JP3135619U - 製版装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱した熱線でマスターを切断する簡易な構成の製版装置を提供する。
【解決手段】ロールRから繰り出されたマスターSは、熱線10に触れることなく吸引搬送手段5で搬送されながら製版手段2で製版される。製版後、吸引が解かれ、ロールのバックテンションでマスターは通電加熱した熱線10に張力を以て接触し、切断される。所定位置に固定した1本の熱線で切断するので配置箇所の自由度が向上し、構造が簡素化され、装置全体を小型化して製造コストを抑えられる。マスターに張力を加えて切れやすい状態で熱線に接触させて切断するので、熱線に加える熱量を低くでき、切断後、マスターは瞬時に熱線から離れて巻き付かない。またマスターの切断面もきれいである。
【選択図】図1

Description

本考案は、定位置に設置した熱線によって製版済みのマスターを一版分の長さに切断する機能を備えた製版装置に関するものである。
ロール状に巻装された連続長帯状の孔版原紙(以下、マスターと呼ぶ)を繰り出しながら製版手段で製版し、これを一版分の長さに切断して印刷に供する製版装置が知られている。この種の製版装置におけるマスターの切断手段としては、下記特許文献1に開示されているようなロータリー式や、下記特許文献2に開示されているようなシャトル式などが知られている。しかし、これらの機械的な切断手段によれば、製造コスト、配置スペースの制限、取り付け位置精度など種々の課題がある。このため、ニクロム線などを用いた熱による切断方式も提案されており、下記特許文献3はかかる熱による切断装置を備えた製版装置の一例である。
特開昭51−117388号公報 特公平7−84086号公報 特開平7−1699号公報
前記特許文献3に開示された製版装置におけるマスターの切断装置によれば、熱線ユニットが上下動してマスターを切断する複雑な機構が必要であり、また機構を配置するスペースの制約という問題もあり、実用化には至っていないのが現状である。
そこで、本考案は、特に複雑な機構を有することなく、加熱した熱線に切断の瞬間だけマスターを接触させて切断できるようにしたマスター切断手段を備える製版装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された製版装置は、
ロール状に巻装されて回動自在に配置され、所定の経路に沿って送り出される長帯状のマスターと、
前記経路の中途に設けられ、前記マスターを挟持して搬送しながら前記マスターを感熱穿孔する製版手段と、
前記経路の近傍の所定位置に固定して配置され、通電により適正温度に加熱されて接触した前記マスターを切断する熱線と、
を有することを特徴としている。
請求項2に記載された製版装置は、請求項1記載の製版装置において、
前記熱線が、ロール状に巻装された前記マスターと前記製版手段の間に配置されており、
さらに、送り出された前記マスターに張力を与えるバックテンション付与手段がロール状に巻装された前記マスターを支持する支持部材に設けられており、
製版時には前記マスターは前記バックテンション付与手段により張力を与えられて通電されていない前記熱線に接触しながら搬送され、製版された前記マスターを切断する時には前記マスターは前記バックテンション付与手段により張力を与えられて熱線に接触した状態で停止しており、前記熱線に通電して前記適正温度に到達した時に前記マスターが切断されるように構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載された製版装置は、請求項1記載の製版装置において、
前記熱線が、ロール状に巻装された前記マスターと前記製版手段の間に配置されており、
さらに、前記熱線の下方に配置されて送り出された前記マスターを吸着して搬送する吸引搬送手段と、ロール状に巻装された前記マスターを支持する支持部材に設けられて送り出された前記マスターに張力を与えるバックテンション付与手段とを有しており、
製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターは前記吸引搬送手段に吸着されて搬送され、製版された前記マスターを切断する時には前記マスターは前記吸引搬送手段から離れて前記バックテンション付与手段により張力を与えられて前記適正温度に到達した状態にある前記熱線に接触するように構成されたことを特徴としている。
請求項4に記載された製版装置は、請求項3記載の製版装置において、
前記吸引搬送手段が、一対のローラにベルトを掛け回して回転駆動される搬送ベルトと、前記ベルト上に前記マスターを吸着する吸引手段とを有しており、
前記搬送ベルトの上流側の前記ローラが、搬送される前記マスターの下側から当接するように前記搬送ベルトが配置されており、
前記搬送ベルトの上流側の前記ローラと前記製版手段で前記マスターが挟持される位置とを結ぶ平面と、該平面よりも下方にある前記搬送ベルトの上面との間にある空間内又は前記平面と接する位置に、前記熱線が配置されていることを特徴としている。
請求項5に記載された製版装置は、請求項1記載の製版装置において、
前記製版手段がサーマルヘッドとプラテンローラで構成され、
前記熱線が、前記製版手段の下流に配置されており、
さらに、前記熱線の下流に配置されて前記マスターを搬送するロードローラを有しており、
製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターが、前記製版手段と前記ロードローラの間で弛みを生じて前記熱線に接触しないように搬送され、
製版された前記マスターを切断する時には前記マスターが前記製版手段と前記ロードローラの間で張力を与えられて前記熱線に接触するように前記ロードローラの駆動速度が前記プラテンローラの駆動速度よりも高速となるように制御されることを特徴としている。
請求項6に記載された製版装置は、請求項1記載の製版装置において、
前記製版手段がサーマルヘッドとプラテンローラで構成され、
前記熱線が、前記製版手段の下流に配置されており、
さらに、前記熱線の下流に配置されて前記マスターを搬送するロードローラを有しており、
製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターが、前記製版手段と前記ロードローラの間で弛みを生じて前記熱線に接触しないように搬送され、
製版された前記マスターを切断する時には前記プラテンローラの回転を停止させ、前記ロードローラのみを回転させ、
前記マスターが前記製版手段と前記ロードローラの間で張力を与えられて前記熱線に接触するように構成されたことを特徴としている。
請求項1に記載された製版装置によれば、ロール状のマスターを繰り出しながら製版手段で製版する製版装置において、熱線を定位置に設けておき、少なくとも熱線に通電が開始されてから熱線が適正温度に到達するまではマスターを熱線から離れた位置に設定し、熱線が適正温度に到達した状態において、マスターの製版が完了した場合には、マスターの位置を変更して熱線に接触させ、切断することができる。
請求項2に記載された製版装置によれば、請求項1において、製版時、マスターはバックテンション付与手段に張力を与えられ、通電されていない熱線に接触しながら搬送される。製版後、マスターを切断する時には、マスターはバックテンション付与手段により張力を与えられて熱線に接触した状態で停止しているので、ここから熱線に通電を開始して適正温度まで上昇させることにより、一版分のマスターを適切に切断することができる。
請求項3に記載された製版装置によれば、請求項1において、製版されたマスターを切断する時以外、例えば製版時にはマスターは吸引搬送手段に吸着されて搬送される。製版されたマスターを切断する時には、マスターは吸引搬送手段から離れてバックテンション付与手段により張力を与えられて位置が変わり、適正温度に到達した熱線に接触して切断される。
請求項4に記載された製版装置によれば、請求項3において、マスターの搬送方向に沿ってロール状のマスターと、搬送ベルトと、製版手段が所定の関係にて配置され、さらに搬送ベルトの上方所定位置に熱線が配置された位置関係により、マスターが搬送ベルトに吸着されて搬送される製版時等はマスターが熱線に接触することはなく、製版後にマスターを切断する際には、搬送手段の吸着から離れたマスターが搬送方向の先方を製版手段に挟持された状態でバックテンション付与手段により搬送方向の後方に向けて張力を与えられると、マスターは搬送手段の上方に持ち上がり、適正温度に到達した熱線に接触して切断される。
請求項5に記載された製版装置によれば、製版されたマスターを切断する時以外、例えば製版時には、製版手段とロードローラの間でマスターは弛みを生じた状態で搬送されるので、熱線に接触することはない。製版されたマスターを切断する時には、ロードローラの駆動速度が調整されてマスターは製版手段との間で張力が加えられ、弛んだ状態での位置から移動し、適正温度に到達した熱線に接触して切断される。
請求項6に記載された製版装置によれば、製版されたマスターを切断する時以外、例えば製版時には、製版手段とロードローラの間でマスターは弛みを生じた状態で搬送されるので、熱線に接触することはない。製版されたマスターを切断する時には、プラテンローラの回転を停止してロードローラのみを回転させ、マスターが製版手段とロードローラの間で張力を与えられ、熱線に接触して切断される。
本考案の実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
1.第1実施形態(図1)
(1)構成
本例の製版装置は、ロール状に巻装されている連続した長帯状のマスターSを有しており、このロールRが所定位置に回転自在に設置され、長帯状のマスターSを所定の経路に沿って繰り出せるようになっている。
このロールRを回転可能に支持する図示しない支持手段には、マスターSの繰り出し方向と反対方向の回転抵抗をマスターSに加えるバックテンション付与手段が設けられており、ロールRから繰り出される長帯状のマスターSに繰り出し方向とは逆方向の張力(バックテンション)を付与するように構成されている。
本例の製版装置1は、ロールRから繰り出された長帯状のマスターSを製版する製版手段2を有している。製版手段2は、サーマルヘッド(TPH)3と、マスターSを挟んでTPH3に接して回転するプラテンローラ4とからなり、マスターSを挟持して搬送しながらマスターSを感熱穿孔することができる。図示のように、製版手段2は、マスターSのロールRよりも低い位置にあり、マスターSのロールRにおいて長帯状のマスターSが送り出される位置と、製版手段2でマスターSが挟持される位置とを結ぶ平面は、マスターSの搬送方向(図中右方)について低くなっていくように傾斜している。
本例の製版装置1は、マスターSのロールRと製版手段2の間に、マスターSの位置を設定乃至変更するためのマスター位置設定手段として、マスターSを吸着して搬送する吸引搬送手段5を有している。この吸引搬送手段5は、一対のローラにベルトを掛け回して回転駆動される搬送ベルト6と、前記搬送ベルト6上に前記マスターSを吸着する吸引手段7とを有している。
吸引搬送手段5は搬送方向の先方が低くなるように傾斜した姿勢で配置されており、さらに詳述すれば、ロール状に巻装されたマスターSにおいて長帯状のマスターSが送り出される位置と、製版手段2でマスターSが挟持される位置とを結ぶ平面よりも、搬送ベルト6の上流側のローラ(図1において左側のローラ)が上側に位置し、下流側のローラ(図1において右側のローラ)が下側に位置するように搬送ベルト6が配置されている。従って、マスターSのロールRと製版手段2との間にマスターSを張ると、マスターSは吸引搬送手段5の上流のロールの部分に掛け回されて上方にやや凸の状態となる。
本例の製版装置1においては、通電による加熱で適正温度に到達した状態でマスターSを接触させることにより、該マスターSを接触位置で切断する熱線10が、マスターSの搬送経路の近傍の所定位置に固定して配置されている。この熱線10は、ロール状に巻装されたマスターSと製版手段2の間において、搬送ベルト6の上方に配置されているものであり、マスターSの搬送方向に直交する水平な方向に張設されたニクロム線等からなる。
熱線10がマスターSを切断するための配置を詳述すれば、熱線10は、搬送ベルト6の上流側のローラと製版手段2でマスターSが挟持される位置とを結ぶ平面と、該平面よりも下方にある前記搬送ベルト6の表面との間の空間(概ね図1中に鎖線で示した略三角形状の領域)内において、マスターSに接触しうるように配置されている。ここで、熱線10は、図1に示すように前記平面に接する位置であって、マスターSの搬送方向についての位置が異なる3種類の配置例が図示されているが、実際にはこの内のいずれか一つの位置に熱線10を配置すればよい。また、これらの位置よりも若干下方で搬送ベルト6に接触しない任意の一位置に設置してもよい。
(2)作用
次に以上の構成における製版時の作用について説明する。図1では、マスターSの経路を実線と鎖線の2種類の線で示しているが、製版時のマスターSの経路はどちらでも可能であるので、以下に本製版装置1の2通りの動作を分けて説明する。
1)第1の動作
製版に際して、マスターSは吸引搬送手段5によって鎖線の経路を経て製版待機位置まで運ばれる。製版手段2の動作開始とともに、マスターSはバックテンション付与手段により一定のテンションを与えられて吸引手段7による搬送ベルト6への吸着から開放され、通電加熱されていない熱線10に接する実線の経路に変更される。製版手段2の作動により、マスターSは通電加熱されていない熱線10に接した状態で実線の経路を経て搬送されていく。所定の一版分が製版されると、製版手段2は停止し、マスターSはテンションを受けて熱線10に接した状態で停止する。ここで熱線10への通電が開始され、熱線10は速やかに温度が上昇して所定の温度となり、マスターSは熱線10の熱により切断されて一版分の製版済みマスターSが得られる。
2)第2の動作
製版時、マスターSは吸引手段7によって搬送ベルト6に吸引保持されながら鎖線の経路を経て搬送されつつ、製版手段2によって製版されていく。なお熱線10には適当なタイミングで通電が開始され、製版完了時にはマスターSの切断に適した温度に達しているようにする。所定の一版分が製版されると、吸引搬送手段5の吸引によるマスターSの保持作用が解除される。マスターSは、バックテンション付与手段により一定のテンションを与えられ、熱線10に接する実線の経路に変更され、カット適正温度に達している熱線10にテンションを以て接することにより、熱により速やかに切断され、これによって一版分の製版済みマスターSが得られる。
なお、いずれの動作においても、切断後のマスターSの先端は、図示しない送風手段によるエアのふきつけ(図1中の矢印A参照)により吸引搬送手段5の搬送ベルト6に押し付けられて吸引手段7の吸引により保持され、搬送ベルト6の移動により次の製版待機位置まで搬送することができる。
2.第2実施形態(図2)
(1)構成
本例の製版装置1’で使用されるマスターSは、第1の例と同様のロール状のマスターSであるが、本例のマスターSは、第1の例のマスターSとは繰り出し方向が逆であり、下方から上方に向けてマスターSを送り出すようになっている。このロールRには、第1の例と同様にバックテンション付与手段が設けられている。
本例の製版装置1’は、第1の例と同様、サーマルヘッド3(TPH3)とプラテンローラ4からなる製版手段2を有している。図示のように、本例の製版手段2は、マスターSのロールRの中心よりも高い位置にあり、マスターSのロールRの下側から繰り出されるマスターSをローラ11で水平横方向に導いて製版する。
本例の製版装置1’は、製版手段2の下流の略同一高さの位置に、製版されたマスターSをさらに下流に向けて搬送するローラ対からなるロードローラ12が設けられている。
本例の製版装置1’では、第1の例と同様の熱線10が、製版手段2とロードローラ12の間において、張力を以て張設されたマスターSの上面に接するように固定して配置されている。
(2)作用
本例では、製版されたマスターSを切断する時以外は、マスターSが製版手段2とロードローラ12の間で弛みを生じて熱線10に接触しないように、ロードローラ12の駆動速度が調整される。具体的には、製版時には、マスターSはロールRから繰り出されて製版手段2で連続的に製版されていく。ここで製版手段2の手前にあるマスターSにはバックテンション付与手段で張力が与えられるので、マスターSのロールRと製版手段2の間ではマスターSは張りつめた状態にある。これに対し、ロードローラ12によるマスターSの搬送速度は、製版手段2におけるマスターSの送り速度よりもやや小さく設定されているので、図2において鎖線で示すように、製版手段2とロードローラ12の間にあるマスターSには下方に向けた弛みが生じるので、熱線10に接触することはない。なお熱線10には適当なタイミングで通電が開始され、製版完了時にはマスターSの切断に適した温度に達しているようにする。
製版が完了すると、製版手段2の作動が停止し、ロードローラ12がそのままマスターSの搬送を継続する。製版手段2とロードローラ12の間にあるマスターSは、張力を与えられて前記適正温度に到達した状態の熱線10に張力を以て接触するので、熱で速やかに切断され、これによって一版分の製版済みマスターSが得られる。
3.各実施形態の効果
各実施形態の製版装置1,1’によれば、マスターの切断手段を所定位置に固定して配置した1本の熱線10で構成できるので、配置箇所の自由度が向上するとともに、切断手段の駆動機構が不要になって構造が簡素化され、製版装置を全体として小型化できる。
製版装置の小型化に伴い、印刷に必要なマスターの一版分の長さを短縮し、部品コストを低減し、組立の簡易化が可能になり、製造コストも抑えることができる。
マスターに張力を加えて切れやすい状態にした上で熱線10に接触させて切断するので、熱線10に加える熱量を低くすることができる。
マスターに張力を加えた状態で切断するので、切断後、マスターは瞬時に熱線10から離れて熱線10に巻き付くことがない。また、マスターの切断面もきれいである。
本考案の第1実施形態に係る製版装置の構造図である。 本考案の第2実施形態に係る製版装置の構造図である。
符号の説明
1,1’…製版装置
2…製版手段
5…吸引搬送手段
10…熱線
12…ロードローラ
S…マスター
R…マスターのロール

Claims (6)

  1. ロール状に巻装されて回動自在に配置され、所定の経路に沿って送り出される長帯状のマスターと、
    前記経路の中途に設けられ、前記マスターを挟持して搬送しながら前記マスターを感熱穿孔する製版手段と、
    前記経路の近傍の所定位置に固定して配置され、通電により適正温度に加熱されて接触した前記マスターを切断する熱線と、
    を有することを特徴とする製版装置。
  2. 前記熱線が、ロール状に巻装された前記マスターと前記製版手段の間に配置されており、
    さらに、送り出された前記マスターに張力を与えるバックテンション付与手段がロール状に巻装された前記マスターを支持する支持部材に設けられており、
    製版時には前記マスターは前記バックテンション付与手段により張力を与えられて前記熱線に接触しながら搬送され、製版された前記マスターを切断する時には前記マスターは前記バックテンション付与手段により張力を与えられて熱線に接触した状態で停止しており、前記熱線に通電して前記適正温度に到達した時に前記マスターが切断されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の製版装置。
  3. 前記熱線が、ロール状に巻装された前記マスターと前記製版手段の間に配置されており、
    さらに、前記熱線の下方に配置されて送り出された前記マスターを吸着して搬送する吸引搬送手段と、ロール状に巻装された前記マスターを支持する支持部材に設けられて送り出された前記マスターに張力を与えるバックテンション付与手段とを有しており、
    製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターは前記吸引搬送手段に吸着されて搬送され、製版された前記マスターを切断する時には前記マスターは前記吸引搬送手段から離れて前記バックテンション付与手段により張力を与えられて前記適正温度に到達した状態にある前記熱線に接触するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の製版装置。
  4. 前記吸引搬送手段が、一対のローラにベルトを掛け回して回転駆動される搬送ベルトと、前記ベルト上に前記マスターを吸着する吸引手段とを有しており、
    前記搬送ベルトの上流側の前記ローラが、搬送される前記マスターの下側から当接するように前記搬送ベルトが配置されており、
    前記搬送ベルトの上流側の前記ローラと前記製版手段で前記マスターが挟持される位置とを結ぶ平面と、該平面よりも下方にある前記搬送ベルトの上面との間にある空間内又は前記平面と接する位置に、前記熱線が配置されていることを特徴とする請求項3記載の製版装置。
  5. 前記製版手段がサーマルヘッドとプラテンローラで構成され、
    前記熱線が、前記製版手段の下流に配置されており、
    さらに、前記熱線の下流に配置されて前記マスターを搬送するロードローラを有しており、
    製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターが、前記製版手段と前記ロードローラの間で弛みを生じて前記熱線に接触しないように搬送され、
    製版された前記マスターを切断する時には前記マスターが前記製版手段と前記ロードローラの間で張力を与えられて前記熱線に接触するように前記ロードローラの駆動速度が前記プラテンローラの駆動速度よりも高速となるように制御されることを特徴とする請求項1記載の製版装置。
  6. 前記製版手段がサーマルヘッドとプラテンローラで構成され、
    前記熱線が、前記製版手段の下流に配置されており、
    さらに、前記熱線の下流に配置されて前記マスターを搬送するロードローラを有しており、
    製版された前記マスターを切断する時以外は前記マスターが、前記製版手段と前記ロードローラの間で弛みを生じて前記熱線に接触しないように搬送され、
    製版された前記マスターを切断する時には前記プラテンローラの回転を停止させ、前記ロードローラのみを回転させ、
    前記マスターが前記製版手段と前記ロードローラの間で張力を与えられて前記熱線に接触するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の製版装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009107226A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Riso Kagaku Corp マスターオートローディング装置および孔版印刷装置

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