JPH08103902A - チップソー - Google Patents

チップソー

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Publication number
JPH08103902A
JPH08103902A JP26452694A JP26452694A JPH08103902A JP H08103902 A JPH08103902 A JP H08103902A JP 26452694 A JP26452694 A JP 26452694A JP 26452694 A JP26452694 A JP 26452694A JP H08103902 A JPH08103902 A JP H08103902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cemented carbide
blade plate
carbide tip
tip
recessed part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26452694A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Baba
幸一 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bakuma Industrial Co Ltd
Original Assignee
Bakuma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bakuma Industrial Co Ltd filed Critical Bakuma Industrial Co Ltd
Priority to JP26452694A priority Critical patent/JPH08103902A/ja
Publication of JPH08103902A publication Critical patent/JPH08103902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高品質のチップソーを提供する。 【構成】円形刃板1の外周部分に超硬チップ体2を装着
するに際して、超硬チップ体嵌合凹部13を奥方が拡が
った非矩形形状に形成し、超硬チップ体2の基部21を
凹部に装着して、超硬チップ体の離脱並びに刃板の亀裂
発生を防止する。また超硬チップ体基部21を、裏面側
をテーパー端面とし、表面側を段落部とし高品質チップ
ソーの製造を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸鋸機や電動刈払機に
使用するチップソーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップソーは、丸鋸機や電動刈払機等に
使用されるもので、円形刃板の外周にチップ用ポケット
(凹部)を形成し、当該ポケットに超硬チップ体を蝋付
けしてなるものである。ポケットの形状としては、刃板
外周部を波形に凹凸状にし、その先端に回転方向と正対
する凹部としたり(実開昭60−175603号等)、
刃板外周より超硬チップ体を差し入れる形状の凹部とし
たり(実公平4−23601号)、或は外周側より回転
軸方向(奥方)が拡がっている凹部としている(実開昭
60−194419号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のポケット
形状は、基本的に超硬チップ体と刃板との蝋付けで両者
の離脱を防止しているが、特に凹部の奥方を幅広となっ
ているチップソーを除き、蝋付け強度より強い衝撃を受
けると超硬チップ体が刃板からの離脱してしまう。
【0004】また前記した凹部の奥方を拡くし、その形
状に対応した超硬チップ体を嵌合蝋付けしたものは、刃
板回転による遠心力方向の抜け止めが実現しており、前
記他の構造のものに比較して超硬チップ体の離脱防止機
能に優れている。然し前記従来例では、チップ体の基部
が矩形であり、その使用中超硬チップ体に衝撃力を受け
ると、刃板凹部の角部分から直ぐに亀裂が生じてしま
う。更に刃板へのチップ体の嵌合は当然横嵌合となる
が、その場合チップ体の切断線が回転方向で一致させな
いと切れ味の悪いチップソーとなってしまう。そこで本
発明は、超硬チップ体が離脱せず且つ刃板の亀裂が生じ
難いチップソーを提案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るチップソー
は、刃板外周部分に設けた超硬チップ体嵌合凹部を、奥
方が拡がった非矩形形状に形成し、基部を前記凹部に密
嵌合する形状にした超硬チップ体を前記凹部に装着して
なることを特徴とするものである。
【0006】また特に前記チップソーに於いて、超硬チ
ップ体の基部を、その裏面側が刃板の凹部に差し込み易
いテーパー端面とし、表面側が凹部を貫通しない段落部
としたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】チップソーを所定の丸鋸機若しくは刈払機に装
着し、所定方向に回転させてチップソー先端の超硬チッ
プ体で被切断物の切断を行うものである。特に超硬チッ
プ体は、刃板外周部分のその奥方が拡がっている非矩形
形状の凹部に嵌合したものであるから、その使用時に衝
撃を受ても超硬チップ体が刃板から離脱することがな
く、且つ刃板の亀裂発生を防止している。
【0008】また刃板凹部に超硬チップ体を装着するに
は、刃板横方向からの嵌合が必要であるが、超硬チップ
体の基部の表裏をそれぞれテーパー端面と段落部とする
と、横方向からの嵌合に際して、段落部が刃板面と当接
することで常に一定の位置に装着される。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 <第一実施例>図1乃至図4は本発明の第一実施例を示
したもので、この実施例は従前のチップソーと同様に刃
板1と超硬チップ体2とで構成される。
【0010】刃板1は、円形金属板で形成された本体1
1の中心に適宜な回転軸装着部(透孔)12を設け、外
周部分に一定間隔で凹部13を間欠的に形成したもので
ある。特に凹部13は、入り口部分の幅aより奥方の幅
bが拡くなっており、且つそり形状は左右対象で楕円形
状のような非矩形形状に形成しているものである。
【0011】超硬チップ体2は、基部21が前記凹部1
3と密嵌合する形状で、特に裏面側の端縁はテーパー面
22とし、表面側の端縁には、前記凹部13より幅広と
なる段落部23を形成し、先部は従前と同様に所望の切
削性能を備えた刃部24が形成され、この刃部24は先
端の表裏異なる刃としたもの形成しておくものである。
【0012】前記超硬チップ体2は、刃板1の表面側か
ら凹部13に、表裏異なる刃部24を備えた超硬チップ
体2を交互にその基部21を圧入して密嵌合するもの
で、特にチップ体の2の裏面側端縁がテーパー面となっ
ているため、圧入密嵌合が容易に実施でき、また表面側
段落部23は凹部13への圧入のストッパーとして作用
するので、超硬チップ体2は、回転方向に対して常に正
確に一列に並ぶ位置に容易に装着できるものである。
【0013】このように凹部13に超硬チップ体2の基
部21を嵌合した後に、刃板1に超硬チップ体2を蝋付
けを行うものであり、凹部13と超硬チップ体2の基部
21との間隙が非常に狭いので、溶融した金属蝋が毛細
管現象で同間隙に侵入して固化し、蝋付け強度も高めら
れるものである。而も凹部13は奥方が拡がっている形
状であるから、使用時に多少の衝撃を受けたとしても刃
板1から超硬チップ体2が離脱することは無いし、凹部
に角部が存在しないので、亀裂の発生もし難くなつたも
のである。
【0014】<第二実施例>図5乃至図6は本発明の第
二実施例を示すもので、この実施例も第一実施例と同様
に刃板1aと超硬チップ体2aから構成されるが、超硬
チップ体2aの全体を凹部13aに嵌合するものではな
く、従前のチップソーのポケットと同様のホケット部1
4を形成すると共に、ポケツト部14の一部に奥方が幅
広の凹部13aを形成し、一方超硬チップ体体2aもポ
ケット部14と対応させると共に、凹部に密嵌合する基
部21aも一体に形成し、横方向からの嵌合で刃板1a
に超硬チップ体2aを装着してなるものである。
【0015】尚本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、超硬チップ体を刃板に装着するに際して、奥方
が拡がった非矩形形状の凹部に密嵌合して、回転面方向
からの超硬チップ体の離脱を防止するものであれば、超
硬チップ体の刃形状は勿論のこと超硬チップ体の基部形
状及び刃板の凹部形状は任意に定めることができるもの
である。
【0016】
【発明の効果】以上の通り本発明は、円形刃板の外周部
分に超硬チップ体を装着したチップソーに於いて、超硬
チップ体嵌合凹部を奥方が拡がった非矩形形状に形成
し、超硬チップ体の基部を前記凹部に装着してなるもの
で、その使用時に衝撃を受ても超硬チップ体が刃板から
離脱することがなく、且つ刃板の亀裂発生を減少せし
め、また超硬チップ体の基部を、その裏面側が刃板の凹
部に差し込み易いテーパー端面とし、表面側が凹部を貫
通しない段落部とし、刃板横方向からの嵌合を容易にし
且つ段落部が刃板面と当接することで常に一定の位置に
装着されるもので、容易に高品質のチップソーを得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の一部正面図。
【図2】同第一実施例の拡大正面図。
【図3】同第一実施例の拡大一部平面図。
【図4】同第一実施例の超硬チップ体の説明図。
【図5】本発明の第二実施例の超硬チップ体の装着説明
図(装着前)。
【図6】同第二実施例の超硬チップ体の装着説明図(装
着後)。
【図7】同第二実施例の拡大一部平面図。
【符号の説明】
1,1a 刃板 11 本体 12 回転軸装着部(透孔) 13,13a 凹部 14 ポケット部 2,2a 超硬チップ体 21,21a 基部 22 テーパー面 23 段落部 24 刃部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形刃板の外周部分に超硬チップ体を装
    着したチップソーに於いて、刃板外周部分に設けた超硬
    チップ体嵌合凹部を、奥方が拡がった非矩形形状に形成
    し、基部を前記凹部に密嵌合する形状にした超硬チップ
    体を前記凹部に装着してなることを特徴とするチップソ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチップソーに於いて、超
    硬チップ体の基部を、その裏面側が刃板の凹部に差し込
    み易いテーパー端面とし、表面側が凹部を貫通しない段
    落部としたことを特徴とするチップソー。
JP26452694A 1994-10-03 1994-10-03 チップソー Pending JPH08103902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26452694A JPH08103902A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 チップソー

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26452694A JPH08103902A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 チップソー

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JPH08103902A true JPH08103902A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17404488

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022272A1 (ja) * 2002-09-02 2004-03-18 Yugen Kaisha Iwasaki Metate Kakousho チップソー
JP2011255444A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Tani Tec:Kk 極薄チップソー
KR102180812B1 (ko) * 2020-09-04 2020-11-19 신현준 원형톱

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JP2011255444A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Tani Tec:Kk 極薄チップソー
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