JPH0810837A - 鋼板の搬送装置 - Google Patents

鋼板の搬送装置

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JPH0810837A
JPH0810837A JP14359894A JP14359894A JPH0810837A JP H0810837 A JPH0810837 A JP H0810837A JP 14359894 A JP14359894 A JP 14359894A JP 14359894 A JP14359894 A JP 14359894A JP H0810837 A JPH0810837 A JP H0810837A
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Katsumi Shimizu
克己 清水
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SHIMIZU KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋼板を蛇行させることなく搬送する。 【構成】隙間規制ストッパ23を操作し、この隙間規制
ストッパ23に可動フレーム22を介して支持される押
さえロール32が駆動ロール31と設定隙間を形成する
ように調整する。さらに、管状部材26を操作し、隙間
規制ストッパ23に支持された押さえロール32に対す
るスプリング28の付勢力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板の搬送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼板に断熱材を貼付した断熱
鋼板は、断熱性、耐火性、防音性や加工性などに優れ、
成型機によって適宜形状に成型されて建築資材として使
用されている。このような断熱鋼板を製造する断熱材貼
付装置、すなわち、鋼板と断熱材を圧着した後、所定長
さに切断する装置について、図2に基づいて説明する。
【0003】この断熱材貼付装置1は、架台2と、この
架台2に設けられ、ロール状に巻き取られた鋼板(以
下、コイルCという。)を支持するアンコイラー3と、
このアンコイラー3に支持されたコイルCから鋼板Pを
引き出す前後各一対のピンチロール4,4と、このピン
チロール4,4を介して引き出された鋼板Pの長さを計
測するゲージロール5と、鋼板Pに接着剤を塗布する接
着剤塗布ロール6と、鋼板Pに塗布された接着剤を加熱
して乾燥させ、もしくは、鋼板Pを予熱する加熱機7
と、断熱材Tを所定長さに切断するペフシャー8と、鋼
板Pに断熱材Tを圧着する前後各一対の圧着ロール9
と、断熱材Tが圧着された鋼板(以下、断熱鋼板とい
う。)の断熱材Tのはみだし部分を切り取るペフスリッ
ター10と、断熱鋼板を所定長さに切断する鋼板シャー
11から構成されている。
【0004】そして、アンコイラー3に支持されたコイ
ルCから繰り出された鋼板Pは、ピンチロール4によっ
て引き出され、ゲージロール5を介してその長さが測定
された後、下流側に搬送される。ここで、接着剤貼付方
式の断熱材Tを貼付する場合は、接着剤塗布ロール6を
介して鋼板Pに接着剤を塗布して加熱機7に送り出し、
また、熱貼付方式の断熱材Tを貼付する場合は、その回
転ロール6bを下降させて接着剤を塗布せずに加熱機7
に送り出す。加熱機7に搬入された鋼板Pは、接着剤貼
付方式の場合は接着剤を乾燥させ、また、熱貼付方式の
場合は鋼板Pを予熱させる。この後、鋼板Pには、ペフ
シャー8によって切断された断熱材Tが貼り付けられ、
さらに、圧着ロール9によって圧着されて断熱鋼板が形
成される。次いで、ペフスリッター10を介して鋼板P
からはみだした断熱材Tを切断した後、断熱鋼板シャー
11によって所定の長さに切断され、図示しない成型機
に供給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した断
熱材貼付装置1において、鋼板Pを加熱機7に供給する
搬送装置としてのピンチロール4は、架台2に回転自在
に軸支された駆動ロール4aと、この駆動ロール4aの
上方に位置して鋼板Pの厚み分間隔を開けて回転自在に
軸支された押さえロール4bから構成され、駆動ロール
4aを図示しない駆動装置を介して回転させ、鋼板Pを
押さえロール4bと駆動ロール4a間に送り込むことに
より、鋼板Pを挾み込んで下流側に搬送するようにして
いる。
【0006】この際、駆動ロール4aと押さえロール4
bとが鋼板Pに均一に接触して回転すれば問題ないが、
駆動ロール4aおよび押さえロール4bの真円度や両ロ
ール4a,4bの軸心の平行度、両ロール4a,4b間
の隙間誤差、その他種々の要因がからんで鋼板Pと両ロ
ール4a,4bが均一に接触しない場合、鋼板Pが蛇行
することがある。このような鋼板Pの蛇行が発生した場
合、経験則から駆動ロール4aに対する押さえロール4
bの取り付け位置を多くの作業工数をかけて調整しなけ
ればならず、しかも、このような調整作業は、鋼板の厚
みが変化する度に行わなければならないことから、作業
が煩雑になるという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、鋼板を蛇行させることなく搬送することの
できる鋼板の搬送装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転可能に軸
支された駆動ロールと、この駆動ロールの上方に位置し
て回転可能に軸支された押さえロールからなり、駆動装
置を介して駆動ロールを回転させ、鋼板を駆動ロールと
押さえロール間に挾み込んで搬送するようにした鋼板の
搬送装置であって、押さえロールを隙間規制ストッパを
介して駆動ロールとの隙間を調整可能に支持するととも
に、スプリングを介して駆動ロールとの間で鋼板を押圧
付勢することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】隙間規制ストッパを操作し、この隙間規制スト
ッパに支持される押さえロールが駆動ロールと設定隙間
を形成するように調整する。さらに、隙間規制ストッパ
に支持された押さえロールに対するスプリングの付勢力
を調整する。
【0010】この結果、鋼板の厚みが変化しても押さえ
ロールがスプリングの付勢力に抗して持ち上げられるこ
とで自動的に調整され、しかも、持ち上げられた押さえ
ロールを介して鋼板を駆動ロールとの間で均一に押圧付
勢して搬送することから、鋼板の蛇行を確実に防止する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1には、本発明の搬送装置20が示され
ており、この搬送装置20は、固定フレーム21に両端
が回転自在に軸支された駆動ロール31と、この駆動ロ
ール31の上方に位置して可動フレーム22に両端が回
転自在に軸支された押さえロール32から構成されてい
る。そして、固定フレーム21には、ナット23aと、
このナット23aに螺合されたボルト23bからなる隙
間規制ストッパ23が設けられており、この隙間規制ス
トッパ23に可動フレーム22が支持されている。ここ
で、隙間規制ストッパ23のボルト23bをナット23
aに対して回転させると、ボルト23bが昇降し、可動
フレーム22の支持位置を調整することができ、この結
果、押さえロール32を駆動ロール31に対して設定し
た隙間を形成するように調整することができる。なお、
駆動ロール31は、その外周にゴム31aが巻き付けら
れている。
【0013】一方、可動フレーム22には、調整機構2
4が設けられており、この調整機構24を介して固定フ
レーム21に対して可動フレーム22を昇降させたり、
搬送される鋼板に対する付勢力を調整できるようにして
いる。
【0014】すなわち、調整機構24は、固定フレーム
21に一体に取り付けられた連結部材25と、この連結
部材25に螺合された管状部材26と、この管状部材2
6に嵌挿され、可動フレーム22と一体に連結されたシ
ャフト27と、可動フレーム22と管状部材26間に介
装されたスプリング28と、管状部材26を越えて延出
されたシャフト27の上端部に螺合されたハンドル29
から構成され、ハンドル29と管状部材26の操作部2
6a間にはスラスト軸受30が配設されている。
【0015】したがって、ハンドル29を回動操作する
と、シャフト27、すなわち、可動フレーム22が昇降
し、隙間規制ストッパ23の操作空間を形成することが
できる。また、ハンドル29を緩めてスラスト軸受30
から離脱させた後、管状部材26の操作部26aを回動
操作すると、連結部材25に対して管状部材26が昇降
し、スプリング28の、可動フレーム22に対する付勢
力を調整することができる。
【0016】次に、本発明の作動について説明すると、
まず、ハンドル29を回動操作してシャフト27を上方
に持ち上げた後、隙間規制ストッパ23を操作し、押さ
えロール32を駆動ロール31に対して搬送する鋼板の
板厚よりも小さな設定隙間を形成するように調整する。
具体的には、ボルト23bをナット23aに対して昇降
させた後、ハンドル29を回動操作してシャフト27を
下降させ、可動フレーム22を隙間規制ストッパ23の
ボルト23bに支持させる。この際、隙間ゲージを利用
して両ロール31,32間の隙間が左右均一な設定寸法
となるように調整する。両ロール31,32間の隙間調
整が終了すれば、ハンドル29を緩めてスラスト軸受3
0に当接しないように上方に退避させた後、管状部材2
6をその操作部26aを介して回動操作し、スプリング
28の、可動フレーム22に対する付勢力が左右均一と
なるように調整する。
【0017】このようにして調整作業が終了すれば、駆
動ロール31を図示しない駆動装置を介して回転させ、
鋼板を両ロール31,32間に押し込めば、鋼板は両ロ
ール31,32間に形成されたその板厚よりも小さな設
定隙間を押し開きつつ挾み込まれて搬送される。すなわ
ち、押さえロール32は、鋼板によってスプリング28
の付勢力に抗して持ち上げられることから、逆にスプリ
ング28の付勢力を浮動状態の押さえロール32を介し
て鋼板に均一に作用させることができ、この押圧付勢状
態で鋼板が搬送されることになる。一方、このような鋼
板の搬送時、鋼板が蛇行するようならば、その蛇行方向
を確認し、左右の管状部材26を各別に回動操作して左
右のスプリング28の付勢力を調整し、鋼板の蛇行を矯
正すればよい。
【0018】この結果、予め、駆動ロール31に対する
押さえロール32の隙間調整を行えば、鋼板の厚みが変
化しても押さえロール32がスプリング28の付勢力に
抗して持ち上げられることで自動的に調整することがで
きる。さらに、持ち上げられた浮動状の押さえロール3
2を介してスプリング28の付勢力を鋼板に均一に作用
させ、両ロール31,32によって鋼板を均一に押圧付
勢した状態で搬送させることから、鋼板の蛇行を確実に
防止することができる。なお、鋼板の蛇行が発生して
も、その蛇行の方向から左右のスプリング28の付勢力
を調整することで簡単に矯正することができる。
【0019】具体的には、隙間規制ストッパ23によっ
て押さえロール32と駆動ロール31との隙間を0.1
mmに設定することにより、板厚0.25〜1.25mmの
鋼板に対してほぼ蛇行を発生させることなく搬送するこ
とが可能となった。また、一部蛇行が生じた場合におい
ても、左右の管状部材26を各別に回動させてスプリン
グ28の付勢力を調整するだけの簡単な作業で蛇行しな
いように矯正することができた。
【0020】なお、本実施例においては、鋼板の搬送装
置を断熱材貼付装置のピンチロールに採用したものを例
示したが、その他、鋼板の巻き取り機や鋼板の切断機な
どにも利用することができる。
【0021】また、駆動ロールは、ゴムを巻き付けて形
成したが、必ずしもゴムが必要ではない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鋼板の搬
送装置を構成する押さえロールを、隙間規制ストッパを
介して駆動ロールとの隙間を調整可能に支持するととも
に、スプリングを介して駆動ロールとの間で鋼板を押圧
付勢することにより、鋼板の厚みが変化してもその厚み
を押さえロールがスプリングの付勢力に抗して持ち上げ
られることで自動的に調整され、しかも、持ち上げられ
た押さえロールを介して鋼板を駆動ロールとの間で均一
に押圧付勢した状態で搬送することから、鋼板の蛇行を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼板の搬送装置を一部省略して示す部
分断面図である。
【図2】鋼板の搬送装置を備えた断熱材貼付装置を示す
説明図である。
【符号の説明】
20 搬送装置 21 固定フレーム 22 可動フレーム 23 隙間規制ストッパ 24 調整機構 28 スプリング 31 駆動ロール 32 押さえロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に軸支された駆動ロールと、こ
    の駆動ロールの上方に位置して回転可能に軸支された押
    さえロールからなり、駆動装置を介して駆動ロールを回
    転させ、鋼板を駆動ロールと押さえロール間に挾み込ん
    で搬送するようにした鋼板の搬送装置であって、押さえ
    ロールを隙間規制ストッパを介して駆動ロールとの隙間
    を調整可能に支持するとともに、スプリングを介して駆
    動ロールとの間で鋼板を押圧付勢することを特徴とする
    鋼板の搬送装置。
JP14359894A 1994-06-24 1994-06-24 鋼板の搬送装置 Expired - Lifetime JP2801525B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540670A (ja) * 2010-09-08 2013-11-07 アイティーダブリュ シーエス(ユーケー)リミティド 接触クリーニング用の幅広粘着シートロール
CN110451315A (zh) * 2019-02-14 2019-11-15 泰兴市双羊机械工程有限公司 一种胎面胶分切机衡张力稳压保距控制系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013540670A (ja) * 2010-09-08 2013-11-07 アイティーダブリュ シーエス(ユーケー)リミティド 接触クリーニング用の幅広粘着シートロール
CN110451315A (zh) * 2019-02-14 2019-11-15 泰兴市双羊机械工程有限公司 一种胎面胶分切机衡张力稳压保距控制系统

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