JP2001236161A - 移動量を用いた目的情報の指示方式 - Google Patents

移動量を用いた目的情報の指示方式

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JP2001236161A
JP2001236161A JP2000052110A JP2000052110A JP2001236161A JP 2001236161 A JP2001236161 A JP 2001236161A JP 2000052110 A JP2000052110 A JP 2000052110A JP 2000052110 A JP2000052110 A JP 2000052110A JP 2001236161 A JP2001236161 A JP 2001236161A
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Atsuhiko Muramatsu
淳彦 村松
Hiroyuki Nemoto
弘幸 根本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来システムを用いると、1つは呼び出してみ
ないと内容が不明であり、他の1つは探す操作に手数を
要するという問題があった。 【解決手段】システム内に予め記憶した1つ乃至複数の
文書或は図面情報、1つの文書あるいは図面情報は1つ
乃至複数の版もつ、の中から利用者が指定する文書或は
図面情報を呼び出す際、記憶した文書或は図面情報の全
体を重ねる形態で且つインデックスを付加して表示し、
インデックスの方向に画面上カーソルを移動すると、表
示中の文書或は図面の1つを選択し、且つ選択した文書
或は図面内容を表示し、画面上カーソルを右方向に移動
させると、その移動量に従って選択した文書或は図面の
古い版を呼出して表示し、画面上カーソルを左方向に移
動させると、その移動量に従って選択した文書或は図面
の新しい版を呼出して表示する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書或は図面情報
を記憶し、記憶した文書或は図面の呼出しを行う際、画
面を介して、呼出し指示を行う分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、文書或は図面を呼出す際も、図1
0に示すような一種のトリー構造を画面に表示し、その
必要部分を画面上から指示して呼出すのが、一般に行わ
れている。この呼出し方法を、以下画面指示呼出しとい
う。
【0003】この画面指示呼出しは、目的の名称を正確
に覚えていなくても、分類を覚えておけば目的のものを
探せるという利点がある。それ以前の呼出し方法は、目
的の名称を入力して呼出す方法、以下これを名称指示呼
出しという、が主流であった。
【0004】しかし、名称指示呼出しは、以下の理由で
画面指示呼出しに、取ってかわられた。
【0005】(1)名称指示呼出しは、正確な名称を覚
えてないと呼び出せないという欠点がある。それに対
し、画面指示呼出しは、目的のものの名称を正確に覚え
ていなくても、分類を覚えておけば、探せるという利点
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の画面指示呼出しを用いると、利用者が図面名を覚えて
いなくても画面上で探せるという利点はあるが、呼出
してみないと内容が不明であるという問題点があった。
また、上記技術は、一見簡単にみえるが、操作手順を並
べてみると以下のようになる。
【0007】先ず、文書名の選択が以下の3手順。
【0008】(a)画面上のメニューを目でみて探し、
(b)その場所に画面上カーソルを合わせ、(c)その
場所でダブルクリックして選択する。
【0009】次に、版番号を選択する手順が以下の3手
順。
【0010】(d)画面上のメニューを目でみて探し、
(e)その場所に画面上カーソルを合わせ、(f)その
場所でダブルクリックして選択する。
【0011】最後に(g)ここで選択表示された文書或
は図面の内容を確認する。
【0012】上記から理解されるように、従来技術を用
いると、細かくは6つの手順を経て、結果が確認できる
ということである。問題点としては、選択操作に手数
を要するという問題点があった。
【0013】即ち、本発明の目的は、文書或は図面情報
を呼出す際の改善された指示手段を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、コンピュータシステムに記憶した文書或は図面情
報、それらは名称、以下これを文書名という、をもち、
それらが改訂されるごとに版番号をもつ、を呼出す際の
指示方式であって、コンピュータシステム内に記憶した
1つ乃至複数の文書或は図面情報の中から利用者が指示
する文書或は図面の情報を呼出す際、(1)記憶した文
書或は図面の情報の全体をずらして重ねる形態で、且つ
文書名と版番号とを併せもつインデックスを付加して表
示し、その際、表示するのは1つの文書或は図面の情報
について1つの版の内容のみを表示し、(2)利用者が
上記インデックスの表示方向に画面上のカーソルを位置
入力状態で移動すると、カーソルの移動量に従って表示
中の文書或は図面の1つを選択し、且つ選択した文書或
は図面の内容を表示し、前に選択されていた図面内容の
表示を取り消し、(3)利用者が画面上のカーソルを位
置入力状態で右方向に移動させると、その移動量に従っ
て選択した文書或は図面の古い版を呼出して表示し、
(4)利用者が画面上のカーソルを位置入力状態で左方
向に移動させると、その移動量に従って選択した文書或
は図面の新しい版を呼出して表示する手段を備えること
を特徴とする移動量を用いた目的情報の指示方式を用い
ればよい。
【0015】本発明を用いると、選択した文書或は図面
の内容はその代表内容が画面上に表示されるので、課題
の項で示した呼出してみないと内容が不明であるとい
う問題点は解消される。また、本発明を用いると、カー
ソル入力の1操作で、新たな文書或は図面の選択、ま
た、版番号の選択、を行うので、上記従来技術の(a)
から(c)の3手順、或は(d)から(f)の3手順を
行えるので、選択操作に手数を要するという問題点も
解消される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明実施の形態を、コン
ピュータシステムに記憶する情報として文書或は図面情
報を記憶するときを例にして、図を用いて説明する。
【0017】<概要>本発明では、文書或は図面情報の
呼出しを指定するのに、画面上カーソルで入力した移動
量を利用する。 移動量は方向と大きさの2つに分かれる
が、ここでは、先ず2つの方向軸を用いた例を説明す
る。意味づけをおこなえば、この方向軸は幾つに増加さ
せても同様な操作で本発明を利用できる。その利用イメ
ージは、図2の画面例の画面上カーソルを、斜め右上か
或は斜め左下方向に、位置入力状態で動かすと、文書或
は図面が画面上カーソルの移動の従って順次選択され、
その代表内容が表示される(図例では画面の左側部
分)。
【0018】これは、斜め右上から斜め左下方向に向か
う方向軸を用いたときである。また、図4の画面例のよ
うに、画面上カーソルを右或は左方向に移動させると、
当該時点で選択されている文書或は図面の版の古いもの
或は新しいものを画面上カーソルの移動に従って順次選
択し、その代表内容を表示する(図例では画面の左側部
分)。これは、左側から右側へ向かう方向軸を用いたと
きである。
【0019】以下に例を用いて説明する。
【0020】先ず、記憶するデータ例として、次の5つ
の文書例を用いる。各データ識別は、文書名と版番号と
する。
【0021】(a)文書名:A1、版番号1〜2 (b)文書名:A2、版番号1〜5 (c)文書名:A3、版番号1〜3 (d)文書名:A4、版番号1〜2 (e)文書名:A5、版番号1 なお、上記の版番号1、2…は、以降V−1、V−2…
と表記する。また、ここでは、この版番号は値が大きい
ものほど、新しいものとする。その構成図を図1に示
す。
【0022】次に、本発明での表示の仕方は、図2に示
すように、上記の文書或は図面を記憶順にずらしながら
重ねる形態で表示する。表示内容は、文書或は図面ごと
に表示枠と表示インデックス、これは文書名と版番号と
で構成する、とを表示し、当該時点で利用者に選択され
ている文書或は図面は、文書或は図面の代表内容を併せ
て表示する。初期状態では、記憶した文書或は図面の最
初のものを選択されているものとして表示する。また、
表示枠内に内容を表示するのは、当該時点で選択された
文書或は図面の1つのみとする。図2の例では、初期状
態ということで、最初の文書或は図面についてその代表
内容、図例では楕円2つ、を表示している。
【0023】次に上記例で選択する形態を説明する。
【0024】先ず、図3を用いて文書名で選択する形態
を説明する。図3の内容は以下の通り。
【0025】図3の(a)は、初期状態。図3の(b)
は、文書名A2を選択した状態。図3の(c)は、文書
名A3を選択した状態。
【0026】このような指示をするのに、利用者は、画
面上で、表示インデックスに沿う方向に画面上カーソル
を移動させて移動量を入力する。移動量が右上方向のと
き、図2の例では文書選択方向31のとき、選択される文
書名は、A1、A2、A3…というように変化する。
【0027】移動量が左下方向のとき、図2の例では文
書選択方向32のとき、選択される文書名は、A5、A
4、A3…というように変化する。
【0028】さて、図3の(a)で、例えば入力用具が
マウスのとき、マウスのボタンを押して右上方向に移動
させたときA1、A2、A3…という文書が順次選択さ
れ、A2が選択されたところでボタンの押下を止めたの
が図3の(b)である。次に図3の(b)の状態で、再
度マウスのボタンを押して右上方向に移動させ、A3が
選択されたところで止めたのが、図3の(c)の状態で
ある。反対方向の場合も同様である。以上は文書名で文
書或は図面を選択する場合である。
【0029】次に版番号を用いる形態を説明する。例を
図4に示す。図4の内容は以下の通り。
【0030】図4(a)は、操作開始時の状態で、文書
名A3の文書或は図面で、且つ版番号3の最新の版がす
でに選択された状態、図4(b)が、文書名A3の文書
或は図面で版番号1の版が選択された状態、図4(c)
が、文書名A3の文書或は図面で版番号2の版が選択さ
れた状態である。また、文書名A3の代表内容は、版番
号1では三角形が1個、版番号2では三角形が2個、版
番号3では三角形が3個である。
【0031】先ず、図4(a)は、文書名A3の文書或
は図面で、且つ版番号3の最新の版がすでに選択された
状態である(図例での代表内容は、三角形が3個)。ここ
で、利用者がマウスのボタンを押して右方向に、図例で
は文書選択方向33の方向に、移動させると、版番号3よ
り古い版、例えば、図4(b)のように版番号1の文書
或は図面が選択され、その代表内容(図例では三角形が
1個)が表示される。次に、図4(b)の状態で、利用
者がマウスのボタンを押して左方向に、図例では文書選
択方向34の方向に、移動させると版番号1より新しい
版、例えば図4(c)のように版番号2の文書或は図面
が選択されその代表内容(図例では三角形が2個)が表示
される。
【0032】以上のように、本発明を用いると、文書或
は図面の先に登録されたものへ順に向かう呼出し、文書
或は図面の後に登録されたものへ順に向かう呼出し、文
書或は図面の古い版へ向かう呼出し、文書或は図面の新
しい版へ向かう呼出し、という4種類の意味をマウスの
1操作入力で選択し、目的の文書或は図面の呼出しがで
きるようになる。
【0033】以上は、移動量の中で方向を用いた分の説
明である。さらに、本発明では移動量の中の大きさ(長
さ)というものをもちいる。移動量の中の大きさ(長
さ)は、単位の長さを予め定めておき、マウスを移動さ
せたとき、その単位の長さを超えるごとに次の文書、ま
たは版を選択するというために用いる。この単位の長さ
は、例えばマウスの移動量で10mmというように設定し
て用いる。以下この単位の長さを識別単位という。これ
は画面上の移動量で定める方法もあるが、画面はウィン
ドウという形態で伸縮するので、一般には入力用具上で
定めた方が、用い易いと思われる。
【0034】<構成>図5は、本発明の構成とデータの
流れを示すブロック図である。
【0035】本発明は、(1)文書或は図面情報を入力
し文書・図面ファイル3に記憶する文書・図面情報入力
部2と、(2)画面上カーソルの移動量を入力し、移動
量の大きさから所定の識別単位を用いて進行数を算出
し、所定の方向識別範囲を用いて移動量の方向を判断
し、移動量の方向が右上方向のとき、新しい文書の選択
とし、移動量の方向が左下方向のとき、古い文書の選択
とし、移動量の方向が右方向のとき、選択されている文
書の古い版の選択とし、移動量の方向が左方向のとき、
選択されている文書の新しい版の選択とし、上記結果に
文書或は図面情報の次に選択する進行数を用いて、呼出
し文書名と版番号とを求め、文書名・版番号記憶部5に
記憶させる文書名・版番号設定部4と、(3)文書名・
版番号記憶部5に記憶した呼出し文書名の呼出し版番号
の文書或は図面情報を、文書・図面ファイル3から呼出
しディスプレイ7に表示する表示処理部6と、(4)上
記、文書・図面情報入力部2と文書名・版番号設定部4
と表示処理部6とを制御する主制御部1とからなる。
【0036】また、上記本発明の構成要素と具体的機器
との対応は以下の通りである。
【0037】主制御部1は、中央処理装置24(プログラ
ムとメモリを含む)に対応する。
【0038】文書・図面情報入力部2は、キーボード21
とフロッピディスク装置22と中央処理装置24(プログラ
ムとメモリを含む)に対応する。
【0039】文書・図面ファイル3は、ディスク装置25
に対応する。
【0040】文書名・版番号設定部4は、マウス23とデ
ィスプレイ7と中央処理装置24(プログラムとメモリを
含む)に対応する。
【0041】文書名・版番号記憶部5は、中央処理装置
24メモリに対応する。
【0042】表示処理部6は、中央処理装置24(プログ
ラムとメモリを含む)に対応する。
【0043】なお、プリンタ26は、システム利用時、必
要内容を用紙で残すとき用いるものである。
【0044】<本発明の動作>本発明の動作は、次の2
つに分かれる (a)文書或は図面情報の入力 (b)入力した文書或は図面情報の呼出し 前者(a)文書或は図面情報の入力に関するフローチャ
ートを図6に、後者(b)入力した文書或は図面情報の
呼出しに関するフローチャートを図7に示す。
【0045】また、データ例として図1の例を用いる。
【0046】先ず、文書或は図面情報の入力動作は、例
えば、キーボード21などから文書或は図面入力開始の
コードを入力することにより、主制御部1が文書・図面
情報入力部2を起動し、動作を開始する。
【0047】先ず、ステップ101では、文書・図面情
報入力部2が、利用者が入力する文書或は図面情報を読
込む。
【0048】次に、ステップ102では、文書・図面情
報入力部2が、読込んだ文書或は図面の文書名が既に登
録されている文書或は図面の文書名か否かを、文書・図
面ファイル3の文書登録表8をみて調べる。 文書登録表
8の例を図13に示す。図13は図1のデータがすべて
登録されたときの例である。既に登録されている文書名
のときステップ104へいき、まだ登録されていない文
書名のときステップ103へいく。
【0049】ステップ103、ここは新たな文書或は図
面情報の登録をするときであり、ここでは、文書・図面
情報入力部2が、文書名に文書番号を付加し、版番号を
1として、文書登録表8に登録し、文書或は図面情報を
文書・図面ファイル3に記憶する。例えば、図13の例
で、文書名A5の文書が登録されたとき、文書登録表8
の文書番号5の内容になる。
【0050】後、ステップ105へいく。
【0051】ステップ104、ここは既に登録された文
書の新たな版を登録するときであり、ここでは、文書・
図面情報入力部2が、当該文書名に新たな版番号を追加
し、読込んだ文書或は図面情報を文書・図面ファイル3
に記憶する。例えば、図13の例で、文書名A1の文書
の版番号2が登録されたとき、文書登録表8の文書番号
1の内容になる。後、ステップ105へいく。
【0052】ステップ105では、入力する文書或は図
面情報が終了か否かを判断し、終了でないとき、ステッ
プ101へ戻り文書或は図面情報の入力動作を繰り返
し、終了のとき文書或は図面情報の入力動作を終了す
る。
【0053】以上は、文書或は図面情報の入力の動作で
ある。
【0054】次に、(b)入力した文書或は図面情報の
呼出しの動作を説明する。フローチャートは図7を用い
る。
【0055】本動作の開始は、例えば、キーボード21
などから文書或は図面情報の呼出し開始のコードを入力
することなどにより主制御部1が文書名・版番号設定部
4を起動し、動作を開始する。動作は、ステップ110
から開始する。
【0056】先ず、ステップ110では、初期設定とし
て、起動された文書名・版番号設定部4が以下の4つを
行う。
【0057】(a)文書名・版番号記憶部5の選択・文
書名領域に、文書登録表8をみて最初に登録された文書
の文書名を設定する。例えば文書名A1を設定する。
【0058】(b)文書名・版番号記憶部5の選択・版
番号領域に、文書登録表8をみて、上記で選択された文
書、例えばA1の最新の版の版番号、例えば2を設定す
る。
【0059】(c)方向識別のデータを識別データ記憶
部9に設定する。例えば図8の内容を設定する。
【0060】本発明では、図8に示すように所定の方向
の範囲を1つの方向として意味付けている。
【0061】図8では4つの種類を設定した例である。
【0062】(d)移動量の大きさの識別単位を識別デ
ータ記憶部9に設定する。識別単位は、入力された移動
量からその長さを算出し、その長さから次に選択するも
のまでの数を算出するための単位の長さである。
【0063】後、ステップ111へいく。
【0064】次にステップ111では、主制御部1が表
示処理部6を起動し、表示処理部6が文書名・版番号記
憶部5の選択・文書名領域に設定された文書名の、選択
・版番号領域に設定された版番号の文書を呼出し、選択
状態として表示する。例では、文書名A1のV−2の文
書を選択表示する。文書を呼出し表示することは、余り
に一般なのでここでの説明は省略する。
【0065】次に、ステップ112と113では、文書
名・版番号設定部4が、利用者が入力した画面上カーソ
ルの移動量を読込む。次に読込んだ移動量からその大き
さを算出し、進行数を求める。進行数は、現在選択状態
の文書から次に何個目の文書を選択するか、或は現在選
択状態の版番号から次に何個目の版番号を選択するか、
というときの「何個」という数のことである。例えば、
進行数kは以下の手順で求める。
【0066】<進める数k・算出手順> integer(sqrt(X2+Y2)/識別単位)→k 注.Integer:引数の値を整数化する関数 sqrt:引数の平方根を求める関数 例として、図11の項番1の移動量、横方向9ミリメー
トル、縦方向10ミリメートルの移動量を用いる。な
お、文書名の識別単位を10ミリメートルとする。
【0067】上記の手順で、選択数kを求めた例を、図
12に示す。例えば、項番1では k=integer(sqrt(92+102)/10) =integer(13.45362/10) =1 の手順でkを求めている。この場合、入力前の状態よ
り、1進める。つまり、ここでは文書名の新しい文書へ
の選択となり、選択操作前の状態が、文書A1が選択さ
れていたとき本操作で、文書A2の選択が指定される。
【0068】後、ステップ114へいく。
【0069】次にステップ114では、文書名・版番号
設定部4が移動量は右上方向か否かを判断する。そのた
め、先ず移動量から角度を算出する。角度は、通常、0
度から360度の範囲で算出した方が用いやすい。算出
手順例を以下に示す。
【0070】<角度の算出手順例> (1)(Y値/X値)→a (2)arctangent(a)→角度t (1)角度t、単位は度、は下記で補正。
【0071】X値が負のとき、(t+180)→t。
【0072】X値が正でY値が正のとき、補正なし。
【0073】X値が正でY値が負のとき、(t+360)
→t。
【0074】X値が0でY値が正のとき、90→t。
【0075】X値が0でY値が負のとき、270→t。
【0076】以上が角度の算出手順である。
【0077】ここで角度tが求まると、図8の例から 30≦t≦60 か否かで、右上方向か否かを判断する。右上方向ではな
いとき、ステップ116へいく。
【0078】右上方向のとき、次のステップ113へい
く。
【0079】ステップ115では、選択文書番号を新し
い文書の方向に、上記で得た進行数kを用いて更新す
る。即ち、 (選択文書番号+k)→選択文書番号 の処理を行う。
【0080】後、ステップ122へいき、表示処理を行
う。
【0081】次にステップ116では、移動量が左下方
向か否かを判断する。これは、例えばステップ114で
得たtが、210≦t≦240か否かで判断する。左下方向で
はないとき、ステップ118へいく。左下方向のとき、
次のステップ117へいく。
【0082】ステップ117では、選択文書番号を古い
文書の方向に、上記で得た進行数kを用いて更新する。
即ち、 (選択文書番号−k)→選択文書番号 の処理を行う。
【0083】後、ステップ122へいき、表示処理を行
う。
【0084】次にステップ118では、移動量が右方向
か否かを判断する。これは、例えばステップ114で得
たtが、0≦t≦15或は345≦t≦360のいずれかの範囲
に入っているか否かで判断する。右方向ではないとき、
ステップ120へいく。右方向のとき、次のステップ1
19へいく。
【0085】ステップ119では、選択版番号を古い版
の方向(版番号の小さい版の方向)に、上記で得た進行
数kを用いて更新する。即ち、 (選択版番号−k)→選択版番号 の処理を行う。
【0086】後、ステップ122へいき、表示処理を行
う。 次にステップ120では、移動量が左方向か否かを判断
する。これは、例えばステップ114で得たtが、165
≦t≦195の範囲に入っているか否かで判断する。左方
向ではないとき、ステップ123へいく。左方向のと
き、次のステップ121へいく。
【0087】ステップ121では、選択版番号を新しい
版の方向(版番号の大きい版の方向)に、上記で得た進
行数kを用いて更新する。即ち、 (選択版番号+k)→選択版番号 の処理を行う。
【0088】後、ステップ122へいき、表示処理を行
う。 例えば、具体的データ例を図8と図11に示す。図8は
方向の範囲を具体的に定めた例である。これは、移動量
の方向を0から360度の範囲で定めたものである。ま
た、図11は、移動量の例である。移動量は画面の横方
向に対する移動量をX値、縦方向に対する移動量をY値
とし、単位はミリメートルとした。例えば、図11の項
番1は、横方向9ミリメートル、縦方向10ミリメート
ルの移動量の入力があった。
【0089】このときの方向を角度で算出すると、48
度であり、方向種別は図8に示す範囲から右上方向とな
る。結果として文書名の後方向の選択を行うことにな
る。
【0090】次にステップ122では、主制御部1が表
示処理部6を起動し、表示処理部6が文書名・版番号記
憶部5の文書名と版番号に該当する文書或は図面情報
を、文書・図面ファイル3から呼出し、ディスプレイ7
に表示する。後、ステップ123へいく。
【0091】最後に、ステップ123では、利用者の終
了指示があったか否かを調べ、終了指示のとき、動作を
終了し、終了指示がないとき、ステップ112へ戻り、
利用者の移動量入力待ちとなる。
【0092】以上が本発明の動作である。
【0093】
【発明の効果】本発明を用いると、選択された文書は常
にその代表内容を画面に表示するので、呼び出してみな
いと内容が不明という問題点は解消される。また、本発
明を用いると、画面上カーソルの1操作入力で、新たな
文書或は図面の選択、また、版番号の選択、を行うの
で、上記従来技術の(a)から(c)の3手順、或は
(d)から(f)の3手順を行えるので、選択操作に
手数を要するという問題点も解消される。
【0094】また、付帯効果として、文書或は図面の内
容は代表内容が画面上に表示されるので、常に呼出す文
書或は図面内容を確認しながら目的の文書或は図面を探
せるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書・図面情報の構成例を示す図。
【図2】本発明での文書或は図面の呼出しを説明する
図。
【図3】本発明における、文書或は図面の呼出し手順の
例を示す図。
【図4】本発明で指定・版番号の文書或は図面を選択す
る手順例を示す図。
【図5】本発明の構成とデータの流れを示すブロック
図。
【図6】本発明の文書或は図面情報の入力動作を説明す
るフローチャート。
【図7】本発明の文書或は図面情報の呼出し動作を説明
するフローチャート。
【図8】方向種別を設定するデータの例を示す図。
【図9】本発明が稼動するシステムの機器構成の例を示
す図。
【図10】従来技術で用いられる対象選択形態を示す
図。
【図11】移動量データと方向識別のデータ例を示す
図。
【図12】移動量データと文書・版番号識別の例を示す
図。
【図13】文書登録表の例を示す図。
【符号の説明】
1…主制御部、2…文書・図面情報入力部、3…文書・
図面ファイル、4…文書名・版番号設定部、5…文書名
・版番号記憶部、6…表示処理部、7…ディスプレイ、
8…文書・図面ファイル内の文書登録表、21…キーボー
ド、22…フロッピディスク装置、23…マウス、24…中央
処理装置、25…ディスク装置、26…プリンタ、31〜34…
図面選択方向、41…画面上のカーソル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 310B 380A Fターム(参考) 5B075 PP02 PP03 PP13 PQ02 PQ66 PQ69 5B087 AA09 AB04 DD03 DD06 DD12 DD14 DE00 DE05 DE07 5E501 AA13 AC19 AC37 BA05 CB09 FA02 FA06 FA13 FA22 FA23 FB22 FB34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムに記憶した情報を
    呼び出す際利用する方式であって、 目的の情報を指示するのに、画面上カーソルの移動量を
    用い、 入力した移動量から方向を算出し、当該方向が所定の方
    向種別のいずれに属するかを判断し、当該方向が属する
    方向種別を選択・方向種別とし、 また、移動量の大きさに識別単位を与えることにより当
    該時点から次に選択する個数、以下これを進行数とい
    う、を算出し、 上記で得た選択・方向種別と進行数から次に選択する文
    書或は図面を定める手段を備えることを特徴とする移動
    量を用いた目的情報の指示方式。
JP2000052110A 2000-02-23 2000-02-23 移動量を用いた目的情報の指示方式 Pending JP2001236161A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1312566C (zh) * 2004-01-27 2007-04-25 日本电气株式会社 对操作选择元素进行选择的信息装置和方法

Cited By (1)

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