JPH08102666A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH08102666A
JPH08102666A JP6236323A JP23632394A JPH08102666A JP H08102666 A JPH08102666 A JP H08102666A JP 6236323 A JP6236323 A JP 6236323A JP 23632394 A JP23632394 A JP 23632394A JP H08102666 A JPH08102666 A JP H08102666A
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JP
Japan
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circuit
signal
input signal
output
supplied
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6236323A
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English (en)
Inventor
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル回路におけるPLL回路におい
て、入力信号が断の場合に周波数のズレを少なくし、入
力信号が復帰した場合に同期確立までの時間を短くする
こと。 【構成】 入力信号を基準とし、その入力信号に同期し
たクロック信号を発生するPLL回路で、入力信号が断
になった場合、入力信号断検出回路の出力信号によりV
COの制御電圧を一定に保持するとともに、入力信号が
復帰した場合入力信号の最初の立ち上がりで分周回路に
ロード信号を出力することにより、入力信号に同期した
出力信号を得るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回路におけ
る位相同期回路(以下PLL回路という)に関し、特に
入力信号の遮断時の発振周波数のズレを小さくし、また
入力信号の復帰による引き込み時間を短縮する事を目的
としたPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPLL回路の構成を図4により説
明する。入力信号Aは位相比較回路41の一方の比較入
力信号として供給される。位相比較回路41の出力信号
Bは低域ろ波器(以下LPFという)42により高調波
成分が除去され制御電圧信号Cとして電圧制御発振器
(以下VCOという)43に供給される。VCO43の
出力である周波数fcのパルス信号Dは分周回路44に
供給され、その出力にはVCO43の出力信号の周波数
fcをn分周(nは正の整数)した周波数fB のパルス
信号Eが得られる。このパルス信号EはPLL回路の出
力信号として回路の外部に取り出されるとともに、その
一部は位相比較回路41に他方の比較入力信号として供
給される。
【0003】次にこのような従来のPLL回路の動作を
説明する。位相比較器41は、位相基準となる入力信号
Aと出力信号Eとの位相差に応じたパルス幅を有するパ
ルス信号である位相差信号B出力する。LPF42は、
位相比較器41の出力信号Bを受けVCO43の制御電
圧信号Cを出力する。VCO43はパルス信号を発振す
るが、LPF42からの制御電圧信号Cによりその発振
周波数を変化させる。分周回路44はVCO43の出力
信号Dをn分周し、入力信号Aに同期した出力信号Eを
出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のPLL回路
では、入力信号が遮断状態となった場合にはVCO43
に対して一方向に片寄った制御が行われ続けることにな
り、入力信号との周波数のズレが大きくなり、入力信号
が復帰してから同期がとれるまでに時間がかかるという
問題があった。
【0005】なお、特開平4−262619に記載され
たPLL回路は、上述したPLL回路に第2の位相比較
回路とセレクタを追加することにより、入力信号の復帰
後引き込み動作を早くしているが、回路規模が大きくな
る欠点があった。
【0006】したがって本発明の目的は簡単な構成によ
り、入力信号の遮断時の発振周波数のズレを小さくし、
また入力信号の復帰による引き込み時間を短縮したPL
L回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば制御電圧
により発振パルス周波数が変化する電圧制御発振器と、
この電圧制御発振器の出力パルスが供給され、これを分
周する分周回路と、この分周回路出力パルス信号と入力
パルス信号とが供給されこれらの信号の位相差を検出す
る位相比較器と、この位相比較器出力が供給され、この
出力に含まれる高調波成分を除去して前記電圧制御発振
器に制御電圧として印加する低域ろ波器と、前記入力信
号が供給され、入力信号が遮断された状態を検出する入
力断検出回路と、この入力断検出回路の出力信号により
前記電圧制御発振器の制御電圧を保持する制御電圧保持
回路と、前記入力信号が遮断状態から復帰した時に前記
制御電圧保持回路の保持状態を解除するとともに前記分
周回路にロード信号を供給する微分回路とを備えたこと
を特徴とする位相同期回路が得られる。
【0008】また本発明によれば、前記制御電圧保持回
路は前記位相比較器の出力が入力信号として供給されそ
の出力が前記低域ろ波器の入力信号として供給されるト
ライステートバッファ回路であることを特徴とする前記
位相同期回路が得られる。
【0009】さらに本発明によれば、前記微分回路は前
記入力信号の復帰後の最初の立ち上がりを電圧制御発振
器の出力クロックで微分して出力パルスを発生し、この
出力パルスをロード信号として分周回路に供給すること
を特徴とする前記位相同期回路が得られる。
【0010】
【発明の作用】上記のPLL回路においては、入力断検
出回路により入力信号が遮断された状態を検出した場
合、制御電圧保持回路により、電圧制御発振器の制御電
圧を一定に保持することにより、電圧制御発振器の発振
周波数を一定に保持する。入力信号が復帰した場合に
は、入力信号の復帰後の最初の立ち上がりを電圧制御発
振器の出力クロックで微分してパルスを発生し、パルス
をロード信号として分周回路に供給する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のPLL回路の実施例を示すブロッ
ク図、図2は位相基準となる入力信号が遮断状態から復
帰した場合の動作を示す各部パルス信号のタイミングチ
ャート、図3は図1のPLL回路に使用される微分回路
の構成を示すブロック図である。図1において、入力信
号Aは位相比較回路10の一方の比較入力信号として供
給される。位相比較回路10の出力信号Bはトライステ
ートバッファ回路11を介してLPF12に供給され、
ここで高調波成分が除去され制御電圧信号Cとして電圧
制御発振器(以下VCOという)13に供給される。V
CO13の出力である周波数fcのパルス信号Dは分周
回路14に供給され、その出力にはVCO13の出力信
号の周波数fcをn分周(nは正の整数)した周波数f
B のパルス信号Eが得られる。このパルス信号EはPL
L回路の出力信号として回路の外部に取り出されるとと
もに、その一部は位相比較回路10に他方の比較入力信
号として供給される。
【0012】入力信号Aはまた、信号断検出回路15に
供給される。信号断検出回路15は入力信号Aが遮断さ
れた場合に入力断検出信号Gを出力として発生し、これ
をトライステートバッファ回路11の制御入力端子16
に供給するとともに、微分回路17にも入力信号として
供給する。
【0013】微分回路17は図3に示されるように、従
属接続された第1および第2のフリップフロップ回路3
1、32とナンド回路33から構成されている。入力信
号Aは第1のフリップフロップ回路31の入力端子に供
給され、その出力(Q)は第2のフリップフロップ回路
32の入力端子およびナンド回路33の一方の入力端子
に供給されている。ナンド回路33の他方の入力端子に
は第2のフリップフロップ回路32の反転出力(Qバ
ー)が供給されている。ナンド回路33の出力信号Hは
分周回路14にロード信号として供給されている。そし
て第1および第2のフリップフロップ回路31、32に
はクロック信号としてVCO13の出力パルス信号が供
給されている。
【0014】次に、本発明のPLL回路の動作を説明す
る。位相比較器10は、位相基準となる入力信号Aと出
力信号Eとの位相差に応じたパルス幅を有するパルス信
号である位相差信号B出力する。位相差信号Bはトライ
ステートバッファ回路11を通りLPF12に供給され
る。LPF12は、出力信号Bから高調波成分を除去し
てVCO13の制御電圧信号Cを出力する。VCO13
はパルス信号を発振するが、LPF12からの制御電圧
信号Cによりその発振周波数を変化させる。分周回路1
4はVCO13の出力信号Dをn分周し、入力信号Aに
同期した出力信号Eを出力する。
【0015】他方、信号断検出回路15は入力信号Aを
監視し、図2Aに示すように、入力信号に入力断が発生
した場合は入力断検出信号Gによりトライステートバッ
ファ11の出力端子をハイインピーダンスとして、出力
信号Fを一定電圧に保持する。このためVCO13の制
御電圧Cも入力断状態になる直前の状態で保持される。
したがってVCO13は一定の周波数で発振を継続す
る。そして入力信号Aが復帰したときは、図2Hに示す
ように、微分回路17で入力信号Aの最初の立ち上がり
に同期して発生する短い幅のパルス信号であるロード信
号Hを分周回路14に供給する。すなわち微分回路17
は入力信号Aの復帰後の最初の立ち上がりをVCO13
の出力パルスをクロックとして微分して出力パルスを発
生し、この出力パルスをロード信号Hとして分周回路1
4に供給する。出力信号Eは図2のE−1、E−2に示
すように、ロード信号Hが発生した以降入力信号Aに同
期した信号として出力される。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、簡単な回
路構成により、入力信号の遮断時の発振周波数のズレを
小さくし、また入力信号の復帰による引き込み時間を短
縮したPLL回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の実施例を示すブロック図
である。
【図2】本発明のPLL回路の動作を示すパルス信号の
タイミングチャートである。
【図3】図1のPLL回路に使用される微分回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】従来のPLL回路の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 位相比較回路 11 トライステートバッファ回路 12 LPF 13 VCO 14 分周回路 15 信号断検出回路 16 制御入力端子 17 微分回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧により発振パルス周波数が変化
    する電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の出力パル
    スが供給され、これを分周する分周回路と、この分周回
    路出力パルス信号と入力パルス信号とが供給されこれら
    の信号の位相差を検出する位相比較器と、この位相比較
    器出力が供給され、この出力に含まれる高調波成分を除
    去して前記電圧制御発振器に制御電圧として印加する低
    域ろ波器と、前記入力信号が供給され、入力信号が遮断
    された状態を検出する入力断検出回路と、この入力断検
    出回路の出力信号により前記電圧制御発振器の制御電圧
    を保持する制御電圧保持回路と、前記入力信号が遮断状
    態から復帰した時に前記制御電圧保持回路の保持状態を
    解除するとともに前記分周回路にロード信号を供給する
    微分回路とを備えたことを特徴とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】 前記制御電圧保持回路は前記位相比較器
    の出力が入力信号として供給されその出力が前記低域ろ
    波器の入力信号として供給されるトライステートバッフ
    ァ回路であることを特徴とする前記請求項1記載の位相
    同期回路。
  3. 【請求項3】 前記微分回路は前記入力信号の復帰後の
    最初の立ち上がりを電圧制御発振器の出力クロックで微
    分して出力パルスを発生し、この出力パルスをロード信
    号として分周回路に供給することを特徴とする前記請求
    項1記載の位相同期回路。
JP6236323A 1994-09-30 1994-09-30 位相同期回路 Withdrawn JPH08102666A (ja)

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JP6236323A JPH08102666A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 位相同期回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278596A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Kawasaki Microelectronics Inc Pll位相合わせ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009278596A (ja) * 2008-05-19 2009-11-26 Kawasaki Microelectronics Inc Pll位相合わせ回路

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Effective date: 20020115