に形成されている。すな
わち、上方ダクト5と下方ダクト6とが結合状態である
場合、インシュレータ11aおよびインシュレータ11
bとも、その碗形状の開口端面22a、22bとが互い
に当接するようになる。
【0018】また、インシュレータ11aおよびインシ
ュレータ11bは、型崩れがしにくいスチレンペーパー
により形成されているため、上方ダクト5および下方ダ
クト6のそれぞれの内面形状に合わせて、ずれなく配設
可能となる。また、インシュレータ11aおよびインシ
ュレータ11bの開口端面22a、22bには、略垂直
に延設された延設部12a、12bが形成されている。
そして、延設部12a、12bは同じ形状に形成されて
いる共に、図1に示すようにその中心部をくり抜くよう
に孔16a、16bを有するC字状に形成されている。
そして、この孔16a、16bは、インシュレータ11
a、11bがくみつけられた状態では、一致するように
なっている。なお、延設部12a、12bにて本発明の
固定部を構成している。
【0019】上方ダクト5および下方ダクト6にも、そ
れぞれの結合端面23a、23bから略垂直に延設され
た保持部13a、13bが一体形成されている。そし
て、保持部13aの結合端面側には、垂直に起立した突
起状の突起部14が一体形成されている。一方、保持部
13bの結合端面側には、下方に窪み、突起部14が挿
入される挿入孔15が一体形成されている。
【0020】このように形成された上方ダクト5と、下
方ダクト6と、インシュレータ11aと、インシュレー
タ11bとは以下のように組み付けられる。先ず、下方
ダクト6内にインシュレータ11bを、下方ダクト6の
内面形状に合うように配置する。そして、このように配
置すると延設部12bの孔16と保持部13bに形成さ
れた挿入孔15との位置関係が一致する。
【0021】そして、インシュレータ11bが配設され
た下方ダクト6内に、エバポレータ4をインシュレータ
11bが下方ダクト6の内壁とエバポレータ4とに挟み
こまれるように配置する。次に、上方ダクト5内にイン
シュレータ11aを上方ダクト5の内面形状に合うよう
に配置する。また、これと同時に延設部12aの孔16
が突起部14に挿入される。
【0022】そして、インシュレータ11aが配置され
た上方ダクト6を、エバポレータ4を覆うように配設
し、同時に突起部14が延設部12bの挿入孔15に挿
入する。これによって、インシュレータ11aはエバポ
レータ4と上方ダクト5の内壁とによって挟持される。
【0023】つまり、図5に示すようにインシュレータ
11aおよびインシュレータ11bは、空気上流側では
エバポレータ4と上方ケース5および下方ケース6と挟
持され、エバポレータ4の空気下流側では、上方ダクト
5と下方ダクト6によって挟持されると共に、保持部1
3aの突起部14に延設部12aおよび延設部12bが
挿入されているため、インシュレータ11aおよびイン
シュレータ11bがぬけおちることを防止している。
【0024】以上のように、インシュレータ11aおよ
びインシュレータ11bをエバポレータ4と上方ダクト
5および下方ダクト6とに挟持させると共に、エバポレ
ータ4の空気下流側では、上方ダクト5と下方ダクト6
とで挟持させることで、エバポレータ4の空気下流側に
てインシュレータ11aおよびインシュレータ11bが
ばたつくことがなく、バタツキによる異音をなくすこと
ができる。
【0025】なお、上記実施例では、後部座席専用の車
両用空気調和装置1に適用したが、どのような車両用空
気調和装置に用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部であるインシュレータの固定方法
を示す図である。
【図2】車両用空気調和装置の全体構成透視図である。
【図3】図2中上方からみた上面図である。
【図4】図3中Aで示す部分の拡大図である。
【図5】図2中Bで示す部分の拡大図である。
【符号の説明】
4 エバポレータ 5 上方ダクト(通風ダクト) 6 下方ダクト(通風ダクト) 11a インシュレータ(断熱材) 11b インシュレータ(断熱材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのケーシングが結合してなる通風ダ
    クトと、 この通風ダクト内に配設され、前記2つのケーシングと
    により両側から収納保持されたエバポレータと、 前記ダクトの内壁に沿い、前記エバポレータからこのエ
    バポレータの空気下流側に向けて配設された断熱材とを
    備え、 この断熱材は、前記エバポレータと前記2つのケーシン
    グの内壁とに挟持されると共に、さらに前記エバポレー
    タの空気下流側にて、前記2つのケーシングとに挟まれ
    て固定されることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記一方のケーシングの結合端面には、
    突起状の突起部が形成されており、前記断熱材にはこの
    突起部が挿入される固定部が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記他方のケーシングの結合端面には、
    前記突起部が挿入される挿入孔が形成されていることを
    特徴とする請求項2記載の車両用空気調和装置。
JP24447594A 1994-10-11 1994-10-11 車両用空気調和装置 Pending JPH08108740A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24447594A JPH08108740A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 車両用空気調和装置

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JP24447594A JPH08108740A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 車両用空気調和装置

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JPH08108740A true JPH08108740A (ja) 1996-04-30

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JP24447594A Pending JPH08108740A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 車両用空気調和装置

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JP (1) JPH08108740A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000016057A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000016057A (ja) * 1998-07-03 2000-01-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空調装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021015