JP4248615B2 - 超音波画像診断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波画像診断装置、更に詳しくは超音波照射により反射波を受信して超音波断層像を生成する画像生成部分に特徴のある超音波画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生体内に超音波内視鏡を挿入して、その光学像から体内の病変部を発見して、超音波を照射して、その反射波から病変部の超音波断層像を診断する方法が広く普及している。また、穿刺針を用いて光学像・超音波断層像ガイド下で視認しながら穿刺して細胞を吸引して、吸引細胞により確定診断を行う方法も行われている。また、内視鏡を挿入して、内視鏡下で病変部の治療を行う方法も行われている。更に、光学像・超音波断層像を用いて治療後の経過観察を行う方法も行われている。
【0003】
一方、特開平6−261900号公報で開示されているように、磁場を発生させる磁気ソースと磁場を検出する磁気センサを使用して超音波プローブ先端の位置検出をして、簡単な構造で3次元超音波画像を得られる方法が提案されている。
【0004】
また、特開昭62−68442号公報では、ボディマークとプローブマークを用いて、超音波プローブの位置や方向の情報を表示するために磁気センサを超音波プローブに設けた超音波診断装置が提案されている。
【0005】
この特開昭62−68442号公報の装置では、磁気ソースがベッドに埋め込まれ、被検者はその上に横たわる。次に、超音波プローブに装着、内臓された磁気センサにより胸骨の先端部、ヘソ、右体側部、左体側部の位置を測定し、ボディマークを作成する。そして、超音波断層像を収集表示すると同時に磁気センサにより位置、ベットに対する角度が測定され、ボディマーク図に超音波プローブの位置、角度の情報が表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−261900号公報で開示されている装置では、超音波内視鏡を挿入して得られた光学像や超音波断層像が生体内のどの位置を示しているのか知るには光学像や超音波断層像から判断するしかなく分かりづらいといった問題がある。
【0007】
また、特開平6−261900号公報で開示されている体腔内で用いる超音波内視鏡では、特開昭62−68442号公報で開示されている体外で使用する超音波プローブよりも超音波振動子によるスキャン面の位置が見えないため、超音波内視鏡先端位置が分かりづらいといった問題や、超音波内視鏡を一度診断した位置へ処置や経過観察のために再度到達させるのがより困難になるという問題がある。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、生体内に超音波内視鏡を挿入したときに、光学像撮像手段の視野位置・方向と超音波断層像の断層面位置・方向を表示し、超音波内視鏡先端位置・方向を簡単かつ正確に認識できる超音波画像診断装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の超音波画像診断装置は、体内の被検部に超音波を照射して前記被検部からの反射波を受信する超音波受信手段と、前記超音波受信手段からの反射波により前記体内被検部の断層像を作成する断層像作成手段と、前記超音波受信手段の周囲に磁場を発生させる磁場発生手段と、前記磁場発生手段により発生された前記磁場から前記磁場発生手段との相対的位置座標及び傾斜角を特定するための検出手段と、を備え、前記検出手段に対して、前記超音波受信手段が所定の位置及び方向に配置され、前記検出手段に対する前記超音波受信手段の所定の位置及び方向を保存する保存手段と、前記保存手段により保存された、前記検出手段に対する前記超音波受信手段の所定の位置及び方向と、前記検出手段が特定した前記相対的位置座標と前記傾斜角とに基づいて、前記断層像の断層面位置及び方向のデータを作成するデータ作成手段と、を備え、さらに、体内に照明光を照射して前記体内からの光学像を撮像する光学像撮像手段を備え、前記磁場発生手段が前記光学像撮像手段の周囲にも磁場を発生させ、前記検出手段に対して、前記光学像撮像手段が所定の位置及び方向に配置されると共に、前記検出手段に対する前記光学像撮像手段の所定の位置及び方向を保存する第2の保存手段と、前記第2の保存手段により保存された、前記検出手段に対する前記光学像撮像手段の所定の位置及び方向と、前記検出手段が特定した前記相対的位置座標と前記傾斜角とに基づいて、前記光学像の位置及び方向のデータを作成する第2のデータ作成手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0012】
図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は超音波3次元画像処理システムの構成を示す構成図、図2は図1の超音波内視鏡の先端構成を示す構成図、図3は図1の超音波3次元画像処理装置の構成を示す構成図、図4は図3の超音波3次元画像処理装置の作用を説明する説明図である。
【0013】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の超音波3次元画像処理システム1は、体腔内の被検部位を撮像すると共に被検部位に超音波を照射し超音波エコー信号を得る超音波内視鏡2と、超音波内視鏡2に観察光を供給する光源装置3と、超音波内視鏡2により撮像された被検部位の撮像信号を信号処理し内視鏡画像を生成するビデオ装置4と、超音波内視鏡2により得られた超音波エコー信号に基づき被検部位の超音波断層像を生成する超音波観測装置5と、ビデオ装置4により生成された内視鏡画像及び超音波観測装置5により生成された超音波断層像を表示する観察用モニタ7と、磁場を発生する磁気ソース8を備え超音波内視鏡2の先端に設けられている磁気センサ9により磁気ソース8が発生する磁場を検出することで超音波内視鏡2の先端位置を検出する位置検出装置10と、超音波観測装置5から出力されるデジタルのエコーデータ及び位置検出装置10からの超音波内視鏡2の先端の位置及び方向データを信号処理し被検部位の3次元画像を生成する超音波3次元画像処理装置11と、超音波3次元画像処理装置11により生成された被検部位の3次元画像を表示する画像処理モニタ12とを備えて構成される。
【0014】
超音波内視鏡2は体腔内に挿入される細長な挿入部21と、挿入部21の基端に接続されている操作部22とから構成され、挿入部21は先端より先端キャップ23、湾曲部24及び可撓性を有する軟性管25とからなり、操作部22に設けられている湾曲ノブ22aを操作することで湾曲部24を太矢印で示された方向に湾曲させることができるようになっている。
【0015】
図2に示すように、挿入部21の先端キャップ23内には、先端キャップ23の外周径方向に超音波を送受波する超音波振動子26が設けられ、また先端キャップ23の先端には磁気ソース8により発生した先端キャップ23の周囲の磁場を検出する前記磁気センサ9が設けられ、さらに先端キャップ23の基端側には被検部位を側視観察するために光源装置からの観察光を照射する観察光照射窓27と、観察光が照射された被検部位の光学像を撮像するCCDカメラ28とが設けられている。
【0016】
超音波振動子26は、挿入部21内に配設されたフレキシブルシャフト29の一端に接続され、フレキシブルシャフト29の他端は、図1に示すように、操作部22内に配設されたフレキシブルシャフト29を回転駆動するDCモータ30に接続されている。
【0017】
光源装置3のランプ31が発光する観察光は、光源コネクタ32を介してユニバーサルケーブル33、操作部22及び挿入部21内を挿通するグラスファイバからなる図示しないライトガイドにより観察光照射窓27に伝送されるようになっている。
【0018】
また、CCDカメラ28からの撮像信号(CCD信号)は、同じく挿入部21、操作部22及びユニバーサルケーブル33内を挿通する図示しない信号線により光源コネクタ32に伝送され、さらに光源コネクタ32にビデオコネクタ34を介して接続されているビデオケーブル35によりビデオ装置4に伝送されるようになっている。
【0019】
また、超音波観測装置5は、超音波振動子26へパルス状の電圧信号を送信し、超音波振動子26からの超音波エコー信号を受信するようになっており、超音波振動子26からの超音波エコー信号は挿入部21、操作部22及び超音波ケーブル36内を挿通する図示しない信号線により超音波コネクタ37を介して超音波観測装置5に伝送され、同じく磁気センサ9からの磁場検出信号は挿入部21、操作部22及び超音波ケーブル36内を挿通する図示しない信号線により超音波コネクタ37に伝送され、さらに超音波コネクタ37に磁場検出コネクタ38を介して接続されている磁場検出ケーブル39により位置検出装置10に伝送されるようになっている。
【0020】
ここで、超音波内視鏡2は、胃、大腸等の各臓器向けや超音波振動子の周波数が異なるものが各種あり、各種超音波内視鏡毎に磁気センサ9に対してCCDカメラ28や超音波振動子26の座標と配向が異なる。そこで、超音波内視鏡を特定するための信号が超音波内視鏡2からプローブ識別信号として出力される。なお、プローブ識別信号の伝送路は上記磁場検出信号と同じであり、図示は省略する。
【0021】
図3に示すように、超音波3次元画像処理装置11は、超音波観測装置5からのエコーデータ及び位置検出装置10からの位置方向データを記録するハードディスクや光磁気ディスクなどの大容量の記録部41と、超音波観測装置5からのエコーデータと記録部41が記憶したエコーデータとを切り換えて出力するエコーデータ切換スイッチ42と、エコーデータ切換スイッチ42からのエコーデータを座標変換する座標変換回路43と、座標変換回路43で座標変換されたデータを記憶する3次元メモリ44と、3次元メモリ44に記憶されたデータに対して3次元画像を構築する処理など各種の画像処理を施す3次元画像処理回路45とを設けている。
【0022】
さらに、超音波3次元画像処理装置11は、位置検出装置10からの位置方向データと記録部41が記憶した位置方向データとを切り換えて出力する位置方向切換スイッチ46と、超音波内視鏡2からのプローブ識別信号によるプローブデータを保存すると共にプローブデータに基づき磁気センサ9に対するCCDカメラ28と超音波振動子26の座標データを生成するプローブデータ保存回路47と、位置方向切換スイッチ46からの位置方向データ及びプローブデータ保存回路47からのCCDカメラ28と超音波振動子26の座標データによりCCDカメラ28の視野位置・方向と超音波断層像の断層面の位置・方向を示す画像を生成するプローブ位置方向画像作成回路48と、3次元画像処理回路45からの出力画像及びプローブ位置方向画像作成回路48の出力画像を切り換え、あるいは重畳してアナログ信号に変換する表示回路49とを設けており、表示回路49は、このアナログ信号を画像処理モニタ12に出力するようになっている。
【0023】
なお、エコーデータ切換スイッチ42及び位置方向切換スイッチ46は、制御回路50からのエコーデータ切換信号及び位置方向データ切換信号により制御される。
【0024】
(作用)
次に、このように構成された本実施の形態の超音波3次元画像処理システム1の作用について説明する。
【0025】
超音波内視鏡2は、医師などの使用者により、被検者の生体内の、例えば胃、食道や大腸などの管腔状臓器に挿入される。
【0026】
このとき光源装置3からの観察光は、光源コネクタ32を介してユニバーサルケーブル33、操作部22及び挿入部21内を挿通するライトガイド(図示せず)を経て、観察光照射窓27より被検部位を照射する。
【0027】
被検部位表面に関するCCDカメラ14からの撮像信号(CCD信号)は、ユニバーサルケーブル33内の信号線、光源コネクタ32に接続するビデオコネクタ34及びビデオケーブル35を経て、ビデオ装置4に入力され、ビデオ装置4は撮像信号(CCD信号)をもとに被検部位表面に関するビデオ信号を作成し、観察用モニタ7に出力する。
【0028】
一方、DCモータ30を回転駆動することにより、フレキシブルシャフト29及び超音波振動子26を回転させ、この回転中、超音波振動子26に超音波観測装置5から繰り返し送信されるパルス状の電圧信号が印加され、超音波振動子26は生体内へ超音波を送受波しながら回転する、いわゆるラジアルスキャンを行う。
【0029】
ラジアルスキャンにより得られた被検部位に関する超音波振動子26からの超音波エコー信号は、超音波ケーブル36内の信号線及び超音波コネクタ37を経て、超音波観測装置5に入力する。
【0030】
そして、超音波観測装置5は、超音波エコー信号に包落線検波、対数増幅、A/D変換等の処理を施して、被検部位に関する断層像信号を作成し、観察用モニタ7に出力する。また、超音波エコー信号をもとに被検部位に関するデジタルのエコーデータを作成し、超音波3次元画像処理装置11に出力する。
【0031】
このときのエコーデータは、超音波振動子26からの距離とラジアルスキャン回転角に対応した値、すなわち極座標に対応した値をアドレスとし、超音波エコー信号の強度をデータとして記述されるものとする。
【0032】
観察用モニタ7は、ビデオ装置4からのビデオ信号により被検部位の光学画像を表示し、超音波観測装置5からの断層像信号により被検部位の超音波断層像を表示する。なお、光学画像と超音波断層像の表示は、図示しないキーボードやタッチパネルなどの入力手段からの入力により、あるときは切り換えられ、あるときは同時に表示される。
【0033】
一方、磁気センサ9は、磁気ソース8が発生する磁場を検出する。そして、磁気センサ9からの磁場検出信号は、超音波ケーブル36内の信号線、超音波コネクタ37に接続する磁場検出コネクタ38及び位置検出ケーブル39を経て、位置検出装置10に入力する。
【0034】
そして、位置検出装置10は、磁場検出信号をもとに磁気センサ9の磁気ソース8に対する座標(x,y,z)と、配向[オイラー角(ψ,θ,φ)]とに関する情報を含んだデジタルの位置方向データ(x,y,z,ψ,θ,φ)を超音波3次元画像処理装置11に出力する。
【0035】
超音波3次元画像処理装置11では、超音波観測装置5からのエコーデータが、位置検出装置10からの位置方向データをヘッダとして、記録部41に選択的に記録される。
【0036】
具体的には、超音波振動子26の1回転分のエコーデータ、すなわち超音波断層像1枚を構成するのに必要な量のエコーデータ(以下、エコーデータブロック)は、そのエコーデータブロックを取得するために超音波振動子26が1回転したときの位置方向データを、エコーデータブロックのヘッダとして記録部41に記録されるものとする。そして、これを繰り返すことで、記録部41には連続する複数のエコーデータブロックが記録されることになる。
【0037】
さて、以下に超音波内視鏡2による3次元スキャンの方法について説明する。本実施の形態の3次元スキャンは、図1のように使用者が超音波内視鏡2を手で把持して、矢印の方向に(被検者から抜く方向に)動かしたり、湾曲ノブ22aを操作して湾曲部24を湾曲させて、先端キャップ23の方向を変えることで行われている。このようにすると、複数の超音波断層像が、エコーデータ切換スイッチ42に送られると共に記録部41に記録される。
【0038】
次に、座標変換回路43は、エコーデータ切換スイッチ42から出力されるエコーデータブロックを読み出し、極座標で表現されるアドレスを3次元の直交座標で表現されるよう座標変換した3次元画像データを作成し、3次元メモリ44は、この3次元画像データを記憶する。そして、3次元画像処理回路45は、3次元メモリ44より3次元画像データを読みだし、3次元画像を構築するのに必要な処理を施す。
【0039】
また、超音波3次元画像処理装置11では、プローブ識別信号によりプローブデータ保存回路47は、超音波内視鏡2の磁気センサ9に対するCCDカメラ28と超音波振動子26の位置方向データ(Δx,Δy,Δz,Δψ,Δθ,Δφ)をプローブ位置方向画像作成回路48に出力する。
【0040】
プローブ位置方向画像作成回路48は、位置検出装置10から送られてきた位置方向データ(x,y,z,ψ,θ,φ)とプローブデータ保存回路47の位置方向データ(Δx,Δy,Δz,Δψ,Δθ,Δφ)から、CCDカメラ28の視野位置・方向と超音波断層像の断層面位置・方向の位置方向データ(x+Δx,y+Δy,z+Δz,ψ+Δψ,θ+Δθ,φ+Δφ)を作成する。
【0041】
そして、表示回路49は、3次元画像処理回路45の出力やプローブ位置方向画像作成回路48の出力を切換、或いは重畳してアナログ信号に変換し、このアナログ信号を画像処理モニタ12に出力する。
【0042】
これにより、画像処理モニタ12は、表示回路49からのアナログ信号により被検部位の3次元画像を表示する。つまり、例えばプローブ位置方向画像作成回路48の出力が選択されたときは、図4(a)及び(b)に示すように、胃等のボディマーク61上に超音波内視鏡マーク62、内視鏡視野マーク63、超音波断層面マーク64が表示される。
【0043】
なお、本実施の形態では、3次元画像処理回路45を用いたが、3次元画像処理回路45の有無には限定されない。
【0044】
(効果)
このように本実施の形態によれば、超音波内視鏡2を使用している時に、超音波内視鏡2の先端部とCCDカメラ28の視野位置・方向と超音波断層像の断層面位置・方向を示す超音波内視鏡マーク62、内視鏡視野マーク63、超音波断層面マーク64がボディマーク61上にリアルタイムで表示されるので、医師などの使用者は、被検部位の超音波断層像が短時間で正確に得られ、また短時間で正確な3次元スキャンも容易になる。
【0045】
図5ないし図7は本発明の第2の実施の形態に係わり、図5は超音波3次元画像処理システムの構成を示す構成図、図6は図5の超音波3次元画像処理装置の構成を示す構成図、図7は図6の超音波3次元画像処理装置の作用を説明する説明図である。
【0046】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0047】
(構成)
本実施の形態の超音波内視鏡装置1は、図5に示すように、第1の実施の形態で説明した構成の他に、超音波内視鏡2の操作部22にレリーズスイッチ71が設けられている。
【0048】
また、超音波3次元画像処理装置11は、図6に示すように、第1の実施の形態で説明した構成の他に、日時データを発生するクロック回路72が設けられており、記録部41にクロック回路72からの日時データと制御回路50からの記録制御信号が出力されるようになっている。なお、記録制御信号の伝送路は磁場検出信号と同じであり、図示は省略する。
【0049】
その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0050】
(作用)
医師等の使用者は、被検者の生体内に超音波内視鏡2を挿入し、被検部位を診断及び穿刺や治療等の処置をおこなう。そして、その処置点を経過観察等で超音波内視鏡2を再挿入再観察が予想されるとき等の記録をしたい時に、レリーズスイッチ71を操作する。レリーズスイッチ71の操作に応動した記録制御信号によって、記録部41にエコーデータ及び位置方向データがクロック回路72で発生する日時データと共に記録される。
【0051】
その他の作用は第1の実施の形態と同じである。
【0052】
(効果)
本実施の形態では第1の実施の形態の効果に加え、再挿入時に、超音波3次元画像処理装置11に設けられた図示しないスイッチを押し記録再生操作を行うことによって、図7に示すように、リアルタイムで超音波内視鏡2の先端部とCCDカメラ28の視野位置・方向と超音波断層像の断層面位置・方向を示す超音波内視鏡マーク62、内視鏡視野マーク63、超音波断層面マーク64を表示すると共に、記録された処置点を示す超音波内視鏡マーク81、記録再生した内視鏡視野マーク82、記録再生した超音波断層面マーク83と記録した日時データ84が表示されるので、処置点を短時間で確実に診断や再処置できる。
【0053】
なお、超音波内視鏡2が、例えば図4(a)で示した噴門や幽門等の特徴的な部位を通過するときにレリーズスイッチ71を操作し位置方向リセット操作を行うようにしてもよい。
【0054】
この場合、位置方向リセット操作を行うことによって、リセット操作を行った特徴的な部位を基準位置として、その後超音波内視鏡2を移動した時は、基準位置からの位置方向が表示される。したがって、処置点により近い位置に基準位置を設定できるので、正確な処置点位置方向を求めることができる。また、再挿入時も、より短時間で確実に処置点に到達できる。
【0055】
[付記]
(付記項1) 体内に照明光を照射して前記体内からの光学像を撮像する光学像撮像手段と、
前記体内の被検部に超音波を照射して前記被検部からの反射波を受信する超音波受信手段と、
前記超音波受信手段からの反射波により前記体内被検部の断層像を作成する断層像作成手段と、
前記光学像撮像手段の周囲に位置に固有な磁場を発生させる磁場発生手段と、
前記磁場発生手段により発生された前記磁場から前記磁場発生手段との相対的位置座標及び傾斜角を特定するための検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき前記光学像撮像手段の視野位置・方向と前記断層像の断層面位置・方向を示す画像を生成する位置方向画像生成手段と
を備え、
前記磁場発生手段と前記検出手段のうち少なくとも一方と前記超音波受信手段と前記光学像撮像手段とが所定の空間的位置に配置される
ことを特徴とする超音波画像診断装置。
【0056】
(付記項2) 体内に照明光を照射して前記体内からの光学像を撮像する光学像撮像手段と、
前記体内の被検部に超音波を照射して前記被検部からの反射波を受信する超音波受信手段と、
前記超音波受信手段からの反射波により前記体内被検部の断層像を作成する断層像作成手段と、
前記光学像撮像手段の周囲に位置に固有な磁場を発生させる磁場発生手段と、
前記磁場発生手段により発生された前記磁場から前記磁場発生手段との相対的位置座標及び傾斜角を特定するための検出手段と、
前記検出手段を制御する制御手段と、
前記制御手段を操作する操作手段と、
前記操作手段の操作に応じて前記検出手段の検出結果を記録する記録手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき前記光学像撮像手段の視野位置・方向と前記断層像の断層面位置・方向を示す画像を生成する位置方向画像生成手段と
を備え、
前記磁場発生手段と前記検出手段のうち少なくとも一方と前記超音波受信手段と前記光学像撮像手段とが所定の空間的位置に配置される
ことを特徴とする超音波画像診断装置。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の超音波画像診断装置によれば、磁場発生手段と検出手段のうち少なくとも一方と超音波受信手段と光学像撮像手段とが所定の空間的位置に配置され、検出手段が磁場発生手段により発生された磁場から磁場発生手段との相対的位置座標及び傾斜角を特定し、位置方向画像生成手段が検出手段の検出結果に基づき光学像撮像手段の視野位置・方向と断層像の断層面位置・方向を示す画像を生成するので、生体内に超音波内視鏡を挿入したときに、光学像撮像手段の視野位置・方向と超音波断層像の断層面位置・方向を表示し、超音波内視鏡先端位置・方向を簡単かつ正確に認識することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超音波3次元画像処理システムの構成を示す構成図
【図2】図1の超音波内視鏡の先端構成を示す構成図
【図3】図1の超音波3次元画像処理装置の構成を示す構成図
【図4】図3の超音波3次元画像処理装置の作用を説明する説明図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る超音波3次元画像処理システムの構成を示す構成図
【図6】図5の超音波3次元画像処理装置の構成を示す構成図
【図7】図6の超音波3次元画像処理装置の作用を説明する説明図
【符号の説明】
1…超音波3次元画像処理システム
2…超音波内視鏡
3…光源装置
4…ビデオ装置
5…超音波観測装置
7…観察用モニタ
8…磁気ソース
9…磁気センサ
10…位置検出装置
11…超音波3次元画像処理装置
12…画像処理モニタ
21…挿入部
22…操作部
22a…湾曲ノブ
23…先端キャップ
24…湾曲部
25…軟性部
26…超音波振動子
27…観察光照射窓
28…CCDカメラ
29…フレキシブルシャフト
30…DCモータ
41…記録部
42…エコーデータ切換スイッチ
43…座標変換回路
44…3次元メモリ
45…3次元画像処理回路
46…位置方向切換スイッチ
47…プローブデータ保存回路
48…プローブ位置方向画像作成回路
49…表示回路
50…制御回路

Claims (1)

  1. 体内の被検部に超音波を照射して前記被検部からの反射波を受信する超音波受信手段と、
    前記超音波受信手段からの反射波により前記体内被検部の断層像を作成する断層像作成手段と、
    前記超音波受信手段の周囲に磁場を発生させる磁場発生手段と、
    前記磁場発生手段により発生された前記磁場から前記磁場発生手段との相対的位置座標及び傾斜角を特定するための検出手段と、
    を備え、
    前記検出手段に対して、前記超音波受信手段が所定の位置及び方向に配置され、
    前記検出手段に対する前記超音波受信手段の所定の位置及び方向を保存する保存手段と、
    前記保存手段により保存された、前記検出手段に対する前記超音波受信手段の所定の位置及び方向と、前記検出手段が特定した前記相対的位置座標と前記傾斜角とに基づいて、前記断層像の断層面位置及び方向のデータを作成するデータ作成手段と、
    を備え、さらに、
    体内に照明光を照射して前記体内からの光学像を撮像する光学像撮像手段を備え、
    前記磁場発生手段が前記光学像撮像手段の周囲にも磁場を発生させ、
    前記検出手段に対して、前記光学像撮像手段が所定の位置及び方向に配置されると共に、
    前記検出手段に対する前記光学像撮像手段の所定の位置及び方向を保存する第2の保存手段と、
    前記第2の保存手段により保存された、前記検出手段に対する前記光学像撮像手段の所定の位置及び方向と、前記検出手段が特定した前記相対的位置座標と前記傾斜角とに基づいて、前記光学像の位置及び方向のデータを作成する第2のデータ作成手段と、
    を備えることを特徴とする超音波画像診断装置。
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