JPH0810256B2 - 装飾時計 - Google Patents

装飾時計

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JPH0810256B2
JPH0810256B2 JP4080891A JP4080891A JPH0810256B2 JP H0810256 B2 JPH0810256 B2 JP H0810256B2 JP 4080891 A JP4080891 A JP 4080891A JP 4080891 A JP4080891 A JP 4080891A JP H0810256 B2 JPH0810256 B2 JP H0810256B2
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JP
Japan
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pieces
decorative
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dial
timepiece
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藤郎 小俣
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装飾時計に関するもので
あり、特にその文字板又は時刻表示部前方に設けられた
開閉扉を複数に分割して素片とし、この素片を回動させ
ることにより文字板又は開閉扉を開閉するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の時計としては、特開平2
−157683号公報に開示されているものがあった。
この時計は、文字板を中央にて縦に二分割し、その上端
を一点で支持し、これを左右に回動させることにより文
字板を開閉してその背後に設けられている人形等の可動
飾りを現出させたり隠したりするものであった。
【0003】また、この他実開昭63−193390号
公報に開示されている時計もあり、この時計は時刻表示
部の前方に左右に開閉する扉を有し、この扉が開くと時
刻表示部を有する時計本体が前方にせり出すものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の時計におい
ては、左右に二分割した文字板又は扉を使用しているの
で、その各素片一つの重量が重くなり、大型の時計では
その駆動部に大きな負担がかかることになる。従って、
可動部分に高い強度が要求されると共に強力な駆動力を
必要としていた。
【0005】また、従来の時計においては、文字板や扉
の動きに斬新さがなく、比較的容易にその変化を予測す
ることができる。このため、外観が大きく変化した印象
を与えることができず、目新しさにも欠けていた。
【0006】本発明の目的は、可動する素片一つの重量
を削減し、また複数の素片の開閉後の外観を大きく変え
ると共に開閉後の外観上のイメージ作りも容易な、装飾
効果の高い装飾時計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾時計は、文
字板又は開閉扉を複数個に分割した素片を放射状に配置
して構成され、各素片は時刻表示部周辺に個別に設けた
各回転軸に固定され、この回転軸が回動することにより
前記文字板又は開閉扉が開閉することを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】本発明の装飾時計においては、複数の素片を回
動させ、閉じた状態では文字板、開閉扉あるいは花のつ
ぼみ等の外観となり、開いた状態では花等のイメージを
与える外観に変化する。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例に係る装飾
時計の正面図であり、それぞれ開閉扉が開いた状態と閉
じた状態を示している。
【0010】図1及び図2に示すように、時計本体の前
面には文字板4及び指針6からなる時刻表示部2が設け
られており、その周囲に5枚の素片8A〜8Eからなる
開閉扉8が設けられている。
【0011】この素片8A〜8Eは円板をその中心から
略放射状に切断した略扇形をなすように形成されてお
り、本実施例においては3辺が同一の曲線となるように
設定されている。この素片8A〜8Eは、それぞれ時刻
表示部2の外周上の等間隔をなす所にその取付部8aが
位置するように配置されており、この取付部8aは後述
する駆動機構に取り付けられている。
【0012】図1に示す状態にある素片8A〜8Eをそ
の取付部8aを中心として反時計方向に回転させると、
図2に示すように複数の素片8A〜8Eにより時刻表示
部2が覆われる。また、取付部8aを中心として時計方
向に回転させると、図1に示す状態にもどる。
【0013】この時計においては、例えば15又は30
分毎等に1回、開閉扉8を閉じるように設定すれば、時
刻表示機能を低下させることなく外観に変化性を持たせ
ることが可能である。また、この時計においては、開閉
動作及び素片8A〜8Eを花弁に見立てることにより、
時計を花、花のつぼみあるいは花が開く様子を表現して
いる。
【0014】図3は図1及び図2に示す装飾時計の内部
機構を示す中央縦断面図であり、図4は開閉扉の駆動機
構における歯車の配置状態を示す正面図である。時計本
体10は、外形が円柱形をなすケース12と、その内部
中央に取り付けられた時計機械体14と、その指針駆動
軸14aに取り付けられた指針6及びケース12の前面
に取り付けられた文字板4からなる前述した時刻表示部
2と、開閉扉8の素片8A〜8Eを駆動する駆動機構
と、から構成されている。
【0015】本実施例における開閉扉8の駆動機構は、
前述した素片8A〜8Eの取付部8aが取り付けられか
つケース12前方に突出する回転軸16A〜16Eと、
これらにそれぞれ取り付けられているピニオン18A〜
18Eと、時計機械体14の周囲に配置されピニオン1
8A〜18Eと噛み合うリング状のラック20と、この
ラック20をその内側から回転可能に支持する複数のロ
ーラ22と、駆動軸24及びこれに取り付けられラック
20に噛み合う駆動ピニオン26を介してラック20を
駆動するモータ及び減速輪列からなる駆動源28と、か
ら構成されている。
【0016】上記構成からなる時計において、駆動軸2
4が図4中反時計方向に回転されると駆動ピニオン2
6、ラック20及びピニオン18A〜18Eを介して回
転軸16A〜16Eが反時計方向に回転する。これによ
り、例えば図1に示す状態にあった素片8A〜8Eは閉
じて図2に示す状態になる。また、駆動軸24が時計方
向に回転されると、回転軸16A〜16Eは時計方向に
回転し、図2に示す状態にある素片8A〜8Eは開き、
図1に示す状態になる。
【0017】本実施例のように5枚の素片8A〜8Eで
開閉扉8を構成した場合、1枚の素片の回転角は72度
になる。従って、回転軸16A〜16Eの回転角も72
度に設定することが必要であり、このためピニオン18
A〜18E、ラック20及び駆動ピニオン26の歯数と
駆動軸24の回転数等が予め所定の値に設定されてい
る。
【0018】回転軸16A〜16Eが所定角度回転した
ときに、例えば各素片の一部に取り付けたマイクロスイ
ッチからの信号に応答して駆動源28内のモータを停止
させるように構成してもよい。
【0019】また、図5に示すように、ラック20の位
置決めを容易にし、またその回動時の位置ずれを防ぐた
め、ケース12の一部にラック20の内面の一部に接す
る突出部12aを設けてもよい。
【0020】さらに、本実施例においては、5枚の素片
8A〜8Eで開閉扉8を構成しているが、この数は任意
に決めることができるものであり、4枚、6枚、7枚等
デザインや時計の大きさ等により選択することが可能で
ある。
【0021】また、この素片を6枚に設定した場合に
は、閉じた状態において素片同士が重ならないが、5枚
等に設定した場合には、素片の一部が重なる。このた
め、図3又は図6に示すように、素片8A〜8Eの各端
部8bをそり返すことにより素片がぶつかったり擦れた
りすることを防いでいる。
【0022】さらに、本実施例においては、時刻表示部
2及び開閉扉の外形を円形に設定しているが図7に示す
ように六角形や八角形等の多角形に設定することもでき
る。この場合の各素片30A〜30Hは、閉じた状態に
あるときに外側に位置する辺30cが直線になるだけで
その他の形状や取付・駆動構造に関しては図1に示すも
のと同一である。
【0023】一方、本実施例においては、駆動源一つで
全ての素片8A〜8Eを駆動しているが、各素片を一つ
ずつ別個の駆動源で駆動してもよい。この場合には、図
3に示す駆動軸24を回転軸16A〜16Eと同様に時
刻表示部2の外周に突出させ、これに各素片を取り付け
る。このように構成すれば、各素片を一度に回動させた
り、順次回動させたり、あるいは一部のみを回動させる
等各種動作がプログラムされた制御部で各駆動源を制御
することにより、その動作をさらに変化性に富んだもの
とすることができる。
【0024】図8及び図9は本発明の他の実施例に係る
装飾時計を示す正面図である。本実施例においては、先
に説明した実施例の開閉扉の代わりに指針36と共に時
刻表示部32を構成する文字板34を5枚の素片34A
〜34Eで構成したものである。
【0025】この素片34A〜34Eも前述した実施例
と同様に、時刻表示部32の外周上に位置する取付部3
4aを中心として回動するものであり、その駆動機構も
前述した実施例と同一のものである。
【0026】本実施例における文字板34の背後には、
図9に示すように人形等の装飾体38が設けられてお
り、素片34A〜34Eが開くと目視可能となる。この
時計においては、通常文字板34を閉じた状態で使用
し、毎正時等に文字板34が開き、内部の装飾体38が
目視可能な状態になる。
【0027】この実施例においても、その素片の数は任
意に決めることができ、例えば図10に示すように6枚
にすることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、開閉扉や文字板を複数
の素片に分割し、それぞれ別個に支持しているので、各
素片の支持部分の負担を軽くすることができる。
【0029】また、開閉扉や文字板の開いている状態と
閉じている状態とでは大きくその外観が変わるので、そ
の変化を容易に推測することができず、変化性に富んだ
斬新な形態にすることができる。
【0030】さらに、素片を花弁に見立てることによ
り、その開閉で、花とつぼみ等を表現することができ、
動作によるイメージ作りをすることができる。特に、5
枚の花弁を有する花の種類が多いので、素片の形状をそ
の花弁に似せることにより、同一の構造を有する時計で
あっても、全く異なる特定の花のイメージを有する時計
を多数製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾時計の開閉扉が開
いた状態を示す正面図である。
【図2】図1に示す装飾時計の開閉扉が閉じた状態を示
す正面図である。
【図3】図1及び図2に示す装飾時計の内部機構を示す
中央縦断面図である。
【図4】図3に示す歯車の配置状態を示す正面図であ
る。
【図5】図3に示すラックの支持構造を示す正面図であ
る。
【図6】図3に示す素片の断面形状を示す断面図であ
る。
【図7】図1に示す装飾時計の時刻表示部及び開閉扉の
形状を多角形にした場合の正面形状を示す正面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例に係る装飾時計の文字板が
閉じた状態を示す正面図である。
【図9】図8に示す装飾時計の文字板が開いた状態を示
す正面図である。
【図10】図9に示す装飾時計の素片の数を6枚に設定
した場合の例を示す正面図である。
【符号の説明】
2 時刻表示部 4 文字板 6 指針 8 開閉扉 8A〜8E 素片 10 時計本体 12 ケース 14 時計機械体 16A〜16E 回転軸 18A〜18E ピニオン 20 ラック 24 駆動軸 26 駆動ピニオン 28 駆動源 30A〜30H 素片 32 時刻表示部 34 文字板 34A〜34E 素片 36 指針 38 装飾体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板又は開閉扉を複数個に分割した素
    片を放射状に配置して構成し、各素片は時刻表示部周辺
    に個別に設けた各回転軸に固定され、該回転軸が回動す
    ることにより前記文字板又は開閉扉を開閉することを特
    徴とする装飾時計。
  2. 【請求項2】 前記文字板の背後には装飾体が配設され
    ており、前記素片を回動させて文字板を開くことにより
    目視可能になることを特徴とする請求項1の装飾時計。
  3. 【請求項3】 前記素片は、駆動源と、該駆動源により
    回動されるリング状のラックと、該ラックにより回動さ
    れるピニオンと、該ピニオンが取り付けられた前記回転
    軸と、からなる駆動機構により回動されることを特徴と
    する請求項1の装飾時計。
  4. 【請求項4】 前記素片はそれぞれ別個の駆動源により
    前記回転軸が駆動されることにより回動されることを特
    徴とする請求項1の装飾時計。
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JPH04259889A JPH04259889A (ja) 1992-09-16
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