JPH08106293A - 能動消音システム - Google Patents

能動消音システム

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JPH08106293A
JPH08106293A JP6268215A JP26821594A JPH08106293A JP H08106293 A JPH08106293 A JP H08106293A JP 6268215 A JP6268215 A JP 6268215A JP 26821594 A JP26821594 A JP 26821594A JP H08106293 A JPH08106293 A JP H08106293A
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JP
Japan
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noise
amplitude
sound
phase
vehicle
Prior art date
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JP6268215A
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English (en)
Inventor
Norio Sasajima
規雄 笹嶋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】新規に受音体を増設することなく車両騒音の消
音を行うこと。 【構成】能動消音システム1 は、エンジン制御ユニット
100 とスピーカー200 から構成。エンジン制御ユニット
100 は、エンジン制御ユニット100 の制御を司るCPU
101、RAM 及びROM より構成されエンジンの回転数や負
荷毎に最適な干渉音の振幅及び位相を記憶している消音
制御マップ102 、CPU 101の指令に基づき任意の振幅
及び位相にてSIN 波を発生するSIN波発生回路103 、
SIN波発生回路103 の出力を入力して増幅させるパワ
ーアンプ104 、スピーカー200 のマイク作動時にスピー
カー200 からの信号を周波数帯で選択増幅させる増幅回
路105 、増幅回路105 からの出力からエンジンの爆発と
同期する周波数成分の振幅と位相を抽出しCPU101 に
出力する振幅位相抽出回路106 から構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両走行時に発生する
騒音に対し干渉音を発生させて消音を行う能動消音シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン騒音に起因する車室内騒
音の能動的消音技術として、一般にエンジンの回転数
(基準角度)検出手段と負荷検出手段とからエンジンの
回転数と負荷を求め、消音制御マップを用いて消音対象
部に発生する騒音を予測し、その騒音と同振幅で逆位相
の干渉音を発生させ、その干渉音と騒音とを干渉させて
能動的な消音を行う方式、或いは、エンジンの回転数検
出手段と騒音検出手段とを用いて、高速のDSP(Digit
al Signal Processor)を介し、リアルタイムに干渉音を
発生させて能動的な消音を行う方式がある。
【0003】上記二つの能動消音方式のうち、後者の方
式については制御が複雑になり、製造コストが高くなる
という問題があり、また、前者の方式については後者の
方式に比べて制御が簡単で製造コストを低く抑えること
ができるという利点がある反面、騒音源が経時変化を生
じた場合には、制御が不適応となり異常音を発生しやす
いという問題点を有している。
【0004】このような問題点を解決するために、別体
の受音体を用いて消音量を検出し、消音制御マップを補
正する方式がさまざまに考案されており、例えば、特開
平5−265466号に示されるように、車室内に受音
体を設置して残留騒音を検出し、この残留騒音の値を用
いて消音制御マップ上の制御定数を補正することにより
残留騒音の低減を図るものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、別体の
受音体を用いて消音量を検出することは、新規に受音体
を増設することであり、部品点数の増加をもたらし、小
型軽量化が困難となり、能動消音システムの車両搭載上
の問題がある。加えて、部品点数の増加によって、能動
消音システムの製造コストが高くなるという問題があ
る。
【0006】従って、本発明の目的は、新規に受音体を
増設することなく、車両騒音の消音を行うことのできる
能動消音システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の構成は、車両走行時に発生する騒音に対し
て干渉音を生成し、騒音を低減させる能動消音システム
であって、車両の運転条件に応じて干渉音の生成の制御
を行うため、運転条件と振幅及び位相との関係を規定し
た消音制御表を記憶する消音制御表記憶手段と、車両の
運転条件を検出する運転条件検出手段と、消音制御表か
ら運転条件検出手段により検出された運転条件に対応す
る振幅及び位相を決定し、その振幅及び位相に基づいて
干渉音を生成する干渉音生成手段と、その干渉音生成手
段によって生成された干渉音を発する発音機能を有した
発音手段とを備え、その発音手段は一時的に発音機能を
停止して騒音を受音する受音機能を有し、干渉音発生手
段は発音手段にて受音した騒音から消音対象周波数成分
の振幅及び位相を検出するとともに、騒音の振幅及び位
相データに基づいて消音制御表の補正を行い、干渉音発
生手段は補正された消音制御表に従い、騒音に対する干
渉音を生成することを特徴とする。
【0008】また、第二の発明の構成は、発音手段は車
両始動後に所定の複数の運転条件において車両から発生
される騒音を少なくとも1回受音し、干渉音生成手段は
発音手段にて受音された所定の複数の運転条件下におけ
る騒音の振幅及び位相に基づいて、消音制御表の補正を
車両始動後に少なくとも1回行うことを特徴とする。
【0009】第三の発明の構成は、能動消音システムに
おいて、発音手段は車両のボンネット内に設置され、エ
ンジンから車室に至る騒音を低減することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】第一の作用は、車両の騒音に対して干渉音を発
する発音手段を、一時的に発音機能を停止させ騒音を受
音する受音手段として用い、受音した騒音から消音のた
めの周波数成分の振幅及び位相を検出し、その振幅及び
位相の値を用いて消音制御表の補正を行い、補正された
消音制御表に基づいて車両騒音に対する干渉音を生成す
る。(請求項1) 第二の作用は、発音手段による車両騒音の受音は、車両
走行後に少なくとも1回行い、発音手段にて受音された
騒音に基づいて消音制御表の補正を車両走行後に少なく
とも1回行う。(請求項2) 第三の作用は、車両のボンネット内に発音手段を設ける
構成とする。(請求項3)
【0011】
【発明の効果】第一の効果は、発音手段を受音手段とし
ても用いるため、新規に受音手段を増設することがな
く、能動消音システムを構成する部品点数を低減するこ
とができ、システムの小型軽量化が可能となる。加え
て、部品点数を低減することができるために、能動消音
システムのコストを低く抑えることができ、車両への搭
載性が向上する。(請求項1) 第二の効果は、発音手段の発音機能を停止して車両騒音
の受音を行う頻度が、常時ではなく車両走行後に少なく
とも1回であるため、車内搭乗者の聴感の変動を最小限
に抑えることができる。また、受音は車両走行後に少な
くとも1回であるため、受音信号をリアルタイムで検出
する必要がなく、能動消音システムの制御系の回路構成
が簡略化できる。(請求項2) 第三の効果は、車両走行の経時変化に対して消音制御表
の補正を行うため、騒音源の経時変化に対し異常音を発
することなく消音制御の適応が可能である。(請求項1
及び請求項2) 第四の効果は、車両のボンネット内に発音手段を設ける
ことで、エンジンから車室に至る騒音を低減することが
できる。(請求項3)
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の構成を示すブロック図であ
る。能動消音システム1は、エンジン制御ユニット10
0とスピーカー200とから構成される。エンジン制御
ユニット100は、エンジン制御ユニット100の制御
を司るCPU101、不揮発性RAM及びROMより構
成されエンジンの回転数や負荷ごとに最適な干渉音の振
幅及び位相を記憶している消音制御マップ102、CP
U101の指令に基づき任意の振幅及び位相にてSIN
波を発生するSIN波発生回路103、SIN波発生回
路103の出力を入力して増幅させるパワーアンプ10
4、スピーカー200がマイク作動を行っている際にス
ピーカー200からの信号を周波数帯で選択増幅させる
増幅回路105、増幅回路105からの出力からエンジ
ンの爆発と同期する周波数成分の振幅と位相を抽出しC
PU101に出力する振幅位相抽出回路106より構成
される。
【0013】エンジン制御ユニット100は、エンジン
の気筒判別信号G、回転数信号Ne、スロットル開度
(負荷)信号THが入力される構成となっている。これ
ら入力信号は、波形処理回路(図示しない)を経て、C
PU101が判別可能な信号レベルに変換された後、C
PU101の入力ポートに接続される。スピーカー20
0は、エンジン制御ユニット100内のパワーアンプ1
04で増幅された電気信号を音波に変換し、干渉音を発
生する。
【0014】上記構成から成る能動消音システム1の作
用について図5に示すフローチャートに基づいて説明す
る。まず、消音処理について説明する。エンジン制御ユ
ニット100内のCPU101は、気筒判別信号G、回
転数信号Neの信号線によりエンジン回転毎の位相基準
と回転速度を検出し、同時にスロットル開度信号THに
よりエンジンの負荷状態を検出する。
【0015】検出された回転速度及びエンジン負荷は、
ステップ1000にて、予め定めておいた複数の運転条
件点(図6のa、b、c、d、oの各点)における回転
数と負荷のウィンドウ内であるか否かが判定され、ウィ
ンドウ(所定範囲)内でない場合にはステップ2000
にて検出したエンジン状態に最適な干渉音の振幅及び位
相データを予めマップ化してある消音制御マップ102
から引き出し、出力ポート(図示しない)を介し、SI
N波発生回路103に干渉音の情報を伝達する。
【0016】SIN波発生回路103で出力された信号
は、パワーアンプ104にて目的の電圧振幅となるよう
に増幅され、スピーカー200により干渉音として出力
される。この時の信号の流れを図2に示す。尚、消音時
には図中の増幅回路105及び振幅位相抽出回路106
は機能せず、電気的に切り離されている。
【0017】次に、騒音の検出について説明する。ステ
ップ1000にて検出された回転数及び負荷が、ウィン
ドウ内と判定された時には騒音の検出が行われる。騒音
の検出は、各運転条件点ウィンドウで設定した条件に対
し1回だけ行って消音制御マップ102を更新するが、
ステップ1001にて1回目の騒音の検出かどうかの判
定を行う。
【0018】ステップ1001で、1回目の検出である
と判定されると騒音検出の選択が行われ、ステップ10
02にてスピーカー200の作動を停止し、スピーカー
200を受音体として機能させ、車両騒音を受信し、続
くステップ1003にて騒音から振幅と位相の抽出を行
う。
【0019】受音した信号は、消音目的の周波数に対し
て十分に高い周波数成分を含んでおり、かつ、微弱であ
るために増幅回路105にて信号の増幅と高周波成分の
除去を行う。この信号は、次段の振幅位相抽出回路10
6にて、目的の周波数の音に分解され、振幅及び位相の
デジタルデータに変換され、CPU101に出力され
る。この時の信号の流れを図3に示す。その後、ステッ
プ1004にてスピーカー200を受音状態から発音状
態に戻し、干渉音の生成のためステップ1005にて上
述のデジタルデータの位相を反転させた後、ステップ1
006にて消音制御マップ102を更新する。
【0020】ここで、騒音検出の条件を図6に示される
消音制御マップ102に基づいて説明する。図6は、エ
ンジン回転数、負荷による振幅(位相)を示すグラフで
ある。図中の点aは制御回転数領域下限における制御負
荷領域の中点を示し、点bは制御回転数領域上限におけ
る制御負荷領域の中点を示し、点cは制御負荷領域下限
における制御回転数領域の中点を示し、点dは制御負荷
領域上限における制御回転数領域の中点を示し、点oは
制御負荷領域及び制御回転数領域の中点を示す。
【0021】騒音を検出する条件は、上記のa、b、
c、d、oの5点であり、1回目の走行時にこの5点に
ついて騒音の振幅及び位相の検出を行う。制御領域は、
通常の走行に対応して無理のない領域に設定することが
望まれるが、走行中これらの各点の回転数及び負荷条件
が実現されなければ、これら各点について騒音の検出が
行われず、この場合には以前に検出したデータを用いて
補正を行うことになる。
【0022】続いて、消音制御マップ102の補正方法
について説明する。スピーカー200にて検出された騒
音の振幅と位相については、振幅はそのままに、位相は
180°移相させることにより、干渉音の波形を生成す
ることができる。車両始動後に上記方法によりa、b、
c、d、oの各点で振幅及び位相を少なくとも1回検出
し、旧データにて構成された消音制御マップ102のデ
ータを更新する。まず、消音制御マップ102における
a、b、c、d、oの各点のデータの更新式を式1に示
す。
【0023】
【数1】 Xn = Xn-1 + ΔX/2 ……(1)
【0024】式1において、Xはa、b、c、d、oの
5点の内のいずれか1つを示し、ΔXは消音制御マップ
102上の旧データと当該検出データとの偏差を示す。
また、添え字のn 及びn-1 はデータの時系列上での序列
を示す。従って、Xn-1 は消音制御マップ102上の旧
データを意味し、Xn は消音制御マップ上の更新された
新データを意味する。
【0025】次に、消音制御マップ102におけるa、
b、c、d、oの5点以外でのデータの更新について説
明する。図7は消音制御マップ102の概要を示す模式
図である。消音制御マップ102は4つの線分oa、o
b、oc、odによって4つの平面に分割される。即
ち、3点o、b、c、3点o、a、c、3点o、a、
d、3点o、b、dにてそれぞれ一義的に平面が求ま
り、それぞれの平面をP1、P2、P3、P4とする。
ここで、便宜上、平面P1上に存在する点eにおけるデ
ータの更新について考えると、点eにおけるデータは式
2に示される計算式によって更新される。
【0026】
【数2】 en =en-1 +{(lb /ob)×(Δb−Δo) +(lc /oc)×(Δc−Δo)} ……(2)
【0027】式2において、ob、ocはそれぞれ図7
上での線分ob、線分ocの大きさを示す。また、lb
は図7上で点eから線分ocに下ろした垂線の足の長さ
を示し、lc は点eから線分obに下ろした垂線の足の
長さを示す。Δb、Δc、Δoはそれぞれ点b、点c、
点oにおける旧データと当該検出データとの偏差を示
す。添え字のn 及びn-1 はデータの時系列上での序列を
示す。従って、en-1 は点eの旧データを意味し、en
は点eの更新された新データを意味する。
【0028】消音時には、式2に示される計算式を用い
て、旧データを用いた消音制御マップ102の更新をす
ることで、エンジンの経時変化により生じる騒音パラメ
ータ(振幅及び位相)の変動に対応することが可能とな
る。また、上記補正を実現するために、エンジン制御ユ
ニット100において、エンジン始動後(エンジン制御
ユニット100がエンジン気筒判別信号Gを検出した
後)に予め用意しておいた回転数、負荷のウィンドウの
各点(a、b、c、d、o)の判定を順次少なくとも1
回行う構成にしておけばよい。
【0029】次に、図4に第二実施例として本考案を車
両に適用した場合について説明する。エンジンルーム3
00内には、エンジン400とエンジン400に対向さ
せてスピーカー200が設置されている。エンジンルー
ム300は、ボンネット302とパネル301とで区切
られた空間であり、エンジン制御ユニット100(図示
しない)の指令により、スピーカー200から発生した
エンジン400の騒音とは等振幅逆位相の干渉音は、エ
ンジン400とパネル301との間の空間でエンジン騒
音と干渉し合い相殺される。
【0030】上記構成により、従来エンジン400から
パネル301を経て車室内500へと伝達した空気伝播
音をパネル301の通過前に低減させ、車室内500の
騒音を低減させることができる。なお、この場合騒音検
出時にスピーカー200が検出する騒音は、エンジン4
00が発する騒音であり、エンジン制御ユニット100
はエンジン400の発する騒音の経時変化を補正するよ
うに作動する。
【0031】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、第二実施例ではスピーカー200をエン
ジンルーム300内に設置しているが、車室内500の
騒音の低減を行うために、車室内500に直接スピーカ
ー200を設置する構成としてもよく、或いは、吸排気
系の消音対策として吸気管や排気管にスピーカー200
を設置する構成としてもよい。
【0032】また、上記実施例においてスピーカー20
0を単体にて構成しているが、必要な数だけ複数個スピ
ーカー200を設置してもよい。この時、複数のスピー
カー200に対し、車室内500の各々の場所での騒音
の違いを考慮して、必要に応じて個別の電気信号をそれ
ぞれのスピーカー200に入力する方式としてもよい。
【0033】さらに、本発明においては、エンジン制御
ユニット100はCPU101を内蔵した構成としてい
るが、エンジン制御ユニット100がCPU101を内
蔵せずとも電気的にこれと等価な制御を行う回路構成と
なっていればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】消音時の信号の流れを示す模式図。
【図3】騷音検出時の信号の流れを示す模式図。
【図4】本発明を車両に搭載した際の構成を示す模式
図。
【図5】本発明の処理の流れを示すフローチャート。
【図6】消音制御マップを示した模式図。
【図7】データ更新の定義を示すための消音制御マップ
の模式図。
【符号の説明】
1 能動消音システム 100 エンジン制御ユニット 200 スピーカー 300 エンジンルーム 301 パネル 302 ボンネット 400 エンジン 500 車室内 G 気筒判別信号 Ne 回転数信号 TH スロットル開度(負荷)信号 a 制御回転数領域下限における制御負荷領域の
中点 b 制御回転数領域上限における制御負荷領域の
中点 c 制御負荷領域下限における制御回転数領域の
中点 d 制御負荷領域上限における制御回転数領域の
中点 o 制御負荷領域及び制御回転数領域の中点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両走行時に発生する騒音に対して干渉音
    を生成し、前記騒音を低減させる能動消音システムであ
    って、 車両の運転条件に応じて前記干渉音の生成の制御を行う
    ため、運転条件と振幅及び位相との関係を規定した消音
    制御表を記憶する消音制御表記憶手段と、 車両の前記運転条件を検出する運転条件検出手段と、 前記消音制御表から前記運転条件検出手段により検出さ
    れた運転条件に対応する振幅及び位相を決定し、その振
    幅及び位相に基づいて前記干渉音を生成する干渉音生成
    手段と、 前記干渉音生成手段によって生成された干渉音を発する
    発音機能を有した発音手段とを備え、 前記発音手段は一時的に発音機能を停止して前記騒音を
    受音する受音機能を有し、 前記干渉音発生手段は前記発音手段にて受音した騒音か
    ら消音対象周波数成分の振幅及び位相を検出するととも
    に、前記騒音の振幅及び位相データに基づいて前記消音
    制御表の補正を行い、 前記干渉音発生手段は補正された消音制御表に従い、前
    記騒音に対する干渉音を生成することを特徴とする能動
    消音システム。
  2. 【請求項2】前記発音手段は、車両始動後に所定の複数
    の運転条件において車両から発生される騒音を少なくと
    も1回受音し、 前記干渉音生成手段は、前記発音手段にて受音された所
    定の複数の運転条件下における騒音の振幅及び位相に基
    づいて、前記消音制御表の補正を車両始動後に少なくと
    も1回行うことを特徴とする請求項1に記載の能動消音
    システム。
  3. 【請求項3】前記能動消音システムにおいて、前記発音
    手段は車両のボンネット内に設置され、エンジンから車
    室に至る騒音を低減することを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の能動消音システム。
JP6268215A 1994-10-05 1994-10-05 能動消音システム Pending JPH08106293A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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