JPH08103972A - コードのトッピング方法 - Google Patents
コードのトッピング方法Info
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- JPH08103972A JPH08103972A JP7198604A JP19860495A JPH08103972A JP H08103972 A JPH08103972 A JP H08103972A JP 7198604 A JP7198604 A JP 7198604A JP 19860495 A JP19860495 A JP 19860495A JP H08103972 A JPH08103972 A JP H08103972A
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
- B29D2030/381—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre the inserts incorporating reinforcing parallel cords; manufacture thereof
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡易な装置で容易に操作でき、しかもトッピン
グの精度を高めうる。 【解決手段】引揃えられたコード2の配列体2Aが入る
入口部7と、排出される出口部9とを具えたトッピング
室5を有するノズル金物6の前記トッピング室5に、前
記配列体2Aを挟んだ両側で開口する第1、第2のゴム
吐出口11、12を設け、かつこの第1、第2のゴム吐
出口11、12に2つのゴム押出機13、14のゴム出
口18、19からのびるゴム吐出流26、27路を導通
させる。前記ゴム押出機13、14のスクリュー23の
軸心がなす角度αを90度以下しかも各ゴム押出機1
3、14の前記ゴム出口18、19及び前記ゴム吐出流
路26、27をトッピング室5の出口側に向けて配す
る。
グの精度を高めうる。 【解決手段】引揃えられたコード2の配列体2Aが入る
入口部7と、排出される出口部9とを具えたトッピング
室5を有するノズル金物6の前記トッピング室5に、前
記配列体2Aを挟んだ両側で開口する第1、第2のゴム
吐出口11、12を設け、かつこの第1、第2のゴム吐
出口11、12に2つのゴム押出機13、14のゴム出
口18、19からのびるゴム吐出流26、27路を導通
させる。前記ゴム押出機13、14のスクリュー23の
軸心がなす角度αを90度以下しかも各ゴム押出機1
3、14の前記ゴム出口18、19及び前記ゴム吐出流
路26、27をトッピング室5の出口側に向けて配す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤ等の
補強材として用いられるコードの配列体を、2台のゴム
押出機を用いて、所定の厚みのゴムでトッピングする方
法であり、従来のカレンダーを用いる方法に比し、簡易
かつ経済的にトッピングしうる方法に関する。
補強材として用いられるコードの配列体を、2台のゴム
押出機を用いて、所定の厚みのゴムでトッピングする方
法であり、従来のカレンダーを用いる方法に比し、簡易
かつ経済的にトッピングしうる方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、タイヤのカーカス、ベルト層をなすプライは、タイ
ヤ用コードを平行に引揃えた配列体の両面にゴムをトッ
ピングすることにより形成しており、このようなプライ
は、従来、並列した複数本のコードにカレンダーロール
を用いてゴム付けして形成していた。
ば、タイヤのカーカス、ベルト層をなすプライは、タイ
ヤ用コードを平行に引揃えた配列体の両面にゴムをトッ
ピングすることにより形成しており、このようなプライ
は、従来、並列した複数本のコードにカレンダーロール
を用いてゴム付けして形成していた。
【0003】しかし、前記カレンダーロールを用いてプ
ライを形成するには、ゴムを可塑化するため熱入れロー
ルもしくは熱入れ押出機と、トッピングのためのカレン
ダーロールとの2種類の装置を必要とするなど設備費の
高騰を招き、又加工時においてはコードの送り出し、ゴ
ムの送り出し量もしくは吐出量、及びカレンダーのロー
ル回転速度を夫々関連づけて調整せねばならず、精度保
持に熟練を要しかつ作業性に劣るという問題がある。
ライを形成するには、ゴムを可塑化するため熱入れロー
ルもしくは熱入れ押出機と、トッピングのためのカレン
ダーロールとの2種類の装置を必要とするなど設備費の
高騰を招き、又加工時においてはコードの送り出し、ゴ
ムの送り出し量もしくは吐出量、及びカレンダーのロー
ル回転速度を夫々関連づけて調整せねばならず、精度保
持に熟練を要しかつ作業性に劣るという問題がある。
【0004】なお本出願人は、前記問題点の一端を解決
すべく、特開昭62−77909号において、コードが
通るトッピング部に押出機からのゴムを注入する装置を
提案した。しかしこの装置では、ゴムの供給口が配列体
の一方の面側に片寄って配されているため、均等なトッ
ピングが施されず完成された製品の品質に劣るという問
題がある。
すべく、特開昭62−77909号において、コードが
通るトッピング部に押出機からのゴムを注入する装置を
提案した。しかしこの装置では、ゴムの供給口が配列体
の一方の面側に片寄って配されているため、均等なトッ
ピングが施されず完成された製品の品質に劣るという問
題がある。
【0005】又本出願人は、他に特開昭54−3637
4号において、図5に示すように、トッピング部aに導
通する2つのゴム押出機b1、b2を、配列体cの両面
側にかつこの配列体cと直角に向けて配した装置を提案
している。しかしながらこのものは、トッピング部aの
左右両側に向かって、ゴム押出機b1、b2が大きくの
びるために、装置の大型化を招くだけでなく、作業者が
ゴム押出機への材料ゴムの補給、調整等をするための作
業範囲が倍増し、作業性を損ねる等の問題も発生する。
4号において、図5に示すように、トッピング部aに導
通する2つのゴム押出機b1、b2を、配列体cの両面
側にかつこの配列体cと直角に向けて配した装置を提案
している。しかしながらこのものは、トッピング部aの
左右両側に向かって、ゴム押出機b1、b2が大きくの
びるために、装置の大型化を招くだけでなく、作業者が
ゴム押出機への材料ゴムの補給、調整等をするための作
業範囲が倍増し、作業性を損ねる等の問題も発生する。
【0006】そこで本発明のうち請求項1に記載の発明
は、90度以下の挟み角度で互いに傾けた2つのゴム押
出機を用いて配列体の両側にゴムを供給し、かつゴム押
出機のゴム出口及びゴム吐出流路をトッピング室の出口
側に向けて配することを基本として、同一フロアー内で
の作業を可能としトッピングの作業性を向上するととも
に高い製品品質を維持でき、かつトッピング室でのゴム
内圧の低減にも役立つコードのトッピング方法の提供を
目的としたものであります。
は、90度以下の挟み角度で互いに傾けた2つのゴム押
出機を用いて配列体の両側にゴムを供給し、かつゴム押
出機のゴム出口及びゴム吐出流路をトッピング室の出口
側に向けて配することを基本として、同一フロアー内で
の作業を可能としトッピングの作業性を向上するととも
に高い製品品質を維持でき、かつトッピング室でのゴム
内圧の低減にも役立つコードのトッピング方法の提供を
目的としたものであります。
【0007】又請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の発明の効果をより確実化するコードのトッピング方
法の提供を目的としたものであります。
載の発明の効果をより確実化するコードのトッピング方
法の提供を目的としたものであります。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、平行に
引揃えられたコードの配列体にゴムをトッピングするコ
ードのトッピング方法であって、張力が付与されて引揃
えられたコードの前記配列体が入る入口部と、排出され
る出口部とを具えたトッピング室を有するノズル金物の
前記トッピング室に、前記配列体を挟んだ両側で開口す
る第1、第2のゴム吐出口を設け、かつこの第1、第2
のゴム吐出口に2つのゴム押出機のゴム出口からのびる
ゴム吐出流路を導通させるとともに、前記2つのゴム押
出機のスクリューの軸心がなす角度αを90度以下しか
も各ゴム押出機の前記ゴム出口及び前記ゴム吐出流路を
トッピング室の出口側に向けて配する一方、前記配列体
を、前記トッピング室において、前記2つのゴム押出機
からのゴムによりトッピングすることを特徴としたもの
であります。
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、平行に
引揃えられたコードの配列体にゴムをトッピングするコ
ードのトッピング方法であって、張力が付与されて引揃
えられたコードの前記配列体が入る入口部と、排出され
る出口部とを具えたトッピング室を有するノズル金物の
前記トッピング室に、前記配列体を挟んだ両側で開口す
る第1、第2のゴム吐出口を設け、かつこの第1、第2
のゴム吐出口に2つのゴム押出機のゴム出口からのびる
ゴム吐出流路を導通させるとともに、前記2つのゴム押
出機のスクリューの軸心がなす角度αを90度以下しか
も各ゴム押出機の前記ゴム出口及び前記ゴム吐出流路を
トッピング室の出口側に向けて配する一方、前記配列体
を、前記トッピング室において、前記2つのゴム押出機
からのゴムによりトッピングすることを特徴としたもの
であります。
【0009】又請求項2記載の発明は、請求項1記載の
発明の構成のうち、各ゴム吐出流路を、この流路のトッ
ピング室での開口端において90度以下の角度で上下に
交わるように配するという構成を加えたことを特徴とし
ています。
発明の構成のうち、各ゴム吐出流路を、この流路のトッ
ピング室での開口端において90度以下の角度で上下に
交わるように配するという構成を加えたことを特徴とし
ています。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。本願のコードのトッピング方法
(以下方法という)は、例えば、図4に示すように、タ
イヤコード等の複数のコード2を同一平面内で互いに平
行に引揃えてなる配列体2Aの両面側に、所定の厚みで
ゴム3、4をトッピングしてシート状のプライPを形成
する方法であり、この方法では、図1〜3に示すよう
に、前記配列体2Aが通るトッピング室5を有するノズ
ル金物6の前記トッピング室5に、前記配列体2Aを挟
んだ両側で開口する第1、第2のゴム吐出口11、12
を設け、この第1、2のゴム吐出口11、12を、ゴム
吐出流路26、27を介してそれぞれゴム押出機13、
14に連通している。
図示例と共に説明する。本願のコードのトッピング方法
(以下方法という)は、例えば、図4に示すように、タ
イヤコード等の複数のコード2を同一平面内で互いに平
行に引揃えてなる配列体2Aの両面側に、所定の厚みで
ゴム3、4をトッピングしてシート状のプライPを形成
する方法であり、この方法では、図1〜3に示すよう
に、前記配列体2Aが通るトッピング室5を有するノズ
ル金物6の前記トッピング室5に、前記配列体2Aを挟
んだ両側で開口する第1、第2のゴム吐出口11、12
を設け、この第1、2のゴム吐出口11、12を、ゴム
吐出流路26、27を介してそれぞれゴム押出機13、
14に連通している。
【0011】これにより前記トッピング室5において配
列体2Aの両側に、2つのゴム押出機13、14からの
ゴム3、4をトッピングし、プライPとして出口部9か
ら送り出すことが出来る。
列体2Aの両側に、2つのゴム押出機13、14からの
ゴム3、4をトッピングし、プライPとして出口部9か
ら送り出すことが出来る。
【0012】なおコード2としては、ナイロン、芳香族
ポリアミド繊維などの有機繊維コード、及びスチールな
どの金属繊維コードが採用でき、例えば、カーカス、ベ
ルト層などのタイヤ骨組体形成用のプライPを構成す
る。
ポリアミド繊維などの有機繊維コード、及びスチールな
どの金属繊維コードが採用でき、例えば、カーカス、ベ
ルト層などのタイヤ骨組体形成用のプライPを構成す
る。
【0013】またこの方法を実施するトッピング装置T
は、図1に示すように、前端にノズル金物6を設けた例
えばヘッドである基体Nと、この基体Nの後端に固定さ
れる第1、第2のゴム押出機13、14とを具える。本
例では、ゴム流れの下流側が装置Tの前側、上流側が後
側となる。
は、図1に示すように、前端にノズル金物6を設けた例
えばヘッドである基体Nと、この基体Nの後端に固定さ
れる第1、第2のゴム押出機13、14とを具える。本
例では、ゴム流れの下流側が装置Tの前側、上流側が後
側となる。
【0014】前記ノズル金物6は、図2、3に拡大して
示すように、本例では、前記配列体2Aが前方に向かっ
て略水平に通る、偏平なトッピング室5を有し、このト
ッピング室5の後端には、前記配列体2Aが入る入口部
7が、又前端には、配列体2Aがトッピングされて排出
する出口部9が夫々開口する。なお少なくとも前記出口
部9の開口は、プライPの断面に合った横長矩形形状を
有することが必要であるが、本例では、トッピング室5
の略全体を前記横長矩形形状と等しい断面形状で形成
し、余分なゴムの貯留を排除している。又配列体2Aの
各コード2は、前記入口部7の後方側に設けるリール2
5に巻取られて収容されるとともに、該リール25と入
口部7との間の引揃え具24を通ることによって、各コ
ード2に張力が付与される。なお前記入口部7には、本
例では、コード2が挿通しうる小孔8aを設けた間仕切
り状の口金8が設けられ、コードの配列を維持させると
ともにトッピング室5からのゴムの逆流を防止する。従
って入口部7は、実質的には、この口金8の小孔8aに
よって構成される。
示すように、本例では、前記配列体2Aが前方に向かっ
て略水平に通る、偏平なトッピング室5を有し、このト
ッピング室5の後端には、前記配列体2Aが入る入口部
7が、又前端には、配列体2Aがトッピングされて排出
する出口部9が夫々開口する。なお少なくとも前記出口
部9の開口は、プライPの断面に合った横長矩形形状を
有することが必要であるが、本例では、トッピング室5
の略全体を前記横長矩形形状と等しい断面形状で形成
し、余分なゴムの貯留を排除している。又配列体2Aの
各コード2は、前記入口部7の後方側に設けるリール2
5に巻取られて収容されるとともに、該リール25と入
口部7との間の引揃え具24を通ることによって、各コ
ード2に張力が付与される。なお前記入口部7には、本
例では、コード2が挿通しうる小孔8aを設けた間仕切
り状の口金8が設けられ、コードの配列を維持させると
ともにトッピング室5からのゴムの逆流を防止する。従
って入口部7は、実質的には、この口金8の小孔8aに
よって構成される。
【0015】又前記トッピング室5には、前記配列体2
Aよりも上方で、すなわちトッピング室5の上面で開口
する第1のゴム吐出口11と、下方で、すなわち下面で
開口する第2のゴム吐出口12とが夫々配されるととも
に、この第1、第2のゴム吐出口11、12は、前記基
体Nに設ける上、下のゴム吐出流路26、27を介して
前記第1、第2のゴム押出機13、14のゴム出口1
8、19に連通する。
Aよりも上方で、すなわちトッピング室5の上面で開口
する第1のゴム吐出口11と、下方で、すなわち下面で
開口する第2のゴム吐出口12とが夫々配されるととも
に、この第1、第2のゴム吐出口11、12は、前記基
体Nに設ける上、下のゴム吐出流路26、27を介して
前記第1、第2のゴム押出機13、14のゴム出口1
8、19に連通する。
【0016】前記上、下のゴム吐出流路26、27は、
夫々前記トッピング室5の出口側に向けて配されてお
り、トッピング室5での開口端におけるゴム吐出流路2
6、27間の交差角度βを90度以下、例えば80度程
度としている。又各ゴム吐出流路26、27は開口端に
向かって先細となるテーパー状にかつ略直線的にのびて
おり、特に各ゴム吐出流路26、27の前記配列体2A
に対する角度を、互いに略等しい、すなわち配列体2A
に対して対称に形成することが、コードの配列精度を高
く維持するために好ましい。
夫々前記トッピング室5の出口側に向けて配されてお
り、トッピング室5での開口端におけるゴム吐出流路2
6、27間の交差角度βを90度以下、例えば80度程
度としている。又各ゴム吐出流路26、27は開口端に
向かって先細となるテーパー状にかつ略直線的にのびて
おり、特に各ゴム吐出流路26、27の前記配列体2A
に対する角度を、互いに略等しい、すなわち配列体2A
に対して対称に形成することが、コードの配列精度を高
く維持するために好ましい。
【0017】なお上のゴム吐出流路26は、油圧シリン
ダL1の作動により点K1を中心として回動する第1の
回動片29の回動によって開放でき、流路内の保守、点
検を容易としている。同様に下のゴム吐出流路27にあ
っても油圧シリンダL2により点K2で回動可能とした
第2の回動片30によって開放可能に形成される。
ダL1の作動により点K1を中心として回動する第1の
回動片29の回動によって開放でき、流路内の保守、点
検を容易としている。同様に下のゴム吐出流路27にあ
っても油圧シリンダL2により点K2で回動可能とした
第2の回動片30によって開放可能に形成される。
【0018】又前記第1、第2のゴム押出機13、14
は、夫々電動機Mにより直角減速機を介して駆動される
スクリュー23を設けた周知の構成を備え、このスクリ
ュー23が回転することによって、後端側の投入口21
から投入されるゴム原料22を混練、溶融しながら前端
のゴム出口18、19から送り出す。第1、第2のゴム
押出機13、14は、各ゴム出口18、19を前記トッ
ピング室5の出口側に向けて、かつ各スクリュー23の
軸心を前記配列体2Aと直交する面上、本例では、垂直
な面上に位置させて基体Nに固定している。又各スクリ
ュー23の軸心がなす角度αは90度以下、好ましくは
前記ゴム吐出流路26、27間の角度βより小に設定さ
れ、本例では、角度αは20〜30度程度に設定してい
る。
は、夫々電動機Mにより直角減速機を介して駆動される
スクリュー23を設けた周知の構成を備え、このスクリ
ュー23が回転することによって、後端側の投入口21
から投入されるゴム原料22を混練、溶融しながら前端
のゴム出口18、19から送り出す。第1、第2のゴム
押出機13、14は、各ゴム出口18、19を前記トッ
ピング室5の出口側に向けて、かつ各スクリュー23の
軸心を前記配列体2Aと直交する面上、本例では、垂直
な面上に位置させて基体Nに固定している。又各スクリ
ュー23の軸心がなす角度αは90度以下、好ましくは
前記ゴム吐出流路26、27間の角度βより小に設定さ
れ、本例では、角度αは20〜30度程度に設定してい
る。
【0019】又前記基体Nには、ノズル金物6の出口部
9において、このノズル金物6を係脱しうる係止金具1
6がシリンダ等の伸縮具17を介して取付けられ、更に
31、32の油圧によってロックされる。このような係
止金具16は配列体2Aを挟んでその上、下に一対設け
られる。
9において、このノズル金物6を係脱しうる係止金具1
6がシリンダ等の伸縮具17を介して取付けられ、更に
31、32の油圧によってロックされる。このような係
止金具16は配列体2Aを挟んでその上、下に一対設け
られる。
【0020】然して、トッピング室5に、その入口部7
から出口部9に向かって張力が付与されたコード2の配
列体2Aを略水平に通過させるとともに、第1のゴム吐
出口11から第1のゴム押出機13によって混練された
ゴム3を、又第2のゴム吐出口12から第2のゴム押出
機14によって混練されたゴム4をそれぞれトッピング
室5に注入する。
から出口部9に向かって張力が付与されたコード2の配
列体2Aを略水平に通過させるとともに、第1のゴム吐
出口11から第1のゴム押出機13によって混練された
ゴム3を、又第2のゴム吐出口12から第2のゴム押出
機14によって混練されたゴム4をそれぞれトッピング
室5に注入する。
【0021】このように、出口側に傾くゴム吐出流路2
6、27を用いて、配列体2Aの両面側から夫々ゴムが
供給されるため、ゴムの注入圧力に起因して発生するコ
ード2への負荷変動を低減でき、コードの位置ずれ、曲
り等の配列不良を招くことなく均質なトッピングが可能
となる。特に前記ゴム吐出流路26、27間の角度βを
90度以下とするときには、負荷変動が著減し、配列不
良をより効果的に抑制できる。
6、27を用いて、配列体2Aの両面側から夫々ゴムが
供給されるため、ゴムの注入圧力に起因して発生するコ
ード2への負荷変動を低減でき、コードの位置ずれ、曲
り等の配列不良を招くことなく均質なトッピングが可能
となる。特に前記ゴム吐出流路26、27間の角度βを
90度以下とするときには、負荷変動が著減し、配列不
良をより効果的に抑制できる。
【0022】しかも配列体2Aの流れ方向とゴムの注入
方向とが同一方向に向くなどゴム流れが円滑化するた
め、トッピングに際し、トッピング室5内の内圧を減じ
ることが可能となり、装置の耐久性及びトッピング効率
の低下を防止できる。又この内圧軽減は、入口部7から
のゴム洩れを抑制でき、作業中のゴム損失を低減する。
方向とが同一方向に向くなどゴム流れが円滑化するた
め、トッピングに際し、トッピング室5内の内圧を減じ
ることが可能となり、装置の耐久性及びトッピング効率
の低下を防止できる。又この内圧軽減は、入口部7から
のゴム洩れを抑制でき、作業中のゴム損失を低減する。
【0023】又第1、第2のゴム押出機13、14は、
そのスクリュー23の軸心間の角度αを90度以下とし
た、実質的に、例えば上下2列で配しているため、装置
の小型化に貢献でき、しかも作業範囲を減じて作業性を
向上できる。又角度αを90度以下とすることによっ
て、前記ゴム吐出流路26、27とともにゴム流れを円
滑化でき、内圧軽減を達成しうる。
そのスクリュー23の軸心間の角度αを90度以下とし
た、実質的に、例えば上下2列で配しているため、装置
の小型化に貢献でき、しかも作業範囲を減じて作業性を
向上できる。又角度αを90度以下とすることによっ
て、前記ゴム吐出流路26、27とともにゴム流れを円
滑化でき、内圧軽減を達成しうる。
【0024】なお、第1のゴム押出機13と第2のゴム
押出機14とからそれぞれ押出されるゴム3、4の組成
を違えることにより、トッピングの一方の面側と他方の
面側との間でゴム組成が異なるトッピングを形成するこ
とが可能となる。
押出機14とからそれぞれ押出されるゴム3、4の組成
を違えることにより、トッピングの一方の面側と他方の
面側との間でゴム組成が異なるトッピングを形成するこ
とが可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明の方法は、叙上の如き構成を具え
るため、簡易な装置でコード配列体にトッピングするこ
とができ、設備投資を低減でき、かつ操作が簡易とな
り、しかも装置の小型化、自動化が容易となる。他方、
トッピングの作業性が向上されかつ高い製品品質を維持
できるとともに、トッピング室でのゴム内圧の低減にも
役立つなど多くの効果を奏しうる。
るため、簡易な装置でコード配列体にトッピングするこ
とができ、設備投資を低減でき、かつ操作が簡易とな
り、しかも装置の小型化、自動化が容易となる。他方、
トッピングの作業性が向上されかつ高い製品品質を維持
できるとともに、トッピング室でのゴム内圧の低減にも
役立つなど多くの効果を奏しうる。
【図1】本発明の方法に用いる装置の一実施例を示す一
部断面正面図である。
部断面正面図である。
【図2】そのノズル金物を例示する斜視図である。
【図3】作用を示す断面図である。
【図4】本発明の方法を用いて形成されたプライの一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来技術の一例を示す断面図である。
2 コード 2A 配列体 3、4 ゴム 5 トッピング室 6 ノズル金物 7 入口部 9 出口部 11 第1のゴム吐出口 12 第2のゴム吐出口 13、14 ゴム押出機 18、19 ゴム出口 23 スクリュー 26、27 ゴム吐出流路
Claims (2)
- 【請求項1】平行に引揃えられたコードの配列体にゴム
をトッピングするコードのトッピング方法であって、張
力が付与されて引揃えられたコードの前記配列体が入る
入口部と、排出される出口部とを具えたトッピング室を
有するノズル金物の前記トッピング室に、前記配列体を
挟んだ両側で開口する第1、第2のゴム吐出口を設け、
かつこの第1、第2のゴム吐出口に2つのゴム押出機の
ゴム出口からのびるゴム吐出流路を導通させるととも
に、前記2つのゴム押出機のスクリューの軸心がなす角
度αを90度以下しかも各ゴム押出機の前記ゴム出口及
び前記ゴム吐出流路をトッピング室の出口側に向けて配
する一方、 前記配列体を、前記トッピング室において、前記2つの
ゴム押出機からのゴムによりトッピングすることを特徴
とするコードのトッピング方法。 - 【請求項2】前記ゴム押出機は、上、下のゴム吐出流路
を具え、この上、下のゴム吐出流路がトッピング室での
開口端で90度以下の角度βで交わることを特徴とする
請求項1記載のコードのトッピング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198604A JPH08103972A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-03 | コードのトッピング方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-210563 | 1994-08-10 | ||
JP21056394 | 1994-08-10 | ||
JP7198604A JPH08103972A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-03 | コードのトッピング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08103972A true JPH08103972A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=26511076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198604A Pending JPH08103972A (ja) | 1994-08-10 | 1995-08-03 | コードのトッピング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08103972A (ja) |
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1995
- 1995-08-03 JP JP7198604A patent/JPH08103972A/ja active Pending
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