JP3324406B2 - 送風ユニット - Google Patents

送風ユニット

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JP3324406B2
JP3324406B2 JP23672196A JP23672196A JP3324406B2 JP 3324406 B2 JP3324406 B2 JP 3324406B2 JP 23672196 A JP23672196 A JP 23672196A JP 23672196 A JP23672196 A JP 23672196A JP 3324406 B2 JP3324406 B2 JP 3324406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調ユニッ
トを構成する送風ユニットに関するもので、特に、外気
導入口から外気を吸い込む第1遠心ファンを回転駆動す
る電動モータが、外気導入口に配置されたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に特願平8−16618
1号において、図6に示すような送風ユニット1を提案
している。この送風ユニット1のスクロールケーシング
26には、少なくとも外気導入口16からの外気が吸い
込まれる吸込口28aが設けられている。そして、スク
ロールケーシング26内には、その一側面から上記外気
を吸い込む遠心ファン22aが配置され、この遠心ファ
ン22aを回転駆動する電動モータ23が、吸込口28
aに貫通するように配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記送風ユ
ニット1は、電動モータ23の軸方向が水平方向と一致
するように配置されているので、電動モータ23の作動
時では、外気は遠心ファンの径方向外方へ流れるが、電
動モータ23の上方側から吸い込まれる外気中に混入さ
れる雨や雪等の水は、重力のために図中矢印Aで示すよ
うに電動モータ23側へ落下する。
【0004】ここで、電動モータ23は、内部に鉄製の
構成部品を備えるモータ本体部23bと、このモータ本
体部23bに連結される回転軸23aとを備え、このモ
ータ本体部23bの回転軸23a側の面23cには、例
えば、回転軸23aが貫通する貫通孔のような、モータ
本体部23bの内部と外部とを連通させる連通部が通常
形成されている。
【0005】このため、上記水がさらに、モータ本体部
23bの回転軸23a側の面23cへ移動することによ
り、上記連通部からモータ本体部23bの内部へ侵入
し、この内部の構成部品が発錆して耐久性が著しく低下
する恐れがあった。また、上記水が、モータ本体部23
bの内部に侵入せず、スクロールケーシング26aや遠
心ファン22aの壁面に付着していたとしても、電動モ
ータ23の作動を停止した後、上記付着した水がその壁
面を伝って下方向に落下し、同様にモータ本体部23b
の内部へ侵入する恐れがあった。
【0006】そこで本発明は上記点に鑑み、外気を吸い
込む吸込口に貫通するように電動モータが略水平方向に
配置されたものにおいて、電動モータのモータ本体部内
部への水の侵入を抑制することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし記載の発明では、電動モータ(2
3)の軸方向は略水平方向に向き、モータ本体部(23
b)が、ケーシング(26a)の外気吸込部(28a)
に貫通した状態で配置され、回転軸(23a)が、モー
タ本体部(23b)側からケーシング(26a)内部に
向かって延び、外気用遠心ファン(22a)に設けた結
合部材(36)により、このファン(22a)を回転軸
(23a)に同軸的に結合した送風ユニットにおいて、
外気吸込部(28a)に略対向する部位には、内気また
は外気の少なくとも一方の空気を吸い込むための空気吸
込部(28b)も備えられており、外気用遠心ファン
(22a)の一側面(24)は、外気吸込部(28a)
と略対向するように配置されており、ケーシング(26
a、26b)の内部において、外気用遠心ファン(22
a)の他側面側には、外気用遠心ファン(22a)と同
軸的に、第2の遠心ファン(22b)が一体に設けられ
ており、結合部材は、外気用遠心ファン(22a)側の
流路と、第2の遠心ファン(22b)側の流路とを仕切
るファン用仕切部材(36)を構成しており、結合部材
(36)に設けた環状に突出するファン側突出部(36
c)の突出端部が、モータ本体部(23b)のうち、少
なくとも上方側に配置される部位の外周部と略垂直方向
に重なるようにしたことを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、モータ本体部
(23b)のうち、回転軸(23a)側の面(23c)
の上方側が、ファン側突出部(36c)により覆われ
る。そして、電動モータ(23)の作動時には、外気吸
込部(28a)のうち、電動モータ(23)の上方側か
ら吸い込む外気中の水が、重力のため、電動モータ(2
3)の上方側部位へ落下するが、モータ本体部(23
b)の上記面(23c)の上方側がファン側突出部(3
6c)により覆われており、しかも、モータ本体部(2
3b)の外周部とファン側突出部(36c)とが重なっ
ているので、ファン側突出部(36c)の内周部に上記
水が侵入することは抑制され、上記水が、モータ本体部
(23b)の回転軸(23a)側の面(23c)に侵入
することを抑制できる。
【0009】また、電動モータ(23)の停止時では、
ケーシング(26a)や外気用遠心ファン(22a)の
壁面のうち、電動モータ(23)の上方側の部位に付着
した水が、重力のため電動モータ(23)の上方側部位
へ落下するが、同様にして、上記回転軸(23a)側の
面(23c)への水の侵入を抑制できる。この結果、モ
ータ本体部(23b)内部への水の侵入は抑制され、モ
ータ本体部(23b)内部の構成部品が発錆して耐久性
が著しく低下する、という問題を抑制できる。
【0010】また、請求項2記載の発明では、モータ本
体部(23b)のうち、少なくとも上方側に配置される
部位の外周部に、断面略L字状で、結合部材(36)側
に開口するフランジ部(231)を設け、このフランジ
部(231)とファン側突出部(36c)とを重なるよ
うに配置することにより、モータ本体部(23b)の上
記外周部にラビリンス構造を形成したことを特徴として
いる。
【0011】これによれば、モータ本体部(23b)内
部への水の侵入をより一層抑制できる。また、請求項3
に記載の発明では、空気吸込部(28b)は、少なくと
も内気を吸い込むための内気吸込部(28b)であり、
第2の遠心ファンは内気用遠心ファン(22b)であ
り、ケーシング(26a、26b)内において、外気用
遠心ファン(22a)および内気用遠心ファン(22
b)により、内気と外気とを仕切って送風するようにし
たことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1ないし図5に示す空調装置の内
外送風ユニット1は、図示しない車室内のインストルメ
ントパネルの中央部から車両幅方向にオフセット(右ハ
ンドル車では車両幅方向の左側にオフセット)して、助
手席前方の部位に配置される。
【0013】上記内外気送風ユニット1は、空調装置内
に車室内空気と車室外空気とを切替導入するためのもの
であり、内部の送風路は2つに仕切られるように構成さ
れている。なお、この内外気送風ユニット1の詳細は、
後で詳しく説明する。空調用熱交換器を内蔵するエアコ
ンユニット2は車室内のインストルメントパネルの略中
央部に配置されるものであって、このエアコンユニット
2において、冷凍サイクルのエバポレータ(冷却用熱交
換器)3は図1に示すように略水平状態に設置して、そ
の下側より前記内外気送風ユニット1からの送風空気が
流入するようにしてある。
【0014】そして、エバポレータ3の空気下流側(車
室内上側)に略水平状態にしてヒータコア(加熱用熱交
換器)4が設置してあり、このヒータコア4は、エンジ
ン冷却水(温水)を熱源とするもので、ヒータコア4の
車室内上方部(空気下流側)に吹出モード切替部5が配
置してある。ここで、本例では、空調の温度制御方式と
して、冷温風の混合割合を調整するエアミックス方式を
採用しており、図5に示すように、ヒータコア4の車室
内下方部(空気上流側)側に配置したエアミックスドア
6a、6bの開度によりヒータコア4を通過する温風と
ヒータコア4をバイパスする冷風の風量割合を調整し
て、車室内への吹出空気温度を制御する。また、エアミ
ックスドア6a、6bとして、円弧状の円周面を持つロ
ータリ式ドアを用いている。
【0015】また、エアコンユニット2においても、そ
の内部の送風路は仕切り板7A、7B、7Cにより、車
両前後方向に第1送風路8aと第2送風路8bとに区画
され、この両送風路8a、8bをそれぞれ独立に空気が
流れる。上記吹出モード切替部5は車室内への吹出モー
ドを切り替えるためのもので、図1および図5に示すよ
うに、車室内の乗員頭部に向けて空気を吹き出すセンタ
ーフェイス(上方)吹出口(図示せず)に連通するセン
ターフェイス吹出空気通路9およびサイドフェイス吹出
口(図示せず)に連通するサイドフェイス吹出空気通路
10と、車室内の乗員足元に向けて空気を吹き出すフッ
ト(足元)吹出口11aに連通するフット吹出空気通路
11と、窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ吹
出口(図示せず)に連通するデフロスタ吹出空気通路1
2とを有し、これらの複数の吹出空気通路9、11、1
2を板状のドア(ドア手段)13a、13b、13cに
より切替開閉するものである。
【0016】なお、ドア13aはフェイス用ドアで、ド
ア13bはデフロスタ用ドアであり、ドア13cはフッ
ト用ドアであり、図5はフットモードにおけるドア操作
位置を示す。そして、フット用ドア13cが図5の2点
鎖線位置に操作されると、フット吹出空気通路11の入
口部が閉塞されるようになっている。また、サイドフェ
イス吹出空気通路10は周知のように吹出モード切替部
5内の空間に常時、連通しており、サイドフェイス吹出
口に備えられた吹出グリルの操作にて、サイドフェイス
吹出口からの吹出空気の断続および吹出方向の調整が可
能になっている。
【0017】本例では、ドア13a、13b、13cの
操作(回転)位置の選択により、上記複数の吹出空気通
路9、11、12を切替開閉して、周知のフェイス吹出
モード、バイレベル吹出モード、フット吹出モード、フ
ット・デフロスタ併用吹出モード、デフロスタ吹出モー
ド等の複数の吹出モードを選択できるようにしてある。
【0018】また、ヒータコア4の風下側に配置される
仕切板7Cはその上方部で斜め右上方側へ屈曲した形状
となっており、この仕切板7Cの斜め屈曲面7Dには、
第1送風路8aと第2送風路8bとを連通させる連通口
15Eが設けてある。この連通口15Eはフット用ドア
13cにより開閉されるものであり、フットモード時お
よびフット・デフ併用モード時に全閉され、フェイスモ
ードおよびデフロスタモードでは全開される。また、バ
イレベルモードでは、連通口15Eが全閉あるいは一
部、開かれる。
【0019】そして、センターフェイス吹出空気通路
9、およびデフロスタ吹出空気通路12は第1送風路8
a側に配置し、一方、フット吹出空気通路11は第2送
風路8b側に配置してある。また、サイドフェイス吹出
空気通路10は図5に示してないが、第1送風路8a側
に配置してある。次に、本発明の要部である内外気送風
ユニット1の詳細を説明する。
【0020】本実施形態における内外気送風ユニット1
は、図1中それぞれa─a、b─b、c−cを分割面
(接合面)とするポリプロピレン等の樹脂材にて形成さ
れた4つのケースから構成されている。具体的に、内外
気送風ユニット1は、図2に示すように、外気導入口1
6および第1内気導入口17aを備え、送風ユニットケ
ースの上面部に相当する内外気ケース18と、第2内気
導入口17bを備えるとともに、送風機19を内蔵し、
送風ユニットケースの側面部および下面部に相当するフ
ァンケーシング20a、20bとからなる。上記第2内
気導入口17bは、上記送風ユニットケースの側面部
(本実施形態では、車両前方に向く面、図1中紙面奥側
に向く面)に形成されている。
【0021】また、ファンケーシング20a、20bの
うち、送風ユニットケースの側面部(本実施形態では、
車両後方に向く面、図1中紙面手前側に向く面)に相当
する部位、つまり、ファンケーシング20a、20bに
は、送風機19の点検交換用のカバーケース(図示しな
い)が、ビス等の締結手段により上記面に対して脱着可
能に備えられている。なお、ファンケーシング20a、
20bとは丁度図2中A−A、B−Bにて断面を切る
と、ファンケーシング20a、20aの分割面(接合
面)である。
【0022】内外気ケース18は、図3および図4に示
すように上方部が断面円弧状に形成されており、この断
面円弧状の周方向に沿って外気導入口16および第1内
気導入口17aとが並列的に形成されている。これら外
気導入口16および第1内気導入口17aは、断面円弧
状の円周面を持つ通常のロータリ式ドア21にて開閉さ
れるようになっている。このロータリ式ドア21は、図
示しない一対のアーム部がファンケーシング20a、2
0bに支持されることで、図3中矢印d方向へ回動可能
となっている。
【0023】そして、ファンケーシング20aと20b
とが組み付けられると、このケーシング20a、20b
の内部に、送風機19を収納するスクロール状のスクロ
ールケース部26が形成されるようになっており、本実
施形態における送風機19は、通常遠心式多翼ファン
(シロッコファン)と称されるタイプのもので、電動モ
ータ23と、この電動モータ23に同軸的に配置され、
この電動モータ23により回転駆動される遠心ファン2
2とからなる。この電動モータ23は、その軸方向が略
水平方向を向くように配置されている。
【0024】そして、遠心ファン22は、ポリプロピレ
ン等の樹脂材にて形成されており、外径の大きい第1遠
心ファン(外気用遠心ファン)22aと、第1遠心ファ
ン22aより外径の小さい第2遠心ファン(第2の遠心
ファン、内気用遠心ファン)22bとが同軸的に一体成
形されている。これら第1、第2遠心ファン22a、2
2bは、その外周部にファンブレード22c、22dを
備えている。
【0025】そして、上記スクロールケース部26は、
送風機19の第1遠心ファン22aを内蔵する第1スク
ロールケース部(ケーシング)26aと、第2遠心ファ
ン22bを内蔵する第2スクロールケース部(ケーシン
グ)26bとを備えている。この第1スクロールケース
部26aには、車両前方向に開口する第1吸込口(外気
吸込部)28aが形成され、スクロールケース部26b
には、車両後方向に開口する第2吸込口(空気吸込部、
内気吸込部)28bが形成されている。これら第1、第
2吸込口28a、28bは互いに略対向する位置に配置
されている。
【0026】そして、第1、第2吸込口28a、28b
は、それぞれ第1、第2遠心ファン22a、22bの対
応して円形状となっており、これら遠心ファン22a、
22bの径に合わせて第1吸込口28aの径の方が第2
吸込口28bの径より大きくなっている。また、第1、
第2遠心ファン22a、22bの吸入口24、25は、
それぞれ、第1、第2吸込口28a、28bと略対向す
るように配置されている。
【0027】そして、電動モータ23は、第1吸込口2
8aに貫通した状態で配置されるモータ本体部23b
と、このモータ本体部23bに回転自在に支持され、ス
クロールケーシング26aの内部側へ延びる回転軸23
aとを備えている。この電動モータ23は、その軸方向
が略水平方向に向くように配置されている。さらに、こ
のモータ本体部23bは、鉄製の構成部品を内蔵する鉄
製のモータケーシング232と、このモータケーシング
232を内蔵する樹脂製のモータケーシング230とを
一体に備えている。
【0028】ここで、モータケーシング230、232
のうち、回転軸23aと反対側の面には、冷却パイプ
(図示しない)を取り付ける冷却パイプ挿入孔(図示し
ない)が形成され、さらに、モータケーシング230、
232の回転軸23a側の面23cは全面的に開口して
いる。そして、上記冷却パイプは、第1スクロースケー
ス部26a内の空気通路からその空気の一部を取り出し
て、モータケーシング230、232内に導くもので、
この導かれた空気は上記開口した面23cから第1スク
ロースケース部26a内へ戻されるようになっている。
これにより、モータ本体部23b内部の構成部品を冷却
して耐久性を高めている。
【0029】そして、第1、第2スクロールケース部2
6a、26bの境界部をなす空気通路用仕切壁29a、
29bが、スクロールケース部26の内壁面の周方向全
周にわたって、この内壁面から内方へ向かって突出した
形状に、一体成形されている。これにより、スクロール
ケース部26内に、第1空気通路30aと第2空気通路
30bとが、車両前後方向に並ぶように区画形成され
る。
【0030】さらに、第2スクロールケース部26bの
第2吸込口28bの開口縁には、このケース部26bの
外方に突出するとともに、外方にいくにつれて拡径する
ようにベルマウス状の吸込ガイド32が一体成形されて
いる。なお、この吸込ガイド32は、第2遠心ファン2
2bの吸入口25へ空気がスムースに流れ込むようにす
るためのもので、これにより、吸入効率を高めることが
できるとともに、吸入時の騒音をも低減できる。
【0031】そして、図2に示すように、第2ファンケ
ーシング20bには、送風機19により発生させた渦巻
き状の空気流を、エアコンユニット2内のエバポレータ
3に向かって車両幅方向に真っ直ぐに吹き出させるため
の吹出部27が一体的に形成されている。この吹出部2
7は、第2ファンケーシング20b側から、エアコンユ
ニット2側に向かって、その内部に形成される空気通路
が拡大するように形成されている。
【0032】なお、この吹出部27内部にも、空気通路
用仕切壁29cにより、第1、第2空気通路30a、3
0bが区画形成されている。そして、内外気送風ユニッ
ト1とエアコンユニット2とが連結された状態では、第
1空気通路30aは上記エアコンユニット2の第1送風
路8aに連通し、第2空気通路30bは上記エアコンユ
ニット2の第2送風路8bに連通するようになってい
る。
【0033】また、図3および図4に示すように、送風
機19の遠心ファン22には、第1遠心ファン22aの
吸い込む空気の流路と、第2遠心ファン22bの吸い込
む空気の流路とを仕切る、つまり、上記両空気が混ざら
ないようにするためのファン用仕切壁(結合部材、ファ
ン用仕切部材)36が備えられている。このファン用仕
切壁36は、遠心ファン22の径方向内方に延びる略円
錐形状をなしている。
【0034】なお、電動モータ23の回転軸23aを、
上記ファン用仕切壁36の頂上部位に構成された筒状の
回転軸支持部36aにはめ込むことにより、電動モータ
23が第1遠心ファン22aの吸込口24内に挿入され
た状態で、遠心ファン22が回転軸23aに結合され
る。この結果、この遠心ファン22が、回転軸23aの
回転に伴って回転可能となる。
【0035】さらに、第1遠心ファン22aの外径が第
2遠心ファン22bよりも大きくなっているので、ファ
ン用仕切壁36の外周部が第1遠心ファン22aの外形
状の一部となっている。また、このファン用仕切壁36
の外周部と、上記空気通路用仕切壁29a、29bの突
出端部とが、遠心ファン22の軸方向に関して重なるよ
うに配置されている。これにより、第1送風路30aを
流れる空気と、第2送風路30bを流れる空気とが混合
することを阻止できる。
【0036】また、ファン用仕切壁36には、段付状の
段付き部36bが形成されており、この段付き部36b
に、上記空気通路用仕切壁29a、29bの突出端部が
対向するようになっている。なお、図1および図2に関
しては、段付き部36bの図示を省略した。ここで、電
動モータ23のモータケーシング230には、取付ステ
ー31が一体成形されており、この取付ステー31を、
第1スクロールケース部26aの第1吸込口28aに嵌
合した状態でビス等の締結手段にて固定することによ
り、モータケーシング230、つまり、モータ本体部2
3bが、第1吸込口28aに貫通した状態で保持され
る。
【0037】この取り付けステー31は、第1吸込口2
8aに嵌合可能な形状の環状部31bと、この環状部3
1bの内周部から、図1に示すように、中心部(モータ
ケーシング230の外周部)に向かって延びる3つのス
テー部31aが形成されており、この3つのステー部3
1aが、モータ本体部23bのモータケーシング230
に一体成形されている。なお、取り付けステー31の上
流側の空気は、ステー部31aおよび環状部31bの間
を通って第1遠心ファン22aの吸入口24へ流れ込
む。
【0038】この取付ステー31が第1吸込口28aに
はめ込まれた状態では、取付ステー31の内周部は、ス
クロールケース部26外方に向かって拡径するように形
成されており、これにより上記吸込ガイド32と同様な
作用を行う。そして、上記モータ本体部23bの外周
部、つまり、モータケーシング230には、径方向の断
面形状が略L字状で(図3参考)、上記ファン用仕切壁
36側に開口するフランジ部231が一体に成形されて
いる。このフランジ部231の正面形状(図3中右側か
ら見た形状)は環状である。なお、フランジ部231
は、モータ本体部23bの外周部と軸方向に重なるよう
に配置されている。
【0039】また、ファン用仕切壁36には、上記ファ
ン用仕切壁36からモータ本体部23b側へ向かって環
状に突出し、その突出端部がフランジ部231の内周部
に配置されるファン側突出部36cが一体に成形されて
いる。これにより、ファン側突出部36cの突出端部
は、モータ本体部23bの外周部、および、フランジ部
231と重なるように配置され、ファン側突出部36
c、および、フランジ部231により、モータ本体部2
3bの外周部にラビリンス構造を形成している。
【0040】ここで、第1遠心ファン22aの回転に伴
ってファン側突出部36cは回転するが、このファン側
突出部36cがスムースに回転するように、モータ本体
部23bの外周部およびフランジ部231の内周部と微
小な隙間を隔てて、ファン側突出部36cが配置されて
いる。この微小な隙間の距離は、例えば、3mm程度と
してる。また、フランジ部231とファン側突出部36
cの重なり長さLは、例えば10mm程度としている。
【0041】次に、内外気送風ユニット1の組み付け方
法について簡単に説明する。まず、ファンケーシング2
0a、20bと図1中左右方向から合わせるようにして
組み付け、例えば爪嵌合、C状クリップ等の締結手段に
て締結させる。これにより、スクロールケース部26お
よび第2内気導入口17bが形成される。次に、図3に
おいて、外径が大きい第1遠心ファン22aの吸入口2
4内に電動モータ23を挿入し、電動モータ23の回転
軸23aをファン用仕切壁36に取り付けて、送風機1
9を予め組み付けておく。この後、遠心ファン22の軸
方向を挿入方向として、送風機19を第1吸込口28a
からスクロールケース部26内に挿入し、取付ステー3
1を第1スクロールケース部26aの第1吸込口28a
に嵌めこみ、ビス等の締結手段によって、取付ステー3
1をスクロールケース部26に固定する。
【0042】この結果、送風機9がスクロールケース部
26に固定される。そして、このように送風機19をス
クロールケース部26に取り付けると、第1遠心ファン
22aが第1空気通路30aに配置されるとともに、第
2遠心ファン22bが第2空気通路30bに配置され
る。そして、図1において、内外気ケース18を上方か
らファンケーシング20a、20bに取り付け、ビスや
C状のクリップ等の締結手段によって固定し、図3、4
中車両後方から車両前方に向かって上記カバーケースを
取り付けることで、内外気送風ユニット1が組付けられ
る。
【0043】次に、上記構成において本実施形態の作動
を簡単に説明する。図2において内外気送風ユニット1
から流入した空気は略水平方向に流れ、エバポレータ3
の下部へ流入する。そして、送風空気はエバポレータ3
で除湿・冷却された後、さらに上方へ流れ、ヒータコア
4へ導入され、ここで加熱される。本例の場合には、空
調温度制御手段として、エアミックスドア6a、6bを
用いており、このエアミックスドア6a、6bの開度に
より、ヒータコア4を通過する空気とヒータコア4をバ
イパスする空気の風量割合を調節することによって所望
の吹出空気温度を作りだす。そして、ヒータコア4で所
望温度まで再加熱された空調空気は上ケース部の吹出モ
ード切替部5の各ドア13a〜13cによって所定の吹
出口へ分配される。
【0044】次に上述した内外気送風ユニット1の機能
を簡単に説明すると、例えばロータリ式ドア21にて、
図3に示すように第1内気導入口17aを開口させると
共に、第2内気導入口17bを開閉する切換ドア33を
図3中で示す位置に作動させると、第1、第2吸込口
28a 28bからは内気が吸い込まれ、第1、第2遠
心ファン22a、22bには共に内気が吸入される。こ
の結果、第1空気通路30aと第2空気通路30bとの
双方には内気が取り入れられて、第1、第2送風路8
a、8bには共に内気が送風される。
【0045】また、ロータリ式ドア21にて外気導入口
16を開口させると共に、切換ドア33を図3中で示
す位置に作動させて第2内気導入口17bを開口する
と、第1吸込口28aからは外気が吸い込まれ、第1遠
心ファン22aには外気が吸入される。この結果、第1
空気通路30aを通じて第1送風路8aには外気が送風
される。一方、第2吸込口28bからは内気が吸い込ま
れ、第2遠心ファン22bには内気が吸入される。この
結果、第2空気通路30bを通じて、第2送風路8bに
は内気が送風される(以下、2層流モードという)。
【0046】さらに、ロータリ式ドア21にて外気導入
口16を開口すると共に、切換ドア33を図3中で示
す位置に作動させると、第1、第2吸込口28a 28
bからは外気が吸い込まれ、第1、第2遠心ファン22
a、22bには共に外気が吸入される。この結果、第
1、第2空気通路30a、30bを通じて、第1、第2
送風路8a、8bには共に外気が送風される。
【0047】なお、第1、第2吸込口28a、28bか
らは、外気導入口16、または、第1、第2内気導入口
17a、17bからの外気または内気がそれぞれ吸い込
まれ、この吸い込まれた空気は、車両前後方向に沿っ
て、第1、第2遠心ファン22a、22bの吸入口2
4、25から吸い込まれ、さらに、車両左右方向に吹き
出される。
【0048】従って、本実施形態おいては、冬期の暖房
を必要とする季節において、外気と内気とを仕切ったま
ま、送風、熱交換して、デフロスタ側からは低湿度外気
を加熱した温風を吹き出させ、一方、足元のフット吹出
口11aからは内気を加熱した温風を吹き出させるとい
う、上述の2層流モードが切換可能となっている。つま
り、空気通路用仕切壁29a、29bによって内外気送
風ユニット1内は、第1、第2送風路30a、30bと
の2つの流路に仕切られており、さらにエアコンユニッ
ト2内においても、仕切り板7A〜7Cにより、送風路
が第1送風路8aと第2送風路8bに仕切られている。
同時に、ヒータコア4の風下側における、第1、第2通
風路8a、8bの連通口15Eが、フットモード時およ
びフット・デフ併用モード時にはフット用ドア13cに
より閉塞されている。
【0049】従って、この両モード時には、第1連通路
8aに流入した外気がエバポレータ3およびヒータコア
4を通過した後に、デフロスタ吹出空気通路12および
サイドフェイス吹出空気通路10を通って、車両窓ガラ
スおよび乗員上半身近傍に向かって吹き出される。ここ
で、低湿度の外気をヒータコア4で加熱して温風とする
ことにより、車両窓ガラスの曇り止め効果を高めること
ができる。
【0050】一方、第2連通路8bには内気が送風さ
れ、この内気をヒータコア4で加熱して温風とし、フッ
ト吹出空気通路11を経て、フット吹出口11aから乗
員足元部へ吹き出している。従って、車室内の足元部暖
房に際しては、外気導入による換気負荷が発生せず、従
って、ヒータコア4に流入するエンジン冷却水温度が十
分、上昇していない条件下(例えば、ディーゼルエンジ
ン車のアイドル時等)においても、暖房効果を高めるこ
とができる。
【0051】この結果、車両窓ガラスの曇り止め効果の
向上と、暖房効果の向上の両立を実現できる。本実施形
態では前述した構成とすることにより、次のような効果
が得られる。 エバポレータ3およびヒータコア4をともに略水平方
向に配置して、上下方向に重ねるレイアウトにしている
ため、上下方向の熱交換器部スペースを非常に小さくで
き、その結果従来のセンタ置きユニットよりも高さ寸法
を充分小さくすることができる。
【0052】さらに、略水平方向に配置した上記両熱交
換器(エバポレータ3およびヒータコア4)の下方から
送風空気を導入し、上方側へ送風空気を導出しているか
ら、従来のセンタ置きユニットのように、熱交換器部の
前後に送風ダクト部を設ける必要がなく、車両前後方向
の寸法も著しく短縮できる。また、本実施の形態におい
て第1遠心ファン22aの外径を第2遠心ファン22b
の外径より大きくした理由として以下の理由がある。
【0053】本実施の形態では上述したフットデフ併用
モードでは、サイドフェイス吹出口が乗員によって閉じ
られている場合、第1送風路8aを流れる外気と、第2
送風路8bとを流れる内気との風量割合をほぼ5対5と
なるようにしてある。そして、実際にこのような空調装
置は、車室内に搭載されるので外気導入口16には延長
ダクト等を接続して外気を取り入れるようになってい
る。これにより、外気導入口16から第1送風路8aに
外気を取り入れる場合、内気を取り入れるに比して吸込
抵抗が大きくなり、第2送風路8bに比して第1送風路
8aは流れにくくなり、第1送風路8aの下流側に位置
するサイドフェイス吹出口、センターフェイス吹出口お
よびデフロスタ吹出口からの風量が低下する。
【0054】さらに、電動モータ23が第1遠心ファン
22aの吸入口24内に挿入されているので、第1遠心
ファン22aの吸込抵抗を増加させサイドフェイス吹出
口、センターフェイス吹出口およびデフロスタ吹出口か
らの風量は低下してしまう。従って、本実施の形態では
第1空気通路30aに十分な風量を送風し、風量割合を
5対5とするために本実施の形態では、第1送風路8a
に送風する第1遠心ファン22aと、第2送風路8bに
送風する第2遠心ファン8aとの送風能力(同一回転
数)を第1遠心ファン22aの方が大きくなるように、
第1遠心ファン22aの外径を大きくしてある。
【0055】以下、上記したフランジ部230およびフ
ァン側突出部36cを設けることにより奏する効果を説
明する。まず、上述したように、第1、第2遠心ファン
22a、22bが一体に形成されているため、この両フ
ァン22a、22bの吸入口24、25は必然的に軸方
向の一側面に限られる。なお、軸方向の他側面には、上
記したファン用仕切壁36が配置されているので、この
両ファン22a、22bを回転駆動する電動モータ23
は、少なくとも一方の吸込口(本実施形態では吸入口2
4)側に電動モータ23を挿入せざるを得なくなる。
【0056】そして、本実施形態のように、少なくとも
外気を吸い込む吸入口24側に電動モータ23が挿入さ
れているため、電動モータ23の上方側から吸い込まれ
る外気中の水は、重力により電動モータ23側へ落下す
る配置となっている。これに対して、ファン側突出部3
6c、および、フランジ部231により、モータ本体部
23bの外周部にラビリンス構造が形成されているの
で、ファン側突出部36cの内周部に上記水が侵入する
ことは抑制され、上記水が、モータ本体部23bの回転
軸23a側の面23cに侵入することを抑制できる。
【0057】また、電動モータ23の停止時では、スク
ロールケーシング部26aや第1遠心ファン22aの壁
面のうち、電動モータ23の上方側の部位に付着した水
が、重力のため電動モータ23側へ落下するが、同様に
して、上記回転軸23a側の面23cへの水の侵入を抑
制できる。この結果、モータ本体部23b内部への水の
侵入は抑制され、モータ本体部23b内部の構成部品が
発錆して耐久性が著しく低下する、という問題を抑制で
きる。
【0058】また、フランジ部231をモータ本体部2
3bの外周部全周に設けているので、例えば、フランジ
部231の上方側表面に落下した水が、この表面を伝っ
て電動モータ23の下方側部位に移動し、この水が、電
動モータ23の回転軸23a側へ侵入する、という恐れ
は抑制される。ここで、本実施形態では、モータ本体部
23bの回転軸23a側の面23cは全面的に開口して
いるため、上記ラビリンス構造を採用することにより、
モータ本体部23b内部への水の侵入を効果的に抑制で
きる。
【0059】また、モータケーシング230に、上記取
付ステー31およびフランジ部231が一体成形されて
いるので、部品点数が少なくてすみ、コスト安となる。 (他の実施形態)まず、上記実施形態において、上記フ
ランジ部231を排除したものであってもよい。これに
よれば、ファン側突出部36cにより、モータ本体部2
3bの回転軸23a側の面23cの上方側は覆われ、し
かも、上方側部位の外周部とファン側突出部36cの突
出端部とが重なっているので、電動モータ23の作動時
および作動停止時に電動モータ23よりも上方側から電
動モータ23側へ落下する水が、ファン側突出部36c
の内周部に侵入することは抑制され、上記水が、モータ
本体部23bの回転軸23a側の面23cに侵入するこ
とを抑制できる。
【0060】また、上記実施形態では、モータ本体部2
3bの外周部と、ファン側突出部36cとを重なるよう
にしていたが、モータ本体部23bのうち、回転軸23
a側の面23cの外周部から、ファン用仕切壁36側へ
略環状に突出するモータ側突出部を設け、このモータ側
突出部と上記ファン側突出部36cとを重なるように配
置してもよい。この場合、モータ側突出部は、請求項で
いうモータ本体部23bの外周部をなすものである。
【0061】また、上記実施形態では、モータ本体部2
3bの外周部全周にフランジ部231を設けたが、モー
タ本体部23bのうち、上方側に配置される部位の外周
部のみに設けてもよい。これによれば、電動モータ23
よりも上方側から電動モータ23側へ落下する水が、フ
ァン側突出部36cのうち、上方側に配置される部位か
ら侵入することは抑制できる。
【0062】また、上記実施形態では、フランジ部23
1とファン用突出部36cとの重なり長さL(図3参
照)を10mm程度としていたが、これより長くても短
くてもよい。なお、好ましくは2〜20mm程度とする
のがよい。また、内外気送風ユニット1内を、第1、第
2空気通路30a、30bに区画形成したものに本発明
を適用する必要はなく、要は、送風機19を収納するス
クロールケーシング部26のうち、外気を吸い込む第1
吸込口28aに、送風機19の電動モータ23が貫通し
た状態であるようなものであれば、本発明を適用するこ
とにより、上述した効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態おける空調装置の全体構成
図である。
【図2】図1中上方(天方向)からから見た上面図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC─C断面図である。
【図6】先願装置における内外気送風ユニットの構成図
である。
【符号の説明】
1…内外気送風ユニット(送風ユニット)、22a…第
1遠心ファン(外気用遠心ファン)、23…電動モー
タ、23a…回転軸、23b…モータ本体部、231…
フランジ部、26a、26b…第1、第2スクロールケ
ーシング部(ケーシング)、27…吹出部(空気導出
部)、28a…第1吸込口(外気吸込部)、36…ファ
ン用仕切壁(結合部材、ファン用仕切部材)、36c…
ファン側突出部。
フロントページの続き (72)発明者 四方 一史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 加藤 行志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 内田 五郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−91923(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を吸い込むための外気吸込部(28
    a)、および前記外気吸込部(28a)に略対向する部
    位にて内気または外気の少なくとも一方の空気を吸い込
    むための空気吸込部(28b)を備えたケーシング(2
    6a、26b)と、 前記外気吸込部(28a)に貫通した状態で配置される
    モータ本体部(23b)、および、このモータ本体部
    (23b)に回転自在に支持され、ケーシング(26
    a、26b)内部側へ延びる回転軸(23a)を備え、
    その軸方向が略水平方向に向くように配置される電動モ
    ータ(23)と、 前記ケーシング(26a、26b)の内部において、前
    記電動モータ(23)と同軸的に、かつ、その軸方向の
    一側面(24)が前記外気吸込部(28a)と略対向す
    るように配置され、前記一側面(24)から前記外気を
    吸い込む外気用遠心ファン(22a)と 前記ケーシング(26a、26b)の内部において、前
    記外気用遠心ファン(22a)の軸方向の他側面側に、
    前記外気用遠心ファン(22a)と同軸的に一体に設け
    られた第2の遠心ファン(22b)と を備え、 前記外気用遠心ファン(22a)の軸方向の他側面側に
    は、前記外気用遠心ファン(22a)を、前記電動モー
    タ(23)の前記回転軸(23a)に結合する結合部材
    (36)が設けられ、前記結合部材(36)は、前記外気用遠心ファン(22
    a)側の流路と、前記第2の遠心ファン(22b)側の
    流路とを仕切るファン用仕切部材を構成し、 前記結合部材(36)には、前記結合部材(36)から
    前記モータ本体部(23b)側へ向かって略環状に突出
    するファン側突出部(36c)が設けられ、 前記モータ本体部(23b)のうち、少なくとも上方側
    に配置される部位の外周部と、前記ファン側突出部(3
    6c)の突出端部とが重なるように配置されていること
    を特徴とする送風ユニット。
  2. 【請求項2】 前記モータ本体部(23b)のうち、少
    なくとも上方側に配置される部位の外周部には、断面略
    L字状で、前記ファン側突出部(36c)の突出端部と
    重なるように配置されたフランジ部(231)が設けら
    れており、 前記ファン側突出部(36c)、および、前記フランジ
    部(231)により、前記モータ本体部(23b)の前
    記外周部にラビリンス構造が形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の送風ユニット。
  3. 【請求項3】 前記空気吸込部(28b)は、少なくと
    も内気を吸い込むための内気吸込部(28b)であり、 前記第2の遠心ファンは内気用遠心ファン(22b)で
    あり、 前記ケーシング(26a、26b)内において、前記外
    気用遠心ファン(22a)および前記内気用遠心ファン
    (22b)により、内気と外気とを仕切って送風するよ
    うにした ことを特徴とする請求項1または2に記載の送
    風ユニット。
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