JP3402663B2 - スカーフカット面を有するベニヤ単板の接合装置 - Google Patents
スカーフカット面を有するベニヤ単板の接合装置Info
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- JP3402663B2 JP3402663B2 JP11782793A JP11782793A JP3402663B2 JP 3402663 B2 JP3402663 B2 JP 3402663B2 JP 11782793 A JP11782793 A JP 11782793A JP 11782793 A JP11782793 A JP 11782793A JP 3402663 B2 JP3402663 B2 JP 3402663B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スカーフカット面を
有するベニヤ単板の接合装置に関するものである。
有するベニヤ単板の接合装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、ベニヤ単板(以下、ベニヤ単板を単
板と称す。)の繊維方向の前端部及び後端部にスカーフ
カット面を有するベニヤ単板に、塗布位置で、前端部及
び後端部のスカーフカット面の少なくともどちらかに熱
硬化性接着剤(以下、熱硬化性接着剤を接着剤と称
す。)を塗布し、次に接合位置で接合する装置に於て、
接合位置で単板を接合する時は、接合位置に単板の後端
部と次の単板の前端部が揃ってから、前記単板の後端部
と前記次の単板の前端部を、接合部(接合位置の近
辺。)で単板の表裏両側に各々配備した加熱板で圧接し
て、接着剤で接合していた。いわゆる、単板の後端部と
次の単板の前端部の両方が揃うまでは、前記単板の後端
部と加熱板とを圧接させていないのである。
板と称す。)の繊維方向の前端部及び後端部にスカーフ
カット面を有するベニヤ単板に、塗布位置で、前端部及
び後端部のスカーフカット面の少なくともどちらかに熱
硬化性接着剤(以下、熱硬化性接着剤を接着剤と称
す。)を塗布し、次に接合位置で接合する装置に於て、
接合位置で単板を接合する時は、接合位置に単板の後端
部と次の単板の前端部が揃ってから、前記単板の後端部
と前記次の単板の前端部を、接合部(接合位置の近
辺。)で単板の表裏両側に各々配備した加熱板で圧接し
て、接着剤で接合していた。いわゆる、単板の後端部と
次の単板の前端部の両方が揃うまでは、前記単板の後端
部と加熱板とを圧接させていないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】故に、前記従来装置で
は、単板の後端部又は次の単板の前端部が、接着剤の接
合温度に達するまでは、接着剤の温度は接合温度に達す
ることができないのである。いわゆる、加熱板で圧接し
ても、接着剤の温度はすぐには、接着剤の接合温度に達
することができず、接合するための時間が長く、生産性
が悪かった。
は、単板の後端部又は次の単板の前端部が、接着剤の接
合温度に達するまでは、接着剤の温度は接合温度に達す
ることができないのである。いわゆる、加熱板で圧接し
ても、接着剤の温度はすぐには、接着剤の接合温度に達
することができず、接合するための時間が長く、生産性
が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、前記
従来装置の欠陥を解消すべく開発したものであり、具体
的には、単板の繊維方向の前端部及び後端部にスカーフ
カット面を有する単板に、塗布位置で、前端部及び後端
部のスカーフカット面の少なくともどちらかに熱硬化性
接着剤を塗布し、次に接合位置で接合する装置に於て、
接合位置で単板の搬送路の上下に少なくとも一方が上下
移動自在な一対の加熱板を配備し、単板の後端部の表裏
面のスカーフカット面が形成された側と反対側の面であ
って少なくともスカーフカット側の先端から繊維方向で
所定長さの部分を、一方の加熱板に圧接させるべく単板
又は一方の加熱板を移動させる後端部圧接機構と、前記
後端部と次の単板の前端部とを、他方の加熱板を移動さ
せて前記一方の加熱板とで圧接する前端部後端部圧接機
構を設けたことを特徴とするスカーフカット面を有する
単板の接合装置(請求項1)と、単板の繊維方向の前端
部及び後端部にスカーフカット面を有する単板に、塗布
位置で、前端部及び後端部のスカーフカット面の少なく
ともどちらかに熱硬化性接着剤を塗布し、次に接合位置
で接合する装置に於て、接合位置で単板の搬送路の上下
のいずれか一方は所定間隔をおいた所定位置で、他方は
上下移動自在な一対の加熱板を配備し、単板の後端部の
表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対側の面
であって少なくともスカーフカット側の先端から繊維方
向で所定長さの部分を、一方の加熱板に向けて移動させ
て前記先端側から圧接させる後端部圧接機構と、前記後
端部圧接機構で前記所定長さの部分を前記一方の加熱板
に圧接させている時に、前記後端部と次の単板の前端部
とを、他方の加熱板を移動させて前記一方の加熱板とで
圧接する前端部後端部圧接機構を設けたことを特徴とす
るスカーフカット面を有する単板の接合装置(請求項
2)を提供する。
従来装置の欠陥を解消すべく開発したものであり、具体
的には、単板の繊維方向の前端部及び後端部にスカーフ
カット面を有する単板に、塗布位置で、前端部及び後端
部のスカーフカット面の少なくともどちらかに熱硬化性
接着剤を塗布し、次に接合位置で接合する装置に於て、
接合位置で単板の搬送路の上下に少なくとも一方が上下
移動自在な一対の加熱板を配備し、単板の後端部の表裏
面のスカーフカット面が形成された側と反対側の面であ
って少なくともスカーフカット側の先端から繊維方向で
所定長さの部分を、一方の加熱板に圧接させるべく単板
又は一方の加熱板を移動させる後端部圧接機構と、前記
後端部と次の単板の前端部とを、他方の加熱板を移動さ
せて前記一方の加熱板とで圧接する前端部後端部圧接機
構を設けたことを特徴とするスカーフカット面を有する
単板の接合装置(請求項1)と、単板の繊維方向の前端
部及び後端部にスカーフカット面を有する単板に、塗布
位置で、前端部及び後端部のスカーフカット面の少なく
ともどちらかに熱硬化性接着剤を塗布し、次に接合位置
で接合する装置に於て、接合位置で単板の搬送路の上下
のいずれか一方は所定間隔をおいた所定位置で、他方は
上下移動自在な一対の加熱板を配備し、単板の後端部の
表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対側の面
であって少なくともスカーフカット側の先端から繊維方
向で所定長さの部分を、一方の加熱板に向けて移動させ
て前記先端側から圧接させる後端部圧接機構と、前記後
端部圧接機構で前記所定長さの部分を前記一方の加熱板
に圧接させている時に、前記後端部と次の単板の前端部
とを、他方の加熱板を移動させて前記一方の加熱板とで
圧接する前端部後端部圧接機構を設けたことを特徴とす
るスカーフカット面を有する単板の接合装置(請求項
2)を提供する。
【0005】
【作用】前記の構成では、単板が搬送されてきて、前記
単板の後端部が接合位置に達すると、後端部圧接機構が
作動して、前記単板の後端部の表裏面のスカーフカット
面が形成された側と反対側の面であって少なくともスカ
ーフカット側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、
接合位置における単板の搬送路の上下に各々配備した一
方の加熱板に圧接させる。そして、次の単板が搬送され
てきて、前記次の単板の前端部が接合位置に達すると、
前端部後端部圧接機構が作動して、前記次の単板の前端
部と前記単板の後端部とを、他方の加熱板を移動させ
て、一方の加熱板とで圧接する。そして、接着剤が接合
温度に達してから、定時間経過すると、前記次の単板の
前端部のスカーフカット面と前記単板の後端部のスカー
フカット面とが接着剤にて接合される。いわゆる、前記
単板の後端部が予め接合温度にほぼ達しているので、接
着剤の温度が早く接合温度に達し、結果的に接合時間が
短くなるのである。
単板の後端部が接合位置に達すると、後端部圧接機構が
作動して、前記単板の後端部の表裏面のスカーフカット
面が形成された側と反対側の面であって少なくともスカ
ーフカット側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、
接合位置における単板の搬送路の上下に各々配備した一
方の加熱板に圧接させる。そして、次の単板が搬送され
てきて、前記次の単板の前端部が接合位置に達すると、
前端部後端部圧接機構が作動して、前記次の単板の前端
部と前記単板の後端部とを、他方の加熱板を移動させ
て、一方の加熱板とで圧接する。そして、接着剤が接合
温度に達してから、定時間経過すると、前記次の単板の
前端部のスカーフカット面と前記単板の後端部のスカー
フカット面とが接着剤にて接合される。いわゆる、前記
単板の後端部が予め接合温度にほぼ達しているので、接
着剤の温度が早く接合温度に達し、結果的に接合時間が
短くなるのである。
【0006】
【実施例】以下、本発明を接合装置に実施した一実施例
を図面に従って説明する。図1は接合装置の概略を示す
実施例の側面部分断面図、図2は接合部側面拡大図、図
3は図2中のE−E矢視図、図4は接合作用図、図5、
図6、図7は他の実施例の接合部側面拡大図である。
尚、実施例に於いて、単板の搬送直交方向に軸線を有す
るロール1、3、7、13、43及び45のロール幅
は、単板の搬送方向と直交する方向の幅以上の長さとす
る。
を図面に従って説明する。図1は接合装置の概略を示す
実施例の側面部分断面図、図2は接合部側面拡大図、図
3は図2中のE−E矢視図、図4は接合作用図、図5、
図6、図7は他の実施例の接合部側面拡大図である。
尚、実施例に於いて、単板の搬送直交方向に軸線を有す
るロール1、3、7、13、43及び45のロール幅
は、単板の搬送方向と直交する方向の幅以上の長さとす
る。
【0007】接合装置のフレーム(図示せず)には、単
板を搬送するための上下一対の搬入ロール1、3、搬出
ロール43、45が単板の搬送直交方向に軸線を有し、
周面が互いに当接し合うよう回転可能に支持され、且つ
下方に位置する夫々の搬入ロール3、搬出ロール45に
は、電動モータ(図示せず)がクラッチ機構(図示せ
ず)を介して連結され、クラッチ機構の継断動作によ
り、単板が適宜間欠的に搬送される。
板を搬送するための上下一対の搬入ロール1、3、搬出
ロール43、45が単板の搬送直交方向に軸線を有し、
周面が互いに当接し合うよう回転可能に支持され、且つ
下方に位置する夫々の搬入ロール3、搬出ロール45に
は、電動モータ(図示せず)がクラッチ機構(図示せ
ず)を介して連結され、クラッチ機構の継断動作によ
り、単板が適宜間欠的に搬送される。
【0008】単板を検知する検知器5(光電管又はリミ
ットスイッチ等)は、搬送される単板の搬送直交方向に
配列された複数の検知器であり、適宜の取り付け具(図
示せず)を介してフレームに取り付けられている。
ットスイッチ等)は、搬送される単板の搬送直交方向に
配列された複数の検知器であり、適宜の取り付け具(図
示せず)を介してフレームに取り付けられている。
【0009】塗布部(塗布位置の近辺)には、糊ロール
13と調整ロール7が、糊ロール13と調整ロール7と
の隙間が任意に調整可能に後述する支持メタル11にて
回転可能に支持され、更に糊ロール13には電動モータ
(図示せず)が連結され、矢印方向に回転する。又、調
整ロール7は糊ロール13に従動する。
13と調整ロール7が、糊ロール13と調整ロール7と
の隙間が任意に調整可能に後述する支持メタル11にて
回転可能に支持され、更に糊ロール13には電動モータ
(図示せず)が連結され、矢印方向に回転する。又、調
整ロール7は糊ロール13に従動する。
【0010】支持メタル11は、軸15を介して回動可
能にフレームに取り付けられ、シリンダ9(エアシリン
ダ、オイルシリンダ等を含む。)のロッド部が支持メタ
ル11に回動可能に取り付けられている。又、シリンダ
9のシリンダチューブの取付部が、取付具19を介し
て、回動可能にフレームに取り付けられている。そし
て、接着剤17は、糊ロール13、調整ロール7、支持
メタル11にて保持され、そして前記接着剤17が減っ
た時、検知器(図示せず)及び接着剤供給装置(図示せ
ず)にて供給される。
能にフレームに取り付けられ、シリンダ9(エアシリン
ダ、オイルシリンダ等を含む。)のロッド部が支持メタ
ル11に回動可能に取り付けられている。又、シリンダ
9のシリンダチューブの取付部が、取付具19を介し
て、回動可能にフレームに取り付けられている。そし
て、接着剤17は、糊ロール13、調整ロール7、支持
メタル11にて保持され、そして前記接着剤17が減っ
た時、検知器(図示せず)及び接着剤供給装置(図示せ
ず)にて供給される。
【0011】接合部(接合位置の近辺)には、単板の搬
送直交方向に単板の幅以上の長さの加熱板37、39が
接合部における単板の搬送路の上下に各々配備され、且
つ加熱板37、39にはヒータ又は蒸気等の加熱体(図
示せず)が内蔵され、接着剤の硬化温度以上に加熱され
ている。尚、下方に位置する加熱板39の下部には、前
端部後端部圧接機構であるところのシリンダ21のロッ
ド部が回動可能に取付具22を介して取り付けられてい
る。又、シリンダ21のシリンダチューブの取付部は、
取付具23を介して、回動可能にフレームに取り付けら
れている。
送直交方向に単板の幅以上の長さの加熱板37、39が
接合部における単板の搬送路の上下に各々配備され、且
つ加熱板37、39にはヒータ又は蒸気等の加熱体(図
示せず)が内蔵され、接着剤の硬化温度以上に加熱され
ている。尚、下方に位置する加熱板39の下部には、前
端部後端部圧接機構であるところのシリンダ21のロッ
ド部が回動可能に取付具22を介して取り付けられてい
る。又、シリンダ21のシリンダチューブの取付部は、
取付具23を介して、回動可能にフレームに取り付けら
れている。
【0012】更に、加熱板39の上面Uと単板搬送方向
下手側端面Rと直交する角部S(図2、図3参照)に、
軸芯が同じになる様に軸29が、加熱板39の単板搬送
直交方向両端部に取り付けられている。そして、前記軸
29と後端部圧接機構であるところの補助シリンダ25
のロッド部とが回動可能に取り付けられている。又補助
シリンダ25のシリンダチューブの取付部は、取付具2
7を介して、ロッドが略上下に直線移動すべく、フレー
ムに固定されて取り付けられている。
下手側端面Rと直交する角部S(図2、図3参照)に、
軸芯が同じになる様に軸29が、加熱板39の単板搬送
直交方向両端部に取り付けられている。そして、前記軸
29と後端部圧接機構であるところの補助シリンダ25
のロッド部とが回動可能に取り付けられている。又補助
シリンダ25のシリンダチューブの取付部は、取付具2
7を介して、ロッドが略上下に直線移動すべく、フレー
ムに固定されて取り付けられている。
【0013】検知器5の信号に基づいて、搬入ロール
1、3、搬出ロール43、45、シリンダ9、21、補
助シリンダ25の作動を、制御する制御器(図示せず)
を設ける。
1、3、搬出ロール43、45、シリンダ9、21、補
助シリンダ25の作動を、制御する制御器(図示せず)
を設ける。
【0014】次に、上記のように構成された実施例の作
用を図1、図2、図3及び図4に従って説明する。先
ず、始動時の状態は、単板B、B1、B2が無い状態で
あり、そして後端部にスカーフカット面を有する単板A
の後端部が、検知器5の箇所を後端部が通過した際の後
端検知信号が送られた制御器からの信号で、接合位置
(図1、図2、図4のa参照)に示す位置に至るとロー
ル43、45が停止し、且つ補助シリンダ25が作動し
て、補助シリンダ25のロッド部が軸29を略上方へ直
線移動させることにより、加熱板39の上面Uと単板搬
送方向下手側端部Rとで交わる角部S(軸29の軸芯と
同一延長上)を略上方へ直線移動させ、前記単板Aの後
端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対
側の面であって少なくともスカーフカット側の先端から
繊維方向で所定長さの部分を、加熱板39の角部Sで加
熱板37に先端側より圧接させた状態とする。その結
果、前記単板Aの後端部が加熱される。次に、単板の前
端部及び後端部にスカーフカット面を有し、且つ繊維方
向の長さが、搬入ロール1、3から接合位置までの距離
より長い単板Bが、搬入ロール1、3の作動により繊維
方向に搬送され、単板Bの前端部が検知器5に達する
と、検知器5より前端検知信号が制御器に送られる。こ
の時、前記後端部の先端は単板の搬送路より上に移動さ
せられて加熱板37に圧接されているので、次の単板の
先端が前記後端部の先端にぶつかることはない。
用を図1、図2、図3及び図4に従って説明する。先
ず、始動時の状態は、単板B、B1、B2が無い状態で
あり、そして後端部にスカーフカット面を有する単板A
の後端部が、検知器5の箇所を後端部が通過した際の後
端検知信号が送られた制御器からの信号で、接合位置
(図1、図2、図4のa参照)に示す位置に至るとロー
ル43、45が停止し、且つ補助シリンダ25が作動し
て、補助シリンダ25のロッド部が軸29を略上方へ直
線移動させることにより、加熱板39の上面Uと単板搬
送方向下手側端部Rとで交わる角部S(軸29の軸芯と
同一延長上)を略上方へ直線移動させ、前記単板Aの後
端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対
側の面であって少なくともスカーフカット側の先端から
繊維方向で所定長さの部分を、加熱板39の角部Sで加
熱板37に先端側より圧接させた状態とする。その結
果、前記単板Aの後端部が加熱される。次に、単板の前
端部及び後端部にスカーフカット面を有し、且つ繊維方
向の長さが、搬入ロール1、3から接合位置までの距離
より長い単板Bが、搬入ロール1、3の作動により繊維
方向に搬送され、単板Bの前端部が検知器5に達する
と、検知器5より前端検知信号が制御器に送られる。こ
の時、前記後端部の先端は単板の搬送路より上に移動さ
せられて加熱板37に圧接されているので、次の単板の
先端が前記後端部の先端にぶつかることはない。
【0015】更に、単板Bが搬送されて、前記単板Bの
前端部が、塗布位置(図1の二点鎖線で示すB1の状
態)に達すると、制御器からの信号で、シリンダ9を作
動させて、支持メタル11を矢印Y方向に回動させる。
前記回動にともない、糊ロール13が単板Bの前端部の
スカーフカット面に当接して、糊ロール13上の接着剤
が、前記スカーフカット面に塗布される。
前端部が、塗布位置(図1の二点鎖線で示すB1の状
態)に達すると、制御器からの信号で、シリンダ9を作
動させて、支持メタル11を矢印Y方向に回動させる。
前記回動にともない、糊ロール13が単板Bの前端部の
スカーフカット面に当接して、糊ロール13上の接着剤
が、前記スカーフカット面に塗布される。
【0016】更に、単板Bが搬送されて、単板Bの前端
部が、接合位置(図1、図2の二点鎖線で示すB2の状
態及び図4のbの実線で示すBの状態を参照)である単
板Aの後端部に相対する位置に達すると、制御器からの
信号で、搬入ロール1、3を制動させると同時に、加熱
板39を上動させるべくシリンダ21を作動させる。こ
の時、加熱板39は図4のb乃至図4のcに示す様に、
単板Aの後端部を加熱板37に圧接している角部Sを支
点として、矢印P方向に回動して、単板Aの後端部と次
の単板Bの前端部とを加熱板37、39で加熱圧接し、
単板Aの後端部のスカーフカット面と次の単板Bの前端
部のスカーフカット面とを接着剤17で接合する。任意
設定時間後、図4のc乃至図4のdに示す様に、加熱板
39を下動させるべくシリンダ21、補助シリンダ25
を各々作動させる。次に、搬入ロール1、3、搬出ロー
ル43、45を作動させて、接合された単板A、Bを矢
印方向に搬送する。そして、前記接合された単板A、B
が搬送されて、単板Bの後端部が検知器5に達すると、
検知器5より後端検知信号が制御器に送られる。更に前
記接合された単板A、Bが搬送されて、前記と同様に単
板Bの後端部が図4のeに示す様に前の単板Aの後端部
と同じ位置の接合位置に達すると、制御器からの信号
で、シリンダ9を作動させて、支持メタル11を矢印X
方向に回動させると同時に、搬出ロール43、45を制
動し、単板Bの後端部を接合位置に停止させ、且つ図4
のaに示す様に、加熱板39の角部Sで単板Bの後端部
の表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対側の
面であって少なくともスカーフカット側の先端から繊維
方向で所定長さの部分を、上方の加熱板37に先端側よ
り圧接すべく、補助シリンダ25を作動させる。上記動
作の繰り返しにより、接着剤の接合温度にほぼ達してい
る先の単板の後端部のスカーフカット面と次の単板の前
端部のスカーフカット面とを接着剤で接合するのであ
る。その結果、単板の後端部が予め、接合温度にほぼ達
しているので、単板の後端部と次の単板の前端部を両方
の加熱板37、39で圧接した時、スカーフカット面の
接着剤が早く接合温度に達する。故に、単板の後端部の
スカーフカット面と次の単板の前端部のスカーフカット
面を接着剤で接合する時の接合時間が短くなる。又、本
願実施例の加熱板39は、後端部圧接機構と前端部後端
部圧接機構の両方の構成の要部を兼ねているので本願装
置の構成を簡略にすることができる。
部が、接合位置(図1、図2の二点鎖線で示すB2の状
態及び図4のbの実線で示すBの状態を参照)である単
板Aの後端部に相対する位置に達すると、制御器からの
信号で、搬入ロール1、3を制動させると同時に、加熱
板39を上動させるべくシリンダ21を作動させる。こ
の時、加熱板39は図4のb乃至図4のcに示す様に、
単板Aの後端部を加熱板37に圧接している角部Sを支
点として、矢印P方向に回動して、単板Aの後端部と次
の単板Bの前端部とを加熱板37、39で加熱圧接し、
単板Aの後端部のスカーフカット面と次の単板Bの前端
部のスカーフカット面とを接着剤17で接合する。任意
設定時間後、図4のc乃至図4のdに示す様に、加熱板
39を下動させるべくシリンダ21、補助シリンダ25
を各々作動させる。次に、搬入ロール1、3、搬出ロー
ル43、45を作動させて、接合された単板A、Bを矢
印方向に搬送する。そして、前記接合された単板A、B
が搬送されて、単板Bの後端部が検知器5に達すると、
検知器5より後端検知信号が制御器に送られる。更に前
記接合された単板A、Bが搬送されて、前記と同様に単
板Bの後端部が図4のeに示す様に前の単板Aの後端部
と同じ位置の接合位置に達すると、制御器からの信号
で、シリンダ9を作動させて、支持メタル11を矢印X
方向に回動させると同時に、搬出ロール43、45を制
動し、単板Bの後端部を接合位置に停止させ、且つ図4
のaに示す様に、加熱板39の角部Sで単板Bの後端部
の表裏面のスカーフカット面が形成された側と反対側の
面であって少なくともスカーフカット側の先端から繊維
方向で所定長さの部分を、上方の加熱板37に先端側よ
り圧接すべく、補助シリンダ25を作動させる。上記動
作の繰り返しにより、接着剤の接合温度にほぼ達してい
る先の単板の後端部のスカーフカット面と次の単板の前
端部のスカーフカット面とを接着剤で接合するのであ
る。その結果、単板の後端部が予め、接合温度にほぼ達
しているので、単板の後端部と次の単板の前端部を両方
の加熱板37、39で圧接した時、スカーフカット面の
接着剤が早く接合温度に達する。故に、単板の後端部の
スカーフカット面と次の単板の前端部のスカーフカット
面を接着剤で接合する時の接合時間が短くなる。又、本
願実施例の加熱板39は、後端部圧接機構と前端部後端
部圧接機構の両方の構成の要部を兼ねているので本願装
置の構成を簡略にすることができる。
【0017】尚、実施例の塗布位置に単板Bの前端部が
達した時、単板Bを停止させた状態で、接着剤を前記前
端部のスカーフカット面に塗布しても良い。
達した時、単板Bを停止させた状態で、接着剤を前記前
端部のスカーフカット面に塗布しても良い。
【0018】次に他の実施例を示すと、図5は、加熱板
37に接しない位置に配備した補助アーム35と、補助
シリンダ25で後端部圧接機構を構成し、補助シリンダ
25の作動により、補助アーム35を矢印Q方向に回動
させて、単板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形
成された側と反対側の面であって少なくともスカーフカ
ット側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、加熱板
37に先端側より圧接させる様に構成した時の他の実施
例である。但し、他の構成部材及び作用に付いては、上
述の実施例と同じである。
37に接しない位置に配備した補助アーム35と、補助
シリンダ25で後端部圧接機構を構成し、補助シリンダ
25の作動により、補助アーム35を矢印Q方向に回動
させて、単板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形
成された側と反対側の面であって少なくともスカーフカ
ット側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、加熱板
37に先端側より圧接させる様に構成した時の他の実施
例である。但し、他の構成部材及び作用に付いては、上
述の実施例と同じである。
【0019】更に図6は、補助バー31、補助シリンダ
25で後端部圧接機構を構成し、補助シリンダ25の作
動により、補助バー31を略上方へ直線移動させて、単
板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側
と反対側の面であって少なくともスカーフカット側の先
端から繊維方向で所定長さの部分を、加熱板37に先端
側より圧接させる様に構成した時の他の実施例である。
そして、加熱板39は略上方へ直線移動すべくシリンダ
21のシリンダチューブの取付部が、フレームに固定さ
れて取り付けられている。但し、他の構成部材及び作用
に付いては、上述の実施例と同じである。
25で後端部圧接機構を構成し、補助シリンダ25の作
動により、補助バー31を略上方へ直線移動させて、単
板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側
と反対側の面であって少なくともスカーフカット側の先
端から繊維方向で所定長さの部分を、加熱板37に先端
側より圧接させる様に構成した時の他の実施例である。
そして、加熱板39は略上方へ直線移動すべくシリンダ
21のシリンダチューブの取付部が、フレームに固定さ
れて取り付けられている。但し、他の構成部材及び作用
に付いては、上述の実施例と同じである。
【0020】更に図7は、補助バー31を固定し、単板
の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側と
反対側の面であって少なくともスカーフカット側の先端
から繊維方向で所定長さの部分を圧接する時は加熱板3
7を下動させ、そして単板の後端部と次の単板の前端部
とを圧接する時は、加熱板39を上動させる様に構成し
た時の他の実施例である。但し、他の構成部材及び作用
に付いては、上述の実施例と同じである。尚、このよう
な構成を本願の全ての実施例に応用することは可能であ
る。
の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成された側と
反対側の面であって少なくともスカーフカット側の先端
から繊維方向で所定長さの部分を圧接する時は加熱板3
7を下動させ、そして単板の後端部と次の単板の前端部
とを圧接する時は、加熱板39を上動させる様に構成し
た時の他の実施例である。但し、他の構成部材及び作用
に付いては、上述の実施例と同じである。尚、このよう
な構成を本願の全ての実施例に応用することは可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る装置では、単板の後端部が
予め、接合温度にほぼ達しているので、単板の後端部と
次の単板の前端部を両方の加熱板で圧接した時、スカー
フカット面の接着剤が早く接合温度に達する。故に、単
板の後端部のスカーフカット面と次の単板の前端部のス
カーフカット面を接着剤で接合する時の接合時間が短く
なる。
予め、接合温度にほぼ達しているので、単板の後端部と
次の単板の前端部を両方の加熱板で圧接した時、スカー
フカット面の接着剤が早く接合温度に達する。故に、単
板の後端部のスカーフカット面と次の単板の前端部のス
カーフカット面を接着剤で接合する時の接合時間が短く
なる。
【図1】実施例の側面部分断面図である。
【図2】実施例の接合部側面拡大図である。
【図3】図2中のE−E矢視図である。
【図4】実施例の接合作用図である。
【図5】他の実施例の接合部側面拡大図である。
【図6】他の実施例の接合部側面拡大図である。
【図7】他の実施例の接合部側面拡大図である。
1、3・・搬入ロール
5・・・・検知器
9、21・・シリンダ
13・・塗布ロール
17・・接着剤
25・・補助シリンダ
37、39・・加熱板
43、45・・搬出ロール
Claims (2)
- 【請求項1】 ベニヤ単板の繊維方向の前端部及び後端
部にスカーフカット面を有するベニヤ単板に、塗布位置
で、前端部及び後端部のスカーフカット面の少なくとも
どちらかに熱硬化性接着剤を塗布し、次に接合位置で接
合する装置に於て、接合位置でベニヤ単板の搬送路の上下に少なくとも一方
が上下移動自在な一対の 加熱板を配備し、 ベニヤ単板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成
された側と反対側の面であって少なくともスカーフカッ
ト側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、一方の加
熱板に圧接させるべくベニヤ単板又は一方の加熱板を移
動させる後端部圧接機構と、 前記後端部と次のベニヤ単板の前端部とを、他方の加熱
板を移動させて前記一方の加熱板とで圧接する前端部後
端部圧接機構を設けたことを特徴とするスカーフカット
面を有するベニヤ単板の接合装置。 - 【請求項2】 ベニヤ単板の繊維方向の前端部及び後端
部にスカーフカット面を有するベニヤ単板に、塗布位置
で、前端部及び後端部のスカーフカット面の少なくとも
どちらかに熱硬化性接着剤を塗布し、次に接合位置で接
合する装置に於て、接合位置でベニヤ単板の搬送路の上下のいずれか一方は
所定間隔をおいた所定位置で、他方は上下移動自在な一
対の 加熱板を配備し、 ベニヤ単板の後端部の表裏面のスカーフカット面が形成
された側と反対側の面であって少なくともスカーフカッ
ト側の先端から繊維方向で所定長さの部分を、一方の加
熱板に向けて移動させて前記先端側から圧接させる後端
部圧接機構と、 前記後端部圧接機構で前記所定長さの部分を前記一方の
加熱板に圧接させている時に、前記後端部と次のベニヤ
単板の前端部とを、他方の加熱板を移動させて前記一方
の加熱板とで圧接する前端部後端部圧接機構を設けたこ
とを特徴とするスカーフカット面を有するベニヤ単板の
接合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11782793A JP3402663B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スカーフカット面を有するベニヤ単板の接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11782793A JP3402663B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スカーフカット面を有するベニヤ単板の接合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304906A JPH06304906A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3402663B2 true JP3402663B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=14721231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11782793A Expired - Fee Related JP3402663B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | スカーフカット面を有するベニヤ単板の接合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3402663B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP11782793A patent/JP3402663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06304906A (ja) | 1994-11-01 |
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