JP2001299754A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2001299754A
JP2001299754A JP2000121225A JP2000121225A JP2001299754A JP 2001299754 A JP2001299754 A JP 2001299754A JP 2000121225 A JP2000121225 A JP 2000121225A JP 2000121225 A JP2000121225 A JP 2000121225A JP 2001299754 A JP2001299754 A JP 2001299754A
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Mikio Izumi
美喜雄 泉
Minoru Yoshida
実 吉田
Mitsuru Ito
満 伊藤
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    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の挿入で病変部の特定と病変部に対する
手技とを行うことが可能な超音波診断装置を提供するこ
と。 【解決手段】 生体内に挿入される挿入部の先端機構部
側面に軸方向の視野を有する超音波送受波面が設けら
れ、前記先端機構部の導出口から操作部の導入口に連通
されるガイド孔が設けられた超音波内視鏡を備えた超音
波診断装置において、前記鉗子ガイド孔に挿入され、導
出口から突出される導出部に側面方向に超音波送受波面
を向けて設けられた細長状の超音波プローブと、該超音
波プローブを軸周りに回転させ送受波した超音波信号か
ら超音波像を生成する手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
関し、特に、超音波内視鏡システムに用いる体腔内超音
波探触子に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置は、例えば、特公
昭62−58255号公報(以下、「文献1」と記す)
に記載されるように、体腔内走査用探触子の一形態であ
る超音波内視鏡と称される探触子と、この超音波内視鏡
に送波信号を供給し得られた受波信号から超音波像を生
成する超音波送受信装置と、この超音波像を表示する表
示手段とから構成されていた。
【0003】超音波内視鏡は、生体腔内に挿入される細
長状をなす可撓性の挿入部と、該挿入部の先端側に位置
する先端構成部と、挿入部の後端側に位置する操作部と
から構成されていた。先端構成部には、その側面方向に
超音波送受波面を向けた超音波送受波部(超音波振動
子)が配置されており、その走査方向(視野方向)は超
音波内視鏡の用途に応じて、先端構成部の中心軸方向す
なわち挿入部の軸線方向に設定されているものと、先端
構成部の中心軸周りに設定されているものとがあった。
特に、超音波振動子が先端構成部の中心軸方向に配列さ
れた超音波内視鏡では、超音波の送波範囲内に穿刺針等
を突没させることが可能となるように、先端構成部に鉗
子導出口が併設されていた。この鉗子導出口は、挿入部
内のガイド孔を介して操作部に開口する鉗子挿入口に連
通されていた。
【0004】また、先端構成部には、超音波の送波方向
に視野を有する観察光学系と、被観察部位に照明光を与
える照明光学系とが配置されており、目視による観察が
可能なように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0006】従来の超音波診断装置を用いた体腔内診断
では、まず、先端構成部の中心軸周りに超音波振動子が
配列され、中心軸と垂直をなす平面内に視野を有する超
音波内視鏡を用いて病変部の位置の特定していた。具体
的には、まず、挿入部を体腔内に挿入し、観察光学系に
よる目視観察を行いつつ、先端構成部を体腔内の目的部
位に誘導する。次に、超音波送受信装置を動作させ、超
音波送受信部から超音波を送波し目的部位内で反射され
た超音波(受波信号)から超音波像を生成し表示装置に
表示させる。次に、この表示された超音波像に基づい
て、検者は病変部の正確な位置や大きさ等の把握を行う
と共に、病変部の超音波像や観察光学系による目視観察
を行うことによって得られた情報に基づいて、病変部の
状況等を判定していた。
【0007】ここで、病変部に腫瘍等が確認される場合
には、穿刺針等で病変部の組織を採取しこの組織を検査
するいわゆる生検を実施することによって、確定診断を
行っていた。このような穿刺には、超音波振動子が先端
構成部の中心軸方向に配列された縦断層面での超音波像
の撮像が可能な超音波内視鏡が使用されていた。この超
音波内視鏡を用いた穿刺では、まず、検者は前述する手
順によって得られた病変部の正確な位置や観察光学系に
よる目視観察によって、先端構成部を病変部にまで誘導
していた。次に、超音波送受信装置を動作させ、超音波
送受信部から超音波を送波し目的部位内で反射された超
音波から超音波像を生成し表示装置に表示させる。次
に、この表示された超音波像に基づいて、検者は先端構
成部を病変部方向に位置合わせする。この後に、検者は
鉗子導出口から穿刺針を突出させ、超音波像内に映像さ
れる穿刺針の超音波像に基づいて刺通量を調整し、穿刺
対象とする部位へ穿刺針を誘導し組織を採取していた。
【0008】このように、従来の超音波内視鏡を用いた
体腔内診断では、病変部の正確な位置や病変部の状況等
を把握するための超音波内視鏡である中心軸と垂直をな
す平面内に視野を有する超音波内視鏡と、病変部の組織
を採取するための超音波内視鏡である縦断層面での超音
波像の撮像が可能な超音波内視鏡との2種類の超音波内
視鏡を使い分ける必要があった。すなわち、1回の超音
波診断で2回の超音波内視鏡の挿入が必要であり、被検
体に大きな負担を与えてしまうおそれがあるという問題
があった。
【0009】本発明の目的は、超音波内視鏡の1回の挿
入で病変部の特定と病変部に対する手技とを行うことが
可能な超音波診断装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0012】(1)生体内に挿入される挿入部の先端機
構部側面に側面方向の視野を有する第1の超音波送受波
器が設けられ、前記先端機構部の導出口から操作部の導
入口に連通されるガイド孔が設けられた超音波内視鏡を
備えた超音波診断装置において、前記鉗子ガイド孔に挿
入され、導出口から突出される導出部に側面方向に第2
の超音波送受波面が向けて設けられた細長状の超音波プ
ローブと、該超音波プローブを軸周りに回転させ送受波
した超音波信号から超音波像を生成する手段とを備え
た。
【0013】(2)前述した(1)に記載の超音波診断
装置において、前記超音波内視鏡は、先端構成部側から
突出される超音波プローブの突出角度を可変する起上手
段を備えた。
【0014】(3)前述した(1)もしくは(2)に記
載の超音波診断装置において、前記第1の超音波送受波
面から送受波した超音波から生成した超音波像と、前記
第2の超音波送受波面から送受波した超音波から生成し
た超音波像とを同じ表示画面上に表示する手段を備え
た。
【0015】(4)前述した(3)に記載の超音波診断
装置において、前記超音波内視鏡は前記第1の超音波送
受波面方向に視野を持つ観察光学系を備えて構成され、
前記観察光学系で得られた光学像を前記表示画面上に表
示する手段を備えた。
【0016】(5)前述した(1)乃至(4)の内の何
れかに記載の超音波診断装置において、前記第1の超音
波送受波面から送受波した超音波から生成した超音波像
の断層面と、前記第2の超音波送受波面から送受波した
超音波から生成される超音波像の断層面との交差位置を
前記表示画面上に表示させる手段を備えた。
【0017】(6)前述した(5)に記載の超音波診断
装置において、前記超音波プローブの移動により変動す
る前記交差位置を少なくとも1以上表示させる手段を備
えた。
【0018】前述した(1)〜(6)の手段によれば、
超音波プローブを軸周りに回転させ送受波した超音波信
号から得られる超音波像は、超音波プローブの突出方向
に対して垂直となる平面内に視野を有する超音波像であ
るラジアル断層像となるので、超音波内視鏡の体腔内へ
の挿入方向に対してほぼ垂直をなす平面内に視野を有す
る超音波像として使用することが可能となる。
【0019】従って、検者は、まず超音波プローブの超
音波像である第2の超音波送受信面で受波した反射波か
ら生成されたラジアル断層像に基づいて、先端構成部の
病変部への位置決めすなわちオリエンテーションを行う
ことができる。次に、検者は、超音波内視鏡を体腔内か
ら引き抜くことなく、超音波プローブのみを抜き、この
抜いた超音波プローブに代えて、組織採取用の穿刺針等
の所望の手技を行うための術具を導入口から挿入する。
このとき、検者は、超音波内視鏡の超音波像である第1
の超音波送受信面で受波した反射から生成された縦断層
像に基づいて、導出口から術具を突出させ、超音波像内
に映像される術具の超音波像に基づいて突出を調整し、
手技の対象とする部位へ術具を誘導する。このように、
本発明の超音波内視鏡を用いた体腔内診断では、検者は
被検体の体腔内に超音波内視鏡を1回挿入するのみで、
病変部の特定及び該病変部への先端構成部の位置合わ
せ、並びに病変部に対する手技とを行うことができる。
すなわち、被検体への負担を軽減できる。
【0020】さらには、超音波内視鏡の挿入に要する時
間を半減できるので、超音波内視鏡を用いた体腔内診断
の診断効率を向上できるという効果を得ることもでき
る。その結果、超音波内視鏡を用いた体腔内診断に要す
る時間を短縮することが可能となり、被検体への負担を
さらに軽減できるという効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態とともに図面を参照して詳細に説明する。
【0022】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の超音波診断装置の概略構成を説明するための図で
あり、1は超音波内視鏡、2は細径プローブ(超音波プ
ローブ)、3は第1の送受信部、4は第1のエコー信号
処理部、5は超音波内視鏡信号処理部、6は第2の送受
信部、7は第2のエコー信号処理部、8は細径プローブ
信号処理部、9は画像処理部、10は表示装置、11は
スイッチ、12は画像制御部、13はマーカー発生部を
示す。
【0024】図1において、超音波内視鏡1は可撓性を
有する図示しない挿入部と、この挿入部の先端部分に位
置する先端構成部と、手元側に位置する操作部とからな
る実施の形態1の超音波内視鏡であり、先端構成部には
超音波振動子、鉗子針導出口、光学系が併設されてい
る。なお、超音波内視鏡1の詳細な構成については後述
する。
【0025】細径プローブ2は超音波内視鏡1に併設さ
れた鉗子口(ガイド孔)を経由して挿入されたプローブ
であり、先端部分に超音波振動子が配置されている。
【0026】第1の送受信部3は、超音波内視鏡1の先
端構成部に併設された超音波振動子(以下、「第1の超
音波振動子」と記す)に接続されており、該超音波振動
子を駆動する送波信号を出力する送波手段である。ま
た、第1の送受信部3は、超音波振動子が受波し電気信
号に変換された受波信号をデジタル信号に変換した後
に、第1のエコー信号処理部4に出力するA/D変換手
段である。
【0027】第1のエコー信号処理部4は、第1の送受
信部3からの受波信号の位相を揃えて超音波像を生成
し、ビデオ信号に変換した超音波像を画像処理部9に出
力する周知の受波整相手段であり、第1の送受信部3と
第1のエコー信号処理部4とで超音波内視鏡信号処理部
5を形成する。
【0028】第2の送受信部6は、細径プローブ2の先
端部分に配置された超音波振動子(以下、「第2の超音
波振動子」と記す)に接続されており、該超音波振動子
を駆動する送波信号を出力する送波手段である。また、
第2の送受信部6は、超音波振動子が受波し電気信号に
変換された受波信号をデジタル信号に変換した後に、第
2のエコー信号処理部4に出力するA/D変換手段であ
る。さらには、本願発明の第2の送受信部6は、送波に
同期して細径プローブ2の振動子をその中心軸周りに回
転させる回転機構を備えており、細径プローブ2の先端
部分周囲の超音波像を撮像する構成となっている。
【0029】第2のエコー信号処理部7は、第2の送受
信部6からの受波信号の位相を揃えて超音波像を生成
し、ビデオ信号に変換した超音波像を画像処理部9に出
力する周知の受波整相手段であり、第2の送受信部6と
第2のエコー信号処理部7とで細径プローブ信号処理部
8を形成する。
【0030】画像処理部9は、超音波内視鏡信号処理部
5及び細径プローブ信号処理部8からそれぞれ出力され
る超音波像に対して、周知のフィルタ処理等の画像処理
を行った後に、所望の表示画像を生成し表示装置10の
画面上に表示させる手段であり、生成する表示画像の種
別及び表示形態等は、画像制御部12からの指示に基づ
いて行う。なお、超音波像の表示形態については後述す
る。
【0031】スイッチ11は画像制御部12に超音波像
の表示形態等の切換指示を入力するための周知のスイッ
チであり、例えば、実施の形態1の超音波診断装置が備
える図示しない操作パネルに配置される。また、マーカ
ー発生部13は図示しない操作パネルに配置された図示
しない操作スイッチ入力に基づいて表示用の所定マーカ
を生成する手段である。
【0032】図2は実施の形態1の超音波内視鏡の概略
構成を説明するための外観図であり、特に、超音波内視
鏡の先端構成部の外観図である。
【0033】図2において、1aは縦断層面、2aはラ
ジアル断層面、1bは第1の超音波振動子、2bは第2
の超音波振動子、21は観察光学系、22は観察光学系
の視野範囲、23は鉗子針導出口、24は照明光学系を
示す。
【0034】図2から明らかなように、実施の形態1の
超音波内視鏡1では、超音波内視鏡1の本体に固定され
た第1の超音波振動子1bは、超音波内視鏡1の中心軸
方向に平行となるように各超音波振動子が配列されてい
る。従って、第1の超音波振動子1bによる視野すなわ
ち超音波像の撮像面は、超音波内視鏡1の軸方向に平行
な扇形の縦断層面1aとなる。
【0035】細径プローブ2の側面には第2の超音波振
動子2bが配置されており、細径プローブ2の軸方向と
垂直をなす方向が第2の超音波振動子2bによる視野す
なわち超音波像の撮像面となる。特に、実施の形態1に
おいては、細径プローブ2は、超音波内視鏡1の操作部
側に設けられた図示しない鉗子針導入口から挿入され鉗
子針導出口23に通じており、第2の超音波振動子2b
が配置された先端側が鉗子導出口23から突出するよう
に配置されている。また、細径プローブ2の他端となる
操作部側では、鉗子導入口から伸びた細径プローブ2の
他端は第2の送受信部6に併設された回転機構に接続さ
れている。従って、実施の形態1の超音波内視鏡1で
は、細径プローブ2の振動子の回転に伴う第2の超音波
振動子2bによる視野すなわち超音波像の撮像面は、細
径プローブ2の中心軸を回転中心とする円弧状のラジア
ル断層面2aとなる。
【0036】一方、鉗子導出口23の突出角度は、超音
波内視鏡1の軸線方向から第1の超音波振動子1bの視
野方向に向かって斜めに設定されている、すなわち突出
された鉗子や細径プローブ2の先端部分が第1の超音波
振動子1bの視野範囲内に入るように設定されている。
従って、超音波内視鏡1の軸線と細径プローブ2の中心
軸とは鋭角で交差することとなり、ラジアル断層面2a
は縦断層面1aとほぼ垂直をなす断層面となる。
【0037】また、観察光学系21は、超音波内視鏡1
の先端構成部に併設された対物側の光学レンズ群と、光
学レンズ群で集光された光学像を操作部側に誘導するた
めに超音波内視鏡1の挿入部内に通された光ファイバ
と、操作部側に誘導された光学像を図示しない検者が確
認できるような光学像に変換する接眼側の光学レンズ群
とで構成される。また、照明光学系24は、観察光学系
21の視野範囲に照明光を照射する周知の照明光学系で
あり、超音波内視鏡1の先端構成部に併設される。
【0038】このように、実施の形態1の超音波内視鏡
1では、超音波内視鏡1の先端構成部位置における光学
像を操作部の側に誘導することができるので、観察部位
となる病変部の状態を詳細に観察することができる。
【0039】図3は表示画面上に表示される超音波像の
表示例を示した図であり、特に、図3の(a)は超音波
内視鏡1による縦断層像の表示例であり、図3の(b)
は細径プローブ2によるラジアル断層像の表示例であ
り、図3の(c)は同一の表示画面上に縦断層像とラジ
アル断層像とを表示させた表示例である。ただし、10
a〜cは、それぞれの表示モードにおける表示画面上で
の表示領域を示す。
【0040】まず、スイッチ11を操作して、超音波内
視鏡1に配置された第1の超音波振動子1bで撮像され
た超音波像の表示を行う場合における、実施の形態1の
超音波診断装置の動作を図3に基づいて説明する。
【0041】実施の形態1の超音波診断装置の動作を制
御する図示しない動作制御部からの送受波指示に基づい
て、第1の送受信部3から第1の超音波振動子1bの駆
動信号である送波信号が出力される。送波信号は、第1
の超音波振動子1bで送波信号に応じた超音波に変換さ
れ、先端構成部から超音波内視鏡1が挿入される図示し
ない被検体の体腔壁下に送波され、反射された反射波が
第1の超音波振動子1bで受波される。第1の超音波振
動子1bで受波された反射波は、電気信号(受波信号)
に変換された後に第1の送受信部3に出力される。第1
の送受信部3では、受波信号をデジタル信号に変換した
後に、第1のエコー信号処理部4に出力する。第1のエ
コー信号処理部4では、第1の送受信部3からの受波信
号の位相を揃えて超音波像を生成した後に、画像処理部
9に出力する。
【0042】このとき、画像制御部12によって超音波
内視鏡信号処理部5からの受波信号の処理が選択されて
いる場合には、画像処理部9は第1のエコー信号処理部
4から入力される超音波像に対して、フィルタ補正や輪
郭強調等の周知の画像処理を行った後に、処理後の超音
波像から表示画像を生成し表示装置10に出力する。こ
れによって、表示装置10の表示画面上には縦断層像が
表示されることとなるので、図3の(a)に示すよう
に、細径プローブ2の先端部分がエコー像として縦断層
像中に表示されることとなる。従って、鉗子導出口23
から鉗子や穿刺針等を突出している場合には、従来の超
音波内視鏡1として所定の手技(内視鏡術)を行うこと
が可能となる。
【0043】一方、スイッチ11によって細径プローブ
信号処理部8の側の画像処理が指示されている場合に
は、第2の送受信部6から出力された送波信号は、第2
の超音波振動子2bから超音波が送波される。このと
き、実施の形態1の超音波診断装置では、第2の送受信
部6の図示しない回転機構が送波に同期して細径プロー
ブ2の振動子をその中心軸周りに回転させる構成となっ
ているので、第2の超音波振動子2bから出射された超
音波はラジアル断層面2a内に送波され、図示しない被
検体の体腔壁下で反射された反射波が第2の超音波振動
子2bで受波される。第2の超音波振動子2bで受波さ
れた反射波は、電気信号(受波信号)に変換された後に
第2の送受信部6に出力される。第2の送受信部6で
は、受波信号をデジタル信号に変換した後に、第2のエ
コー信号処理部7に出力する。第2のエコー信号処理部
7では、第2の送受信部6からの受波信号の位相を揃え
た超音波像を生成した後に、画像処理部9に出力する。
このとき、スイッチ11からの指示によって画像制御部
12が細径プローブ信号処理部8からの受波信号の処理
を選択している場合には、画像処理部9は第2のエコー
信号処理部7から入力される超音波像に対して周知の画
像処理を行った後に、処理後の超音波像から表示画像を
生成し表示装置10に出力する。これによって、表示装
置10の表示画面上にはラジアル断層像が表示されるこ
ととなるので、図3の(b)に示すように、超音波内視
鏡1の先端構成部がエコー像としてラジアル断層像中に
表示されることとなる。すなわち、超音波内視鏡1の中
心軸周りの超音波像を表示することが可能となる。
【0044】このように、実施の形態1の超音波診断装
置では、細径プローブ2に配置された第2の超音波振動
子2bに送波信号を供給し、該送波に同期して細径プロ
ーブ2を回転させる回転機構を備えると共に、第2の超
音波振動子2bをが受波した反射波から超音波像を生成
する細径プローブ信号処理部8を備えるので、1台の超
音波診断装置で超音波内視鏡1の挿入方向と一致する縦
断層像と、挿入方向と垂直をなす方向のラジアル断層像
とを撮像し表示することができる。
【0045】さらには、スイッチ11によって超音波内
視鏡信号処理部5と細径プローブ信号処理部8との画像
処理が指示されている場合には、画像処理部9は第1の
エコー信号処理部4から出力される超音波像(縦断層
像)と第2のエコー信号処理部7から出力される超音波
像(ラジアル断層像)とから入力されるそれぞれの超音
波像に対して画像処理を行った後に、図3の(c)に示
すように、それぞれの超音波像を並べた表示画像を生成
し表示装置10に出力する。ただし、縦断層像とラジア
ル断層像との並び順及び配置はこれに限定されることは
なく、図3の(a)の逆の順番あるいは縦に並べて表示
してもよいことはいうまでもない。
【0046】このように、実施の形態1の超音波診断装
置では、縦断層像とラジアル断層像とを同一の画面上に
表示することができる、すなわち、超音波内視鏡1の体
腔内への1回の挿入で、検者は体腔壁下にある腫瘍等の
病変部への先端構成部の位置決めと、鉗子や穿刺針等を
病変部に正確に刺通させ所望の手技を行うことができ
る。また、実施の形態1の超音波診断装置では、縦断層
像とラジアル断層像とに基づいて先端構成部の位置決め
ができるので、比較的経験の浅い検者であっても超音波
診断装置を用いた体腔内診断を行うことができるという
効果がある。
【0047】図4は表示画面上に表示される超音波像の
他の表示例を示した図であり、特に、図4の(a)は超
音波内視鏡1による縦断層像の表示例であり、図4の
(b)は同一の表示画面上に縦断層像とラジアル断層像
とを表示した表示例である。
【0048】図4において、13aは第1のマーカ、1
3bは第2のマーカであり、第1のマーカ13aは鉗子
導出口23から突出された細径プローブ2の軸方向を示
すように設定されている。一方、第2のマーカ13b
は、細径プローブ2の挿入量によって変化されることと
なるラジアル断層面すなわち縦断層面と交わる面を示し
ており、図4における表示例では、5mm間隔に設定さ
れている。また、実施の形態1においては、第1及び第
2のマーカ13a,13bは、それぞれ点線で示してい
るが、実線等で表してもよいことはいうまでもない。
【0049】表示画面上に表示される第1及び第2のマ
ーカ13a,13bは、それぞれマーカ発生部13によ
って生成されたマーカ画像と、超音波内視鏡信号処理部
5によって生成された超音波画像とを画像処理部9が一
枚の表示画像に合成することによって実現される。従っ
て、スイッチ11から縦断層像とラジアル断層像とをそ
れぞれ並べて表示する表示モードを選択することによっ
て、図4の(b)に示すように、第1及び第2のマーカ
13a,13bを表示した縦断層像とラジアル断層像と
を並べて表示させることができる。その結果、縦断層像
に表示(抽出)される細径プローブ2の超音波像におけ
る先端部分の位置と、第1及び第2のマーカ13a,1
3bの方向とを比較してラジアル断層面2aの位置を把
握することができるので、検者は超音波内視鏡1の先端
構成部を容易に所望の位置すなわち病変部に誘導するこ
とができるようになる。従って、超音波新装置を用いた
検査効率をさらに向上することが可能となる。
【0050】さらには、第1のマーカ13aは鉗子導出
口23から突出される細径プローブ2や図示しない鉗子
の軌跡すなわち細径プローブ2や鉗子の送り出し量を変
化させた場合における細径プローブ2や鉗子の先端部分
位置を示すこととなるので、細径プローブ2や鉗子の送
り出し量を容易に推定することができるという効果もあ
る。
【0051】ただし、鉗子導出口23から突出される細
径プローブ2の方向は、使用する超音波内視鏡1の種別
に固有のものとなっているので、超音波内視鏡1の種別
毎に予め計測した細径プローブ2の突出角度値をマーカ
発生部13内に保持しておき、第1のマーカ13a,第
2のマーカ13bの表示指示に基づいて保持された値を
読み出すことによって、第1のマーカ13aの表示が実
現可能となる。一方、第2のマーカ13bの表示は、第
1のマーカ13aに直交し、かつ所定のピッチ(本例で
は、5mm間隔とした)で表示され、細径プローブの出
し入れの時のおよその距離や、ラジアル断層面の方向
(マーカーに平行している)の目安を与える。
【0052】以上説明したように、実施の形態1の超音
波診断装置では、細径プローブ2を軸周りに回転させ送
受波した超音波信号から得られる超音波像は、細径プロ
ーブ2の突出方向に対して垂直となる平面内に視野を有
する超音波像であるラジアル断層像となるので、超音波
内視鏡1の体腔内への挿入方向に対してほぼ垂直をなす
平面内に視野を有する超音波像として使用することが可
能となる。
【0053】従って、検者は、まず細径プローブ2の超
音波像である第2の超音波振動子2bで受波した反射波
から生成されたラジアル断層像に基づいて、先端構成部
の病変部への位置決めすなわちオリエンテーションを行
うことができる。次に、検者は、超音波内視鏡1を体腔
内から引き抜くことなく、細径プローブ2のみを抜き、
この抜いた細径プローブ2に代えて、組織採取用の穿刺
針等の所望の手技を行うための術具を導入口から挿入す
る。このとき、検者は、超音波内視鏡1の超音波像であ
る第1の超音波振動子1bで受波した反射から生成され
た縦断層像に基づいて、鉗子導出口23から術具を突出
させ、超音波像内に映像される術具の超音波像に基づい
て突出量を調整し、手技の対象とする部位へ術具を誘導
する。このように、実施の形態1の超音波診断装置を用
いた体腔内診断では、検者は被検体の体腔内に超音波内
視鏡1を1回挿入するのみで、病変部の特定及び該病変
部への先端構成部の位置合わせ、並びに病変部に対する
手技とを行うことができる。その結果、被検体への負担
を軽減できる。
【0054】さらには、超音波内視鏡1の挿入に要する
時間を半減できるので、超音波内視鏡を用いた体腔内診
断の診断効率を向上できるという効果を得ることもでき
る。その結果、超音波内視鏡を用いた体腔内診断に要す
る時間を短縮することが可能となり、被検体への負担を
さらに軽減できるという効果を得ることができる。
【0055】さらには、実施の形態1の超音波内視鏡1
では、先端構成部に併設される振動子は、先端構成部の
軸方向に振動子片が配列された第1の超音波振動子のみ
となるので、可撓性を有しない先端構成部を大きくする
ことなく、ラジアル断層像を撮像できる。
【0056】なお、実施の形態1の超音波診断装置で
は、図4に示すように、第1及び第2のマーカ13a,
13bを共に表示させる構成としたが、これに限定され
ることはなく、第1のマーカ13aあるいは第2のマー
カ13bのみを表示させる構成としてもよいことはいう
までもない。
【0057】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2の超音波診断装置の概略構成を説明するための図で
あり、14は角度検出部、15は鉗子起上台、16は鉗
子起上ワイヤ、17は鉗子起上レバー、18はポテンシ
ョメータを示す。ただし、実施の形態2の超音波診断装
置では、鉗子起上台15と鉗子起上ワイヤ16と鉗子起
上レバー17とからなる鉗子起上機構、及びポテンショ
メータ18と角度検出部14とマーカ発生部13とから
なる起上角度検出機構を除く他の構成は実施の形態1の
超音波診断装置と同様となるので、以下の説明ではその
構成が異なる鉗子起上機構及び起上角度検出機構につい
て詳細に説明する。
【0058】実施の形態2の超音波診断装置における鉗
子起上機構は、超音波内視鏡1の操作部に併設された鉗
子起上レバー17の操作によって、超音波内視鏡1の先
端構成部に併設される鉗子導出口23から突出される細
径プローブ2の突出角度を調整する周知の機構である。
【0059】超音波内視鏡1の挿入部内には鉗子起上ワ
イヤ16が通されており、この鉗子起上ワイヤ16の一
端が鉗子起上レバー17に固定され、他端が鉗子導出口
23に配置される鉗子起上台15に接続されている。す
なわち、鉗子起上ワイヤ16を介して鉗子起上レバー1
7と鉗子起上台15とが接続されているので、鉗子起上
レバー17の傾斜角に応じて鉗子起上台15の傾斜角す
なわち鉗子導出口23から突出される細径プローブ2あ
るいは鉗子等が超音波内視鏡1の軸線方向に対する角度
を調整することが可能となる。その結果、超音波内視鏡
1の軸線方向と第2の超音波振動子2bによる撮像面で
あるラジアル断層面2aとのなす角度を任意に設定する
ことが可能となる。
【0060】一方、実施の形態2の超音波診断装置に特
徴的な構成である起上角度検出機構及び起上角度に基づ
いて表示画像中のマーカ13a,13bを移動させるマ
ーカ発生部13は、鉗子起上レバー17の傾斜角を検出
する周知のポテンショメータ18と、該ポテンショメー
タ18の検出角度から鉗子起上台15の傾斜角度すなわ
ち超音波内視鏡1に対する細径プローブ2の突出角度を
算出する角度検出部14と、鉗子起上台15の傾斜角度
に基づいて第1及び第2のマーカ13a,13bを示す
表示画像を生成し画像処理部9に出力するマーカー発生
部13とから構成される。
【0061】ただし、角度検出部14は、ポテンショメ
ータ18からの検出値をデジタル信号に変換する周知の
A/D変換器と、超音波内視鏡1の種別毎に異なる検出
値と鉗子起上台15との傾斜角との関係を格納するメモ
リと、デジタル変換後の検出値に基づいて該メモリ内に
格納される検出値を鉗子起上台15の傾斜角に変換する
変換手段とから構成可能である。このとき、変換手段は
当該超音波診断装置を構成する情報処理装置上で動作す
るプログラムによって構成可能であり、A/D変換器と
メモリとは超音波診断装置を構成する情報処理装置が備
えたものを使用することによって構成可能となるので、
角度検出部14を実施の形態2の超音波診断装置に取り
込むことが可能となる。従って、装置本体を大型化する
ことなく、表示画面上に表示される第1及び第2のマー
カ13a,13bを、細径プローブ2あるいは鉗子の突
出角度に対応させることができる。
【0062】このように、実施の形態2の超音波診断装
置では、起上角度検出機構の出力に連動して、マーカ発
生部13で生成される第1及び第2のマーカ13a,1
3bが移動される構成となっているので、病変部の位置
によって種々に変化する観察部位の形状に応じたラジア
ル断層像を撮像することが可能となる。その結果、検者
は超音波内視鏡1の先端構成部をさらに容易に所望の位
置に誘導することができるようになる。従って、超音波
診断装置を用いた検査効率をさらに向上することが可能
となる。
【0063】(実施の形態3)図6は実施の形態3の超
音波診断装置の概略構成を説明するための図であり、1
9はビデオ処理部、20は光源装置を示す。ただし、実
施の形態3の超音波診断装置では、ビデオ処理部19及
び光源装置20を除く他の構成は実施の形態1の超音波
診断装置と同様となるので、以下の説明ではその構成が
異なる鉗子起上機構及び角度検出部14について詳細に
説明する。
【0064】図6において、光源装置20は、内視鏡視
野範囲22を照射するための照明光学系24の光源と、
図示しない操作パネルからの動作指示に基づいて光源の
点灯を制御する光源制御手段とからなる周知の光源装置
であり、当該超音波診断装置の動作を制御する図示しな
い動作制御部からの指示に基づいても光源の点灯を制御
できる。
【0065】ビデオ処理部19は、操作部の側に誘導さ
れた光学像をビデオ信号に変換(撮像)するテレビカメ
ラ等の撮像手段と、この撮像手段で撮像された光学像を
表示用の光学像に変換した後に、画像処理部9に出力す
る画像変換手段とからなる周知のビデオ処理部である。
【0066】また、画像処理部9は、超音波内視鏡信号
処理部5及び/又は細径プローブ信号処理部8から入力
される超音波像から生成された表示画像と、マーカー発
生部13から入力されるマーカー画像から生成された表
示画像と、ビデオ処理部19から入力される光学像から
生成された表示画像との内の何れかの表示画像あるいは
全ての表示画像を表示装置10の画面上に表示させる手
段であり、表示させる画像の種別や表示形態の選択は、
スイッチ11の入力に応じて動作する画像制御部12か
らの表示指示に基づいて行う。
【0067】このように、実施の形態3の超音波診断装
置では、超音波像の他に観察光学系21による光学像を
も表示装置10の表示画面上に表示させることができる
ので、検者は超音波内視鏡1の先端構成部をさらに容易
に所望の位置に誘導することができるようになる。従っ
て、超音波新装置を用いた検査効率をさらに向上するこ
とが可能となる。
【0068】なお、本実施の形態では、第1の超音波振
動子を円弧状に配置したコンベックス走査型の超音波内
視鏡1について説明したが、これに限定されることはな
く、例えば、リニア走査型やセクタ走査型の超音波振動
子を有した超音波内視鏡1にも適用可能なことはいうま
でもない。
【0069】また、本実施の形態の超音波診断装置で
は、スイッチ11は図示しない操作パネルに配置する構
成としたが、これに限定されることはなく、例えば、周
知の足踏み式のスイッチや音声認識システムから出力を
スイッチ入力としてもよいことはいうまでもない。ま
た、スイッチ11を超音波内視鏡1の操作部に配置する
ことによって、操作性を向上できることはいうまでもな
い。
【0070】また、本実施の形態の超音波診断装置で
は、細径プローブ2をその軸線周りに回転させる構成と
したが、これに限定されることはなく、例えば、所定の
回転角度内で往復動作をさせることによって、第2の超
音波振動子2bによる撮像視野を扇形にした場合であっ
ても、前述した効果を得られることはいうまでもない。
【0071】また、本実施の形態の超音波診断装置で
は、可撓性の挿入部を有する超音波内視鏡1に本願発明
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ことはなく、可撓性のない硬質性の挿入部を有する超音
波内視鏡1にも適用可能なことはいうまでもない。
【0072】さらには、実施の形態1,2の超音波診断
装置では、超音波内視鏡1に病変部の光学像を観察する
ための観察光学系21を併設する構成としたが、第1及
び第2の超音波振動子1b,2bによって得られる超音
波像の表示機能のみでもよいことはいうまでもない。
【0073】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)超音波内視鏡の1回の挿入で病変部の特定と病変
部に対する手技とを行うことができる。 (2)被検体への負担を軽減できる。 (3)超音波内視鏡を用いた体腔内診断の診断効率を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の超音波診断装置の概略
構成を説明するための図である。
【図2】実施の形態1の超音波内視鏡の概略構成を説明
するための外観図である。
【図3】実施の形態1の表示装置の表示画面上に表示さ
れる超音波像の表示例を示した図である。
【図4】実施の形態1の表示装置の表示画面上に表示さ
れる超音波像の他の表示例を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態2の超音波診断装置の概略
構成を説明するための図である。
【図6】実施の形態3の超音波診断装置の概略構成を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…超音波内視鏡、2…細径プローブ(超音波プロー
ブ)、3…第1の送受信部、4…第1のエコー信号処理
部、5…超音波内視鏡信号処理部、6…第2の送受信
部、7…第2のエコー信号処理部、8…細径プローブ信
号処理部、9…画像処理部、10…表示装置、11…ス
イッチ、12…画像制御部、13…マーカー発生部、1
a…縦断層面、2a…ラジアル断層面、1b…第1の超
音波振動子、2b…第2の超音波振動子、21…観察光
学系、22…観察光学系の視野範囲、23…鉗子針導出
口、24…照明光学系、10a〜10c…表示画面上で
の表示領域、13a…第1のマーカ、13b…第2のマ
ーカ、14…角度検出部、15…鉗子起上台、16…鉗
子起上ワイヤ、17…鉗子起上レバー、18…ポテンシ
ョメータ、19…ビデオ処理部、20…光源装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA00 BB03 BB05 BB07 BB08 CC06 DD00 FF43 HH24 NN05 WW04 WW10 WW13 WW16 4C301 BB02 BB03 BB30 EE13 FF05 FF19 GD09 JC14 KK13 KK27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に挿入される挿入部の先端部に側
    面方向の視野を有する超音波送受波器が設けられ、前記
    先端機構部の導出口から操作部の導入口に連通されるガ
    イド孔が設けられた超音波内視鏡を備えた超音波診断装
    置において、 前記ガイド孔に挿入され、導出口から突出される導出部
    に側面方向に超音波送受波面を向けて設けられた細長状
    の超音波プローブと、該超音波プローブを軸周りに回転
    させ送受波した超音波信号から超音波像を生成する手段
    とを備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、 前記超音波内視鏡は、先端構成部側から突出される超音
    波プローブの突出角度を可変する起上手段を備えたこと
    を特徴とする超音波診断装置。
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