JPH0810454B2 - 計算機支援設計装置とその検証データ指定方法 - Google Patents

計算機支援設計装置とその検証データ指定方法

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JPH0810454B2
JPH0810454B2 JP61086196A JP8619686A JPH0810454B2 JP H0810454 B2 JPH0810454 B2 JP H0810454B2 JP 61086196 A JP61086196 A JP 61086196A JP 8619686 A JP8619686 A JP 8619686A JP H0810454 B2 JPH0810454 B2 JP H0810454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は計算機との間で対話的に処理を進めながら設
計を行う計算機支援設計装置に係り、特に、設計データ
の検証作業を対話的に容易に指示入力するのに好適な計
算機支援設計装置(以下、CAD装置という。)と検証デ
ータ指定方法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、CAD装置では、設計対象物を表示するディ
スプレイ画面と、ディスプレイ画面上の任意位置を設計
者が指示した結果に基づき該指示点の座標値のデータを
発生する入力装置とを備え、ディスプレイ画面上の設計
者の指示位置に、点,線分,文字等を表示し、その位置
の座標値と表示内容のデータとを記憶装置へ書き込むと
いう対話的な処理を行っている。この種の装置に関連す
るものとして、例えば、特開昭59−45575号、米国特許
4,451,895号等がある。
更に、設計対象物の位置,形状,寸法等の設計パラメ
ータを入力する際に、設計基準から導出した設計パラメ
ータの基準値と比較し、その入力値の妥当性をチェック
しながら設計を進める対話型のCAD装置がある。この種
の装置として本出願人が先に提案した特願昭60−53764
号(特開昭61−213969号)がある。この提案に係る設計
装置では、予め設計基準を作成してこれを記憶装置に格
納しておき、この設計基準を参照して入力値のチェック
を行うようになっている。更に、特開昭59−220867号公
報,特開昭59−66763号公報に記載の装置では、ディス
プレイ画面に表示した機械設計図面中の部品を指示する
と、部品データベースを検索して部品の仕様,寸法等の
データを表形式でデータベースに登録し、ディスプレイ
画面上に表示したり、より詳細な製作設計図面を作成す
る処理に用いるとを可能としている。これらの装置に用
いれば、設計図面を見ながら設計基準のチェックのため
の部品データを迅速に検索できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例では、検索する項目、例えば設計案と設計
基準との適合性を検証する項目ごとに、予め記憶装置に
記憶させておいた検証用の処理手順を呼び出し、実行す
るようになっている。これら従来例の装置では、設計作
業がある程度とまった段階で、設計情報が一定の形式で
蓄えられたデータベースの内容を読み取り、定められた
検証処理を実行している。しかるに、設計者は、CAD装
置を用いてデータを入力しながら試行錯誤を経て、設計
作業にあたるものであり、設計途上にあるデータに対し
ての検証処理を行うことは困難であった。また、新たに
検証する項目を追加,修正するには、設計を行っている
ときの通常の対話的処理を中断して検証用の処理手順を
書き換える必要があり、これは、設計者の操作負担を増
すという問題にもつながる。
一方、設計案と設計基準との適合性を検証する項目に
関し、自然語の文章で入力した問合せ命令文を、計算機
が構文解析して意味を解釈した後に、検証の種類と対象
項目とを抽出することで、多様な検証の種類と対象項目
との組合せに対し該当する検証用の処理手順を自動的に
構成することが可能となる。いわゆる、自然言語処理が
有効な手順となる。通常、自然語によるデータ検索のた
めの問合せ文の入力装置、例えば、文献:トーキング
トゥー ユニックス イン イングリシュ;アン オー
バービュー オブ アンオンライン ユニックス コン
サルタント、ジェーアイ マガジン 春季号 1984年
(Talking To UNIX in English:Overview of an On−li
ne UNIX Consultant,THE AIMAGAZINE,Spring 1984)で
は、主表示画面での処理に文書処理を前提としている。
しかし、設計者は、CAD装置の機能を用いた設計作業
と、設計対象物の設計データを自然語により検索する作
業とを切替えて、各々別の装置を用いて行わなければな
らなかった。
本発明の目的は、設計案と設計基準等の制約条件との
適合性を検証するときの指示入力を対話的に容易に行う
ことのできる計算機支援設計装置とその検証データ指示
方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、計算機を対話的に使用して設計を行い設
計対象物の各種設計データに基づいた設計図面を画面に
表示すると共に前記各種設計データを記憶装置に格納す
る計算機支援設計装置において、予め決められた単語の
中から複数の単語を選択させて自然語文章による適合性
検証用の問合せ文を作成し記憶装置に格納しておき、設
計データと該設計データに対する設計基準との適合性を
検証するときに、記憶装置に格納されている複数の問合
せ文の中から検証したい内容を表す問合せ文を選択させ
て表示し、この選択された問合せ文中の単語に対応して
前記設計図面中の設計データを前記画面上で指定させ、
この指定に係る設計データを検証手段に渡し設計基準に
対する適合性を検証させることで、達成される。
〔作用〕
設計データの適合性の検証を行う場合、例えば『長さ
と外径の組合せ』という自然語文書による問合せ文を、
予め決められた単語の中から選択し作成する。そして、
「長さ」という単語に該当する設計データを、画面に表
示されている設計図面上で指定させ、「外径」という単
語に該当する設計データを、これも画面に表示されてい
る設計図面上で指定させる。検証手段は、このように指
定された設計データの適合性を検証する。
問合せ文は、予め決められている単語の組み合わせで
構成されるため、この自然語文章を構文解析,意味解釈
する必要はない。また、検証の指示入力を行うときに自
然語文章で指示入力するため、何の検証を行うのか操作
者が直感的に理解でき、入力が容易となる。また、検証
対象とする設計データは、設計図面を表示している画面
上で指定させるため、設計図面中でどの設計データを検
証対象とするのか認識しながらの指定かできる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る計算機支援設計装
置の構成図である。演算処理装置5には、演算部5a、処
理手順記憶部5b、入力部5c、画像データ出力部5d、設計
対象物データ検索コード出力部5e、設計対象物データ入
力部5f、及び中間データ記憶部5gが設けられている。演
算部5aは、処理手順記憶部5bに記憶されている処理手順
を、逐次、呼び出して、その処理を実行する。画像デー
タ記憶装置3は、演算処理装置5から出力された画像デ
ータである設計対象物の座標データや、メニュー領域の
座標データを記憶する。画像表示制御装置2は、表示す
べき画像の座標データを画像データ記憶装置3から読込
み、ディスプレイ装置1に文字,画像を表示する。4は
入力装置、6は設計対象物データ記憶装置、7は設計基
準データ記憶装置である。
第2図は、演算処理装置5で実行する処理手順の一例
を示すフローチャートである。まず、ステップ8では、
設計対象物データをもとに、ディスプレイ装置1に、設
計図面とメニューを表示する。以下、ステップ9ではメ
ニュー項目を指示する処理、ステップ10では問合せ文を
表示する処理、ステップ11では設計対象物を指示する処
理、ステップ12では設計案と設計基準との適合性を検証
する処理にデータを出力する処理、ステップ13では前記
の適合性を検証する処理の結果を入力して表示する処理
を行う。
第3図は、前記ステップ8の詳細処理手順を示すフロ
ーチャートである。また、第4図は、設計対象物データ
記憶装置6に記憶された設計対象物の座標データの一例
を示す図である。第4図に示す設計対象物のデータは、
設計対象物SHO1(第5図の左側の矩形で示す設計対象
物),GRO1(同、右下側の矩形),KYO1(同、右上の矩
形)のそれぞれのX座標及びY座標の最大値,最小値を
Xmax、Ymax,Xmin,Yminの欄に示している。
第3図のステップ14において、ディスプレイ装置1に
表示する設計対象物名を、入力装置4より設計対象物デ
ータ検索コード出力部5eを介して設計対象物データ記憶
装置6に送り、指定された設計対象物の座標データを選
択してこのデータをデータ入力部5fを介して演算部5aに
読込む。ステップ15では、選択された設計対象物の座標
データを画像データ出力部5dを介して画像データ記憶装
置3に出力する。この後、画像表示制御装置2が、画像
データ記憶部3に書き込まれた設計対象物画像データ記
憶部3に書き込まれた設計対象物画像データを取り込ん
で、それをディスプレイ装置1に表示する。表示された
画像が第5図である。
ステップ16では、設計対象物データ記憶装置6からメ
ニュー領域の座標データをデータ入力部5fを介して読込
む。引き続きステップ17で、メニュー領域の画像をデイ
スプレイ装置1に表示するために、メニュー領域の座標
データを画像データ出力部5dを介して画像データ記憶装
置3に出力する。このメニュー領域の座標データは、画
像データ記憶装置3に記憶される。第6図は、設計対象
物データ記憶装置6に記憶したメニュー領域の座標デー
タの例を示している。さらに第7図は、設計対象物デー
タ記憶装置6に記憶した各メニュー領域のメニュー内容
データの例を示している。
第6図に示した例では、ステップ16で読込むメニュー
座標データによるメニューはメニュー1〜メニュー4の
4つとなっている。それらの4つのメニューの詳細な内
容が、第7図である。ステップ17では、設計対象物デー
タ記憶装置6に記憶されているデータ(第7図)から、
まずページ1の各メニュー「メニュー1」「メニュー
2」「メニュー3」「メニュー4」に対応する設計パラ
メータの項目「長さ」「幅」「高さ」「外径」を各々選
択し、設計対象物データ記憶装置6に記憶されているメ
ニュー位置の座標データ(第6図)とともに、画像デー
タ出力部5dを介して画像データ記憶装置3に出力する。
このデータは、画像データ記憶装置3に記憶される。さ
らに、ステップ17において、第6図に示すメニュー位置
のうち「更新」「復帰」の各位置についても同様にして
各々「更新」「復帰」の文字を表示内容とし、これらを
画像データ記憶装置3に記憶させる。
本実施例において、ステップ17の実行後、ディスプレ
イ装置1に表示される第1ページのメニュー画像28の例
を、第8図に示す。ステップ17の実行後、ディスプレイ
装置1に表示される第3ページのメニュー画像29の例
を、第9図に示す。ステップ8の処理が全部終了した後
で、ディスプレイ装置1に表示される画像の例を、第10
図に示す。本例では、ディスプレイ装置1(第1図)の
画面30(第10図)に設計対象物を含む設計図面の表示画
像31とメニュー領域の表示画像32とを同時に表示してい
る。画像32の原点(X方向最小点Y方向最小点)は、,
ステップ8の手順において、選択されたメニュー領域座
標データに加算されたX方向変位X0,Y方向変位Y0だけ、
画面30の原点から移動した位置に定めるものとなってい
る。なお、メニュー領域に表示するメニューは、第7図
に示した中から該当するページを指定して選択するもの
となっており、ステップ8においてページを“1"に指定
していたものは、後述の処理手順において変更可能であ
る。
第2図のステップ9では、ディスプレイ装置1に表示
されたメニュー中の各項目が入力装置4を通して指定さ
れると、該指定に係る項目名が中間データ記憶部5gに記
憶される。簡単な例により、ステップ9での入力装置4
による指定に基づく画面30上の画像変化について、第8
図を参照して説明する。例えば画面30内のメニュー画像
32に表示される指示点(カーソル)を「長さ」と表示さ
れた位置に入力装置4を用いて合わせ、更に、割り込み
信号を入力装置4から演算処理装置5へ送ることによっ
て、項目名「長さ」を中間データ記憶部5gに入力し、記
憶する。
第8図において、メニュー1からメニュー4まで選択
する項目名がない場合には、ページの更新を行う。この
ページの更新は、メニュー中の「更新」をオペレータが
指示点(カーソル)で指定し、割り込み信号を入力装置
4から演算処理装置5へ送ることにより行う。これによ
り、メニューのページ番号が“1"だけ増える。例えば、
第8図に示した「更新」を2回指示することで、メニュ
ー領域の表示画像は第9図に示すもの(ページ“3"のメ
ニュー)となる。「復帰」が指示されたときはページ1
に戻る。
第2図のステップ9の詳細手順を第11図に示す。ま
た、第11図のステップ33の詳細手順を第12図に示し、ス
テップ38の詳細手順を第13図に示す。ステップ33(第12
図のステップ39〜42)では、入力装置4にて指示を与え
る必要がある。入力装置4としては、例えば、ショイス
テイック,マウスと総称される2次元座標入力装置を用
いてもよい。入力装置4には、操作部分の動きを平面上
で直交する2方向の変位に変換する機構に、変位を座標
値に変換するエンコーダが連結されている。更に、第1
図に示した入力装置4は入力部5cを介して演算処理装置
5に座標値の書き込み及び割り込み信号の入力を行なう
ものとなっている。ステップ39〜42(第12図)では、入
力装置4を操作し、割り込み信号を演算処理装置5に入
力部5cを介して入力するまでは、操作部分で指示する座
標位置に対応するディスプレイ装置1の画面上に指示点
を表示する。これは、画像表示制御装置2が画像データ
記憶部5dに記憶された座標値X及びYを読込み、そして
ディスプレイ装置1の画面上に指示点の表示させること
により行われる。
第11図のステップ34では、指示された点がメニュー領
域内の「更新」の項目であるか否かを判断し、「更新」
が指示されたときはページ番号を“1"増加させて当該ペ
ージのメニューをメニュー領域内に表示し(ステップ3
5)、「更新」が指示されていない場合には次に「復
帰」が指示されているか否かを判断し(ステップ36)、
「復帰」が指示されているときはページ“1"のメニュー
をメニュー領域内に表示する(ステップ37)。「更新」
も「復帰」も指示されていない場合には、次のステップ
38に進む。
ステップ38に進むと、先ず、第13図のステップ43で、
前述したステップ39によって入力されディスプレイ装置
1に表示されている画像30中のメニュー領域内の座標値
であって、中間データ記憶部5gに記憶されているメニュ
ー領域内の座標値に基づいて、その座標値に対応するメ
ニュー項目名及びそのメニュー項目の領域の座標データ
(Xmax,Ymax,Xmin,Ymin)を、設計対象物データ記憶装
置6より選択し、それらのデータをデータ入力部5fを介
して中間データ記憶部5gに記憶させる。引き続き、ステ
ップ44において、ステップ40で中間データ記憶部5gに書
き込んだメニュー画像32上の座標値X及びYが、ステッ
プ43にて中間データ記憶部5gに記憶されたメニュー領域
の座標データを代入した(1)及び(2)式を満たす項
目名を中間データ記憶部5gより選択する。
Xmin≦X≦Xmax ……(1) Ymin≦Y≦Ymax ……(2) ここで、Xminはメニュー座標データXminの項の値、Xm
axはメニュー座標データXmaxの項の値、Yminはメニュー
座標データYminの項の値、Ymaxはメニュー座標データYm
axの項の値である。
上述したステップ9の処理において、中間データ記憶
部5gに記憶させたメニュー領域の表示画像上の座標値X
及びYが、次式を満たす位置にある項目名を選択してい
るとする。例えば、本実施例において、ステップ39で入
力したメニュー領域の座標値が、X=250,Y=30である
場合には、第6図に示したメニュー領域座標データ例に
よれば、 Xmin=200,Xmax=300 Ymin= 0,Ymax= 50 となる範囲に入るため、「メニュー1」が選択されたと
判断される。どのページ番号のメニューであるかは、ス
テップ35,37の設定により分かる。従って、例えば、ペ
ージ番号が‘1'であれば選択され項目名は「長さ」とな
り、これが中間データ記憶部5gに一時的に記憶される。
このステップ9の処理により、操作者がメニューのペー
ジを替えながら各項目を選択した結果、例えば、『「長
さ」「と」「外径」「の」「組合せ」』なる問合せ文が
作成され、これが中間データ記憶部5gに記憶される。
次に、第2図のステップ10では、ステップ9で中間デ
ータ記憶部5gに記憶した問合せ文、上記例では『長さと
外径の組合せ』を、ディスプレイ装置に表示する。ディ
スプレイ装置に表示したメニュー領域50の画像例を第15
図に示す。第16図は、設計対象物データ記憶装置6に記
憶した、メニュー領域の座標データの例を示している。
更に、第17図は、ステップ9で作成された中間データ記
憶部5gに記憶された各種の問合せ文のデータ例を示して
いる。
第15図の表示例は、第17図に示す各種問合せ文の内容
から、第1ページの内容を指定し、第16図に示すメニュ
ー位置の座標値に対応する位置に、メニュー内容の各項
目を表示している。ステップ10(第2図)の手順におい
ては、メニュー領域に表示した「更新」「復帰」のメニ
ュー項目を、操作者が入力装置4により指示,選択する
ことにより、第17図に例示する各種の問合せ文をページ
単位にメニュー領域に表示する。
第2図のステップ11では、ステップ10でメニュー領域
に表示した問合せ文中の単語が、ステップ8で表示した
設計図面中のどの設計対象物のどの位置,寸法を指すの
かを、画面上で指示するように操作者に促し、その指示
結果を、中間データ記憶装置に記憶する。このステップ
11は、第18図に示すように、次の各ステップ ステップ57:操作者が入力装置4を用い、メニュー領
域中で単語を指示し選択する。
ステップ58:操作者が入力装置4を用い、設計図面に
表示した位置,寸法を指示する。
ステップ59:前記の各ステップ57,58で指示された単語
と位置,寸法のデータとを組にして、中間データ記憶部
5gに記憶する。
からなる。例えば、第8図の表示例で、操作者が、メニ
ュー領域の単語「長さ」とこれに対応する寸法の数値
「300」(第10図参照)を指示する場合の例を以下に説
明する。
CAD装置では、画面上に描かれた設計図面の中から、
設計対象物自身や、併せて表示されている付属情報(寸
法,材質等の情報)を、設計者が直接指示することを促
し、その指示結果を取り込むようにする。画面上の表示
要素(設計対象物である図形や、付属情報)を個々に指
示,選択できるように、CAD装置では従来から設計対象
物データと表示要素とが対応付けられたデータ構造が用
いられている。
第19図は、設計対象物を記述するデータ構造例を示す
図である。このデータ60は、特開昭59−45575号公報,
米国特許4,451,895号公報等に記載されている様に、対
話的に設計対象物の形状,寸法を指定し、設計対象物デ
ータ記憶装置に記憶されている。第19図のデータは、円
柱状の軸SH01を長さ300mm,外径150mmの寸法に指定され
ていることを示す。第19図の数値「300」「150」の軸の
「長さ」「外径」を表す寸法として、画面上に設計対象
物と併せて表示するため、これらの数値を表示する位置
を表すデータ項目「画面上位置」が設けられている。こ
の「画面上位置」は、画面上の矩形領域を指定するもの
であり、第19図の「画面上位置」の値‘1',‘2',‘3'は
第14図の「画面上位置」‘1',‘2',‘3'に対応する。第
14図の例えば画面上位置‘1'のデータは、第10図におけ
る軸を示す図形の「長さ」の寸法「300」を表示する矩
形領域の左下頂点(Xmin,Ymin)と右上頂点(Xmax,Yma
x)の座標値を示している。
第14図に示した各座標位置は、設計対象物の形状,寸
法のデータと共に、設計対象物データ記憶装置に記憶さ
れる。本実施例では、第18図のステップ58で、例えば、
操作者が設計図面中の軸SH01の長さの値「300」を入力
装置4のカーソル等で指示し、この値を、単語「長さ」
に対応させる処理を行う。この処理の詳細は次の様に行
う。
ステップ58a:操作者が表示画面上の表示要素をカーソ
ル等で指示すると、この指示装置の座標X,Yを入力装置
4から読込む。
ステップ58b:上記ステップ58aで、例えば(X,Y)=
(200,320)が入力されたときこの座標値データから
(1)式(2)式を満たす位置に定義された画面上位置
の番号(上記例では‘1')を、第14図を参照して取り出
す。
ステップ58c:上記ステップ58bにて取り出された画面
上位置の番号に該当するデータ(上記例では‘1'に該当
するデータ「300」(第19図参照))を取り出す。
上述したステップ58の処理の他の実施例について説明
する。本実施例では、設計情報をいわゆる部品表の形式
で画面上に表示した中から、直接、数値を取り出し、中
間データ記憶装置に記憶する。即ち、表中のセル(欄)
を入力装置で指定する。
ステップ58x:図面に表示されている設計対象物の寸
法,型式等の表中で、操作者が数値等をカーソル等で指
定したとき、該指定位置の座標を入力装置4から読み込
む。
ステップ58y:上記ステップ58xで読み込んだ座標値の
示すセル中の数値データを取り出す。
第2図のステップ12では、前述のステップ11で中間デ
ータ記憶部5gに一時的に記憶した問合せ文と、この問合
せ文中の単語に対応させた設計対象物の位置,寸法のデ
ータとを、設計案と設計基準の適合性を検証する処理へ
入力する。この適合性を検証する処理は、特開昭60−14
4868号公報,特開昭60−157659号公報記載の装置によ
り、設計基準データと、設計対象物の設計案に含まれる
寸法,位置等の値及び材質,型式等の記号を照合して実
行する。
第20図に、設計基準データ記憶装置7に記憶させてあ
る設計基準データの一例を示す。第20図に示した設計基
準データは、前記ステップ11により作成した軸の「長
さ」と「外径」の組合せに対する制約条件を与えるもの
となっている。例えば、該設計基準データの条件となっ
ている「長さ」「外径」の項目に対し、問合せ文中の単
語「長さ」「外径」が各々対応する。更に、前記ステッ
プ11でこれらの単語に対応させて記憶させた設計対象物
(本例では、軸SH01)の値「300」「150」を各々L,Dと
し、設計基準データの〔基準〕の項に対応させて定義し
てある判別式Fに代入し、判別式Fの値により、LとD
の組合せの適合性をチェックする。このように、ステッ
プ12の処理により、問合せ文より抽出した設計案の数
値,記号を設計基準と照合させ、設計案と設計基準の適
合性を検証することができる。
最後に、ステップ13(第2図)において、ステップ12
の設計案と設計基準との適合性を検証した処理の結果を
表示する。ステップ13の処理手順の実行処理後、画面表
示装置2が画像データ記憶装置3から応答文の文字デー
タと、表示位置座標データを読込み、ディスプレイ装置
1の表示画面上に表示する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、対話的な操作で且つ自然言語による
入力指示により、設計データの検証を容易に行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るCAD装置の構成図、第
2図は第1図に示すCAD装置での処理手順を示すフロー
チャート、第3図は第2図のステップ8の詳細手順を示
すフローチャート、第4図は設計対象物に関してのデー
タ記憶型式の一例を示す図、第5図は第1図に示すCAD
装置で作成した設計対象物の表示画像例を示す図、第6
図はメニュー領域の座標に関してのデータ記憶形式の一
例を示す図、第7図はメニュー領域に関してのデータ記
憶形式の一例を示す図、第8図はメニュー領域の表示画
像の一例を示す図、第9図はメニュー領域の表示画像の
別の例を示す図、第10図は設計対象物とメニュー領域と
を表示した画像の一例を示す図、第11図は第2図のステ
ップ9の詳細手順を示すフローチャート、第12図は第11
図のステップ33の詳細手順を示すフローチャート、第13
図は第11図のステップ38の詳細手順を示すフローチャー
ト、第14図は第10図に表示されている設計対象物の寸法
の表示座標位置を示すデータを示す図、第15図は作成さ
れた自然語による問合せ文をメニュー領域に表示した例
を示す図、第16図はメニュー領域の座標のデータ記憶形
式の一例を示す図、第17図は作成された自然語による各
種問合せ文のデータ記憶形式の一例を示す図、第18図は
第2図のステップ11の詳細手順を示すフローチャート、
第19図は設計対象物に関してのデータ記憶形式の一例を
示す図、第20図は設計データとの間で検証するための設
計基準に関してのデータ記憶形式の一例を示す図であ
る。 1…ディスプレイ装置、2…画像表示装置、3…画像デ
ータ記憶部、4…入力装置、5…演算処理装置、6…設
計対象物データ記憶装置ね7…設計基準データ記憶装
置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機を対話的に使用して設計を行い設計
    対象物の各種設計データに基づいた設計図面を画面に表
    示すると共に前記各種設計データを記憶装置に格納する
    計算機支援設計装置において、予め決められた単語の中
    から複数の単語を選択させて自然語文章による適合性検
    証用の問合せ文を作成する問合せ文作成手段と、設計デ
    ータと該設計データに対する設計基準との適合性を検証
    する検証手段と、前記問合せ文作成手段により作成され
    た複数の問合せ文の中から検証したい内容を表す問合せ
    文を選択させ表示する手段と、選択された問合せ文中の
    単語に対応して前記設計図面中の設計データを前記画面
    上で指定させ該指定に係る設計データを前記検証手段に
    渡し設計基準に対する適合性を検証させる手段とを備え
    ることを特徴とする計算機支援設計装置。
  2. 【請求項2】計算機を対話的に使用して設計を行い設計
    対象物の各種設計データに基づいた設計図面を画面に表
    示すると共に前記各種設計データを記憶装置に格納する
    計算機支援設計装置において、予め決められた単語の中
    から複数の単語を選択させて自然語文章による適合性検
    証用の問合せ文を作成し記憶装置に格納しておき、設計
    データと該設計データに対する設計基準との適合性を検
    証するときに、前記記憶装置に格納されている複数の問
    合せ文の中から検証したい内容を表す問合せ文を選択さ
    せて表示し、該選択された問合せ文中の単語に対応して
    前記設計図面中の設計データを前記画面上で指定させ該
    指定に係る設計データの設計基準との適合性を検証させ
    ることを特徴とする計算機支援設計装置の検証データ指
    定方法。
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