JPH04501540A - 合成樹脂多層フィルム又は―プレートを押出し成形するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 合成樹脂多層フイルム又はープレートを押出し成形するための装置 本発明は、請求項１の上位概念に記載した合成樹脂多層フィルム又は−プレート を押出し成形するための装置に関する。

このような形式の装置は、例えば“Ｍｏｄｅｒｎ　Ｐｌａｓｔｉｃｓ″．１９８ ３年８月、２２頁〜２６頁又は“Ｋｕｎｓｔｓｔｏｆｆｅ（合成樹脂）“、１９ ８８年８月、Ａ３３頁に開示されている。このどちらの場合においても、それぞ れ合成樹脂溶融物を生ぜしめる多数の押出し成形機と幅広スリット形ノズルとの 間に、いずれにしても費用のかかる交換可能なフィールドロックが介在されてい る。

このフィードブロックは、その入口でそれぞれ１つの合成樹脂溶融物を受容し、 これを、スリット状の貫通孔を備えた、出口としてのブロックに送る。このブロ ック自体は、サンドイッチ状の層構造体、有利には方形の横断面を有する溶融合 成樹脂のストランドを押出す。ノズル体内に延びる溶融物通路がストランドを、 拡げて平らにすると同時にサンドイッチ状の層構造体を直立に維持しつつ、幅広 スリット形ノズルのスリット状の出口ギャップ（場合によっては別の合成樹脂層 を集めた後で）に送る前に、このストランドは、少なくとも部分的にノズル体内 に延びる、適当な横断面を有する通路内を通って、程度の差こそあれ長い（構造 的に制限されて）長さで、ノズル体内に延びる溶融物通路のハンガー状の拡張部 にまで達する。この場合、フィードブロックは、合成樹脂溶融物の各層の層厚又 はフィードブロック内の全ストランドの層厚を機械的に調節するための、外部か ら近付ける手段、例えばピン又は調節ねじを介して動かされる、非回転対称の外 周を有するフラップ、せき止めバー又は絞り軸を有している。

このような装置においては、所属のフィードブロックは一方ではすべての側から 近付くことができ、他方では合成樹脂溶融物の種々異なる層厚を調節するための 手段を備えていると良いことが分かっている。何故ならば、一方では、それぞれ 所望の層構造（材料上の観点でも配置構成上の観点でも）のために特別なフィー ドブロックが基本的に必要であって、従ってこのフィードブロック又はその少な くとも主要な部分をできるだけ簡単に交換できるようにすることが望まれており 、他方では、最終成形品の層構造の変化を引き起こす、各合成樹脂溶融物層の温 度及び／又は粘度の所定の変化が避けられず、前記手段によって修正しなければ ならないからである。

このような修正は、前記出版物に開示され装置においては、もちろん作業員の多 くの経験を必要とする。

何故ならば、各合成樹脂溶融物層の層厚はひとりでに変化し、しかしながらこの 時に一方では隣接する層、及びひいては他方では全層構造体が共に影響を受ける ので、はっきりとした修正を行うためにはすべての存在する修正可能性を非常に 正確に合わせる必要があり、これは、層の数が変化するのに伴って作業員の経験 にさらに高い要求をかせることになる。これは、層の数が増えるのに伴って、フ ィードブロックの構造が次第に要求のより多い高価なものになることは度外視し てもである。

しかもこの公知の装置においては、フィードブロック内で合成樹脂溶融物の種々 異なる層を一緒にガイドする時点からノズル体内の溶融物通路のハンガー状の拡 張部の入口までが、フィードブロックに近付き易くなっているために、いずれに しても（フィードブロックがノズル体に直接接続されているか又は別の管路部材 を介在させて接続されているかには関係無く）、非常に長い通路を必要とすると いう欠点がある。何故ならば、ノズル体のハンガー状の拡張部は、ノズル体の安 定性の理由により、出口ギャップを有していない、ノズル体の外壁まで、及びひ いてはフィードブロックからノズル体への合成樹脂溶融物のストランドの送り導 管の接続箇所にまで直接達しているからである。しかしながら実際には、このよ うな管路内における合成樹脂溶融物のすべての考えられ得る層構造は、必然的に 非常に薄い層状態で流れるのではなく、それぞれの層境界でそれぞれの合成樹脂 溶融物の多対があらかじめ混合及び／又は渦巻かれるようになっていて、この混 合及び／又は渦巻きはいずれにしてもハンガー状の拡張部では行われず、定義す ることのできない最終製品を生ぜしめることになり、これは、フィードブロック の各合成樹脂溶融物層又はすべての合成樹脂溶融物層を調節するための手段を外 部で操作することによってももはや修正することはできないことが明らかになっ た。

前記欠点はアメリカ合衆国特許第４６１９８０２号明細書に開示されたノズル装 置によって解決されている。このノズル装置においては、フィードブロックの出 発部分が、ノズル体の後ろ側に設けられた、合成樹脂溶融物のほぼ流れ方向に配 置された定置の孔によって置き換えられており、フィードブロックの残りの部分 は、合成樹脂溶融物の流れ方向に対して直角に形成された対応する切欠内に嵌め 込まれれ、この場合に、この交換可能なフィードブロック部分は同様に、各合成 樹脂溶融物層の層厚を機械的に調節するための手段を有しており、この手段を操 作することによって隣接する層もすべての層も影響を受ける。このノズル装置の 利点は、層を形成する溶融物流をノズル口に対して平行な方向で広げると同時に この方向に対して直角な方向で締め付けて層構造を維持しながらノズル口へ導く 、交換可能なフィードブロック部分の出口部分を、溶融物通路のハンガー状の拡 張部のすぐ近くに配置することができるという点にある。しかしながらこの装置 は、前記理由により眉間で回転可能なそれぞれ１つのフラップの形状に構成され た、層厚を調節するための手段が使用されているために、フィードブロックの前 記変化例の１つ又はそれ以上を備えた複数通路式ノズルが使用できない場合には 、非常に少ない（前記開示された印刷物によれば２つだけ）層を有する層構造の ためにしか使用することができないという欠点がある。さらに、前記装置は、ハ ンガー状の拡張部の後ろに一方では交換可能なフィードブロック、他方ではノズ ル体の後壁を貫通して前記フィードブロックに押出し機を接続するための孔を設 けることができるようにするために非常に深いノズル体を必要とし、しかも、ノ ズル体の後側に設けた孔によって、交換可能なフィードブロック部分に設けられ たスリット状のガイド部分における合成樹脂溶融物の数及び分割が十分に規定さ れ、そうでない場合は、ノズル体の外部で完全なフィードブロックを簡単に交換 し、これによって同じノズル体を有するそれぞれ可能な層構造が生ぜしめられる ようになっていることによって、冒頭の第１頁第２段で述べた前記印刷物に開示 されたフィードブロックの融通性は制限される。

層厚を機械的に調節する使用された手段に基づく、ライ−ドブロック内で一緒に 案内された合成樹脂溶融物の数の制限は、前記ｗｃＩ頁第２段で述べた印刷物に よるものにおいても、また前記アメリカ合衆国特許第４６１９８０２号明細書に 開示されたものにおいても、印刷物“Ｎｅｕｅ　Ｖｅｒｐａｃｋｕｎｇ”６／７ ８．第８４２頁〜８４８頁、特に８４７頁右段によれば、出発範囲が平行に配置 されたスリット状の多数の貫通ガイド部を備えたコンパクトなブロックより成る フィードブロックを使用することによって避けられる。このブロックは一方では 、各合成樹脂溶融物層の層厚を機械的に調節するための手段を備えておらず、平 行に設けられた多数のスリット状の貫通ガイド部が各合成樹脂溶融物層を形成す るためにも使用されるようになっており、これは、フィードブロックによって構 成されたすべての層状の溶融物流の構成において流動学的な利点を提供する。経 験によれば、このようなフィードブロックのスリット状の貫通ガイド部を所望の 層構造の特別な場合のために適して配置する場合に、押出し機とノズル体との間 でフィードブロックが簡単に交換可能であることと関連して、いずれにしても内 側の層のための各合成樹脂溶融物層の層厚を機械的に調節するための付加的な手 段を使用することは省かれることが分かった。この場合、２つの外側のカバ一層 の構造だけは、特にこれを非常に薄く構成しなければならない場合には不満足で ある。何故ならば、これら２つの外側のカバ一層は、隣接する合成樹脂層との調 整過程だけでなく、溶融物通路の内壁、特にその拡張部との調整過程にもさらさ れ、これは少なくとも場合によっては、その構造の後調節可能性を生ぜしめるこ とになる。

しかしながら前記従来技術のものにおいては、それぞれ幅広スリット形ノズルに よって生ぜしめられた合成樹脂−多層フィルム又は−プレートはノズル口を取り 除いｌ；後で側方から強制的に締め付けられるので、まず縁部が不都合に変形さ れ、これは一般に適当な切り取りによって取り除がれる。しかしながらこの場合 、大量の切屑が生じる。この切屑は、合成樹脂−多層フィルムの製造プロセスに 再び供給されると好都合であるが、これは、一般に特別な手段（例えばドイツ連 邦共和国特許出願公開第３６０４００４号明細に開示されているような）によっ て前置て製造され゛た製品のすべての層から構成されているので、適当なりサイ クリング−プロセスで処理され得る。

゛　従って本発明の課題は、請求項１の上位概念に述べた形式の装置を改良して 、この装置の融通性を維持しつつ、製造しようとする層の数及び生ぜしめられた 層構造の変化、並びにノズル体に設けられた溶融物通路のハンガー状の拡張部の 入口とフィードブロックの出口との間の間隔をできるだけ小さくして、しかもで きるだけ簡単で安価な手段によって、合成樹脂−多層フィルム又は−プレートの 平行に配置された位置の、明確に規定された、任意の層数を有する層構造を製造 することができるようにすることである。しかもこの場合、ノズル口から出た製 品の縁部を切断する際に生じる切屑の簡単なリサイクルが可能でなければならな いこの課題は、請求項１の上位概念に記載された特徴によって解決された。

本発明の特別な利点は、交換可能なフィードブロックが合成樹脂溶融物の流れ方 向で交換可能であることに基づいて、簡単な構造的手段で、単−通路式一又は複 数通路式幅広スリット形ノズルのそれぞれ市販されているノズル体に次のように 合わせることができるようになっていることによって得られる。つまり、ノズル 体の出口を、このノズル体に設けられた溶融物通路のハンガー状の拡張部の入口 の手前のすぐ近くに配置することができ、このためには、設けられている溶融物 通路だけを相応に拡張し、ノズル体内に侵入しないフィードブロックの部分のた めに適した簡単な機械的なホルダをノズル体の後側に当てつけるだけでよい。

またこの構造においては、前記第１頁第２段に記載した印刷物による装置と比較 して、ノズル体におけるフィードブロックの交換可能性に関連した融通性も有利 な形式で完全に得られる。この融通性は有利には、スリット状の貫通ガイド部を 備えたブロック及びフィードブロックの残りが、フィードブロックの少なくとも ２つの別個の部分ブロック成していることによってさらに高められる。何故なら ばこの場合、層構造、つまり層の数、配置及びその都度の層厚が変わらない時に は、スリット状の貫通ガイド部を備えたブロックだけを交換すればよいからであ る。しかしながら原料の交換を行うためには、流動学的な理由により、単−又は 複数の合成樹脂層のためにスリット状の貫通ガイド部の配置を変えるか、又は少 なくとも望ましいものにする必要がある。

本発明のその他の利点は、それぞれ最も外側に存在するスリット状の貫通ガイド 部（ノズル口に対して平行に配置された）の横断面を変えるための、外部で操作 される手段を有していることによって得られる。何故ならば、経験によれば、層 状の合成樹脂溶融物ストランドの内側の層の流れ特性の互いの影響は、比較的広 い範囲内で適当に選択されたパラメータを一度規定してからは考慮する必要はな く、シかしながら最も外側の層は、溶融状の隣接層及びノズル体の壁面との相互 作用に基づいて、流れ特性が非常に不規則に変化し、これが、直接的な後調節を 非常に有利なものとするからである。

本発明の特別な利点は、既に存在する（ノズル口に対して平行に配置された）ス リット状の貫通ガイド部に対して直角でしかも交差することなく延びる別のスリ ット状の貫通ガイド部を、このために設けられたブロックに取り付けることであ る。何故ならばこれは、製品をノズル口から吐出させてから通常行われる縁部カ ットが１種類の合成樹脂成分だけの切屑を生ぜしめ、この切屑を特別な補助手段 を設けることなしに装置全体の対応する押出し機に戻し案内され得ることによっ て、製造しようとする多層フィルム又は−プレートの縁部を封止することが可能 だからである。

本発明の装置の有利な構成要件によれば、少なくとも２分割されたフィードブロ ックの出口を形成する、スリット状の貫通ガイド部を有するブロックは、押出し 機に接続された入口と、この入口からスリット状の貫通ガイド部へ通じる接続通 路とを有する、少なくとも部分的に取り除かれたフィードブロックの残りの部分 において、ノズル体の後壁に形成された一方側が開放する切欠内に、場合によっ ては、差込み及び／又は再取り外しするための補助手段によって、嵌め込み式に 差込み及び場合によっては再取り外しされる。差込み及び／又は再取り外しする ための補助手段として例えば有利には、スリット状の貫通ガイド部を有するブロ ックの、差込み後に残る自由な表面に形成されたねじ孔が使用される。このねじ 孔は、スリット状のガイドを備えたブロックをノズル体に対して移動させるため の手動式の又は機械駆動式のチャック装置のための作用点としてのねじ山付きロ ッド又はねじ山付きビンを一時的に受容する。

本発明の装置の別の有利な構成によれば、ノズル体は適当な特別の貫通ガイド部 を備えており、該貫通ガイド部を通って、スリット状の貫通ガイド部を備えたブ ロックに設けられた外部で操作される手段が、このブロックをノズル体の対応す る切欠内に差し込んでから、ノズル体の外側室内のマニピュレータに係合せしめ られ、これによってノズル体外側室から、生ぜしめられた多層フィルム又は多層 プレートの最も外側の層の流れ特性に影響を与えることができる。

本発明の装置の別の有利な構成によれば、１つ又は多数の部分より成るフィード ブロックは、ノズル体の、３方側が開放している切欠内に差し込まれるか又はこ こから再び取り外され、この時にフィードブロックの２方側、及び特にこのフィ ードブロック内に収容された、スリット状のガイドを備えたブロックの２方偏は 、最も外側に存在する合成樹脂溶融物層の溶融状態に対する影響を制御するため の、外部から接近可能な手段がスリット状のガイドを備えたブロックの範囲内で 直接操作され得るように、接近可能に維持されている。溶融物への影響を制御す るためのこのような手段としては、有利にはスリット状のガイドに対して例えば 平行に、及びそれぞれの合成樹脂溶融物層の流れ方向に対して直角に配置された 、調節ねじによって操作されるせき止めバー又は調節ねじ又は調節駆動装置によ って操作されるＶベルト伝動装置が使用され得る。

以下に図面に基づいて本発明の装置の実施例を説明する。

第１図は、本発明による幅広スリット形ノズルで、その中心平面にフィードブロ ックの一部が組み込まれ、かつ、一部が取り除かれている状態の一部が破断され ｔ；概略図である。

第２図は、第１図に示した幅広スリット形ノズルの、第１図の図平面の上側部分 を補い、かつ、第１図に対して寸法を変えた、一部破断した第１図のＡ−Ａ線に 沿った断面図である。

第３図は、第２図に示した本発明による幅広スリット形ノズルを補った、第１図 のＢ−Ｂ線に沿った断面図で、しかも寸法を変え、第１図の矢印り方向で見た図 である。

第４図は、第２図に示した本発明による幅広スリット形ノズルを補った、第３図 と同じ寸法の、第１図の矢印Ｅ方向で見た図である。

第５図は、本発明の別の実施例による、フィードブロック全体が組み込まれた幅 広スリット形ノズルの、第１図に相当する概略図である。

第６図は、第５図に示しＩ；幅広スリブト形ノズルの、第２図に相当する断面図 である（Ａ−Ａ線に沿った）。

第７図は、第５図のＢ−Ｂ線に沿った、寸法を変えた中心断面図である。

第８図は、ノズル体の外側室からブロックへ通じる特別な貫通ガイド部を備えた 、つまりスリット状の貫通ガイド部を有するブロック内で最も外側に存在する合 成樹脂溶融物層の溶融物に対する影響を制御するための手段を操作するための、 スリット状の貫通ガイド部を有するブロックへ通じる特別な貫通ガイド部を備え Ｉ；、第２図の拡大図である。

第１図は、本発明の幅広スリット形ノズルの中央平面の断面図であって、２つの 部分から成るノズル体ｌの下側半部を示しており、完全なフィードブロックに所 属し、このフィードブロックから分離可能でこの第１図では切断図で示された、 スリット状の貫通ガイド部４，５．６を有するブロック３を嵌め込み式に収容す るための室状の切欠２の半部と、この切欠２に接続された、この第１図では一方 側の凹部としてのみ示された溶融物通路７と、この第１図では同様に一方側の凹 部としてのみ示された、スリット状の入口ギャップ、ノズル口９に延びる溶融物 通路７のハンガー状の拡張部８とを有している。ブロック３の、溶融物通路７と は反対側でノズル体ｌには７レーム１０が公知の形式で摩擦接続式に当てつけら れており、このフレーム１０は一方側では、第１図の図平面の上側で考えられ得 る、完全な幅広スリット形ノズルの部分によって、第１図に示された幅広スリッ ト形ノズルの半部を補えば、切欠２からブロック３が抜は落ちることは妨げられ 、他方では、図面には示されていない押出し機のリード線のための接続部１１を 備えていて、さらに図示の場合には、ここでは取り出されたものと仮定した、図 示されていない、フィードブロックの部分を差し込むための、２方側が開放した 嵌め込み式のスペース１２を形成しており、このスペース１２は、このスペース １２内に延びる適当な通路によって公知の形式で、合成樹脂溶融物を押出し機接 続部１１がらスリット状の貫通ガイド部４．５．６へ案内する。

第２図は、第１図に示した装置と同じ装置で同じ符号を有しているが寸法の異な る他方側が示されていて、しかも同じ状態、つまりフィードブロックが交換され る状態を示している。押出し機接続部１１からスリット状の貫通ガイド部４．５ ．６への、フィードブロックの接続部分は、ブロック３の一方側及び、フレーム ｌＯに緊張されたスペース１２がら既に取り除かれている。ブロック３のねじ孔 １３内にはねじ山付きピン１４が短時間ねじ込まれ、このねじ山付きピン１４は 、ブロック３を切欠２がら取り出すための手動又は機械駆動式のチャック装置の ための作用点として使用される。ブロック３を切欠２がら十分に引き抜いてから 、ブロック３はスペース１２がら側方に抜き出される。次いで新たなブロック３ が、ねじ山付きピン１４によって逆の行程で切欠２内に導入ガイドされ、ねじ山 付きピン１４はねじ外され、押出し機接続部１１とスリット状の貫通ガイド部４ ．５．６との間で新たな接続部分が、必要なフィードブロックを完全にするため にスペース１２内に嵌め込まれる。この場合に必要な係止手段は公知であるので 図面では説明されていない。これによって、合成樹脂多層フィルム又は−プレー トを製造するための新たな製造サイクルを開始することができる。

第３図及び第４図は、第２図に示したものと同様の装置及び同様の状態であるが 寸法の異なる、ブロック３内を貫通案内された合成樹脂溶融物に関連した、ブロ ック３の入口側及び出口側を示している。第３図では特に、スリット状の貫通ガ イド部４，５．６、ねじ孔１３内に固定されたねじ山付きピン１４のヘッド部、 並びにノズル体ｌの半部の分離面１５、及びノズル体１におけるフレームｌＯの 、分かり易くするためにのみマーキングされたストッパ面１６が示されている。

これに対して第４図では特に、分かり易くするために特別にマーキングされた面 を省いた、図面では破線で示されｔ；、溶融物通路７の外周部が、ブロック３の 実線で示された外周部よりも著しく小さいので、ここでははっきりとしたストッ パ面が構成されていることが分かる。第３図及び第４図では、１組のスリット状 の貫通ガイド部４．５．６が示されている。ここでは、製造しようとする合成樹 脂多層フィルム又は−プレートの所望の層構造を得るための、互いに平行なスリ ット状の１組みの貫通ガイド部４の隣で、この１組みの両側に、製造しようとす る合成樹脂多層フィルム又は−プレートの縁部封止を行うためのスリット状の貫 通ガイド部５．６が形成されている。

第５図は、本発明の幅広スリット形ノズルの可能な変化実施例で第１図に相当す る図が示されている。この第５図においてはフィードブロック１７は全体が幅広 スリット形ノズルのノズル体ｌ内に組み込まれている。ｔｌＩＣ１図に対する主 な相違点は、一方では特に第６図で分かるように、完全なフィードブロック１７ を収容するｌ：めの切欠１８は３方側が開放した溝状に構成されていて、他方で は押出し機接続部１１をスリット状の貫通ガイド部４．５．６に接続する、フィ ードブロック１７内に延びる接続通路１９が設けられていることである。

第６図は、第５図に示した装置で第２図に相当する図が示されている。この第６ 図では、一方では特に、第５図に関連して前述したように、切欠１８の、３方側 が開放した溝状の形状が示されており、他方では、押出し機接続部１１をスリッ ト状の貫通ガイド部４゜５．６に連結する、フィードブロック１７内に延ヒル接 続通路１９も示されていて、さらに、スリット状の貫通ガイド部４．５．６を備 えたブロック３内における最も外側の合成樹脂溶融物層４の溶融物流を制御する ための、外部から接近可能な手段も使用される。スリット状の貫通ガイド部４． ５．６を備えたブロック３の上縁部範囲には、最も上側のスリット状の貫通ガイ ド部４に隣接する中空室２０内に、溶融物流に対して直交する方向に配向された せき止めパー２１が組み込まれており、このせき止めパー２１は、外部から接近 可能な調節ねじ２２を操作することによって、最も上側のスリット状の貫通ガイ ド部４の横断面及びひいてはここを貫流する溶融物流を変化させる。これに対し てブロック３の下側の縁部範囲内では、必ずしも必要ではないが、略示されてい るように、対応する中空室２３内にＶベルト伝動装置２４が組み込まれており、 該Ｖベルト伝動装置２４は、これに対して平行に向けられた調節装置２５を操作 すると剛性のカップリング（連行部材２９）を介して、ブロック３のスリット２ ８を通って、最も下側のスリット状の貫通ガイド部４の横断面及びひいてはここ を貫流する溶融物流を変化させる。

ブロック３内の最も外側のスリット状の貫通ガイド部４内で溶融物流を制御する ための前記手段の構成は、第７図で拡大して反対側が示されている。この場合特 に、Ｖベルト伝動装置２４の可能な１実施例が示されており、該Ｖベルト伝動装 置２４は、合成樹脂溶融物流の流れ方向に対して直交する方向に配置され、ブロ ック３に固く結合されたキー２６と、同方向で走行可能であるが中空室２３内で 逆の上昇方向を有するキ−２７とから成っている。図示の実施例では走行可能な キー２７の駆動は、ブロック３の外側で、合成樹脂流の流れ方向に対して直交し て配置された、スピンドル駆動装置の形状の調節装置２５と、該調節装置２５の スピンドルのｔ；めのねじ孔を備えた、ブロック３に形成されたスリット２８を １貫通しキー２７に摩擦接続された剛性な連行部材２９を介する、走行可能なキ ー２７と調節装置２５との連行とによって行われる。

第５図〜第７図に示した装置においてフィードブロック１７を交換するためには 、図示されていないが公知の形式の適当な押出し機接続部及び係止部材を使用す るだけでよい。

って、最も外側に存在する合成樹脂溶融物層４の貫流を制御するための、スリッ ト状の貫流ガイド部４．５．６を備えたブロック３に組み込まれた手段２０〜２ ２を操作する連結装置３１を収容するための、ノズル体ｌに設けられた特別な貫 通ガイド部３０を備えた、第２図に示した装置の拡大図を示している。

１０）Ｄ 會　＼　１ｔ Ｃ−−−−−Ｃ Ｂ　Ｂ −．−　ｒｌｚ、　９ 国際調査報告 一一一軸１−−１ｍ”＆　ＰＣＴ／ＥＰ９０１０１４３６国際調査報告 ＥＰ　９００１４３６ Ｓ＾　３９４２９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．合成樹脂多層フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置であって 、種々異なる合成樹脂溶融物を製造するための押出し機と、交換可能なフィード ブロックとが設けられており、該フィードプロックの入口に、押出し機によって それぞれ１種類の合成樹脂が供給され、該フィードブロックが、合成樹脂溶融物 をその入口から、スリット状の貫流ガイド部を備えた、出口を形成するブロック に導くようになっており、さらにノズル体が設けられていて、該ノズル体内で、 サンドイッチ状の層構造を有する前記ブロックから送り出される合成樹脂溶融物 のストランドが、このノズル体内に延びる溶融物通路のハンガー状の拡張部を通 って層構造を維持しつつ幅広スリット形ノズルのスリット状の出口ギャップに供 給されるようになっており、前記フィードプロックは、前記溶融物通路が前記フ ィードブロックの出口とハンガー状の拡張部の入口との間でできるだけ短くなる ように前記ノズル体内に部分的に組み込まれている形式のものにおいて、スリッ ト状の貫通ガイド部を備えた前記ブロック（３）がすべてのフィードブロック（ １７）の別個の部分ブロックを形成し、該ブロック（３）は、単独でも或はまた フィードブロック（１７）全体の構成部分としても交換可能に構成されていて、 前記ブロック（３）を前記ノズル体（１）に嵌め込む作業若しくはブロック（３ ）をノズル体（１）から取り出す作業が、合成樹脂溶融物の流れ方向に対してほ ぼ平行に行われるようになっており、前記ブロック（３）は、幅広スリット形ノ ズルのスリット状の出口ギャップ、つまりノズル口（９）に対して平行に配向さ れた、横断面寸法がほぼ変わらない多数のスリット状の貫通ガイド部（４）の隣 に、前記貫通ガイド部（４）に対して直角でしかもこの貫通ガイド部（４）と交 差しないように配置された別のスリット状の貫通ガイド部（５，６）を有してお り、さらに前記ブロック（３）は、前記貫通ガイド部（４）のうちのそれぞれ最 も外側に存在する貫通ガイド部（４）の横断面を変えるための、外部で操作可能 な手段（２０，２１，２２，２３，２４，２５，２６，２７，２８，２９）を有 していることを特徴とする、合成樹脂多層フィルム又は−プレートを押出し成形 するための装置。 ２．スリット状の貫通ガイド都（４，５，６）を備えた前記ブロック（３）が、 フィードブロック（１７）の少なくとも一部が取り除かれている状態で、ノズル 体（１）の一方側が開放した切欠（２）内に嵌め込み挿入され、しかもこの切欠 （２）から再び取り出され得るようになっている、請求項１記載の合成樹脂多層 フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置。 ３．スリット状の貫通ガイド部（４，５，６）を備えた、別個の部分ブロックと して構成されたブロック（３）が、このブロック（３）をノズル体（１）の一方 側が開放する切欠（２）内に嵌め込み若しくはこの切欠（２）からを取り出す作 業を補助する手段を備えている、請求項２記載の合成樹脂多層フィルム又は−プ レートを押出し成形するための装置。 ４．スリット状の貫通ガイド部（４，５，６）を備えた別個のブロック（３）を 、ノズル体（ｉ）の一方側が開放する切欠（２）内に嵌め込み若しくはこの切欠 （２）から取り出す作業を補助するための前記手段が、スリット状の貫通ガイド 部（４，５，６）を備えたブロック（３）をノズル体（１）の切欠（２）内に嵌 め込んだ後でこのブロック（３）の自由に接近可能な表面に設けられたねじ孔（ １３）であって、該ねじ孔（１３）は、ねじ山付きロッド又はねじ山付きピン（ １４）を一時的に受容するために、スリット状の貫通ガイド部（４，５，６）を 備えたブロック（３）をノズル体（１）に対して移動させる手動又は機械駆動式 のチャック装置の作用点として用いられるようになっている、請求項３記載の合 成樹脂多層フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置。 ５．ノズル体（１）が、最も外側に存在する貫通ガイド部（４）の横断面を変え るための外部で操作可能な手段（２０，２１，２２）のための特別な貫通ガイド 部（３０）を有している、請求項１から４までのいずれか１項記載の合成樹脂多 層フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置。 ６．フィードブロック（１７）全体が、ノズル体（１）の一方側が開放する切欠 （２）内に嵌め込み式に挿入可能でかつこの切欠（２）から再び取り出し可能で ある、請求項１記載の合成樹脂多層フィルム又は−プレートを押出し成形するた めの装置。 ７．最も外側に存在する貫通ガイド部（４）の横断面を変えるための前記手段が 、スリット状の貫通ガイド部（４）に対して平行で、かつ、合成樹脂溶融物層の 流れ方向に対して直交する方向に配置されたせき止めバー（２１）に作用する調 節ねじ（２２）である、請求項１から６までのいずれか１項記載の合成樹脂多層 フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置。 ８．最も外側に存在する貫通ガイド部（４）の横断面を変えるための前記手段が 、スリット状の貫通ガイド部（４）に対して平行で、かつ、合成樹脂溶融物層の 流れ方向に対して直交する方向に配置されたＶベルト伝動装置（２４）に作用す る調節ねじ又は調節装置（２５）である、請求項１から６までのいずれか１項記 載合成樹脂多層フィルム又は−プレートを押出し成形するための装置。