JPH08103304A - バックルの固定構造 - Google Patents
バックルの固定構造Info
- Publication number
- JPH08103304A JPH08103304A JP6266223A JP26622394A JPH08103304A JP H08103304 A JPH08103304 A JP H08103304A JP 6266223 A JP6266223 A JP 6266223A JP 26622394 A JP26622394 A JP 26622394A JP H08103304 A JPH08103304 A JP H08103304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding member
- latch
- hook
- shaped
- buckle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B11/00—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
- A44B11/25—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
Landscapes
- Buckles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い結合強度と高い組付け性とを両立し得る
ように改良されたバックルを提供する。 【構成】 通常は突出状態にあり、かつ没入方向へ弾性
変形可能な可動片6を備えるラッチ部材1を受容保持す
るためのラッチ保持部材2を、鞄などの収納体Cに固定
する構造であって、前記ラッチ保持部材の前記収納体と
の接合面に設けられた鉤形の突起21・22と、該突起
を受容すると共に前記突起の鉤形部分を係合させる孔2
3・24が設けられ、かつ前記収納体に於ける前記ラッ
チ保持部材の接合面とは反対側の面に接合される固定部
材10と、前記鉤形突起と前記孔との係合解除方向への
相対移動を規制する逆止手段31・32とを有すること
を特徴とするバックルの固定構造。
ように改良されたバックルを提供する。 【構成】 通常は突出状態にあり、かつ没入方向へ弾性
変形可能な可動片6を備えるラッチ部材1を受容保持す
るためのラッチ保持部材2を、鞄などの収納体Cに固定
する構造であって、前記ラッチ保持部材の前記収納体と
の接合面に設けられた鉤形の突起21・22と、該突起
を受容すると共に前記突起の鉤形部分を係合させる孔2
3・24が設けられ、かつ前記収納体に於ける前記ラッ
チ保持部材の接合面とは反対側の面に接合される固定部
材10と、前記鉤形突起と前記孔との係合解除方向への
相対移動を規制する逆止手段31・32とを有すること
を特徴とするバックルの固定構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば書類ケースや鞄
などのフラップ状蓋を閉じた状態に止めたり、ストラッ
プを連結したりするためのバックルを、鞄などの収納体
に固定する構造に関するものである。
などのフラップ状蓋を閉じた状態に止めたり、ストラッ
プを連結したりするためのバックルを、鞄などの収納体
に固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂の材料自体の弾性を利用して係
合・離脱可能に構成したバックルが、書類ケースや鞄な
どのフラップ状蓋を閉じた状態に止めたり、ストラップ
を連結したりするための止め具として用いられている。
このようなバックルとして、本発明の出願人は、通常は
突出状態にあり、かつ没入方向へ弾性変形可能な可動片
を備えるラッチ部材と、突出状態にある可動片と係合す
るべくラッチ部材を受容する受容部内に設けられた係合
部、および係合部から離脱させる向きに受容部の外部か
ら可動片を変形させるための係合解除手段を備えるラッ
チ保持部材とからなるものを、特願平6−93109号
明細書に於て既に提案している。
合・離脱可能に構成したバックルが、書類ケースや鞄な
どのフラップ状蓋を閉じた状態に止めたり、ストラップ
を連結したりするための止め具として用いられている。
このようなバックルとして、本発明の出願人は、通常は
突出状態にあり、かつ没入方向へ弾性変形可能な可動片
を備えるラッチ部材と、突出状態にある可動片と係合す
るべくラッチ部材を受容する受容部内に設けられた係合
部、および係合部から離脱させる向きに受容部の外部か
ら可動片を変形させるための係合解除手段を備えるラッ
チ保持部材とからなるものを、特願平6−93109号
明細書に於て既に提案している。
【0003】さて、上記バックルに於ては、鞄など収納
体のフラップ状蓋にラッチ部材が取り付けられ、収納体
の開口部近傍にラッチ保持部材が取り付けられるが、蓋
の閉鎖保持力を確保するには、ラッチ保持部材の取付強
度が相応に高くなければならない。ラッチ保持部材の固
定方法としては、ラッチ保持部材の収納体との接合面に
収納体を貫通する脚を立設し、収納体を突き抜けて裏側
に突出した脚の先端部に、熱かしめ或いは摩擦結合力を
もって裏板を結合させる構造が知られている。
体のフラップ状蓋にラッチ部材が取り付けられ、収納体
の開口部近傍にラッチ保持部材が取り付けられるが、蓋
の閉鎖保持力を確保するには、ラッチ保持部材の取付強
度が相応に高くなければならない。ラッチ保持部材の固
定方法としては、ラッチ保持部材の収納体との接合面に
収納体を貫通する脚を立設し、収納体を突き抜けて裏側
に突出した脚の先端部に、熱かしめ或いは摩擦結合力を
もって裏板を結合させる構造が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来構
造によると、熱かしめは脚の先端部を加熱するための専
用の設備が必要である上に修理・交換がきわめて困難で
あるという不都合があり、また摩擦結合力によるもの
は、結合強度を高めると組付け時に要する力も大きくな
るため、組付け性を高め難いという不都合がある。
造によると、熱かしめは脚の先端部を加熱するための専
用の設備が必要である上に修理・交換がきわめて困難で
あるという不都合があり、また摩擦結合力によるもの
は、結合強度を高めると組付け時に要する力も大きくな
るため、組付け性を高め難いという不都合がある。
【0005】本発明は、このような先行技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
高い結合強度と高い組付け性とを両立し得るように改良
されたバックルを提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
高い結合強度と高い組付け性とを両立し得るように改良
されたバックルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、通常は突出状態にあり、かつ没入方向へ弾
性変形可能な可動片を備えるラッチ部材を受容保持する
ためのラッチ保持部材を、鞄などの収納体に固定する構
造であって、前記ラッチ保持部材の前記収納体との接合
面に設けられた鉤形の突起と、該突起を受容すると共に
前記突起の鉤形部分を係合させる孔が設けられ、かつ前
記収納体に於ける前記ラッチ保持部材の接合面とは反対
側の面に接合される固定部材と、前記鉤形突起と前記孔
との係合解除方向への相対移動を規制する逆止手段とを
有することを特徴とするバックルの固定構造を提供する
ことによって達成される。
明によれば、通常は突出状態にあり、かつ没入方向へ弾
性変形可能な可動片を備えるラッチ部材を受容保持する
ためのラッチ保持部材を、鞄などの収納体に固定する構
造であって、前記ラッチ保持部材の前記収納体との接合
面に設けられた鉤形の突起と、該突起を受容すると共に
前記突起の鉤形部分を係合させる孔が設けられ、かつ前
記収納体に於ける前記ラッチ保持部材の接合面とは反対
側の面に接合される固定部材と、前記鉤形突起と前記孔
との係合解除方向への相対移動を規制する逆止手段とを
有することを特徴とするバックルの固定構造を提供する
ことによって達成される。
【0007】
【作用】このような構成によれば、鉤形突起の鉤形の部
分を孔に係合させるように固定部材をスライドさせるだ
けでラッチ保持部材を収納体に簡単に固定することがで
きる。そして鉤形突起と孔との係合を解除する方向への
移動は逆止手段で規制されるため、簡単に分解すること
はできなくなる。
分を孔に係合させるように固定部材をスライドさせるだ
けでラッチ保持部材を収納体に簡単に固定することがで
きる。そして鉤形突起と孔との係合を解除する方向への
移動は逆止手段で規制されるため、簡単に分解すること
はできなくなる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に基づき構成され
た書類ケースや鞄のフラップ状蓋を閉状態に保持するた
めのバックルBであり、蓋Fの端部に取付けられるラッ
チ部材1と、箱状あるいは袋状をなす収納体Cの開口側
に取付けられるラッチ保持部材2とからなっている。
た書類ケースや鞄のフラップ状蓋を閉状態に保持するた
めのバックルBであり、蓋Fの端部に取付けられるラッ
チ部材1と、箱状あるいは袋状をなす収納体Cの開口側
に取付けられるラッチ保持部材2とからなっている。
【0010】ラッチ部材1は、先端がテーパ形状をなす
平板部3と、蓋Fに結合される基部4とが弾性に富む合
成樹脂材にて一体成形されている。平板部3の中央に
は、先端側を残して3方にスリット状の切込み5を入れ
て遊端を上向きに引き起こした舌状の可動片6が形成さ
れている。また平板部3の先端部は、V字状の切込み7
によって二股に分けられているが、V字状切込み7の内
壁面が撓み得るように、切込み7の内壁面と平行にスリ
ット8を設けることにより、弾発力を発揮する薄肉部9
が内壁面に形成されている。
平板部3と、蓋Fに結合される基部4とが弾性に富む合
成樹脂材にて一体成形されている。平板部3の中央に
は、先端側を残して3方にスリット状の切込み5を入れ
て遊端を上向きに引き起こした舌状の可動片6が形成さ
れている。また平板部3の先端部は、V字状の切込み7
によって二股に分けられているが、V字状切込み7の内
壁面が撓み得るように、切込み7の内壁面と平行にスリ
ット8を設けることにより、弾発力を発揮する薄肉部9
が内壁面に形成されている。
【0011】ラッチ保持部材2は、収納体Cの開口側の
端縁部に固定部材としての裏板10を当てて固定される
ようになっており、その内面にラッチ部材1の平板部3
を受容する窪み11が凹設されている。そしてラッチ保
持部材2の上面中央には、窪み11の奥側を残して3方
にスリット状の切込み12を入れた舌状の押圧片13が
形成されている。また押圧片13の遊端側の内面と平板
部3を受容する窪み11との間が段付きになっており、
この段付きにて可動片6の遊端が係合し得る係合部14
が形成されている。そして、可動片6の遊端が係合部1
4に係合した状態で、可動片6の遊端部上面が押圧片1
3の遊端部下面に当接し得るようになっている。これに
加えて、ラッチ部材1を受容する窪み11の奥には、外
向きに突出し、かつ突端が半円形状をなす突起15が突
設されている。
端縁部に固定部材としての裏板10を当てて固定される
ようになっており、その内面にラッチ部材1の平板部3
を受容する窪み11が凹設されている。そしてラッチ保
持部材2の上面中央には、窪み11の奥側を残して3方
にスリット状の切込み12を入れた舌状の押圧片13が
形成されている。また押圧片13の遊端側の内面と平板
部3を受容する窪み11との間が段付きになっており、
この段付きにて可動片6の遊端が係合し得る係合部14
が形成されている。そして、可動片6の遊端が係合部1
4に係合した状態で、可動片6の遊端部上面が押圧片1
3の遊端部下面に当接し得るようになっている。これに
加えて、ラッチ部材1を受容する窪み11の奥には、外
向きに突出し、かつ突端が半円形状をなす突起15が突
設されている。
【0012】一方、ラッチ保持部材2に於ける収納体C
の開口側の外面との接合面には、図3に併せて示すよう
に、3つの鉤形突起21・22が窪み11の縁(へり)
に突設されている。これら3つの鉤形突起のうちの窪み
11の奥側に設けられたもの21は、側方を向く水平突
起21aが垂直脚21bの先端部から突出した逆T字形
をなしており、窪み11の両側に設けられたもの22
は、窪み11の奥側を向く水平突起22aが垂直脚22
bの先端部から突出したL字形をなしている。
の開口側の外面との接合面には、図3に併せて示すよう
に、3つの鉤形突起21・22が窪み11の縁(へり)
に突設されている。これら3つの鉤形突起のうちの窪み
11の奥側に設けられたもの21は、側方を向く水平突
起21aが垂直脚21bの先端部から突出した逆T字形
をなしており、窪み11の両側に設けられたもの22
は、窪み11の奥側を向く水平突起22aが垂直脚22
bの先端部から突出したL字形をなしている。
【0013】前記した裏板10には、3つの鉤形突起2
1・22のそれぞれを受容し得る受容孔23・24が設
けられている。これらの受容孔23・24には、各鉤形
突起21・22の各水平突起21a・22aに係合可能
な段部23a・24aが設けられており、3つの鉤形突
起21・22のそれぞれを挿通し得るように収納体Cに
設けられた貫通孔25・26を介して受容孔23・24
内に3つの鉤形突起21・22を挿通した上で、窪み1
1の開口側から奥側へ向けて(図3の矢印D方向へ)裏
板10をスライドさせることにより、各水平突起21a
・22aが対応する段部23a・24bに係合して裏板
10が抜け落ちなくなるようになっている。
1・22のそれぞれを受容し得る受容孔23・24が設
けられている。これらの受容孔23・24には、各鉤形
突起21・22の各水平突起21a・22aに係合可能
な段部23a・24aが設けられており、3つの鉤形突
起21・22のそれぞれを挿通し得るように収納体Cに
設けられた貫通孔25・26を介して受容孔23・24
内に3つの鉤形突起21・22を挿通した上で、窪み1
1の開口側から奥側へ向けて(図3の矢印D方向へ)裏
板10をスライドさせることにより、各水平突起21a
・22aが対応する段部23a・24bに係合して裏板
10が抜け落ちなくなるようになっている。
【0014】なお、本実施例に於ては、裏板10と収納
体Cの内面との間に、収納体Cに設けられた貫通孔25
・26と略同等の貫通孔27・28が設けられた硬質材
からなるスペーサ29を介設しているが、これは収納体
Cに於けるラッチ保持部材2を取り付ける部分の厚さが
鉤形突起21・22の垂直脚21b・22bの長さに対
応しており、かつ後記する逆止片を十分に押さえること
ができる程度の硬さであれば、必ずしも必須ではない。
逆に言えば、収納体Cの材質やラッチ保持部材2を取り
付ける部分の厚さが一定していなくても、スペーサ29
を変えることで対応し得るので、ラッチ保持部材2及び
裏板10の共通化が可能である。
体Cの内面との間に、収納体Cに設けられた貫通孔25
・26と略同等の貫通孔27・28が設けられた硬質材
からなるスペーサ29を介設しているが、これは収納体
Cに於けるラッチ保持部材2を取り付ける部分の厚さが
鉤形突起21・22の垂直脚21b・22bの長さに対
応しており、かつ後記する逆止片を十分に押さえること
ができる程度の硬さであれば、必ずしも必須ではない。
逆に言えば、収納体Cの材質やラッチ保持部材2を取り
付ける部分の厚さが一定していなくても、スペーサ29
を変えることで対応し得るので、ラッチ保持部材2及び
裏板10の共通化が可能である。
【0015】裏板10の中央には、スライド方向の前側
を残して3方にスリット状の切込み30を入れ、かつ遊
端を上向きに引き起こした舌状の逆止片31が形成され
ている。そしてスペーサ29には、この逆止片31の突
端を受容し得る矩形孔32が開設されている。また収納
体Cにも、逆止片31の突端との干渉を避けるための矩
形孔33が開設されている。
を残して3方にスリット状の切込み30を入れ、かつ遊
端を上向きに引き起こした舌状の逆止片31が形成され
ている。そしてスペーサ29には、この逆止片31の突
端を受容し得る矩形孔32が開設されている。また収納
体Cにも、逆止片31の突端との干渉を避けるための矩
形孔33が開設されている。
【0016】上記したようにスペーサ29には、各鉤形
突起21・22を挿通する貫通孔27・28が設けられ
ているが、逆T字形の鉤形突起21を挿通する貫通孔2
7は、この鉤形突起21の垂直脚部21aの前後面に概
ね密接し、L字形の鉤形突起22を挿通する貫通孔28
は、この鉤形突起22の垂直脚部22bの左右面に概ね
密接するように形成されているため、鉤形突起21・2
2を挿通すると、スペーサ29はラッチ保持部材2と相
対移動し得なくなる。従って、裏板10をスライドさせ
ると、逆止片31がスペーサの矩形孔32に入り込み、
かつその遊端が矩形孔32の内縁の一方に引掛かるた
め、各鉤形突起21・22に於ける水平突起21a・2
2bと段部23a・24aとの係合を解く方向への裏板
10のスライド移動が阻止される。これにより、ラッチ
保持部材2は収納体Cの外面に比較的強固に結合するこ
ととなる。
突起21・22を挿通する貫通孔27・28が設けられ
ているが、逆T字形の鉤形突起21を挿通する貫通孔2
7は、この鉤形突起21の垂直脚部21aの前後面に概
ね密接し、L字形の鉤形突起22を挿通する貫通孔28
は、この鉤形突起22の垂直脚部22bの左右面に概ね
密接するように形成されているため、鉤形突起21・2
2を挿通すると、スペーサ29はラッチ保持部材2と相
対移動し得なくなる。従って、裏板10をスライドさせ
ると、逆止片31がスペーサの矩形孔32に入り込み、
かつその遊端が矩形孔32の内縁の一方に引掛かるた
め、各鉤形突起21・22に於ける水平突起21a・2
2bと段部23a・24aとの係合を解く方向への裏板
10のスライド移動が阻止される。これにより、ラッチ
保持部材2は収納体Cの外面に比較的強固に結合するこ
ととなる。
【0017】さて、上記バックルBを使用するに当たっ
ては、図4に示すように、ラッチ保持部材2の窪み11
内にラッチ部材1の平板部3を挿入して押込むと、窪み
11の開口側の隙間が平板部3の厚さ一杯の寸法なの
で、可動片6が没入方向に撓められる。そのまま一杯に
押し込むと、可動片6の遊端部が係合部14に到達した
ところで可動片6が復元し、係合部14の段付きに可動
片6の遊端が係合してその状態が保持される。
ては、図4に示すように、ラッチ保持部材2の窪み11
内にラッチ部材1の平板部3を挿入して押込むと、窪み
11の開口側の隙間が平板部3の厚さ一杯の寸法なの
で、可動片6が没入方向に撓められる。そのまま一杯に
押し込むと、可動片6の遊端部が係合部14に到達した
ところで可動片6が復元し、係合部14の段付きに可動
片6の遊端が係合してその状態が保持される。
【0018】係合部14に可動片6が係合した状態で押
圧片13を押すと、押圧片13の遊端内面に直接押圧さ
れて可動片6が没入方向へ撓む。これによって可動片6
の遊端が係合部14から外れると、V字状切込み7の内
壁面の薄肉部9のばね作用により、V字状切込み7の内
壁面と突起15の先端とが互いに離間し、ラッチ部材1
の平板部3がラッチ保持部材1の窪み11から押し出さ
れる。
圧片13を押すと、押圧片13の遊端内面に直接押圧さ
れて可動片6が没入方向へ撓む。これによって可動片6
の遊端が係合部14から外れると、V字状切込み7の内
壁面の薄肉部9のばね作用により、V字状切込み7の内
壁面と突起15の先端とが互いに離間し、ラッチ部材1
の平板部3がラッチ保持部材1の窪み11から押し出さ
れる。
【0019】なお、上記実施例は、書類ケースの蓋の止
め具に対する適用例について説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、ストラップやベルトのバ
ックルとしても利用し得る。
め具に対する適用例について説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、ストラップやベルトのバ
ックルとしても利用し得る。
【0020】
【発明の効果】このように本発明によれば、鉤形突起の
鉤形の部分が孔に係合するように裏板(固定部材)をス
ライドさせるだけでバックルのラッチ保持部材を収納体
に簡単に固定することができ、しかも鉤形突起と孔との
係合を解除する方向への移動は逆止片にて規制されるた
めに簡単に分解することができなくなることから、高い
結合強度と高い組付け性とを両立する上に多大な効果を
奏することができる。また裏板と収納体の内面との間に
スペーサを介設するものとすることにより、収納体の厚
さや材質の違いに対してスペーサを交換するだけで対応
し得るので、ラッチ保持部材の共通化が可能である。
鉤形の部分が孔に係合するように裏板(固定部材)をス
ライドさせるだけでバックルのラッチ保持部材を収納体
に簡単に固定することができ、しかも鉤形突起と孔との
係合を解除する方向への移動は逆止片にて規制されるた
めに簡単に分解することができなくなることから、高い
結合強度と高い組付け性とを両立する上に多大な効果を
奏することができる。また裏板と収納体の内面との間に
スペーサを介設するものとすることにより、収納体の厚
さや材質の違いに対してスペーサを交換するだけで対応
し得るので、ラッチ保持部材の共通化が可能である。
【図1】本発明に基づくバックルの結合状態を一部切除
して示す平面図。
して示す平面図。
【図2】本発明に基づくバックルの結合状態を示す縦断
面図。
面図。
【図3】本発明に基づくラッチ保持部材の収納体への取
付要領を示す分解斜視図。
付要領を示す分解斜視図。
【図4】本発明に基づくバックルの取扱い要領を示す斜
視図。
視図。
1 ラッチ部材 2 ラッチ保持部材 3 平板部 4 基部 5 切込み 6 可動片 7 V字状切込み 8 スリット 9 薄肉部 10 裏板 11 窪み 12 切込み 13 押圧片 14 係合部 15 突起 21・22 鉤形突起 23・24 受容孔 25〜28 貫通孔 29 スペーサ 30 スリット 31 逆止片 32・33 矩形孔
Claims (1)
- 【請求項1】 通常は突出状態にあり、かつ没入方向へ
弾性変形可能な可動片を備えるラッチ部材を受容保持す
るためのラッチ保持部材を、鞄などの収納体に固定する
構造であって、 前記ラッチ保持部材の前記収納体との接合面に設けられ
た鉤形の突起と、 該突起を受容すると共に前記突起の鉤形部分を係合させ
る孔が設けられ、かつ前記収納体に於ける前記ラッチ保
持部材の接合面とは反対側の面に接合される固定部材
と、 前記鉤形突起と前記孔との係合解除方向への相対移動を
規制する逆止手段とを有することを特徴とするバックル
の固定構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266223A JPH08103304A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | バックルの固定構造 |
KR1019950009531A KR970008146B1 (ko) | 1994-10-05 | 1995-04-22 | 버클의 고정구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266223A JPH08103304A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | バックルの固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08103304A true JPH08103304A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17427981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6266223A Pending JPH08103304A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | バックルの固定構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08103304A (ja) |
KR (1) | KR970008146B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100481775B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2005-08-29 | 내셔날 몰딩 코오포레이션 | 버클조립체 |
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