JPH0810263A - 超音波・内視鏡複合システム - Google Patents
超音波・内視鏡複合システムInfo
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- JPH0810263A JPH0810263A JP6149770A JP14977094A JPH0810263A JP H0810263 A JPH0810263 A JP H0810263A JP 6149770 A JP6149770 A JP 6149770A JP 14977094 A JP14977094 A JP 14977094A JP H0810263 A JPH0810263 A JP H0810263A
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- Endoscopes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の超音波診断装置と内視鏡装置とを組み合
わせて行う超音波・内視鏡検査に着目し、この超音波・
内視鏡検査で得られる両画像の観察を容易にした超音波
・内視鏡複合システムを提供する。 【構成】複合システム1は内視鏡システム2及び超音波
システム3の両画像データの出力側に画像表示部4を接
続する。画像表示部4は両画像データを1つの画面とす
る走査信号に合成する画像合成器53を有し、その合成
信号をD/A変換器54を介して表示器55の画面に表
示する。超音波システム3は、表示器55に表示された
超音波画像をラジアル走査面の中心点を中心にして回転
させる画像回転制御部34を含む。
わせて行う超音波・内視鏡検査に着目し、この超音波・
内視鏡検査で得られる両画像の観察を容易にした超音波
・内視鏡複合システムを提供する。 【構成】複合システム1は内視鏡システム2及び超音波
システム3の両画像データの出力側に画像表示部4を接
続する。画像表示部4は両画像データを1つの画面とす
る走査信号に合成する画像合成器53を有し、その合成
信号をD/A変換器54を介して表示器55の画面に表
示する。超音波システム3は、表示器55に表示された
超音波画像をラジアル走査面の中心点を中心にして回転
させる画像回転制御部34を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラジアル走査型の超
音波診断装置及び内視鏡装置を組み合わせた超音波・内
視鏡複合システムに係り、とくに超音波画像及び内視鏡
画像を同一モニタに表示する画像表示と、その画像表示
に係る画像処理とに関する。
音波診断装置及び内視鏡装置を組み合わせた超音波・内
視鏡複合システムに係り、とくに超音波画像及び内視鏡
画像を同一モニタに表示する画像表示と、その画像表示
に係る画像処理とに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波パルスを生体内に放射し、各組織
からの反射波を用いて生体情報を得る超音波診断法は、
X線を用いた診断のような照射障害がなく、しかも造影
剤なしで軟部組織の診断ができる利点を有している。
からの反射波を用いて生体情報を得る超音波診断法は、
X線を用いた診断のような照射障害がなく、しかも造影
剤なしで軟部組織の診断ができる利点を有している。
【0003】このような利点に加えて、近年、電子回路
の高周波化、超音波振動子の微細加工技術の進歩によ
り、微小振動子を内包した細径の超音波プローブを体内
に挿入する超音波診断技術が広まっている。とくに、心
臓や消化管の診断では、超音波プローブを食道や胃等の
管内に挿入して行う内視鏡的なアプローチが臨床の場で
普及しつつある。さらに最近では、胆管等の細い消化管
内や、血管内にまで超音波プローブを挿入し、管壁の異
常部位等の断層像を観測しようとする試みがなされてい
る。
の高周波化、超音波振動子の微細加工技術の進歩によ
り、微小振動子を内包した細径の超音波プローブを体内
に挿入する超音波診断技術が広まっている。とくに、心
臓や消化管の診断では、超音波プローブを食道や胃等の
管内に挿入して行う内視鏡的なアプローチが臨床の場で
普及しつつある。さらに最近では、胆管等の細い消化管
内や、血管内にまで超音波プローブを挿入し、管壁の異
常部位等の断層像を観測しようとする試みがなされてい
る。
【0004】このような細い管壁を診断する超音波診断
装置としては、例えば図16に示す細径プローブシステ
ムのものがある。図16(a)及び(b)に示す超音波
診断装置は、細径超音波プローブ(以下、単に「細径プ
ローブ」と呼ぶ)100の一部を構成する、例えば直径
2(mm)程度のプローブシース101の先端部内に1個
の超音波振動子(以下、単に「振動子」と呼ぶ)102
を備えている。
装置としては、例えば図16に示す細径プローブシステ
ムのものがある。図16(a)及び(b)に示す超音波
診断装置は、細径超音波プローブ(以下、単に「細径プ
ローブ」と呼ぶ)100の一部を構成する、例えば直径
2(mm)程度のプローブシース101の先端部内に1個
の超音波振動子(以下、単に「振動子」と呼ぶ)102
を備えている。
【0005】振動子102は、回転シャフトとしての湾
曲自在のトルクケーブル103の一端に接続されてい
る。このトルクケーブル103の他端は、プローブヘッ
ダ104内のロータリトランス105のロータRを介し
てモータ106の出力(回転)軸に連結されているの
で、モータ106の回転力がロータRからトルクケーブ
ル103を介して振動子102に伝達されるようになっ
ている。
曲自在のトルクケーブル103の一端に接続されてい
る。このトルクケーブル103の他端は、プローブヘッ
ダ104内のロータリトランス105のロータRを介し
てモータ106の出力(回転)軸に連結されているの
で、モータ106の回転力がロータRからトルクケーブ
ル103を介して振動子102に伝達されるようになっ
ている。
【0006】また、振動子102の電極(図示しない)
には、信号線107の一端が接続されている。この信号
線107はトルクケーブル103内に挿通されており、
プローブヘッダ101内のロータリトランス105のス
テータSを介して振動子駆動回路108及び増幅器10
9の夫々に並列に接続されている。
には、信号線107の一端が接続されている。この信号
線107はトルクケーブル103内に挿通されており、
プローブヘッダ101内のロータリトランス105のス
テータSを介して振動子駆動回路108及び増幅器10
9の夫々に並列に接続されている。
【0007】ここで、超音波送信時について説明する
と、まず、振動子駆動回路108からの駆動パルスがロ
ータリトランス105のステータSからロータRに非接
触で伝達される。このロータRは、モータ106の回転
に伴ってトルクケーブル103と一体に回転し、振動子
102も回転する。
と、まず、振動子駆動回路108からの駆動パルスがロ
ータリトランス105のステータSからロータRに非接
触で伝達される。このロータRは、モータ106の回転
に伴ってトルクケーブル103と一体に回転し、振動子
102も回転する。
【0008】この回転状態で、振動子102は駆動パル
スを超音波パルスに変換し、かつ、その超音波パルスを
プローブシース101壁面に対してほぼ垂直方向に送受
信するので、360度のラジアル方向に超音波パルスが
スキャンされる。これにより、細径プローブ100の挿
入方向にほぼ直交する同一走査面の超音波断層像が得ら
れる。
スを超音波パルスに変換し、かつ、その超音波パルスを
プローブシース101壁面に対してほぼ垂直方向に送受
信するので、360度のラジアル方向に超音波パルスが
スキャンされる。これにより、細径プローブ100の挿
入方向にほぼ直交する同一走査面の超音波断層像が得ら
れる。
【0009】また、超音波受信・表示時については、ま
ず、振動子102で受信された微弱な電気信号が送信時
と同一の信号線107からプローブヘッダ101内のロ
ータリトランス105を介して増幅器109に供給され
る。この増幅器109の出力側は、超音波装置本体11
0内の受信回路を成す振幅圧縮用の対数増幅器111、
包絡線検波用の検波回路112、A/D変換器113に
接続されており、これらの受信回路を介してデジタル信
号に変換された画像データが画像メモリ114に一時記
憶される。
ず、振動子102で受信された微弱な電気信号が送信時
と同一の信号線107からプローブヘッダ101内のロ
ータリトランス105を介して増幅器109に供給され
る。この増幅器109の出力側は、超音波装置本体11
0内の受信回路を成す振幅圧縮用の対数増幅器111、
包絡線検波用の検波回路112、A/D変換器113に
接続されており、これらの受信回路を介してデジタル信
号に変換された画像データが画像メモリ114に一時記
憶される。
【0010】この画像メモリ114内の画像データの記
憶アドレスは、モータ106に隣接配置された回転角度
検出器(エンコーダ)115からの回転角度情報をカウ
ンタ116を介して指定されるようになっている。画像
メモリ114の画像データが、テレビ信号変換器117
を介して超音波走査方式から標準TV走査方式にフォー
マット変換され、テレビモニタ118上に表示される。
憶アドレスは、モータ106に隣接配置された回転角度
検出器(エンコーダ)115からの回転角度情報をカウ
ンタ116を介して指定されるようになっている。画像
メモリ114の画像データが、テレビ信号変換器117
を介して超音波走査方式から標準TV走査方式にフォー
マット変換され、テレビモニタ118上に表示される。
【0011】ここで、振動子の回転方式としては、振動
子を直接、回転させる方式の他に、微小な音響ミラーを
回転させる方式や、音響ミラーと振動子を一体化して回
転させる方式等が提案されている。
子を直接、回転させる方式の他に、微小な音響ミラーを
回転させる方式や、音響ミラーと振動子を一体化して回
転させる方式等が提案されている。
【0012】いずれにしても、このようなメカニカル回
転方式は構造が比較的簡単であり、超音波の高周波化
(20MHz〜40MHz)が容易に実現できるため、
最も普及している方式である。
転方式は構造が比較的簡単であり、超音波の高周波化
(20MHz〜40MHz)が容易に実現できるため、
最も普及している方式である。
【0013】このような細径プローブ100は、内視鏡
スコープの鉗子孔にも挿入可能であるため、内視鏡で特
定された腫瘍等の病巣部について、その浸潤度情報等を
精査するときに、内視鏡と組み合わせて使用されてい
る。例えば胃壁診断において、内視鏡光学像として観察
される胃壁表面状態だけでなく、その胃壁表面下の状態
(胃浸潤度等)を診断したいときには、内視鏡光学像を
モニタで確認しながら、細径プローブの先端部を所定場
所に正確に誘導することが可能となる。しかも細径プロ
ーブ100の体腔内への挿入又は抜去は鉗子孔を介して
行われるため披検者に与える苦痛は大幅に軽減されると
いった利点がある。
スコープの鉗子孔にも挿入可能であるため、内視鏡で特
定された腫瘍等の病巣部について、その浸潤度情報等を
精査するときに、内視鏡と組み合わせて使用されてい
る。例えば胃壁診断において、内視鏡光学像として観察
される胃壁表面状態だけでなく、その胃壁表面下の状態
(胃浸潤度等)を診断したいときには、内視鏡光学像を
モニタで確認しながら、細径プローブの先端部を所定場
所に正確に誘導することが可能となる。しかも細径プロ
ーブ100の体腔内への挿入又は抜去は鉗子孔を介して
行われるため披検者に与える苦痛は大幅に軽減されると
いった利点がある。
【0014】このように細径プローブ100と組み合わ
せて使用する内視鏡装置としては、例えば図17に示す
ものがある。図17に示す内視鏡装置は、内視鏡装置本
体120内の光源121から発せられた照明用の光が集
光レンズ(図示しない)に集められ、内視鏡スコープ1
22内のライトガイド123を伝わって先端部の照明レ
ンズ124に送られ、ここで所定の放射角度に広げられ
て観察部位を照明する一方、この観察部位からの反射光
は、撮像レンズ125を介して固体撮像素子(CCD)
126の受光面上に結像される。
せて使用する内視鏡装置としては、例えば図17に示す
ものがある。図17に示す内視鏡装置は、内視鏡装置本
体120内の光源121から発せられた照明用の光が集
光レンズ(図示しない)に集められ、内視鏡スコープ1
22内のライトガイド123を伝わって先端部の照明レ
ンズ124に送られ、ここで所定の放射角度に広げられ
て観察部位を照明する一方、この観察部位からの反射光
は、撮像レンズ125を介して固体撮像素子(CCD)
126の受光面上に結像される。
【0015】CCD126からの結像信号は、時系列の
映像信号として内視鏡装置本体120に伝達され、A/
D変換器127でデジタル信号としての画像データに変
換され、画像メモリ128に一時記憶される。この画像
メモリ128内の画像データは、患者IDやコメント文
字等の付帯情報と合成され、その合成信号がテレビ信号
変換器129で標準テレビフォーマット信号に変換さ
れ、テレビモニタ130上に表示される。
映像信号として内視鏡装置本体120に伝達され、A/
D変換器127でデジタル信号としての画像データに変
換され、画像メモリ128に一時記憶される。この画像
メモリ128内の画像データは、患者IDやコメント文
字等の付帯情報と合成され、その合成信号がテレビ信号
変換器129で標準テレビフォーマット信号に変換さ
れ、テレビモニタ130上に表示される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術の超音波診断装置は内視鏡装置と組み合わせることに
より、患者に新たな苦痛を与えることなく、胃壁等の体
腔内壁の表面状態と粘膜下の状態とを同時に把握できる
ようになってきた。
術の超音波診断装置は内視鏡装置と組み合わせることに
より、患者に新たな苦痛を与えることなく、胃壁等の体
腔内壁の表面状態と粘膜下の状態とを同時に把握できる
ようになってきた。
【0017】しかしながら、現在、臨床の場で使用され
ている内視鏡装置及びその内視鏡スコープの鉗子孔に挿
入可能な細径プローブを有する超音波診断装置の夫々で
得られた内視鏡画像及び超音波画像は、お互いに極めて
近接した診断領域又は同一診断部位を映像化しているに
もかかわらず、別々のモニタ上に表示されていた。
ている内視鏡装置及びその内視鏡スコープの鉗子孔に挿
入可能な細径プローブを有する超音波診断装置の夫々で
得られた内視鏡画像及び超音波画像は、お互いに極めて
近接した診断領域又は同一診断部位を映像化しているに
もかかわらず、別々のモニタ上に表示されていた。
【0018】しかも、内視鏡装置及び超音波診断装置を
隣接して配置することは、一般に狭い内視鏡診断室等の
検査室内では困難であった。例えば、両モニタは検査用
ベッドを挟んで離れた位置に配置されることが多かっ
た。
隣接して配置することは、一般に狭い内視鏡診断室等の
検査室内では困難であった。例えば、両モニタは検査用
ベッドを挟んで離れた位置に配置されることが多かっ
た。
【0019】このように離間配置された別々のモニタ
で、内視鏡画像及び超音波画像を観察することは、例え
ば、内視鏡画像をモニタリングしながら、細径プローブ
を正確に位置決めするときや、両画像を比較観察すると
き等に手間がかかることが多く、必ずしも使い勝手がよ
いものではなかった。
で、内視鏡画像及び超音波画像を観察することは、例え
ば、内視鏡画像をモニタリングしながら、細径プローブ
を正確に位置決めするときや、両画像を比較観察すると
き等に手間がかかることが多く、必ずしも使い勝手がよ
いものではなかった。
【0020】この発明は、上述した従来技術の問題を考
慮してなされたもので、従来の超音波診断装置と内視鏡
装置とを組み合わせて行う超音波・内視鏡検査に着目
し、この超音波・内視鏡検査で得られる両画像の観察を
容易にした超音波・内視鏡複合システムをを提供するこ
とを目的とする。
慮してなされたもので、従来の超音波診断装置と内視鏡
装置とを組み合わせて行う超音波・内視鏡検査に着目
し、この超音波・内視鏡検査で得られる両画像の観察を
容易にした超音波・内視鏡複合システムをを提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る超音波・内視鏡システムの要部は、内
視鏡スコープを有し、かつ、その内視鏡スコープを駆動
させて体腔内の内視鏡画像を取得する内視鏡システム
と、上記内視鏡スコープ内の鉗子孔に挿入可能な超音波
プローブを有し、かつ、その超音波プローブ駆動させて
上記体腔内の超音波画像を取得するラジアル走査型の超
音波システムとを有し、上記内視鏡画像及び超音波画像
を同一モニタに表示する画像表示手段を備えている。
に、本発明に係る超音波・内視鏡システムの要部は、内
視鏡スコープを有し、かつ、その内視鏡スコープを駆動
させて体腔内の内視鏡画像を取得する内視鏡システム
と、上記内視鏡スコープ内の鉗子孔に挿入可能な超音波
プローブを有し、かつ、その超音波プローブ駆動させて
上記体腔内の超音波画像を取得するラジアル走査型の超
音波システムとを有し、上記内視鏡画像及び超音波画像
を同一モニタに表示する画像表示手段を備えている。
【0022】
【作用】本発明に係る超音波・内視鏡システムは、内視
鏡システムにより内視鏡画像が得られると共に、超音波
システムにより超音波画像が得られ、その内視鏡画像及
び超音波画像が画像表示手段により同一モニタに表示さ
れる。
鏡システムにより内視鏡画像が得られると共に、超音波
システムにより超音波画像が得られ、その内視鏡画像及
び超音波画像が画像表示手段により同一モニタに表示さ
れる。
【0023】
【実施例】以下、この発明に係る超音波・内視鏡複合シ
ステムの一実施例を図1〜図4に基づき説明する。
ステムの一実施例を図1〜図4に基づき説明する。
【0024】図1に超音波・内視鏡複合システム(以
下、単に「複合システム」と呼ぶ)1の全体構成を示
す。この複合システム1は、胃、食道、十二指腸等の消
化管、或いは胆管及び膵管、又は血管等の体腔内の内視
鏡画像を取得可能な内視鏡装置(以下、「内視鏡システ
ム」と呼ぶ)2と、その内視鏡システム2と組み合わせ
て体腔内の超音波画像を取得可能な超音波診断装置(以
下、「超音波システム」と呼ぶ)3とを有し、内視鏡シ
ステム3及び超音波システム2で個別に得られた両画像
データの出力側に画像表示部4が接続されている。
下、単に「複合システム」と呼ぶ)1の全体構成を示
す。この複合システム1は、胃、食道、十二指腸等の消
化管、或いは胆管及び膵管、又は血管等の体腔内の内視
鏡画像を取得可能な内視鏡装置(以下、「内視鏡システ
ム」と呼ぶ)2と、その内視鏡システム2と組み合わせ
て体腔内の超音波画像を取得可能な超音波診断装置(以
下、「超音波システム」と呼ぶ)3とを有し、内視鏡シ
ステム3及び超音波システム2で個別に得られた両画像
データの出力側に画像表示部4が接続されている。
【0025】内視鏡システム2は、通常の内視鏡装置を
応用して構成したものであって、図1に示す如く、体腔
内に挿入可能な内視鏡スコープ(以下、単に「スコー
プ」と呼ぶ)5と、このスコープ5が接続される装置本
体6とを備える。
応用して構成したものであって、図1に示す如く、体腔
内に挿入可能な内視鏡スコープ(以下、単に「スコー
プ」と呼ぶ)5と、このスコープ5が接続される装置本
体6とを備える。
【0026】スコープ5は、図2に示すように、外観
上、細くて可撓性のある挿入部6と、この挿入部6が接
続される操作部7とを備えている。
上、細くて可撓性のある挿入部6と、この挿入部6が接
続される操作部7とを備えている。
【0027】挿入部6は、その内部に、図示しない送水
孔及び送気孔と、少なくとも超音波プローブ(後述)が
挿通される鉗子孔8とが設けられている。
孔及び送気孔と、少なくとも超音波プローブ(後述)が
挿通される鉗子孔8とが設けられている。
【0028】操作部7は、鉗子孔8の鉗子等挿入口とし
ての開口部8aと、検査時にオペレータの操作を支援す
るための入力器9とを備える。この入力器9は、例えば
アングルロック機構の動作指令用のアングルノブ9aや
送水及び送気指令用等の各種ボタン9bを含む。この
内、アングルノブ9aのマニュアル操作により、挿入部
6の先端部が所定の角度範囲内で上下方向及び左右方向
に湾曲するようになっている。
ての開口部8aと、検査時にオペレータの操作を支援す
るための入力器9とを備える。この入力器9は、例えば
アングルロック機構の動作指令用のアングルノブ9aや
送水及び送気指令用等の各種ボタン9bを含む。この
内、アングルノブ9aのマニュアル操作により、挿入部
6の先端部が所定の角度範囲内で上下方向及び左右方向
に湾曲するようになっている。
【0029】挿入部6及び操作部7の内部には、上記構
成に加え、光伝送用のライトガイド10及び映像信号伝
送用の信号線(同軸ケーブル)11が挿通されており、
これらのライトガイド10及び信号線11がユニバーサ
ルコード12の接続ピン12aを介して装置本体6に接
続されている。
成に加え、光伝送用のライトガイド10及び映像信号伝
送用の信号線(同軸ケーブル)11が挿通されており、
これらのライトガイド10及び信号線11がユニバーサ
ルコード12の接続ピン12aを介して装置本体6に接
続されている。
【0030】さらに、上記スコープ5は、図1に示す如
く(図2には図示しない)、ライトガイド10のスコー
プ先端側に光学的に接続される照明レンズ13と、信号
線11のスコープ先端側に電気的に接続されるCCD
(固体撮像素子)14と、このCCD14の受光面に被
写体からの反射光を結像させる撮像レンズ(撮像光学
系)15等とを備えている。
く(図2には図示しない)、ライトガイド10のスコー
プ先端側に光学的に接続される照明レンズ13と、信号
線11のスコープ先端側に電気的に接続されるCCD
(固体撮像素子)14と、このCCD14の受光面に被
写体からの反射光を結像させる撮像レンズ(撮像光学
系)15等とを備えている。
【0031】装置本体6は、図1に示す如く、光を生成
する光源部16と、映像信号を処理する画像処理部17
とを備えている。
する光源部16と、映像信号を処理する画像処理部17
とを備えている。
【0032】光源部16は、図示しないキセノンランプ
等の光源及び集光レンズ等の光学系から成り、光源で生
成された光を、光学系を介してスコープ5のライトガイ
ド10に供給するようになっている。ライトガイド10
からの光は、照明レンズ13を介して被写体に入射さ
れ、管壁等の観察部位を照明する一方、この観察部位か
らの反射光が、撮像レンズ15を介してCCD14の受
光面上に結像され、その結像信号が時系列の映像信号と
して画像処理部17に供給されるようになっている。
等の光源及び集光レンズ等の光学系から成り、光源で生
成された光を、光学系を介してスコープ5のライトガイ
ド10に供給するようになっている。ライトガイド10
からの光は、照明レンズ13を介して被写体に入射さ
れ、管壁等の観察部位を照明する一方、この観察部位か
らの反射光が、撮像レンズ15を介してCCD14の受
光面上に結像され、その結像信号が時系列の映像信号と
して画像処理部17に供給されるようになっている。
【0033】画像処理部17は、スコープ5からの映像
信号を、A/D変換器18を介してデジタル信号である
画像データに変換し、その画像データを画像メモリ19
に一時記憶するようになっている。この画像メモリ19
は、装置本体6の図示しない入力器から入力された患者
ID、コメント文字等の付帯情報も受け取るようになっ
ており、この付帯情報と共に上記画像データを画像表示
部4に出力する。
信号を、A/D変換器18を介してデジタル信号である
画像データに変換し、その画像データを画像メモリ19
に一時記憶するようになっている。この画像メモリ19
は、装置本体6の図示しない入力器から入力された患者
ID、コメント文字等の付帯情報も受け取るようになっ
ており、この付帯情報と共に上記画像データを画像表示
部4に出力する。
【0034】超音波システム3は、通常の超音波診断装
置を応用して構成したものであって、図1に示す如く、
体腔内に挿入可能な細径超音波プローブ(以下、単に
「プローブ」と呼ぶ)20と、このプローブ20が接続
している装置本体21aとを備える。
置を応用して構成したものであって、図1に示す如く、
体腔内に挿入可能な細径超音波プローブ(以下、単に
「プローブ」と呼ぶ)20と、このプローブ20が接続
している装置本体21aとを備える。
【0035】プローブ20は、図2に示すように、スコ
ープ5の鉗子孔8に挿通可能な挿入部22と、この挿入
部22が接続される操作部21bとを備え、この操作部
21aがユニバーサルコード24の接続ピン24aを介
して装置本体21に接続されている。ここで、本実施例
では、説明の都合上、操作部21bと装置本体21aと
を合わせて装置本体部21と呼ぶことにする。
ープ5の鉗子孔8に挿通可能な挿入部22と、この挿入
部22が接続される操作部21bとを備え、この操作部
21aがユニバーサルコード24の接続ピン24aを介
して装置本体21に接続されている。ここで、本実施例
では、説明の都合上、操作部21bと装置本体21aと
を合わせて装置本体部21と呼ぶことにする。
【0036】挿入部22は、図1に示す如く、細くて可
撓性のあるプローブシース25と、このプローブシース
22内の先端部に配置された超音波振動子26とを備え
ている。
撓性のあるプローブシース25と、このプローブシース
22内の先端部に配置された超音波振動子26とを備え
ている。
【0037】プローブシース25は、図2に示す如く、
スコープ5の鉗子孔8に挿通可能な細い筒体であり、そ
の先端部近傍に図示しない音響窓を有し、この音響窓に
対向した内部位置に超音波振動子26が配置されてい
る。この超音波振動子26は、装置本体部21からの駆
動パルスを超音波パルスに変換し、その超音波パルスを
音響窓を介してプローブシース中心軸にほぼ直交する方
向に放射すると共に、これと反対の変換も行う。
スコープ5の鉗子孔8に挿通可能な細い筒体であり、そ
の先端部近傍に図示しない音響窓を有し、この音響窓に
対向した内部位置に超音波振動子26が配置されてい
る。この超音波振動子26は、装置本体部21からの駆
動パルスを超音波パルスに変換し、その超音波パルスを
音響窓を介してプローブシース中心軸にほぼ直交する方
向に放射すると共に、これと反対の変換も行う。
【0038】また、超音波振動子26には、回転シャフ
トとしての可撓性のあるトルクケーブル27の一端が連
結されている。このトルクケーブル27は、プローブシ
ース25内の図示しない軸受により回転可能に支持され
ている。トルクケーブル27の内部には、信号線(アー
ス線も含む)28が挿通されており、この信号線28の
一端は超音波振動子26の図示しない電極に接続され、
他端はロータリトランス29を介して装置本体に至る。
ロータリトランス29により、信号線のロータ(回転)
側とステータ(固定)側25とが電気的に非接触であり
ながら通信可能となっている。
トとしての可撓性のあるトルクケーブル27の一端が連
結されている。このトルクケーブル27は、プローブシ
ース25内の図示しない軸受により回転可能に支持され
ている。トルクケーブル27の内部には、信号線(アー
ス線も含む)28が挿通されており、この信号線28の
一端は超音波振動子26の図示しない電極に接続され、
他端はロータリトランス29を介して装置本体に至る。
ロータリトランス29により、信号線のロータ(回転)
側とステータ(固定)側25とが電気的に非接触であり
ながら通信可能となっている。
【0039】装置本体部21は、ロータリトランス29
のステータ側に並列に接続された超音波送信部30及び
超音波受信部31と、トルクケーブル27に連結された
回転源としての電動モータ32と、この電動モータ32
の回転位置を検出する角度検出器33と、表示画像回転
用の画像回転制御部34と、画像データのアドレス補正
用のアドレス変更器35と、画像処理部36とを備えて
いる。
のステータ側に並列に接続された超音波送信部30及び
超音波受信部31と、トルクケーブル27に連結された
回転源としての電動モータ32と、この電動モータ32
の回転位置を検出する角度検出器33と、表示画像回転
用の画像回転制御部34と、画像データのアドレス補正
用のアドレス変更器35と、画像処理部36とを備えて
いる。
【0040】超音波送信部30は、基準クロックを発生
させるレート信号発生器40と、このレート信号発生器
40からの基準クロックに付勢されて、超音波振動子2
6を駆動させる振動子駆動回路41とを備えている。
させるレート信号発生器40と、このレート信号発生器
40からの基準クロックに付勢されて、超音波振動子2
6を駆動させる振動子駆動回路41とを備えている。
【0041】超音波受信部31は、信号線28に接続さ
れた増幅部42と、この増幅器42の出力側に接続され
た、振幅値の対数変換(圧縮)用の対数増幅器43と、
包絡線検波用の検波回路44とを備えている。
れた増幅部42と、この増幅器42の出力側に接続され
た、振幅値の対数変換(圧縮)用の対数増幅器43と、
包絡線検波用の検波回路44とを備えている。
【0042】電動モータ32は、その出力軸(回転軸)
がトルクケーブル27に接続されているので、図示しな
いコントローラからの回転位置信号に対応して微小角度
ずつ回転するようになっている。その回転力はトルクケ
ーブル27を介して超音波振動子26に伝わり、その超
音波振動子のパルス放射角度も同一走査面内において微
小角度ずつ変化するようになっている。この電動モータ
32の回転位置(回転角度)は、角度検出器33により
検出される。
がトルクケーブル27に接続されているので、図示しな
いコントローラからの回転位置信号に対応して微小角度
ずつ回転するようになっている。その回転力はトルクケ
ーブル27を介して超音波振動子26に伝わり、その超
音波振動子のパルス放射角度も同一走査面内において微
小角度ずつ変化するようになっている。この電動モータ
32の回転位置(回転角度)は、角度検出器33により
検出される。
【0043】角度検出器33は、例えばロータリエンコ
ーダ45を要部とし、このロータリエンコーダ45から
の検出信号をカウンタ46で計測し、この計測結果をア
ドレス信号としてアドレス変更器35及ぶ画像処理部3
6に夫々供給するようになっている。
ーダ45を要部とし、このロータリエンコーダ45から
の検出信号をカウンタ46で計測し、この計測結果をア
ドレス信号としてアドレス変更器35及ぶ画像処理部3
6に夫々供給するようになっている。
【0044】画像回転制御部34は、画像表示部4に表
示される超音波画像をラジアル走査面の中心点を中心に
して回転させるものであって、クロックパルスを発生す
る発信器47と、マニュアル操作で画像回転動作を指令
する入力器(左回り用及び右回り用の2つの操作ボタン
等)48と、この入力器48からの指令信号に付勢され
て、発信器47からのクロックパルスを計測(アップカ
ウント又はダウンカウント)する画像回転用のカウンタ
49とを備えている。
示される超音波画像をラジアル走査面の中心点を中心に
して回転させるものであって、クロックパルスを発生す
る発信器47と、マニュアル操作で画像回転動作を指令
する入力器(左回り用及び右回り用の2つの操作ボタン
等)48と、この入力器48からの指令信号に付勢され
て、発信器47からのクロックパルスを計測(アップカ
ウント又はダウンカウント)する画像回転用のカウンタ
49とを備えている。
【0045】カウンタ49で計測されるパルス計測値
は、画像メモリ(後述)上のアドレスのプラス分又はマ
イナス分に相当している。つまり、画像の左回り又は右
回りの回転方向は、カウンタ49のモード(アップ又は
ダウン)で設定され、画像の回転角度は、カウンタ49
のパルス計測値で設定される。このパルス計測値は、例
えばバイナリ(二進)信号に変換され、アドレス変更器
35に出力される。
は、画像メモリ(後述)上のアドレスのプラス分又はマ
イナス分に相当している。つまり、画像の左回り又は右
回りの回転方向は、カウンタ49のモード(アップ又は
ダウン)で設定され、画像の回転角度は、カウンタ49
のパルス計測値で設定される。このパルス計測値は、例
えばバイナリ(二進)信号に変換され、アドレス変更器
35に出力される。
【0046】アドレス変更器35は、デジタル加算器等
から構成され、角度変更用カウンタ48からのバイナリ
信号の入力があったときに、そのバイナリ信号とカウン
タ46からのアドレス信号とを演算(加算又は減算)
し、その演算結果を変更アドレス信号として画像処理部
36に出力するようになっている。
から構成され、角度変更用カウンタ48からのバイナリ
信号の入力があったときに、そのバイナリ信号とカウン
タ46からのアドレス信号とを演算(加算又は減算)
し、その演算結果を変更アドレス信号として画像処理部
36に出力するようになっている。
【0047】画像処理部36は、検波回路44からの検
波信号をデジタル信号に変換するA/D変換器50と、
このA/D変換器50により変換されたデジタル信号
を、角度検出器33からのアドレス信号で指定されるメ
モリ空間内のアドレスに書込む画像メモリ51と、この
画像メモリ51に書込まれた画像データのフォーマット
を超音波走査方式から標準TV走査方式に変換するデジ
タル・スキャンコンバータ(DSC)52とを備えてい
る。
波信号をデジタル信号に変換するA/D変換器50と、
このA/D変換器50により変換されたデジタル信号
を、角度検出器33からのアドレス信号で指定されるメ
モリ空間内のアドレスに書込む画像メモリ51と、この
画像メモリ51に書込まれた画像データのフォーマット
を超音波走査方式から標準TV走査方式に変換するデジ
タル・スキャンコンバータ(DSC)52とを備えてい
る。
【0048】この内、画像メモリ51内に書込まれた画
像データのアドレスは、アドレス変更器35からの変更
アドレス信号があったとき、この変更アドレス信号で指
定される新たなアドレスに変更される。これにより、新
たなアドレスを基準にして画像データが読出され、表示
器(後述)の画面上では、超音波画像があたかも回転し
たかの如く表示される。
像データのアドレスは、アドレス変更器35からの変更
アドレス信号があったとき、この変更アドレス信号で指
定される新たなアドレスに変更される。これにより、新
たなアドレスを基準にして画像データが読出され、表示
器(後述)の画面上では、超音波画像があたかも回転し
たかの如く表示される。
【0049】画像表示システム4は、上記両システム
2、3の画像処理部17、36に蓄積された画像データ
を1つの画面の走査信号となるように画像合成器53で
合成し、その合成信号をD/A変換器54を介して表示
器55に出力するようになっている。これにより、表示
器55の画面には、リアルタイム画像としての超音波画
像及び内視鏡画像が分割表示される。ここで、本実施例
では、画面分割形式を主画面の一部に、その主画面より
も面積の小さい副画面を設定するものとし、例えば主画
面に超音波画像及び副画面に内視鏡画像を表示するもの
とする(図3参照)。
2、3の画像処理部17、36に蓄積された画像データ
を1つの画面の走査信号となるように画像合成器53で
合成し、その合成信号をD/A変換器54を介して表示
器55に出力するようになっている。これにより、表示
器55の画面には、リアルタイム画像としての超音波画
像及び内視鏡画像が分割表示される。ここで、本実施例
では、画面分割形式を主画面の一部に、その主画面より
も面積の小さい副画面を設定するものとし、例えば主画
面に超音波画像及び副画面に内視鏡画像を表示するもの
とする(図3参照)。
【0050】次に、全体の動作を図3及び図4に基づき
説明する。
説明する。
【0051】最初に、被写体Pの例えば胃表面の腫瘍部
位Su及びこの腫瘍部位Suの内部状態(侵潤度等)を
診断するために、複合システム1が起動し、内視鏡シス
テム2及び超音波システム3が夫々動作し、超音波画像
及び内視鏡画像が画像処理部17、36の夫々に一時記
憶されたとする。このメモリ記憶状態での両画像を図3
(a)及び(b)に示す。
位Su及びこの腫瘍部位Suの内部状態(侵潤度等)を
診断するために、複合システム1が起動し、内視鏡シス
テム2及び超音波システム3が夫々動作し、超音波画像
及び内視鏡画像が画像処理部17、36の夫々に一時記
憶されたとする。このメモリ記憶状態での両画像を図3
(a)及び(b)に示す。
【0052】次いで、両画像は画像変更器53で1つの
画面の走査信号となるように合成され、その合成信号が
D/A変換器54を介して表示器55の画面に表示され
る。この画面には、例えば図4(a)に示す如く、主画
面M1に超音波画像が、副画面M2に内視鏡画像が夫
々、リアルタイム画像として表示されている。
画面の走査信号となるように合成され、その合成信号が
D/A変換器54を介して表示器55の画面に表示され
る。この画面には、例えば図4(a)に示す如く、主画
面M1に超音波画像が、副画面M2に内視鏡画像が夫
々、リアルタイム画像として表示されている。
【0053】ここで、両画像の夫々のオリエンテーショ
ンの違いに起因して、図4(a)に示す如く、内視鏡画
像(副画面M2)の略左下方向に観察される腫瘍部位S
uが、超音波画像(主画面M1)では略左上方向に表示
されたとする。
ンの違いに起因して、図4(a)に示す如く、内視鏡画
像(副画面M2)の略左下方向に観察される腫瘍部位S
uが、超音波画像(主画面M1)では略左上方向に表示
されたとする。
【0054】この表示状態では、診断時に混乱を招く恐
れがあるので、両画像の腫瘍部位Suの方向を揃えるよ
うにオペレータが入力器49をマニュアル操作して、超
音波画像の回転が指令される。
れがあるので、両画像の腫瘍部位Suの方向を揃えるよ
うにオペレータが入力器49をマニュアル操作して、超
音波画像の回転が指令される。
【0055】次いで、回転指令内容(回転の方向及び角
度)に対応した画像メモリ51内のアドレスの変更(書
き換え)が行われ、図4(b)に示す如く、画面上で
は、超音波画像があたかも回転したかの如く表示され
る。
度)に対応した画像メモリ51内のアドレスの変更(書
き換え)が行われ、図4(b)に示す如く、画面上で
は、超音波画像があたかも回転したかの如く表示され
る。
【0056】以上のように、本実施例では、超音波画像
及び内視鏡画像の両画像を同一表示器の画面に表示する
構成にしたため、別々の表示器(モニタ)で観察してし
た従来の使い勝手の悪さが殆ど解消され、両画像の対比
観察が極めて容易となる。これにより、画面上の内視鏡
画像を観察しながら、超音波プローブを腫瘍等の病巣部
位の位置に正確且つ容易に誘導でき、この超音波プロー
ブの位置決めに要する時間が大幅に短縮されて、オペレ
ータの負担が著しく低減されるようになる。
及び内視鏡画像の両画像を同一表示器の画面に表示する
構成にしたため、別々の表示器(モニタ)で観察してし
た従来の使い勝手の悪さが殆ど解消され、両画像の対比
観察が極めて容易となる。これにより、画面上の内視鏡
画像を観察しながら、超音波プローブを腫瘍等の病巣部
位の位置に正確且つ容易に誘導でき、この超音波プロー
ブの位置決めに要する時間が大幅に短縮されて、オペレ
ータの負担が著しく低減されるようになる。
【0057】また、本実施例では、同一画面に表示され
る超音波画像及び内視鏡画像の内の少なくとも一方に回
転機能を設けたため、両画像のオリエンテーションを揃
えることができ、これにより、両画像を対比しながらの
より正確な診断を行うことができ、診断効率が大幅に向
上するようになる。
る超音波画像及び内視鏡画像の内の少なくとも一方に回
転機能を設けたため、両画像のオリエンテーションを揃
えることができ、これにより、両画像を対比しながらの
より正確な診断を行うことができ、診断効率が大幅に向
上するようになる。
【0058】なお、上記実施例の回転制御部の入力器
は、左回り用及び右回り用の2つの操作ボタンから構成
されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、左回り及び右回りの回転可能な単一の操作レバー又
はロータリスイッチ等でもよい。また、入力器の配置
は、超音波システムの装置本体部(装置本体又はプロー
ブの操作部)に限定されるものではなく、例えば内視鏡
システムの装置本体又はスコープの操作部(例えばアン
グルノブ近傍)でもよいし、別途の操作パネルであって
もよい。
は、左回り用及び右回り用の2つの操作ボタンから構成
されるとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、左回り及び右回りの回転可能な単一の操作レバー又
はロータリスイッチ等でもよい。また、入力器の配置
は、超音波システムの装置本体部(装置本体又はプロー
ブの操作部)に限定されるものではなく、例えば内視鏡
システムの装置本体又はスコープの操作部(例えばアン
グルノブ近傍)でもよいし、別途の操作パネルであって
もよい。
【0059】またなお、上記実施例では、主画面に超音
波画像、副画面に内視鏡画面を表示するとしたが、本発
明はこの画面分割形式及び画像表示形式に限定されるも
のではない。例えば、主画面に内視鏡画像及び副画面に
超音波画像としてもよいし、副画面の位置、サイズを適
宜に変更してもよい。
波画像、副画面に内視鏡画面を表示するとしたが、本発
明はこの画面分割形式及び画像表示形式に限定されるも
のではない。例えば、主画面に内視鏡画像及び副画面に
超音波画像としてもよいし、副画面の位置、サイズを適
宜に変更してもよい。
【0060】さらになお、上記実施例では、超音波画像
を回転するとしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、内視鏡画像を平面内に設定される基準点を中心
にして回転させる画像回転制御部を配置することも可能
である。
を回転するとしたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、内視鏡画像を平面内に設定される基準点を中心
にして回転させる画像回転制御部を配置することも可能
である。
【0061】次に、上記実施例の第1変形例を図5及び
図6に基づき説明する。
図6に基づき説明する。
【0062】本変形例は、主画面又は副画面に表示され
る画像の位置及び副画面の位置を上下左右方向にシフト
させる機能を、上記実施例の構成に加えて適用したもの
である。ここで、上記実施例と同一又は同等の構成要素
には、同一又は同等の符号を付してその説明を省略す
る。
る画像の位置及び副画面の位置を上下左右方向にシフト
させる機能を、上記実施例の構成に加えて適用したもの
である。ここで、上記実施例と同一又は同等の構成要素
には、同一又は同等の符号を付してその説明を省略す
る。
【0063】図5に示す複合システム1aは、上記シフ
ト機能を有するシフト制御部60を備えている。このシ
フト制御部60は、オペレータがマニュアル操作してシ
フト内容(シフト対象(画像又は副画面)及びシフト位
置等)を指定するための入力器61と、この入力器61
により指定されたシフト内容を設定するシフト設定器6
2とを含んでいる。
ト機能を有するシフト制御部60を備えている。このシ
フト制御部60は、オペレータがマニュアル操作してシ
フト内容(シフト対象(画像又は副画面)及びシフト位
置等)を指定するための入力器61と、この入力器61
により指定されたシフト内容を設定するシフト設定器6
2とを含んでいる。
【0064】入力器61は、キーボード、マウス、トラ
ックボール等から成り、オペレータが表示器55の画面
を見ながら、入力器64でカーソルを動かす等のマニュ
アル操作を行い、画面上でシフト内容を指定できるよう
になっている。
ックボール等から成り、オペレータが表示器55の画面
を見ながら、入力器64でカーソルを動かす等のマニュ
アル操作を行い、画面上でシフト内容を指定できるよう
になっている。
【0065】シフト設定器62は、入力器61で指定さ
れたシフト内容に相当する制御信号を、両システム2、
3の画像処理部17、36の夫々に出力するようになっ
ている。これにより、画像処理部17、36の夫々は、
シフト内容に沿った1つの画面となるように、画像メモ
リ19、51内の画像データのアドレスを変更できるよ
うになっている。その他の構成は、上記実施例と同等で
ある。
れたシフト内容に相当する制御信号を、両システム2、
3の画像処理部17、36の夫々に出力するようになっ
ている。これにより、画像処理部17、36の夫々は、
シフト内容に沿った1つの画面となるように、画像メモ
リ19、51内の画像データのアドレスを変更できるよ
うになっている。その他の構成は、上記実施例と同等で
ある。
【0066】上記構成により、主画面に表示された超音
波画像の内の副画面に重複する部分を観察したいときに
は、例えば図6(1)に示す如く、超音波画像を画面の
上方向にシフトさせるように入力器61をマニュアル操
作して指定すればよい。また図6(2)に示す如く、副
画面の位置を画面の上方向にシフトさせるように指定し
てもよい。
波画像の内の副画面に重複する部分を観察したいときに
は、例えば図6(1)に示す如く、超音波画像を画面の
上方向にシフトさせるように入力器61をマニュアル操
作して指定すればよい。また図6(2)に示す如く、副
画面の位置を画面の上方向にシフトさせるように指定し
てもよい。
【0067】従って、上記第1変形例では、画像の位置
及び副画面の位置をシフトする構成としたため、上記実
施例と同等の作用、効果に加え、画像及び副画面の表示
位置を上下左右方向に容易に変更でき、画像を最適な表
示位置で観察できる。
及び副画面の位置をシフトする構成としたため、上記実
施例と同等の作用、効果に加え、画像及び副画面の表示
位置を上下左右方向に容易に変更でき、画像を最適な表
示位置で観察できる。
【0068】なお、シフト制御部60は、内視鏡システ
ム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユニ
ットの内のいずれかに一体に搭載可能である。
ム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユニ
ットの内のいずれかに一体に搭載可能である。
【0069】次に、上記実施例の第2変形例を図7及び
図8に基づき説明する。
図8に基づき説明する。
【0070】本変形例は、画面に表示される画像にマー
カを重複表示する機能を、上記第1変形例の構成に加え
て適用したものである。ここで、上記実施例と同一又は
同等の構成要素には、同一又は同等の符号を付してその
説明を省略する。
カを重複表示する機能を、上記第1変形例の構成に加え
て適用したものである。ここで、上記実施例と同一又は
同等の構成要素には、同一又は同等の符号を付してその
説明を省略する。
【0071】図7に示す複合システム1bは、マーカ表
示機能を有するマーカ制御部63を備えている。このマ
ーカ制御部63は、表示器55の画面上でマーカの位置
を指定するための入力器64と、この入力器64で指定
された位置にマーカを発生させるためのマーカ設定器6
5とを備える。
示機能を有するマーカ制御部63を備えている。このマ
ーカ制御部63は、表示器55の画面上でマーカの位置
を指定するための入力器64と、この入力器64で指定
された位置にマーカを発生させるためのマーカ設定器6
5とを備える。
【0072】入力器64は、キーボード、マウス、トラ
ックボール等から成り、オペレータが表示器55の画面
を見ながら、入力器64でカーソルを動かす等のマニュ
アル操作を行い、マーカの位置を指定できるようになっ
ている。
ックボール等から成り、オペレータが表示器55の画面
を見ながら、入力器64でカーソルを動かす等のマニュ
アル操作を行い、マーカの位置を指定できるようになっ
ている。
【0073】マーカ設定器65は、入力器64で指定さ
れた画面上の位置にマーカを発生させる制御信号を、両
システム2、3の画像処理部17、36の夫々に出力す
るようになっている。これにより、画像処理部17、3
6の夫々は、画面上のマーカ位置に対応する画像メモリ
51内のアドレスにマーカのデータを書込むようになっ
ている。その他の構成は、上記第1変形例と同等であ
る。
れた画面上の位置にマーカを発生させる制御信号を、両
システム2、3の画像処理部17、36の夫々に出力す
るようになっている。これにより、画像処理部17、3
6の夫々は、画面上のマーカ位置に対応する画像メモリ
51内のアドレスにマーカのデータを書込むようになっ
ている。その他の構成は、上記第1変形例と同等であ
る。
【0074】上記構成により、オペレータが表示器55
の画面を見ながら、マニュアル操作して超音波画像及び
内視鏡画像の腫瘍部位等の関心領域にマーカの位置を指
定するだけで、図8に示す如く、両画像上の指定箇所に
マーカが表示される。
の画面を見ながら、マニュアル操作して超音波画像及び
内視鏡画像の腫瘍部位等の関心領域にマーカの位置を指
定するだけで、図8に示す如く、両画像上の指定箇所に
マーカが表示される。
【0075】従って、上記実施例と同等の作用、効果に
加え、マーカを確認するだけで、両画像の腫瘍等の位置
を対応づけることが極めて容易となり、医師の負担も著
しく軽減され、第三者に対する説明(患者に対する説
明、学会等での病例報告等)もわかりやすいものとなっ
てより説得力が増すようになる。
加え、マーカを確認するだけで、両画像の腫瘍等の位置
を対応づけることが極めて容易となり、医師の負担も著
しく軽減され、第三者に対する説明(患者に対する説
明、学会等での病例報告等)もわかりやすいものとなっ
てより説得力が増すようになる。
【0076】なお、マーカ制御部63は、内視鏡システ
ム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユニ
ットの内のいずれかに一体に搭載可能である。
ム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユニ
ットの内のいずれかに一体に搭載可能である。
【0077】次に、上記実施例の第3変形例を図9及び
図10に基づき説明する。
図10に基づき説明する。
【0078】本変形例は、両画像を同時に静止画像とし
て取り込み、その静止画像の内の超音波画像を回転させ
る機能を、上記実施例の構成に加えて適用したものであ
る。ここで、上記実施例と同一又は同等の構成要素に
は、同一又は同等の符号を付してその説明を省略する。
て取り込み、その静止画像の内の超音波画像を回転させ
る機能を、上記実施例の構成に加えて適用したものであ
る。ここで、上記実施例と同一又は同等の構成要素に
は、同一又は同等の符号を付してその説明を省略する。
【0079】図9に示す複合システム1cは、超音波シ
ステム3内に、画像静止を指令するフリーズ制御部66
と、このフリーズ制御部66からの画像静止指令に基づ
き、静止画像を一時記憶するバッファメモリ67とを備
える。
ステム3内に、画像静止を指令するフリーズ制御部66
と、このフリーズ制御部66からの画像静止指令に基づ
き、静止画像を一時記憶するバッファメモリ67とを備
える。
【0080】フリーズ制御部66は、静止画像用スイッ
チ等から成る入力器(図示しない)を含み、オペレータ
がその入力器を操作して、リアルタイムに表示される内
視鏡画像及び超音波画像を同時に静止画像とするための
画像静止指令を内視鏡システム2の画像処理部17及び
超音波システム3のバッファメモリ67の夫々に出力す
るようになっている。
チ等から成る入力器(図示しない)を含み、オペレータ
がその入力器を操作して、リアルタイムに表示される内
視鏡画像及び超音波画像を同時に静止画像とするための
画像静止指令を内視鏡システム2の画像処理部17及び
超音波システム3のバッファメモリ67の夫々に出力す
るようになっている。
【0081】内視鏡システム2の画像処理部17は、フ
リーズ制御部66からの画像静止指令があったとき、内
視鏡スコープ5からリアルタイムに供給される画像デー
タを静止画像として画像メモリ19内に一時記憶し、そ
の静止画像を画像メモリ51を介して画像表示部4に出
力するようになっている。
リーズ制御部66からの画像静止指令があったとき、内
視鏡スコープ5からリアルタイムに供給される画像デー
タを静止画像として画像メモリ19内に一時記憶し、そ
の静止画像を画像メモリ51を介して画像表示部4に出
力するようになっている。
【0082】超音波システム3のバッファメモリ67
は、画像処理部36内に介挿されており、フリーズ制御
部66からの画像静止指令があったとき、超音波受信部
31からA/D変換器50を介してリアルタイムに供給
される画像データを静止画像として一時記憶し、その静
止画像を画像メモリ51を介して画像表示部4に出力す
るようになっている。
は、画像処理部36内に介挿されており、フリーズ制御
部66からの画像静止指令があったとき、超音波受信部
31からA/D変換器50を介してリアルタイムに供給
される画像データを静止画像として一時記憶し、その静
止画像を画像メモリ51を介して画像表示部4に出力す
るようになっている。
【0083】また、バッファメモリ67は、上記実施例
と同様の画像回転制御部34からの回転指令があったと
き、静止画像の基になる画像データの読出し開始アドレ
スを変更するようになっている。つまり、この変更され
た読出し開始アドレスを基準にして画像データが読出さ
れ、画像表示部4に出力される。従って、本変形例で
は、上記実施例の構成要素の内のアドレス変更器35が
省略されている。その他の構成は、上記実施例と同等で
ある。
と同様の画像回転制御部34からの回転指令があったと
き、静止画像の基になる画像データの読出し開始アドレ
スを変更するようになっている。つまり、この変更され
た読出し開始アドレスを基準にして画像データが読出さ
れ、画像表示部4に出力される。従って、本変形例で
は、上記実施例の構成要素の内のアドレス変更器35が
省略されている。その他の構成は、上記実施例と同等で
ある。
【0084】以上、両システム2、3からの静止画像の
夫々は、画像表示部4の画像合成器53で1つの画面と
なるように合成され、その合成信号がD/A変換器54
を介して表示器55の画面に表示されるようになってい
る。
夫々は、画像表示部4の画像合成器53で1つの画面と
なるように合成され、その合成信号がD/A変換器54
を介して表示器55の画面に表示されるようになってい
る。
【0085】ここで、静止画像として表示された超音波
画像の回転処理を図10に基づき説明する。
画像の回転処理を図10に基づき説明する。
【0086】最初に、図10(a)に示す静止画像を左
回りに90度回転させるときを考えてみる。ここでは、
説明の都合上、1枚(フレーム)の画像を得るため、3
60度の超音波走査面を8本の方向(アドレスn1…n
8)に分割し、各方向ごとに超音波ビームの送受信を行
うものとする。
回りに90度回転させるときを考えてみる。ここでは、
説明の都合上、1枚(フレーム)の画像を得るため、3
60度の超音波走査面を8本の方向(アドレスn1…n
8)に分割し、各方向ごとに超音波ビームの送受信を行
うものとする。
【0087】ここで、図10(a)に示す静止画像に相
当するバッファメモリ67内の画像データは、8個のア
ドレスn1…n8の夫々に書込まれている。
当するバッファメモリ67内の画像データは、8個のア
ドレスn1…n8の夫々に書込まれている。
【0088】つまり、静止画像を回転させるには、書込
み開始アドレスを基準にして読出し開始アドレスの指定
を変更するだけでよい。例えば、書込み開始アドレスn
1を基準にして書込まれた画像データを左回りに90度
回転させるには、読出し開始をアドレスn1ではなくて
アドレスn3に変更して指定するだけでよい。これによ
り、画面上の静止画像があたかも左回りに90度回転し
たかの如く表示される。
み開始アドレスを基準にして読出し開始アドレスの指定
を変更するだけでよい。例えば、書込み開始アドレスn
1を基準にして書込まれた画像データを左回りに90度
回転させるには、読出し開始をアドレスn1ではなくて
アドレスn3に変更して指定するだけでよい。これによ
り、画面上の静止画像があたかも左回りに90度回転し
たかの如く表示される。
【0089】上記第3実施例では、静止画像として取り
込んだ画像を使って、超音波画像を回転させる構成とし
たため、上記実施例と同等の作用、効果に加え、例えば
両画像のオリエンテーションを揃える作業を検査中では
なくて、検査終了後に静止画像を使って容易に編集でき
るようになり、これにより、検査中のオリエンテーショ
ン作業が不要となって、患者の拘束時間を短縮できる。
込んだ画像を使って、超音波画像を回転させる構成とし
たため、上記実施例と同等の作用、効果に加え、例えば
両画像のオリエンテーションを揃える作業を検査中では
なくて、検査終了後に静止画像を使って容易に編集でき
るようになり、これにより、検査中のオリエンテーショ
ン作業が不要となって、患者の拘束時間を短縮できる。
【0090】なお、フリーズ制御部66の入力器は、内
視鏡システム2、超音波システム3、又は別途の操作パ
ネルに配置可能である。
視鏡システム2、超音波システム3、又は別途の操作パ
ネルに配置可能である。
【0091】次に、上記実施例の第4変形例を図11に
基づき説明する。
基づき説明する。
【0092】一般に、内視鏡画像の得られる最も良い撮
影条件(スコープの位置等)で、高画質の超音波画像を
得るのは困難であった。つまり、スコープの鉗子孔を利
用してプローブを誘導するため、プローブの位置、方向
はスコープのアングルロック機構等の制限を受けやす
く、スコープ及びプローブを同時に夫々の最適撮影条件
の位置にセットできないことが多かった。
影条件(スコープの位置等)で、高画質の超音波画像を
得るのは困難であった。つまり、スコープの鉗子孔を利
用してプローブを誘導するため、プローブの位置、方向
はスコープのアングルロック機構等の制限を受けやす
く、スコープ及びプローブを同時に夫々の最適撮影条件
の位置にセットできないことが多かった。
【0093】そこで、本変形例では、内視鏡画像及び超
音波画像の夫々を個別に静止画像にする機能を、上記実
施例の構成に、加えて適用したものである。ここで、上
記実施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同等
の符号を付してその説明を省略する。
音波画像の夫々を個別に静止画像にする機能を、上記実
施例の構成に、加えて適用したものである。ここで、上
記実施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同等
の符号を付してその説明を省略する。
【0094】図11に示す複合システム1dは、内視鏡
システム2及び超音波システム3の夫々に、リアルタイ
ム画像を静止画像とするフリーズ制御部68、69を備
えている。その他の構成は、上記実施例と同等である。
システム2及び超音波システム3の夫々に、リアルタイ
ム画像を静止画像とするフリーズ制御部68、69を備
えている。その他の構成は、上記実施例と同等である。
【0095】本第4変形例の動作を説明すると、まず、
上記実施例と同様に、表示器55の画面に超音波画像及
び内視鏡画像の夫々がリアルタイム画像として表示され
たとする。次いで、オペレータが最適の内視鏡画像が得
られる位置にスコープ5の先端部を誘導し、この位置で
内視鏡画像をフリーズ制御部68の入力器(図示しな
い)でフリーズ操作する。つまり、表示器55の画面上
では、超音波画像がリアルタイム画像として表示される
と共に、最適条件で撮影された内視鏡画像が静止画像と
して表示される。
上記実施例と同様に、表示器55の画面に超音波画像及
び内視鏡画像の夫々がリアルタイム画像として表示され
たとする。次いで、オペレータが最適の内視鏡画像が得
られる位置にスコープ5の先端部を誘導し、この位置で
内視鏡画像をフリーズ制御部68の入力器(図示しな
い)でフリーズ操作する。つまり、表示器55の画面上
では、超音波画像がリアルタイム画像として表示される
と共に、最適条件で撮影された内視鏡画像が静止画像と
して表示される。
【0096】次いで、スコープ5の位置を保った状態
で、オペレータがプローブ20の先端部を最適位置とな
るように微調整し、この位置で超音波画像をフリーズ制
御部69の入力器(図示しない)でフリーズ操作する。
このフリーズ操作の直前に、超音波画像を回転させ、オ
リエンテーション作業を行ってもよい。ここで、内視鏡
画像及び超音波画像の夫々が、最適条件の静止画像とし
て画面表示される。この静止画像は、別途の記録装置
(図示しない)により記録、保存される。
で、オペレータがプローブ20の先端部を最適位置とな
るように微調整し、この位置で超音波画像をフリーズ制
御部69の入力器(図示しない)でフリーズ操作する。
このフリーズ操作の直前に、超音波画像を回転させ、オ
リエンテーション作業を行ってもよい。ここで、内視鏡
画像及び超音波画像の夫々が、最適条件の静止画像とし
て画面表示される。この静止画像は、別途の記録装置
(図示しない)により記録、保存される。
【0097】従って、上記第3実施例では、上記実施例
と同等の作用、効果に加え、スコープ及びプローブの夫
々を同時に診断に適した位置に誘導することができ、こ
れにより、最適の内視鏡画像が得られるスコープの位置
等の条件下で、高画質の超音波画像を取得できる。
と同等の作用、効果に加え、スコープ及びプローブの夫
々を同時に診断に適した位置に誘導することができ、こ
れにより、最適の内視鏡画像が得られるスコープの位置
等の条件下で、高画質の超音波画像を取得できる。
【0098】なお、フリーズ制御部68、69の夫々の
入力器は、内視鏡システム2、超音波システム3、又は
別途の操作パネルに配置可能である。また、その入力器
の夫々は分離させて配置させてもよく、又は隣接位置に
配置してもよい。
入力器は、内視鏡システム2、超音波システム3、又は
別途の操作パネルに配置可能である。また、その入力器
の夫々は分離させて配置させてもよく、又は隣接位置に
配置してもよい。
【0099】次に、上記実施例の第5変形例を図12及
び図13に基づき説明する。
び図13に基づき説明する。
【0100】一般に、内視鏡を使った超音波検査は、内
視鏡装置で診断部位を特定し、その診断部位にプローブ
を誘導してから開始する。この誘導前に、例えば超音波
診断装置の誤動作等に拠りプローブ内の超音波振動子が
回転した場合は、細径であるがために壊れやすい性質を
有するプローブが損傷する恐れがある。つまり、プロー
ブが少なくともスコープの鉗子孔を通過するまでは、超
音波振動子を回転させない方が好ましい。
視鏡装置で診断部位を特定し、その診断部位にプローブ
を誘導してから開始する。この誘導前に、例えば超音波
診断装置の誤動作等に拠りプローブ内の超音波振動子が
回転した場合は、細径であるがために壊れやすい性質を
有するプローブが損傷する恐れがある。つまり、プロー
ブが少なくともスコープの鉗子孔を通過するまでは、超
音波振動子を回転させない方が好ましい。
【0101】本変形例は、超音波振動子が回転している
か否かを画面の表示状態により、チェックする機能を上
記実施例の構成に加えて適用したものである。ここで、
上記実施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同
等の符号を付してその説明を省略する。
か否かを画面の表示状態により、チェックする機能を上
記実施例の構成に加えて適用したものである。ここで、
上記実施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同
等の符号を付してその説明を省略する。
【0102】図12に示す複合システム1eは、超音波
画像を優先表示制御部70を備えている。この優先表示
制御部70は、内視鏡システム2、超音波システム3、
画像表示部4又は別途のユニットの内のいずれにも一体
に搭載可能であって、画面モードを選択するモード選択
部71を含み、そのモード選択部71が超音波システム
3内のモータ駆動状態に基づいて、画面モードを選択
し、その選択したモードに相当する制御信号を両システ
ム2、3の画像処理部17、36の夫々に出力するよう
になっている。つまり、モータ非回転時(振動子非回転
時)には内視鏡モード(図13(a)参照)が選択さ
れ、モータ回転時(振動子回転時)には超音波優先モー
ド(図13(b)参照)が選択されるようになってい
る。
画像を優先表示制御部70を備えている。この優先表示
制御部70は、内視鏡システム2、超音波システム3、
画像表示部4又は別途のユニットの内のいずれにも一体
に搭載可能であって、画面モードを選択するモード選択
部71を含み、そのモード選択部71が超音波システム
3内のモータ駆動状態に基づいて、画面モードを選択
し、その選択したモードに相当する制御信号を両システ
ム2、3の画像処理部17、36の夫々に出力するよう
になっている。つまり、モータ非回転時(振動子非回転
時)には内視鏡モード(図13(a)参照)が選択さ
れ、モータ回転時(振動子回転時)には超音波優先モー
ド(図13(b)参照)が選択されるようになってい
る。
【0103】両システム2、3の画像処理部17、36
の夫々は、モード選択部71からの画面モードに相当す
る制御信号に基づいて、その画面モードに対応する画面
で割り当てられるアドレスに画像データを格納し、その
画像データを画像表示部4に出力するようになってい
る。これにより、画像表示部4は、超音波振動子の回転
状態に応じた画面で内視鏡画像及び超音波画像を表示す
る。その他の構成は上記実施例と同等である。
の夫々は、モード選択部71からの画面モードに相当す
る制御信号に基づいて、その画面モードに対応する画面
で割り当てられるアドレスに画像データを格納し、その
画像データを画像表示部4に出力するようになってい
る。これにより、画像表示部4は、超音波振動子の回転
状態に応じた画面で内視鏡画像及び超音波画像を表示す
る。その他の構成は上記実施例と同等である。
【0104】上記構成により、超音波振動子の非回転時
には、図13(a)に示す如く、内視鏡画像のみが表示
されると共に、超音波振動子の回転時には、図13
(b)に示す如く、主画面に超音波画像、親画面に内視
鏡画像が表示されるので、プローブの先端部がスコープ
の鉗子孔を通過する途中で超音波振動子が回転した場合
には内視鏡画像が表示されず、しかも超音波画像が鉗子
孔を反映した特異な画像として表示されるので、画面を
見るだけで、オペレータは複合システムの異常動作を容
易に確認できる。
には、図13(a)に示す如く、内視鏡画像のみが表示
されると共に、超音波振動子の回転時には、図13
(b)に示す如く、主画面に超音波画像、親画面に内視
鏡画像が表示されるので、プローブの先端部がスコープ
の鉗子孔を通過する途中で超音波振動子が回転した場合
には内視鏡画像が表示されず、しかも超音波画像が鉗子
孔を反映した特異な画像として表示されるので、画面を
見るだけで、オペレータは複合システムの異常動作を容
易に確認できる。
【0105】なお、優先表示制御部70は、内視鏡シス
テム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユ
ニットの内のいずれにも一体に搭載可能である。
テム2、超音波システム3、画像表示部4又は別途のユ
ニットの内のいずれにも一体に搭載可能である。
【0106】次に、上記実施例の第6変形例を図14及
ぶ図15に基づき説明する。
ぶ図15に基づき説明する。
【0107】本変形例は、画面の切換え機能を上記実施
例の構成に加えて適用したものである。ここで、上記実
施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同等の符
号を付してその説明を省略する。
例の構成に加えて適用したものである。ここで、上記実
施例と同一又は同等の構成要素には、同一又は同等の符
号を付してその説明を省略する。
【0108】図14に示す複合システム1fは、モード
切換制御部72を備えている。このモード切換制御部7
2は、オペレータがマニュアル操作して画面モードを指
定するための入力器73と、この入力器73で指定され
た画面モードを設定するモード選択器74とを有してい
る。このモード選択器74で設定された画面モードに相
当する制御信号が両システム2、3の画像処理部17、
36の夫々に出力され、上記第5変形例と同様にして、
設定された画面モードに対応した画面が表示器55で表
示されるようになっている。
切換制御部72を備えている。このモード切換制御部7
2は、オペレータがマニュアル操作して画面モードを指
定するための入力器73と、この入力器73で指定され
た画面モードを設定するモード選択器74とを有してい
る。このモード選択器74で設定された画面モードに相
当する制御信号が両システム2、3の画像処理部17、
36の夫々に出力され、上記第5変形例と同様にして、
設定された画面モードに対応した画面が表示器55で表
示されるようになっている。
【0109】画面モードは、図15に示す如く、例えば
4種類のモードN1…N4の夫々に、内視鏡画像のみ
(同図(a)参照)、親画面に内視鏡画像、小画面に超
音波画像(同図(b)参照)、親画面に超音波画像、小
画面に内視鏡画像(同図(c)参照)、超音波画像のみ
(同図(d)参照)を割り当て設定されている。
4種類のモードN1…N4の夫々に、内視鏡画像のみ
(同図(a)参照)、親画面に内視鏡画像、小画面に超
音波画像(同図(b)参照)、親画面に超音波画像、小
画面に内視鏡画像(同図(c)参照)、超音波画像のみ
(同図(d)参照)を割り当て設定されている。
【0110】入力器73は、例えば1つの操作ボタン、
回転型の切換スイッチ(図15(e)参照)、又は画面
モードに対応した複数の操作ボタン(同図(f)参照)
等のいずれでもよい。また、この入力器73は、内視鏡
システム2、超音波システム3、又は別途の操作パネル
に配置可能である。
回転型の切換スイッチ(図15(e)参照)、又は画面
モードに対応した複数の操作ボタン(同図(f)参照)
等のいずれでもよい。また、この入力器73は、内視鏡
システム2、超音波システム3、又は別途の操作パネル
に配置可能である。
【0111】この内、1つの操作ボタンは、その配置が
少ないパネルスペースで済むといった利点があり、ボタ
ンを押す度に予め設定された所定の画面モードの順番に
従って、例えば画面モードN1…N4が順次繰り返し選
択される。その選択された画面モードN1…N4に対応
した画面(図15(a)〜(d)参照)が、ボタンを押
す度にシーケンシャルに表示される。ここで、画面モー
ドの順番は、画面の使用頻度等を考慮に入れて変更して
もよい。
少ないパネルスペースで済むといった利点があり、ボタ
ンを押す度に予め設定された所定の画面モードの順番に
従って、例えば画面モードN1…N4が順次繰り返し選
択される。その選択された画面モードN1…N4に対応
した画面(図15(a)〜(d)参照)が、ボタンを押
す度にシーケンシャルに表示される。ここで、画面モー
ドの順番は、画面の使用頻度等を考慮に入れて変更して
もよい。
【0112】上記第6変形例では、したため、上記実施
例と同等の作用、効果に加え、オペレータ(医師、検査
技師)が診断の進行状態等に応じて画面モードの選択が
でき、診断効率も大幅に向上するようになる。
例と同等の作用、効果に加え、オペレータ(医師、検査
技師)が診断の進行状態等に応じて画面モードの選択が
でき、診断効率も大幅に向上するようになる。
【0113】なお、画面モードは、上記4種類に限定さ
れない。例えば、副画面のサイズ、位置を変更したもの
を加えてもよいし、上記4種類の内の使用頻度の低いも
のを削除してもよい。画面モード数も勿論、4つに限定
されない。
れない。例えば、副画面のサイズ、位置を変更したもの
を加えてもよいし、上記4種類の内の使用頻度の低いも
のを削除してもよい。画面モード数も勿論、4つに限定
されない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る超音
波・内視鏡複合システムは、内視鏡システムにより得ら
れた内視鏡画像と、超音波システムにより得られた超音
波画像とを同一モニタに表示する構成としたので、両画
像の対比観察が容易となり、内視鏡画像をモニタリング
しながらの超音波プローブの位置決め作業も正確かつ短
時間に実施できる。特に、内視鏡画像又は超音波画像の
内の少なくとも一方を回転可能な構成を加えた場合に
は、両画像のオリエンテーションを容易に揃えることが
できるので、両画像の対比が視覚的によりわかりやすい
ものとなる。従って、両画像のオリエンテーションの違
いから生じる診断時の混乱事態も殆ど回避でき、両画像
を対比しながらの診断もより正確でかつ容易となって、
オペレータの負担も大幅に低減されるようになる。ま
た、医師が両画像を使いながら第三者に説明、報告する
ときも、より説得力が増すようになる。
波・内視鏡複合システムは、内視鏡システムにより得ら
れた内視鏡画像と、超音波システムにより得られた超音
波画像とを同一モニタに表示する構成としたので、両画
像の対比観察が容易となり、内視鏡画像をモニタリング
しながらの超音波プローブの位置決め作業も正確かつ短
時間に実施できる。特に、内視鏡画像又は超音波画像の
内の少なくとも一方を回転可能な構成を加えた場合に
は、両画像のオリエンテーションを容易に揃えることが
できるので、両画像の対比が視覚的によりわかりやすい
ものとなる。従って、両画像のオリエンテーションの違
いから生じる診断時の混乱事態も殆ど回避でき、両画像
を対比しながらの診断もより正確でかつ容易となって、
オペレータの負担も大幅に低減されるようになる。ま
た、医師が両画像を使いながら第三者に説明、報告する
ときも、より説得力が増すようになる。
【図1】実施例に係る超音波・内視鏡複合システムの全
体を示す概略構成図。
体を示す概略構成図。
【図2】内視鏡スコープ及びそのスコープ内の鉗子孔に
挿入された超音波プローブの概要を示す概略の実体斜視
図。
挿入された超音波プローブの概要を示す概略の実体斜視
図。
【図3】(a)は内視鏡画像の説明図、(b)は超音波
画像の説明図。
画像の説明図。
【図4】超音波画像の回転動作を説明する図で、(a)
は回転前の表示状態の説明図、(b)は回転後の表示状
態の説明図。
は回転前の表示状態の説明図、(b)は回転後の表示状
態の説明図。
【図5】第1変形例に係る超音波・内視鏡複合システム
の全体を示す概略構成図。
の全体を示す概略構成図。
【図6】(a)は超音波画像(主画面)のシフト動作の
説明図、(b)は副画面(内視鏡画像)のシフト動作の
説明図。
説明図、(b)は副画面(内視鏡画像)のシフト動作の
説明図。
【図7】第2変形例に係る超音波・内視鏡複合システム
の全体を示す概略構成図。
の全体を示す概略構成図。
【図8】マーカの表示状態を説明する図
【図9】第3変形例に係る超音波・内視鏡複合システム
の全体を示す概略構成図。
の全体を示す概略構成図。
【図10】静止画像の回転動作を模式的に説明する図
で、(a)は回転前の超音波画像を説明する図、(b)
はバッファメモリ内の画像データの書込み及び読出し状
況を説明する図、(c)は回転後の超音波画像を説明す
る図。
で、(a)は回転前の超音波画像を説明する図、(b)
はバッファメモリ内の画像データの書込み及び読出し状
況を説明する図、(c)は回転後の超音波画像を説明す
る図。
【図11】第4変形例に係る超音波・内視鏡複合システ
ムの全体を示す概略構成図。
ムの全体を示す概略構成図。
【図12】第5変形例に係る超音波・内視鏡複合システ
ムの全体を示す概略構成図。
ムの全体を示す概略構成図。
【図13】超音波画像の優先表示を説明する図で、
(a)は振動子の非回転時の画面状態図、(b)は振動
子の回転時の画面状態図。
(a)は振動子の非回転時の画面状態図、(b)は振動
子の回転時の画面状態図。
【図14】第6変形例に係る超音波・内視鏡複合システ
ムの全体を示す概略構成図。
ムの全体を示す概略構成図。
【図15】(a)〜(d)は複数の画面モードに対応す
る画面の説明図、(e)は回転型の切換えスイッチの説
明図、(f)は複数の操作ボタンの説明図。
る画面の説明図、(e)は回転型の切換えスイッチの説
明図、(f)は複数の操作ボタンの説明図。
【図16】従来の超音波診断装置の全体を示す概略ブロ
ック図。
ック図。
【図17】従来の内視鏡装置の全体を示す概略ブロック
図。
図。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f 超音波・内
視鏡複合システム 2 内視鏡システム(内視鏡装置) 3 超音波システム(超音波診断装置) 4 画像表示部 5 内視鏡スコープ 6 内視鏡装置本体 17 画像処理部(内視鏡システム) 20 細径超音波プローブ 21 超音波装置本体 26 超音波振動子 30 超音波送信部 31 超音波受信部 33 角度検出器 34 画像回転制御部 36 画像処理部(内視鏡システム)
視鏡複合システム 2 内視鏡システム(内視鏡装置) 3 超音波システム(超音波診断装置) 4 画像表示部 5 内視鏡スコープ 6 内視鏡装置本体 17 画像処理部(内視鏡システム) 20 細径超音波プローブ 21 超音波装置本体 26 超音波振動子 30 超音波送信部 31 超音波受信部 33 角度検出器 34 画像回転制御部 36 画像処理部(内視鏡システム)
Claims (20)
- 【請求項1】 内視鏡スコープを有し、かつ、その内視
鏡スコープを駆動させて体腔内の内視鏡画像を取得する
内視鏡システムと、上記内視鏡スコープ内の鉗子孔に挿
入可能な超音波プローブを有し、かつ、その超音波プロ
ーブを駆動させて上記体腔内の超音波画像を取得するラ
ジアル走査型の超音波システムとを有し、上記内視鏡画
像及び超音波画像を同一モニタの画面に表示する画像表
示手段を備えたことを特徴とする超音波・内視鏡複合シ
ステム。 - 【請求項2】 前記モニタ画面は、主画面及びその主画
面よりも面積が小さい副画面から成る分割画面であり、
その分割画面に割り当てられた前記内視鏡画像及び超音
波画像の夫々は、リアルタイム画像である請求項1記載
の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項3】 前記画像表示手段は、前記2つのリアル
タイム画像の内の少なくとも一方を、前記分割画面を含
む二次元平面内に設定された基準点を中心にして右回り
または左回りの方向に回転可能な画像回転手段を有する
請求項2記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項4】 前記基準点は、前記超音波画像のラジア
ル走査面の中心点である請求項3記載の超音波・内視鏡
複合システム。 - 【請求項5】 前記画像回転手段は、前記内視鏡スコー
プ又は前記超音波プローブの内の一方の手元操作部に入
力器を有する請求項3記載の超音波・内視鏡複合システ
ム。 - 【請求項6】 前記入力器は、右回り用及び左回り用の
2つの操作ボタンから成る請求項5記載の超音波・内視
鏡複合システム。 - 【請求項7】 前記画像表示手段は、前記2つのリアル
タイム画像の内の少なくとも一方又は前記副画面を、前
記分割画面を含む二次元平面内に設定されたXY座標軸
の内の少なくとも一方の軸方向に沿ってシフトさせる手
段を有する請求項2記載の超音波・内視鏡複合システ
ム。 - 【請求項8】 前記画像表示手段は、前記2つのリアル
タイム画像を同時に静止画像とする手段を含む請求項2
記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項9】 前記画像表示手段は、前記2つの静止画
像の内の少なくとも一方を、前記分割画面を含む二次元
平面内に設定された基準点を中心にして右回りまたは左
回りの方向に回転可能な手段を有する請求項8記載の超
音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項10】 前記画像表示手段は、前記2つの静止
画像の内の少なくとも一方又は前記副画面を、前記分割
画面を含む二次元平面内に設定されたXY座標軸の内の
少なくとも一方の軸方向に沿ってシフトさせる手段を有
する請求項8記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項11】 前記画像表示手段は、前記2つのリア
ルタイム画像を個別に静止画像とする手段を含む請求項
2記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項12】 前記画像表示手段は、前記静止画像又
はリアルタイム画像を、前記分割画面を含む二次元平面
内に設定された基準点を中心にして右回りまたは左回り
の方向に回転可能な手段を有する請求項11記載の超音
波・内視鏡複合システム。 - 【請求項13】 前記画像表示手段は、前記静止画像又
はリアルタイム画像を、前記分割画面を含む二次元平面
内に設定されたXY座標軸の内の少なくとも一方の軸方
向に沿ってシフトさせる手段を有する請求項11記載の
超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項14】 前記画像表示手段は、前記分割画面上
にマーカを表示するマーカ表示手段を有する請求項1記
載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項15】 前記マーカ表示手段は、リアルタイム
画像又は静止画像に重複してマーカを表示する手段であ
る請求項14記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項16】 前記画像表示手段は、前記超音波プロ
ーブにより回転走査している間、前記超音波画像を内視
鏡画像よりも優先して前記分割画面に表示する手段を有
する請求項2記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項17】 前記分割画面は複数の画面モードから
成り、その複数の画面モードの夫々の画面表示を切換え
可能な入力器を含む請求項1記載の超音波・内視鏡複合
システム。 - 【請求項18】 前記入力器は、前記複数の画面モード
の内の任意の画面モードを予め設定された順に切換え可
能に形成した請求項17記載の超音波・内視鏡複合シス
テム。 - 【請求項19】 前記入力器は、前記複数の画面モード
の内の任意の画面モードを個別に切換え可能に形成した
請求項17記載の超音波・内視鏡複合システム。 - 【請求項20】 前記複数の画面モードは、前記内視鏡
画像の単独画面と、前記超音波画像の単独画面と、上記
内視鏡画像を超音波画像よりも優先して表示する分割画
面と、上記超音波画像を内視鏡画像よりも優先して表示
する分割画面とを有する請求項17記載の超音波・内視
鏡複合システム。
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0810263A true JPH0810263A (ja) | 1996-01-16 |
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ID=15482358
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JP14977094A Expired - Fee Related JP3281182B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 超音波・内視鏡複合システム |
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JP (1) | JP3281182B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-06-30 JP JP14977094A patent/JP3281182B2/ja not_active Expired - Fee Related
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