JPH08107895A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH08107895A
JPH08107895A JP26802094A JP26802094A JPH08107895A JP H08107895 A JPH08107895 A JP H08107895A JP 26802094 A JP26802094 A JP 26802094A JP 26802094 A JP26802094 A JP 26802094A JP H08107895 A JPH08107895 A JP H08107895A
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image
memory
time
time phase
graphic
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JP26802094A
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English (en)
Inventor
Ken Ishihara
原 謙 石
Shinji Kishimoto
本 眞 治 岸
Kenji Nosaka
坂 賢 司 野
Satoshi Hanasaka
阪 智 花
Masafumi Sato
藤 雅 文 佐
Toshio Ogawa
川 俊 雄 小
Toshihiko Kono
野 敏 彦 河
Hiroshi Kanda
田 浩 神
Akira Sasaki
明 佐々木
Koji Tanabe
辺 浩 二 田
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波診断装置において、リアルタイムで表
示される断層像の心時相に合わせて上記断層像に関連す
る参照画像をリアルタイム像と同期再生し同一の画像表
示手段の画面に表示して両画像を比較観察する。 【構成】 被検体の断層像データ及び生体波の心時相情
報を記録するメモリ部3a,3bを超音波送受信部2と
DSC4との間に複数個並列に設け、これら複数個のメ
モリ部3a,3bのうち少なくとも1個にはリアルタイ
ム像及びその心時相のデータを記録すると共に、他のメ
モリ部には上記リアルタイム像に関連する参照画像及び
その心時相のデータを記録しておき、制御・グラフィッ
ク部8への操作入力により、各メモリ部に対し生体信号
検出部5で検出された生体波の特定時相より所定時相だ
け遡った時相又は所定時相だけ経過した時相から再生開
始を指示し、上記リアルタイム像の心時相に合わせて参
照画像をリアルタイム像と同期再生し同一の画像表示器
9の画面に表示するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用して被検
体内の診断部位について断層像データを時系列に複数フ
レーム記録すると共に生体信号を検出しその断層像及び
生体信号を表示する超音波診断装置に関し、特にリアル
タイムで表示される断層像の心時相に合わせて上記断層
像に関連する参照画像をリアルタイム像と同期再生し同
一の画像表示手段の画面に表示して両画像を比較観察す
ることができる超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波診断装置は、被検
体内に超音波を送受信する探触子と、この探触子を駆動
して超音波を発生させると共に受信した反射エコーの信
号を処理する超音波送受信部と、この超音波送受信部か
らの反射エコー信号をディジタル化し運動組織を含む被
検体内の断層像データを時系列に複数フレーム記録する
と共に該被検体から検出した生体波の心時相情報を記録
するメモリ部と、このメモリ部からのディジタル信号を
超音波ビームの走査線ごとに書き込んで画像データを形
成するディジタルスキャンコンバータと、上記被検体の
生体波を検出して生体信号を生成すると共に上記メモリ
部へ送出する生体信号検出手段と、制御・グラフィック
部から出力されるグラフィックデータを記憶するグラフ
ィックメモリと、上記ディジタルスキャンコンバータ及
びグラフィックメモリからの出力データを入力し画像表
示するために合成する合成部と、上記各構成要素の動作
を制御すると共に各種グラフィックデータを作成する制
御・グラフィック部と、上記合成部からの画像データを
アナログ変換し画像として表示する画像表示手段とを有
して成っていた。そして、上記画像表示手段の画面上
に、得られた超音波断層像と重畳して心電波形等の生体
信号を表示し、この生体信号により例えば心時相を把握
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の超音波診断装置においては、被検体について計測し
た断層像データ及び心時相情報を記録するメモリ部は1
個しか設けられていなかったので、上記被検体について
計測時に得られた断層像データ及び心時相情報は、画像
表示手段にモニタ表示しながら上記メモリ部に記録して
おき、次に観察する時には上記メモリ部からデータを再
生して上記画像表示手段に断層像及びその心時相を表示
していた。従って、ある被検体について計測してリアル
タイム像を表示しながら、そのリアルタイム像に関連す
る参照画像を、上記リアルタイム像と同時に再生し、同
一画面上で比較観察することはできなかった。これに対
して、従来は、ある被検体について計測しながらリアル
タイム像を一つの画像表示手段に表示し、関連する参照
画像は他の画像表示手段に別個に表示して比較観察して
いた。これでは、リアルタイム像の心時相に合わせて参
照画像を表示することはできず、両画像の心時相を合わ
せて正しく比較観察することはできなかった。また、上
記両画像の心時相のずれは、読影者が自分の頭の中でそ
のずれ量を修正しながら観察していたので、観察に熟練
を要すると共に主観的な個人差が入るものであった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、リアルタイムで表示される断層像の心時相に合わ
せて上記断層像に関連する参照画像をリアルタイム像と
同期再生し同一の画像表示手段の画面に表示して両画像
を比較観察することができる超音波診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波診断装置は、被検体内に超音波
を送受信する探触子と、この探触子を駆動して超音波を
発生させると共に受信した反射エコーの信号を処理する
超音波送受信部と、この超音波送受信部からの反射エコ
ー信号をディジタル化し運動組織を含む被検体内の断層
像データを時系列に複数フレーム記録すると共に該被検
体から検出した生体波の心時相情報を記録するメモリ部
と、このメモリ部からのディジタル信号を超音波ビーム
の走査線ごとに書き込んで画像データを形成するディジ
タルスキャンコンバータと、上記被検体の生体波を検出
して生体信号を生成すると共に上記メモリ部へ送出する
生体信号検出手段と、制御・グラフィック部から出力さ
れるグラフィックデータを記憶するグラフィックメモリ
と、上記ディジタルスキャンコンバータ及びグラフィッ
クメモリからの出力データを入力し画像表示するために
合成する合成部と、上記各構成要素の動作を制御すると
共に各種グラフィックデータを作成する制御・グラフィ
ック部と、上記合成部からの画像データをアナログ変換
し画像として表示する画像表示手段とを有する超音波診
断装置において、上記メモリ部を上記超音波送受信部と
ディジタルスキャンコンバータとの間に複数個並列に設
け、これら複数個のメモリ部のうち少なくとも1個には
リアルタイム像及びその心時相のデータを記録すると共
に、他のメモリ部には上記リアルタイム像に関連する参
照画像及びその心時相のデータを記録しておき、制御・
グラフィック部への操作入力により、各メモリ部に対し
生体信号検出手段で検出された生体波の特定時相より所
定時相だけ遡った時相又は所定時相だけ経過した時相か
ら再生開始を指示し、上記リアルタイム像の心時相に合
わせて参照画像をリアルタイム像と同期再生し同一の画
像表示手段の画面に表示するようにしたものである。
【0006】また、上記制御・グラフィック部には、複
数個のメモリ部のうち少なくとも1個のメモリ部に記録
された断層像データ及び心時相情報を転送して保存する
と共にこの保存したデータを読み出して上記複数個のメ
モリ部のうちいずれかのメモリ部へ転送する外部記憶装
置を接続すると効果的である。
【0007】
【作用】このように構成された超音波診断装置は、超音
波送受信部とディジタルスキャンコンバータとの間に複
数個並列に設けられたメモリ部のうち少なくとも1個に
はリアルタイム像及びその心時相のデータを記録すると
共に、他のメモリ部には上記リアルタイム像に関連する
参照画像及びその心時相のデータを記録しておき、制御
・グラフィック部への操作入力により、各メモリ部に対
し生体信号検出手段で検出された生体波の特定時相より
所定時相だけ遡った時相又は所定時相だけ経過した時相
から再生開始を指示することにより、上記リアルタイム
像の心時相に合わせて参照画像をリアルタイム像と同期
再生し同一の画像表示手段の画面に表示するように動作
する。これにより、リアルタイムで表示される断層像の
心時相に合わせて上記断層像に関連する参照画像をリア
ルタイム像と同期再生して両画像を比較観察することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による超音波診断装置の
実施例を示すブロック図である。この超音波診断装置
は、超音波を利用して被検体内の診断部位について断層
像データを時系列に複数フレーム記録すると共に生体信
号を検出しその断層像及び生体信号を表示するもので、
図1に示すように、探触子1と、超音波送受信部2と、
第一のメモリ部3aと、ディジタルスキャンコンバータ
(以下「DSC」と略称する)4と、生体信号検出部5
と、グラフィックメモリ6と、合成部7と、制御・グラ
フィック部8と、画像表示器9とを有し、さらに第二の
メモリ部3bとを備えて成る。
【0009】上記探触子1は、機械的または電子的にビ
ーム走査を行って被検体に超音波を送信及び受信するも
ので、図示省略したがその中には超音波の発生源である
と共に反射エコーを受信する複数の振動子が内蔵されて
いる。超音波送受信部2は、上記探触子1に対して駆動
パルスを送出して超音波を発生させると共に受信した反
射エコーの信号を処理するもので、図示省略したがその
中には、探触子1から被検体へ送波する超音波ビームを
形成するための公知の送波パルサ及び送波遅延回路と、
上記探触子1の各振動子で受信した反射エコー信号を増
幅する受波増幅器と、上記受信した各反射エコー信号の
位相を揃えて加算し受波の超音波ビームを形成する受波
遅延回路及び加算器等から成る整相回路とが内蔵されて
いる。そして、上記探触子1で超音波ビームを被検体の
体内で一定方向に走査させることにより、1枚の断層像
を得るようになっている。
【0010】第一のメモリ部3aは、上記超音波送受信
部2から出力される反射エコー信号をディジタル化し運
動組織を含む被検体内の断層像データを時系列に複数フ
レーム記録すると共に該被検体から検出した生体波の心
時相情報を記録するもので、その内部構成は、図1に示
すように、インタフェース10aと、断層像データを時
系列に複数フレーム記録するシネメモリ11aと、生体
波の心時相情報を心電波形として記録する生体信号メモ
リ12aと、上記シネメモリ11a及び生体信号メモリ
12aの読出し、書込みアドレスを制御するアドレス部
13aとから成る。なお、図示は省略したが、上記イン
タフェース10aの前段又は後段にはアナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換器が設けられてい
る。
【0011】前記DSC4は、上記第一のメモリ部3a
から出力されたディジタル信号を超音波ビームの1走査
線又は複数の走査線ごとにラインメモリに書き込んで画
像データを形成し、後述の合成部7へ送出するものであ
る。
【0012】前記生体信号検出部5は、被検体の例えば
心電波形などの生体波を検出して生体信号を生成するも
ので、被検体の手や足などに接触された心電電極14で
心拍信号をとらえ、図示省略したが内部構成回路で上記
心拍信号を増幅し、この増幅された信号から心拍波形の
R波頂点の信号を検出し、このR波信号の発生間隔を計
測するようにもなっている。そして、上記心電電極14
と生体信号検出部5とで、生体信号検出手段を構成して
いる。
【0013】グラフィックメモリ6は、後述の制御・グ
ラフィック部8から出力される各種図形等のグラフィッ
クデータを記憶するものである。また、合成部7は、上
記DSC4及びグラフィックメモリ6からの出力データ
を入力し画像表示するために合成するものである。
【0014】制御・グラフィック部8は、上記各構成要
素の動作を制御すると共に、各種図形等のグラフィック
データを作成するもので、例えばCPUから成り、入力
部15から操作者の操作により任意に入力される指令を
得て、所要の制御信号を各構成要素へ送出するようにな
っている。
【0015】さらに、画像表示器9は、上記合成部7か
ら出力される画像データをアナログビデオ信号に変換し
テレビ表示方式により画像として表示する画像表示手段
となるもので、例えばテレビモニタから成る。なお、図
示は省略したが、上記画像表示器9の前段にはディジタ
ル信号をアナログビデオ信号に変換するD/A変換器が
設けられている。
【0016】ここで、本発明においては、前記超音波送
受信部2とDSC4との間に、第二のメモリ部3bが前
記第一のメモリ部3aと並列に設けられている。この第
二のメモリ部3bも、第一のメモリ部3aと同様に、上
記超音波送受信部2から出力される反射エコー信号をデ
ィジタル化し運動組織を含む被検体内の断層像データを
時系列に複数フレーム記録すると共に該被検体から検出
した生体波の心時相情報を記録するもので、その内部構
成は、図1に示すように、インタフェース10bと、断
層像データを時系列に複数フレーム記録するシネメモリ
11bと、生体波の心時相情報を心電波形として記録す
る生体信号メモリ12bと、上記シネメモリ11b及び
生体信号メモリ12bの読出し、書込みアドレスを制御
するアドレス部13bとから成る。なお、図示は省略し
たが、上記インタフェース10bの前段又は後段にはア
ナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器が
設けられている。
【0017】そして、上記2個のメモリ部3a,3bの
うち1個にはリアルタイム像及びその心時相のデータを
記録すると共に、他のメモリ部には上記リアルタイム像
に関連する参照画像及びその心時相のデータを記録して
おき、入力部15に設けられたトラックボール、ジョイ
スティック、キースイッチ等による制御・グラフィック
部8への操作入力により、上記各メモリ部3a,3bに
対し、生体信号検出部5で検出された生体波の特定時相
より所定時相だけ遡った時相又は所定時相だけ経過した
時相から再生開始を指示し、リアルタイム像の心時相に
合わせて参照画像をリアルタイム像と同期再生し同一の
画像表示器9の画面に表示するようになっている。
【0018】次に、このように構成された超音波診断装
置において、被検体について計測したリアルタイム像の
心時相に合わせて参照画像をリアルタイム像と同期再生
し同一の画像表示器9の画面に表示する動作について、
図2を参照して説明する。まず、図1に示す超音波診断
装置の通常の動作により、図2に示すように、画像表示
器9の断層像表示領域E1の一半部に診断部位としての
例えば心臓の断層像16を表示すると共に、その下方の
生体信号表示領域E2の上部に生体信号としての心電波
形17を同時に表示する。このとき、図1に示す例えば
第二のメモリ部3b内のシネメモリ11bに数心拍分の
断層像16が動画として記録されると共に、生体信号メ
モリ12bに心電波形17が心時相に対応して記録され
る。次に、入力部15からの操作入力により、例えば第
一のメモリ部3a内のシネメモリ11a及び生体信号メ
モリ12aを、リアルタイム像の記録用のモードに切り
換える。これにより、上記第二のメモリ部3b内のシネ
メモリ11b及び生体信号メモリ12bは、リアルタイ
ム像に関連する参照画像の再生モードとなる。
【0019】この状態で、図1に示す入力部15を操作
し、図2に示すように表示される心電波形17上でR波
を基準としたシネ再生開始位置を入力する。このとき、
制御・グラフィック部8は、上記入力されたシネ再生開
始位置が特定時相としてのR波より遡った時相か又は経
過した時相かによって処理手順を変更する。
【0020】初めに、シネ再生開始位置がR波より所定
時相だけ遡った時相(例えば心臓の心収縮開始時)であ
る場合は、以下の処理を行う。まず、制御・グラフィッ
ク部8は、第二のメモリ部3b内の生体信号メモリ12
bを調べて、図2に示す心電波形17上のR波の位置を
把握し、上記入力されたシネ再生開始位置がR波より所
定時相だけ遡った時相、例えばR波より前のP波を含む
位置であることを判定する。次に、制御・グラフィック
部8は、上記入力された位置をシネ再生開始位置とすべ
く、第二のメモリ部3b内のアドレス部13bの読出し
アドレスを設定し、シネメモリ11b及び生体信号メモ
リ12bを待機させる。
【0021】次に、被検体についてリアルタイムでの診
断が開始されると、制御・グラフィック部8は、第一の
メモリ部3a内のシネメモリ11a及び生体信号メモリ
12aに対するリアルタイムの断層像及びその心時相の
データの入力から出力までの遅延時間を、R波からシネ
再生開始位置までの時間と同じ時間だけ遅延させる。そ
して、第一のメモリ部3a内のインタフェース10a
は、現に生体信号検出部5で計測中のリアルタイムでの
心電波形18(図2参照)上のR波を検出すると、この
R波の検出タイミングを制御・グラフィック部8へ出力
する。これにより、上記制御・グラフィック部8は、第
二のメモリ部3b内のアドレス部13bを前述のように
設定された読出しアドレスの指定番地で起動させ、シネ
メモリ11b及び生体信号メモリ12bをアクセスし
て、それぞれから読み出した断層像16(参照画像)及
びそれに対応する心電波形17のデータをDSC4へ転
送する。
【0022】このような処理により、図2に示すよう
に、画像表示器9の断層像表示領域E1の他半部に診断
部位としての例えば心臓の断層像19がリアルタイムで
表示されると共に、その下方の生体信号表示領域E2
下部に生体信号としての心電波形18がリアルタイムで
表示され、これと同時に、上記リアルタイム像(19)
の心時相(18)に合わせて参照画像(16)をリアル
タイム像(19)と同期再生し、同一の画像表示器9の
画面に表示することができる。この結果、参照画像(1
6)をリアルタイム像(19)と同期して再生表示し、
両画像を比較観察することができる。
【0023】次に、シネ再生開始位置がR波より所定時
相だけ経過した時相(例えば心臓の心収縮末期)である
場合は、以下の処理を行う。まず、制御・グラフィック
部8は、第二のメモリ部3b内の生体信号メモリ12b
を調べて、図2に示す心電波形17上のR波の位置を把
握し、前述の入力されたシネ再生開始位置がR波より所
定時相だけ経過した時相であることを判定する。次に、
制御・グラフィック部8は、上記入力された位置をシネ
再生開始位置とすべく、第二のメモリ部3b内のアドレ
ス部13bの読出しアドレスを設定し、シネメモリ11
b及び生体信号メモリ12bを待機させる。
【0024】次に、被検体についてリアルタイムでの診
断が開始されると、制御・グラフィック部8は、第一の
メモリ部3a内のシネメモリ11a及び生体信号メモリ
12aに対するリアルタイムの断層像及びその心時相の
データの入力から出力までの遅延時間を“0”に設定す
る。そして、第一のメモリ部3a内のインタフェース1
0aは、現に生体信号検出部5で計測中のリアルタイム
での心電波形18(図2参照)上のR波を検出すると、
このR波の検出タイミングを制御・グラフィック部8へ
出力する。これにより、上記制御・グラフィック部8
は、第二のメモリ部3b内のアドレス部13bを前述の
ように設定された読出しアドレスの指定番地で起動さ
せ、シネメモリ11b及び生体信号メモリ12bをアク
セスして、それぞれから読み出した断層像16(参照画
像)及びそれに対応する心電波形17のデータをDSC
4へ転送する。
【0025】このような処理により、図2に示すよう
に、画像表示器9の断層像表示領域E1の他半部に診断
部位としての例えば心臓の断層像19がリアルタイムで
表示されると共に、その下方の生体信号表示領域E2
下部に生体信号としての心電波形18がリアルタイムで
表示され、これと同時に、上記リアルタイム像(19)
の心時相(18)に合わせて参照画像(16)をリアル
タイム像(19)と同期再生し、同一の画像表示器9の
画面に表示することができる。この結果、参照画像(1
6)をリアルタイム像(19)と同期して再生表示し、
両画像を比較観察することができる。
【0026】なお、図2に示す画像表示例において、リ
アルタイム像(19)の心電波形18は、サーベイモー
ドにて逐次書き換えられている状態を示している。ま
た、符号20は、参照画像(16)及びリアルタイム像
(19)のそれぞれの心電波形17,18上での各断層
像の心時相を示す心時相マークを表している。この場
合、上記のようにリアルタイム像(19)の心電波形1
8がサーベイモードで書き換えられているので、心時相
マーク20は、心電波形18上で新しく書き換えられた
端部位に位置している。
【0027】図3は本発明の第二の実施例を示すブロッ
ク図である。この実施例は、図1に示す制御・グラフィ
ック部8に対して、複数個のメモリ部3a,3bのうち
少なくとも1個のメモリ部に記録された断層像データ及
び心時相情報を転送して保存すると共にこの保存したデ
ータを読み出して上記複数個のメモリ部のうちいずれか
のメモリ部へ転送する外部記憶装置21を接続したもの
である。この場合は、上記外部記憶装置21に、次々に
計測するリアルタイムの断層像19や心電波形18を保
存したり、参照画像として正常時の断層像16を保存し
ておき、任意にそれらのデータを読み出して再生するこ
とができる。従って、現に表示している診断画像につい
て正常又は異常の比較観察を行ったり、経時的な診断画
像を比較観察して治療効果を判定することができる。
【0028】なお、図1及び図3に示す実施例では、メ
モリ部を2個(3a,3b)並列に設けたものとした
が、本発明はこれに限らず、3個以上を並列に設けて、
図2に示す画像表示器9の画面には三つ以上の診断画像
を並べて表示するようにしてもよい。この場合は、参照
画像(16)として複数の画像を表示することができ、
リアルタイム像(19)と各種の比較観察を行うことが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
超音波送受信部とディジタルスキャンコンバータとの間
に複数個並列に設けられたメモリ部のうち少なくとも1
個にはリアルタイム像及びその心時相のデータを記録す
ると共に、他のメモリ部には上記リアルタイム像に関連
する参照画像及びその心時相のデータを記録しておき、
制御・グラフィック部への操作入力により、各メモリ部
に対し生体信号検出手段で検出された生体波の特定時相
より所定時相だけ遡った時相又は所定時相だけ経過した
時相から再生開始を指示することにより、上記リアルタ
イム像の心時相に合わせて参照画像をリアルタイム像と
同期再生し同一の画像表示手段の画面に表示することが
できる。これにより、リアルタイムで表示される断層像
の心時相に合わせて上記断層像に関連する参照画像をリ
アルタイム像と同期再生して両画像を比較観察すること
ができる。従って、従来のように参照画像を別個の画像
表示手段に表示して比較することなく、また読影者がリ
アルタイム像と参照画像との心時相のずれを頭の中で修
正することなく、熟練を要さずかつ主観的な個人差が入
らずに両画像を容易に比較観察して診断することができ
る。
【0030】また、図3に示すように、制御・グラフィ
ック部に外部記憶装置を接続したものにおいては、上記
外部記憶装置に、次々に計測するリアルタイムの断層像
や心電波形を保存したり、参照画像として正常時の断層
像を保存しておき、任意にそれらのデータを読み出して
再生することができる。従って、現に表示している診断
画像について正常又は異常の比較観察を行ったり、経時
的な診断画像を比較観察して治療効果を判定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波診断装置の実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】上記超音波診断装置の動作による参照画像とリ
アルタイム像との表示例を示す説明図である。
【図3】本発明の第二の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…探触子 2…超音波送受信部 3a…第一のメモリ部 3b…第二のメモリ部 4…DSC 5…生体信号検出部 6…グラフィックメモリ 7…合成部 8…制御・グラフィック部 9…画像表示器 11a,11b…シネメモリ 12a,12b…生体信号メモリ 13a,13b…アドレス部 15…入力部 16…断層像(参照画像) 17…参照画像の心電波形 18…リアルタイム像の心電波形 19…断層像(リアルタイム像) 21…外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野 坂 賢 司 東京都小平市回田町393番地 日立電子テ クノシステム株式会社内 (72)発明者 花 阪 智 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 佐 藤 雅 文 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 小 川 俊 雄 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 河 野 敏 彦 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 神 田 浩 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 佐々木 明 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 田 辺 浩 二 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内に超音波を送受信する探触子
    と、この探触子を駆動して超音波を発生させると共に受
    信した反射エコーの信号を処理する超音波送受信部と、
    この超音波送受信部からの反射エコー信号をディジタル
    化し運動組織を含む被検体内の断層像データを時系列に
    複数フレーム記録すると共に該被検体から検出した生体
    波の心時相情報を記録するメモリ部と、このメモリ部か
    らのディジタル信号を超音波ビームの走査線ごとに書き
    込んで画像データを形成するディジタルスキャンコンバ
    ータと、上記被検体の生体波を検出して生体信号を生成
    すると共に上記メモリ部へ送出する生体信号検出手段
    と、制御・グラフィック部から出力されるグラフィック
    データを記憶するグラフィックメモリと、上記ディジタ
    ルスキャンコンバータ及びグラフィックメモリからの出
    力データを入力し画像表示するために合成する合成部
    と、上記各構成要素の動作を制御すると共に各種グラフ
    ィックデータを作成する制御・グラフィック部と、上記
    合成部からの画像データをアナログ変換し画像として表
    示する画像表示手段とを有する超音波診断装置におい
    て、上記メモリ部を上記超音波送受信部とディジタルス
    キャンコンバータとの間に複数個並列に設け、これら複
    数個のメモリ部のうち少なくとも1個にはリアルタイム
    像及びその心時相のデータを記録すると共に、他のメモ
    リ部には上記リアルタイム像に関連する参照画像及びそ
    の心時相のデータを記録しておき、制御・グラフィック
    部への操作入力により、各メモリ部に対し生体信号検出
    手段で検出された生体波の特定時相より所定時相だけ遡
    った時相又は所定時相だけ経過した時相から再生開始を
    指示し、上記リアルタイム像の心時相に合わせて参照画
    像をリアルタイム像と同期再生し同一の画像表示手段の
    画面に表示するようにしたことを特徴とする超音波診断
    装置。
  2. 【請求項2】 上記制御・グラフィック部には、複数個
    のメモリ部のうち少なくとも1個のメモリ部に記録され
    た断層像データ及び心時相情報を転送して保存すると共
    にこの保存したデータを読み出して上記複数個のメモリ
    部のうちいずれかのメモリ部へ転送する外部記憶装置を
    接続したことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
    置。
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